JP2011018828A - 位置認識装置及び位置認識方法並びに位置決め装置 - Google Patents

位置認識装置及び位置認識方法並びに位置決め装置 Download PDF

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【課題】半導体ウエハの位置認識及び位置決めの精度を向上でき、信頼性を高めることができるようにすること。
【解決手段】位置認識装置11は、半導体ウエハWの端縁の位置を検出可能な複数のセンサa1、a2、b1、b2を備えた検出手段16と、半導体ウエハWと検出手段16とを直線方向に相対移動可能な移動手段17と、検出手段16の検出データから半導体ウエハWの中心位置を算出可能な制御手段18とを備えて構成されている。検出手段16は、前記相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所にセンサa1、a2、b1、b2が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置認識装置及び位置認識方法並びに位置決め装置に係り、更に詳しくは、半導体ウエハの位置認識及び位置決めを簡単な構成で精度良く行うことができる位置認識装置及び位置認識方法並びに位置決め装置に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)にあっては、リングフレームへのマウント等の各種工程を行うべく位置決めが行われる。ウエハのように円形となる対象物の位置決めを行う装置としては、例えば、特許文献1に開示されている位置決め機構を用いてその位置決めを行うことができる。つまり、同装置は、図4に示されるように、円形の対象物W0の中心を挟むX軸方向両側に設けられた一対のセンサ50a、50bを備え、各センサ50a、50bと対象物W0とをY軸方向に相対移動可能に設けられている。
また、前記センサ50a、50bは、対象物W0の外縁位置を検出可能に設けられている。具体的には、Y軸方向への相対移動時に対象物W0の検出時(検出中)にON信号、対象物W0を検出しないときにOFF信号を出力可能に設けられている。従って、各センサ50a、50bにおいてON信号を出力した時間と、前記相対移動の速度とを乗算することで、各センサ50a、50bが通過する弦長さYa、Ybが求められる。この弦長さYa、Ybと、予め決定している対象物W0の半径Rとから、下記数1により、対象物W0のX軸方向の中心が求められ、弦長さYa、Ybを二等分することにより、対象物W0のY軸方向の中心が求められる(Xa、Xbは、それぞれセンサ50a、50bから対象物W0の中心までのX軸方向の距離)。そして、X軸方向の中心とY軸方向の中心とが交差する位置が対象物W0の中心として、X−Y平面内の座標位置として認識される。
Figure 2011018828
上記のようにして中心位置が認識された対象物W0は、当該中心位置を基準として他の工程等に搬送されて所定の処理が行われる。
特開2006−352054号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、結晶方位を示すオリエンテーションフラット(以下、単に「オリフラ」という)やVノッチが形成されたウエハの位置認識及び位置決めを行う場合、センサ50a、50bがオリフラやVノッチが形成された位置を検出すると、ウエハの中心位置を誤認識してしまい、位置決め精度が低下する、という不都合がある。
これを更に詳述すると、図5に示されるように、センサ50bがウエハWの外縁としてオリフラOFを検出した場合、センサ50bの検出結果に基づいて求められる弦長さYbは、オリフラOF以外のウエハW外縁を検出した場合に比べて短くなる。これは、実測した位置から対象物Wの中心までの距離R1が予め定義した値(半径R)と違っていることに起因する。このため、センサ50bの検出結果から求められるウエハWの中心位置とセンサ50bの検出結果から求められるウエハWの中心位置とに誤差を生じてしまい、どちらの検出結果を正として位置認識を行えばよいか判らなくなってしまう。
ここで、弦長さYa、Ybを比較し、それらのうち短い方がオリフラOF等を検出したものとして、長い方を選択して中心位置等を求める手段が考えられる。ところが、かかる手段では、図6(A)及び(B)に示されるように、ウエハWのX軸方向位置によって、オリフラOFを検出したセンサ50a、50bの検出結果による弦長さYa、Ybが、オリフラOFを検出しないセンサ50a、50bの検出結果による弦長さYa、Ybに比べて長い場合と短い場合との両方が起こり得る。このため、求められた弦長さYa、Ybの比較によって、各センサ50a、50bの何れの検出結果を選択すべき判別できないものであり、これによっても中心位置を求めることができなくなる。
[発明の目的]
本発明の目的は、ウエハの位置認識及び位置決めを簡単な構成で精度よく行うことができる位置認識装置及び位置認識方法並びに位置決め装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の位置認識装置は、半導体ウエハの中心位置を検出して認識するための位置認識装置において、前記半導体ウエハの端縁の位置を検出可能な複数のセンサを備えた検出手段と、前記半導体ウエハと検出手段とを直線方向に相対移動可能な移動手段と、検出手段の検出データから半導体ウエハの中心位置を算出可能な制御手段とを備え、前記検出手段は、前記半導体ウエハと検出手段とが相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所に前記センサが設けられる、という構成を採っている。
本発明において、前記半導体ウエハは、結晶方位を示すオリエンテーションフラット又はVノッチを備え、前記検出手段は、前記オリエンテーションフラットの幅又はVノッチの開口幅より長く設定された間隔を隔てた両側にそれぞれ少なくとも2か所に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、前記制御手段は、前記検出手段の検出データから複数の差を求める機能と、求められた複数の差に対応する各センサの間隔をそれぞれ比較する機能と、比較の結果、センサの間隔と近似する差が求められたセンサの検出データを用いて半導体ウエハの中心位置を算出する機能とを備える、という構成も好ましくは採用される。
また、本発明の位置認識方法は、半導体ウエハの中心位置を検出するための位置認識方法において、
半導体ウエハと検出手段とを直線方向に相対移動させる工程と、前記半導体ウエハと検出手段とが相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所にセンサを備えた検出手段を用い、前記相対移動中に前記半導体ウエハの端縁の位置を検出する工程と、前記検出手段の検出データから複数の差を求める工程と、求められた複数の差に対応する各センサの間隔をそれぞれ比較する工程と、前記比較の結果、センサの間隔と近似する検出データを用いて半導体ウエハの中心位置を算出する工程とを備える、という方法を採っている。
更に、本発明の位置決め装置において、請求項1、2又は3記載の位置認識装置と、この位置認識装置により中心位置が認識された半導体ウエハを載置可能に設けられるとともに、当該半導体ウエハを平面内で回転可能な支持手段と、半導体ウエハにおける結晶方位を示すオリエンテーションフラット又はVノッチを検知する外縁検知手段とを備えた位置決め装置であって、前記支持手段は、半導体ウエハを回転することにより、外縁検知手段で検知されたオリエンテーションフラット又はVノッチを所定の向きに設定して位置決め可能に設けられる、という構成を採っている。
本発明によれば、検出手段がウエハと検出手段とが相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所に設けられているので、例えば、ウエハがオリフラやVノッチを備え、これらを何れかのセンサが検出しても、他のセンサがウエハのオリフラやVノッチ以外の円弧状の外縁を検出したことを判別することができる。具体的には、検出データから求められる各差とセンサが実際に配置された間隔とを比較し、実際のセンサ間隔に近い差を求めたセンサの検出データからウエハの中心位置を算出することが可能となる。これにより、何れのセンサの検出結果を選択して算出を行うべきか判別可能となり、ウエハの中心位置の誤認識を回避して位置精度及び信頼性が高い位置認識及び位置決めを行うことができる。
また、検出手段がオリエンテーションフラット又はVノッチの幅より長く設定された間隔を隔てた両側に少なくとも2か所に設けたので、少なくとも2か所に設けられた検出手段がオリフラやVノッチを検出することを防止し、これに起因する中心位置の誤認識を防止することができる。
実施形態に係る位置決め装置の概略斜視図。 センサによる検出要領を示す説明図。 変形例を示す図2と同様の説明図。 従来例に係るセンサによる検出要領を示す説明図。 従来例に係るセンサの他の検出要領を示す説明図。 (A)及び(B)は、従来例に係るセンサの検出位置の比較説明図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「差」とは、検出手段の検出データから求められる2個のセンサのX軸方向の間隔を意味する。
図1、図2において、位置決め装置10は、ウエハWの中心位置を検出可能な位置認識装置11と、ウエハWとリングフレームRFとを載置して支持する支持手段13と、この支持手段14の上方に設けられた外縁検知手段としてのカメラ14とを備えて構成されている。ウエハWの図1中下面には、保護用の接着シートSが貼付され、外縁には、結晶方位を示すオリフラOFが形成されている。
前記位置認識装置11は、ウエハWの端縁の位置を検出可能な検出手段16と、ウエハWと検出手段16とを直線(Y軸)方向に相対移動可能な移動手段17と、検出手段16及び移動手段17の他、支持手段13及びカメラ14を制御する制御手段18とを備えている。
前記検出手段16は、ウエハWが相対移動する直線(Y軸)方向に対して直交する方向(X軸方向)に、所定間隔を隔てて設けられた4体のセンサからなり、図示しないフレームにブラケット19を介して直線L1上に併設されている。センサは、図2中右から左に向かって順に、「a2」、「a1」、「b1」、「b2」とする。センサa1、a2は、間隔Caを隔て設けられるとともに、センサb1、b2は、間隔Cbを隔て設けられている。そして、センサa1とセンサb1は、間隔Cabを隔てて設けられている。また、間隔Cabは、オリフラOFの幅Hより長く設定されている。なお、各センサa1、a2、b1、b2は、前述した背景技術のセンサ50a、50bと同様の機能を備えるものであり、重複する説明について、ここでは省略する。
前記移動手段17は、Y型に分岐した吸着アーム23と、この吸着アーム23を保持するアームホルダ24と、このアームホルダ24を支持して吸着アーム23を移動させる多関節ロボット26とを備えている。吸着アーム23の上面側には吸着領域が設けられ、この吸着領域は図示しない減圧ポンプに接続されてウエハWに貼付された接着シートSを吸着可能となっている。
前記多関節ロボット26は、ベース部30と、当該ベース部30の上面側に配置された第1アーム31〜第6アーム36と、第6アーム36の自由端側に取り付けられた保持チャック37とを含む。第2、第3及び第5アーム32、33、35は、図1に示された状態で、Y-Z面内でそれぞれB、C、E方向に回転可能に設けられているとともに、第1、第4及び第6アーム31、34、36は、それぞれその軸周り、つまり、A、D、F方向に回転可能に設けられている。本実施形態における多関節ロボット26は数値制御(NCコントロール)されるものである。すなわち、対象物(本実施形態ではウエハW等)に対する各関節の移動量がそれぞれに対応する数値情報で制御され、全てその移動量がプログラムにより制御されるものである。保持チャック37は、相互に離間接近可能な図示しない一対のチャック爪を備えており、これらチャック爪が前記アームホルダ24に係脱可能となっている。
前記制御手段18は、シーケンサやパーソナルコンピュータ等で構成することができる。制御手段18には、操作パネル等からなる図示しない入力手段が接続され、この入力手段により各手段の作動条件やデータ等を入力及び記憶可能となっている。また、制御手段18は、センサa1、a2、b1、b2の検出データに基づき、所定の計算や比較を行う機能と、比較の結果、採用する検出データを決定する機能と、決定された検出データに基づき、ウエハWの中心位置を算出する機能とを備えている。また、制御手段18は、多関節ロボット26の移動方向、移動量、移動速度、回転方向、回転角度、回転速度等の条件を決定し、これらを制御する機能の他、カメラ14の撮像データに基づき後述するリフタの作動条件を制御する機能を備えている。
前記支持手段13は、テーブル39と、このテーブル39の上面から出没可能なリフタ40とを備えている。リフタ40は、図示しないモータ等を介して周方向に回転可能に設けられ、その上部の載置されたウエハWを平面内で回転可能となっている。
前記カメラ14は、ウエハWの外周領域を撮像エリアとしてオリフラOFを撮像し、当該撮像データを制御手段18に出力する。そして、制御手段18にて撮像データを処理することでオリフラOFの位置及び向きを認識し、ウエハWの結晶方位を認識できるようになっている。
次に、前記位置決め装置におけるウエハWの位置認識及び位置決め方法について説明する。
先ず、多関節ロボット26を作動させることにより、図示しないカセットに収容されているウエハWの下面側にアーム部材23を進入させる。次いで、アーム部材23の上面と接着シートSの下面とを接触させた状態として図示しない減圧ポンプを作動させ、当該接着シートSを吸引してウエハWを支持させる。このとき、ウエハWは、アーム部材23に対して不確定な位置に支持されることとなる。
アーム部材23にウエハWを支持させた後、多関節ロボット26を作動させ、ウエハWが検出手段16の下方を通過するように、図1中二点差線の位置からY軸方向と平行な直線方向に移動させる。このとき、Z軸方向視でアーム部材23の中心(線)L2がセンサa1とセンサb1との中心(線)L3上を通過するように設定されている。これにより、各センサa1、a2、b1、b2によりウエハWの端縁位置が検出され、制御手段18にてウエハWの中心位置が算出される。なお、間隔CabがオリフラOFの幅Hより長く設定されているため、各センサa1、a2、b1、b2の内3体同時にオリフラOFを検出することはない。
制御手段18におけるウエハW中心位置の算出方法は、先ず、各センサa1、a2、b1、b2においてウエハWを検出するON信号を出力し続けた時間と、ウエハWのY軸方向への移動速度とを乗算することで、各センサa1、a2、b1、b2が通過する弦長さYa1、Ya2、Yb1、Yb2が求められる。この弦長さYa1、Ya2、Yb1、Yb2と、予め決定しているウエハWの半径Rとから、三平方の定理を用いた下記数2により、各センサa1、a2、b1、b2とウエハWの中心位置とのX軸方向の距離Xa1、Xa2、Xb1、Xb2が制御手段18にて暫定的に求められる。
Figure 2011018828
上記で求められた距離から、Xa2とXa1との差Da、及び、Xb2とXb1との差Dbを更に求める。次いで、求められた差Daと間隔Ca、及び、差Dbと間隔Cbとをそれぞれ比較する。比較の結果、それぞれの間隔Ca、Cbと近似する差Da、Dbが何れとなるか判別する。図2におけるウエハWと各センサa1、a2、b1、b2との位置関係では、センサb1、b2はオリフラOFを検出しているため、弦長さYb1、Yb2は、弦長さYa1、Ya2よりも短い。このため、数2で求められた距離Xb1、Xb2から求められる差Dbは、間隔Cbとかけ離れた値となり、差Daが間隔Caと近似すると判別されることとなる。なお、図2における距離Xb1、Xb2から求められる差Dbは、便宜上間隔Cbと一致しているように描かれているが、実際には一致していない。
上記の判別の結果、制御手段18は、センサa1、a2の検出データを採用し、ウエハWの中心位置を算出する。なお、センサb1、b2の検出データは不採用となる。ウエハWのX軸方向の中心位置は、センサa1の位置からX軸方向にXa1分センサb1方向に進んだ位置、若しくは、センサa2の位置からX軸方向にXa2分センサb2方向に進んだ位置として認識される。また、ウエハWのY軸方向の中心位置は、センサa1がON信号を検出した位置から、センサa1がOFF信号を検出した方向に距離Ya1の半分進んだ位置、若しくは、センサa2がON信号を検出した位置から、センサa2がOFF信号を検出した方向に距離Ya2の半分進んだ位置として認識される。そして、制御手段18は、X軸方向の中心位置を通るY軸に平行な直線とY軸方向の中心位置を通るX軸に平行な直線との交点がウエハWの中心位置として、X−Y平面内における座標として記憶することとなる。
ウエハWの中心位置が認識されると、多関節ロボット26を作動させ、ウエハWの中心位置がリフタ40上面の中心位置に一致した状態で載置されるよう制御する。その後、リフタ40を回転させながら、カメラ14でオリフラOFを撮像して検知させる。制御手段18では、カメラ14からの検知データによりオリフラOFが所定の向きに配置されるようにリフタ40を介してウエハWを平面内で回転した後、リフタ40を下降させる。これにより、リングフレームRFの内側において位置決めされた状態でウエハWがテーブル上に載置される。なお、リングフレームRFは、ウエハWがリフタ40に受け渡される前に、図示しない搬送装置によって、その中心がリフタ40の中心位置に一致した状態でテーブル39に載置されている。そして、図示しないシート貼付装置で、リングフレームRFとウエハWとにマウント用シートを貼付し、リングフレームRFに正確にマウントされたウエハWは、図示しない搬送装置によって別工程に搬送されることとなる。
従って、このような実施形態によれば、オリフラOFを検出したセンサb1、b2のデータを採用することがないので、検出データに基づくウエハW中心位置の誤認識を回避することができ、簡単な構成でウエハWの位置認識及び位置決めの信頼性を向上させることが可能となる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、結晶方位を示すVノッチNが形成されたウエハWを用いてもよく、この場合、VノッチNの開口幅より長い間隔Cabを隔てて、その両側に少なくとも2体のセンサを配置するように構成すればよい。
また、センサb1のみ、又はセンサb2のみがオリフラOFを検出した場合でも、上記同様の計算や比較を行うことにより、差Dbと間隔Cbとに誤差が生じるため、センサa1、a2の検出データが採用されるようになる。
更に、前記実施形態では、センサb1、b2でオリフラOFを検出した場合を説明したが、センサa1、a2でオリフラOFやVノッチNを検出した場合は、上記同様の計算や比較を行うことにより、センサb1、b2の検出データが採用されるようになる。
また、前記センサa1、a2、b1、b2とウエハWと相対移動は、センサa1、a2、b1、b2を単軸ロボット等を介して移動させる等、それらの少なくとも一方を移動させることにより行えばよい。
更に、前記実施形態では、センサa1、a2、b1、b2を直線L1上に併設させたが、図3に示されるように、センサaのY軸方向への規則性は特になくてもよい。つまり、各センサaのX軸方向の距離が特定され、検出結果に基づく差とそれに対応するセンサaのX軸方向の間隔とが比較できればよい。更に、センサを4体以上(図3では6体)設けてもよく、各センサaのX軸方向の距離が同一でもよいし、異なっていてもよい(図3に示されるように、間隔C10〜C14は、同一でもよいし、異なっていてもよい)。
また、半導体ウエハは、シリコンウエハや化合物ウエハであってもよい。
更に、外縁検知手段は、カメラ以外に、ラインセンサや、その他光学的なセンサを採用してもよい。
また、検出手段に採用するセンサは、光電管等の光学的なセンサや、リミットスイッチ等の接触によってON−OFFするセンサであってよい。
10 位置決め装置
11 位置認識装置
13 支持手段
14 カメラ(外縁検知手段)
16 検出手段
17 移動手段
18 制御手段
a1、a2、b1、b2 センサ
Ca、Cb、Cab 間隔
Da、Db 差
N Vノッチ
OF オリエンテーションフラット
W 半導体ウエハ

Claims (5)

  1. 半導体ウエハの中心位置を検出して認識するための位置認識装置において、
    前記半導体ウエハの端縁の位置を検出可能な複数のセンサを備えた検出手段と、前記半導体ウエハと検出手段とを直線方向に相対移動可能な移動手段と、検出手段の検出データから半導体ウエハの中心位置を算出可能な制御手段とを備え、
    前記検出手段は、前記半導体ウエハと検出手段とが相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所に前記センサが設けられていることを特徴とする位置認識装置。
  2. 前記半導体ウエハは、結晶方位を示すオリエンテーションフラット又はVノッチを備え、
    前記検出手段は、前記オリエンテーションフラットの幅又はVノッチの開口幅より長く設定された間隔を隔てた両側にそれぞれ少なくとも2か所に設けられていることを特徴とする請求項1記載の位置認識装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段の検出データから複数の差を求める機能と、求められた複数の差に対応する各センサの間隔をそれぞれ比較する機能と、比較の結果、センサの間隔と近似する差が求められたセンサの検出データを用いて半導体ウエハの中心位置を算出する機能とを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の位置認識装置。
  4. 半導体ウエハの中心位置を検出するための位置認識方法において、
    半導体ウエハと検出手段とを直線方向に相対移動させる工程と、
    前記半導体ウエハと検出手段とが相対移動する直線方向に対して直交する方向に、所定間隔を隔てて少なくとも4か所にセンサを備えた検出手段を用い、前記相対移動中に前記半導体ウエハの端縁の位置を検出する工程と、
    前記検出手段の検出データから複数の差を求める工程と、
    求められた複数の差に対応する各センサの間隔をそれぞれ比較する工程と、
    前記比較の結果、センサの間隔と近似する検出データを用いて半導体ウエハの中心位置を算出する工程とを備えていることを特徴とする位置認識方法。
  5. 請求項1、2又は3記載の位置認識装置と、この位置認識装置により中心位置が認識された半導体ウエハを載置可能に設けられるとともに、当該半導体ウエハを平面内で回転可能な支持手段と、半導体ウエハにおける結晶方位を示すオリエンテーションフラット又はVノッチを検知する外縁検知手段とを備えた位置決め装置であって、
    前記支持手段は、半導体ウエハを回転することにより、外縁検知手段で検知されたオリエンテーションフラット又はVノッチを所定の向きに設定して位置決め可能に設けられていることを特徴とする位置決め装置。
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