JP2011019124A - ヘッドホン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供できるようにする。
【解決手段】耳殻の外耳道近傍で保持されるドライバーユニット21と、ドライバーユニット21と一体化された構成を有し、当該ドライバーユニット21から延設された所定形状のアーム23Aとを具え、アーム23Aの先端23Bが耳殻の裏側付根部の窪み部分QPに当接して保持されることにより、ドライバーユニット21とアーム23Aの先端23Bとによって二点支持される。これにより、どのような大きさ及び形状を有する耳殻に対しても、ドライバーユニット21とアーム23Aの先端23Bとによる二点支持によって装着されることになるので、耳殻の形状やサイズに拘わらず、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
【選択図】図5
【解決手段】耳殻の外耳道近傍で保持されるドライバーユニット21と、ドライバーユニット21と一体化された構成を有し、当該ドライバーユニット21から延設された所定形状のアーム23Aとを具え、アーム23Aの先端23Bが耳殻の裏側付根部の窪み部分QPに当接して保持されることにより、ドライバーユニット21とアーム23Aの先端23Bとによって二点支持される。これにより、どのような大きさ及び形状を有する耳殻に対しても、ドライバーユニット21とアーム23Aの先端23Bとによる二点支持によって装着されることになるので、耳殻の形状やサイズに拘わらず、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、ヘッドホン装置に関し、例えば携帯型オーディオプレーヤに接続して用いられる小型で軽量のヘッドホン装置に適用して好適なものである。
従来、図1に示すように、所謂クリップ式ヘッドホン装置1においては、ドライバーユニットを内蔵している本体部2と、耳掛け式つる部3とによって構成され、当該耳掛け式つる部3の上部3Aでユーザの耳殻上方を挟み付けることによって保持される。
また図2に示すように、耳たぶ装着式ヘッドホン装置5においては、ドライバーユニット6と、当該ドライバーユニット6に取り付けられた略U字状の耳保持部7によって構成され、当該耳保持部7によってユーザの耳たぶを挟み付けることによって保持される。
さらに図3に示すように、耳たぶ装着式ヘッドホン装置8においては、ドライバーユニット9と、当該ドライバーユニット9と一体的に取り付けられた先端略U字状の耳保持部10とによって構成されている。
そして、この耳たぶ装着式ヘッドホン装置8においては、当該耳保持部10によってユーザの耳殻や耳たぶを挟み付けることによって保持される。
さらに、図4に示すように、耳掛け型ヘッドホン装置11においては、ドライバーユニット12と、当該ドライバーユニット12と一体化され、ユーザの耳殻の外形に沿うように湾曲されたループ状の耳掛けハンガー13とによって構成されている(例えば特許文献1参照)。
この耳掛け型ヘッドホン装置11では、耳掛けハンガー13の後方アーム部13A全体が耳殻裏側付根部に面のように接触し、かつ後方アーム部13Aの下方に形成された突起部13Bが耳たぶの裏側の凹み部分にフィットした状態で保持される。
ところで上述したクリップ式ヘッドホン装置1(図1)においては、本体部2と、耳掛け式つる部3の上部3Aとにより耳殻上方を挟み付ける構造であるため、耳殻上方に対して圧迫感を与え、長時間の装着状態でユーザに痛みを伴わせるという問題があった。
またクリップ式ヘッドホン装置1では、様々な耳殻の形状に対し、本体部2から耳掛け式つる部3の上部3Aまでの距離を調整できない構造である。そのためクリップ式ヘッドホン装置1は、耳掛け式つる部3の上部3Aの位置が耳殻と合わないユーザにとっては装着自体が困難であり、耳殻そのものに負担を与えて装着性を損なうという問題があった。
逆に、クリップ式ヘッドホン装置1においては、本体部2と耳掛け式つる部3とによる圧迫感を軽減した場合、耳殻に対する本体部2の装着安定性を損なわせ、ヘッドホンとしての機能を十分に果たせない単なる飾りに過ぎなくなってしまうという問題があった。
さらに上述した耳たぶ装着式ヘッドホン装置5(図2)及び8(図3)においては、略U字状の耳保持部7及び10によりユーザの耳たぶを挟み付ける構造であるため、耳たぶに対して圧迫感を与え、長時間の装着状態でユーザに痛みを与えるという問題があった。
さらに上述した耳掛け型ヘッドホン装置11(図4)においては、耳掛けハンガー13のサイズが固定されており、耳掛けハンガー13のサイズが合わないユーザにとっては装着自体が困難であり、耳殻に負担を与えて装着性を損なうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供し得るヘッドホン装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のヘッドホン装置では、耳殻の外耳道近傍で保持されるドライバーユニットと、ドライバーユニットと一体化された構成を有し、当該ドライバーユニットから延設された所定形状のアームとを具え、アームの先端が耳殻の裏側付根部の近接部分に当接して保持されることにより、ドライバーユニットとアームの先端とによって二点支持されるようにする。
これによりヘッドホン装置では、どのような大きさ及び形状を有する耳殻に対しても、ドライバーユニットとアームの先端とによる二点支持によって装着されることになるので、耳殻の形状やサイズに拘わらず、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
本発明によれば、どのような大きさ及び形状を有する耳殻に対しても、ドライバーユニットとアームの先端とによる二点支持によって装着されることになるので、耳殻の形状やサイズに拘わらず、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供し得るヘッドホン装置を実現することができる。
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.第6の実施の形態
7.他の実施の形態
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.第6の実施の形態
7.他の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[1−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(A)は、本発明の第1の実施の形態におけるヘッドホン装置20を正面から見たときの様子を示し、図5(B)は、当該ヘッドホン装置20を側面から見たときの様子を示す。
[1−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(A)は、本発明の第1の実施の形態におけるヘッドホン装置20を正面から見たときの様子を示し、図5(B)は、当該ヘッドホン装置20を側面から見たときの様子を示す。
このヘッドホン装置20では、インナーイヤータイプのドライバーユニット21と、その先端に取り付けられたイヤーピース22と、ドライバーユニット21を一体的に保持している細い薄板状の耳保持部23とによって構成されている。
耳保持部23は、ドライバーユニット21と接続コード24とを当該耳保持部23の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット21は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部23は、ドライバーユニット21の取り付けられた部分が細い薄板状であるものの、その先端へ行くに連れて略U字状に湾曲されたアーム23Aを有している。そして耳保持部23は、ユーザの耳に装着されたとき、当該アーム23Aがユーザの耳たぶに接触することなく当該耳たぶを跨ぐようになされている。
さらに耳保持部23は、アーム23Aの先端23Bが耳殻裏側付根部の窪み部分に当接するようになされている。そのため耳保持部23は、耳殻裏側付根部の窪み部分に対してアーム23Aの先端23Bが面のように接触できる所定角度(例えば約45度〜60度程度)に形成されている。
ここで耳保持部23は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン)樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂すなわち弾性体でなる。
なお、アーム23Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂すなわち弾性体でなる。因みに、耳保持部23が金属で形成され、その先端のアーム23Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置20は、耳保持部23におけるアーム23Aの先端23Bが耳殻裏側付根部の窪み部分に当接されたとき、ユーザに対して柔らかな装着感を与え得るようになされている。
また図6(A)及び(B)に示すように、左耳用のヘッドホン装置20Lにおける耳保持部23Lと、右耳用のヘッドホン装置20Rにおける耳保持部23Rとは、互いに左右対称な形状を有している。なお、図5におけるヘッドホン装置20は、図6(A)におけるヘッドホン装置20Rに相当する。
従って、左耳用のヘッドホン装置20Lにおける耳保持部23Lと、右耳用のヘッドホン装置20Rにおける耳保持部23Rとが隣り合った状態で合わせられたとき、1つのまとまった形状となり、一体感を生じさせるようになされている。
これにより左耳用のヘッドホン装置20L及び右耳用のヘッドホン装置20Rが一体となった状態の1対のヘッドホン装置20LRでは、ユーザが持ち運び易くなり、非常に使い易くなる。
[1−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図7(A)及び(B)に示すようにヘッドホン装置20は、ユーザの耳に装着された際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が耳殻の外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置20が保持される。
図7(A)及び(B)に示すようにヘッドホン装置20は、ユーザの耳に装着された際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が耳殻の外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置20が保持される。
このときヘッドホン装置20は、耳保持部23における略U字状に湾曲されたアーム23Aが一旦下方に押し広げられてユーザの耳たぶを跨ぐようにして装着されると、当該アーム23Aの先端23Bが耳殻裏側付根部の近傍にある窪み部分QPに当接される。
これによりヘッドホン装置20では、押し広げられたアーム23Aが元に戻ろうとするときの付勢力により、耳たぶに接触することなく、更にイヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとによる2点支持によってユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置20は、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとにより耳殻の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D1のようになる。
このヘッドホン装置20における間隔D1は、図8に示すような耳たぶに装着するヘッドホン装置30において、ドライバーユニット31と一体的に接続された耳保持部33のアーム33Aとによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも格段的に長くなる。
これによりヘッドホン装置20では、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとによる2点支持であっても強固に保持される。
また同時にヘッドホン装置20は、この間隔D1が、従来のヘッドホン装置30(図8)の間隔dよりも十分に長くなることにより、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることを回避し得るようになされている。
[1−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置20は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められたことにより保持される。一方、ヘッドホン装置20は、耳保持部23におけるアーム23Aの先端23Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接された状態で保持される。これによりヘッドホン装置20は、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置20は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められたことにより保持される。一方、ヘッドホン装置20は、耳保持部23におけるアーム23Aの先端23Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接された状態で保持される。これによりヘッドホン装置20は、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置20は、略U字状に湾曲されたアーム23Aが押し広げられてユーザの耳たぶを跨ぐように装着されるので、押し広げられたアーム23Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置20は、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとの2点支持ではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
ところで図8に示したように、耳たぶに装着するタイプのヘッドホン装置30では、耳保持部33のアーム33Aが耳たぶを挟み付ける構造であるため、当該アーム33Aが耳たぶを圧迫することになり、長時間装着したときには痛みを与えることになっていた。
これに対してヘッドホン装置20は、略U字状に湾曲されたアーム23Aがユーザの耳たぶを跨ぐように装着されることになるので、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、長時間であってもユーザに痛みを与えることのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置20は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム23Aの弾性力を用いて、耳たぶに接触することなく、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置20は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置20は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム23Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム23Aの先端23Bとの2点支持により、耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置20は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<2.第2の実施の形態>
[2−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図9(A)は、本発明の第2の実施の形態におけるヘッドホン装置40を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図9(B)は、当該ヘッドホン装置40がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
[2−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図9(A)は、本発明の第2の実施の形態におけるヘッドホン装置40を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図9(B)は、当該ヘッドホン装置40がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置40は、インナーイヤータイプのドライバーユニット21と、その先端に取り付けられたイヤーピース22と、ドライバーユニット21を一体的に保持している略U字状に形成された円柱状の耳保持部43とによって構成されている。
耳保持部43は、ドライバーユニット21と接続コード24とを当該耳保持部43の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット21は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部43は、その先端へ行くに連れて略U字状に湾曲されたアーム43Aを有し、ユーザの耳に装着されたとき、当該アーム43Aが耳たぶに接触することなく、当該耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐようになされている。
さらに耳保持部43は、アーム43Aの先端43Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接するようになされている。そのため耳保持部43は、耳殻裏側付根部の窪み部分QPに接触すべきアーム43Aの先端43Bが半球状に形成されている。
ここで耳保持部43は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
なお、アーム43Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳保持部43が金属で形成され、その先端のアーム43Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置40は、耳保持部43におけるアーム43Aの半球状に形成された先端43Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
[2−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図9(B)に示したようにヘッドホン装置40は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置40が保持される。
図9(B)に示したようにヘッドホン装置40は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置40が保持される。
このとき同時にヘッドホン装置40は、耳保持部43における略U字状に湾曲されたアーム43Aが押し広げられてユーザの耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐようにして装着される。そうするとヘッドホン装置40は、当該アーム43Aの先端43Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されることになる。
これによりヘッドホン装置40では、押し広げられたアーム43Aが元に戻ろうとする付勢力が働き、耳たぶに接触することなく、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとによる2点支持によりユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置40は、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとにより耳殻の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D2のようになる。
このヘッドホン装置40における間隔D2は、図8に示したようなヘッドホン装置30の耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも格段的に長くなる。
これによりヘッドホン装置40では、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとによる2点支持であっても強固に保持される。
また同時にヘッドホン装置40は、この間隔D2が、従来のヘッドホン装置30(図8)の間隔dよりも十分に長くなることにより、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることを回避し得るようになされている。
[2−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置40は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置40は、耳保持部43におけるアーム43Aの先端43Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接された状態で保持される。これによりヘッドホン装置40は、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置40は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置40は、耳保持部43におけるアーム43Aの先端43Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接された状態で保持される。これによりヘッドホン装置40は、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置40は、略U字状に湾曲されたアーム43Aが押し広げられてユーザの耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐように装着されたとき、押し広げられたアーム43Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置40は、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとの2点支持ではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置40は、略U字状に湾曲されたアーム43Aがユーザの耳たぶに接触することなく前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐように装着されることになる。
これによりヘッドホン装置40では、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳保持部43による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置40は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム43Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置40は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置40は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム43Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム43Aの先端43Bとの2点支持により、耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置40は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<3.第3の実施の形態>
[3−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図10(A)は、本発明の第3の実施の形態におけるヘッドホン装置50を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図10(B)は、当該ヘッドホン装置50がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
[3−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図10(A)は、本発明の第3の実施の形態におけるヘッドホン装置50を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図10(B)は、当該ヘッドホン装置50がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置50は、インナーイヤータイプのドライバーユニット21と、その先端に取り付けられたイヤーピース22と、当該ドライバーユニット21を一体的に保持している略U字状に形成された円柱状の耳保持部53とによって構成されている。
耳保持部53は、ドライバーユニット21と接続コード24とを当該耳保持部53の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット21は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部53は、その先端へ行くに連れて略U字状に湾曲されたアーム53Aを有し、ユーザの耳に装着されたとき、当該アーム53Aが耳殻上方部に接触することなく、当該耳殻上方部を跨ぐようになされている。
さらに耳保持部53は、アーム53Aの先端53Bが耳殻上方裏側付根部の近接部分に接触するようになされている。そのため耳保持部53は、耳殻上方裏側付根部の近接部分に接触すべきアーム53Aの先端53Bが半球状に形成されている。
ここで耳保持部53は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
なお、アーム53Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳保持部53が金属で形成され、その先端のアーム53Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置50は、耳保持部53におけるアーム53Aの半球状に形成された先端53Bが耳殻上方裏側付根部の近接部分に当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
[3−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図10(B)に示したようにヘッドホン装置50は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置50が保持される。
図10(B)に示したようにヘッドホン装置50は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置50が保持される。
このときヘッドホン装置50は、耳保持部53における略U字状に湾曲されたアーム53Aが押し広げられてユーザの耳殻上方部を跨ぐようにして装着されると、当該アーム53Aの先端53Bが耳殻上方裏側付根部の近接部分に当接されることになる。
これによりヘッドホン装置50では、押し広げられたアーム53Aが元に戻ろうとする付勢力が働き、耳殻に接触することなく、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとによる2点支持によりユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置50は、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとにより耳殻上方部の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D3のようになる。
このヘッドホン装置50における間隔D3は、図8に示したようなヘッドホン装置30の耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも格段的に長くなる。
これによりヘッドホン装置50では、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとによる2点支持であっても強固に保持される。
また同時にヘッドホン装置50は、この間隔D3が、従来のヘッドホン装置30の間隔dよりも十分に長くなるので、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることを回避し得るようになされている。
[3−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置50は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置50は、耳保持部53におけるアーム53Aの先端53Bが耳殻上方裏側付根部の近接部分に当接されて保持される。これによりヘッドホン装置50は、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置50は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置50は、耳保持部53におけるアーム53Aの先端53Bが耳殻上方裏側付根部の近接部分に当接されて保持される。これによりヘッドホン装置50は、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置50は、略U字状に湾曲されたアーム53Aが押し広げられてユーザの耳殻上方部を跨ぐように装着されたとき、押し広げられたアーム53Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置50は、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとの2点支持だけではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置50は、略U字状に湾曲されたアーム53Aがユーザの耳たぶに接触することなく耳殻上方部を跨ぐように装着されることになる。これによりヘッドホン装置50は、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳保持部53による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置50は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム53Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置50は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置50は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム53Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム53Aの先端53Bとの2点支持により耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置50は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<4.第4の実施の形態>
[4−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図11(A)は、本発明の第4の実施の形態におけるヘッドホン装置60を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図11(B)は、当該ヘッドホン装置60がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
[4−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(B)との対応部分に同一符号を付した図11(A)は、本発明の第4の実施の形態におけるヘッドホン装置60を側面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図11(B)は、当該ヘッドホン装置60がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置60では、インナーイヤータイプのドライバーユニット21と、その先端に取り付けられたイヤーピース22と、当該ドライバーユニット21を一体的に保持している略U字状に形成された円柱状の耳保持部63とによって構成されている。
耳保持部63は、ドライバーユニット21と接続コード24とを当該耳保持部63の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット21は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部63は、その先端へ行くに連れて略U字状に湾曲されたアーム63Aを有し、ユーザの耳に装着されたとき、当該アーム63Aが耳殻側方部に接触することなく、当該耳殻側方部を跨ぐようになされている。
さらに耳保持部63は、アーム63Aの先端63Bが耳殻側方裏側付根部の近接部分に当接するようになされている。そのため耳保持部63は、耳殻側方裏側付根部の近接部分に接触すべきアーム63Aの先端63Bが半球状に形成されている。
ここで耳保持部63は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
なお、アーム63Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳保持部63が金属で形成され、その先端のアーム63Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置60は、耳保持部63におけるアーム63Aの半球状に形成された先端63Bが耳殻側方裏側付根部の近接部分に当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
[4−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図11(B)に示したようにヘッドホン装置60は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置60が保持される。
図11(B)に示したようにヘッドホン装置60は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められることにより当該ヘッドホン装置60が保持される。
このときヘッドホン装置60は、耳保持部63における略U字状に湾曲されたアーム63Aが押し広げられてユーザの耳殻側方部を跨ぐようにして装着されると、当該アーム63Aの先端63Bが耳殻側方裏側付根部の近接部分に当接されることになる。
これによりヘッドホン装置60では、押し広げられたアーム63Aが元に戻ろうとする付勢力が働き、耳殻に接触することなく、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとによる2点支持によりユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置60は、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとにより耳殻側方裏側の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D4のようになる。
このヘッドホン装置60における間隔D4は、図8に示したようなヘッドホン装置30において、ドライバーユニット31と一体的に保持された耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも長くなる。
これによりヘッドホン装置60は、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとによる2点支持であっても強固に保持される。
また同時にヘッドホン装置60は、この間隔D4が、従来の耳たぶに装着するヘッドホン装置30の間隔dよりも十分に長くなるので、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることを回避し得るようになされている。
[4−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置60は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置60は、耳保持部63におけるアーム63Aの先端63Bが耳殻側方裏側付根部の近接部分に当接されて保持される。これによりヘッドホン装置60は、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置60は、ドライバーユニット21の先端に取り付けられたイヤーピース22が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置60は、耳保持部63におけるアーム63Aの先端63Bが耳殻側方裏側付根部の近接部分に当接されて保持される。これによりヘッドホン装置60は、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置60は、略U字状に湾曲されたアーム63Aが押し広げられてユーザの耳殻側方部を跨ぐように装着されたとき、押し広げられたアーム63Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置60は、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとの2点支持だけではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置60は、略U字状に湾曲されたアーム63Aがユーザの耳たぶに接触することなく耳殻側方部を跨ぐように装着されることになる。
これによりヘッドホン装置60は、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳保持部63による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置60は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム63Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置60は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置60は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム63Aの弾性力を用いて、イヤーピース22とアーム63Aの先端63Bとの2点支持により耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置60は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<5.第5の実施の形態>
[5−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(A)との対応部分に同一符号を付した図12(A)は、本発明の第5の実施の形態におけるヘッドホン装置70を正面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図12(B)は、当該ヘッドホン装置70がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
[5−1.ヘッドホン装置の構成]
図5(A)との対応部分に同一符号を付した図12(A)は、本発明の第5の実施の形態におけるヘッドホン装置70を正面から見たときの様子を示す。また、図7(B)との対応部分に同一符号を付した図12(B)は、当該ヘッドホン装置70がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置70では、ドライバーユニット71と、当該ドライバーユニット71を一体的に保持している略ム字状に形成された円柱状の耳保持部73とによって構成されている。
ドライバーユニット71は、音声の出力方向が鼓膜に向くように装着するバーチカルタイプであり、当該ドライバーユニット71による音声の出力方向が鼓膜に向くように外耳道に押し込められるようになされている。
耳保持部73は、ドライバーユニット71と接続コード24とを当該耳保持部73の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット71は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部73は、その先端へ行くに連れて略ム字形状に湾曲されたアーム73Aを有し、ユーザの耳に装着されたとき、耳たぶに接触することなく当該アーム73Aが耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐようになされている。
さらに耳保持部73は、アーム73Aの先端73Bが耳殻側方裏側付根部の窪み部分QPに当接するようになされている。そのため耳保持部73は、耳殻側方裏側付根部の窪み部分QPに接触すべきアーム73Aの先端73Bが半球状に形成されている。
ここで耳保持部73は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
なお、アーム73Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳保持部73が金属で形成され、その先端のアーム73Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置70は、耳保持部73におけるアーム73Aの半球状に形成された先端73Bが耳殻側方裏側付根部の窪み部分QPに当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
[5−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図12(B)に示したようにヘッドホン装置70は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット71が外耳道に直接押し込められることにより当該ヘッドホン装置70が保持される。
図12(B)に示したようにヘッドホン装置70は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット71が外耳道に直接押し込められることにより当該ヘッドホン装置70が保持される。
このとき同時にヘッドホン装置70は、耳保持部73における略ム字状に湾曲されたアーム73Aが押し広げられてユーザの耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐようにして装着される。そうするとヘッドホン装置70は、当該アーム73Aの先端73Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されることになる。
これによりヘッドホン装置70では、押し広げられたアーム73Aが元に戻ろうとする付勢力が働き、耳たぶに接触することなく、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとによる2点支持によりユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとにより耳殻の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D5のようになる。
このヘッドホン装置70における間隔D5は、図8に示したようなヘッドホン装置30の耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも格段的に長くなる。
これによりヘッドホン装置70では、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとによる2点支持であっても強固に保持されることになる。
また同時にヘッドホン装置70は、この間隔D5が、従来の耳たぶに装着するヘッドホン装置30の間隔dよりも十分に長くなるので、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることをも回避し得るようになされている。
[5−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置70は、耳保持部73におけるアーム73Aの先端73Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されて保持される。これによりヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置70は、耳保持部73におけるアーム73Aの先端73Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されて保持される。これによりヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置70は、略ム字状に湾曲されたアーム73Aが押し広げられてユーザの耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐように装着されたとき、押し広げられたアーム73Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置70は、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとの2点支持だけではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置70は、略ム字状に湾曲されたアーム73Aがユーザの耳たぶに接触することなく耳たぶの前方から後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐように装着されることになる。
これによりヘッドホン装置70は、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳保持部73による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置70は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム73Aの弾性力を用いて、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置70は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置70は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム73Aの弾性力を用いて、ドライバーユニット71とアーム73Aの先端73Bとの2点支持により耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置70は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<6.第6の実施の形態>
[6−1.ヘッドホン装置の構成]
図12(A)との対応部分に同一符号を付した図13(A)は、本発明の第6の実施の形態におけるヘッドホン装置80を正面から見たときの様子を示す。また、図12(B)との対応部分に同一符号を付した図13(B)は、当該ヘッドホン装置80がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
[6−1.ヘッドホン装置の構成]
図12(A)との対応部分に同一符号を付した図13(A)は、本発明の第6の実施の形態におけるヘッドホン装置80を正面から見たときの様子を示す。また、図12(B)との対応部分に同一符号を付した図13(B)は、当該ヘッドホン装置80がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置80では、ドライバーユニット71と、当該ドライバーユニット71を一体的に保持している略ワ字状に形成された円柱状の耳保持部83とによって構成されている。
ドライバーユニット71は、音声の出力方向が鼓膜に向くように装着するバーチカルタイプであり、当該ドライバーユニット71による音声の出力方向が鼓膜に向くように外耳道に押し込められるようになされている。
耳保持部83は、ドライバーユニット71と接続コード24とを当該耳保持部83の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット71は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳保持部83は、その先端部へ行くに連れて略ワ字形状に湾曲されたアーム83Aを有し、ユーザの耳に装着されたとき、当該耳殻に接触することなく当該アーム83Aが耳殻上部前方から耳殻下部後方へ回り込んで当該耳殻を跨ぐようになされている。
さらに耳保持部83は、アーム83Aの先端83Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接するようになされている。そのため耳保持部83は、耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接すべきアーム83Aの先端83Bが半球状に形成されている。
ここで耳保持部83は、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
なお、アーム83Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳保持部83が金属で形成され、その先端のアーム83Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置80は、耳保持部83におけるアーム83Aの半球状に形成された先端83Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
[6−2.ヘッドホン装置の装着状態]
図13(B)に示したようにヘッドホン装置80は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット71が外耳道に直接押し込められることにより当該ヘッドホン装置80が保持される。
図13(B)に示したようにヘッドホン装置80は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット71が外耳道に直接押し込められることにより当該ヘッドホン装置80が保持される。
このとき同時にヘッドホン装置80は、耳保持部83における略ワ字状に湾曲されたアーム83Aが押し広げられてユーザの耳殻上部前方から耳殻下部後方へ回り込みながら当該耳たぶを跨ぐようにして装着される。そうするとヘッドホン装置80は、当該アーム83Aの先端83Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されることになる。
これによりヘッドホン装置80では、押し広げられたアーム83Aが元に戻ろうとする付勢力が働き、耳たぶに接触することなく、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとによる2点支持によりユーザの耳に装着され得るようになされている。
このときヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとにより耳殻の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D6のようになる。
従ってヘッドホン装置80における間隔D6は、図8に示したようなヘッドホン装置30の耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも格段的に長くなる。
これによりヘッドホン装置80では、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとによる2点支持であっても強固に保持されることになる。
また同時にヘッドホン装置80は、この間隔D6が、従来の装着するヘッドホン装置30の間隔dよりも十分に長くなるので、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることをも回避し得るようになされている。
[6−3.動作及び効果]
以上の構成において、ヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置80は、耳保持部83におけるアーム83Aの先端83Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されて保持される。これによりヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
以上の構成において、ヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71が外耳道に押し込められて保持される。一方、ヘッドホン装置80は、耳保持部83におけるアーム83Aの先端83Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されて保持される。これによりヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとの2点支持によりユーザの耳に装着されることになる。
このときヘッドホン装置80は、略ワ字状に湾曲されたアーム83Aが押し広げられてユーザの耳殻前方から耳殻後方へ回り込みながら当該耳殻を跨ぐように装着されたとき、押し広げられたアーム83Aが元に戻ろうとする付勢力が働く。これによりヘッドホン装置80は、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとの2点支持だけではあるものの、強固な状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置80は、略ワ字状に湾曲されたアーム83Aがユーザの耳たぶに接触することなく耳殻上部前方から耳殻下部後方へ回り込みながら当該耳殻を跨ぐように装着されることになる。
これによりヘッドホン装置80は、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳保持部83による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置80は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム83Aの弾性力を用いて、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとの2点支持によりユーザの耳に装着することができる。
これによりヘッドホン装置80は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
以上の構成によれば、ヘッドホン装置80は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム83Aの弾性力を用いて、ドライバーユニット71とアーム83Aの先端83Bとの2点支持により耳たぶに接触することなくユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置80は、全てのユーザに対して痛みを伴わせることなく良好な装着感及び装着安定性を提供することができる。
<7.他の実施の形態>
なお上述した第1乃至第6の実施の形態においては、耳保持部23、43、53、63、73、83がユーザの耳たぶや耳殻に接触することがないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、耳保持部が耳たぶや耳殻に直接的に接触するようにしても良い。
なお上述した第1乃至第6の実施の形態においては、耳保持部23、43、53、63、73、83がユーザの耳たぶや耳殻に接触することがないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、耳保持部が耳たぶや耳殻に直接的に接触するようにしても良い。
ここで、図13(A)との対応部分に同一符号を付した図14(A)は、本発明の他の実施の形態におけるヘッドホン装置90を正面から見たときの様子を示す。また、図13(B)との対応部分に同一符号を付した図14(B)は、当該ヘッドホン装置90がユーザの耳に装着されたときの様子を示す。
このヘッドホン装置90では、ドライバーユニット71と、それと一体的に接続された略逆C字状に形成された筒状のハウジング91と、そのハウジング91に取り付けられた略ワ字状でかつ円柱状の耳掛けハンガー92とによって構成されている。
ドライバーユニット71は、音声の出力方向が鼓膜に向くように装着するバーチカルタイプであり、当該ドライバーユニット71による音声の出力方向が鼓膜に向くように外耳道に押し込められるようになされている。
耳掛けハンガー92は、ドライバーユニット71と接続コード24とを当該耳掛けハンガー92の内部で電気的に接続し、ドライバーユニット71は接続コード24を介して例えば携帯型オーディオプレーヤから供給される電気信号に応じた音声を出力する。
また耳掛けハンガー92は、その先端部へ行くに連れて湾曲されたアーム92Aを有している。従って耳掛けハンガー92がユーザの耳に装着されたとき、当該アーム92Aが耳殻上部前方から耳殻下部後方へ回り込む際に当該耳殻上部から耳殻下部へ向かい、かつ耳殻裏側付根部の近接部分を這うように当接されるようになされている。
さらに耳掛けハンガー92は、アーム92Aの先端92Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接するようになされている。そのため耳掛けハンガー92は、耳殻裏側付根部の窪み部分QPに接触すべきアーム92Aの先端92Bが半球状に形成されている。
ここで耳掛けハンガー92は、射出成型により形成されたエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。
アーム92Aについても、エラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体でなる。因みに、耳掛けハンガー92が金属で形成され、その先端のアーム92Aが弾性体で形成されるようにしても良い。
これによりヘッドホン装置90では、耳掛けハンガー92におけるアーム92Aの半球状に形成された先端92Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されたとき、柔らかな装着感を与え得るようになされている。
実際上、ヘッドホン装置90は、ユーザの耳に装着される際、ドライバーユニット71が外耳道に直接押し込められることにより当該ヘッドホン装置90が保持される。
このとき同時にヘッドホン装置90は、耳掛けハンガー92における略ワ字状に湾曲されたアーム92Aが押し広げられてユーザの耳殻上部前方から耳殻下部後方へ回り込む際に当該耳殻を跨ぎながら装着される。
そうするとヘッドホン装置90は、当該アーム92A全体が耳殻裏側付根部の近接部分を這うように当接されながら、当該アーム92Aの先端92Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されることになる。
これによりヘッドホン装置90では、ドライバーユニット71と、アーム92Aの先端92Bとによる2点支持に加えて、アーム92A全体が耳殻裏側付根部の近接部分を這いながら面のように接触した状態でユーザの耳に装着され得るようになされている。
なお、このときヘッドホン装置90は、ドライバーユニット71とアーム92Aの先端92Bとにより耳殻の付け根部分を挟み付けるときの距離が間隔D7のようになる。
従ってヘッドホン装置90における間隔D7は、図8に示したようなヘッドホン装置30の耳保持部33のアーム33Aによって耳たぶを挟み付ける際の間隔dよりも長くなる。
これによりヘッドホン装置90では、ドライバーユニット71とアーム92Aの先端92Bとによる2点支持だけだとしても強固に保持される。
また同時にヘッドホン装置90は、この間隔D7が、従来のヘッドホン装置30の間隔dよりも十分に長くなるので、耳殻に対する圧迫感を軽減して装着時の痛みを生じさせることをも回避し得るようになされている。
なおヘッドホン装置90では、ドライバーユニット71が外耳道に押し込められて保持される一方、耳掛けハンガー92におけるアーム92Aの先端92Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されて保持されることに加えて、アーム92A全体が耳殻裏側付根部の近接部分を這いながら面のように接触した状態で保持される。
これによりヘッドホン装置90は、これまで以上にフィット感の高い状態でユーザの耳に装着することができる。
またヘッドホン装置90は、耳掛けハンガー92のアーム92Aがユーザの耳殻に接触することなく跨ぎ、耳殻上部前方から耳殻下部後方へ耳殻裏側付根部の近接部分を這うように当接されながら装着されることになる。
これによりヘッドホン装置90は、耳たぶに対する圧迫感とは無縁で、耳掛けハンガー92による装着時の痛みをユーザに与えることがなく、長時間であっても痛みを伴うことのない快適な装着感を提供することができる。
さらにヘッドホン装置90は、耳たぶに対して挟み付ける構造ではなくアーム92Aの弾性力を用いて、ドライバーユニット71とアーム92A全体と、当該アーム92Aの先端92Bとによりユーザの耳に装着することができる。かくしてヘッドホン装置90は、耳たぶのサイズに左右されることがなく、あらゆるユーザに対しても容易に装着させることができ、かくして装着カバー率を大幅に向上することができる。
また上述した第1乃至第6の実施の形態においては、アーム23A、33A、43A、53A、63Aがエラストマー、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる弾性体で構成されるようにした。
しかしながら、本発明はこれに限らず、アーム23A、33A、43A、53A、63Aの先端23B、43B、53B、63Bが耳殻裏側付根部の窪み部分QPに当接されたとき、柔らかな装着感をユーザに与えることができれば、金属材料等のその他種々の素材で構成されるようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、耳殻裏側付根部の窪み部分QPに対してアーム23Aの先端23Bが当接されたとき、面のように接触できるような所定角度(例えば約45度〜60度程度)に形成されるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、その他の角度に形成されたり、或は球形状に形成されるようにしても良い。
さらに上述した第1乃至第6の実施の形態においては、耳殻裏側付根部の窪み部分QPに対してアーム23A、33A、43A、53A、63Aの先端23B、43B、53B、63Bが当接されたとき、面接触できるような所定角度(例えば約45度程度)に形成されていたり、或いは球形状に形成されることにより柔らかな装着感をユーザに与えるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、先端23B、43B、53B、63Bに対してスポンジやゴムのカバーを被せることにより柔らかな装着感をユーザに与えるようにしても良い。
さらに上述した第1乃至第4の実施の形態においては、インナーイヤータイプのドライバーユニット21を用いるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、バーチカルタイプのドライバーユニットや、ラテラルタイプのドライバーユニットを用いるようにしても良い。
さらに上述した第5及び第6の実施の形態においては、バーチカルタイプのドライバーユニットを用いるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、インナーイヤータイプのドライバーユニットや、ラテラルタイプのドライバーユニットを用いるようにしても良い。
さらに上述した第1乃至第6の実施の形態においては、接続コード24により携帯型オーディオプレーヤと接続するようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、ブルートゥース(登録商標)を用いた無線方式によりヘッドホン装置20、40、50、60、70、80と携帯型オーディオプレーヤとを無線接続するようにしても良い。
本発明のヘッドホン装置は、携帯型オーディオプレーヤに接続して用いられる他、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、ノートブック型パーソナルコンピュータ、ゲーム機、ホームオーディオ機器等のその他種々の電子機器に接続して用いられるヘッドホン装置に適用することができる。
1……クリップ式ヘッドホン装置、2……本体部、3……耳掛け式つる部、5、8……耳たぶ装着式ヘッドホン装置、6、9、12、31、71……ドライバーユニット、7、10、23、33、43、53、63、73、83……耳保持部、11……耳掛け型ヘッドホン装置、13……耳掛けハンガー、13A……後方アーム部、13B……突起部、20、30、40、50、60、70、80、90……ヘッドホン装置、22、32……イヤーピース、24……接続コード、91……ハウジング、92……耳掛けハンガー。
Claims (4)
- 耳殻の外耳道近傍で保持されるドライバーユニットと、
上記ドライバーユニットと一体化された構成を有し、当該ドライバーユニットから延設された所定形状のアームと
を具え、
上記アームの先端が上記耳殻の裏側付根部の近接部分に当接して保持されることにより、上記ドライバーユニットと上記アームの先端とによって二点支持される
ヘッドホン装置。 - 上記アームの先端は、上記耳殻の裏側付根部に当接する
請求項1に記載のヘッドホン装置。 - 上記アームの先端は、上記耳殻の裏側付根部の窪み部分に当接する
請求項2に記載のヘッドホン装置。 - 上記アームは、上記耳殻又は耳たぶを跨ぐような所定形状に湾曲されている
請求項3に記載のヘッドホン装置。
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