JP2011014103A - 画像処理装置及び画像処理装置におけるデータ消去方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置におけるデータ消去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
記憶された使用済みの画像データに対して確実な消去処理を行い、セキュリティの向上を図ると同時に、画像処理装置のパフォーマンス低下を低減する。
【解決手段】
画像処理装置において、画像データのセキュリティレベルに基づいて、使用済みの当該画像データを、第一の消去方式又は第二の消去方式のいずれかにより逐次消去処理を実行する。また、前記逐次消去処理の第一の消去方式による消去又は消去処理を行わなかった一時データ領域の残存データに対して、後で第二の消去方式で追加消去処理を行う。また、後の追加消去処理の実行時間帯はユーザーにより設定可能にした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタル複合機などの画像処理装置及び画像処理装置におけるデータ消去方法に関し、特に、情報の漏洩を防止するために記憶情報を逐次消去する手段を備えた画像処理装置及び画像処理装置におけるデータ消去方法に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらの複合機などの画像処理装置においては、入力された画像データをHDDなどの補助記憶装置に一時的に記憶しておき、記憶した画像データを読み出してプリントアウトなどをするが、利用後の画像データが補助記憶装置から漏洩するのを防止するため、そのセキュリティ対策として、画像処理後に補助記憶装置に保存されている画像データを逐次消去することが行われている。
この逐次消去は、情報漏洩に対しては有効な手段ではあるが、記憶装置の使用したデータエリアに対し上書きなどの処理を行うため、処理に時間を要するという問題がある。またそれだけではなく、画像処理装置が補助記憶装置のデータ消去処理を行っている間は、別の動作のために補助記憶装置が使用することができないか、或いは使用できたとしても画像処理装置のパフォーマンス(処理能力)が低下するという問題がある。
この問題を解決するため、例えば、受信した画像データのセキュリティレベルを判断して、セキュリティレベルが高ければ、画像処理直後に消去処理を行い、セキュリティレベルが低ければ消去処理を行わずに画像データを記憶装置にそのまま残しておき、かつ、消去処理中に新たな動作の要求が入った場合、消去処理を一旦中止して、新たな動作を優先するようにした画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
これに対して、入力された画像データのセキュリティレベルに応じて、消去方法を選択し、レベルが高いデータは確実に消去し、レベルが低いデータに対しても比較的簡単な方法で、短時間で消去処理を終わらせる画像処理装置も提案されている(特許文献2参照)。
さらに、受信した画像データのセキュリティレベルに応じて、レベルの高い順に全て逐次消去処理を行い、消去処理中に新たに動作の要求が入った場合には、消去処理中のデータと新たな動作に係るデータのセキュリティレベルを比較し、より高いレベルの処理を優先する画像処理装置も提案されている(特許文献3参照)。
特許文献1と特許文献2の画像処理装置では、ユーザーの設定や、動作状況に応じて画像データのセキュリティレベルを判断して消去処理を行うことができる。しかしながら、これらの画像処理装置では、消去処理を行ってないデータ、或いは簡単な方法で消去処理をしたセキュリティレベルが低いと判断されたデータの中にも機密性の高い情報が存在する可能性があるが、それらの残存データの処理についての対策は講じられていない。
また、特許文献3の画像処理装置では、全てのデータに対して一様に順番に逐次消去処理を行っている。そのため、使用頻度が高い時間帯にもかかわらず、消去処理が順番に行われ、したがって新たな動作の実行に影響が出るなど、画像処理装置のパフォーマンスが低下する問題がある。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑み為されたものであって、その目的は、消去が必要な全てのデータに対して自動的に確実に消去処理を行い、データのセキュリティの維持を図りつつ同時に画像処理装置のパフォーマンスの低下を極力抑制することである。
(1)本発明は、画像データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記画像データのセキュリティレベルを判断するセキュリティレベル判断手段と、前記データ蓄積手段により蓄積されたデータを使用後に消去するデータ消去手段と、を備えた画像処理装置において、前記データ消去手段は、前記データ処理後に当該データの消去を行う逐次消去手段と、該逐次消去手段による消去の実行から所定の時間後に消去を行う追加消去手段とを有し、前記逐次消去手段は、前記データのセキュリティレベルに基づき、第一又は第二の消去方式のいずれかで消去を実行し、前記追加消去手段は、前記第一の消去方式で消去したデータを対象に第二の消去方式で消去処理を行うことを特徴とする画像処理装置である。
(2)本発明は、上記(1)に記載された画像処理装置において、前記第二の消去方式は、前記第一の消去方式よりも低速であるがセキュリティの高い消去処理の消去方式であることを特徴とする画像処理装置である。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)に記載された画像処理装置において、前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、前記追加消去手段は、前記補助記憶装置の全領域を対象に消去処理を実行することを特徴とする画像処理装置である。
(4)本発明は、上記(1)又は(2)に記載された画像処理装置において、前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、前記補助記憶装置は、前記画像データを、そのセキュリティレベルに応じて異なるパーティションに記憶し、前記追加消去手段は、パーティションに記憶された前記第一の消去方式で消去処理を行ったデータを対象に、前記第二の消去方式での消去を実行することを特徴とする画像処理装置である。
(5)本発明は、上記(4)に記載された画像処理装置において、前記補助記憶装置はHDDであり、かつ前記セキュリティレベルの高さに応じて、前記HDDの外周部により近いパーティションに記憶することを特徴とする画像処理装置である。
(6)本発明は、上記(1)又は(2)に記載された画像処理装置において、前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、前記補助記装置は、前記データをセキュリティレベルに応じて異なるセクタに記憶し、前記セクタ毎に記憶された最新の消去履歴消去履歴に基づいて、前記セクタ毎に前記追加消去を実行するか否かを決定する追加消去実行判断手段を有することを特徴とする画像処理装置である。
(7)本発明は、上記(1)ないし(6)に記載された画像処理装置において、前記追加消去手段による追加消去の実行時間を指定する実行時間指定手段を有することを特徴とする画像処理装置である。
(8)本発明は、データ蓄積手段に画像データを蓄積する工程と、前記画像データのセキュリティレベルを判断するセキュリティレベル判断工程と、前記データ蓄積手段により蓄積された画像データを使用後に消去するデータ消去工程と、を備えた画像処理装置におけるデータ消去方法であって、前記データ消去工程は、前記画像データ処理直後に行う逐次消去工程と、後に自動的に消去する追加消去工程と、を有し、前記逐次工程は、さらに、前記セキュリティレベル判断工程により判断した前記画像データのセキュリティレベルに応じて、第一の消去方式又は第二の消去方式を選択する消去方式選択工程と、を有し、前記追加消去工程では、第一の消去方式により消去処理がなされたデータを対象に第二の消去方式による消去を行うことを特徴とする画像処理装置におけるデータ消去方法である。
(9)本発明は、上記(8)に記載された画像処理装置におけるデータ消去方法において、前記第二の消去方式では、前記第一の消去方式よりも低速であるがであるがセキュリティのより高い消去処理を行うことを特徴とする画像処理装置におけるデータ消去方法である。
本発明によれば、使用済みのデータのうち、セキュリティの高いデータについては、直ちに確実な消去処理を行うことでセキュリティの確保を図り、セキュリティの比較的高くないデータについては、後の適当な時間帯で確実な消去処理を行うため、画像処理装置のパフォーマンス低下を極力抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のコントローラの概念図の例である。 本発明の実施形態に係る補助記憶装置HDDの領域の概念図である。 HDDの領域をパーティションに分けた一例を示す図である。 セクタに分けたHDDの領域の概念図である。 本発明の実施形態に係る消去処理の手順を示すフロー図である。
以下、本発明をその一実施形態について添付図面を参照して説明する。
ここでは、本発明の画像処理装置の一実施形態として、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの機能を備えたデジタル複合機を例に採って説明する。
図1は、本デジタル複合機のコントローラの概略構成図である。
図1において、デジタル複合機のシステム管理部であるコントローラ1は、デジタル複合機全体を制御するCPU(Central Processing Unit)2と、入力された画像データを一時保存するデータ蓄積装置である補助記憶装置HDD(Hard Disc Drive)3と、CPU2の動作を制御するプログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリROM4と、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリRAM5と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)6と、を備えている。
ASIC6は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、CPU2、HDD3、ROM4、RAM5、操作部7、エンジン8をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
操作部7は、入力部と表示部からなっており、ユーザーは操作部7で、「コピー」、「プリンタ」、「スキャナ」、「FAX」などのアプリケーション9を選択することができる。
次に、本デジタル複合機における画像データの消去について説明する。
本デジタル複合機では、HDD3などの補助記憶装置に一時的に蓄積された画像データを消去するため、データの書き込まれた位置に二進数や乱数などを上書きして消去する従来の消去方式が採用されている。
従来の消去方式は、セキュリティレベルの低いものから高いものの順に、例えば、「0:一回書込み方式」、「1:1回書込み方式」、「乱数:1回書込み方式」、「NSA方式」、「DoD方式」、「NATO方式」、「グートマン(Gutmann)方式」などがあり、消去処理のセキュリティレベルは、この書き込み処理が記憶媒体に対して何回繰り返し行われたかに依存する。
例えば、「0:1回書込み方式」はHDD3の元のデータが「1」のところに「0」を書き込むが、この場合は実際にはわずかな残留磁気がHDD3上に残っていて再現が可能である。
これに対して、「NSA」方式は、乱数2回、0を1回、合計3回書き込むので、セキュリティは高くなるが、消去処理時間は長くなる。さらに、35回上書きする「グートマン方式」は、セキュリティは極めて高くなるが、符号化した情報を書き込むため更に消去処理時間が長くなる。
なお、これらの消去方式は、既にプログラムとして市販されており、予めHDD3に記憶させておくことで搭載可能である。
本デジタル複合機では、例えば、「0:一回書込み方式」のような高速だが安全性が低い第一の消去方式と、例えば、「NSA方式」のような低速だが安全性が高い第二の消去方式を採用している。これにより、本デジタル複合機は、CPU2の機能実現手段として実現されるセキュリティレベル判断手段を有し、このセキュリティ判断手段により動作ごとに受信した画像データのセキュリティレベルを決定(又は判断)し、そのセキュリティレベルに基づいて、第一、第二のいずれかの消去方法で消去するか、又は消去処理自体を行わないかを決定する。
ところで、本実施形態の逐次消去処理において、第二の消去方法で確実に消去されたデータに対してはセキュリティ上の問題はないが、ユーザーのセキュリティレベルの設定や装置(セキュリティレベル判定手段)による判断は完全ではないため、第一の消去方法で簡易に消去されたデータや消去処理を行っていないデータにも、機密情報が含まれる可能性が存在する。
そこで、本デジタル複合機のCPU2は、逐次消去処理において第一の消去方法で消去処理が簡易に行われたデータと、消去処理が行われなかったデータに対して、該逐次消去処理の実行から所定の時間後に自動的に第二の消去方法で確実に消去を行う追加消去処理を実施する制御を行い、それによって、セキュリティの向上を図っている。
なお、セキュリティレベル判定手段による判定は、例えば、セキュリティレベルが高いデータには、「親展」、「社外秘」などのキーワードをつけることとし、受信した画像データからそれらキーワードが検出されたか否かによってセキュリティレベルの判定を行う。
次に、本デジタル複合機で行う画像データの消去処理についてその実施形態を説明する。
図2は、本デジタル複合機における補助記憶装置であるHDD3の構造を示す概念図である。
図2に示すように、HDD3は、設定情報や、アドレス帳などのデータを保管する保管データ領域と、確実消去の対象となる一時データ用領域に分割されている。受信されたデータは、HDD3の一時データ用領域に保管され、画像処理を行った後、上記セキュリティレベル判定手段により判定されたその画像データのセキュリティレベルに基づいて、CPU2は、逐次消去処理を行わないか、或いは第一の消去方法又は第二の消去方法で逐次消去処理を行うかを決定してそれぞれの処理を実行する制御を行う。
ここで、逐次処理を第一の消去方法で行った場合には、上述のようにその消去方法は簡易ではあるがわずかな磁気が残り、しかも、基本的にHDD3上では「消去」されたことになるので、その僅かに残ったデータが一時保管領域のどの部分に留まっているのかは分からない。そこで、その僅かに残ったデータを該逐次消去処理の実行から所定の時間後に行う第二の消去方法で確実に消去処理するため、HDD3の一時保管領域全域を対象に処理を行う。
ところが、上記のように一時保管領域の全域を対象にすると、画像処理直後に第二の消去方法で逐次消去した領域に対しては消去処理を二重に行うことになり、処理時間の無駄になる。
この問題を解決するため、本実施形態では、一時保管領域をセキュリティレベルに応じて画像データをパーティション毎に分けて記憶し、パーティション毎に消去処理を行うようにしている。
図3は、HDD3の領域をパーティションに分けた一例を示す図である。
図3に示すHDD3では、以下の四つのパーティションに分割されている。
パーティション1:高レベル用
パーティション2:中レベル用
パーティション3:低レベル用
パーティション4:保管データ領域
ここで、パーティション1は高レベル用にし、画像処理直後の逐次消去で第二の消去方法による確実な消去処理を行うため、追加消去は不要な領域である。パーティション2は中レベル用であって、画像処理直後の逐次消去で第一の消去方法による簡易な消去処理を行うため、その後、上述逐次消去処理の実行から所定の時間後において第二の消去方法で残存磁気の追加消去を行う領域である。パーティション3は低レベル用であり、逐次消去処理を行ってないデータを保管する領域であるため、その後、上述逐次消去処理の実行から所定の時間後において第二の消去方法で追加消去処理を行う。また、パーティション4は保管データ用で、消去対象としない設定情報や、アドレス帳などのデータを保管する領域である。
次に、上記消去処理の他の実施形態について説明する。
処理時間の更なる短縮のために、セキュリティレベルが高いパーティションほど読み書き速度が速いHDD3のディスクの外周部に配置することができる。
例えば、パーティション1は逐次消去により第二の消去方法を実行する必要があるため、書込み速度がより速い外周に配置したほうが処理時間を短縮でき有利である。逆に、逐次消去処理を実施しない領域であるパーティション3、常に消去しない保管データ領域パーティション4は、書込み速度の低い内周部に配置することで、逐次消去処理によるパフォーマンス低下を抑制する効果がある。
さらに、パーティションを読み書きの最小単位であるセクタに分けて、最後の消去処理の履歴をセクタごとに記憶しておく記憶手段を使用することができる。
図4は、補助記憶装置HDD3のディスク上の領域をセクタに分けた概念図である。図4に示すように、HDD3のディスクの領域は複数のセクタに分割されており、各セキュリティレベルのセクタが混在していることが想定される。そこで、各セクタに当該セクタの最後の消去処理の履歴を記憶しておき、これを読み出すことで、該最後の消去処理の実行から所定の時間後に第二の消去方法で追加消去処理を行う際に、既に第二の消去方法で消去済のセクタに対しては追加消去を行わず、第一の消去方法での消去処理と消去処理してないセクタのみを消去対象にして、消去処理を行うことができる。
このように、セクタごとに消去処理の履歴を記憶することで、最低限の消去時間でディスク全体に対する確実な消去処理を実施することができる。上記履歴情報の記録及び読み出しはCPU2が本デジタル複合機に搭載されたプログラムに基づいて行う。
ところで、各セクタに記憶された画像データについて画像処理が終わった後、画像データのセキュリティレベルに基づき逐次消去処理を行う場合、既に指摘したように、本デジタル複合機が補助記憶装置のデータ消去処理を行っている間は、別の動作により補助記憶装置が使用することができないか、使用することができたとしても本デジタル複合機のパフォーマンスが低下するという問題がある。
そこで、本デジタル複合機は、CPU2の機能実現手段として実行時間指定手段を備え、上述逐次消去処理の実行から所定の時間後に行う第二の消去方法で残存データの消去を行う時間帯を、夜間など装置の使用率が低い若しくは使用しない時間帯に設定することで、消去処理により補助記憶装置が使用できない、或いは装置のパフォーマンスが低下するという問題を回避することができる。
本実施形態では、上述の逐次消去処理の実行から所定の時間後に行う画像データの消去処理、つまり追加消去処理を行う時間帯を、ユーザーが消去処理時間指定手段の時間設定を変更することで変更できるようにしている。
これにより、本デジタル複合機の主要な使用時間帯が例えば夜間である場合や、本デジタル複合機における自動送信機能により、夜間に自動処理動作が実行されるような場合などに、追加消去処理を別の時間帯に変更して、本デジタル複合機のパフォーマンスの低下を抑制し、ユーザーの不都合を回避することができる。
ところが、上述の第二の消去方法による追加消去処理の時間帯を使用率の低い時間帯に設定しても、消去処理中に新たな動作要求が来る可能性がある。つまり、残存データを第二の消去方法で消去処理している最中に新たな動作要求が入った場合、本実施形態では、一旦消去処理を中断し、新たな動作要求を優先して実行することで、本デジタル複合機の動作が実行できない、実行が遅いなどの問題を回避することができる。
ここでは、残存データを新たに高いセキュリティレベルに設定していない限り、新たな動作要求を優先する。また、動作終了後も、優先処理した画像データのセキュリティレベルを問わず、新たな動作要求に係る画像データを優先的に第二の消去方法で消去する。消去処理の完了後に、中断していた元の残存データの消去処理を再開するようにするようにしている。
図5A、図5Bは、本実施形態における消去処理の手順を示すフロー図である。
図5A、図5Bにおいて、待機中の本デジタル複合機は、まず、新たな動作要求があるか否かを確認する(S101)。動作要求があると(S101:YES)、受信した画像データを補助記憶装置(HDD3)に一時的に書き込む(S102)。次に、目的の動作、即ち画像処理が終了すると(S103)、上記セキュリティレベル判定手段で受信したデータのセキュリティレベルを判断する(S104)。
ステップS104のセキュリティレベルの判断でレベルが高いと判断されると(S104:高)、逐次消去で直ちに確実な消去処理(第二の消去処理)を実行する(S105)。ステップS104のセキュリティレベル判断手段でセキュリティレベルが中間レベルと判断されると(S104:中)、逐次消去で簡易的な消去処理(第一の消去処理)を実行する(S106)。ステップS104でセキュリティレベルが低いと判断されると(S104:低)、逐次消去は行わず、データはそのままHDD3に保管される。
次に、残存データ、即ちステップS104で簡易消去されたデータの残留磁気と消去されずに保管されているデータの確実消去する時刻であるか否かを確認する(S107)。ここで、確実消去処理(第二の消去処理)を実行する時刻は、上述のように実行時間指定手段で予め設定された、例えば、使用率の低い夜間などの時間帯である。ステップS107で消去時刻であると判断されると(S107:YES)、残存データの確実消去処理を開始する(S108)。一方、ステップS107で確実消去時刻ではないと判断されると(S107:NO)、画像処理装置は再び待機状態に戻り、新たな動作要求待ちを行う。また、ステップS101でも動作要求がなかった場合(S101:NO)、残存データの確実消去時刻であるか否かを判断し(S107)、消去時刻であると(S107:YES)、残存データの確実消去処理を開始し(S108)、消去時刻ではない(S107:NO)と、画像処理装置は、待機状態を維持し、新たの動作要求を待つ。
次に、ステップS108で残存データに対して、消去処理を開始し(S108)、消去処理の実行中に新たな動作要求があるか否かを確認する(図5B:S109)。新たな動作要求がないと(S109:NO)、消去処理を継続し、残存データの確実消去が完了すれば(S115:YES)、消去処理を終了する(S116)。
一方、ステップS109で新たな動作要求があると(S109:YES)、まず、残存データの確実消去処理を一時停止し(S110)、再び補助記憶装置HDD3に一時的にデータを書き込み(S111)、目的の動作を終了すると(S112)、その直後に、逐次消去で確実消去処理(第二の消去処理)を実行する(S113)。ここでは、新たなデータのセキュリティレベルを問わず、残存データより優先的に確実消去処理を行う。
新たなデータの消去処理が終了すると(S113)、ステップS110で一時停止していた残データの確実消去処理を一時再開する(S114)。残存データの確実消去処理が完了すると(S115:YES)、消去処理を終了し(S116)、本デジタル複合機は待機状態に戻る。一方、残存データの確実消去処理が完了してないと(S115:NO)、常に動作要求があるか否かを確認し(S109)、動作要求があれば(S109:YES)上述の一連の処理ステップS109〜S114を繰り返す。
なお、以上の説明では、画像処理装置はデジタル複合機であるとして説明したが、本発明はこれに限らず一般の画像処理装置において実現可能である。
特開2003−032484公報 特開2005−184545公報 特開2008−160592公報
1・・・コントローラ、2・・・CPU、3・・・HDD、4・・・ROM、5・・・RAM、6・・・ASIC、7・・・操作部、8・・・エンジン、9・・・アプリケーション。

Claims (9)

  1. 画像データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記画像データのセキュリティレベルを判断するセキュリティレベル判断手段と、
    前記データ蓄積手段により蓄積されたデータを使用後に消去するデータ消去手段と、を備えた画像処理装置において、
    前記データ消去手段は、前記データ処理後に当該データの消去を行う逐次消去手段と、該逐次消去手段による消去の実行から所定の時間後に消去を行う追加消去手段とを有し、
    前記逐次消去手段は、前記データのセキュリティレベルに基づき、第一又は第二の消去方式のいずれかで消去を実行し、
    前記追加消去手段は、前記第一の消去方式で消去したデータを対象に第二の消去方式で消去処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、
    前記第二の消去方式は、前記第一の消去方式よりも低速であるがセキュリティの高い消去処理の消去方式であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された画像処理装置において、
    前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、
    前記追加消去手段は、前記補助記憶装置の全領域を対象に消去処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載された画像処理装置において、
    前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、
    前記補助記憶装置は、前記画像データを、そのセキュリティレベルに応じて異なるパーティションに記憶し、
    前記追加消去手段は、パーティションに記憶された前記第一の消去方式で消去処理を行ったデータを対象に、前記第二の消去方式での消去を実行することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載された画像処理装置において、
    前記補助記憶装置はHDDであり、かつ前記セキュリティレベルの高さに応じて、前記HDDの外周部により近いパーティションに記憶することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載された画像処理装置において、
    前記データ蓄積手段は補助記憶装置であって、
    前記補助記装置は、前記データをセキュリティレベルに応じて異なるセクタに記憶し、
    前記セクタ毎に記憶された最新の消去履歴消去履歴に基づいて、前記セクタ毎に前記追加消去を実行するか否かを決定する追加消去実行判断手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか記載された画像処理装置において、
    前記追加消去手段による追加消去の実行時間を指定する実行時間指定手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. データ蓄積手段に画像データを蓄積する工程と、前記画像データのセキュリティレベルを判断するセキュリティレベル判断工程と、前記データ蓄積手段により蓄積された画像データを使用後に消去するデータ消去工程と、を備えた画像処理装置におけるデータ消去方法であって、
    前記データ消去工程は、前記画像データ処理直後に行う逐次消去工程と、後に自動的に消去する追加消去工程と、を有し、
    前記逐次工程は、さらに、前記セキュリティレベル判断工程により判断した前記画像データのセキュリティレベルに応じて、第一の消去方式又は第二の消去方式を選択する消去方式選択工程と、を有し、
    前記追加消去工程では、第一の消去方式により消去処理がなされたデータを対象に第二の消去方式による消去を行うことを特徴とする画像処理装置におけるデータ消去方法。
  9. 請求項8に記載された画像処理装置におけるデータ消去方法において、
    前記第二の消去方式では、前記第一の消去方式よりも低速であるがであるがセキュリティのより高い消去処理を行うことを特徴とする画像処理装置におけるデータ消去方法。
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