JP2011019741A - 内視鏡用生検鉗子 - Google Patents
内視鏡用生検鉗子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011019741A JP2011019741A JP2009167554A JP2009167554A JP2011019741A JP 2011019741 A JP2011019741 A JP 2011019741A JP 2009167554 A JP2009167554 A JP 2009167554A JP 2009167554 A JP2009167554 A JP 2009167554A JP 2011019741 A JP2011019741 A JP 2011019741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- forceps
- pair
- cups
- forceps cups
- tissue specimen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】鉗子カップ内に採取された組織標本を迅速に病理診断に供することができる内視鏡用生検鉗子を提供すること。
【解決手段】可撓性シース1の先端に嘴状に開閉自在に配置された一対の鉗子カップ10(10A,10B)が透明な材料で形成されると共に、一対の鉗子カップ10(10A,10B)内に採取された組織標本100を染色する染色液を注入するための染色液注入口11が、一対の鉗子カップ10(10A,10B)の少なくとも一方の背部に穿設されている。
【選択図】 図1
【解決手段】可撓性シース1の先端に嘴状に開閉自在に配置された一対の鉗子カップ10(10A,10B)が透明な材料で形成されると共に、一対の鉗子カップ10(10A,10B)内に採取された組織標本100を染色する染色液を注入するための染色液注入口11が、一対の鉗子カップ10(10A,10B)の少なくとも一方の背部に穿設されている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、内視鏡用生検鉗子に関する。
内視鏡用生検鉗子は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されて手元側から開閉操作され、先端において嘴状に開閉する一対の鉗子カップ内に生体組織の標本を採取するものである(例えば、特許文献1)。
内視鏡用生検鉗子で採取された組織標本は、その切断面を顕微鏡で観察して病変の有無その他の病理診断が行われる。ただし、組織標本の採取から顕微鏡観察までの間に、採取された組織標本を鉗子カップから取り出して固定、染色、観察用標本の作成をする等の手間がかかる処理が必要とされ、診断までに長時間を要してしまう。
本発明は、鉗子カップ内に採取された組織標本を迅速に病理診断に供することができる内視鏡用生検鉗子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用生検鉗子は、可撓性シースの先端に嘴状に開閉自在に配置された一対の鉗子カップが、可撓性シースの基端側からの操作により開閉して一対の鉗子カップ内に組織標本を採取することができるように構成された内視鏡用生検鉗子において、一対の鉗子カップが透明な材料で形成されると共に、一対の鉗子カップ内に採取された組織標本を染色する染色液を注入するための染色液注入口が、一対の鉗子カップの少なくとも一方の背部に穿設されているものである。
なお、閉じられた状態の一対の鉗子カップを開閉方向に対する側方から見たときに、一対の鉗子カップどうしの境界縁が、一対の鉗子カップの中央位置付近を迂回して形成されていてもよい。
また、一対の鉗子カップの外壁のうち開閉方向に対し側方に位置する壁部が平面状に形成されていてもよい。
本発明によれば、一対の鉗子カップが透明な材料で形成されると共に、一対の鉗子カップ内に採取された組織標本を染色する染色液を注入するための染色液注入口が鉗子カップの背部に穿設されていることにより、鉗子カップ内に採取された組織標本を、鉗子カップから取り出すことなく染色してそのまま病理診断まで迅速に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係る内視鏡用生検鉗子の先端部分の側面断面図、図2は、その一対の鉗子カップ10(10A,10B)が開いた状態の側面図、図3は、一対の鉗子カップ10内に組織標本片100が採取された状態の拡大側面断面図、図4は、図3におけるIV−IV断面図である。
図1は、本発明の実施例に係る内視鏡用生検鉗子の先端部分の側面断面図、図2は、その一対の鉗子カップ10(10A,10B)が開いた状態の側面図、図3は、一対の鉗子カップ10内に組織標本片100が採取された状態の拡大側面断面図、図4は、図3におけるIV−IV断面図である。
図1に示される符号1は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿脱される可撓性シースである。可撓性シース1は、例えば外径が2mm程度で長さが1〜2m程度の四フッ化エチレン樹脂チューブ等で形成されている。ただし、ステンレス鋼線製の密着巻きコイルパイプ等で形成してもよい。
可撓性シース1内には、細いステンレス鋼線を複数撚り合わせた撚り線からなる可撓性の操作ワイヤ2が、軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されている。操作ワイヤ2は、可撓性シース1の基端に連結された図示されていない操作部において進退操作される。
可撓性シース1の先端に直列に連結された先端支持枠3には、先端側に開口するスリット4が形成されている。5は、一対の鉗子カップ10を嘴状に開閉自在に軸支する支軸である。支軸5は、先端支持枠3の先端側においてスリット4を横断する状態に差し渡されていて、一対の鉗子カップ10が支軸5に回動自在に支持されている。
一対の鉗子カップ10は、閉じた状態の時に、先端支持枠3の先端から真っ直ぐ前方に突出する状態に配置されている。そして、各鉗子カップ10A,10Bから支軸5より後方に延出する駆動アーム7が、各鉗子カップ10A,10Bと一体に連結形成されている。
操作ワイヤ2の先端は、スリット4内に位置する駆動アーム7の後端付近に形成された連結孔8に離脱しないように挿通連結されている。ただし、一対の鉗子カップ10を開閉駆動するリンク機構をスリット4内に配置して、そのリンク機構に操作ワイヤ2の先端を連結してもよい。
そのような構成により、可撓性シース1の基端側から操作ワイヤ2を進退操作すると、駆動アーム7が支軸5を中心に回動して、鉗子カップ10が嘴状に開閉される。図1は鉗子カップ10が閉じた状態を示し、図2は開いた状態を示している。
一対の鉗子カップ10は、例えばポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)等のような透明で高強度の樹脂材料で形成されている。
したがって、図3及び図4に示されるように、一対の鉗子カップ10内に採取した生体組織の標本(以下、「組織標本」という)100を、鉗子カップ10が閉じたままの状態で鉗子カップ10の外から鉗子カップ10の壁部を通して観察することができる。
一対の鉗子カップ10(10A,10B)の各々の背部には、その内部に採取された組織標本100を染色する染色液を注入するための染色液注入口11が穿設されている。ただし、染色液注入口11は一対の鉗子カップ10(10A,10B)の少なくとも一方の背部に設けられていればよい。
一対の鉗子カップ10の一方の鉗子カップ10Aと他方の鉗子カップ10Bは、図2及び図4に示されるように、閉じられた状態の一対の鉗子カップ10を開閉方向に対する側方(矢印A方向)から見たときに、一対の鉗子カップ10A,10Bどうしの境界縁が、一対の鉗子カップ10の中央位置付近を迂回して(即ち、中央位置から外れて)位置するように、あい異なる形状に形成されている。
その結果、矢印A方向から一対の鉗子カップ10内の組織標本100を観察する際に、一対の鉗子カップ10A,10Bどうしの境界縁が観察の邪魔にならず、良好な組織診断をすることができる。
一対の鉗子カップ10A,10Bどうしの境界縁の形状は、例えば図2に示されるように、一対の鉗子カップ10A,10Bどうしの境界縁のうち一方の鉗子カップ10Aの境界縁は他方の鉗子カップ10B側に凸形状に形成され(凸形状部12)、他方の鉗子カップ10Bの境界縁は、一方の鉗子カップ10Aの境界縁が嵌まり込む凹形状に形成されている(凹形状部13)。ただし、凸形状部12と凹形状部13は一対の鉗子カップ10の側壁の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、図4に示されるように、一対の鉗子カップ10(10A,10B)の外壁のうち開閉方向に対し側方に位置する壁部が平面状に形成されている。図4において左右に位置する壁部がその平面状の壁部であり、そこは凸形状部12と凹形状部13が形成されている部分の壁部である。
その結果、矢印A方向から一対の鉗子カップ内の組織標本100を観察する際に、歪みの少ない良好な観察像を得ることができる。なお、平面状の壁部は一対の鉗子カップ10の側壁のうちの少なくとも一方に設けられていればよい。
このように構成された内視鏡用生検鉗子は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに通されて、一対の鉗子カップ10内に組織標本100を採取したら、体外に引き出される。
そして、一対の鉗子カップ10を開くことなく、染色液注入口11から鉗子カップ10内に染色液を注入して鉗子カップ10内の組織標本100を染色し、そのまま鉗子カップ10の外から鉗子カップ10の壁部を通してその内側の染色された組織標本100を観察する。
そのようにして、内視鏡検査室内に居ながらにして、鉗子カップ10から組織標本100を取り外すことなく組織標本100の病理検査を即座に行うことができる。また、共焦点内視鏡等のような顕微鏡的超拡大観察を行うことができる内視鏡を用いれば、内視鏡用生検鉗子を引き出すことなく体内において病理検査を行うことができる可能性も生じる。
1 可撓性シース
2 操作ワイヤ
5 支軸
10 一対の鉗子カップ
10A,10B 鉗子カップ
11 染色液注入口
12 凸形状部
13 凹形状部
100 組織標本
2 操作ワイヤ
5 支軸
10 一対の鉗子カップ
10A,10B 鉗子カップ
11 染色液注入口
12 凸形状部
13 凹形状部
100 組織標本
Claims (3)
- 可撓性シースの先端に嘴状に開閉自在に配置された一対の鉗子カップが、上記可撓性シースの基端側からの操作により開閉して上記一対の鉗子カップ内に組織標本を採取することができるように構成された内視鏡用生検鉗子において、
上記一対の鉗子カップが透明な材料で形成されると共に、上記一対の鉗子カップ内に採取された組織標本を染色する染色液を注入するための染色液注入口が、上記一対の鉗子カップの少なくとも一方の背部に穿設されていることを特徴とする内視鏡用生検鉗子。 - 閉じられた状態の上記一対の鉗子カップを開閉方向に対する側方から見たときに、上記一対の鉗子カップどうしの境界縁が、上記一対の鉗子カップの中央位置付近を迂回して形成されている請求項1記載の内視鏡用生検鉗子。
- 上記一対の鉗子カップの外壁のうち開閉方向に対し側方に位置する壁部が平面状に形成されている請求項2記載の内視鏡用生検鉗子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167554A JP2011019741A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 内視鏡用生検鉗子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167554A JP2011019741A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 内視鏡用生検鉗子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011019741A true JP2011019741A (ja) | 2011-02-03 |
Family
ID=43630336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009167554A Pending JP2011019741A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 内視鏡用生検鉗子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011019741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10141318B2 (en) | 2014-02-27 | 2018-11-27 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Structure and method for FinFET SRAM |
JP2019504308A (ja) * | 2015-12-24 | 2019-02-14 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 3d生検組織を染色する装置 |
-
2009
- 2009-07-16 JP JP2009167554A patent/JP2011019741A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10141318B2 (en) | 2014-02-27 | 2018-11-27 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Structure and method for FinFET SRAM |
US10461087B2 (en) | 2014-02-27 | 2019-10-29 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Structure and method for FinFET SRAM |
US10971503B2 (en) | 2014-02-27 | 2021-04-06 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Structure and method for FinFET SRAM |
US11342337B2 (en) | 2014-02-27 | 2022-05-24 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Structure and method for FinFET SRAM |
JP2019504308A (ja) * | 2015-12-24 | 2019-02-14 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 3d生検組織を染色する装置 |
JP2022031828A (ja) * | 2015-12-24 | 2022-02-22 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 3d生検組織を染色する装置 |
JP7092668B2 (ja) | 2015-12-24 | 2022-06-28 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 3d生検組織を染色する装置 |
JP7223829B2 (ja) | 2015-12-24 | 2023-02-16 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 3d生検組織を染色する装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8267869B2 (en) | Multi-purpose biopsy forceps | |
US20110060188A1 (en) | Low cost disposable medical forceps to enable a hollow central channel for various functionalities | |
JP2010004945A (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2006014960A (ja) | 内視鏡 | |
JP2013542016A (ja) | 改良された細胞診ブラシ器具 | |
JP6019240B2 (ja) | 内視鏡下外科手術装置及び外套管 | |
JP3718372B2 (ja) | 内視鏡用処置具 | |
JP2005334001A (ja) | 内視鏡用鉗子 | |
JP2010274123A (ja) | 内視鏡用穿刺針 | |
JP2011019741A (ja) | 内視鏡用生検鉗子 | |
JP6200627B2 (ja) | カプセル内視鏡誘導用処置具 | |
JP2011030913A (ja) | 内視鏡用組織採取具 | |
JP2002119514A (ja) | 内視鏡用生検鉗子 | |
JP5647775B2 (ja) | 内視鏡用生検鉗子 | |
CN208114608U (zh) | 一种胆/胰管用的夹钳控制活检钳 | |
JP2011005009A (ja) | 標本採取チューブ及びそれを備える内視鏡装置 | |
CN115137412A (zh) | 一种可视化内窥镜用活检钳 | |
JP4349846B2 (ja) | 内視鏡用鉗子 | |
JP2002011014A (ja) | 切除片回収具及び切除片回収方法 | |
CN209808293U (zh) | 消化内镜活检塞保护套 | |
CN115670364A (zh) | 一种多功能超细胸腔镜 | |
JP4373536B2 (ja) | 内視鏡用針付生検鉗子 | |
JP2000201939A (ja) | 医療用処置具 | |
CN219538366U (zh) | 取样器 | |
JP2011036522A (ja) | 生検診断用内視鏡 |