JP2011015843A - 眼科装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検眼に対する適正距離を検出し失敗のない撮影を可能とする。
【解決手段】眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eに近い位置、つまり前ピント状態のW<0の場合には、青(B)で点灯した位置合わせ用指標光源が最も合焦状態に近く、緑(G)、赤(R)の順番でぼけ具合が大きくなる。
逆に、眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eから遠い位置、つまり後ピント状態のW>0の場合には、赤(R)で点灯した位置合わせ用指標光源が最も合焦状態に近く、緑(G)、青(B)の順番でぼけ具合が大きくなる。
従って、演算部は被検眼の角膜で反射した位置合わせ用指標像の赤(R)、緑(G)、青(B)のぼけ具合から、本体部を被検眼Eに対して近付ける、遠去けるの何れの方向に動かせばよいかを算出し表示部に表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、被検眼を撮影、測定する眼科装置に関するものである。
特許文献1にはアライメント指標を被検眼の角膜に投影し、その反射像であるアライメント像のピント状態で適正なアライメント位置にあるかどうかを判断する眼底カメラが開示されている。また特許文献2には、アライメント指標を被検眼の角膜に投影し、アライメント像の分離、合致で適正なアライメント位置にあるかどうかを判断する眼底カメラが開示されている。
特開昭62−34530号公報 特開平7−31590号公報
上述のような眼底カメラでは、1種類の単一波長のLED光源をアライメント指標の光源として使用しているため、適正なアライメント位置にあるか否かは判別できる。しかし、適正なアライメント位置に対して、眼底カメラが被検眼に対して近い位置にあるのか、遠い位置にあるのか、つまり作動距離を正確に判別することができない。
従って、眼底カメラを適正なアライメント位置に動作させるためには、被検眼に対して近付ける方向、遠去ける方向の何れかに眼底カメラを一旦移動し、そのぼけ具合、分離具合が大きくなるか否かで適正アライメント位置に近付ける方向を判断するしかない。たまたま方向が一致していればよいが、逆の方向に移動させた場合には、無駄な動作を行ってしまうという問題がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、被検眼に対する適正距離を検出し失敗のない撮影を可能とする眼科装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る眼科装置は、被検眼の眼底に照明光を投影する照明光学系と、眼底からの反射像を対物レンズを介して撮像する撮影光学系と、前記対物レンズを介して被検眼の角膜に位置合わせ指標を投影する指標投影手段と、該指標投影手段の角膜からの反射像を撮像する指標撮像手段と、該指標投影手段の波長帯又は前記指標撮像手段の波長帯から少なくとも2つの波長帯を選択する波長帯選択手段と、前記指標撮像手段により撮像された指標像の特性を算出する特性算出手段と、前記波長帯選択手段により選択された各波長帯による前記特性算出手段による前記特性から、被検眼と前記撮影光学系との間の適正な作動距離に対する位置ずれ情報を検出する位置ずれ情報検出手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る眼科装置によれば、位置合わせ用の指標像のぼけ像の大きさを解析することにより、装置本体の被検眼に対する適正位置の方向を検出することが可能であり、フレア、ゴーストのような有害光を除いた失敗のない撮影が可能である。
実施例1の眼底カメラの構成図である。 フォーカス指標投影手段の構成図である。 位置合わせ用指標光源を光ファイバの方向から見た正面図である。 眼底カメラと被検眼の位置関係の説明図である。 実施例1の動作フローチャート図である。 波長に対するピント位置のグラフ図である。 適正位置に対する眼底カメラ位置による位置合わせ用指標光源の赤(R)、緑(G)、青(B)のぼけの関係の説明図である。 実施例2の眼底カメラの構成図である。 実施例3の眼底カメラの構成図である。 三色波長分解手段のフィルタの説明図である。 実施例3の動作フローチャート図である。 実施例4の眼底カメラの構成図である。 実施例4の動作フローチャート図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1における眼科装置としての眼底カメラの構成図である。観察用光源1から被検眼Eに対向する対物レンズ2に至る照明光学系の光路O1には、絞り3、クイックリターンミラー4、リレーレンズ5、フォーカス指標投影手段6、リレーレンズ7、孔あきミラー8が順次に配列されている。また、クイックリターンミラー4の入射方向には撮影用光源9、絞り10が配置されている。なお、クイックリターンミラー4は眼底観察時には図の破線の位置にあって光路O1から退避し、撮影時には実線の位置にあって光路O1内に挿入されるようになっている。
図2に示すように、フォーカス指標投影手段6はプリズム部6a、6b、6cから成るフォーカススプリットプリズム、矩形状の開口部を有するフォーカス指標6d、フォーカス指標光源6eを有している。フォーカス指標光源6eは可視光域に中心波長を持つLEDから成っている。また、軸6fを中心に回転して光路O1に対して挿脱されるようになっている。
孔あきミラー8の後方には、撮影光学系の光路O2が設けられ、合焦レンズ11、撮影レンズ12、撮像素子13aと三色波長分解手段13bとを内蔵し眼底撮像、指標撮像を行う撮像手段13が配列されている。また、孔あきミラー8の孔部内には、光ファイバ14の出射端が配置され、光ファイバ14の入射端には位置合わせ用指標光源15が接続されている。この位置合わせ用指標光源15は3色発光LEDであり、図3に示すように赤(R)、緑(G)、青(B)の三色の波長帯を独立して発光することが可能とされている。
フォーカスリンク機構16によって、フォーカス指標投影手段6は合焦レンズ11と連動して図1のA方向に動き、フォーカス指標投影手段6のフォーカス指標6dと、撮像手段13の撮像素子13aとが光学的に共役関係になるようにされている。また、フォーカス指標投影手段6は静止画撮影時には、軸6fを中心にして回転することにより図1に示すB方向に光路O1上から退避する。
撮像手段13の撮像素子13aからの出力は、画像信号処理部21を介して演算部22、表示部23に接続されている。また、演算部22の出力は、駆動回路24、駆動回路25、駆動回路26、駆動回路27を介して、観察用光源1、撮影用光源9、フォーカス指標投影手段6、位置合わせ用指標光源15にそれぞれ接続されている。また演算部22には、入力部28、記録部29が接続されている。
眼底観察時には、演算部22は観察用光源1を点灯、調光するために観察用光源駆動回路24を駆動する。観察用光源1はほぼ可視光全域に分光感度を有する白色LEDで構成されており、観察用光源1を出射した光束は、リング状の開口を有する絞り3を経てクイックリターンミラー4に至る。クイックリターンミラー4は光路O1から退避した位置にあるので、光束は更にリレーレンズ5、フォーカス指標投影手段6、リレーレンズ7を通り、孔あきミラー8の周辺で反射し、対物レンズ2、被検眼Eの角膜Ec、瞳Epを通り眼底Erを照明する。同時に、演算部22はフォーカス指標光源駆動回路26を駆動し、フォーカス指標光源6eを点灯し、眼底Erにフォーカス指標6dによる指標像を投影する。
照明された眼底Erからの反射像である眼底像及びフォーカス指標像は、瞳Ep、角膜Ec、対物レンズ2、孔あきミラー8の孔の中を通り、合焦レンズ11、撮影レンズ12を通過し、撮像手段13内の三色波長分解手段13bを通り撮像素子13aに結像される。
演算部22は駆動回路27を駆動し、位置合わせ用指標光源15を点灯すると、その光束は光ファイバ14、対物レンズ2を通じて角膜Ecを照射する。角膜Ecでの反射光による位置合わせ用指標像は眼底像、フォーカス指標像と重畳して撮像素子13aに結像される。
撮像素子13aでは、結像した眼底像、フォーカス指標像、位置合わせ用指標像に対して光電変換が行われる。変換信号は画像信号処理部21によって、撮像素子13aからのデータが読み出され、増幅及びA/D変換を行い、動画であるデジタル画像データが生成される。この画像データは演算部22に入力されると同時に、表示部23に表示される。
作動距離の調整、位置合わせに際して、操作者は位置合わせ用指標像Aが図4に示す眼底像Er’の位置合わせ指標サークルCの中心に至るように、眼底カメラを移動して上下、左右の位置合わせを行う。撮影光学系の光路O2上において、被検眼Eに対する適正位置から現在の眼底カメラまでの距離をWとする。(a)のように眼底カメラが適正位置に対して被検眼E側にある場合をW<0、(c)のように適正位置から被検眼Eの反対側にある場合をW>0、(b)のように作動距離が適正な場合がW=0である。
図5は演算部22の動作フローチャート図である。演算部22は位置合わせ用指標光源15の赤(R)、青(B)、緑(G)の波長帯選択により順次に点灯し、被検眼Eの角膜Ecで反射した位置合わせ用指標像Aは、撮像素子13aに結像されて画像信号処理部21を経て演算部22に入力される。
ステップS1では、位置合わせ用指標光源15を赤(R)で点灯する。ステップS2では画像信号処理部21より入力された赤(R)の位置合わせ用指標像Aの画像データに対して、図4に示す位置ずれ情報となる位置合わせ用指標サークルC内の位置合わせ指標像Aのコントラストを算出する。ステップS3では、位置合わせ用指標光源15を青(B)で点灯する。ステップS4では、画像信号処理部21から入力された青(B)の位置合わせ用指標像Aの画像データに対して、図4に示す位置合わせ用指標サークルC内の位置合わせ指標像のコントラストを算出する。
ステップS5では、位置合わせ用指標光源15を緑(G)で点灯する。ステップS6では、画像信号処理部21より入力された緑(G)の位置合わせ用指標像Aの画像データに対して、図4に示す位置合わせ用指標サークルC内の位置合わせ指標像Aのコントラストを算出する。上下、左右の位置は合っているので、位置合わせ用指標像は図4に示す位置合わせ指標サークルCの中に位置する。
図6に示すように、軸上色収差によって位置合わせ指標光源15のLEDの赤(R)、緑(G)、青(B)の波長毎にピント位置が異なる。本実施例では、緑(G)で点灯した位置合わせ用指標光源15が合焦するように、光ファイバ14の投影面が配置されている。
従って、図7に示すように、眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eに近い位置、つまり前ピント状態のW<0の場合には、青(B)で点灯した位置合わせ用指標光源15が最も合焦状態に近く、緑(G)、赤(R)の順番でぼけ具合が大きくなる。
逆に、眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eから遠い位置、つまり後ピント状態のW>0の場合には、赤(R)で点灯した位置合わせ用指標光源15が最も合焦状態に近く、緑(G)、青(B)の順番でぼけ具合が大きくなる。例えば、Bの方がGよりも像が小さくコントラストが良い場合をB≪Gと表記することにすると、次のような関係となる。
W<0の場合はR≫G≫B
W>0の場合はR≪G≪B
W=0の場合はGのコントラストが最も良くなる。
従って、演算部22は角膜Ecで反射した位置合わせ用指標像Aの赤(R)、緑(G)、青(B)のぼけ具合から、本体部を近付ける、遠去けるの何れの作動距離方向に動かせばよいかの指標像の特性算出を行い、位置ずれ情報検出をして表示部23に表示する。
ステップS7で、R≫G≫Bであると判断した場合にはステップS10に進み、図4(a)に示すようなW<0の場合の眼底像Er’、位置合わせ用指標像A、適正位置と眼底カメラと被検眼Eの位置関係図F、及び適正位置の方向を表示する。
ステップS8で、R≪G≪Bであると判断した場合にはステップS11に進み、図4(c)に示すようなW>0の場合の眼底像、位置合わせ用指標像、適正位置と眼底カメラ位置と被検眼Eの位置関係図F、及び適正位置の方向を表示する。
ステップS9で、像(G)のコントラストが最も良くなったと判断した場合には、ステップS12に進む。図4(b)に示すような合焦状態のW=0の場合の眼底像Er’、位置合わせ用指標像A、適正位置の眼底カメラと被検眼Eの位置関係図F、及び適正位置の方向を表示する。
ステップS13で入力部28の撮影スイッチが操作者によって押された場合には、位置合わせに関する一連の動作を終了し、撮影動作を開始する。このステップS1〜S13の動作は、入力部28の撮影スイッチが操作者によって押されるまで繰り返される。操作者は表示部23に表示された矢印の方向、つまり適正位置の方向に向けて作動距離の位置合わせを行う。
操作者は表示部23に表示されたフォーカス指標6dの像を観察し、図示しないフォーカスノブを操作することにより、フォーカススプリットプリズムによる左右のフォーカス指標像が一列に並ぶようにすると、眼底Erとフォーカス指標6dは光学的に共役となる。フォーカスリンク機構16によって、フォーカス指標投影手段6のフォーカス指標6dと、撮像素子13aが光学的に共役関係になるようにされているので、眼底Erと撮像素子13aは光学的に共役関係になり、眼底Erにピントを合わせることができる。
入力部28の撮影スイッチを押すと、演算部22はこれを検知し撮影動作を開始する。つまり、駆動回路27、フォーカス指標光源駆動回路26を駆動して、位置合わせ用指標光源15を消灯し、フォーカス指標投影手段6をB方向に駆動し光路O1外に退避させる。クイックリターンミラー4を光路O1内に挿入し、更には撮影用光源駆動回路25を駆動して撮影用光源9を発光させる。ここで、アライメント、ピント合わせが完了した状態とは、図4(b)に示すようにピント合わせ指標Pの左右のバーが一直線になり、位置合わせ用指標Aが位置合わせ用指標サークル内にあることを示す。
撮影用光源9を出射した光束はリング状の開口を有する絞り10を通過し、クイックリターンミラー4で反射し、以下に観察用光源1の光束と同じ経路で眼底Erを照明し、その反射光である眼底像Er’を撮像素子13aに結像する。撮像素子13aでは光電変換が行われ、画像信号処理部21によって読み出され、静止画であるデジタル眼底画像データが生成され、表示部23に表示されると同時に、演算部22を経由して記録部29に記録される。このとき、撮影用光源9は可視光全域の波長の光を出力するので、カラー眼底画像データが生成される。
本実施例では、位置合わせ用指標光源15は3色発光のLEDとし、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色での発光が可能であるとした。しかし、眼底カメラを被検眼Eに対して近付けるか遠去けるかを単に検出するだけであれば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のうちの2色を用いて検出、判断してもよい。
図8は実施例2の眼底カメラの構成図であり、図1と同じ符号は同じ部材を示している。実施例1において、三色発光のLEDである位置合わせ用指標光源15の代りに、白色光を発光する位置合わせ指標光源31が使用されている。そして、位置合わせ指標光源31の前方に、赤(R)のみを透過するカラーフィルタ32r、緑(G)のみを透過するカラーフィルタ32g、青(B)のみを透過するカラーフィルタ32bが配置されている。また、指標光源31を駆動する駆動回路33、フィルタカラーフィルタ32r、32g、32bを駆動する駆動回路34が設けられている。
実施例1で赤(R)、緑(G)、青(B)の各LEDを点灯する代りに、本実施例2では駆動回路34を制御して、カラーフィルタ32r、32g、32bを選択的に位置合わせ指標光源31と光ファイバ14の間に挿入する。これにより、実施例1の演算部22が位置合わせ用指標光源15を赤(R)、緑(G)、青(B)で選択的に順次に点灯することと同じとなる。
図9は実施例3の眼底カメラの構成図であり、図1、図8と同じ符号は同じ部材を示している。前述したように、撮像手段13内の撮像素子13aの前方には、三色波長分解手段13bが設けられている。三色波長分解手段13bは撮像素子13aの各画素に一致するように、図10に示すモザイク状に配置された赤(R)、緑(G)、青(B)の三色カラーフィルタが配置されている。
画像信号処理部21は撮像素子13aからの各画素のデータを読み出して増幅を行い、仮想画素値の算出を行い画像を生成する。仮想画素P00の演算は次のように表される。仮想画素P00のRGB各色の値は、仮想画素P00周辺の実線で囲まれた画素のうち、R00、R02、B11、G12、B13、R20、G21、R22、B31、B33の画素の受光データから次のように演算される。
仮想画素のRGBの値をそれぞれP00r、P00g、P00bとすると、次式で表される。
P00g=(G12+G21)/2
P00r=(9・R22+3・R02+3・R20+R00)/16
P00b=(9・B11+3・B13+3・B31+B33)/16
また、右隣の仮想画素P01の場合は仮想画素P01の周辺の点線で囲まれた画素のうち、R02、R04、B11、G12、B13、R22、G23、R24、B31、B33の画素の受光データから、次の式で演算される。
P01g=(G12+G23)/2
P01r=(9・R22+3・R02+3・R24+R04)/16
P01b=(9・B13+3・B11+3・B33+B31)/16
以下同様にして、各仮想画素Pに隣接した4・4の範囲の画素の受光データにより仮想画素値を演算し、1枚の画像を生成する。
図11は演算部22のフローチャート図であり、図5に示す実施例1における演算部22の動作フローチャート図に対して、ステップS1〜S6の代りにステップS21、S22、S23が追加されている。
演算部22はステップS21で画像信号処理部21から入力された画像データの赤(R)チャンネルの画素Prのみを使用し、図4に示す位置合わせ用指標サークル内の位置合わせ指標像のコントラストを算出する。
ステップS22で画像信号処理部21から入力された画像データの青(B)チャンネルの画素Pbのみを使用し、図4に示す位置合わせ用指標サークル内の位置合わせ指標像のコントラストを算出する。
ステップS23で画像信号処理部21から入力された画像データの緑(G)チャンネルの画素Pgのみを使用し、図4に示す位置合わせ用指標サークル内の位置合わせ指標像のコントラストを算出する。以下、ステップS7〜S13の動作は実施例1と同様である。
位置合わせ用指標光源31は、実施例1のように単一波長の光源を複数用意するのではなく、少なくとも赤(R)、緑(G)、青(B)のうちの2波長成分を分光感度特性として有するマルチバンド波長の光源としている。撮像手段13内の三色波長分解手段13bを通り、撮像素子13aに結像された位置合わせ指標像に対して、赤(R)、緑(G)、青(B)の各チャネルでの位置合わせ指標像のコントラストを算出する。これにより、眼底カメラが適正位置に対して被検眼E側にあるか、被検眼Eと反対側にあるかを判別可能となる。
図12は実施例4の眼底カメラの構成図であり、図1、図8、図9と同じ符号は同じ部材を示している。実施例1における眼底カメラの構成に対して、モータ駆動部41が追加され、眼底カメラ本体部42の内部に設けられている。モータ駆動部41は演算部22及びモータ43に接続されている。本体部42は基台部44上に保持されており、更に被検眼Eは基台部44の顎受け45を介して固定されている。モータ43が回転すると本体部42はC方向に移動可能とされている。
演算部22は位置合わせ用指標光源15を赤(R)、青(B)、緑(G)で順次に点灯し、角膜Ecで反射した位置合わせ用指標像は、撮像素子13aに結像されて、画像信号処理部21を経て演算部22に入力される。
本実施例4では、W=0の場合に緑(G)で点灯した位置合わせ用指標光源15が合焦するように、光ファイバ14の投影面を配置されている。図7に示すように、眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eに近い位置、つまりW<0の場合には、青(B)で点灯した位置合わせ用指標光源15が最も合焦状態に近く、緑(G)、赤(R)の順番でぼけ具合が大きくなることは、先に説明した通りである。
図13は演算部22の動作フローチャート図であり、図5に示す実施例の動作フローチャート図に対して、ステップS10〜S13の代りにステップS31〜S33が追加されている。
演算部22は位置合わせ用指標光源15を赤(R)、青(B)、緑(G)で選択的に順次に点灯し、角膜Ecで反射した位置合わせ用指標像は、撮像素子13aに結像されて、画像信号処理部21を経て演算部22に入力される。ステップS1〜S6は図5のフローチャート図において説明した通りである。
ステップS7でR≫G≫Bであると判断した場合には、ステップS31に進む。眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eに近い位置、つまりW<0の場合であるので、演算部22はモータ駆動部41を介してモータ43を駆動して、本体部42が被検眼Eから遠去かる方向に移動させる。
ステップS8でR≪G≪Bであると判断した場合には、ステップS32に進み眼底カメラが適正位置に対して被検眼Eに遠い位置、つまりW>0の場合であるので、演算部22はモータ43を駆動して、本体部42が被検眼Eに近付く方向に移動させる。
ステップS31、S32が終了するとステップS9に進み、緑(G)のコントラストが最も良くなったかどうかを判断する。緑(G)のコントラストが最も良くなったときにはステップS33に進み、モータ43を停止して、眼底カメラ本体部42の移動を停止する。このようにして、眼底カメラを適正位置に自動移動が可能になっている。
ステップS13で入力部28の撮影スイッチが、操作者によって押された場合には、位置合わせに関する一連の動作を終了し、撮影動作を開始する。ステップS1〜S19の動作は、撮影スイッチが操作者によって押され、撮影動作が開始されるまで繰り返される。
1 観察用光源
6 フォーカス指標投影手段
6d フォーカス指標
6e フォーカス指標光源
9 撮影用光源
13 撮像手段
13a 撮像素子
13b 三色波長分解手段
14 光ファイバ
15 位置合わせ用指標光源
16 フォーカスリンク機構
21 画像信号処理部
22 演算部
23 表示部
28 入力部
29 記録部
41 モータ駆動部
42 眼底カメラ本体部

Claims (8)

  1. 被検眼の眼底に照明光を投影する照明光学系と、眼底からの反射像を対物レンズを介して撮像する撮影光学系と、前記対物レンズを介して被検眼の角膜に位置合わせ指標を投影する指標投影手段と、該指標投影手段の角膜からの反射像を撮像する指標撮像手段と、該指標投影手段の波長帯又は前記指標撮像手段の波長帯から少なくとも2つの波長帯を選択する波長帯選択手段と、前記指標撮像手段により撮像された指標像の特性を算出する特性算出手段と、前記波長帯選択手段により選択された各波長帯による前記特性算出手段による前記特性から、被検眼と前記撮影光学系との間の適正な作動距離に対する位置ずれ情報を検出する位置ずれ情報検出手段とを有することを特徴とする眼科装置。
  2. 前記指標投影手段は異なる波長を発光する複数の光源を有し、前記波長帯選択手段は前記複数の光源の何れを発光させるかを選択することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記指標投影手段は選択的に点灯される複数の波長帯の光束を発することを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記波長帯選択手段は前記指標撮像手段に設けた三色波長分解手段であり、前記特性算出手段は分解された画像データからの複数の特性を算出し、前記位置ずれ情報検出手段は前記複数の特性から位置ずれの方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  5. 前記指標投影手段は白色光を発することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  6. 前記指標撮像手段は前記撮影光学系に設け、前記撮影光学系によって眼底像をも撮像することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  7. 前記位置ずれ情報検出手段から出力される位置ずれ情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  8. 前記位置ずれ情報検出手段から出力される位置ずれ情報に基づいて前記撮影光学系を被検眼に対し適正な作動距離に位置合わせする制御手段と、該制御手段からの信号に基づいて前記撮影光学系を作動距離方向に駆動する駆動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
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