JP2011028318A - 画像形成装置、画像形成装置利用システム、画像データ生成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置利用システム、画像データ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディレクトサービスによる制約の下、ユーザの利用権限の範囲でシナリオの変更が可能な画像形成装置等を提供すること。
【解決手段】シナリオの正当性を判定するシナリオ判定手段41と、シナリオが正当である場合に配信設定に基づき画像データを配信する配信手段42と、を有する画像配信装置13に、画像データとシナリオを送信する画像形成装置100であって、利用権限情報記憶手段38と、シナリオ呼出手段37と、シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、利用権限情報により許可されているか否かを判定する実行可否判定手段35と、実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更する設定変更手段34と、変更されたシナリオをシナリオ記憶装置12に記憶させるシナリオ記憶要求手段36と、変更されたシナリオを、画像配信装置42に送信する送信手段32と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シナリオに基づき画像データを生成する画像形成装置等に関し、特に、シナリオの変更を容易にした画像形成装置、画像形成装置利用システム及び画像データ生成方法に関する。
ネットワークシステムにおいてディレクトリサービス(LANなどのコンピュータネットワーク上にあるユーザ情報、接続されているプリンタ、ファックスなどの機器を記憶し、検索可能にしたサービス。例えば「Active Directory」。)が利用されることがある。ディレクトリサービスとこれを管理する管理サーバを利用すれば、一元的にユーザと配信方法を管理できるドキュメント配信システムを実現できる。IT管理者は、管理サーバが監視する、スキャナやスキャナの搭載された機器(例えば、MFP)の機器情報や状態に基づき、シナリオ(読み取り条件設定、配信方法、配信先ユーザがまとまったもの)を登録したり、そのシナリオを利用可能なユーザを登録したりすることができるようになる。ユーザは、シナリオをMFPに設定してシナリオの条件で原稿を読み取ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、利用者IDがスキャナに入力されると、スキャナが利用者IDを、ネットワークを介してスキャンサーバに送信し、スキャンサーバは、送信されてきた利用者IDと一致する利用者IDが内部メモリに登録されているか否か判定し、登録されている場合に利用者IDに対応する読取情報をスキャナに送信する画像読み取りシステムが開示されている。
ところで、MFP等の利用に関する管理意識が高まっており、各MFPにユーザ毎の利用権限が登録されている場合がある。利用権限として、ユーザ毎に、例えば、スキャナによる読み取り時に設定可能な解像度、カラー種別、用紙サイズ等が登録されている。したがって、ユーザがシナリオをスキャンサーバからMFPに設定した場合、シナリオの内容が利用権限に抵触し、ユーザがシナリオを利用できない状況が生じうる。すなわち、シナリオを呼び出しても利用できないためディレクトサービスが有効に活用されなくなってしまう。
IT管理者がシナリオを作成する際に、全てのMFPの利用権限をユーザ毎に把握して、利用権限を越えないシナリオを作成してもよいが、作業内容が煩雑になるため実際には難しい。
一方、利用権限の範囲でユーザにシナリオの変更を認めることが考えられるが、シナリオの変更については制約が課されていることが多く、ディレクトサービスによっては利用権限の範囲であってもシナリオの変更が認められていない場合がある。この場合、ユーザは、変更したシナリオを実行してMFPを動作させても、スキャンサーバにより画像データの利用が禁止されるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ディレクトサービスによる制約の下、ユーザの利用権限の範囲でシナリオの変更が可能な画像形成装置、画像形成装置利用システム及び画像データ生成方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、当該画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置に、前記画像形成装置から送信されたシナリオが記憶されているか否かに基づき該シナリオの正当性を判定するシナリオ判定手段と、シナリオが正当である場合に配信設定に基づき画像データを配信する配信手段と、を有する画像配信装置に、画像データとシナリオを送信する画像形成装置であって、ユーザ毎に利用権限情報が記憶された利用権限情報記憶手段と、前記シナリオ記憶手段からユーザが使用可能なシナリオを呼び出すシナリオ呼出手段と、前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、前記利用権限情報により許可されているか否かを判定する実行可否判定手段と、前記実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、前記利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更する設定変更手段と、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶手段に記憶させるシナリオ記憶要求手段と、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記画像配信装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶手段に記憶させることで、画像配信装置が、シナリオ記憶装置に、前記画像形成装置から送信されたシナリオが記憶されているか否かに基づき該シナリオの正当性を判定する際、正当性があると判定することができる。
ディレクトサービスによる制約の下、ユーザの利用権限の範囲でシナリオの変更が可能な画像形成装置、画像形成装置利用システム及び画像データ生成方法を提供することができる。
画像形成装置利用システムの概略構成図の一例である。 画像形成装置利用システムの動作を模式的に示す図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 SMC、AD、画像配信サーバのハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置利用システムの機能ブロック図の一例である。 シナリオDBに登録されたシナリオの一例を示す図である。 利用権限情報DBに記憶されている利用権限情報の一例を示す図である。 変更されたシナリオが登録されたシナリオDBの一例を模式的に示す図の一例である。 画像形成装置利用システムが、画像形成装置nの能力を考慮して、シナリオを登録する手順を示すシーケンス図の一例である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例1)。 シナリオ一覧画面の一例を示す図である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例2)。 シナリオDBの遷移を説明する図の一例である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例3)。 削除問い合わせ画面の一例を示す図である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例4)。 シナリオDBの遷移を説明する図の一例である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例5)。 上書き通知画面の一例を示す図である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例6)。 変更シナリオの登録方法選択画面の一例を示す図である。 シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である(実施例7)。 シナリオ変更確認画面の一例を示す図である
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1、2を用いて、まず、本発明の概略を説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置利用システム100の概略構成図の一例を示す。画像形成装置利用システム100は、シナリオ(シナリオについては後述する)の作成を行うシナリオ作成装置11(以下、「SMC」11という)、シナリオの登録を受付けシナリオの保存を行うシナリオ登録装置12(以下、「AD」12という記載)、SMC11がシナリオを作成する際に必要になる機器の能力情報(カラーでの読み取りが可能か否か、最大解像度はいくつか、等の情報)を提供し、また原稿を読み取り、それにより生成された画像データとシナリオを画像配信サーバ14へ送出する画像形成装置1、2、3…(区別しない場合、画像形成装置13という)、画像形成装置13から送信された画像データとシナリオを受け取り、シナリオの正当性を判定した後、シナリオで指定された配信方法でその画像データの処理(他の情報処理装置への画像送信など)を行う画像配信サーバ14を有する。
なお、本実施形態では、SMC11、AD12、及び、画像配信サーバ14を別々のコンピュータとして扱うが、各装置の機能は1台又は2台のコンピュータに集約することができる。各装置の機能は、例えばアプリケーションソフトウェアとして実装でき、コンピュータであれば各装置として必要な機能を提供できる。
また、以下では、シナリオを登録する際にSMC11を操作する操作者を管理者と、シナリオを利用する際に画像形成装置13を操作する操作者をユーザという。また、本実施形態ではスキャン条件を例にするが、複写条件、プリント条件を含めても良い。
図2(a)〜(c)は、画像形成装置利用システム100の動作を模式的に示す図の一例である。
(A1)管理者はSMC11を操作することによりシナリオを作成する。シナリオについては後述するが、シナリオとは、画像形成装置13の「読み取り設定」「配信設定」「ユーザ名」「パスワード」「機種」「機器識別子」等の情報である。
SMC11は特定のOS(例えば、Windows(登録商標)VISTA、7と同等以上の機能を備えたOS)の一機能又はアプリケーションソフトウェアとして実装される「スキャナ管理コンソール」というユーザインターフェイスを有する。スキャナ管理コンソールは、管理者が画像形成装置13及びAD12と通信したり、各種の情報を設定するためのユーザインターフェイスの一態様である。SMC11と画像形成装置13は、所定のプロトコル(例えば、WS−EWS)により通信する。
シナリオを作成するためには画像形成装置13の能力情報が必要になる。このためSMC11は、管理者の操作を受け付け、画像形成装置13にその画像形成装置13が有している能力情報や状態を問い合わせる(図2(a))。
(A2)SMC11が画像形成装置13に対してその画像形成装置13が有している能力情報の提供を要求すると、要求に応じて画像形成装置13はSMC11に対して自機の能力情報を提供する。なお、SMC11が画像形成装置13の能力情報を受け取るのは管理者がシナリオ作成の操作を行う前でもよいし、シナリオ作成を行おうとした時でもよい。
SMC11は画像形成装置13から受信した能力情報をディスプレイに表示する。管理者は、能力情報による能力を超えない範囲で、読み取り設定を登録することができる。また、管理者は、配信設定、その読み取り設定を使用するユーザの「ユーザ名」「パスワード」等を登録する。
(A3)そして、SMC11は各種の情報が登録されたシナリオをAD12に登録する。AD12はこれを保存する(記憶する)。AD12は、複数のネットワークに接続されたPC、スキャナ、プリンタ、複写機、ファクシミリ等を、ドメイン(ユーザーとコンピュータの管理単位)の階層構造として管理する。例えば、あるPCから接続可能なスキャナ等を規定することができる。ここまでがシナリオ登録に関する処理の流れである。
後述するように、ある画像形成装置1について1つのシナリオが生成されると、SMC11は、そのシナリオを他の画像形成装置2、3…に適用して新しいシナリオを作成する。したがって、1つの画像形成装置1のシナリオがAD12に登録されると、他の画像形成装置2、3…でも、同じことができるシナリオを自動でAD12に登録することができる。
次に、シナリオの利用に関する流れを説明する(図2(b)(c))。
(B1)ユーザは画像形成装置13に認証操作を入力し(ログインし)、画像形成装置13はAD12から、ログインしたユーザが利用できるシナリオを取得する。シナリオにはそのシナリオを使用可能なユーザが対応づけられているため、画像形成装置13には画像形成装置13を利用するユーザに対応づけられたシナリオのみが送出される。
(B2)ユーザは、画像形成装置13の操作パネル57からシナリオを選択し、スタートキーを押下することで原稿をスキャンする。以下、シナリオに基づき画像形成装置13が動作することを「シナリオを実行する」という。
(B3)シナリオを実行する際、画像形成装置13は、利用権限情報DB38から該ユーザの利用権限を参照し、シナリオが利用権限の範囲内か否かを判定する。利用権限の範囲内の場合、画像形成装置13は、そのままシナリオを実行する。利用権限の範囲内でない場合、画像形成装置13は、利用権限を越えないようにシナリオを変更してから実行する。したがって、シナリオが利用権限の範囲内でなくても、利用権限を超えない範囲で、ユーザはシナリオを実行することができる。
(B4)そして、本実施形態の画像形成装置利用システム100は、画像形成装置13が変更したシナリオをAD12に登録することに特徴がある。
(B5)画像形成装置13は、変更したシナリオを読み取り条件に設定して読み取った画像データ及び変更されたシナリオを画像配信サーバ14に送信する。画像形成装置13と画像配信サーバ14は、所定のプロトコル(例えば、WS−EWS)により通信する(図2(c))。
(B6)画像配信サーバ14は、画像データと共に受信したシナリオが、AD12に登録されているか否かを判定する。この判定により、シナリオとして登録されていない画像形成装置13の利用を排除して、画像形成装置13の利用を管理している(シナリオの正当性判定)。
したがって、画像形成装置13が変更したシナリオをAD12に登録することで、画像配信サーバ14が、画像データと共に受信したシナリオが、AD12に登録されているか否かを判定する際、シナリオが正当であると判定され、画像配信サーバ14は画像データを配信することができる。すなわち、正当性を判定するという制約があっても、ユーザの利用権限の範囲でシナリオを変更することができる。
(B7)画像配信サーバ14は、シナリオに記載されている配信設定(配信方法、配信先)に基づき画像データを配信するなどの処理を行う。図示するように、配信方法は、例えば「Scan To E−mail」、「Scan To FileShare」、「Scan To SharePoint」等である。
〔画像形成装置13のハードウェア構成〕
図3は、画像形成装置13のハードウェア構成図の一例を示す。画像形成装置13は、スキャナ69、プリンタ67及びFAX制御ユニット68を有するMFP(Multifunction Peripheral)である。本実施形態では、MFPであるとして説明するが、最低限、スキャナ69を搭載していればよい。
画像形成装置13は、さらに、コントローラ51と操作パネル57を有する。コントローラ51は、CPU52と,システムメモリ54と,NB(ノースブリッジ)53と、SB(サウスブリッジ)59と,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)58と,ローカルメモリ55と,HDD56と、NIC(ネットワークインターフェイスカード)61と,USBデバイス62と,IEEEデバイス63と、セントロニクスデバイス64とを含む。
記憶媒体65は、例えば、USBデバイス62に脱着可能であり、記憶媒体65に記憶されたプログラム66は、記憶媒体65からHDD56にインストールされる。また、プログラム66は、不図示のサーバからNIC61を経由してHDD56にインストールされてもよい。
CPU52は、画像形成装置13の全体制御を行うものである。例えばCPU52は、OS上にプロセスを起動して実行させる。NB53はブリッジである。SB59は、PCIバスとROMや周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。システムメモリ54は、画像形成装置13の描画用メモリなどとして用いるメモリである。ローカルメモリ55は、コピー用画像バッファ,符号バッファとして用いるメモリである。
ASIC58は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD56は、画像データ,文書データ,プログラム66,フォントデータ等の蓄積を行うストレージ(補助記憶装置)の一例である。NIC61は、画像形成装置13をネットワークに接続するインターフェイス機器である。また、USBデバイス62,IEEE1394デバイス63およびセントロニクスデバイス64は、それぞれの規格に準じたインターフェイスであり、PCと接続され印刷データ等を受信する。
操作パネル57は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行う操作部であり、タッチパネルを一体に有すると共に、タッチパネルの周囲にハードキーを有する。プリンタ67は、白黒プロッタ及び/又はカラープロッタであり、印刷ジョブデータやスキャナ69が読み取った画像データに基づき、1ページ毎の画像を形成し、用紙に転写する。例えば、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、感光ドラム等に形成したトナー画像を用紙に転写し、定着装置により熱と圧力により定着して出力する。
また、スキャナ69は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に走査して、その反射光をA/D変換して、像域分離、地肌除去処理、γ変換、孤立点除去処理、色変換処理、変倍処理などの画像処理を施し所定の解像度のデジタルデータに変換し画像データを生成する。
FAX制御ユニット68は、NCU(Network Control Unit)を介して公衆通信網に接続し、例えばG3、G4規格のファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)等に従いファクシミリの送受信を行う。なお、FAX制御ユニット68はメモリを有しており、例えば画像形成装置13の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するためにこのメモリに記憶する。
〔SMC11、AD12、画像配信サーバ14のハードウェア構成〕
SMC11、AD12、及び、画像配信サーバ14は、いずれもパーソナルコンピュータ、ワークステーション等を実体とするコンピュータである。コンピュータとしてのハードウェア構成は、三者に共通なので、SMC11を例にして説明する。
図4は、SMC11、AD12、画像配信サーバ14のハードウェア構成図の一例である。SMC11は、CPU71と、メモリ72である各種のROMやRAMとが、バスラインで接続された構造を有する。このバスラインには、所定のインターフェイスを介して、大容量の記憶装置であるHDD75、マウスやキーボードなどの入力装置76と、LCDやCRTなどのディスプレイ80を接続するモニタ制御部77と、光ディスクなどの記憶媒体78を読み取る記憶媒体読取装置73が接続され、また、インターネットなどのネットワークやUSBなどの外部機器と通信を行なう所定のネットワーク装置74が接続されている。
SMC11のHDD75には、シナリオを自動的に作成するプログラム79(SMC11の場合)、シナリオを登録するためのプログラム79(AD12の場合)、又は、画像データを配信するためのプログラム79(画像配信サーバ14の場合)がそれぞれ記憶されている。このプログラム79は、記憶媒体78から記憶媒体読取装置73により読み取られ、又は、インターネットなどのネットワークからダウンロードされるなどして、HDD75にインストールされたものである。インストールによりSMC11は、管理者がシナリオを作成すること、及び、自動的に作成することが可能になる。
SMC11のCPU71は、HDD75に記憶しているプログラム79を読み出し、メモリ72のRAMを作業メモリにして実行することで、シナリオ統括部21、シナリオ作成部25、能力交換部22、シナリオ自動作成部24及び機器検索部23を実現する。
同様に、AD12のCPU71は、HDD75に記憶しているプログラム79を読み出し、メモリ72のRAMを作業メモリにして実行することで、図5のシナリオ登録部26、シナリオ検索部29を実現する。同様に、画像配信サーバ14のCPU71は、HDD75に記憶しているプログラム79を読み出し、メモリ72のRAMを作業メモリにして実行することで、図5のシナリオ判定部41及び画像配信部42を実現する。
ネットワーク装置74は、例えば、TCP/IPをプロトコルにして通信するため、物理層とデータリンク層の通信接続を、SMC11、AD12、画像配信サーバ14及び画像形成装置13、それぞれの間で確立する。例えば、AD12と画像形成装置13の間は、TCP/IPの上位層の、例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol )をプロトコルにして通信する。LDAPは、ディレクトリサービスでは汎用的なプロトコルで、画像形成装置13からAD12のシナリオを検索する際に利用される。
なお、上記のように、SMC11、AD12、及び、画像配信サーバ14を1つのコンピュータに実装してもよい。SMC11とAD12を1つのコンピュータに実装し、画像配信サーバ14を別のコンピュータに実装してもよい。また、SMC11と画像配信サーバ14を1つのコンピュータに実装し、AD12を別のコンピュータに実装してもよい。また、AD12と画像配信サーバ14を1つのコンピュータに実装し、SMC11を別のコンピュータに実装してもよい。
〔画像形成装置利用システム100の機能構成〕
図5は、画像形成装置利用システム100の機能ブロック図の一例を示す。
〔シナリオ〕
まず、図6を用いてシナリオについて説明する。図6は、後述するシナリオDB28に登録されたシナリオの一例を示す図である。シナリオには、「読み取り設定」「配信設定」「ユーザ名」「パスワード」「機種」「機器識別子」が登録される。「読み取り設定」は、「解像度」「濃度設定」「カラー種別」「用紙サイズ」の各情報が登録される。「配信設定」には「配信方法」と「配信先」が登録される。ユーザ名はユーザを識別するためのものであり、パスワードは画像形成装置13にログインしているユーザを認証するためのものである。
機器識別子は、画像形成装置13ごとに固有の値である。機器識別子は、シナリオDB28に登録されたシナリオがどの画像形成装置13用に生成されたものかを示す。換言すると、機器識別子に示される画像形成装置13により、登録されたシナリオが利用可能となる。
画像形成装置13はAD12からシナリオを取得すると、スキャナ69を動作させるパラメータとして設定する。このパラメータが「解像度」「濃度設定」「カラー種別」「用紙サイズ」の各読み取り条件に対応して設定されたものである。したがって、ユーザが画像形成装置13の操作パネル57を操作して「解像度」「濃度設定」「カラー種別」「用紙サイズ」を設定しなくても、画像形成装置13が原稿を読み取り、画像データを生成することができる。なお、ユーザが、操作パネル57を操作して、シナリオにより設定された読み取り設定の一部又は全てを変更することができるか否かは、ディレクトサービスの設計ポリシーに依存する。本実施形態では、シナリオが変更されることにより、画像配信サーバ14に画像データと共に送信されたシナリオが、変更の結果、AD12に記憶されたシナリオと異なる場合、画像配信サーバ14は画像データを配信しないようになっている。
また、画像データとシナリオが画像配信サーバ14に送信されると、画像配信サーバ14はシナリオの正当性の判定の後、シナリオの配信設定に従い画像データを配信する。このように、シナリオは画像データの生成方法から配信方法までを規定する規定条件となる。
<SMC11>
SMC11は、シナリオ統括部21、能力交換部22、機器検索部23、シナリオ自動作成部24及びシナリオ作成部25とを有する。SMC11は、シナリオを作成してAD12に登録する。作成方法は2つあり、1つは管理者がSMC11を操作してシナリオを作成する方法で、もう1つは管理者が作成したシナリオと同じシナリオをSMC11が自動作成する方法である。
能力交換部22は画像形成装置13の能力情報を取得する。能力情報はシナリオの「読み取り設定」と同等の情報である。このため、能力交換部22は、ネットワークに接続されている画像形成装置13の設置情報が必要になる。設置情報とは、ネットワークに接続されている画像形成装置13と通信するための情報であり、例えば、画像形成装置13の機器識別子、機種、MACアドレス、IPアドレス等である。そこで、能力交換部22は、機器検索部23に、検索対象のネットワーク内の画像形成装置13の情報の提供を要求する。
機器検索部23は、ネットワーク内にある検索対象の画像形成装置13の設置情報を取得する。機器検索部23は、管理者が設定した検索範囲のネットワークから、上記のように、WS−EWSプロトコルを使って、画像形成装置13例えば実行統括部31に設置情報を要求する。検索対象の画像形成装置13を、例えば、スキャナ機能を有する機器に限定してもよい。
なお、機器検索部23による画像形成装置13の検索には例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用してもよい。SNMPは、ネットワークに接続された機器をネットワーク経由で監視することによってネットワークシステムを管理するプロトコルである。機器検索部23は、検索要求をネットワーク内に例えば同報的に送信する。
各画像形成装置13は、MIB(Management Information Base)2と呼ばれるデータベースに機器情報を記憶している。画像形成装置13は、検索要求に対し、機器情報から設置情報を抽出し機器検索部23に送信する。したがって、この態様では、SMC11がSNMPプロトコルにおけるSNMPマネージャに、画像形成装置13がSNMPエージェントにそれぞれ相当する。
設置情報を取得した機器検索部23は、設置情報を能力交換部22に送出する。能力交換部22は、設置情報(特に、機器識別子、機種、MACアドレスやIPアドレス)を用いて、ネットワーク内の各画像形成装置13に能力情報を要求する。検索時と同様に、WS−EWSプロトコルやSNMPとMIB2を利用してもよいし、HTTP、FTP等のプロトコルを利用してよい。
シナリオ統括部21は、シナリオ作成に関する制御部となる。具体的には能力交換部22から画像形成装置13の能力情報を取得し、それをもとにシナリオ作成部25にシナリオ作成を依頼する。例えば、管理者がSMC11で画像形成装置1のシナリオを作成した場合、シナリオ統括部21は、管理者が作成したシナリオを、シナリオ作成部25に送出する。シナリオ作成部25は、シナリオを所定のフォーマットに形成して、メモリ72やHDD75に記憶する。また、シナリオ統括部21は、シナリオ作成部25が作成したシナリオを登録するよう、AD12のシナリオ登録部26に要求する。
また、画像形成装置1以外の画像形成装置2、3…(以下、画像形成装置n(n=2,3、4…)という)についてシナリオを作成する場合、シナリオ統括部21はシナリオ作成部25が作成したシナリオをシナリオ自動作成部24に送出する。シナリオ自動作成部24は、シナリオ作成部25にシナリオの作成を要求する。このように、シナリオ自動作成部24とシナリオ作成部25が一体となってシナリオを自動作成する。なお、シナリオ作成部25は、管理者が作成したシナリオの複製を、画像形成装置nのシナリオとして生成する。
自動作成の手順はあくまで一例であり、例えば、シナリオ自動作成部24がシナリオを自動作成してもよい。本実施形態では、管理者がSMC11を操作してシナリオを設定することをシナリオの作成と、SMC11が、管理者が作成したシナリオからシナリオを作成することを自動作成という。
シナリオ統括部21は、いくつかの態様で、画像形成装置n用のシナリオを自動作成する。
a.画像形成装置nの能力を考慮しないでシナリオを作成する。
b.画像形成装置nの能力を考慮してシナリオを作成する。
b1.画像形成装置1と同一機種の画像形成装置nについてシナリオを作成する。
b2.画像形成装置1と同一スペックの画像形成装置nついてシナリオを作成する。
「b」の態様の場合、シナリオ作成部25は、画像形成装置nのシナリオを作成するか否かを判定し、シナリオを作成すると判定した場合に、シナリオ自動作成部24にシナリオの作成を要求する。「b」のように能力を考慮することで、画像形成装置nの有していない能力が、画像形成装置nのシナリオに含まれないようすることができる。
同一機種又は同一スペックか否かを判定することで、例えば、管理者によりシナリオが作成された画像形成装置1ではカラー印刷が可能だが、画像形成装置nの能力情報によるとカラー印刷ができない場合、シナリオ統括部21は画像形成装置nのシナリオを作成しないと判定する。また、例えば、管理者によりシナリオが作成された画像形成装置1では600dpiによる読み取りが可能だが、画像形成装置nの能力情報によると400dpiの読み取り解像度が上限の場合、シナリオ統括部21は画像形成装置nのシナリオを作成しないと判定する。
<AD12>
AD12は、シナリオ登録部26とシナリオ検索部29を有し、シナリオ登録部26はシナリオDB28と接続されている。AD12のシナリオ登録部26は、SMC11のシナリオ統括部21から登録が要求されたシナリオを受信して、シナリオDB28に登録する。登録とは、画像形成装置13から検索可能な状態で記憶することをいう。シナリオ登録部26は、登録したシナリオを、HDD75やSDD(Solid State Drive)を実体とするシナリオDB28に記憶する。
なお、シナリオ登録部26は、画像形成装置13のシナリオ登録要求部36からシナリオの登録要求とシナリオを受け付け、そのシナリオをシナリオDB28に登録する。登録方法には、新規に登録する方法と上書きして登録する方法がある。
シナリオ検索部29は、画像形成装置のシナリオ呼出部からユーザ名を受け取り、そのユーザ名に対応づけられたシナリオを検索し、検索にヒットした全てのシナリオをシナリオ呼出部に送信する。
同様に、シナリオ検索部29は、後述する画像配信サーバ14のシナリオ判定部41からユーザ名を受け取り、そのユーザ名に対応づけられたシナリオを検索し、検索にヒットした全てのシナリオをシナリオ判定部41に送信する。
<画像形成装置13>
画像形成装置13は、シナリオ呼出部37、実行統括部31、データ送信部32、原稿読取部33、設定変更部34、実行可否判定部35、及び、シナリオ登録要求部36、を有する。なお、実行可否判定部35には利用権限情報DB38が接続されている。各機能ブロックは、画像形成装置13のCPU52がプログラム66を実行することで実現される。
画像形成装置13は、AD12から受信したシナリオの一覧を操作パネル57に表示する。ユーザがいずれかのシナリオを選択すると、画像形成装置13はそれを受け付け、スキャナアプリにシナリオを送出する。これにより、シナリオと同じ読み取り条件が画像形成装置13に設定される。
ユーザが「スタート」キー等を押下すると、スキャナ69は、スキャナアプリがシナリオに基づき設定した読み取り設定にしたがい動作する。
実行統括部31は、シナリオの呼び出しから画像データの送信までの一連の処理を統括して制御する。シナリオ呼出部37はAD12のシナリオ検索部29を介してシナリオDB28にアクセスし、登録されているシナリオを呼び出す。シナリオ呼出部37は、画像形成装置13の機器識別子と画像形成装置13を使用するユーザのユーザ名をキーにして、シナリオDB28からシナリオを呼び出す。なお、AD12は、ユーザを認証するためのユーザ情報を記憶している。ユーザ情報は、ユーザを一意に識別するユーザ名、及び、パスワード等が登録されている。AD12は、ユーザ名とパスワードに基づくユーザの認証が成立するか否かを判定する。ユーザ名とパスワートは、画像形成装置13にログインする際にユーザが画像形成装置13に入力している。認証が成立すると、シナリオ検索部29は、シナリオDB28からユーザ名と画像形成装置13の機器識別子が対応づけられたシナリオを読み出して画像形成装置13に送信する。
実行可否判定部35は、利用権限情報DB38を参照して、画像形成装置13にログインしているユーザの権限でシナリオに登録されている設定が実行可能か否かを判定する。図7(a)は、利用権限情報DB38に記憶されている利用権限情報の一例を示す図である。利用権情報DBには、ユーザ名に対応づけて、「解像度」「カラー種別」「用紙サイズ」「パスワード」が登録されている。
ユーザが選択したシナリオが、例えば図7(b)のようであった場合、実行可否判定部35はシナリオの「解像度」「カラー種別」「用紙サイズ」が、利用権限情報で利用が許可される範囲内か否かを判定する。シナリオはユーザ名「CCC」のユーザ用に作成されたものなので、実行可否判定部35は利用権限情報DB38からユーザ名「CCC」の利用者権限情報を読み出す。図7(a)では、ユーザ名「CCC」のユーザが設定できる「解像度」は「100dpi」であり、「カラー種別」は「白黒」、「用紙サイズ」は「A3SEF」である。これに対しシナリオに登録された解像度は「600dpi」、カラー種別は「カラー」、用紙サイズは「A3SEF」である。
このため、実行可否判定部35は、「解像度」と「カラー種別」において、シナリオがユーザの利用権限を超えているため、実行できないと判定する。
図5に戻り、設定変更部34はユーザの利用権限内で実行可能な設定にシナリオを変更する。図7(a)(b)の例では、ユーザ名「CCC」のユーザは「解像度」が「100dpi」で「カラー種別」が「白黒」なら利用権限情報により許可されている。そこで、設定変更部34は、シナリオ呼出部37が呼び出したシナリオの「解像度」を「100dpi」に、「カラー種別」を「白黒」にそれぞれ変更する。
図7(c)は変更されたシナリオの一例を示す。このような変更は、利用権限情報の「解像度」と「カラー種別」の内容を、シナリオの「解像度」と「カラー種別」の内容に設定することと同じである。シナリオを該ユーザの利用権限を超えないように変更することで、このユーザはシナリオを実行できるようになる。
なお、以下では、設定変更部34が変更したシナリオであって画像データと共に画像配信サーバ14に送信されたシナリオを「添付された変更シナリオ」と、設定変更部34が変更したシナリオであってシナリオDB28に新たに登録されたシナリオを「新規のシナリオ」と、設定変更部34が変更したシナリオであってシナリオDB28に上書きして登録されたシナリオを「上書き登録されたシナリオ」と、シナリオDB28に登録されている変更の対象となったシナリオを「元のシナリオ」という。
シナリオ登録要求部36は、設定変更部34が変更した図7(c)のシナリオをシナリオDB28に登録するよう、AD12のシナリオ登録部26に要求する。これにより、画像配信サーバ14は、シナリオが正当であると判定することができる。
図8は、シナリオが新規に登録されたシナリオDB28の一例を模式的に示す図の一例である。図6と比べてシナリオ3(変更)が新たに登録されている。
原稿読取部33は、変更されたシナリオに基づき原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。データ送信部32は原稿読取部33が生成した画像データ、及び、図7(c)のシナリオを画像配信サーバ14に送信する。
ユーザが画像形成装置13でシナリオの設定を変更して実行する場合、従来であれば、AD12のシナリオをSMC11から修正して登録しなおし、さらに画像形成装置13からシナリオの呼び出しをやりなおさなければならなかった。本実施形態では、画像形成装置13でシナリオの修正、再登録が可能なので、利便性を向上させることができる。
<画像配信サーバ14>
画像配信サーバ14は、シナリオ判定部41と画像配信部42を有する。シナリオ判定部41は、AD12のシナリオ検索部29に問い合わせて、画像形成装置13から画像データと共に受信した、添付された変更シナリオの正当性を判定する。すなわち、シナリオ判定部41は、添付された変更シナリオに含まれるユーザ名をシナリオ検索部29に送信し、そのユーザ名に対応して登録されたシナリオを問い合わせる。シナリオ検索部29は、ユーザ名に対応して登録されたシナリオをシナリオ判定部41に送信する。シナリオ判定部41は、画像形成装置13から受信したシナリオと同じシナリオが、シナリオ検索部29から受信したシナリオの中に存在するか否かに基づき、シナリオの正当性を判定する。上記のように、変更された図7(c)のシナリオが画像配信サーバ14に送信され、新規のシナリオとしてシナリオDB28に登録されているので、シナリオ判定部41は、同一のシナリオが登録されていると判定すること、すなわち、画像形成装置13から受信した添付されたシナリオに正当性があると判定できる。
なお、正当性はAD12側で行ってもよい。この場合、シナリオ判定部41は添付されたシナリオをAD12のシナリオ検索部29に送信し、シナリオ検索部29が新規のシナリオと一致するか否か(添付された変更シナリオと同じ新規のシナリオが記憶されているか否か)を判定する。シナリオ判定部41は判定結果を受信する。
画像配信部42は、シナリオ判定部41により正当性が確認された場合、シナリオに記載されている配信方法、配信先に基づき画像データの配信処理を行う。すなわち、画像配信部41は、シナリオの配信設定を参照し、登録された配信方法(FTP、SMB(Server Message Block)、E−Mail等)で、配信先に画像データを配信する。
〔動作手順〕
<登録手順>
図9を用いて、まず、SMC11からAD12にシナリオを登録する手順を説明する。図9は、画像形成装置利用システム100が、画像形成装置nの能力を考慮しないで、シナリオを登録する手順を示すシーケンス図の一例である。画像形成装置nの能力を考慮した場合でも、シナリオが自動作成される点で同様なので説明は省略する。
まず、管理者は、SMC11を操作してスキャナ管理コンソールを立ち上げる。そして、シナリオ統括部21に対し、シナリオ作成開始を要求する(S101)。ユーザは、マウスやキーボードを操作して、シナリオ作成開始の指示するボタン等を押下する。シナリオ統括部21は、シナリオ作成開始の要求を受け付ける。
シナリオ統括部21は、能力交換部22に対し、ネットワークに接続された全機器の能力情報の取得を要求する(S102)。すると、能力交換部22は、機器検索部23に対し、画像形成装置利用システム100にネットワークを介して接続されている画像形成装置13の一覧を検索する機器一覧検索を要求する(S103)。
機器検索部23は、画像形成装置利用システム100に接続されている画像形成装置13の検索を行う(S104、S105)。図では2つの画像形成装置1,2に対し検索しているが、画像形成装置1、2の数はいくつでもよい。検索されたことを検出した画像形成装置1,2はそれぞれ設置情報を機器検索部23に送信する。機器検索部23は、設置情報を取得した全ての画像形成装置1,2を含む機器一覧を生成する。機器一覧には、設置情報(機器識別子、機種、MACアドレスやIPアドレス等)が含まれている。
機器検索部23は、能力交換部22に対し、ネットワークに接続されている画像形成装置1,2の検索結果をまとめた機器一覧を通知する(S106)。
ついで、能力交換部22は、機器一覧を基に、画像形成装置利用システム100に接続されている画像形成装置1,2に、画像形成装置1,2の能力情報を送信するよう要求する(S107、S109)。
すると、画像形成装置1,2は、例えばMIB2から自己の能力情報を読み出し、それぞれ能力交換部22に送信する(S108、S200)。以上で、能力交換部22が、ネットワークに接続された画像形成装置1,2の能力情報を取得できた。
能力交換部22は、シナリオ統括部21に対し、取得した画像形成装置1,2の能力情報をまとめて通知する(S201)。
シナリオ統括部21は、管理者に対し、シナリオ作成候補機器を表示する(S202)。すなわち、画像形成装置1,2の機器識別子、機種等を一覧にしてSMC11のディスプレイ80に表示する。ユーザは、機器識別子や機種をクリックする等して、各画像形成装置1,2の能力情報をディスプレイ80に表示する。
管理者は、シナリオ作成候補機器と能力情報を見て、シナリオ統括部21に対し、シナリオ作成を指示する(S203)。指示の内容は、画像形成装置1,2を指定する情報である。指示することで、シナリオ統括部21はその画像形成装置1又は2(ここでは、画像形成装置1が指示されたものとする)の能力情報をディスプレイ80に表示する。これにより、管理者は画像形成装置1の能力の範囲でシナリオを作成できる。
また、管理者は読み取り時の「解像度」「濃度設定」「カラー種別」「用紙サイズ」を設定することができる。SMC11は、能力情報の範囲で「解像度」「濃度設定」「カラー種別」「用紙サイズ」のそれぞれについて管理者の操作に応じて設定可能な値をプルダウン表示し、その中から所望の値を選択する。読み取り設定に所望の値を直接設定してもよい。また、管理者は、「配信方法」「配信先」「ユーザ名」「パスワード」を設定する。登録すべき内容は、管理者にとって既知である。
シナリオ統括部21は、シナリオ作成部25に対し、管理者が設定したシナリオを作成するための情報を通知し、シナリオ作成を要求する(S204)。シナリオ作成部25は、シナリオの各項目に必要な情報が登録されているか否か、使用禁止文字の有無等をチェック等をした後、シナリオを所定のフォーマットに形成して、シナリオ統括部21に送信する(S205)。この時、シナリオ統括部21は、このシナリオをディスプレイ80に表示して、管理者の確認を受けても良い。
そして、シナリオ統括部21は、AD12のシナリオ登録部26に対しシナリオを送信して、シナリオの登録を要求する(S206)。シナリオ登録部26は、シナリオをシナリオDB28に登録(記憶)する。以上により、シナリオが作成され、AD12に登録された。
続いて、特徴部の1つであるシナリオの自動作成について説明する。スキャナ管理コンソールには、プログラム79が一体に含まれており、ステップS25に続いて、SMC11は自動的に以下のステップを実行する。
シナリオ統括部21は、管理者がシナリオを作成しなかった画像形成装置nについて、シナリオを作成するようシナリオ自動作成部24に要求する(S207)。ここで、シナリオ統括部21は、画像形成装置1について作成したシナリオと画像形成装置1の機器識別子、及び、シナリオを自動作成する対象となる画像形成装置nの機器識別子をシナリオ自動作成部24に通知する。この他、シナリオ統括部21は、各画像形成装置13の能力情報をシナリオ自動作成部24に送信してもよい。
そして、シナリオ自動作成部24は、シナリオ作成部25に対しシナリオの作成を要求する(S208)。このとき、シナリオ自動作成部24は、シナリオと画像形成装置1の機器識別子、及び、シナリオを自動作成する対象となる画像形成装置nの機器識別子をシナリオ作成部25に送出する。
シナリオ作成部25は、シナリオ自動作成部24から指示された画像形成装置nについてシナリオを作成する(S209)。具体的には、シナリオ自動作成部24は画像形成装置1のシナリオと同じシナリオを、機器識別子だけを変えて生成する。シナリオ作成部25は、生成したシナリオをシナリオ自動作成部24に通知する。
シナリオ自動作成部24は、シナリオをAD12のシナリオ登録部26に送信する(S300)。これにより、シナリオ登録部26は、画像形成装置nについて画像形成装置1と同じシナリオを登録できたことになる。
<変更、正当性判定手順>
図10は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは画像形成装置13の操作パネル57を操作して、AD12からシナリオを呼び出すように操作する(S1)。すでにユーザは、ユーザ名及びパスワードを操作パネル57から入力するか、ICカードを画像形成装置13に読み取らせているので、画像形成装置13にログインしている。
実行統括部31はこの操作を受け付けて、シナリオ呼出部37にシナリオの呼出を要求する(S2)。実行統括部31は、ステップS1のログイン操作をそのままシナリオの呼出の要求として受け付けてもよい。実行統括部31はユーザ名とパスワードをシナリオ呼出部37に送出する。
シナリオ呼出部37は、ユーザ名とパスワードをAD12に送信し認証を求め、さらに画像形成装置13の「機器識別子」を送出して該ユーザ名のユーザが使用できるシナリオをシナリオ検索部29に検索要求する(S3)。シナリオ検索部29は、「ユーザ名」と画像形成装置13の「機器識別子」をキーにしてシナリオDB28を参照し(S4)、この「ユーザ名」が対応づけられた全てのシナリオをシナリオDB28から読み出す(S5)。
シナリオ検索部29は、読み出したシナリオ(シナリオ群)をシナリオ呼出部37に送信する(S6)。シナリオ呼出部37は、全てのシナリオを実行統括部31に送出する(S7)。
実行統括部31は、シナリオの一覧を生成し操作パネル57に表示する(S8)。
図11は、操作パネル57に表示されたシナリオ一覧画面301の一例を示す。シナリオ一覧画面301は、「どのシナリオを実施しますか?」のメッセージと共に、シナリオ一覧302と「OK」ボタン302を有する。
シナリオ一覧302には「シナリオ+番号」が表示されているが、例えば、ユーザが分かりやすい名称等を表示してもよい。また、ユーザが不図示の詳細ボタンを押下すると、各シナリオの詳細な内容が操作パネル57に表示される。シナリオの内容を確認したユーザが、シナリオ一覧302から1つのシナリオを押下するとそのシナリオが反転表示される。この状態で、ユーザが「OK」ボタン303を押下すると、実行統括部31が選択されたシナリオの実行要求を受け付ける(S9)。
図10に戻り、実行統括部31は、シナリオが実行可能か否かを判定するよう実行可否判定部35に要求する(S10)。実行統括部31は判定のためシナリオを実行可否判定部35に送出する。
実行可否判定部35は、ユーザが選択したシナリオの「解像度」「カラー種別」「用紙サイズ」が、図7(a)の利用権限情報で利用が許可された範囲内か否かを判定する。シナリオが実行可能の場合、画像形成装置13はそのままシナリオに基づき原稿の読み取りを実行する。実行統括部31は、具体的にはステップS20以下の処理に進む。
実行可否判定部35が、ユーザが選択したシナリオはユーザの利用権限では実行できない(NG)と判定した場合(S11)、実行統括部31は、シナリオを変更するよう設定変更部34に要求する(S12)。実行統括部31は、変更のため、ユーザの選択したシナリオを設定変更部34に送出する。
設定変更部34は、ユーザがシナリオを実行できるように変更する。具体的には、設定変更部34は、シナリオのうち利用権限を超えている読み取り設定の項目(「解像度」「カラー種別」「用紙サイズ」)を、利用権限情報の読み取り設定で置き換える。設定変更部34は、変更したシナリオを実行統括部31に送出する(S13)。
実行統括部31は、変更されたシナリオをシナリオ登録要求部36に送出する(S14)。シナリオ登録要求部36は、AD12のシナリオ登録部26にシナリオを送信し該シナリオの登録を要求する(S15)。シナリオ登録部26は、受信したシナリオを新規にシナリオDB28に登録する(S16)。すなわち、シナリオDB28には該ユーザのシナリオが1つ増える。
シナリオ登録部26は、シナリオの登録結果を取得して(S17)、登録結果をシナリオ登録要求部36に送信する(S18)。また、シナリオ登録要求部36は登録結果を実行統括部31に送出する(S19)。
ついで、実行統括部31は、変更されたシナリオに従った原稿の読み取りを原稿読取部33に要求する(S20)。原稿読取部33はシナリオの読み取り設定を、スキャナ69を動作させるパラメータとして設定し、原稿を読み取り画像データを生成する。原稿読取部33は画像データを実行統括部31に送出する(S21)。
実行統括部31は、画像データと変更されたシナリオをデータ送信部32に送信する(S22)。データ送信部32は画像データと変更されたシナリオを画像配信サーバ14の画像配信部42に送信する(S23)。
画像配信部42は、添付された変更シナリオの正当性を判定するようシナリオ判定部41に要求する(S24)。画像配信部42は、添付された変更シナリオをシナリオ判定部41に送出する。
シナリオ判定部41は、添付された変更シナリオに含まれる「ユーザ名」をAD12のシナリオ検索部29に送出すると共に、この「ユーザ名」に対応づけられたシナリオの検索を要求する(S25)。シナリオ検索部29は、この「ユーザ名」に対応づけられたシナリオをシナリオDB28から検索する(S26)。シナリオ検索部29は、シナリオDB28から読み出したシナリオを取得して(S27)、そのシナリオ(複数ある場合は全て)をシナリオ判定部41に送信する(S28)。
シナリオ判定部41は、画像データと共に送信された添付された変更シナリオと、シナリオ検索部29から送信されたシナリオが同じか否かを判定し、判定結果を画像配信部42に送出する(S29)。ステップS16で新規のシナリオがシナリオDB28に登録されているので、この判定結果はOKとなる。
画像配信部42は、画像データの配信の受付が正常に完了したことを示す受け付け結果を画像形成装置13のデータ送信部32に送信する(S30)。また、データ送信部32は、受け付け結果を実行統括部31に送出する(S31)。なお、画像配信部42は、ステップS29の後、シナリオの配信設定に従い画像データを配信する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置利用システム100は、画像形成装置13で変更した内容のシナリオを新規のシナリオとしてAD12に登録するため、SMC11からシナリオの設定を変更する手間が省くことができる。すなわち、シナリオの正当性を判定することで画像形成装置13の利用が管理された状態で、ユーザの利用権限の範囲でシナリオを変更して、原稿の読み取りを実行できるので、画像形成装置利用システム100の利便性を向上できる。
実施例1では、変更されたシナリオを新規にシナリオDB28に登録した。本実施例では、この登録した新規のシナリオを、画像配信サーバ14がシナリオの正当性を判定した後に削除する画像形成装置利用システム100について説明する。
図12は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。図示するように、画像形成装置13は、新たにシナリオの削除を要求するシナリオ削除部39を有する。なお、図12において図10と同一ステップには同一のステップ番号を付しその説明は省略する。図12では、ステップS31までの処理は実施例1と同様である。
図13は、シナリオDB28の遷移を説明する図の一例である。図13(a)は、SMC11が作成したシナリオが登録された状態を示す。この状態から、図12のステップS16が実行されると、シナリオが新規に登録されシナリオDB28は図13(b)に示す状態となる。
図12のステップS29の後、画像配信部42はシナリオの配信設定に従い画像データを配信する。配信した後、画像配信部42は、画像データの配信結果を画像形成装置13のデータ送信部32に送信する(S32)。また、データ送信部32は、配信結果を実行統括部31に送出する(S33)。
シナリオの正当性の判定が終わると、新規のシナリオは不要になったことになるので、実行統括部31は、シナリオ削除部39に新規のシナリオの削除を要求する(S34)。実行統括部31は、削除対象のシナリオをシナリオ削除部39に送出する。なお、シナリオの削除は、ステップS29以降であればよいが、画像形成装置13がシナリオの正当性の判定が終了したことを検出する必要があるため、削除のタイミングはステップS31以降となる。
シナリオ削除部39はAD12のシナリオ検索部29に削除するシナリオの検索と削除を要求する(S35)。シナリオ検索部29は、シナリオ検索部29から送信されたシナリオをシナリオDB28から検索し削除する(S36)。
削除により、シナリオDB28は図13(c)に示す状態となる。すなわち、元の図13(a)の状態に戻る。
シナリオ検索部29は、削除が完了したか否かを示す結果を取得し(S37)、シナリオ検索部29はその結果をシナリオ削除部39に送信する(S38)。シナリオ削除部39は、削除の結果を実行統括部31に送出する(S39)。
本実施形態の画像形成装置利用システム100によれば、シナリオの正当性の判定が終了すると、AD12のシナリオDB28に記憶されている新規のシナリオを削除することで、シナリオDB28の記憶容量を有効に活用できるようになる。
実施例2では、シナリオDB28に登録された新規のシナリオを自動的にAD12のシナリオDB28から削除したが、削除するか否かをユーザが判断できれば便利である。本実施例では、新規のシナリオを削除するか否かをユーザに問いあわせる画像形成装置利用システム100について説明する。
図14は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図14において図13と同一ステップには同一のステップ番号を付しその説明は省略する。図14では、ステップS31までの処理は実施例1と同様である。
ステップS31でデータ送信部32が、受け付け結果を実行統括部31に送出すると、実行統括部31は、削除問い合わせ画面401を操作パネル57に表示する(S250)。
図15は、操作パネル57に表示された削除問い合わせ画面401の一例を示す。削除問い合わせ画面401は、「設定を変更したシナリオを、新規シナリオとして登録しますか? 登録→Yes 削除→No」のメッセージと共に、「Yes」ボタン402と「No」ボタン403を有する。ユーザが不図示の詳細ボタンを押下すると、シナリオの詳細な内容が操作パネル57に表示される。
シナリオの内容を確認したユーザが、「No」ボタン403を押下すると、実行統括部31がシナリオの削除要求を受け付ける(S251)。
図14に戻り、画像配信部42は、画像データの配信結果を画像形成装置13のデータ送信部32に送信する(S32)。また、データ送信部32は、配信結果を実行統括部31に送出する(S33)。以降の処理は実施例2と同じである。
配信結果により画像データの配信が完了すると、新規のシナリオは不要になったことになるので、実行統括部31は、配信結果により画像データの配信が完了したことを検出すると、シナリオ削除部39にシナリオの削除を要求する(S34)。実行統括部31は、削除対象のシナリオをシナリオ削除部39に送出する。
シナリオ削除部39はAD12のシナリオ検索部29に削除するシナリオの検索と削除を要求する(S35)。シナリオ検索部29は、シナリオ検索部29から送信されたシナリオと同じ、新規のシナリオをシナリオDB28から検索し削除する(S36)。
シナリオ検索部29は、削除が完了したか否かを示す結果を取得し(S37)、シナリオ検索部29はその結果をシナリオ削除部39に送信する(S38)。シナリオ削除部39は、削除の結果を実行統括部31に送出する(S39)。
なお、図14では、ステップS31の後に削除問い合わせ画面401を表示したが、削除問い合わせ画面401はステップS33の後に表示してもよい。
本実施形態の画像形成装置利用システム100によれば、画像データの配信に使用し終わった新規のシナリオを削除するか否かをユーザが判断できるので、再度、同じシナリオを実行するためにシナリオを残すか、AD12の記憶領域の無駄を省くために削除するかを、状況に応じて切り替えることができる。
実施例1では変更したシナリオを新規のシナリオとしてシナリオDB28に登録したが、そのユーザは利用権限の制約のため変更前のシナリオを利用することはできない。したがって、元のシナリオは不要であり、変更したシナリオにより元のシナリオを上書きすることで、よく利用するシナリオをシナリオDB28に登録でき、かつ、AD12の記憶容量も有効に利用できる。
本実施例では、変更したシナリオで元のシナリオを上書きする画像形成装置利用システム100について説明する。
図16は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。図16において図10と同一ステップには同一のステップ番号を付しその説明は省略する。図16では、図10のステップS14〜S19における「登録」が「上書き」になっている点で、図10と異なる。
図17は、本実施例における、シナリオDB28の遷移を説明する図の一例である。図17(a)は、SMC11が作成したシナリオが登録された状態を示す。この状態から、設定変更部34は、ユーザがシナリオを実行できるように変更し、変更したシナリオを実行統括部31に送出する(S13)。
実行統括部31は、変更されたシナリオをシナリオ登録要求部36に送出する(S14−2)。シナリオ登録要求部36は、AD12のシナリオ登録部26にシナリオを送信し該シナリオの上書きを要求する(S15−2)。シナリオ登録部26は、受信したシナリオによりステップS5で読み出した元のシナリオを上書きする(S16−2)。すなわち、シナリオDB28における該ユーザのシナリオの数は同じままである。
シナリオ登録部26は、シナリオの上書き結果を取得して(S17−2)、上書き結果をシナリオ登録要求部36に送信する(S18−2)。また、シナリオ登録要求部36は上書き結果を実行統括部31に送出する(S19−2)。以降の処理は、実施例1の図10と同じである。
図17(b)はステップS16−2が実行され、上書き登録されたシナリオを含むシナリオDB28の一例を示す。図17(b)は図17(a)と比べて、シナリオの数は同じまま、シナリオ3が変更されている。すなわち、上書き登録されたシナリオだけを保存しておくことができる。また、実施例2,3のように、正当性の判定に使用したシナリオを削除することなく、AD12の記憶容量を節約することができる。
本実施形態の画像形成装置利用システム100によれば、変更したシナリオを新たに登録しないので、AD12の記憶領域の無駄を省くことができる。
実施例4では、変更したシナリオをシナリオDB28に上書き登録した。しかしながら、上書き登録すると、元のシナリオを使用できなくなる、又は、選択したシナリオがユーザの意図する内容と違う設定となっていることになる。この点は、変更したシナリオが登録されても元のシナリオが保存される実施例1〜3と異なる。このため、上書きした場合はその旨をユーザに通知することが好ましい。本実施例では、変更したシナリオによるシナリオDB28の上書きをユーザに通知する画像形成装置利用システム100について説明する。
図18は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。図18において図16と同一ステップには同一のステップ番号を付しその説明は省略する。図18では、図16のステップS19−2の後、ステップS260を有する点で異なる。
ステップS19−2において、シナリオ登録要求部36は上書き結果を実行統括部31に送出する(S19−2)。すると、実行統括部31は、上書き通知画面501を操作パネル57に表示する(S260)。
図19は、上書き通知画面501の一例を示す図である。上書き通知画面501は、「シナリオ上書き通知」と「設定を変更したシナリオを、元のシナリオに上書きしました。」というメッセージ502と、「OK」ボタン503を有する。ユーザはメッセージ502を読むことで、その後同じシナリオを使う際にそれまでと異なる設定が登録されていることを把握できる。
ユーザがメッセージ502を読んだ後、「OK」ボタン503を押下すると、実行統括部31はユーザがシナリオの上書きを了解したことを受け付ける。なお、「OK」ボタン503が押下されなくても、実行統括部31はステップS20以降の処理を実行する。上書きは既に完了しているので、画像データの配信等を遅らせる必要はないからである。ステップS20以降の処理は実施例4と同様なので説明は省略する。
本実施例の画像形成装置利用システム100によれば、シナリオDB28の元のシナリオが変更されたシナリオで上書きされたことをユーザに通知するので、元のシナリオを使用できないこと、又は、選択したシナリオがユーザの意図する内容と違う設定となっていることを、ユーザが把握でき、ユーザが意図しない画像形成装置13の動作を防ぐことができる。
実施例1ではユーザの利用権限に従って変更したシナリオを新規のシナリオとしてシナリオDB28に登録し、実施例4、5では変更したシナリオによりシナリオDB28のシナリオを上書きした。本実施例では、変更したシナリオを新規のシナリオとしてシナリオDB28に登録するか、変更したシナリオにより元のシナリオに上書きするか、をユーザが選択可能な画像形成装置利用システム100について説明する。
したがって、ユーザは、元のシナリオの汎用性等を考慮して、新規のシナリオを登録するか、元のシナリオに上書きするかを選択できるので、状況に応じた使い方ができる。
図20は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。図20では、ステップS302A〜S19、又は、S302B〜S19−2がそれぞれ点線で囲まれているが、ステップS301の登録方法の受け付け結果に応じていずれか一方の処理が実行される。なお、ステップS301の後の「ステップS302A+S14〜S19」は実施例1の図10と同じであり、ステップS301の後の「ステップS302B+ステップS14−2〜S19−2」は実施例4の図16と同じである。
ステップS13において、設定変更部34は、ユーザがシナリオを実行できるように変更して、変更したシナリオを実行統括部31に送出する(S13)。
すると、実行統括部31は、変更シナリオの登録方法選択画面601を操作パネル57に表示する(S301)。
図21は、操作パネル57に表示された変更シナリオの登録方法選択画面601の一例を示す図である。変更シナリオの登録方法選択画面601は、「変更シナリオ登録方法選択」と「設定を変更したシナリオを登録しますか?」というメッセージと、登録方法の選択欄602と「OK」ボタン603を有する。
ユーザは、変更したシナリオを新規のシナリオとしてシナリオDB28に登録するか、元のシナリオに上書き登録するか、を判断する。ユーザは前記の場合、登録方法の選択欄602の「新規シナリオとして登録」を押下し、後者の場合、「元のシナリオに上書き登録」を押下する。押下した登録方法は排他的に反転表示される。ユーザが登録方法を選択した後、「OK」ボタン603を押下すると、実行統括部31は登録方法を受け付ける。
実行統括部31は、「新規シナリオとして登録」が選択された場合は(S302A)、ステップS14〜S19を実行し、「元のシナリオに上書き登録」が選択された場合は(S302B)、ステップS14−2〜S19−2を実行する。ステップS20以降の処理は実施例4と同様なので説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置利用システム100によれば、新規にシナリオを登録するか、元のシナリオに上書きするかを選択できるので、状況に応じてシナリオを登録形態を切り替えることができる。
実施例1〜6ではいずれもユーザの利用権限に応じてシナリオを変更して画像データを生成したが、ユーザにとっては画像データが変更されたシナリオに基づき生成されたことを把握しにくかった。しかしながら、ユーザの利用権限に応じて変更されたシナリオは、元シナリオよりも解像度が低下したりカラー種別が制限されているので、ユーザが、変更されたシナリオにより画像データが生成されたことを把握できれば便利である。本実施例では、シナリオの設定をユーザの権限に応じて変更したことをユーザに通知する画像形成装置利用システム100について説明する。
図22は、シナリオの変更と正当性の判定手順の一例を示すシーケンス図である。図22において図10と同一ステップには同一のステップ番号を付しその説明は省略する。図22では、ステップS19の後、ステップS401を有する点で異なる。
ステップS19において、シナリオ登録要求部36は登録結果を実行統括部31に送出する(S19)。すると、実行統括部31は、シナリオ変更確認画面701を操作パネル57に表示する(S401)。
図23は、操作パネル57に表示されたシナリオ変更確認画面701の一例を示す図である。シナリオ変更確認画面701は、「シナリオ変更確認」と「シナリオを実行できるように設定を変更しました」というメッセージ702と、「OK」ボタン703を有する。
ユーザは、メッセージ702を読むことで、変更されたシナリオにより画像データが生成されたことを把握できる。ユーザが「OK」ボタン703を押下すると、実行統括部31はユーザがシナリオの変更を了解したことを受け付ける。なお、「OK」ボタン703が押下されなくても、実行統括部31はステップS20以降の処理を実行する。シナリオの変更は既に完了しているので、画像データの配信等を遅らせる必要はないからである。ステップS20以降の処理は実施例1、2、3、6(ステップS301〜S19を経た場合)と同様なので説明は省略する。
また、図22ではシナリオを新規に登録した例を用いてシナリオ変更確認画面701を表示したが、シナリオを上書きした場合もシナリオが変更された点で変わりはない。このため、実施例4,5、6(ステップS301〜S19−2を経た場合)においても図23のシナリオ変更確認画面701を表示することができる。なお、実施例5のように上書き通知した場合、上書き通知画面501とシナリオ変更確認画面701を1つの画面にしてもよい。
本実施例の画像形成装置利用システム100によれば、画像データが変更されたシナリオに基づき生成されたことをユーザが把握できるので、ユーザが意図しない設定で画像形成装置が動作することを防ぐことができる。
11 シナリオ作成装置(SMC)
12 シナリオ登録装置(AD)
13 画像形成装置
14 画像配信サーバ
21 シナリオ統括部
22 能力交換部
23 機器検索部
24 シナリオ自動作成部
25 シナリオ作成部
26 シナリオ登録部
28 シナリオDB
29 シナリオ検索部
31 実行統括部
32 データ送信部
33 原稿読取部
34 設定変更部
35 実行可否判定部
36 シナリオ登録要求部
37 シナリオ呼出部
38 利用権限情報DB
39 シナリオ削除部
41 シナリオ判定部
42 画像配信部
100 画像形成装置利用システム
特開2003−087479号公報

Claims (10)

  1. 当該画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置に、前記画像形成装置から送信されたシナリオが記憶されているか否かに基づき該シナリオの正当性を判定するシナリオ判定手段と、シナリオが正当である場合に配信設定に基づき画像データを配信する配信手段と、を有する画像配信装置に、
    画像データとシナリオを送信する画像形成装置であって、
    ユーザ毎に利用権限情報が記憶された利用権限情報記憶手段と、
    前記シナリオ記憶装置からユーザが使用可能なシナリオを呼び出すシナリオ呼出手段と、
    前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、前記利用権限情報により許可されているか否かを判定する実行可否判定手段と、
    前記実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、前記利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更する設定変更手段と、
    前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶させるシナリオ記憶要求手段と、
    前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記画像配信装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像配信装置が画像データを配信した後、
    前記シナリオ記憶要求手段が前記シナリオ記憶装置に記憶させたシナリオの削除を、前記シナリオ記憶装置に要求するシナリオ削除手段、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記シナリオ記憶要求手段が前記シナリオ記憶装置に記憶させたシナリオを、削除するか否かを受け付ける削除受け付け手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記シナリオ記憶要求手段は、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶された変更前のシナリオに上書きして記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記シナリオ記憶装置に記憶された変更前のシナリオが上書きされたことを、ユーザに通知する上書き通知手段、
    を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶された変更前のシナリオに上書きして記憶させるか、又は、前記シナリオ記憶装置に記憶されている変更前のシナリオとは別のシナリオとして記憶せるか、を受け付ける登録方法受け付け手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオが変更されたことをユーザに通知するシナリオ変更通知手段、
    を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 原稿を読み取って画像データを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置と、
    配信設定に基づき画像データを配信する画像配信装置と、がネットワークを介して接続された画像形成装置利用システムであって、
    前記画像形成装置は、
    ユーザ毎に利用権限情報が記憶された利用権限情報記憶手段と、
    前記シナリオ記憶装置からユーザが使用可能なシナリオを呼び出すシナリオ呼出手段と、
    前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、前記利用権限情報により許可されているか否かを判定する実行可否判定手段と、
    前記実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、前記利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更する設定変更手段と、
    前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶させるシナリオ記憶要求手段と、
    前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記画像配信装置に送信する送信手段と、を有し
    前記画像配信装置は、
    前記画像形成装置から送信されたシナリオの正当性を、該シナリオが前記シナリオ記憶装置に記憶されているか否かに基づき判定するシナリオ判定手段と、
    シナリオが正当であると判定した場合、配信設定に基づき画像データを配信する画像データ配信手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置利用システム。
  9. 前記画像形成装置から送信されたシナリオが記憶されているか否かに基づき該シナリオの正当性を判定するシナリオ判定手段と、シナリオが正当である場合に配信設定に基づき画像データを配信する配信手段と、を有する画像配信装置に、画像データとシナリオを送信する画像形成装置の画像データ生成方法において、
    シナリオ呼出手段が、当該画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置から、ユーザが使用可能なシナリオを呼び出すステップと、
    前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、利用権限情報記憶手段にユーザ毎に記憶された利用権限情報が記憶により許可されているか否かを、実行可否判定手段が判定するステップと、
    前記実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、設定変更手段が、前記利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更するステップと、
    シナリオ記憶要求手段が、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶させるステップと、
    送信手段が、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記画像配信装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする画像データ生成方法。
  10. 原稿を読み取って画像データを生成する画像形成装置と、前記画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置と、配信設定に基づき画像データを配信する画像配信装置と、がネットワークを介して接続された画像形成装置利用システムの画像データ生成方法であって、
    シナリオ呼出手段が、当該画像形成装置のユーザ毎に、読み取り設定及び画像データを配信するための配信設定を含むシナリオを記憶したシナリオ記憶装置から、ユーザが使用可能なシナリオを呼び出すステップと、
    前記シナリオ呼出手段が呼び出したシナリオの実行が、利用権限情報記憶手段にユーザ毎に記憶された利用権限情報が記憶により許可されているか否かを、実行可否判定手段が判定するステップと、
    前記実行可否判定手段により実行不可と判定された場合、設定変更手段が、前記利用権限情報に許可された範囲でシナリオを変更するステップと、
    シナリオ記憶要求手段が、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記シナリオ記憶装置に記憶させるステップと、
    送信手段が、前記設定変更手段により変更されたシナリオを、前記画像配信装置に送信するステップと、
    前記画像配信装置が、前記画像形成装置から送信されたシナリオの正当性を、該シナリオが前記シナリオ記憶装置に記憶されているか否かに基づき判定するステップと、
    シナリオが正当であると判定した場合、配信設定に基づき画像データを配信するステップと、を有する
    ことを特徴とする画像データ生成方法。



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