JP2011025751A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】液圧式であっても車両における乗り心地を向上することが可能なアクチュエータを提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段におけるアクチュエータAは、鉄道車両の車体Bと台車Wとの間に介装されるシリンダCとシリンダCに液圧を供給するモータMで駆動される液圧ポンプ1とを備え、車体Bを台車Wに対して傾斜させるアクチュエータAにおいて、鉄道車両が直線走行中には見掛け上の剛性を低くすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の車体と台車との間に介装されて車体を台車に対して傾斜させるアクチュエータの改良に関する。
鉄道車両が曲線区間を走行する場合、車体には曲線区間の曲率中心とは反対側に向く遠心力が作用する。この遠心力は、車両の走行速度が高くなればなるほど大きくなる。そこで、鉄道車両の軌道では、曲率中心側の内側レールと反対側の外側レールにカントと呼ばれる高低差を設けて、上記遠心力を緩和し、曲線走行時の鉄道車両の速度向上を図っている。
しかしながら、カント量(各レールの高低差量)は一端設定されると変更することができず、走行速度が異なる鉄道車両が走行する線区では、高速走行する鉄道車両になればなるほど、カント量が不足して超過遠心力が鉄道車両に作用して、乗心地が悪化してしまうといった問題がある。
そこで、近年では、振子式の車体傾斜装置や台車と車体との間に設けた気体バネを用いて車体を台車に対して傾斜させる車体傾斜装置を搭載するようにし、上記カント量不足による超過遠心力を緩和するため、鉄道車両が曲線区間を走行する際に、台車に対して車体を曲率中心側に傾けるようにして乗り心地の悪化を抑制することで、曲線区間での高速走行を実現している。
このような車体傾斜装置にあっては、具体的にはたとえば、車体と台車との間に空気圧で駆動される直動型のアクチュエータを介装し、このアクチュエータを伸縮させることで車体を台車に対して傾斜させるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−154432号公報
しかしながら、上記アクチュエータは、その駆動を大きな圧縮性を持つ圧縮空気を利用して行うため、推力と応答性が不十分となって狙った車体傾斜角の確保が難しく、乗り心地を充分に向上することが難しいという問題があり、これを解消するには、アクチュエータには、空気圧ではなく、液圧で駆動するものを採用することが考えられる。
ところが、アクチュエータの作動流体を液体とする場合、今度は、液体の圧縮性の小ささ故にアクチュエータの見掛け上の剛性が高くなって、この車体傾斜用に供されるアクチュエータを介して台車における車体進行方向に対する左右方向の振動が車体に伝達されてしまい、車両における乗り心地を悪化させてしまう虞がある。なお、アクチュエータの見掛け上の剛性とは、作動流体を含めたアクチュエータ全体の伸縮方向の剛性であり、作動流体の圧縮性が小さくなればなるほど上記の見掛け上の剛性は高くなる傾向を示すことになる。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、液圧式であっても車両における乗り心地を向上することが可能なアクチュエータを提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段におけるアクチュエータは、鉄道車両の車体と台車との間に介装されるシリンダとシリンダに液圧を供給するモータで駆動される液圧ポンプとを備え、車体を台車に対して傾斜させるアクチュエータにおいて、鉄道車両が直線走行中には見掛け上の剛性を低くすることを特徴とする。
本発明のアクチュエータによれば、鉄道車両における車体を積極的に傾斜させる必要のない状況においては、アクチュエータの見掛け上の剛性を低くするので、台車に入力された振動に対してアクチュエータが伸縮しやすくなり、車体側への振動伝播を抑制することができるようになる。
それゆえ、液圧式のアクチュエータを車体傾斜に用いても車両における乗り心地を向上することができるのであり、また、換言すれば、車両における乗り心地を向上することができるので、アクチュエータの作動流体を液体とすることができ、乗り心地を損なうことなく推進力不足を解消し、車体傾斜の応答性を向上させることができるのである。
一実施の形態におけるアクチュエータの液圧回路を示す図である。 一実施の形態におけるアクチュエータを鉄道車両の車体と台車との間に介装した状態を示す図である。 一実施の形態のアクチュエータにおける制御ブロック図である。 一実施の形態におけるアクチュエータの制御部の一部における制御ブロック図である。 一実施の形態におけるアクチュエータの制御におけるフローチャートの一例を示す図である。 一実施の形態の一変形例におけるアクチュエータの制御部の一部における制御ブロック図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態におけるアクチュエータAは、図1および図2に示すように、鉄道車両の車体Bと台車Wとの間に介装されるシリンダCと、シリンダCに液圧を供給するモータMで駆動される液圧ポンプ1と、シリンダCをダンパとして機能させるダンパ回路13と、モータMを制御する制御部20とを備えて構成されている。
なお、このアクチュエータAにあっては、シリンダCを液圧ポンプ1から供給する液圧で駆動することができるように、本実施の形態では、具体的には、液圧でシリンダCを駆動するためのアクチュエータ回路5を備えている。
以下、各部について詳細に説明すると、シリンダCは、容器2と、容器2内に摺動自在に挿入されて容器2内に一方室R1および他方室R2の二つの圧力室を区画するピストン3と、ピストン3に連結されて容器2内に移動自在に挿入されるロッド4とを備えて構成され、一方室R1および他方室R2内には作動油などの液体が充填され、この実施の形態の場合、いわゆる両ロッド型の液圧シリンダとされている。なお、本実施の形態にあっては、シリンダCの作動に使用される液体は、作動油のほかアクチュエータAの作動に適するものであればよい。
そして、液圧ポンプ1は、シリンダCをアクチュエータとして動作させるアクチュエータ回路5中に組み込まれ、アクチュエータ回路5は、ループ通路6と、ループ通路6中に設けた二つのソレノイド切換弁7,8と、ループ通路6から分岐する二つの分岐通路9,10と、分岐通路9,10のうち低圧側をアキュムレータ11に連通する低圧選択弁12とを備えて構成されている。
詳細には、液圧ポンプ1は、シリンダCの一方室R1と他方室R2とを連通するループ通路6の途中に設けられ、この場合、モータMによって駆動される双方向吐出型のポンプとして構成されている。なお、液圧ポンプ1で生じる漏れ液圧はアキュムレータ11で回収されるようになっている。
また、ループ通路6の途中であって、液圧ポンプ1と一方室R1との間には、ノーマルクローズのソレノイド切換弁7が介装され、さらに、液圧ポンプ1と他方室R2との間にも、ノーマルクローズのソレノイド切換弁8が介装されている。
ソレノイド切換弁7は、液圧ポンプ1と一方室R1とを連通する連通ポジションと、液圧ポンプ1から一方室R1への流れのみを許容する遮断ポジションとを備えたバルブ7aと、遮断ポジションを採るようにバルブ7aを附勢するバネ7bと、通電時にバルブ7aをバネ7bに対向して連通ポジションに切換えるソレノイド7cとを備えて構成され、他方のソレノイド切換弁8は、液圧ポンプ1と他方室R2とを連通する連通ポジションと、液圧ポンプ1から他方室R2への流れのみを許容する遮断ポジションとを備えたバルブ8aと、遮断ポジションを採るようにバルブ8aを附勢するバネ8bと、通電時にバルブ8aをバネ8bに対向して連通ポジションに切換えるソレノイド8cとを備えて構成されている。
さらに、分岐通路9は、ループ通路6の途中であってソレノイド切換弁7と液圧ポンプ1との間から分岐し、他方の分岐通路10は、ループ通路6の途中であってソレノイド切換弁8と液圧ポンプ1との間から分岐しており、これら分岐通路9,10のうち、低圧側が低圧選択弁12によってアキュムレータ11へ連通される。
低圧選択弁12は、分岐流路9をアキュムレータ11に連通する一方側連通ポジションと、分岐流路10をアキュムレータ11に連通する他方側連通ポジションと、分岐流路9,10の双方をアキュムレータ11に連通する双方連通ポジションとを備えたバルブ12aと、バルブ12aを他方側連通ポジションに切換えるように分岐流路9の圧力を作用させるパイロット通路12bと、バルブ12aを一方側連通ポジションに切換えるように分岐流路10の圧力を作用させるパイロット通路12cとを備え、中立位置では双方連通ポジションを採るように構成されている。
したがって、分岐流路9側の圧力が分岐流路10側の圧力を上回ると、低圧選択弁12は、他方側連通ポジションを採って分岐流路10をアキュムレータ11に連通し、反対に、分岐流路10側の圧力が分岐流路9側の圧力を上回ると、低圧選択弁12は、一方側連通ポジションを採って分岐流路9をアキュムレータ11に連通する。
すなわち、ソレノイド切換弁7,8をそれぞれ連通ポジションとして、液圧ポンプ1を一方室R1へ液圧を供給するように駆動すると、一方室R1内に液圧が供給されてシリンダCにおけるロッド4が、図1および図2中、右方へ推進され、車体Bを反時計周りに傾斜させることができ、反対に、ソレノイド切換弁7,8をそれぞれ連通ポジションとして、液圧ポンプ1を他方室R2へ液圧を供給するように駆動すると、他方室R2内に液圧が供給されてシリンダCにおけるロッド4が、図1および図2中、左方へ推進され、車体Bを時計周りに傾斜させることができる。つまり、当該アクチュエータAを、車体を傾斜させるアクチュエータとして機能させることができる。
そして、液圧ポンプ1を一方室R1へ液圧を供給するように駆動する場合、液圧ポンプ1は、低圧側となる他方室R2から、あるいは、低圧選択弁12によって選択される分岐流路10を介してアキュムレータ11から、あるいは、その両方から液体を吸い込んで、一方室R1側へ液体を吐出する。反対に、液圧ポンプ1を他方室R2へ液圧を供給するように駆動する場合、液圧ポンプ1は、低圧側となる一方室R1から、あるいは、低圧選択弁12によって選択される分岐流路9を介してアキュムレータ11から、あるいは、その両方から液体を吸い込んで、他方室R2側へ液体を吐出する。
したがって、液圧ポンプ1は、液体の圧縮等による体積減少が生じても、アキュムレータ11から液体の供給を受け、問題なく一方室R1および他方室R2のうち希望する圧力室へ液圧を供給することができる。
また、シリンダCの推力発生方向が逆転する折には、一方室R1の圧力と他方室R2の圧力の高低が逆転するので、低圧選択弁12は、一端中立位置の双方連通ポジションを経由して切換わり、分岐流路9,10を一度アキュムレータ11に連通して一方室R1および他方室R2内の蓄圧を防止することができる。
なお、低圧選択弁12は、液体の温度上昇による内圧増大の防止、液体の温度低下による負圧の防止、およびシリンダCの製作加工誤差による一方室R1と他方室R2の容積差によるアキュムレータからの液体の供給等のために設けられている。
また、この実施の形態の場合、シリンダCの変位(シリンダCにおける容器2に対するロッド4の変位)をセンシングするストロークセンサ30を備えており、ストロークセンサ30で検知するシリンダCの変位に基づいて、後述の制御部20によって、液圧ポンプ1を駆動するモータMが制御されるようになっている。
転じて、本実施の形態におけるアクチュエータAは、ダンパ回路13を備えており、このダンパ回路13について説明する。ダンパ回路13は、制御部20によって死活が選択され、失陥時のほか鉄道車両の走行速度が低速である際に有効とされてシリンダCをダンパとして機能させるようになっている。なお、ダンパ回路13が有効とされる低速の範囲は、任意に設定することができるが、たとえば、50km/h程度以下の範囲に設定される。また、実際には、図示しない抑止シリンダがアクチュエータAと併設されて鉄道車両の台車Wに設けられていて、鉄道車両の走行速度が低速である際には当該抑止シリンダが車体Bの傾斜を抑止するので、この車体傾斜抑止を邪魔しないようにシリンダCをダンパとして機能させる。
そして、ダンパ回路13は、シリンダC内の二つの圧力室R1,R2を連通する流路14を備えており、この流路14は、減衰力発生要素15とソレノイド切換弁16とが設けられるメイン流路14aと、一方室R1からメイン流路14aに向かう流れのみを許容する一方側上流路14bと、他方室R2からメイン流路14aに向かう流れのみを許容する他方側上流路14cと、メイン流路14aから一方室R1へ向かう流れのみを許容する一方側下流路14dと、メイン流路14aから他方室R2へ向かう流れのみを許容する他方側下流路14eとを備えて構成されている。
一方側上流路14bは、途中に一方室R1からメイン流路14aへ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁17aを備え、この逆止弁17aによって一方側上流路14bを一方室R1からメイン流路14aへ向かう一方通行の通路としている。他の他方側上流路14c、一方側下流路14d、他方側下流路14eの途中にも同様に、それぞれ逆止弁17b,17c,17dが設けられ、それぞれ上記した通りの一方通行の通路となるように設定されている。
本実施の形態にあっては、このように流路14が構成されることで、液体は、メイン流路14aを一方側上流路14bおよび他方側上流路14cに接続されている方を上流として、一方側下流路14dおよび他方側下流路14eに接続されている下流側へ流れることになり、メイン流路14aも一方通行とされている。
また、メイン流路14aの下流は、接続通路14fを介して上述のアキュムレータ11に接続され、メイン流路14aの下流の圧力はアキュムレータ11と同圧となるように設定されている。
そして、メイン流路14aの途中に設けられる減衰力発生要素15は、自身の上流側の圧力に応じて流路面積を調節する減衰バルブ15aと、当該減衰バルブ15aに並列配置される固定絞り15bとで構成され、メイン流路14aの上流側の圧力が低いときには、減衰バルブ15aが開かず、液体に固定絞り15bを通過させ、流量が増加して固定絞り15bによる圧力損失が大きくなり上流側の圧力が減衰バルブ15aのクラッキング圧を上回るようになると、減衰バルブ15aが開いて液体は減衰バルブ15aをも介してメイン流路14aの下流側へ流れるようになる。
このように、減衰力発生要素15は、液体がメイン流路14aを流れる際に、この流れに減衰バルブ15aと固定絞り15bとで抵抗を与えて、シリンダCの伸縮を抑制する減衰力を発揮させる発生源として機能する。
さらに、ソレノイド切換弁16は、ノーマルオープンの切換弁とされ、メイン流路14aを開放する連通ポジションと、メイン流路14aを遮断する遮断ポジションとを備えたバルブ16aと、連通ポジションを採るようにバルブ16aを附勢するバネ16bと、通電時にバルブ16aをバネ16bに対向して遮断ポジションに切換えるソレノイド16cとを備えて構成されている。
ここで、ソレノイド切換弁7,8が遮断ポジションであってアクチュエータ回路5側でシリンダCを駆動しない状態を考えると、ソレノイド切換弁16が遮断ポジションを採ると、メイン流路14aが遮断状態に維持されてダンパ回路13は機能せず、シリンダCの一方室R1と他方室R2との連通が断たれた状態となるので、シリンダCは伸縮不能なロック状態とされる。
他方、シリンダCをダンパとして機能させる場合、ソレノイド切換弁16を連通ポジションに切換えてメイン流路14aを開放状態としてダンパ回路13が有効となる。この状態でシリンダCに外力が作用すると、液体は流路14を介して、一方室R1から他方室R2へ、あるいは、他方室R2から一方室R1へと移動可能となり、また、上記移動に際して必ずメイン流路14aの減衰力発生要素15を通過するので、シリンダCは外力による強制伸縮に対して伸縮を抑制する減衰力を発揮し、シリンダCをダンパとして機能させることができるようになる。なお、ソレノイド切換弁16が連通ポジションを採る場合、ダンパ回路13は、アクチュエータ回路5の状態に関わらず有効となるが、ソレノイド切換弁7,8を遮断ポジションとするとアクチュエータ回路5が機能せずダンパ回路13のみが有効となり、ソレノイド切換弁7,8を連通ポジションとするとアクチュエータ回路5とダンパ回路13の双方が有効となる。
すなわち、ソレノイド切換弁16によって、ダンパ回路13を有効と無効のいずれかの状態に選択的に切換えることができる。
また、いわゆる失陥時にあってアクチュエータAへの電流供給が断たれると、バネ7b,8bによってソレノイド切換弁7,8が遮断ポジションとなり、ソレノイド切換弁16がバネ16bによって連通ポジションとなって、アクチュエータ回路5は機能せずにダンパ回路13のみが有効となって、シリンダCはダンパとして機能することになる。
戻って、このダンパ回路13では、一方室R1と他方室R2とを連通するリリーフ流路18と、リリーフ流路18の途中に設けたリリーフ弁19とを備えている。
リリーフ流路18は、具体的には、減衰力発生要素15およびソレノイド切換弁16を迂回してメイン流路14aの上流と下流を連通することによって、一方室R1と他方室R2とを連通している。
そして、ソレノイド切換弁16の開閉に関わらず、シリンダCに伸縮方向の過大な入力があって、一方室R1あるいは他方室R2内の圧力が所定圧を超える異常高圧となると、リリーフ弁19が開放動作して、異常高圧となった一方室R1あるいは他方室R2の一方の圧力を低圧側の他方へ逃がして、アクチュエータAのシステム全体を保護するようになっている。また、液体の体積が減少する場合には、ソレノイド切換弁7,8が連通ポジション、遮断ポジションを問わずに一方室R1および他方室R2とアキュムレータ11との連通を許容するのでアキュムレータ11から一方室R1および他方室R2に液体が供給されることになる。このように、この実施の形態のアクチュエータAでは、上記回路構成を採用することで、温度変化による液体の体積補償される。このように、ソレノイド切換弁7,8における遮断ポジションにおいて、ループ通路6を遮断していても温度低下に伴う体積補償を行うことを可能とするためアキュムレータ11から一方室R1および他方室R2へ向かう流れを許容するようにしているが、当該体積補償をアクチュエータ回路5において行わない場合には、遮断ポジションにおいてループ通路6における双方向の流れを遮断するようにしてもよい。
つづいて、アクチュエータAにおけるモータMを制御する制御部20は、図3および図4に示すように、鉄道車両が走行中の区間が直線区間であるか曲線区間であるかを示す区間種別信号と、鉄道車両の走行速度を示す速度信号とを受け取って通常制御を行いつつシリンダCをアクチュエータとして機能させるか、アクチュエータの見掛け上の剛性を低下させる制御を行いつつシリンダCをアクチュエータとして機能させるか、シリンダCをダンパとしてのみ機能させるかを判断する判断部21と、鉄道車両の走行状態から車体傾斜角度の目標値を決定する図外の上位装置から入力されるシリンダCの目標変位Xとストロークセンサ30が出力する実際の変位Xとに基づいてモータドライバ23へ与える速度指令Vを生成する速度指令生成部22と、速度指令生成部22から出力される速度指令Vを受け取るとともに判断部21の判断結果に応じて内部で生成する電流指令Iをリミット値にクランプするリミッタ28におけるリミット値を変更しつつアクチュエータAにおける液圧ポンプ1のモータMを駆動するモータドライバ23と、アクチュエータ回路5に設けたソレノイド切換弁7,8およびダンパ回路13に設けたソレノイド切換弁16を駆動するソレノイド駆動部24とを備えて構成されている。
以下、各部について詳細に説明すると判断部21は、区間種別信号と速度信号から、鉄道車両が現在走行中の区間が直線区間であるか曲線区間であるかを把握し、鉄道車両の走行速度を把握して、シリンダCをダンパとしてのみ機能させるか、通常制御にてアクチュエータとして機能させるか、あるいは、モータドライバ23におけるリミッタ値を低くしてアクチュエータの見かけ上の剛性を低下させる制御を行うかを判断し、速度指令生成部22、モータドライバ23およびソレノイド駆動部24の各部に当該判断に応じた動作を行わせるべく、上記判断結果をダンパ/アクチュエータ切換信号として速度指令生成部22、モータドライバ23およびソレノイド駆動部24とに送るとともに、モータドライバ23のリミッタ28におけるリミット値の変更を指示するリミット値変更信号をモータドライバ23へ送る。
速度指令生成部22は、ストロークセンサ30が出力する実際の変位Xをフィードバックとして当該変位XとシリンダCの目標変位Xの偏差を採り、当該偏差に基づいてシリンダCを制御する速度指令Vを生成する。
そして、モータドライバ23は、図4に示すように、速度ループ26、電流ループ27、リミッタ28およびモータMを駆動する駆動回路29とを備え、上記の速度指令Vを受け取ると速度ループ処理および電流ループ処理を行って、モータMを実際に駆動するため駆動電流を示す制御指令Eを生成し、制御指令E通りの電流量をモータMへ駆動回路を介して供給する。
より詳細に各部の動作について説明すると、判断部21は、鉄道車両の走行速度が50km/h未満である場合、上述した図外の抑止シリンダの車体傾斜抑止を阻害しないようにシリンダCをダンパとしてのみ機能させる判断を行い、鉄道車両の走行速度が50km/h以上である場合には、鉄道車両が直線区間を走行中であるか曲線区間を走行中であるかによって、以下のように判断する。なお、50km/hを判断基準としてシリンダCをダンパとして機能させるか否かを判断するようになっているが、一実施の形態の判断部21と同様に、判断基準における走行速度は、50km/h以外の速度を基準としてもよい。
戻って、判断部21は、鉄道車両の走行速度が50km/h以上であって、鉄道車両が曲線区間を走行中である場合には、車体Bを傾斜させて超過遠心力を緩和させる必要があるのでシリンダCをアクチュエータとしてのみ機能させる判断を行い、他方、鉄道車両が直線区間を走行中である場合には、シリンダCの見かけ上の剛性が高いと乗り心地を損なう可能性があるので電流指令I’を制限するリミッタ48におけるリミット値を曲線区間走行時におけるリミット値より低くしてモータMを制御させる判断を行う。
判断部21は、判断した結果をダンパ/アクチュエータ切換信号として速度指令生成部22、モータドライバ23およびソレノイド駆動部24とに送るとともに、モータドライバ23のリミッタ28におけるリミット値の変更を指示するリミット値変更信号をモータドライバ23へ送る。
そして、シリンダCをダンパとしてのみ機能させる場合、速度指令生成部22は速度指令V’を生成せずに処理を停止し、モータドライバ23にあっても処理を停止してモータMへの電流供給を停止し、ソレノイド駆動部24はシリンダCをダンパとして機能させるために、ソレノイド切換弁7,8への電流供給を停止してアクチュエータ回路5におけるループ通路6を遮断し、ソレノイド切換弁16にも電流供給せずダンパ回路13を有効とする。
また、鉄道車両が50km/h以上の走行速度で曲線区間を走行中であって、上記判断部41の判断結果が、車体を傾斜させる通常制御を行いつつシリンダCをアクチュエータとしてのみ機能させる場合、モータドライバ23は、曲線区間を走行する際に使用される通常のリミット値を用いて電流指令Iを制限しつつ、制御指令Eを内部生成して、モータ駆動回路を介して制御指令E通りにモータMへ通電してこれを駆動する。ソレノイド駆動部24は、シリンダCをアクチュエータとしてのみ機能させるために、ソレノイド切換弁7,8へ電流供給してアクチュエータ回路5におけるループ通路6を開放し、ソレノイド切換弁16へ通電して流路14を遮断しダンパ回路13を無効とする。
この場合、速度指令生成部22は、ストロークセンサ30が出力する実際の変位Xをフィードバックとして当該変位XとシリンダCの目標変位Xの偏差を採り、当該偏差に基づいてシリンダCを制御する速度指令Vを生成する。
さらに、鉄道車両が50km/h以上の走行速度で直線区間を走行中であって、上記判断部41の判断結果が、シリンダCをダンパとしても機能させつつ、アクチュエータAの見掛け上の剛性を低くする制御を行うことを要するとなった場合、制御指令生成部22は、通常通りに速度指令Vを生成するが、モータドライバ23は、リミッタ28におけるリミッタ値を曲線区間走行時に使用される通常のリミッタ値よりも低い値に変更して内部生成される電流指令I*を制限して制御指令Eを生成し、駆動回路29を通じて制御指令E通りにモータMを駆動する。ソレノイド駆動部24は、シリンダCをアクチュエータとしてのみ機能させるために、ソレノイド切換弁7,8へ電流供給してアクチュエータ回路5におけるループ通路6を開放し、ソレノイド切換弁16へ通電して流路14を遮断しダンパ回路13を無効とする。
速度指令生成部22は、具体的には、図4に示すように、位置ループを備え、車体Bの走行状態から車体傾斜角度の目標値を決定する図外の上位装置から入力されるシリンダCの目標変位Xとストロークセンサ30が出力する実際のシリンダ位置信号Xとの偏差を演算し偏差εを生成する偏差演算部22aと、偏差εの入力を受けて比例動作、比例積分動作或いは比例積分微分動作によって速度指令Vを生成する速度指令演算部22bとを備えている。
また、モータドライバ23は、具体的には、図4に示すように、速度指令生成部22が生成出力する速度指令Vが入力される速度ループ26と、速度ループ46が生成出力する電流指令Iが入力される電流ループ27と、リミッタ28と、駆動回路29を備えて構成され、電流ループ27が生成出力する駆動電流となる制御指令E通りにアクチュエータAにおける液圧ポンプ1のモータMを駆動するようになっている。
また、速度ループ26は、位置ループから入力される速度指令VとモータM内に設けたロータ位置を検出する図示しない回転位置センサから得られるモータMの実際の速度Vとの偏差を演算し偏差εを生成する偏差演算部26aと、偏差εの入力を受けて比例動作、比例積分動作或いは比例積分微分動作によって電流指令Iを生成する電流指令演算部26bとを備えている。
電流ループ27は、速度ループ26から入力される電流指令IとモータM内に設けたコイルに流れる電流を検出する図示しない電流センサから得られるモータMに実際の電流Iとの偏差を演算し偏差εを生成する偏差演算部27aと、偏差εの入力を受けて、比例動作、或いは積分動作、或いは比例積分微分動作によってモータMを駆動する駆動電流を示す制御指令Eを生成する制御指令演算部27bとを備えている。
また、リミッタ28は、速度ループ26が生成する電流指令Iの絶対値を上限値であるリミッタ値に制限(クランプ)するようになっており、電流指令Iが無制限に大きくなることを防止している。
そして、モータドライバ23は、リミッタ28のリミッタ値を変更するリミッタ値変更部25を備えており、このリミッタ値変更部25は、鉄道車両が50km/h以上の走行速度で曲線区間を走行中であるときに判断部21が出力するリミッタ値変更信号を受け取ると、リミッタ28におけるリミッタ値を曲線区間走行用のリミッタ値に設定し、対して鉄道車両が50km/h以上の走行速度で直線区間を走行中であるときに判断部21が出力するリミッタ値変更信号を受け取ると、上記リミッタ値を曲線区間走行用のリミッタ値より低い値に設定する。なお、リミッタ値を曲線区間走行用のリミッタ値より低い値に設定する際、リミッタ値をある一定の値に変更するようにしてもよいし、リミッタ値変更部45にて走行速度をモニタしてマップ演算を利用するなどして走行速度に応じてリミッタ値を変更するようにしてもよい。
また、駆動回路29は、たとえば、モータMをPWM駆動する場合には、図示しないPWM信号生成器と、PWM信号に対応したデューティ比および電圧方向でモータMのコイルへ通電する図示しないインバータ回路と備えて構成される。
さらに、ソレノイド駆動部24は、各ソレノイド切換弁7,8,16を駆動する図示しないソレノイドドライバを備えており、判断部21からダンパ/アクチュエータ切換信号を受け取ると、判断部21の判断どおりにシリンダCを機能させるべく、各ソレノイド切換弁7,8,16を駆動する。
なお、本実施の形態の制御部20は、ハードウェア資源としては、図示はしないが、ストロークセンサ30が出力するアナログの電圧でなる変位信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、変位信号と上位装置からの目標変位Xと、図外の車両モニタ等から区間種別信号および速度信号とを取り込み、上記各部の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、上記CPUに記憶領域を提供するRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)と、上記各部の処理を行うためCPUが実行するアプリケーションやオペレーティングシステム等のプログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、モータドライバ23における駆動回路29と、ソレノイド駆動部24とを備えて構成されており、制御部20における判断部21、速度指令生成部22およびモータドライバ23における駆動回路29以外の構成は、CPUが各部の処理を行うためアプリケーションプログラムを実行することで実現することが可能である。
つづいて、上述の制御部20における処理を図5に示したフローチャートの一例に即して説明すると、ステップS1では、制御部20は、鉄道車両の走行速度が50km/h以上であるか否かを判断し、走行速度が50km/h以上である場合にはステップS2へ移行し、走行速度が50km/h未満である場合には、ステップS5へ移行する。
つづいて、ステップS2では、制御部20は、鉄道車両の走行区間が曲線区間であるか否か判断し、走行区間が曲線区間である場合にはステップS3へ移行し、走行区間が曲線区間でない場合にはステップS4へ移行する。なお、このステップS2の判断に当たり、制御部20で、直接的に、区間種別信号を受け取って直線区間と曲線区間の種別を判断することに代えて、上位装置から入力されるシリンダCの目標変位Xが車体Bを殆ど傾斜させない値であることをもってして鉄道車両が直線区間を走行していると判断するようにしてもよい。具体的には、目標変位Xと車体Bが傾斜していないときの変位との偏差が所定の閾値以内にある場合に、鉄道車両が直線区間を走行していると判断することができる。
ステップS3では、鉄道車両は50km/h以上の走行速度で曲線区間を走行中であるので、制御部40は、通常制御にてシリンダCをアクチュエータとしてのみ機能させるべく、ソレノイド切換弁7,8,16にそれぞれ通電し、曲線区間走行時におけるリミッタ値を使用して、実際の変位Xを目標変位Xに追随させるようモータMを制御して車体Bを傾斜させて超過遠心力を緩和する。
ステップS4では、鉄道車両は50km/h以上の走行速度で直線区間を走行中であるので、制御部20は、電流指令Iを曲線区間走行時のリミッタ値よりも低いリミッタ値で制限しつつモータMを制御してシリンダCをアクチュエータとして機能させる。このため、制御部20は、アクチュエータ回路5を有効とするがダンパ回路13を無効とするべく、ソレノイド切換弁7,8,16にそれぞれ通電し、電流指令Iを低いリミッタ値で制限することでモータMのトルクを弱めてアクチュエータAの見掛け上の剛性を低くする。
また、ステップS5では、鉄道車両は50km/h未満の走行速度で走行中であって上述の抑止シリンダが車体傾斜抑止を実行しているので、この場合は、ソレノイド切換弁7,8,16への通電とモータMの制御とを停止して、シリンダCをダンパとしてのみ機能させるようにする。
以上、一連の判断処理が終了すると、引き続き、同じ処理を繰り返して実行し、このようにして、制御部20による処理が継続して実施される。
そして、この実施の形態では、上述のように、50km/h以上の走行速度で直線区間を走行中には、シリンダCをアクチュエータとして機能させつつも電流指令I’を低いリミッタ値で制限することで、モータMのトルクを低くするので、車体Bの姿勢を安定させつつもアクチュエータAの見掛け上の剛性を低くすることができる。
このように、本実施の形態のアクチュエータAによれば、50km/h以上の走行速度で走行中であっても直線区間を走行中であって、車体Bを積極的に傾斜させる必要のない状況においては、アクチュエータAの見掛け上の剛性を低くするので、台車Wに入力された振動に対してアクチュエータAが伸縮しやすくなり、車体B側への振動伝播を抑制することができるようになる。また、車両鉄道が50km/h未満の走行速度で走行中であって上述の抑止シリンダが車体傾斜抑止を実行している場合には、シリンダCをダンパとして機能させるので、抑止シリンダによる車体傾斜の抑止を阻害することもない。
それゆえ、液圧式のアクチュエータAを車体傾斜に用いても車両における乗り心地を向上することができるのであり、また、換言すれば、車両における乗り心地を向上することができるので、アクチュエータAの作動流体を液体、たとえば、油とすることができ、乗り心地を損なうことなく推進力不足を解消し、車体傾斜の応答性を向上させることができるのである。
なお、上述したところでは、リミッタ28の上限値であるリミット値を曲線区間走行時より低く変更するようにしているが、リミット値を低くする代わりに、あるいは、リミット値を低くすることに加えて、図6に示すように、速度指令生成部22の速度指令演算部25b、電流指令演算部26bおよび制御指令演算部27bにおける制御ゲインのうち一部或いは全部を曲線区間走行時より低く変更するゲイン変更部31を設けて、制御ゲインを低くすることによってモータMのトルクを低くするようにしてもよく、このようにしても、上記した一実施の形態におけるアクチュエータAの作用効果と同様の作用効果を奏することができる。具体的には、ゲイン変更部31は、直線区間走行時において制御ゲインを低くすればよいので、判断部21が出力するダンパ/アクチュエータ切換信号を受け取って制御ゲインを変更すればよい。
なお、上記したところでは、車体傾斜の手法として、いわゆる振子式といわれる手法を採用する鉄道車両に、本実施の形態のアクチュエータAを適用しているが、車体Aと台車Wの間の左右のそれぞれに、二つのアクチュエータを縦置きに設置して、各アクチュエータを駆動して車体Bを傾斜させるような場合にも、本発明のアクチュエータAを適用することが可能であるのは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1 液圧源たる液圧ポンプ
2 容器
3 ピストン
4 ロッド
5 アクチュエータ回路
6 ループ通路
7,8,16 ソレノイド切換弁
7a,8a,16a バルブ
7b,8b,16b バネ
7c,8c,16c ソレノイド
9,10 分岐通路
11 アキュムレータ
12 低圧選択弁
13 ダンパ回路
14 流路
14a メイン流路
14b 一方側上流路
14c 他方側上流路
14d 一方側下流路
14e 他方側下流路
14f 接続通路
15 減衰力発生要素
15a 減衰バルブ
15b 固定絞り
17a,17b,17c,17d 逆止弁
18 リリーフ流路
19 リリーフ弁
20 制御部
21 判断部
22 速度指令生成部
22a 偏差演算部
22b 速度指令演算部
23 モータドライバ
24 ソレノイド駆動部
25 リミッタ値変更部
26 速度ループ
26a 偏差演算部
26b 電流指令演算部
27 電流ループ
27a 偏差演算部
27b 制御指令演算部
28 リミッタ
29 駆動回路
30 ストロークセンサ
31 ゲイン変更部
A アクチュエータ
B 車体
C シリンダ
R1 圧力室たる一方室
R2 圧力室たる他方室
W 台車

Claims (6)

  1. 鉄道車両の車体と台車との間に介装されるシリンダとシリンダに液圧を供給するモータで駆動される液圧ポンプとを備え、車体を台車に対して傾斜させるアクチュエータにおいて、鉄道車両が直線走行中には見掛け上の剛性を低くすることを特徴とするアクチュエータ。
  2. シリンダ変位に基づいてモータをフィードバック制御する制御部を備え、鉄道車両が直線走行中には、モータへ供給する電流量を制限する電流リミット値を曲線走行中の電流リミット値より低下させることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. シリンダ変位に基づいてモータをフィードバック制御する制御部を備え、鉄道車両が直線走行中には、フィードバック制御において曲線走行中の制御ゲインより低い制御ゲインを用いてモータを制御することを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 制御部は、位置ループを備え、鉄道車両が直線走行中には、位置ループにおける速度制御ゲインを曲線走行中の制御ゲインより低い速度制御ゲインを用いてモータを制御することを特徴とする請求項2または3に記載のアクチュエータ。
  5. 制御部は、速度ループを備え、鉄道車両が直線走行中には、速度ループにおける速度制御ゲインを曲線走行中の制御ゲインより低い速度制御ゲインを用いてモータを制御することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 制御部は、電流ループを備え、鉄道車両が直線走行中には、電流ループにおける速度制御ゲインを曲線走行中の制御ゲインより低い速度制御ゲインを用いてモータを制御することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のアクチュエータ。
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