JP2011018288A - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使い勝手を向上し得る情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置2では、予め記憶されたイベント発生条件と同じ状況が発生すると、所定のイベント情報がイベント処理装置3へ自動的に送信されることから、その都度、イベント処理装置3への送信設定等の複雑な設定操作を行う必要がなく、複雑な操作に不慣れな端末利用者であっても、イベント処理装置3に対して端末利用者の現状を知らせることができ、かくして使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関し、例えばインターネットに接続された情報処理システムに適用して好適なものである。
近年、インターネットを利用した情報処理装置の利用が進んでおり、このような情報処理装置では、例えばインターネットを介して取得したコンテンツを閲覧して、当該コンテンツの作成者や、コンテンツの紹介者に対してメッセージを送信し、利用者が当該コンテンツの提供者とコミュニケーションを開始することもできる。
また、このような情報処理装置に利用されているウェブベースのアプリケーションでは、その利用状況に合わせてコンテキストヘルプを表示させるヘルプ機能を有しており、当該ヘルプ機能によって利用者に対し正しい操作を行わせるようになされている。さらに、他のヘルプ機能としてはキーワードベースや自然言語を用いたヘルプ検索システムも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−222973号公報
しかしながら、このような情報処理装置では、例えばブログのようなインターネット上で公開を前提としたコンテンツの作成者に対しコメントを送信できるコメント機能を利用すると、公開を望まないプライベートな内容を含んだコメントのやり取りが困難である。また、コメント機能は、あくまでコンテンツの作成者に対してコメントを送信するものであり、実際のコンテンツの作成者と、自分に対してコンテンツを紹介してくれた紹介者が異なるときには、コメント機能を利用して紹介者にコメントを送信することはできない。
その一方で、利用者がメールを利用してコンテンツの提供者とコミュニケーションをとる場合には、提供者が提供する複数のコンテンツのうち、どのコンテンツを起点とする話題であるかの説明を求められると同時に、コンテンツの提供者の連絡先であるアドレスの設定や通信機能の確立等のコミュニケーションをとるために煩雑な各種操作が必要となり、リテラシー(読書き能力)の低い利用者や高齢者等のように複雑な操作に不慣れな利用者にとって、コンテンツの提供者とコミュニケーションをとることが困難であり、使い勝手が悪いという問題があった。
通信機能等の確立の際にヘルプ機能を利用した場合でも、利用者毎に用語や機器に対する理解度が異なることから、各利用者が求める情報が提示されるとは限らず、通信機能等の確立を容易に行えないこともあり、使い勝手が悪いという問題があった。
また、このような情報処理装置では、ヘルプ機能を利用する利用者にとってヘルプ機能そのものの理解や操作が困難な場合もある。この場合、例えば高齢者等の利用者は、サポートセンターや家族、知人に電話やメール等によりサポートを求めることもあるが、サポートを行う側が現在の利用者の状況を正確に理解するためには、利用者からの情報処理装置の状態やサポートを受けたいと望んでいる機能に関し詳細かつ正確な情報が必要となり、そのためのコミュニケーションは必ずしも容易ではなく、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたもので、使い勝手を向上し得る情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明の請求項1においては、外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置に対し、イベント処理装置がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、前記情報処理装置は、該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための観察手段と、イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況を、前記観察手段から得られる観察情報を基にイベント発生条件として設定可能なイベント設定手段と、前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件が記憶される記憶手段と、前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント発生手段とを備え、前記イベント処理装置は、前記情報処理装置から前記イベント情報を受信する受信手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2では、前記イベント情報には、該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3では、前記観察手段は、前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする。
また、本発明の請求項4では、前記イベント処理装置は、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成する通知情報生成手段と、前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5では、前記イベント情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する遠隔操作手段を有する遠隔操作装置を備え、前記情報処理装置は、前記外部装置から受信した前記制御情報に基づいて遠隔操作されることを特徴とする。
また、本発明の請求項6では、前記外部装置は遠隔操作装置であって、前記通知情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する遠隔操作手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7では、前記情報処理装置は、前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることにより、該端末装置から前記遠隔操作装置を介して遠隔操作されることを特徴とする。
また、本発明の請求項8では、前記イベント処理装置は、複数の前記遠隔操作装置のうち、前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報を付加し、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成し、前記情報処理装置は、前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置により遠隔操作が行われることを特徴とする。
また本発明の請求項9では、前記情報処理装置には、前記イベント発生条件を設定する設定操作部と、外部から前記イベント発生条件を設定するための設定情報を受信する設定情報受信手段とのうち少なくともいずれか一方を備えていることを特徴とする。
また本発明の請求項10では、前記情報処理装置は、前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含めることを特徴とする。
また本発明の請求項11では、前記情報処理装置は、前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるために前記端末利用者によって入力操作される操作部を備え、前記操作部には、前記イベント情報を生成させるためのイベント情報生成ボタンが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項12では、イベント処理装置がネットワークを介して接続され、外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置であって、該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための観察手段と、イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況を、前記観察手段から得られる観察情報を基にイベント発生条件として設定可能なイベント設定手段と、前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件が記憶される記憶手段と、前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント発生手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項13では、前記イベント情報には、該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の請求項14では、前記観察手段は、前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする。
また、本発明の請求項15では、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成し、前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する前記イベント処理装置に対して、前記イベント情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の請求項16では、遠隔操作装置から制御情報を受信する制御情報受信手段を備え、前記制御情報に基づいて遠隔操作されることを特徴とする。
また、本発明の請求項17では、前記外部装置が遠隔操作装置であり、該遠隔操作装置から制御情報を受信する制御情報受信手段を備え、前記制御情報に基づいて遠隔操作されることを特徴とする。
また、本発明の請求項18では、前記制御情報受信手段は、前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることによりに、前記遠隔操作装置で生成される前記制御情報を受信することを特徴とする。
また、本発明の請求項19では、前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報が付加され、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を受信した前記複数の遠隔操作装置のうち、前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置から制御情報を受信することを特徴とする。
また、本発明の請求項20では、前記イベント発生条件を設定する設定操作部と、外部から前記イベント発生条件を設定するための設定情報を受信する設定情報受信手段とのうち少なくともいずれか一方を備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項21では、前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含めることを特徴とする。
また、本発明の請求項22では、前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるために前記端末利用者によって入力操作される操作部を備え、前記操作部には、前記イベント情報を生成させるためのイベント情報生成ボタンが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項23では、外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置に対し、イベント処理装置がネットワークを介して接続された情報処理方法システムで実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置は、該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握する観察手段から得られる観察情報を基に、イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況をイベント設定手段によりイベント発生条件として予め設定する設定ステップと、前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、イベント発生手段によって、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント情報送信ステップとを備え、前記イベント処理装置は、前記情報処理装置から前記イベント情報を受信する受信ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項24では、前記イベント情報には、該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の請求項25では、前記観察ステップでは、前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうちから得られる、少なくともいずれか1つの観察情報を用いることを特徴とする。
また、本発明の請求項26では、前記イベント処理装置は、前記受信ステップの後に、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を、通知情報生成手段によって生成する通知情報生成ステップと、送信手段によって前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する通知情報送信ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項27では、前記情報処理装置は、端末操作者が遠隔操作装置により前記情報処理装置を遠隔操作するために生成した制御情報を、該遠隔操作装置から受信して、前記制御情報に基づいて遠隔操作される遠隔操作ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項28では、前記外部装置は遠隔操作装置であり、前記通知情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する制御情報送信ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項29では、前記遠隔操作ステップは、前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることによりに、前記遠隔操作装置で生成される前記制御情報を受信することを特徴とする。
また、本発明の請求項30では、前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報が付加され、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を受信した前記複数の遠隔操作装置のうち、前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置から制御情報を受信することを特徴とする。
また、本発明の請求項31では、前記情報処理装置は、設定操作部によって前記イベント発生条件が設定されるか、或いは、設定情報受信手段によって外部から設定情報を受信して前記設定情報を基に前記イベント発生条件が設定される設定ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項32では、前記情報処理装置は、前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含める情報追加ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項33では、前記情報処理装置は、前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるための操作部に有したイベント情報生成ボタンが、前記端末利用者により操作されたとき、前記イベント情報を生成する生成ステップを備えることを特徴とする。
請求項1、請求項12及び請求項23の発明によれば、予め設定したイベント発生条件を基にイベント情報を生成することで、複雑な操作に不慣れな端末利用者であっても、イベント処理装置に対して端末利用者の現状を知らせることができ、かくして端末利用者による使い勝手を向上し得る情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することができる。
本発明による情報処理システムの全体構成を示す概略図である。 サービス受信機能の説明に供する情報処理システムの概略図である。 ディスパッチ機能の説明に供する情報処理システムの概略図である。 遠隔制御機能の説明に供する情報処理システムの概略図である。 情報処理装置の回路構成を示す概略図である。 操作手段の構成を示す概略図である。
以下図面に基づいて、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)情報処理システムの全体構成
図1において、1は全体として情報処理システムを示し、この情報処理システムは、端末利用者が利用する情報処理装置2に対して、イベント処理装置3とサービス提供装置4と遠隔操作装置5とが例えばインターネット等のネットワークを介して接続され、当該イベント処理装置3に遠隔操作装置5とコールセンター6とウェブサービスサーバ7とメールサーバ8とが接続されており、互いに種々のデータを送受信し得るように構築されている。なお、この実施の形態の場合、情報処理装置2、イベント処理装置3、サービス提供装置4及び遠隔操作装置5は、各種機能を実現するためのプログラムが格納された一般的なコンピュータである。
情報処理装置2は、サービス受信機能を有しており、例えばネットワークを介して接続されたサービス提供装置4から、コンテンツやWebページ、ディジタル放送等デジタルデータでなるこの他種々のサービス情報を取得し得るようになされている。なお、ここでサービス情報の一つであるコンテンツは、デジタルデータからなる文書や画像(静止画や動画)、音(音声や音楽)、それらを組み合わせた情報の集合をいう。また、サービス情報とは、例えばサービス提供装置4からネットワークを介して配信されるコンテンツや、Webページ、ディジタル放送等のようなデジタルデータの他、記録媒体を介して情報処理装置2において出力される画像や音楽等のデジタルデータ等も含まれる。
情報処理装置2は、サービス提供装置4からサービス情報を取得すると、当該サービス情報に基づいて生成された画像を表示手段(図示せず)に表示すると共に、当該サービス情報に基づいて生成された音声や音楽等の音を放音手段を介して放音することにより、端末利用者に当該画像や音楽等を視聴させ得るようになされている。
また、この情報処理装置2は、カメラ等の撮像手段(図示せず)と、マイクロホン等の集音手段(図示せず)とを備え、撮像手段によって情報処理装置2を使用している端末利用者を常に撮像していると共に、集音手段によって周囲の音を常に集音しており、当該撮像手段から得られた撮像情報と、集音手段から得られた集音情報とをイベント発生手段10によって収集して、これらを記憶手段11に記憶し得る。
さらに、この情報処理装置2は、例えば端末利用者が情報処理装置2の周辺にいるか否かの検知する温度センサ(図示せず)と、例えば端末利用者が意図的又は何らかの状態のときに加えられる外力を検知する圧力センサ(図示せず)とを備えており、当該温度センサからの温度情報と、当該圧力センサからの圧力情報とがイベント発生手段10によって常に収集され得る。イベント発生手段10は、これら温度情報や圧力情報をセンサ情報として記憶手段11に記憶し得るようになされている。なお、この場合、端末利用者の状況を観察するセンサの一例として、温度センサと圧力センサを用いたが、本発明はこれに限らず、この他種々のセンサを用いてもよく、他のセンサについては「(7)他の実施の形態」にて後述する。
イベント発生手段10は、情報処理装置2の電源オン状態の間、Webページを閲覧しているか、或いはメール作成用のアプリケーション等のどのアプリケーションがどのコンテンツを表示・再生しているか、さらにアプリケーションから明示的にどのような付加情報(例えばアプリケーションに対する端末利用者のログイン状態や、健康管理アプリケーションが端末利用者からの入力として得た、端末利用者の体重等の健康状態に関する情報等)が与えられているか等の現時点における情報処理装置2内の状態を示す情報を、各回路部から常に収集しており、これを内部状態情報として記憶手段11に記憶し得るようになされている。
かかる構成に加えてこの情報処理装置2には、イベント発生手段10によって予め作成されたイベント発生条件が記憶手段11に記憶されている。このイベント発生条件は、例えば所定の画像や音声、温度、圧力、操作の各状況が設定されている。これによりイベント発生手段10は、情報処理装置2において収集された撮像情報、集音情報、センサ情報又は内部状態情報のいずれかが、イベント発生条件に該当した状況になるとイベント情報(後述する)を生成し、これをイベント処理装置3へ自動的に送信し得るようになされている。
ここで、イベント発生条件としては、例えば集音手段により集音された音(集音情報)に基づいてイベント情報の生成を判定するイベント発生音条件と、撮像手段により撮像された画像(撮像情報)に基づいてイベント情報の生成を判定するイベント発生画像条件と、温度センサ又は圧力センサの検知結果(センサ情報)に基づいてイベント情報の生成を判定するイベント発生センサ条件と、表示手段の表示状態や操作部からのテキストデータの入力状態等の各回路における状態(内部状態情報)とに分けることができる。
実際上、イベント発生音条件の例としては、例えば集音手段により集音された音声が予め設定された音量以上で一定時間の間、認識されたこと(以下、これを音声認識条件と呼ぶ)、一定時間の間、集音手段により音声が集音されないこと(以下、これを無音条件と呼ぶ)、集音手段により集音した音声に音声認識処理を施して文字列として認識し、当該文字列の中に予め設定されたキーワードが含まれていること(例えば、これをキーワード認識条件と呼ぶ)、集音手段により集音した音声の中に口笛音や笛の音、打撃音(例えば机や椅子、金物を叩いたときの音)が含まれていること(以下、これを所定音認識条件)、が設定されている。
また、イベント発生画像条件の例としては、例えば撮像手段により得られた画像中に端末利用者の予め設定された所定動作が検出されたこと(以下、これを動作認識条件と呼ぶ)、撮像手段により得られた画像中に端末利用者の所定動作が一定時間の間、検出されなかったこと(以下、これを無動作認識条件と呼ぶ)、が設定されている。
また、イベント発生センサ条件の例としては、例えば一定時間の間、端末利用者の身体温度が温度センサにより検出されなかったこと(以下、これを温度検出条件と呼ぶ)、端末利用者が意図的又は何らかの状態のときに加えられる外力が圧力センサにより検出されたこと(以下、これを圧力検出条件と呼ぶ)、が設定されている。
また、イベント発生操作条件としては、例えば所定のアプリケーションが起動されて所定の操作が一定時間の間に繰り返し行われたこと(以下、これを繰り返し操作条件と呼ぶ)、複数の所定のアプリケーションが同時に起動されていること(以下、これを複数操作条件と呼ぶ)、コンテンツや、Webページ、テレビジョン放送等のサービス情報が表示手段に表示された状態で、サービス情報に関するコメントが音声や画像、場合によってはテキストデータで作成されたこと(以下、これをコメント作成条件と呼ぶ)、が設定されている。
ここで、これらイベント発生条件は、端末利用者の現時点における所定の状況を検知するために設定されるもので、一例を示すものである。例えばこの実施の形態の場合には、音声認識条件により端末利用者が何かに驚いて発話した状況や、イベント情報を生成させるために端末利用者が意図的に叫んでいる状況を検知でき、無音条件では、端末利用者が身体の不調によって発話できない状況を検知できる。キーワード認識条件では、端末利用者によってキーワードに関連した作業が情報処理装置で行われている状況を検知でき、所定音認識条件では、端末利用者の身体や物がどこかに当たった状況や、イベント情報を生成させるために端末利用者が意図的にどこかを叩いて打撃音を発している状況を検知できる。
また、動作認識条件では、端末利用者が椅子等から落ちた等の状況や、イベント情報を生成するために端末利用者が意図的に所定の身体部位を動かした状況を検知でき、無動作認識条件では、何らかの原因で端末利用者が身体を動かすことができない状況を検知できる。
また、温度検出条件では、端末利用者が情報処理装置2の周辺にいない状況(例えば、何らかの原因で他の部屋で動くことが困難な状態)を検知でき、圧力検出条件では、端末利用者が情報処理装置2を叩いたことにより発生する情報処理装置2に加わる圧力から、端末利用者が困惑しているという状況や、床等に加わる外力から端末利用者が椅子等から落ちてしまったという状況、イベント情報を生成させるために端末利用者が意図的に所定の外力を与えた状況を検知できる。
さらに、繰り返し操作条件では、端末利用者がアプリケーション中の操作に失敗している状況を検知でき、複数操作条件では、端末利用者がアプリケーションの選択に迷っている状況や、或いは端末利用者が複雑な作業を行っている状況を検知でき、コメント作成条件では、端末利用者が表示手段に表示させているWebページやテレビジョン放送等のサービス情報に対してコメントを作成した状況を検知できる。
このように情報処理装置2では、端末利用者が所定の状況に至っていることをイベント処理装置3においてイベント情報として知りたいとき、当該端末利用者の状況に応じて情報処理装置2で観測できるであろう特有の状態を推測し、この推測結果に基づいてイベント情報が生成されるようにイベント発生条件が設定され得る。
この場合、情報処理装置2は、キーボード等の設定操作部を備えており、当該設定操作部を端末利用者自らが操作することにより入力される設定情報によってイベント発生条件を設定するようにしてもよい。また、他の実施の形態としては、情報処理装置2がイベント処理装置3や遠隔操作装置等の外部装置とデータを送受信できる設定情報受信手段を備え、当該外部装置で入力された設定情報を設定情報受信手段を介して受信することにより、当該設定情報を基にイベント発生条件を設定するようにしてもよい。
イベント発生手段10は、内部状態情報、撮像情報、集音情報又はセンサ情報のいずれかを取得すると、取得した内部状態情報、撮像情報、集音情報又はセンサ情報と、記憶手段11に記憶されているイベント発生条件とを対比する。その結果、イベント発生手段10は、内部状態情報、撮像情報、集音情報又はセンサ情報が、イベント発生音条件、イベント発生画像条件、イベント発生操作条件又はイベント発生センサ条件のいずれかに該当していると判断すると、イベント情報を生成し得るようになされている。
因みに、このようなイベント発生手段10は、例えば撮像情報がイベント発生画像条件に該当すると共に、集音情報がイベント発生音条件にも該当するときにイベント情報を生成するようにしてもよく、この他複数の組み合わせによる設定をイベント処理装置において自由に行うことができる。
イベント発生手段により生成されるイベント情報は、このイベント情報が生成される起因となったイベント発生条件の内容を示すイベント該当情報と、イベント発生手段10が収集・認識した情報を示す属性情報とから構成されている。属性情報としては、例えばイベント情報の生成時に閲覧されているWebページのURL(Uniform Resource Locator)や、イベント情報が生成される所定時間前からイベント情報が生成されるまでに得られた撮像情報や集音情報、イベント情報の生成時に作成されているテキストデータによるコメント、イベント情報の生成時に起動されているアプリケーションを示すアプリケーション情報、イベント情報の生成時に表示手段に表示された画像や放音手段から放音された音楽(すなわちコンテンツ)を識別するための識別情報、最初にコンテンツを視聴し始めた日時、コメントの作成日時等がある。
なお、この属性情報の内容は、上述した情報に限らず、情報処理装置における状態に応じて端末利用者自身や、第三者であるイベント利用者等がそのときに知りたい内容に適宜変更することができる。また、他の実施の形態としては、イベント発生直後に情報処理装置2により端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された追加情報を属性情報に含めるようにしてもよい。例えば、情報処理装置2は、集音手段から集音した音声の中に所定のキーワード(息子の名前等)が検知されたことを基にイベント情報を生成する際(キーワード認識条件)や、端末利用者の手が振られているのを撮像手段により検知されたことを基にイベント情報を生成する際(動作認識条件)に、例えば「息子さんに対するメッセージを録音します。ピーとなったらメッセージを開始して下さい」等のガイダンス音声を放音手段から放音し、端末利用者に音声によるコメントの入力や、操作部からのテキストデータによるコメントの入力等を促すようにして、これにより集音手段で集音した音声や操作部からのテキストデータ等を追加情報として属性情報に含めるようにしてもよい。
なお、音声入力により追加情報を生成する際、情報処理装置2では、ガイダンス音声後に端末利用者によるメッセージが発話され、その後一定時間の無音区間が検知されると録音を停止し、その内容を再生してユーザに対して確認させるようにしてもよい。そして、情報処理装置2において端末利用者は、例えばこの内容を追加情報として属性情報に含ませてイベント処理装置3へ送信する場合には、「送信」という音声を発話し、一方、メッセージを録音し直す場合には「やり直し」と発話し、またこの内容を属性情報に含ませることを中止する場合には「キャンセル」を発話する。また、情報処理装置2は、「何も発話をしないでください」等のガイダンスを再生した後に端末利用者の発話を認識しなかった場合や、集音手段により集音された発話内容をイベント発生手段10において追加情報として識別した場合、イベント情報を生成するようにしてもよい。
従って、イベント処理装置3では、当該イベント処理装置3を使用するイベント利用者が、情報処理装置2から受信したイベント情報のイベント該当情報の内容から、情報処理装置2において該当したイベント発生条件を把握し得ると共に、当該イベント情報の属性情報の内容から、イベント情報の生成時における情報処理装置2の状態や、端末利用者が情報処理装置2において行っている具体的な作業内容を把握し得るようになされている。
これにより情報処理システム1では、例えばサービス情報を提供するサービス情報作成者が、イベント情報を利用して種々のサービス情報を新たに情報処理装置2に提供することができる。ここで図2は、情報処理システム1の全体構成を示した図1のうちから、情報処理装置2のサービス受信機能を実現する概略部分を抜き出したものである。
図2に示すように、例えばサービス情報作成者(被通知者)は、イベント処理装置3におけるイベント情報を参照することにより、サービス情報作成者が提供しているWebページを端末利用者が閲覧していることや、或いはサービス情報作成者が作成した画像や音楽等のコンテンツを端末利用者が取得していることを把握することができ、かくして端末利用者に対して新たなサービス情報を提供することもできる。
かかる構成に加えて、図1に示した情報処理システム1では、イベント情報が生成された端末利用者の現時点における状況に最適な対応をとるため、イベント処理装置3において配信テーブル(後述する)を利用して自動的に、又はイベント管理者による手動でディスパッチ機能又は遠隔制御機能のいずれかによるサービスが実行され得るようになされている。ここでは、先ず初めにディスパッチ機能について説明してから、遠隔制御機能の説明に移ることにする。
(2)ディスパッチ機能
図3は、情報処理システム1の全体構成を示した図1のうちから、ディスパッチ機能を実現する構成部分だけを抜き出した概略図である。ここで、ディスパッチ機能とは、イベント処理装置において受信したイベント情報と、予め設定された配信ルールとに基づいて、イベント情報に含まれる内容の少なくとも一部を用いた通知情報を生成し、イベント処理装置3から所定のコールセンター6やウェブサービスサーバ7、メールサーバ8等の外部装置に対してのみ通知情報を配信するものである。
この場合、イベント処理装置3は、イベント情報の内容に応じて通知情報を配信する配信先を決定する配信ルールが、配信テーブルにより設定されている。ここでイベント処理手段15は、イベント管理者により操作部(図示せず)又は端末装置が操作されることにより生成された入力情報を基に、配信テーブルを作成して記憶手段16に記憶させる配信情報設定手段17と、イベント情報の内容に基づいて所定の通知情報を生成し、当該通知情報の配信先を配信テーブルで特定して配信する通知情報配信手段18とを有している。
配信テーブルには、情報処理装置2におけるイベント発生条件と同じ内容が登録され、当該イベント発生条件の内容に対して、通知情報を配信するコールセンター6、ウェブサービスサーバ7又はメールサーバ8が対応付けられている。また、配信テーブルには、各コールセンター6、ウェブサービスサーバ7及びメールサーバ8のメールアドレス等の連絡先情報が登録されている。
配信テーブルは、上述したようにイベント管理者が配信情報設定手段17によって通知情報の生成条件や、配信先、通知情報の内容を自由に作成、修正及び削除することができるようになされている。かくして、イベント処理装置3は、例えば情報処理装置2においてウェブサービスサーバ7の提供するWebページにコメント作成したコメント作成条件に該当したことを示すイベント情報を受け取ると、配信テーブルに基づいて、イベント情報の内容から当該コメントを送信すべきウェブサービスサーバ7を特定し、特定したウェブサービスサーバ7の配信先や配信方法、通知情報の内容等を決定する。
次いで、イベント処理装置3は、情報処理装置2においてコメント作成条件に該当したことを示したイベント該当情報と、情報処理装置2から受け取ったコメントやWebページのURL等の属性情報を通知情報として生成し、特定したウェブサービスサーバ7へ当該通知情報を送信し得る。
これにより、ウェブサービスサーバ7は、通知情報受信手段7aにより通知情報を受信し、被通知者等に対して通知情報の内容を確認させることができる。かくして被通知者は、情報処理装置2を使用している端末利用者がどのようなWebページを閲覧してどのようなコメントをしているのかという現状を把握することができ、当該端末利用者の現状に合った最適な対応を取ることができる。
この場合、情報処理装置2では、端末利用者が自ら所定のウェブサービスサーバ7の配信先の設定や配信方法をその都度設定する必要がなく、単にコメントを作成するだけで、イベント処理装置3から当該所定のウェブサービスサーバ7にコメント等を送信することができ、かくして使い勝手を向上させることができる。
また、このとき情報処理システム1では、上述した情報処理システム1のディスパッチ機能と、情報処理装置2のサービス受信機能とを組み合わせたサービス形態を取ることも可能である。すなわち、通知情報を受信したウェブサービスサーバ7は、情報処理装置2において閲覧されている自己が提供するWebページに、新たなコンテンツやアプリケーションの更新情報等を提示することもでき、当該情報処理装置2の端末利用者に対し新たなコンテンツの取得を促すこともできる。この場合、情報処理装置2では、端末利用者が自ら所定のウェブサービスサーバ7の配信先の設定や配信方法を決定することなく、単にWebページを閲覧した状態でコメントを作成するだけで、当該ウェブサービスサーバ7から新たなコンテンツやアプリケーションの更新情報の提供を受けることもでき、かくして使い勝手を向上させることができる。
(3)遠隔制御機能
次に遠隔制御機能について以下説明する。図4は、情報処理システム1の全体構成を示した図1のうちから、遠隔制御機能を実現する構成部分だけを抜き出した概略図である。ここで、遠隔制御機能とは、遠隔操作装置5に対してアクセスが可能な端末操作者が、イベント処理装置3からイベント情報を受け取り、当該イベント情報に基づいて端末操作者が情報処理装置2の設定状態を把握して当該情報処理装置2の設定状態を遠隔操作装置により変更したり、或いは操作補助を行うものである。
なお、イベント情報の受け取りは、端末操作者がイベント処理装置3を操作することにより当該イベント処理装置3の記憶手段16に記憶されたイベント情報の内容をイベント処理装置3で直接確認したり、或いはイベント処理装置3から外部装置に送信される通知情報を基にイベント情報の内容を当該外部装置で確認するようにしてもよい。
また、イベント処理装置は、当該イベント処理装置を使用するイベント利用者の判断で通知情報を遠隔操作装置5に送信するようにしたり、或いは記憶手段16に記憶されている配信ルールを基にイベント情報の内容に応じて通知情報を遠隔操作装置5に自動的に送信させるようにしてもよい。
さらに、端末操作者は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の端末装置を操作することにより、遠隔操作装置5を操作し、当該端末装置から遠隔操作装置5を介して情報処理装置2を遠隔操作する他、遠隔操作装置5を直接操作することにより情報処理装置2を遠隔操作するようにしてもよい。
ここで、イベント処理装置3から通知情報が通知されない遠隔操作装置5を設けた場合には、イベント処理装置3の記憶手段16に記憶されたイベント情報や通知情報、或いはメールサーバ8に転送された通知情報を、端末操作者がイベント処理装置3又は端末装置等の外部装置により確認した後、遠隔操作装置5にアクセスして所定の制御情報を作成することになる。具体的には、情報処理装置2において操作依頼の内容が音声メッセージとして保存されたイベント情報が生成され、これをイベント処理装置3が受信すると、当該イベント情報の内容が通知情報としてメールサーバ8に転送される。端末操作者は、端末装置等を介しメールサーバ8にアクセスし音声メッセージを再生してイベント情報の内容を理解すると、遠隔操作装置5に対して別途ログインし、当該遠隔操作装置5により所定の制御情報を作成することになる。
一方、他の実施の形態としてイベント処理装置3から遠隔操作装置5へ自動的に通知情報を送信する場合、イベント処理装置3には、イベント情報の内容に応じてイベント処理装置3から通知情報が配信される遠隔操作装置5を決定する配信ルールが、配信テーブルにより設定される。すなわち、配信テーブルには、情報処理装置2におけるイベント発生条件と同じ内容が登録され、当該イベント発生条件の内容に応じて、遠隔操作装置5に対してアクセスが可能な端末操作者が対応付けられていると共に、各々の端末操作者のメールアドレス等の連絡先情報が登録されている。なお、配信テーブルは、上述したディスパッチ機能と同様にイベント管理者が配信情報設定手段17(図3)によって、通知情報の生成条件や、配信先である遠隔操作装置5、通知情報の内容を自由に作成、修正及び削除することができる。
イベント処理装置3のイベント処理手段15は、例えば上述した繰り返し操作条件に該当することにより生成されたイベント情報を情報処理装置2から受け取ると、当該イベント情報に基づいて、繰り返し操作条件に該当していることを表すイベント該当情報と、当該繰り返し操作条件の内容(例えばどのようなアプリケーションが起動され、どのような操作が繰り返し行われているかを示す内容)を示す属性情報とからなる通知情報を生成する。
また、イベント処理手段15は、イベント情報と配信テーブルとに基づいて当該情報処理装置2を遠隔操作する端末操作者を特定し、配信テーブルにおいて登録されている連絡先情報を基に例えば電子メールによって通知情報をメールサーバ8に送信する。これにより遠隔操作装置5は、端末操作者によりメールサーバ8にアクセスされることにより、当該メールサーバ8から通知情報を受信し得る。すなわち遠隔操作装置5にはイベント処理装置3からメールサーバ8を介して通知情報が配信され得るようになされている。
このようにして遠隔操作装置5に対してアクセスが可能な端末操作者は、イベント情報の内容をイベント処理装置3で直接確認したり、或いは遠隔操作装置5や他の外部装置により受信した通知情報を基にイベント情報の内容を確認し、情報処理装置2において遠隔操作がされることが望ましい状況にあることを知ることができる。
次いで、遠隔操作装置5は、端末操作者によって端末装置を介し操作され、情報処理装置2との間で通信を確立して双方向にデータ通信可能な状態となり、当該情報処理装置2の遠隔操作を行うために端末装置からの操作に応じて制御情報が生成され、当該制御情報を情報処理装置2に送信する。
情報処理装置2は、遠隔操作装置5から受信した制御情報に基づいて遠隔操作され、通信設定の変更やアプリケーションの起動、停止等の各種操作設定が行われると共に、遠隔操作が行われている現時点における情報処理装置2の内部状態を状態情報として遠隔操作装置5へ送信し得るようになされている。これにより端末操作者は、端末装置から遠隔操作装置5にアクセスして状態情報を基に情報処理装置2に対し適切な遠隔操作が行われているかを確認しつつ、必要に応じて端末装置の操作部から再度入力情報が入力され、これにより遠隔操作装置5で生成された制御情報を情報処理装置2に送信し、情報処理装置2を遠隔操作する。
かくして情報処理装置2では、端末利用者が自ら所定の遠隔操作装置5への遠隔操作要求の設定や要求方法を操作部を介してその都度行わなくても、情報処理装置2において端末利用者が一般的に迷っているであろうと推測される操作状態に至っているとき、その旨がイベント処理装置を介して遠隔操作装置へ通知される。その結果、情報処理装置2では、端末操作者によって遠隔操作装置5から遠隔操作が行われ、端末利用者が各種設定を行わなくても、当該端末利用者が望む最適な状態に設定させることができ、かくして使い勝手を向上させることができる。
また、イベント処理装置3は、端末操作者が遠隔操作の依頼に応答した履歴を示す応答履歴を記憶手段16に記憶しており、遠隔操作装置5が情報処理装置2を遠隔操作したことを示す応答情報を基に応答履歴が更新され得る。このようにイベント処理装置3では、応答履歴により遠隔操作に関する情報が管理されていることから、仮に情報処理装置2を遠隔操作する端末操作者が複数人いたとしても、当該応答履歴の記録内容を基にどの遠隔操作装置5又は端末操作者が情報処理装置2を遠隔操作したかを容易に把握することができる。
なお、この場合、イベント処理装置3は、例えば遠隔操作装置5への通知情報に対する返信メールとして応答情報を遠隔操作装置5から受信するようにしてよい。また、イベント処理装置3は、遠隔操作装置5から応答情報を直接受信する他、当該遠隔操作装置5により遠隔操作された情報処理装置2から応答情報を受信するようにしてもよく、この場合、遠隔操作された情報処理装置5から応答情報を直接受信することから、情報処理装置5が遠隔操作されたか否かの正確な情報を受け取ることができる。
(3−1)遠隔制御機能の具体例
以下では、例えば、親、その息子、娘を想定したときの遠隔制御機能について具体的に説明する。この場合、情報処理装置2を使用する端末利用者を親とし、端末操作者及び端末管理者を息子とする。イベント処理装置3では、アカウントの作成により情報処理装置2と遠隔操作装置5とを関連付け、息子を端末操作者及び端末管理者として登録すると共に、当該息子のメールアドレス等の連絡先情報を登録する。
遠隔操作装置5は、例えばウェブサービスサーバ7が開設している娘の子育て日記(ブログ)等のWebページや、静止画や動画等がアップロードされたWebページ、息子が推奨するWebページ等を情報処理装置2において閲覧できるように、これらWebページのURLを含んだ制御情報を、操作部又は端末装置を介して息子により与えられた入力情報を基に生成し、これを情報処理装置2に送信する。
情報処理装置2では、遠隔操作装置5から制御情報を受信すると、当該制御情報を基に遠隔操作され、WebページのURLが記憶手段11に記憶されると共に、例えばこれらURLを示したアイコンが表示手段に表示され得る。これにより情報処理装置2では、親がURL等をいちいち入力することなく、表示手段に表示されたアイコンを選択する操作を行うだけで、親が好むであろうと推測して息子が選択したWebページを閲覧することができるようになされている。
これに加えて、遠隔操作装置5は、操作部又は端末装置を介して与えられた入力情報を基に、情報処理装置2において設定されるイベント発生条件を作成し、当該イベント発生条件を含んだ制御情報を生成してこれを情報処理装置2に送信する。これにより情報処理装置2では、制御情報に基づいてイベント発生条件が設定され得るようになされている。すなわち、端末管理者である息子は、情報処理装置2においてどのようなイベント発生条件が生じたときにどのようなイベント情報を生成するかを自由に設定することができる。
また、端末管理者である息子は、イベント処理装置3がイベント情報を受信したときに、イベント処理装置3においてどのような通知情報を生成し、電子メール等の連絡先情報によりどの人物に通知情報を知らせるかを示す配信ルールを自由に設定することができる。
配信ルールの例として、例えば朝の5時から10時の間に撮像手段により動く物体が検出されなかった旨のイベント情報を受信したときには、予め登録された連絡先情報を基に最初に息子宛及び娘宛に対しその旨の通知情報をメールサーバ8等に送信する。その後、イベント処理装置3では、所定時間以内(例えば10分以内)に息子の遠隔操作装置5又は娘のコンピュータのいずれかからも遠隔操作した旨の電子メールを受信しなかったときには、連絡先情報を基にイベント処理装置3からサポートセンターに通知情報が配信されるような配信ルールを設定できる。
また、24時間継続して情報処理装置2の操作入力及び音声入力が無かった旨のイベント情報を受信したときには、連絡先情報を基に最初に息子宛及び娘宛にその旨の通知情報をメールサーバ8等に送信し、イベント処理装置3が所定時間以内(例えば1時間以内)に息子の遠隔操作装置5又は娘のコンピュータのいずれかからも遠隔操作した旨の電子メールを受信しなかったときには、イベント処理装置3からサポートセンターに通知情報が配信されるような配信ルールを設定できる。
さらに、集音手段により集音した音の中に息子の名前を検出した旨のイベント情報を受信したときには、連絡先情報を基に最初に息子宛にその旨の通知情報をメールサーバ8等に送信し、イベント処理装置3が所定時間以内(例えば3分以内)に息子の遠隔操作装置5から遠隔操作した旨の電子メールを受信しなかったときには、連絡先情報を基に娘宛にその旨の通知情報をメールサーバ8等に送信し、その後、イベント処理装置3が所定時間以内(例えば10分以内)に息子の遠隔操作装置5又は娘のコンピュータのいずれかからも遠隔操作した旨の電子メールを受信しなかったときには、イベント処理装置3からサポートセンターに通知情報が配信されるような配信ルールも設定できる。
なお、遠隔操作とは別に、イベント処理装置3では、例えば娘のブログが閲覧されている際に集音手段により親の発話を集音したことにより生成された旨のイベント情報を受信すると、配信テーブルの設定によって当該娘のコンピュータに所定の通知情報を配信するように設定することもできる。なお、この場合、通知情報には、イベント情報の属性情報の中から必要な情報を抽出して、ブログにアクセスした日時や、コメントの作成日時、コメントの長さ、ブログにおいて娘が投稿した記事のうちどの記事を閲覧していたかを示す投稿のタイトルとURL、コメントの音声データを再生するためのWebページへのURL等を含ませることもできる。かくして、情報処理装置2を使用する親は、コメントを誰にどのように送信するかをその都度考慮したり、或いは現在自分が閲覧しているWebページ等をその都度説明する必要もなく、この場合、単に音声を発話するだけで、娘のコンピュータに通知情報を送信して娘に対してコメントを把握させることができる。
また、イベント処理装置3では、例えば情報処理装置2から緊急メッセージが含まれたイベント情報を受信した場合、息子の遠隔操作装置5や、娘のコンピュータ、サポートセンターのコンピュータ等の全ての機器にその旨を知らせる通知情報を同時に配信するように設定することもできる。
このようにイベント処理装置3では、通知情報を送信する際(ディスパッチ機能)、送信先に優先順位を設定して優先順位の高い送信先に対して優先的に通知情報を送信し、一定時間内に当該通知情報に対して返信を受信しないときには優先順位の低い送信先に通知情報を順次送信するように配信ルールを予め設定しておくこともできる。また、他の実施の形態としては、例えばイベント処理装置3が通知情報を送信する日時が夜中のときにはサポートセンターに送信する等、通知情報を通知する日時に応じて通知情報の送信先を変更するように配信ルールを設定するようにしてもよい。
(3−2)コミュニティを用いた場合の遠隔制御機能
次に、コミュニティを用いた場合の遠隔制御機能について説明する。この場合、情報処理装置2を遠隔操作する端末操作者は、イベント処理装置3が提供する所定のコミュニティサービスに入会した複数の遠隔操作候補者から選ばれた者となる。実際上、イベント処理装置3は、例えば操作依頼を含んだイベント情報を情報処理装置2から受信すると、その旨の通知情報を生成し、配信テーブルを参照して、所定のメールサーバ8等に当該通知情報を配信する。なお、この際、イベント処理装置3は、通知情報の内容に情報処理装置2を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報を含ませてもよく、この場合、識別情報を基に、複数の遠隔操作装置の中から情報処理装置2を遠隔操作可能な遠隔操作装置5を遠隔操作候補者に認識させることができる。また、イベント処理装置3は、例えば操作依頼がされた情報処理装置2を示す情報や、遠隔操作候補者を示す情報等を通知情報に付加し、これを遠隔操作装置5に送信してもよい。この場合、遠隔操作装置5では、端末装置からアクセスしてきた遠隔操作候補者の認証を、イベント処理装置3からの通知情報に含まれた種々の情報を基に行うことができる。
これによりコミュニティに入会している複数の遠隔操作候補者は、端末装置を介してメールサーバ8等にアクセスすることにより通知情報の内容を確認できる。そして、複数の遠隔操作候補者のうちいずれか一人の遠隔操作候補者は、自己が所有する端末装置を介して遠隔操作装置であるコンピュータに通知情報を基にアクセスし、端末装置から入力される入力情報を基に当該コンピュータにおいて制御情報を生成してこれを情報処理装置2に送信する。これにより情報処理装置2は、制御情報に基づいて情報処理装置2の設定状態が変更され、端末利用者が望んだ状態に設定され得る。
ここでこのイベント処理装置3は、遠隔操作候補者毎に遠隔操作の依頼に応答した履歴を示す応答履歴を記憶手段16に記憶しており、遠隔操作候補者のコンピュータや、情報処理装置から情報処理装置2を遠隔操作したことを示す応答情報を受信すると、この応答情報から情報処理装置を遠隔操作したコンピュータを特定して、このコンピュータを利用する遠隔操作候補者に対し所定数のポイントを与えるように応答履歴を更新し得る。
そして、この情報処理システム1では、遠隔操作候補者においてポイントが一定数累積されると、当該ポイント数に応じた特典サービスを当該遠隔操作候補者に対し与えるようになされており、遠隔操作候補者による情報処理装置に対する遠隔操作の意欲を向上させ、情報処理装置2の最適な設定が遠隔操作によって行われ易いようになされている。なお、特典サービスとしては、例えば遠隔操作候補者の趣向に応じたアーティストのライブチケットや、電子マネー等がそれぞれ所定のポイント数毎に設定されている。なお、遠隔操作候補者は、コンピュータにおいて自己のポイント数に応じた特典サービスを選択できる他、例えば遠隔操作候補者間でポイントの交換をしたり、ポイントの売買をしたりすることもできる。
また、この際、端末利用者は、情報処理装置2に対し予め付与されたポイントの範囲内で、当該情報処理装置2の遠隔操作の依頼を行うようにしてもよい。例えばイベント処理装置3の記憶手段16には、情報処理装置2に対して与えられたポイントが記憶されており、情報処理装置2からイベント情報を受信すると、当該情報処理装置2に対して与えられたポイントを参照する。
これによりイベント処理装置3では、情報処理装置2に対して与えられたポイントが遠隔操作に必要な所定のポイント数に達していると、所定のメールサーバ8等に通知情報を配信し、コミュニティサービスに入会した複数の遠隔操作候補者に通知情報を通知する。その結果、イベント処理装置3は、遠隔候補者が直接又は端末装置を介して、遠隔操作装置たるコンピュータが操作され情報処理装置2が遠隔操作されると、当該情報処理装置2に対して与えられたポイントから所定のポイント数を減算し得るようになされている。
(4)情報処理装置の構成
次に、情報処理装置2の回路構成の一例について図5を用いて説明する。この情報処理装置2の詳細構成については、既に本願発明者により出願された特願2006−39907号に記載されているため、ここでは概略について以下説明する。この場合、イベント発生手段10は、特願2006−39907号におけるプロキシエージェント処理手段31を備えている。
情報処理装置2は、外部機器であるサービス提供装置4のサービス情報送信手段4aからネットワークを介して送信されたサービス情報を、サービス情報受信手段32によって受信すると、例えば当該サービス情報に基づく映像等を表示手段に相当するサービス提供手段33に表示し得ると共に、当該サービス情報に基づく音声等を放音手段としての音声出力手段34から放音し得るようになされている。プロキシエージェント処理手段31は、サービス情報受信手段32により受信したサービス情報を記憶手段11に記憶する。
また、情報処理装置2には、撮像手段35と、マイクロホンたる集音手段36を備えた操作部37とがプロキシエージェント処理手段31の情報収集手段36aに接続されている。ここで、操作部37は、図6に示すように、ほぼ矩形状の筐体41を有し、当該筐体41の一端中央部に集音手段36が設けられている。また筐体41の正面部には、緊急通知ボタン42と、操作依頼ボタン43と、種々の項目等による処理の実行を決定するための決定ボタン44と、項目選択を行うための方向ボタン45と、音声入力ボタン46とが配置されている。
イベント発生手段10は、イベント情報生成ボタンとしての緊急通知ボタン42が端末利用者により押下されると、緊急に連絡を取りたい旨を示すイベント該当情報と、プロキシエージェント処理手段31が収集した情報処理装置2の内部状態を示す属性情報とからなるイベント情報を生成し、これをイベント処理装置3へ送信する。また、イベント発生手段10は、イベント情報生成ボタンとしての操作依頼ボタン43が端末利用者に押下されると、遠隔操作を依頼したい旨を示すイベント該当情報と、プロキシエージェント処理手段31が収集した情報処理装置2の内部状態を示す属性情報とからなるイベント情報を生成し、これをイベント処理装置3へ送信する。
さらに、イベント発生手段10は、イベント情報生成ボタンとしての音声入力ボタン46が端末利用者に押下されると、音声入力ボタン46が押下されている間に集音手段36により集音された音声等をデータに変換したイベント該当情報と、プロキシエージェント処理手段31が収集した情報処理装置の内部状態を示す属性情報とからなるイベント情報を生成し、これをイベント処理装置3へ送信する。このように情報処理装置2では、操作部37からの各種ボタンの入力により通知情報を生成することもでき、当該通知情報をイベント処理装置3に送信することで、上述したディスパッチ機能や遠隔制御機能のサービスを受けることができる。
また、図5に示すように、プロキシエージェント処理手段31は、撮像手段35で撮影した画像に対応した撮像情報と、集音手段36で集音した音声に対応した集音情報とを情報収集手段36aによって収集し、これらを記憶手段11に記憶し得るようになされている。
プロキシエージェント処理手段31は、音声認識エンジン51によって、集音手段36により集音した音声に音声認識処理を施して文字列として認識し、当該文字列の中に予め設定された所定のキーワードが含まれているか否かを判定し得るようになされている。これにより、イベント発生手段10は、音声認識エンジン51により所定のキーワードを認識すると、通知情報を生成し、これをイベント処理装置3へ送信し得るようになされている。
さらに、このプロキシエージェント処理手段31は、制御情報受信手段52を備えており、遠隔操作装置5の制御情報送信手段21から送信された制御情報を、制御情報受信手段52により受信し得るようになされている。プロキシエージェント処理手段31は、制御情報を解析してその解析結果に基づいて所定のアプリケーション等を記憶手段11から読み出して起動させたり、或いは起動しているアプリケーションを所定状態に設定する等して、情報処理装置2を端末利用者が望む最適な状態に設定する。
なお、制御情報には、例えば情報処理装置2の内部状態に応じて設定変更されるパラメータ及びその値、実行するメソッド(例えば記憶手段11に記憶されているデータを最新の状態に更新するメソッドや、メッセージを再生するメソッド、表示手段に表示されている画像を取得するメソッド等)、ディジタル放送を設定変更する情報等を含ますことができる。
情報処理装置2は、制御情報により内部状態が設定変更されると、当該内部状態を示す状態情報を生成し、これを端末側情報送信手段53から遠隔操作装置3の端末側情報受信手段22に送信する。なお、状態情報に含まれる情報としては、例えば音声入力ボタン46を介して集音手段36から得られた音声データや、コンテンツに対するフィードバックにより生成されたデータ(例えば現在利用しているディジタル放送番組の識別子や、アプリケーションから与えられた様々なタグ、関連音声データ等)、イベント発生条件に該当したことで自動的に得られたデータ、イベント発生条件に関する情報として作成されたデータ、操作履歴に関するデータ、情報処理装置2の状態に関するデータ等がある。因みに、情報処理装置2は、制御情報によって情報処理装置2の内部状態が設定変更されると、端末側情報送信手段53により遠隔操作装置5に対しポーリングを行って、常に最新の制御情報を遠隔操作装置5からダウンロードし得るようにしても良い。
(5)動作及び効果
以上の構成において、情報処理装置2は、サービス提供装置4などの外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力して、当該画像や音楽等を端末利用者に対して提供すると共に、撮像手段35や集音手段36、温度センサ、圧力センサ、表示手段(サービス提供手段33)等の各回路部からそれぞれ得られる撮像情報、集音情報、センサ情報及び内部状態情報を、イベント発生手段10により収集する。
また、この情報処理装置2では、イベント処理装置3において把握することが望ましい端末利用者の状況を、所定の撮像情報、集音情報、センサ情報及び又は内部状態情報により表したイベント発生条件が記憶手段11に記憶されており、撮像手段35や集音手段36、温度センサ、圧力センサ、各回路部からそれぞれ得られる撮像情報、集音情報、センサ情報及び内部状態情報が、当該イベント発生条件と一致したと判断されると、所定のイベント情報を生成してこれをイベント処理装置3へ自動的に送信する。
このように情報処理装置2では、予め記憶されたイベント発生条件と同じ状況が発生すると、所定のイベント情報がイベント処理装置3へ自動的に送信されることから、その都度、イベント処理装置3への送信設定等の複雑な設定操作を行う必要がなく、複雑な操作に不慣れな端末利用者であっても、イベント処理装置3に対して端末利用者の現状を知らせることができ、かくして使い勝手を向上させることができる。
また、このようなイベント発生条件は、撮像手段35から得られる撮像情報や、集音手段36から得られる集音情報、温度センサ及び圧力センサから得られるセンサ情報、各回路部から収集した内部状態情報を用いて、例えばイベント利用者や、端末管理者、端末利用者自身等によって自由に設定することができるので、必ずしも情報処理装置2の操作部を直接操作する必要がなく、端末利用者の振る舞いや情報処理装置2の表示手段の表示状態等を基にイベント情報を生成することができる。
従って、情報処理装置2では、例えば所定時間の間に撮像手段35により動く物体が検出されなかったときや、24時間継続して情報処理装置2の操作入力及び音声入力が無かったとき等にイベント情報を自動的に生成して、これをイベント処理装置3へ送信するようにイベント発生条件を設定することもできで、これにより端末利用者が情報処理装置2を操作できない何らかの状況にあることを、イベント処理装置3において把握させることができる。
また、情報処理装置2では、例えば所定のWebページが閲覧されている状態で、集音手段36から音声によるコメントが入力されたり、キーボート等の操作部からテキストデータによるコメントが入力されたときに、イベント情報を自動的に生成し、これをイベント処理装置3へ送信するようにイベント発生条件を設定することもでき、これにより端末利用者が所定のWebページに対するコメントを作成したことを、イベント処理装置3において把握させることもできる。このようにイベント利用者や被通知者は、情報処理装置2を使用する端末利用者の状態を、イベント処理装置3において通知情報を基に把握することができると共に、当該通知情報を用いた新たなサービス情報の提供を図ることができる。
この場合、イベント処理装置3は、Webページを提供する例えばウェプサービスサーバ7に対して、端末利用者が当該Webページを閲覧している旨と、端末利用者によるコメントとを含んだ通知情報を通知することもでき、これにより当該ウェプサービスサーバ7に端末利用者の状況やコメントを提示することができる。この場合、ウェプサービスサーバ7では、端末利用者の状況やコメントを反映したWebページの提供等新たなサービス提供を行うこともできる。
このようにイベント処理装置3では、イベント情報の内容に応じて通知情報を配信する所定のコールセンター6、ウェブサービスサーバ7又はメールサーバ8等を予め設定しておくことで、イベント情報に関連するコールセンター6、ウェブサービスサーバ7又はメールサーバ8等に対して端末利用者の状況を自動的に知らせることができる。
また、イベント処理装置3では、イベント情報の内容に応じて通知情報を遠隔操作装置5に送信し、通知情報の内容から遠隔操作装置5により情報処理装置2を遠隔操作させ、端末利用者が望んでいるであろう最適な状態に情報処理装置2を設定させることもできる。このように情報処理装置2では、予め記憶されたイベント発生条件と同じ状況が発生すると、所定のイベント情報がイベント処理装置3へ自動的に送信され、さらに当該イベント処理装置3から遠隔操作装置5へ通知情報によりその旨が通知される。また、この際、端末操作者は、端末装置を操作することにより、遠隔操作装置5を操作し、当該端末装置から遠隔操作装置5を介して情報処理装置2を遠隔操作することもでき、例えば携帯可能な端末装置を用いて外出先から情報処理装置2を遠隔操作させることもできる。
これにより情報処理装置では、その都度、遠隔操作装置5への遠隔操作を要請する送信設定等の複雑な設定操作を行う必要がなく、複雑な操作に不慣れな端末利用者であっても、遠隔操作装置5の端末操作者に対して端末利用者の現状を知らせ、情報処理装置2の最適な遠隔操作を行わすことができる。
さらに、イベント処理装置3では、例えば操作依頼を含んだイベント情報を情報処理装置2から受信すると、その旨の通知情報を生成し、配信テーブルを参照して、コミュニティに入会している複数の遠隔操作候補者のコンピュータへ当該通知情報を配信することで、所定の遠隔操作候補者が遠隔操作し難い状況にあっても、他の遠隔操作候補者による遠隔操作によって情報処理装置2を最適な状態に設定させることができる。
(6)他の実施の形態
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば情報処理装置としては、表示手段を有しない情報処理装置等この他種々の情報処理装置を適用してもよい。
また、上述した実施の形態においては、イベント処理装置3において配信テーブルを有し、当該配信テーブルを基に通知情報を自動的に所定の外部装置へ送信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イベント利用者の選別により所定の外部装置を使用する端末操作者や被通知者に対して、通知情報の内容を口頭で知らせるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、イベント処理装置と遠隔操作装置とがネットワークを介して接続された構成を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イベント処理装置と遠隔制御装置とがネットワークを介さずに直接接続された構成を適用してもよい。
また、上述した実施の形態において、情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための観察手段として、撮像手段、集音手段、温度センサ、圧力センサ、各回路部おける状態を検知するイベント発生手段を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための種々の観察手段を適用してもよい。
また、上述した実施の形態においては、端末利用者の状態を観察するセンサとして、温度センサと圧力センサとを適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は端末利用者の状態を観察できれば、例えばソナーや、光センサ、三軸加速センサ、接触センサ等この他種々のセンサを適用してもよい。
また、上述した実施の形態を活用できる状況としては、例えば病院内で患者が情報処理装置2を使用するような場合等、この他種々の状況において情報処理システム1を活用することができる。例えば患者が情報処理装置2を使用する場合は、患者が所定の状況に至っていることを看護士が知りたいとき、患者の所定の音声や身体部位の動作等によってイベント情報を生成できるように情報処理装置2のイベント発生条件を予め設定しておく。これによりイベント処理装置3では、情報処理装置2の操作部を患者に直接操作させることなく、イベント情報に基づいて患者の状態を把握させることができる。
また、上述した実施の形態においては、情報処理装置としてコンピュータを適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば車内に搭載されるナビゲーション等この他種々の情報処理装置を適用するようにしてもよい。
この場合、情報処理装置2では、例えば所定の音声の発話や、画面表示からイベント情報を生成し、これをイベント処理装置3へ送信する。イベント処理装置3は、イベント情報に基づいて通知情報を生成し、これを所定の遠隔操作装置5に送信して、当該遠隔操作装置5に情報処理装置2における目的地の設定やルート変更等この他種々の操作を行わせることもできる。
1 情報処理システム
2 情報処理装置
3 イベント処理装置
5 遠隔操作装置(外部装置、遠隔操作装置)
6 コールセンター(外部装置)
7 ウェブサービスサーバ(外部装置)
8 メールサーバ(外部装置)
10 イベント発生手段(イベント設定手段、イベント発生手段、操作状況観察手段)
15 イベント処理手段(受信手段)

Claims (33)

  1. 外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置に対し、イベント処理装置がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための観察手段と、
    イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況を、前記観察手段から得られる観察情報を基にイベント発生条件として設定可能なイベント設定手段と、
    前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件が記憶される記憶手段と、
    前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント発生手段とを備え、
    前記イベント処理装置は、
    前記情報処理装置から前記イベント情報を受信する受信手段を備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記イベント情報には、
    該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記観察手段は、
    前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうち、少なくともいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記イベント処理装置は、
    前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成する通知情報生成手段と、
    前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  5. 前記イベント情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する遠隔操作手段を有する遠隔操作装置を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記外部装置から受信した前記制御情報に基づいて遠隔操作される
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  6. 前記外部装置は遠隔操作装置であって、
    前記通知情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する遠隔操作手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることにより、該端末装置から前記遠隔操作装置を介して遠隔操作される
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の情報処理システム。
  8. 前記イベント処理装置は、
    複数の前記遠隔操作装置のうち、前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報を付加し、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成し、
    前記情報処理装置は、
    前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置により遠隔操作が行われる
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理システム。
  9. 前記情報処理装置には、
    前記イベント発生条件を設定する設定操作部と、外部から前記イベント発生条件を設定するための設定情報を受信する設定情報受信手段とのうち少なくともいずれか一方を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  10. 前記情報処理装置は、
    前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含める
    ことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  11. 前記情報処理装置は、
    前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるために前記端末利用者によって入力操作される操作部を備え、
    前記操作部には、前記イベント情報を生成させるためのイベント情報生成ボタンが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  12. イベント処理装置がネットワークを介して接続され、外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置であって、
    該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握するための観察手段と、
    イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況を、前記観察手段から得られる観察情報を基にイベント発生条件として設定可能なイベント設定手段と、
    前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件が記憶される記憶手段と、
    前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント発生手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  13. 前記イベント情報には、
    該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれている
    ことを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  14. 前記観察手段は、
    前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうち、少なくともいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項12又は13記載の情報処理装置。
  15. 前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を生成し、前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する前記イベント処理装置に対して、前記イベント情報を送信する
    ことを特徴とする請求項12〜14のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  16. 遠隔操作装置から制御情報を受信する制御情報受信手段を備え、前記制御情報に基づいて遠隔操作される
    ことを特徴とする請求項12〜14のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  17. 前記外部装置が遠隔操作装置であり、該遠隔操作装置から制御情報を受信する制御情報受信手段を備え、前記制御情報に基づいて遠隔操作される
    ことを特徴とする請求項15記載の情報処理装置。
  18. 前記制御情報受信手段は、
    前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることによりに、前記遠隔操作装置で生成される前記制御情報を受信する
    ことを特徴とする請求項16又は17記載の情報処理装置。
  19. 前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報が付加され、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を受信した前記複数の遠隔操作装置のうち、前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置から制御情報を受信する
    ことを特徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  20. 前記イベント発生条件を設定する設定操作部と、外部から前記イベント発生条件を設定するための設定情報を受信する設定情報受信手段とのうち少なくともいずれか一方を備えている
    ことを特徴とする請求項12〜19のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  21. 前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含める
    ことを特徴とする請求項12〜20のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  22. 前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるために前記端末利用者によって入力操作される操作部を備え、
    前記操作部には、前記イベント情報を生成させるためのイベント情報生成ボタンが設けられている
    ことを特徴とする請求項12〜21のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  23. 外部から取得したサービス情報に基づいて画像及び又は音を出力する情報処理装置に対し、イベント処理装置がネットワークを介して接続された情報処理方法システムで実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    該情報処理装置を使用する端末利用者の状況を把握する観察手段から得られる観察情報を基に、イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましい前記端末利用者の状況をイベント設定手段によりイベント発生条件として予め設定する設定ステップと、
    前記イベント設定手段によって設定された前記イベント発生条件を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記観察手段から得られた前記観察情報が前記イベント発生条件と一致したとき、イベント発生手段によって、前記端末利用者の状況を前記イベント情報として前記イベント処理装置へ通知することが望ましいと判定し、該イベント情報を生成して前記イベント処理装置に送信するイベント情報送信ステップとを備え、
    前記イベント処理装置は、
    前記情報処理装置から前記イベント情報を受信する受信ステップを備える
    ことを特徴とする情報処理方法。
  24. 前記イベント情報には、
    該イベント情報の生成時に前記情報処理装置で出力されている前記サービス情報の内容を示す内容状態情報が含まれている
    ことを特徴とする請求項23記載の情報処理方法。
  25. 前記観察ステップでは、
    前記端末利用者が該情報処理装置の操作部を操作する状況を観察する操作状況観察手段と、前記端末利用者を撮像するための撮像手段と、前記情報処理装置の周辺の音を集音するための集音手段と、前記端末利用者の身体温度を検知するための温度センサと、前記端末利用者により与えられる外力を検知する圧力センサとのうちから得られる、少なくともいずれか1つの観察情報を用いる
    ことを特徴とする請求項23又は24記載の情報処理方法。
  26. 前記イベント処理装置は、
    前記受信ステップの後に、
    前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を、通知情報生成手段によって生成する通知情報生成ステップと、
    送信手段によって前記イベント情報の内容と関連する所定の外部装置へ前記通知情報を送信する通知情報送信ステップとを備える
    ことを特徴とする請求項23〜25のうちいずれか1項記載の情報処理方法。
  27. 前記情報処理装置は、
    端末操作者が遠隔操作装置により前記情報処理装置を遠隔操作するために生成した制御情報を、該遠隔操作装置から受信して、前記制御情報に基づいて遠隔操作される遠隔操作ステップを備える
    ことを特徴とする請求項23〜25のうちいずれか1項記載の情報処理方法。
  28. 前記外部装置は遠隔操作装置であり、
    前記通知情報の内容を確認した端末操作者により、前記情報処理装置を遠隔操作するための制御情報が生成され、該制御情報を前記情報処理装置へ送信する制御情報送信ステップを備える
    ことを特徴とする請求項26記載の情報処理方法。
  29. 前記遠隔操作ステップは、
    前記端末利用者の家族又は親族が所有している端末装置が操作されることによりに、前記遠隔操作装置で生成される前記制御情報を受信する
    ことを特徴とする請求項27又は28記載の情報処理方法。
  30. 前記遠隔操作ステップは、
    前記情報処理装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置を識別する識別情報が付加され、前記イベント情報の内容を通知するための通知情報を受信した前記複数の遠隔操作装置のうち、前記通知情報を認識した端末操作者が前記識別情報を基に特定した遠隔操作装置から制御情報を受信する
    ことを特徴とする請求項27記載の情報処理方法。
  31. 前記情報処理装置は、
    設定操作部によって前記イベント発生条件が設定されるか、或いは、設定情報受信手段によって外部から設定情報を受信して前記設定情報を基に前記イベント発生条件が設定される設定ステップを備える
    ことを特徴とする請求項23〜30のうちいずれか1項記載の情報処理方法。
  32. 前記情報処理装置は、
    前記イベント情報を生成する際に、前記端末利用者に対して追加情報の入力を促し、これにより収集された前記追加情報を属性情報に含める情報追加ステップを備える
    ことを特徴とする請求項23〜31のうちいずれか1項記載の情報処理方法。
  33. 前記情報処理装置は、
    前記サービス情報に基づく画像及び又は音を出力させるための操作部に有したイベント情報生成ボタンが、前記端末利用者により操作されたとき、前記イベント情報を生成する生成ステップを備える
    ことを特徴とする請求項23〜32のうちいずれか1項記載の情報処理方法。
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