JP2011013397A - 画像形成装置及びカラーバランス調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要以上に補正が効き過ぎることによって、印刷画像の品質が低下することを防止する。
【解決手段】印刷濃度の目標値である第1の濃度を格納する記憶部150と、転写媒体上に印刷された画像から画像の印刷濃度である第2の濃度を検出する濃度検出部161と、印刷濃度を調整する制御部140とを備え、制御部は、記憶部に格納された第1の濃度と濃度検出部によって検出された第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、第2の濃度から第1の濃度に補正するための補正値であってかつ第1の設定値及び第2の設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する補正値を算出し、算出した補正値に基づいて、一方の設定値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像をカラーで形成する画像形成装置、及び、その画像形成装置に適用するカラーバランス調整方法に関する。
感光体ドラム上に形成された現像剤像であるトナー画像を印刷媒体や搬送ベルト等の転写媒体に転写する画像形成装置としては、例えば、電子写真方式のプリンタや、ファクシミリ機、複写機、及びこれら3つの機能を併せ持つ複合機等がある。
その中でも、画像をカラーで形成できる画像形成装置がある。この画像形成装置は、高品質なカラー画像を形成するために、カラーバランスを適切に調整する必要がある。
そのため、画像形成装置の中には、カラーバランスを適切に調整するために、潜像形成手段のエネルギー量及び現像手段のエネルギー量を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
なお、「潜像形成手段のエネルギー量」とは、具体的には、感光体ドラムに照射する光のエネルギー量を意味している。このエネルギー量は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)やレーザ光源等の光照射手段によって露光される露光時間又は光照射手段の駆動電力の大きさで、表される。以下、潜像形成手段のエネルギー量を「露光エネルギー」と称する。
また、「現像手段のエネルギー量」とは、具体的には、現像電圧、供給電圧、及び帯電電圧のいずれかにより規定されるエネルギー量を意味している。以下、現像手段のエネルギー量を「現像エネルギー」と称する。
この従来の画像形成装置は、カラーバランスを調整する場合に、まず、異なる濃度検出用パターンを感光体ドラムや転写媒体等の表面上に印刷若しくは転写して、印刷された濃度検出用パターンの濃度を濃度センサ等から成る濃度検出部によって検出し、検出された濃度値に基づいて露光エネルギー及び現像エネルギーのいずれか一方を制御する。なお、露光エネルギーの制御は、光量の補正値を印刷条件に加算することによって行う。また、現像エネルギーの制御は、現像電圧の補正値を印刷条件に加算することによって行う。
この後、従来の画像形成装置は、再度、異なる濃度の濃度検出用パターンを転写媒体上に印刷して、印刷された濃度検出用パターンの濃度を濃度検出部によって検出し、検出された結果に基づいて露光エネルギー及び現像エネルギーの他方を制御する。
これにより、従来の画像形成装置は、適切なカラーバランスを得ている。
特開2004−258281(図16)
従来の画像形成装置は、カラーバランスを調整する場合に、まず、露光エネルギー及び現像エネルギーのいずれか一方の制御を先行して行い、次に、その一方の制御を反映させた濃度検出用パターンの濃度を検出することによって、他方の制御を行う。その際に、従来の画像形成装置は、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番によって、それぞれの最終的なエネルギーの補正量が異なる場合がある。これは、いずれか一方のエネルギーが先行して補正されることにより、後行して補正されるエネルギーの補正量が変化するためである。
そのため、従来の画像形成装置は、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番を固定してカラーバランスの調整を行うと、場合によっては、必要以上に補正が効き過ぎる、すなわち、光量の補正値又は現像電圧の補正値が大きくなり過ぎることになる。その結果、従来の画像形成装置は、逆に、印刷品質問題を引き起こす、すなわち、印刷画像の品質が低下する可能性がある、という課題があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、必要以上に補正が効き過ぎることによって、印刷画像の品質が低下することを防止する画像形成装置、及び、その画像形成装置に適用するカラーバランス調整方法を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、少なくとも第1の設定値及び第2の設定値を含む複数の設定値によって印刷濃度を調整する画像形成装置であって、印刷濃度の目標値である第1の濃度を格納する記憶部と、転写媒体上に印刷された画像から当該画像の印刷濃度である第2の濃度を検出する濃度検出部と、印刷濃度を調整する制御部とを備え、前記制御部は、前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する第1の補正値を算出し、さらに、算出した当該第1の補正値に基づいて、前記一方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う構成とする。
また、第2発明は、印刷濃度の目標値である第1の濃度を格納する記憶部と、転写媒体上に印刷された画像から当該画像の印刷濃度である第2の濃度を検出する濃度検出部と、印刷濃度を調整する制御部とを備え、少なくとも第1の設定値及び第2の設定値を含む複数の設定値によって印刷濃度を調整する画像形成装置に適用するカラーバランス調整方法であって、前記制御部が、前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する第1の補正値を算出し、さらに、算出した当該第1の補正値に基づいて、前記一方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う構成とする。
第1発明によれば、必要以上に補正が効き過ぎることによって、印刷画像の品質が低下することを防止する画像形成装置を、また、第2発明によれば、第1発明の画像形成装置に適用するカラーバランス調整方法を提供することができる。
実施形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 各構成要素の配置関係を示す図である。 実施形態1に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。 濃度検出用パターンの構成を示す図である。 実施形態1に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。 目標濃度及び検出値の一例を示す図である。 露光エネルギーの制御を行った場合のカラーバランスの変化例を示す図である。 現像エネルギーの制御を行った場合のカラーバランスの変化例を示す図である。 露光エネルギーの補正及び現像エネルギーの補正の順番を入れ替えた場合のカラーバランスの変化を示す図である。 実施形態2に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。 実施形態2に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。 実施形態3に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。 実施形態3に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<画像形成装置の構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態1に係る画像形成装置の構成につき説明する。なお、図1は、実施形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図2は、各構成要素の配置関係を示す図である。
本実施形態1に係る画像形成装置100は、例えば、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ機、複写機、及びこれら3つの機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類の画像形成装置であってもよい。なお、ここでは、画像形成装置100がカラー電子写真方式のプリンタである場合について説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部110、媒体搬送部120、画像定着部130、制御部140、記憶部150、及び、検出部160を有している。
画像形成部110は、印刷媒体200(図2参照)又は搬送ベルト123(図2参照)上に画像を形成する機構である。画像形成部110は、露光手段111、画像形成手段112、転写手段113、感光体ドラム114、現像電圧発生部115、供給電圧発生部116、帯電電圧発生部117、転写電圧発生部118、及び、感光体ドラム駆動モータ119を備えている。
露光手段111は、帯電手段112cによって帯電された感光ドラム114上に静電潜像を書き込む構成要素である。ここでは、露光手段111は、LEDヘッドによって構成されているものとする。露光手段111は、帯電手段112cとともに、感光体ドラム114上に静電潜像を形成する潜像形成手段125を構成している。
画像形成手段112は、感光ドラム114上に可視化された像を形成する構成要素である。画像形成手段112は、現像手段112a、トナー供給手段112b、及び、帯電手段112cを含んでいる。
現像手段112aは、現像剤(トナー)を感光ドラム114上に形成された静電潜像に付着させることによって、静電潜像を可視化する、つまり、現像剤像(トナー画像)を形成する構成要素である。現像手段112aは、現像電圧発生部115から現像電圧(現像エネルギーに対応)が印加されることによって、感光ドラム114上に形成された静電潜像に現像剤(トナー)を付着させる。
トナー供給手段112bは、現像手段112aに現像剤を供給する構成要素である。トナー供給手段112bは、対応する色(ここでは、黒(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)、及び、シアン(C)のいずれかの色)の現像剤が実装されている。トナー供給手段112bは、供給電圧発生部116から供給電圧が印加されることによって、現像剤に電荷を与えて、現像手段112aに現像剤を供給する。
帯電手段112cは、感光体ドラム114を帯電させる構成要素である。帯電手段112cは、帯電電圧発生部117から帯電電圧が印加されることによって、感光体ドラム114を帯電させる。
なお、画像形成部110は、黒(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)、及び、シアン(C)の各色に対応して、4つ設けられている。以下、各色に対応する構成要素を区別する場合に、構成要素を表す符号に、対応する色を表す「B」、「Y」、「M」、又は、「C」を付加して説明する。
転写手段113は、感光体ドラム114上に形成された現像剤像(トナー画像)を転写媒体に転写する構成要素である。ここでは、転写手段113は、図2に示すように、搬送ベルト123の裏面の感光体ドラム114と対向する位置に設けられた搬送ローラによって構成されているものとする。転写手段113は、感光体ドラム114と共に、搬送ベルト123及び用紙等の印刷媒体200を挟み込む構成となっている。転写手段113は、転写電圧発生部118から印加された転写電圧によって、感光ドラム114上に形成された現像剤像を転写媒体に転写する。なお、「転写媒体」とは、感光体ドラム114に形成された現像剤像が転写される媒体を意味しており、ここでは、搬送ベルト123及び印刷媒体200を指している。
感光体ドラム114は、静電潜像及び現像剤像(トナー画像)が形成される像担持体である。
現像電圧発生部115は、画像形成手段112の現像手段112aに印加する現像電圧(現像エネルギーに対応)を発生する構成要素である。
供給電圧発生部116は、画像形成手段112のトナー供給手段112bに印加する供給電圧を発生する構成要素である。
帯電電圧発生部117は、画像形成手段112の帯電手段112cに印加する帯電電圧を発生する構成要素である。
転写電圧発生部118は、転写手段113に印加する転写電圧を発生する構成要素である。
感光体ドラム駆動モータ119は、感光体ドラム114を回転駆動させる構成要素である。
媒体搬送部120は、転写媒体(すなわち、搬送ベルト123及び印刷媒体200)を搬送する機構である。媒体搬送部120は、媒体搬送ローラ121及び媒体搬送ローラ駆動モータ122を備えている。
媒体搬送ローラ121は、搬送ベルト123が掛け渡される構成要素である。媒体搬送ローラ121は、一対のローラ121a,121b(図2参照)によって構成されている。
媒体搬送ローラ駆動モータ122は、ローラ121a及び121bの一方又は双方を回転駆動させる構成要素である。媒体搬送ローラ駆動モータ122は、ローラ121a及び121bの一方又は双方を回転駆動させることによって、搬送ベルト123を図2に示す点線の矢印の方向に走行させて、印刷媒体200を搬送する。
画像定着部130は、印刷媒体200上に転写された画像を定着する機構である。画像定着部130は、ローラとして構成されている。画像定着部130は、画像定着手段131としてのヒータを内蔵している。画像定着部130は、印刷媒体200上に転写された画像を定着させるために、回転しながら、画像定着手段131によって印刷媒体200を加熱する。
制御部140は、画像形成装置100の各構成要素を制御する制御手段である。制御部140は、CPUによって構成されている。制御部140は、コマンド/画像処理部141、機構制御部142、及び、高圧制御部143を備えている。
コマンド/画像処理部141は、印刷データのコマンドや画像データを処理する処理手段である。コマンド/画像処理部141は、ホストインタフェース部171を介して上位装置と接続されており、上位装置(図示せぬコンピュータ)から送信されてくる印刷データを取得する。また、コマンド/画像処理部141は、露光手段インタフェース部172を介して露光手段111と接続されており、露光手段111を制御する。
機構制御部142は、例えば、露光手段111、高圧制御部143、感光体ドラム駆動モータ119、媒体搬送ローラ駆動モータ122、及び、画像定着部130等の各機構を制御する制御手段である。機構制御部142は、記憶部150と接続されたり、設定データや、上位装置から受信されたデータ、検出部160によって検出されたデータ等を記憶部150に記憶させたりする。機構制御部142は、濃度補正処理実行判定部142a及び濃度補正制御部142bを備えている。
濃度補正処理実行判定部142aは、後記する例えば光学センサを用いた濃度センサ等から成る濃度検出部161によって検出された画像の印刷濃度に応じて、濃度補正処理の実行、つまり、各エネルギーの補正の順番の判定、並びに、露光手段111の露光エネルギー及び現像手段112aの現像エネルギーの補正値の算出を行う処理手段である。
濃度補正制御部142bは、濃度補正処理実行判定部142aの判定結果に応じて濃度補正を制御する制御手段である。
高圧制御部143は、現像電圧発生部115、供給電圧発生部116、帯電電圧発生部117、及び、転写電圧発生部118を制御する制御手段である。高圧制御部143は、機構制御部142の指示により、現像電圧発生部115、供給電圧発生部116、帯電電圧発生部117、及び、転写電圧発生部118を制御して、各機構へ高電圧を印加する。
記憶部150は、各種のプログラムやデータを格納(記憶)する格納手段である。記憶部150は、RAM、ROM、HDD等によって構成されている。記憶部150は、設定データ、例えば、本実施形態1では、第1の設定値として露光エネルギーの設定値、第2の設定値として現像エネルギーの設定値のように、複数の設定値が格納されている。また、記憶部150は、上位装置から受信されたデータ、検出部160によって検出されたデータ等を記憶する。記憶部150は、露光エネルギー補正限界値記憶部151や濃度差発生条件記憶部152を備えている。また、記憶部150は、例えば、カラーバランス調整における濃度の目標値である目標濃度405等を予め格納している。
露光エネルギー補正限界値記憶部151は、露光エネルギー補正限界値が予め格納される記憶手段である。なお、「露光エネルギー補正限界値」とは、露光エネルギーの補正値のリミット(限界)となる値である。以下、露光エネルギー補正限界値を、「限界値」又は「所定値」と称する。限界値は、通常、画像形成装置100の出荷時に、例えば、15%の値に設定される。濃度補正処理実行判定部142aは、露光エネルギーの制御を行う場合に、露光エネルギー補正限界値記憶部151に予め格納された限界値を参照して、露光エネルギーの補正値が後記する目標濃度405(図6の曲線A1参照)から±15%以内の値になるように、露光エネルギーの補正値を算出する。
濃度差発生条件記憶部152は、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御(補正)の順番を決定する際に参照される、濃度差の発生条件が、予め格納される記憶手段である。濃度差の発生条件は、搬送ベルト123上に印刷された濃度検出用パターンの印刷濃度の範囲に応じて予め定められている。濃度差の発生条件は、印刷濃度がどのような値である場合に、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御(補正)のいずれを先行して実行するのかを、また、露光エネルギーの補正値及び現像エネルギーの補正値の算出方法を規定している。
検出部160は、画像の濃度や温度等を検出する検出手段である。検出部16は、光学センサを用いる濃度検出部161、温度センサであるサーミスタ162、及び、その他の媒体等を検出するセンサ等を備えている。濃度検出部161は、画像に光を照射してその反射光量を検出することによって、画像の濃度を検出する濃度センサである。濃度検出部161は、発光部及び受光部から成り、カラートナー及び黒トナーの濃度検出を行う。サーミスタ162は、周辺環境を測定するために温度を検出するセンサである。
以下、主要な構成要素の配置関係につき説明する。
図2に示すように、画像形成装置100は、一対の媒体搬送ローラ121a,121bが設けられており、その媒体搬送ローラ121a,121bには搬送ベルト123が掛け渡されている。搬送ベルト123は、媒体搬送ローラ121a及び121bの一方又は双方が媒体搬送ローラ駆動モータ122(図1参照)によって回転駆動されることによって走行する。
搬送ベルト123の周囲には、黒(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応する画像形成部110B,110Y,110M及び110Cが、搬送ベルト123に沿って上流から順に設けられている。
画像形成部110B,110Y,110M及び110Cは、それぞれ、感光体ドラム114、帯電手段112cと露光手段111とを含む潜像形成手段125(図1参照)、現像手段112a(図1参照)、及び、転写手段113を備えている。
なお、露光手段111は、LEDを用いる場合に、数千個のLEDが印刷媒体200の搬送方向に対して垂直に並べて配置される。すべてのLEDは、露光手段インタフェース172(図1参照)を通じて制御部140から出力される駆動信号に応じて発光する。なお、制御部140は、機構制御部142が露光手段111の露光時間を調整することによって、露光エネルギー、すなわち、感光体ドラム114を露光するエネルギーを調整する。
画像形成装置100は、印刷媒体200を搬送する搬送経路124として、搬送経路124a及び搬送経路124bのいずれか一方又は双方を有する構成となっている。
搬送経路124aは、媒体搬送ローラ121aから媒体搬送ローラ121b側に、搬送ベルト123の表面に沿って、印刷媒体200を搬送する経路である。搬送経路124aは、感光体ドラム114上に形成された画像を印刷媒体200上に直接転写する場合の経路である。これに対して、搬送経路124bは、媒体搬送ローラ121bの表面に対して接線方向に設けられた経路である。図2に示す例では、搬送経路124bは、搬送経路124aに対して垂直に設けられている。
一方、搬送経路124bは、感光体ドラム114上に形成された画像を搬送ベルト123上に一旦転写し、搬送ベルト123上に転写された画像を印刷媒体200に二次転写する場合の経路である。なお、画像形成装置100は、搬送経路124bを有する場合に、二次転写するための転写手段が媒体搬送ローラ121bの周囲に設けられている。また、画像形成装置100は、搬送経路124bを有する場合で、かつ、複数色の画像を印刷する場合に、各色の画像を搬送ベルト123上に重ねて転写し、その画像を印刷媒体200に二次転写する。
なお、画像を転写するタイミングは、制御部140の機構制御部142(図1参照)によって制御される。
印刷媒体200は、各画像形成部110B,110Y,110M及び110Cのすべて又は一部によって形成された画像が転写された後、搬送ベルト123から分離されて、画像定着部130(図1参照)によって加熱される。これにより、画像が印刷媒体200に定着する。この後、印刷媒体200は、装置外に排出される。
なお、搬送ベルト123の下側には、媒体搬送ローラ121bの近傍に、濃度検出部161が配置されている。濃度検出部161は、カラーバランス調整時に、濃度検出用パターンとして搬送ベルト123上に印刷された画像(以下、単に「濃度検出用パターン」と称する)の濃度を検出する。
また、濃度検出部161の上方には、濃度検出部161と搬送ベルト123との間に、シャッタ181が配置されている。シャッタ181は、トナー等の汚れが濃度検出部161に付着するのを防止するための機構である。シャッタ181は、図示せぬソレノイド又はモータ等のシャッタ駆動手段によって、駆動される。シャッタ181は、カラーバランス調整時(厳密には、濃度検出部161の濃度検出時)にのみ開放状態となり、これ以外の時に閉鎖状態となって、濃度検出部161と搬送ベルト123との間を遮断する。これによって、シャッタ181は、濃度検出部161上へのトナー等の付着を防止する。
<画像形成装置のカラーバランス調整時の動作>
以下、図3及び図4を参照して、画像形成装置100のカラーバランス調整時の動作につき説明する。なお、図3は実施形態1に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。図4は、濃度検出用パターンの構成を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置100は、カラーバランスを調整するにあたり、まず、濃度検出パターンの印刷及び検出を行う(S105)。このS105の動作は、以下のようにして行われる。
画像形成装置100は、シャッタ181を閉鎖した状態で、媒体搬送部120を駆動して、印刷媒体200を搬送させずに搬送ベルト123のみを走行させながら、各画像形成部110を駆動する。このとき、画像形成装置100は、各画像形成部110の露光手段111B,111Y,111M及び111Cの露光エネルギーを変化させる。これによって、画像形成装置100は、黒(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色の濃度検出用パターンを感光ドラム114上に順次形成する。画像形成装置100は、各色の濃度検出用パターンが形成される都度、転写手段113によって各色の濃度検出用パターンを搬送ベルト123上に転写(印刷)する。
濃度検出用パターンは、それぞれ、各色の低Duty濃度検出用パターン、中Duty濃度検出用パターン及び高Duty濃度検出用パターンによって構成されている。なお、「Duty」とは、トナー現像面積率を意味しており、所定面積中に搬送ベルト123上に転写されたトナーの占める割合を表している。また、「低Duty濃度」とは、印刷Dutyが50%未満の領域であり、「中Duty濃度」とは、印刷Dutyが30〜80%の領域であり、「高Duty濃度」とは、印刷Dutyが60%以上の領域である。ただし、各Duty濃度の印刷Dutyは、必ず、低<中<高Duty濃度となっている。なお、以下、低Duty濃度検出用パターン、中Duty濃度検出用パターン及び高Duty濃度検出用パターンを、それぞれ、適宜、「低Duty部」、「中Duty部」及び「高Duty部」と称する。
図4に、搬送ベルト123上に転写(印刷)された濃度検出用パターンの一例を示す。図4(a)は、濃度検出用パターンが、シアン、マゼンタ、黄、黒の低Duty部、シアン、マゼンタ、黄、黒の中Duty部、シアン、マゼンタ、黄、黒の高Duty部の順番で印刷されていることを示している。また、図4(b)は、濃度検出用パターンが、シアンの低、中、高Duty部、マゼンタの低、中、高Duty部、黄の低、中、高Duty部、黒の低、中、高Duty部の順番で印刷されていることを示している。
なお、各Duty部の順番は、図4(a)に示した順番又は図4(b)に示した順番のいずれであってもよいが、これ以外の順番であってもよい。例えば、黄の中Duty部が最初であってもよいし、黒の高Dutyが最初であってもよい。
また、ここでは、現像剤(トナー)の色が黒、黄、マゼンタ、シアンの4色であるものとして説明しているが、色は5色以上であってもよいし、逆に、4色未満であってもよい。
なお、低Duty濃度検出用パターン、中Duty濃度検出用パターン及び高Duty濃度検出用パターンは、好ましくは、図4に示すように、それぞれ、所定の濃度パターン長L(mm)で形成されているとしてよい。
画像形成装置100は、各濃度検出用パターンを搬送ベルト123に転写(印刷)すると、シャッタ181を開放状態にして、濃度検出部161によって各濃度検出用パターンの濃度を検出する。搬送ベルト123上に転写された各濃度検出用パターンは、搬送ベルト123の走行に伴って、濃度検出部161の上方を通過する。濃度検出部161は、各濃度検出用パターンが濃度検出部161の上を通過する都度、任意のタイミングで各濃度検出用パターンの濃度検出を行い、検出した各濃度検出用パターンの濃度値を機構制御部142に出力する。
機構制御部142は、濃度検出部161から出力された各濃度検出用パターンの濃度値を記憶部150(図1参照)に順次格納する。
画像形成装置100は、すべての色の各Duty部の濃度の検出が終了したら、シャッタ181を閉鎖状態にする。これにより、画像形成装置100は、S105の濃度検出パターンの印刷及び検出動作を終了する。
ところで、従来の画像形成装置を含む、露光手段にLED光源を用いる画像形成装置(以下、「LED方式の画像形成装置」と称する)は、数千個のLED光源が搬送ベルトの走行方向に対して垂直に並べて配置された構成となる。LED光源は、レーザ光源に比べて、機械式の反射ミラーユニットが必要ないため、装置の小型化及び省電力化を実現できる等の利点がある。しかしながら、LED光源は、製造工程によって、個々のLED光源に、発光強度のばらつきが発生する。そのため、LED方式の画像形成装置は、個々のLED光源の発光強度のばらつきにより、印刷時における印刷媒体200の搬送に伴って、印刷媒体200の搬送方向に沿ったトナー濃度のばらつきが発生する。その結果、印刷媒体200の印刷画像には、印刷媒体200の搬送方向に沿って形成される縞模様が発生する。
LED方式の画像形成装置は、このような現象(縞模様の発生)を回避するために、本来、個々のLEDの発光エネルギー量が均一になるように、個々のLEDの入力電流を調整したり、LEDの露光時間を変更して露光エネルギーを補正したり、現像電圧、供給電圧、及び帯電電圧を変更して現像エネルギーを補正したりする。
しかしながら、このとき、LED方式の画像形成装置は、すべてのLEDに対して均一に露光時間を変更すると、補正のバランスを崩す場合がある。これにより、LED方式の画像形成装置は、依然として、前記した縞模様が発生する可能性がある。
また、このとき、LED方式の画像形成装置は、現像エネルギーを過大に変更すると、印刷時に、現像剤(トナー)が過帯電したり、又は、本来あるべき極性とは逆に帯電した現像剤が発生したりする場合がある。これにより、LED方式の画像形成装置は、画像汚れ等の印刷品質問題を引き起こす、すなわち、印刷画像の品質が低下するリスクが増大する。
そこで、画像形成装置100は、このようなリスクの増大を回避するために、S105の後、機構制御部142の濃度補正処理実行判定部142aが、例えば図5に示すデータの処理をすることにより、濃度補正処理の実行、つまり、各エネルギーの補正の順番の判定、並びに、露光手段111の露光エネルギー及び現像手段112aの現像エネルギーの補正値の算出を行う。なお、図5は、実施形態1に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。
すなわち、S105の後、画像形成装置100の濃度補正処理実行判定部142aは、記憶部150に予め格納されたカラーバランス調整における印刷濃度の目標値(以下、適宜「目標濃度405(図5参照)」と称する)と濃度検出部161によって検出された濃度検出用パターンの濃度の検出値410(図5参照)とを比較して、目標濃度405と検出値410との差分を算出し(図5のS415参照)、目標濃度405からの各Duty部のずれ量420(図5参照)を特定する。
なお、各Duty部のずれ量420を特定するのは、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御(補正)の順番を決定し、さらに、露光エネルギーの補正値又は現像エネルギーの補正値、すなわち、露光エネルギーの制御のための設定値及び現像エネルギーの制御のための設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する補正値を算出するためである。なお、濃度差の発生条件は、濃度差発生条件記憶部152に予め格納されている。
図6に、目標濃度405及び検出値410の一例を示す。なお、図6は、目標濃度及び検出値の一例を示す図である。図6は、各Duty部における目標濃度405と検出値410とのずれの様子を示している。図6中、曲線A1は、目標濃度405を表しており、曲線A2は、濃度検出用パターンの濃度の検出値410を表している。図6に示す曲線A2は、1回目の濃度検出時、すなわち、カラーバランス調整を行っていない状態での検出値410を示している。
次に、濃度補正処理実行判定部142aは、各Duty部のずれ量420同士を比較して(図5のS425参照)、ずれ量420が最も大きい部分(以下、「ずれ最大部」と称する)が、低Duty部、中Duty部及び高Duty部のうち、どの部分であるのかを特定し、さらに、図3に示すように、ずれ最大部が中Duty部であるか否かを判定する(S110)。濃度補正処理実行判定部142aは、判定結果に応じて、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御(補正)の順番を決定する(図5のS430参照)。
なお、判定結果に応じて、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番を決定するのは、以下に説明する通り、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番を固定してカラーバランスの調整を行うと、場合によっては、必要以上に補正が効き過ぎる、すなわち、光量の補正値又は現像電圧の補正値が大きくなり過ぎることになるからである。
すなわち、LED方式の画像形成装置は、露光エネルギーの制御を行う場合に、印刷ドット径が増減することで、ドット間の距離が調整される。この調整では、主に中Duty部の濃度が補正される。しかしながら、低Duty部及び高Duty部の濃度は、ほとんど補正されない。図7に、その変化の一例を示す。なお、図7は、露光エネルギーの制御を行った場合のカラーバランスの変化例を示す図である。図7中、曲線B1は、露光エネルギーを補正しない場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表しており、曲線B2は、露光エネルギーを増加させる補正を行った場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表しており、曲線B3は、露光エネルギーを減少させる補正を行った場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表している。
一方、LED方式の画像形成装置は、現像エネルギーの制御を行う場合に、最高濃度値が固定されるように、現像エネルギーを補正する。これによって、LED方式の画像形成装置は、画像のカラーバランスの調整、つまり印刷媒体200に転写される現像剤量の調整を行う。この調整では、主に高Duty部の濃度が補正される。しかしながら、中Duty部及び低Duty部の濃度は、あまり補正がされず、その変化量は、印刷Dutyが低くなるに従って、小さくなる。図8に、その変化の一例を示す。なお、図8は、現像エネルギーの制御を行った場合のカラーバランスの変化例を示す図である。図8中、曲線C1は、現像エネルギーを補正しなかった場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表しており、曲線C2は、現像エネルギーを増加させる補正を行った場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表しており、曲線C3は、現像エネルギーを減少させる補正を行った場合の濃度検出用パターンの濃度特性を表している。
ここで、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番が変わると、それぞれの最終的なエネルギーの補正量が異なる場合がある。すなわち、LED方式の画像形成装置は、1回目のカラーバランスの調整で露光エネルギーを補正した後に、2回目のカラーバランスの調整で現像エネルギーを補正する場合と、1回目のカラーバランスの調整で現像エネルギーを補正した後に、2回目のカラーバランスの調整で露光エネルギーを補正する場合とでは、最終的なエネルギーの補正量が異なる場合がある(図9参照)。これは、いずれか一方のエネルギーが先行して補正されることにより、後行して補正されるエネルギーの補正量が変化するためである。なお、図9は、露光エネルギーの補正及び現像エネルギーの補正の順番を入れ替えた場合のカラーバランスの変化を示す図である。図9中、曲線D1は、現像エネルギーを先行して補正した場合の濃度特性を表しており、曲線D2は、露光エネルギーを先行して補正した場合の濃度特性を表しており、曲線D3は、目標濃度(すなわち、濃度の目標値)を表している。
そのため、LED方式の画像形成装置は、露光エネルギー及び現像エネルギーの制御の順番を固定してカラーバランスの調整を行うと、場合によっては、必要以上に補正が効き過ぎる、すなわち、光量の補正値又は現像電圧の補正値が大きくなり過ぎることになる。その結果、LED方式の画像形成装置は、逆に、印刷品質問題を起こすリスクが増大する。
そこで、本実施形態1では、濃度補正処理実行判定部142aによって、ずれ最大部が中Duty部であるか否かを判定し、その判定結果に応じて、露光エネルギー及び現像エネルギーの補正の順番を決定する。これにより、画像形成装置100は、このようなリスクの増大を回避するとともに、さらに、濃度補正を行うべきDuty部を重点的に補正する。
したがって、濃度補正処理実行判定部142aは、図3に示すように、S110で、ずれ最大部が中Duty部であるか否かを判定する。
そして、S110の判定で、ずれ最大部分が中Duty部であると判定された場合(“Yes”の場合)に、濃度補正処理実行判定部142aは、露光エネルギーの補正値を算出して、記憶部150に格納する。なお、補正値の算出方法については、後記する。また、補正値の算出は、濃度補正制御部142bが行うようにしてもよい。この後、濃度補正制御部142bが、記憶部150に格納された露光エネルギーの補正値に基づいて、1回目のカラーバランスの調整で、露光エネルギーの制御を現像エネルギーの制御よりも先行して実行する(S115)。次に、濃度補正処理実行判定部142aが、S105と同様に、濃度検出パターンの印刷及び検出を行う(S120)。これにより、濃度補正処理実行判定部142aは、露光エネルギーの制御を反映させた濃度検出用パターンの濃度を検出する。そして、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)は、現像エネルギーの補正値を算出して、記憶部150に格納する。この後、濃度補正制御部142bが、記憶部150に格納された現像エネルギーの補正値に基づいて、2回目のカラーバランスの調整で、現像エネルギーの制御を行う(S125)。
一方、S110の判定で、ずれ最大部分が中Duty部でない(すなわち、ずれ最大部分が高Duty部又は低Duty部である)と判定された場合(“No”の場合)に、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)が、現像エネルギーの補正値を算出して、記憶部150に格納する。この後、濃度補正制御部142bが、記憶部150に格納された現像エネルギーの補正値に基づいて、1回目のカラーバランスの調整で、現像エネルギーの制御を露光エネルギーの制御よりも先行して実行する(S130)。次に、濃度補正処理実行判定部142aが、S105と同様に、濃度検出パターンの印刷及び検出を行う(S135)。これにより、濃度補正処理実行判定部142aは、現像エネルギーの制御を反映させた濃度検出用パターンの濃度を検出する。そして、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)は、露光エネルギーの補正値を算出して、記憶部150に格納する。この後、濃度補正制御部142bが、記憶部150に格納された露光エネルギーの補正値に基づいて、2回目のカラーバランスの調整で、露光エネルギーの制御を行う(S140)。
なお、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)は、露光エネルギーの制御を行う場合に、検出された濃度値を以下の補正値計算の式(1)に代入して、潜像形成手段125の光量(露光エネルギー量)の補正値を算出して、記憶部150に格納する。一方、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)は、現像エネルギーの制御を行う場合に、検出された濃度値を以下の補正値計算式の式(2)に代入して、現像手段112aの現像電圧(現像エネルギー量)の補正値を算出して、記憶部150に格納する。なお、「光量」とは、露光エネルギーに対応した量を意味しており、ここでは、感光体ドラム114への露光時間、すなわち、LED光源によって感光体ドラム114に照射された光の露光時間で表している。
補正値計算式は、以下の式(1)及び式(2)の通りである。
光量の補正値=[{高Duty検出値×(低Duty目標値/高Duty目標値)−低Duty検出値}/K1+{高Duty検出値×(中Duty目標値/高Duty目標値)−中Duty検出値}/K2]/2 …(1)
現像電圧の補正値={(低Duty目標値−低Duty検出値)×W1/K3+(中Duty目標値−中Duty検出値)×W2/K4+(高Duty目標値−高Duty検出値)/W3×K5}/(W1+W2+W3) …(2)
なお、補正値計算式中、係数K1は光量の変化単位あたりにおける低Duty部の濃度変化量、係数K2は光量の変化単位あたりにおける中Duty部の濃度変化量、係数K3は現像電圧の変化単位あたりにおける低Duty部の濃度変化量、係数K4は現像電圧の変化単位あたりにおける中Duty部の濃度変化量、係数K5は現像電圧の変化単位あたりにおける高Duty部の濃度変化量を表している。
また、係数W1は現像電圧を補正するときの低Duty部重み付け係数、係数W2は現像電圧を補正するときの中Duty部重み付け係数、係数W3は現像電圧を補正するときの高Duty部重み付け係数を表している。なお、重み付け係数W1,W2,W3は、それぞれ、任意に決定することができる。
なお、式(1)は、印刷画像の濃淡に関わらず、バランス良く光量(露光エネルギー)を補正できるように、光量の補正値の平均化を図るものである。すなわち、式(1)は、「{高Duty検出値×(低Duty目標値/高Duty目標値)−低Duty検出値}/K1」部分(以下、「係数K1で区切られた小演算部分」と称する)の重み付け係数を1とし、「{高Duty検出値×(中Duty目標値/高Duty目標値)−中Duty検出値}/K2」部分(以下、「係数K2で区切られた小演算部分」と称する)の重み付け係数を1とし、係数K1で区切られた小演算部分と係数K2で区切られた小演算部分との和をとり、これらを重み付け係数の和である「2」で除することによって、光量の補正値の平均化を図っている。
また、式(2)は、印刷画像の濃淡に関わらず、バランス良く電圧(現像エネルギー)を補正できるように、現像電圧の補正値の平均化を図るものである。すなわち、式(2)は、「(低Duty目標値−低Duty検出値)×W1/K3」部分(以下、「係数K3で区切られた小演算部分」と称する)の重み付け係数を1とし、「(中Duty目標値−中Duty検出値)×W2/K4」部分(以下、「係数K4で区切られた小演算部分」と称する)の重み付け係数を1とし、「(高Duty目標値−高Duty検出値)/W3×K5」部分(以下、「係数K5で区切られた小演算部分」と称する)の重み付け係数を1とし、係数K3で区切られた小演算部分と係数K4で区切られた小演算部分と係数K5で区切られた小演算部分との和をとり、これらを重み付け係数の和である「3」で除することによって、現像電圧の補正値の平均化を図っている。
なお、濃度補正処理実行判定部142aは、露光エネルギーの制御及び現像エネルギーの制御のいずれを先行して実行するかの判定を、現像剤(トナー)の色毎に、個別に行うものとする。また、本実施形態1では、露光エネルギーの制御及び現像エネルギーの制御は、ともに1回ずつ行われるものとしたが、現像エネルギーの制御については、露光エネルギーの制御に合わせて現像エネルギーの制御を行うことで、計2回実行するようにしてもよい。
また、本実施形態1では、露光エネルギーと現像エネルギーの両方の調整を行う構成としたが、どちらか一方を補正した後の濃度検出で補正不要と判断できた場合は、他方の補正を実行しない構成としてもよい。
以上の通り、画像形成装置100によれば、中Duty部の補正を行うべきであるのに、高Duty部の補正を重点的に行うことによって、結果的に現像エネルギー量の補正値が大きくなり、画像汚れ等の印刷品質問題を引き起こすリスクの増大を回避することができる。
また、画像形成装置100によれば、逆に、高Duty部の補正を行うべきであるのに、中Duty部の補正を重点的に行うことによって、結果的に露光エネルギー量の補正値が大きくなり、その結果、個々のLED光源の発光強度のばらつきが発生して、印刷時に縞模様が発生するリスクの増大を回避することができる。
したがって、画像形成装置100によれば、必要以上に補正が効き過ぎることによって、印刷画像の品質が低下することを防止することができる。
[実施形態2]
本実施形態2は、濃度補正処理実行判定部142aが露光エネルギーの制御を先行して行うと判定した場合であっても、縞模様が発生するリスクが増大すると考えられる場合に、露光エネルギーの制御ではなく、現像エネルギーの制御を先行して行うようにする。
以下、図10を参照して、本実施形態2に係る画像形成装置の構成につき説明する。なお、図10は、実施形態2に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態2に係る画像形成装置100aは、実施形態1の画像形成装置100と比較すると、機構制御部142に濃度補正順番判定部142cが設けられている点で相違している。
濃度補正順番判定部142cは、予め定められた条件に従って、濃度補正処理実行判定部142aが決定したエネルギーの制御の順番を変更する処理手段である。濃度補正順番判定部142cは、濃度補正処理実行判定部142aが露光エネルギーの制御を先行して行うと判定した場合であっても、露光エネルギーの補正値が所定値、すなわち、例えば15%の値として予め設定された限界値よりも大きく変動する場合に、露光エネルギーの制御ではなく、現像エネルギーの制御を先行して行うように、エネルギーの制御の順番を変更する。
<動作>
画像形成装置100aは、実施形態1の画像形成装置100と比べて、露光エネルギーの制御を行う場合で、露光エネルギーの補正値が限界値つまり露光エネルギー補正限界値に達した場合に、動作が異なっている。
以下、図11及び図12を参照して、画像形成装置100aのカラーバランス調整時の動作につき説明する。なお、図11は、実施形態2に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。また、図12は、実施形態2に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。ここでは、実施形態1の画像形成装置100の動作と相違する点を重点的に説明し、実施形態1の画像形成装置100の動作と同様の動作については、前記した実施形態1の画像形成装置100の動作を本実施形態2の画像形成装置100aの動作に読み替えるものとして、詳細な説明を省略する。
図11に示すように、画像形成装置100aは、S115(「露光エネルギー制御」)とS120(「濃度検出パターン印刷及び検出」)との間で、以下のS116とS117の動作を行う。なお、ここでは、画像形成装置100aは、S115で、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)が、補正値算出を行って(図12のS416参照)、露光エネルギーの補正値421(図12参照)を算出して、記憶部150に格納しているものとする。
すなわち、S115の後、濃度補正順番判定部142cは、露光エネルギー補正限界値記憶部151に予め格納された所定値を参照して、S115で算出され記憶部150に格納された露光エネルギーの補正値421の大きさの判定を行い(図12のS426参照)、露光エネルギーの補正値421が所定値、本実施形態2では、15%以下か否かを判定する(S116)。
S116の判定で、露光エネルギーの補正値が所定値以下であると判定された場合(“Yes”の場合)に、露光エネルギーの制御に補正値を適用する、つまり露光エネルギーの制御を先行して行うことを決定する(S117)。
一方、S116の判定で、露光エネルギーの補正値が所定値以下でない(すなわち、露光エネルギーの補正値が所定値よりも大きい)と判定された場合(“No”の場合)に、現像エネルギーの制御を先行して行うことを決定する。この場合、工程は、S130に進む。その結果、濃度補正制御部142bが、現像エネルギーの制御を先行して実行する。
なお、前記した所定値の15%という値は、必ずしも絶対的な値ではなく、適宜変更することができる。例えば、露光エネルギー量を変更するということは、個々のLED光源の発光強度のばらつきが発生し易くなる。そのため、印刷時に、縞模様が発生するリスクが増大する。このリスクは、露光エネルギー量、本実施形態2では、LED光源の露光時間の変化量(補正値)が大きくなるほど増大する。本実施形態2では、露光エネルギーの補正値に対する閾値を15%としたが、閾値としてどの範囲までを許容できるようにするかについては、画像形成装置100aの動作環境や印刷データの種類等に応じて適宜増減できる。
また、画像形成装置100aは、実施形態1の画像形成装置100と同様に、露光エネルギーの制御及び現像エネルギーの制御のいずれを先行して実行するかの判定を、現像剤(トナー)の色毎に、個別に行うようにすることができる。また、画像形成装置100aは、実施形態1の画像形成装置100と同様に、露光エネルギーの制御に合わせて現像エネルギー制御を行うことで、現像エネルギーの制御を計2回実行するようにしてもよい。
以上の通り、画像形成装置100aによれば、実施形態1の画像形成装置100と同様に、中Duty部の補正を行うべきであるのに、高Duty部の補正を重点的に行うことによって、結果的に現像エネルギー量の補正値が大きくなり、画像汚れ等の印刷品質問題を引き起こすリスクの増大を回避することができる。また、逆に、高Duty部の補正を行うべきであるのに、中Duty部の補正を重点的に行うことによって、結果的に露光エネルギー量の補正値が大きくなり、その結果、個々のLED光源の発光強度のばらつきが発生して、印刷時に縞模様が発生するリスクの増大を回避することができる。
しかも、画像形成装置100aによれば、濃度補正処理実行判定部142aが露光エネルギーの制御を先行して行うと判定した場合であっても、縞模様が発生するリスクが増大すると考えられる場合(すなわち、露光エネルギーの補正値が予め設定された設定値から所定値よりも大きく変動する場合)に、露光エネルギーの制御ではなく、現像エネルギーの制御を先行して行う。これにより、実施形態1の画像形成装置100に比べて、印刷品質問題を引き起こすリスクの増大をさらに高精度に回避することができる。
[実施形態3]
通常、LED方式の画像形成装置は、露光エネルギーの制御を行う場合に、露光エネルギー量の補正値のリミットとなる限界値が予め定められており、露光エネルギーの補正値が濃度の目標値から限界値以内の値になるように、露光エネルギーの補正値を算出して、その補正値を適用して露光エネルギーの制御を行う。
しかしながら、LED方式の画像形成装置は、露光エネルギーの制御の後に現像エネルギーの制御を行う場合に、露光エネルギーの制御が限界値以内の制御しか行わないため、現像エネルギー量の補正値が増加するときがある。そのため、LED方式の画像形成装置は、印刷時に、現像剤(トナー)が過帯電したり、又は、本来あるべき極性とは逆に帯電した現像剤が発生したりする場合がある。これにより、LED方式の画像形成装置は、画像汚れ等の印刷品質問題を引き起こすリスクが増大する。さらに、LED方式の画像形成装置は、露光エネルギーの補正値がリミットに達しているため、印刷時に縞模様が発生するリスクが増大する。
本実施形態3は、露光エネルギーの制御と合わせて現像エネルギーの制御を行うことによって、現像エネルギーの制御を計2回行うようにする。これにより、本実施形態3は、このような2つのリスクの増大を回避する。
画像形成装置100bは、実施形態1の画像形成装置100及び実施形態2の画像形成装置100aと比べて、露光エネルギーの制御を行う場合で、露光エネルギーの補正値が限界値である露光エネルギー補正限界値に達した場合に、動作が異なっている。
以下、図13を参照して、本実施形態3に係る画像形成装置の構成につき説明する。なお、図13は、実施形態3に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態3に係る画像形成装置100bは、実施形態2の画像形成装置100aと比較すると、機構制御部142に露光エネルギー補正値変更部142dが設けられており、さらに、記憶部150に露光エネルギー補正限界値記憶部151が設けられている点で相違している。
露光エネルギー補正値変更部142dは、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)によって算出された露光エネルギーの補正値を変更する制御手段である。露光エネルギー補正値変更部142dは、露光エネルギーの補正値が所定値、すなわち、例えば本実施形態3においては15%の値として予め設定された限界値よりも大きいか否かを判定し、露光エネルギーの補正値が所定値よりも大きいと判定された場合に、露光エネルギーの補正値を変更する。なお、本実施形態3においては、露光エネルギー補正値変更部142dは、露光エネルギーの補正値を、算出された露光エネルギーの補正値の50%の値に変更するものとする。
<動作>
以下、図14及び図15を参照して、画像形成装置100bのカラーバランス調整時の動作につき説明する。なお、図14は、実施形態3に係るカラーバランスの調整方法を示すフローチャートである。また、図15は、実施形態3に係るカラーバランスの調整方法のデータの流れを示す図である。ここでは、実施形態2の画像形成装置100aの動作と相違する点を重点的に説明し、実施形態2の画像形成装置100aの動作と同様の動作については、前記した実施形態2の画像形成装置100aの動作を本実施形態3の画像形成装置100bの動作に読み替えるものとして、詳細な説明を省略する。また、図14において、実施形態2と同様の工程(図11参照)については、実施形態2の工程に付された符号に英文字記号a及びbを付し、それらの説明を省略する。
図14に示すように、画像形成装置100bは、S117(「露光エネルギー制御補正値適用」)とS120(「濃度検出パターン印刷及び検出」)との間で、現像エネルギーの制御を行う(S118)。すなわち、画像形成装置100bは、S118で、露光エネルギーの制御(S117)と合わせて1回目の現像エネルギーの制御を行い、S125aで、2回目の現像エネルギーの制御を行う。なお、ここでは、画像形成装置100bは、実施形態2の画像形成装置100aと同様に、S115で、濃度補正処理実行判定部142a(又は、濃度補正制御部142b)が、補正値算出を行って(図15のS416参照)、露光エネルギーの補正値421(図15参照)を算出して、記憶部150に格納しているものとする。
また、画像形成装置100bは、S110の判定で、ずれ最大部分が中Duty部でないと判定された場合(“No”の場合)に、S130(図3参照)と同様に、現像エネルギーの制御を露光エネルギーの制御に先行して行い(S130a)、さらに、S135(図3参照)と同様に、現像エネルギーの制御が反映された濃度検出パターンの印刷及び検出を行う(S135a)。この後、画像形成装置100bは、露光エネルギーの制御を現像エネルギーの制御と合わせて行う。すなわち、画像形成装置100bは、S130(図3参照)と同様に、2回目の現像エネルギーの制御(S136a)を行い、さらに、S140(図3参照)と同様に、露光エネルギーの制御を行う(S140a)。
また、画像形成装置100bは、S116の判定で、露光エネルギーの補正値が所定値以下でないと判定された場合(“No”の場合)に、S130aと同様に、現像エネルギーの制御を露光エネルギーの制御に先行して行い(S130b)、さらに、S135aと同様に、現像エネルギーの制御が反映された濃度検出パターンの印刷及び検出を行う(S135b)。この後、画像形成装置100bは、露光エネルギーの制御を現像エネルギーの制御と合わせて行う。すなわち、画像形成装置100bは、S136aと同様に、2回目の現像エネルギーの制御(S136b)を行い、さらに、露光エネルギーの制御を行う(S140b)。
ただし、S140bでは、画像形成装置100bは、以下に説明するように、露光エネルギー補正値変更部142dが、S115で用いた露光エネルギーの補正値(以下、「露光エネルギーの補正値(1)421(図15参照)」と称する)とは異なる新たな補正値に基づいて、露光エネルギーの制御を行う。すなわち、S140bでは、露光エネルギー補正値変更部142dは、S115で用いた露光エネルギーの補正値(1)421と所定値、すなわち、例えば本実施形態3においては15%の値として予め設定された限界値とを比較して、露光エネルギーの補正値(1)421が所定値よりも大きいか否かを判定する(図15のS426参照)。露光エネルギー補正値変更部142dは、露光エネルギーの補正値が所定値よりも大きいと判定された場合に、露光エネルギーの補正値(1)421から新たな補正値への変更を決定する(図15のS427参照)。この場合、露光エネルギー補正値変更部142dは、新たな補正値(以下、「露光エネルギーの補正値(2)431(図15参照)」と称する)として、露光エネルギーの補正値(1)421よりも小さな値(具体的には、露光エネルギーの補正値(1)421の50%の値)を算出する。この後、画像形成装置100bは、算出した新たな補正値、すなわち、露光エネルギーの補正値(2)431に基づいて、露光エネルギーの制御を行う。
なお、前記した露光エネルギーの補正値(2)431の「露光エネルギーの補正値(1)421の50%」という値は、所定値、すなわち、本実施形態3における15%の値として予め設定された限界値、及び、制御単位、すなわち、露光エネルギー量を何%毎に変化させるかを定める割合等の条件に応じて適宜増減できる。この値は、例えば、実験によって露光エネルギー量を比較的大きく変化させても問題ないと判断されている場合のように、所定値が大きく設定されている場合に、50%よりも大きな値にしてもよい。また、この値は、逆に、例えば、露光エネルギー量を変化させると印刷品質問題を引き起こすリスクが高いと判断される場合のように、所定値が小さく設定されている場合に、50%よりも小さな値にするべきである。
また、画像形成装置100bは、実施形態2の画像形成装置100aと同様に、露光エネルギーの制御及び現像エネルギーの制御のいずれを先行して実行するかの判定を、現像剤(トナー)の色毎に、個別に行うようにすることができる。
以上の通り、画像形成装置100bによれば、実施形態2と同様の効果に加え、印刷時に、現像剤(トナー)が過帯電したり、又は、本来あるべき極性とは逆に帯電した現像剤が発生したりすることによる画像汚れが発生するリスクの増大、及び、縞模様が発生するリスクの増大の双方を回避することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
100,100a,100b 画像形成装置
110(110B,110Y,110M,110C) 画像形成部
111(111B,111Y,111M,111C) 露光手段(LEDヘッド)
112(112B,112Y,112M,112C) 画像形成手段
112a 現像手段
112b トナー供給手段
112c 帯電手段
113(113B,113Y,113M,113C) 転写手段
114(114B,114Y,114M,114C) 感光体ドラム
115 現像電圧発生部
116 供給電圧発生部
117 帯電電圧発生部
118 転写電圧発生部
119 感光体ドラム駆動モータ
120 媒体搬送部
121 媒体搬送ローラ
122 媒体搬送ローラ駆動モータ
123 搬送ベルト
124(124a,124b) 搬送経路
125 潜像形成手段
130 画像定着部
131 画像定着手段(ヒータ)
140 制御部
141 コマンド/画像処理部
142 機構制御部
142a 濃度補正処理実行判定部
142b 濃度補正制御部
142c 濃度補正順番判定部
142d 露光エネルギー補正値変更部
143 高圧制御部
150 記憶部
151 露光エネルギー補正限界値記憶部
152 濃度差発生条件記憶部
160 検出部
161 濃度検出部(濃度センサ)
162 サーミスタ等
171 ホストインタフェース部
172 露光手段インタフェース部
181 シャッタ
200 印刷媒体

Claims (25)

  1. 少なくとも第1の設定値及び第2の設定値を含む複数の設定値によって印刷濃度を調整する画像形成装置であって、
    印刷濃度の目標値である第1の濃度を格納する記憶部と、
    転写媒体上に印刷された画像から当該画像の印刷濃度である第2の濃度を検出する濃度検出部と、
    印刷濃度を調整する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する第1の補正値を算出し、
    さらに、算出した当該第1の補正値に基づいて、前記一方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度検出部は、前記一方の設定値の補正後に前記転写媒体上に印刷された画像から前記第2の濃度を補正後の第2の濃度として検出し、
    前記制御部は、前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記補正後の第2の濃度とを比較し、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値の中の他方の設定値に対して適用する第2の補正値を算出し、
    さらに、算出した当該第2の補正値に基づいて、当該他方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の補正値は、前記潜像形成手段のエネルギー量を変更する補正値である場合に、露光エネルギーに対応した量である光量の補正値とし、かつ、
    前記光量の補正値は、係数K1を光量の変化単位あたりにおける低Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、及び、係数K2を光量の変化単位あたりにおける中Duty濃度検出用パターンの濃度変化量として、以下の式(1)によって算出される
    ことを特徴とする画像形成装置。
    光量の補正値=[{高Duty検出値×(低Duty目標値/高Duty目標値)−低Duty検出値}/K1+{高Duty検出値×(中Duty目標値/高Duty目標値)−中Duty検出値}/K2]/2 …(1)
  4. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の補正値は、前記現像手段のエネルギー量を変更する補正値である場合に、現像電圧の補正値とし、かつ、
    前記現像電圧の補正値は、係数K3を現像電圧の変化単位あたりにおける低Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数K4を現像電圧の変化単位あたりにおける中Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数K5を現像電圧の変化単位あたりにおける高Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数W1を、現像電圧を補正するときの低Duty濃度検出用パターン重み付け係数、係数W2を、現像電圧を補正するときの中Duty濃度検出用パターン重み付け係数、係数W3を、現像電圧を補正するときの高Duty濃度検出用パターン重み付け係数として、以下の式(2)によって算出される
    ことを特徴とする画像形成装置。
    現像電圧の補正値={(低Duty目標値−低Duty検出値)×W1/K3+(中Duty目標値−中Duty検出値)×W2/K4+(高Duty目標値−高Duty検出値)/W3×K5}/(W1+W2+W3) …(2)
  5. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記第2の補正値は、前記潜像形成手段のエネルギー量を変更する補正値である場合に、露光エネルギーに対応した量である光量の補正値とし、かつ、
    前記光量の補正値は、係数K1を光量の変化単位あたりにおける低Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、及び、係数K2を光量の変化単位あたりにおける中Duty濃度検出用パターンの濃度変化量として、以下の式(3)によって算出される
    ことを特徴とする画像形成装置。
    光量の補正値=[{高Duty検出値×(低Duty目標値/高Duty目標値)−低Duty検出値}/K1+{高Duty検出値×(中Duty目標値/高Duty目標値)−中Duty検出値}/K2]/2 …(3)
  6. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記第2の補正値は、前記現像手段のエネルギー量を変更する補正値である場合に、現像電圧の補正値とし、かつ、
    前記現像電圧の補正値は、係数K3を現像電圧の変化単位あたりにおける低Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数K4を現像電圧の変化単位あたりにおける中Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数K5を現像電圧の変化単位あたりにおける高Duty濃度検出用パターンの濃度変化量、係数W1を、現像電圧を補正するときの低Duty濃度検出用パターン重み付け係数、係数W2を、現像電圧を補正するときの中Duty濃度検出用パターン重み付け係数、係数W3を、現像電圧を補正するときの高Duty濃度検出用パターン重み付け係数として、以下の式(4)によって算出される
    ことを特徴とする画像形成装置。
    現像電圧の補正値={(低Duty目標値−低Duty検出値)×W1/K3+(中Duty目標値−中Duty検出値)×W2/K4+(高Duty目標値−高Duty検出値)/W3×K5}/(W1+W2+W3) …(4)
  7. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度差の発生条件は、
    前記転写媒体上に印刷された画像の印刷濃度の範囲に応じて予め定められている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置は、
    さらに、露光されることにより静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体を露光する露光手段と、
    電圧が印加されて、前記像担持体に形成された前記静電潜像に現像剤を付着させることにより現像剤像を形成する現像手段とを備え、
    前記制御部は、前記一方の設定値を、前記露光手段による前記露光の制御を設定するために用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記他方の設定値を、前記現像手段に印加される前記電圧の値を設定するために用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    さらに、像担持体を帯電させる帯電手段と帯電完了後の当該像担持体上に静電潜像を書き込む露光手段とを含む潜像形成手段、及び、当該静電潜像に多色現像剤を付着させて当該静電潜像を可視像化する現像手段を備えた画像形成部と、
    前記画像形成部によって前記像担持体上に形成された前記静電画像を転写媒体上に転写する転写手段とを有し、
    前記濃度検出部は、前記転写手段によって前記転写媒体上に転写された前記静電画像から前記第2の濃度を検出し、
    前記制御部は、前記第1の濃度と前記第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、前記第1の補正値を算出し、算出した当該第1の補正値に基づいて、前記一方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    さらに、像担持体を帯電させる帯電手段と帯電完了後の当該像担持体上に静電潜像を書き込む露光手段とを含む潜像形成手段、及び、当該静電潜像に現像剤を付着させて当該静電潜像を可視像化する現像手段を備えた画像形成部と、
    前記画像形成部によって前記像担持体上に形成された前記静電画像を搬送ベルト上に転写して印刷する転写手段とを有し、
    前記画像形成部が、低Duty濃度、中Duty濃度及び高Duty濃度の濃度検出用パターンを前記像担持体上に形成し、
    さらに、前記転写手段が、当該濃度検出用パターンを搬送ベルト上に転写することによって、各Duty濃度の当該濃度検出用パターンを搬送ベルト上に印刷し、かつ、
    前記濃度検出部が、前記搬送ベルト上に転写された各Duty濃度の前記濃度検出用パターンから各Duty濃度の前記第2の濃度を検出し、さらに、前記制御部が、検出された各Duty濃度の前記第2の濃度に基づいて、前記潜像形成手段のエネルギー量及び前記現像手段のエネルギー量のいずれか一方のエネルギー量を変更して、印刷に用いる現像剤量を補正することによって、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置であって、
    1回目のカラーバランスの調整後に、再度、各Duty濃度の前記濃度検出用パターンを搬送ベルト上に印刷し、
    前記濃度検出部が、前記搬送ベルト上に転写された各Duty濃度の前記濃度検出用パターンから各Duty濃度の前記第2の濃度を各Duty濃度の補正後の第2の濃度として検出し、さらに、前記制御部が、検出された各Duty濃度の当該補正後の第2の濃度に基づいて、前記潜像形成手段のエネルギー量及び前記現像手段のエネルギー量の中の他方のエネルギー量を変更して、前記現像剤量を補正することによって、2回目のカラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記現像手段のエネルギー量を変更する場合に、印刷Duty毎に重み付け係数を用いることによって、前記現像手段のエネルギー量の補正値を算出する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記1回目のカラーバランスの調整時に検出された各Duty濃度の前記第2の濃度に基づいて、前記1回目のカラーバランスの調整時に変更する前記一方のエネルギー量を選択して、前記1回目のカラーバランスの調整を行い、さらに、前記2回目のカラーバランスの調整時に検出された各Duty濃度の前記補正後の第2の濃度に基づいて、前記2回目のカラーバランスの調整時に変更する前記他方のエネルギー量を選択して、前記2回目のカラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記現像剤の色毎に、前記1回目のカラーバランスの調整時に変更する前記一方のエネルギー量の選択及び前記2回目のカラーバランスの調整時に変更する前記他方のエネルギー量の選択を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項14に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、低Duty濃度、中Duty濃度及び高Duty濃度の前記濃度検出用パターンの中で、それぞれの目標値から最も大きくずれている部分が該3つの印刷Dutyの中のどの部分であるかを判定基準にすることによって、前記1回目のカラーバランスの調整時に変更する前記一方のエネルギー量の選択を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記1回目のカラーバランスの調整を行う場合で、かつ、各Duty濃度の前記濃度検出用パターンの中で、それぞれの目標値から最も大きくずれている部分が中Duty濃度検出用パターンである場合に、変更する前記一方のエネルギー量として、前記潜像形成手段のエネルギー量を選択し、一方、それぞれの目標値から最も大きくずれている部分が低Duty濃度検出用パターン又は高Duty濃度検出用パターンである場合に、変更する前記一方のエネルギー量として、前記現像手段のエネルギー量を選択する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項16に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記1回目のカラーバランスの調整を行う場合で、かつ、各Duty濃度の前記濃度検出用パターンの中で、それぞれの目標値から最も大きくずれている部分が中Duty濃度検出用パターンである場合に、前記潜像形成手段のエネルギー量の補正値を算出して、当該補正値が許容範囲内であるか否かを判定し、当該補正値が許容範囲内であると判定されるときに、変更する前記一方のエネルギー量として、前記潜像形成手段のエネルギー量を選択し、当該補正値を用いて前記潜像形成手段のエネルギー量を変更し、一方、当該補正値が許容範囲外であると判定されるときに、変更する前記一方のエネルギー量として、前記現像エネルギー手段のエネルギー量を選択する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項18に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、2回目のカラーバランスの調整で、変更する他方のエネルギー量として、前記潜像形成手段のエネルギー量を選択する場合に、2回目のカラーバランスの調整に用いる補正値を変更後の補正値とし、当該変更後の補正値として前記1回目のカラーバランスの調整で算出された前記補正値より小さい値を用いて前記潜像形成手段のエネルギー量を変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記現像手段のエネルギー量は、現像電圧、供給電圧及び帯電電圧の少なくとも一つである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記潜像形成手段のエネルギー量は、LED又はレーザ光のエネルギー量である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記低Duty濃度とは印刷Dutyが50%以下の領域であり、前記中Duty濃度とは印刷Dutyが30〜80%の領域であり、前記高Duty濃度とは印刷Duty6が0%以上の領域であり、かつ、
    低Duty濃度<中Duty濃度<高Duty濃度となっている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  23. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記潜像形成手段のエネルギー量を変更する際、合わせて現像手段のエネルギー量を変更することにより、該現像手段のエネルギー量の変更を計2回行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  24. 印刷濃度の目標値である第1の濃度を格納する記憶部と、転写媒体上に印刷された画像から当該画像の印刷濃度である第2の濃度を検出する濃度検出部と、印刷濃度を調整する制御部とを備え、少なくとも第1の設定値及び第2の設定値を含む複数の設定値によって印刷濃度を調整する画像形成装置に適用するカラーバランス調整方法であって、
    前記制御部が、前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記第2の濃度とを比較し、予め定められた濃度差の発生条件に基づいて、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値のいずれか一方の設定値に対して適用する第1の補正値を算出し、さらに、算出した当該第1の補正値に基づいて、前記一方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とするカラーバランス調整方法。
  25. 請求項24に記載のカラーバランス調整方法であって、
    前記濃度検出部が、前記一方の設定値の補正後に前記転写媒体上に印刷された画像から前記第2の濃度を補正後の第2の濃度として検出し、
    前記制御部が、前記記憶部に格納された前記第1の濃度と前記濃度検出部によって検出された前記補正後の第2の濃度とを比較し、前記第2の濃度から前記第1の濃度に補正するための補正値であってかつ前記第1の設定値及び前記第2の設定値の中の他方の設定値に対して適用する第2の補正値を算出し、さらに、算出した当該第2の補正値に基づいて、当該他方の設定値を補正することにより、カラーバランスの調整を行う
    ことを特徴とするカラーバランス調整方法。
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