JP2011007974A - 露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

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Tomoaki Hayashi
知明 林
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稔 吉田
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真 福島
Hideyuki Honda
英之 本田
Yasuhiko Hara
保彦 原
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Abstract

【課題】基板を搭載したチャックをステージにより移動して、光ビームによる基板の走査を行う際、基板の表面の高さが変動しても、パターンの描画を精度良く行う。
【解決手段】チャック10の高さを調節する高さ調節機構(Z−チルト機構9)と、チャック10に搭載された基板1の表面の高さの変動を検出する検出装置(レーザー変位計47)とを設け、Xステージ5によりチャック10を移動しながら、検出装置(レーザー変位計47)によりチャック10に搭載された基板1の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの焦点が基板1の表面に合う様に、高さ調節機構(Z−チルト機構9)によりチャック10の高さを調節する。Xステージ5に縦揺れ等が発生して基板1の表面の高さが変動しても、パターンの描画が精度良く行われる。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に基板を搭載したチャックをステージにより移動して、光ビームによる基板の走査を行う露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、従来、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがあった。
近年、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、様々な種類の表示用パネル基板に対応することができる。この様な露光装置として、例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に記載のものがある。
特開2003−332221号公報 特開2005−353927号公報 特開2007−219011号公報
光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを精度良く描画するためには、基板の表面の高さを一定にして、光ビームの焦点が常に基板の表面に合う様にする必要がある。従来は、基板を搭載するチャックの上方に基板の表面の高さを検出する検出装置を設け、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づいて、チャックの高さを調節していた。しかしながら、基板の3箇所以上を検出装置の下へ移動させるために時間が掛かり、タクトタイムが長くなるという問題があった。一方、検出装置を3つ以上設けて基板の表面の高さを3箇所以上で同時に検出すると、各検出装置の検出誤差の違いから、チャックの高さを精度良く調節できないという問題があった。
また、光ビームによる基板の走査は、基板と光ビームとを相対的に移動して行われるが、精密な光学系を含む光ビーム照射装置を固定し、基板を搭載したチャックをステージにより移動して行うのが一般的である。その際、ステージに縦揺れ等が発生して基板の表面の高さが変動すると、光ビームの焦点が基板の表面からずれて、パターンの描画が精度良く行われないという問題があった。
本発明の課題は、チャックに搭載された基板の表面の高さを短時間に精度良く調節して、パターンの描画を精度良く行うことである。また、本発明の課題は、基板を搭載したチャックをステージにより移動して、光ビームによる基板の走査を行う際、基板の表面の高さが変動しても、パターンの描画を精度良く行うことである。さらに、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明の露光装置は、フォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、チャックを移動するステージと、チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さを検出する検出装置と、検査光をチャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系と、ステージ及び高さ調節機構を制御する制御手段とを備え、制御手段が、チャックに搭載された1枚目の基板に対して、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出させ、検出結果に基づき、高さ調節機構によりチャックの高さを調節した後、3つ以上の光学系により3箇所以上で検出した反射光の位置を記憶し、チャックに搭載された2枚目以降の基板に対して、3つ以上の光学系により3箇所以上で検出した反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節するものである。
また、本発明の露光方法は、フォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さを検出する検出装置と、検査光をチャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系とを設け、チャックに搭載された1枚目の基板に対して、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づき、高さ調節機構によりチャックの高さを調節した後、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出して記憶し、チャックに搭載された2枚目以降の基板に対して、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出し、検出した3箇所以上の反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節するものである。
チャックに搭載された1枚目の基板に対しては、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づき、高さ調節機構によりチャックの高さを調節する。同じ検出装置を用いて、基板の表面の高さが3箇所以上で精度良く検出され、チャックの高さが精度良く調節される。そして、チャックの高さを調節した後、検査光をチャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系により、反射光の位置を3箇所以上で検出して記憶する。チャックに搭載された2枚目以降の基板に対しては、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出し、検出した3箇所以上の反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節する。2枚目以降の基板について、ステージによりチャックを移動することなく、基板の表面の高さが、チャックの高さを調節した後の1枚目の基板の表面の高さと同じになるので、チャックに搭載された基板の表面の高さが短時間に精度良く調節され、パターンの描画が精度良く行われる。
また、本発明の露光装置は、フォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、チャックを移動するステージと、チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置と、ステージ及び高さ調節機構を制御する制御手段とを備え、制御手段が、ステージによりチャックを移動しながら、検出装置の検出結果に基づき、光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節するものである。
また、本発明の露光方法は、フォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置とを設け、ステージによりチャックを移動しながら、検出装置によりチャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節するものである。
チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置とを設け、ステージによりチャックを移動しながら、検出装置によりチャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節するので、ステージに縦揺れ等が発生して基板の表面の高さが変動しても、パターンの描画が精度良く行われる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかの露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うものである。上記の露光装置又は露光方法を用いることにより、パターンの描画が精度良く行われるので、高品質な表示用パネル基板が製造される。
本発明の露光装置及び露光方法によれば、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さを検出する検出装置と、検査光をチャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系とを設け、チャックに搭載された1枚目の基板に対して、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づき、高さ調節機構によりチャックの高さを調節した後、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出して記憶し、チャックに搭載された2枚目以降の基板に対して、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出し、検出した3箇所以上の反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節することにより、2枚目以降の基板について、ステージによりチャックを移動することなく、基板の表面の高さを、チャックの高さを調節した後の1枚目の基板の表面の高さと同じにすることができるので、チャックに搭載された基板の表面の高さを短時間に精度良く調節して、パターンの描画を精度良く行うことができる。
また、本発明の露光装置及び露光方法によれば、チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置とを設け、ステージによりチャックを移動しながら、検出装置によりチャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節することにより、ステージに縦揺れ等が発生して基板の表面の高さが変動しても、パターンの描画を精度良く行うことができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、パターンの描画を精度良く行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の側面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。 光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 θステージ及びZ−チルト機構の上面図である。 図6(a)はZ−チルト機構の正面図、図6(b)は同側面図である。 レーザー測長系の動作を説明する図である。 レーザー変位計の動作を説明する図である。 レーザー変位計による基板の表面の高さの検出を説明する図である。 レーザー変位計による基板の表面の高さの検出を説明する図である。 レーザー変位計による基板の表面の高さの検出を説明する図である。 レーザー変位計による基板の表面の高さの検出を説明する図である。 受け渡し位置にあるチャックの上面図である。 受け渡し位置にあるチャックの側面図である。 図15(a)は光学系の概略構成を示す図、図15(b)はCCDラインセンサーの出力信号の一例を示す図である。 描画制御部の概略構成を示す図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態による露光装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、Z−チルト機構9、チャック10、ゲート11、光ビーム照射装置20、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、レーザー測長系、レーザー測長系制御装置40、レーザー変位計46,47、光学系50、ステージ駆動回路60、Z−チルト機構駆動回路61、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図2及び図3では、レーザー測長系のレーザー光源41、レーザー測長系制御装置40、ステージ駆動回路60、Z−チルト機構駆動回路61、及び主制御装置70が省略されている。露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1及び図2において、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10へ搬入され、また図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10から搬出される。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、フォトレジストが塗布されている。
基板1の露光を行う露光位置の上空に、ベース3をまたいでゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、本実施の形態は、8つの光ビーム照射装置20を用いた露光装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、7つ以下又は9つ以上の光ビーム照射装置を用いてもよい。
図4は、光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム照射装置20は、光ファイバー22、レンズ23、ミラー24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ファイバー22は、レーザー光源ユニット21から発生された紫外光の光ビームを、光ビーム照射装置20内へ導入する。光ファイバー22から射出された光ビームは、レンズ23及びミラー24を介して、DMD25へ照射される。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、投影レンズ26を含むヘッド部20aから照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給された描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図2及び図3において、チャック10は、Z−チルト機構9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。Xステージ5、Yステージ7、及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、各駆動機構は、図1のステージ駆動回路60により駆動される。
図5は、θステージ及びZ−チルト機構の上面図である。θステージ8は、上面の形状が略三角形であり、各角にはZ−チルト機構9がそれぞれ配置されている。3つのZ−チルト機構9は、チャック10の下面を3点で支持する。なお、図5において、Z−チルト機構9により支持されるチャック10は、破線で示されている。
図6(a)はZ−チルト機構の正面図、図6(b)は同側面図である。Z−チルト機構9は、ケーシング91、カバー91a、直動ガイド92、昇降ブロック93、モータ94、軸継手95、ボールねじ96a、ナット96b、及びボール97を含んで構成されている。なお、図6(a)は、カバー91aを取り外した状態を示している。図6(a)に示す様に、θステージ8の各角には、他の部分と段差を成し、中央に切り欠き部を有する取り付け部8aが設けられている。図6(b)に示す様に、ケーシング91は、取り付け部8aに搭載され、補強部材8bによりθステージ8に固定されている。
図6(a)に示す様に、ケーシング91の内部には、直動ガイド92が設けられており、直動ガイド92には、昇降ブロック93が搭載されている。取り付け部8aの下方には、モータ94が設置されており、モータ94は、図1のZ−チルト機構駆動回路61により駆動される。モータ94の回転軸は、取り付け部8aの切り欠き部の中で、軸継手95によりボールねじ96aに接続されている。昇降ブロック93の内部には、ボールねじ96aにより移動されるナット96bが取り付けられており、昇降ブロック93は、モータ94の回転により、直動ガイド92に沿って上下に移動する。図6(a),(b)に示す様に、昇降ブロック93の上面には、ボール97が取り付けられており、ボール97は、チャック10の下面を支持している。各Z−チルト機構9は、昇降ブロック93を上下に移動して、チャック10の下面を支持するボール97の高さをそれぞれ変更することにより、チャック10をZ方向へ移動及びチルトして、チャック10の高さを調節する。
図1において、θステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1は、直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に回転される。Xステージ5のX方向への移動により、チャック10は、受け渡し位置と露光位置との間を移動される。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームが、基板1をX方向へ走査する。また、Yステージ7のY方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームによる基板1の走査領域が、Y方向へ移動される。主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、θステージ8のθ方向へ回転、Xステージ5のX方向への移動、及びYステージ7のY方向への移動を行う。また、主制御装置70は、Z−チルト機構駆動回路61を制御して、各Z−チルト機構9によるチャック10のZ方向への移動及びチルトを行う。
図1及び図2において、ベース3には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31には、Xステージ5のX方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。また、Xステージ5には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33には、Yステージ7のY方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。
図1及び図3において、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。また、図1及び図2において、Yステージ7の一側面には、リニアスケール33に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出する。
図7は、レーザー測長系の動作を説明する図である。なお、図7においては、図1に示したゲート11、光ビーム照射装置20、レーザー変位計46,47、及びZ−チルト機構駆動回路61が省略されている。レーザー測長系は、公知のレーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。バーミラー43は、チャック10のY方向の一側面に取り付けられている。また、バーミラー45は、チャック10のX方向の一側面に取り付けられている。
レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉を測定する。この測定は、Y方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計42の測定結果から、チャック10のX方向の位置及び回転を検出する。
一方、レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計44の測定結果から、チャック10のY方向の位置を検出する。
図1及び図3において、ゲート11には、1つのレーザー変位計46と2つのレーザー変位計47とが設置されている。図8は、レーザー変位計の動作を説明する図である。図8は、図3と反対の方向から見た露光装置の一部を示している。レーザー変位計46は、後述するチャック10の高さ調節の際、チャック10に搭載された基板1へレーザー光を照射し、基板1の表面で反射されたレーザー光を受光して、基板1の表面の高さを検出する。また、各レーザー変位計47は、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1を走査する際、チャック10に搭載された基板1へレーザー光を照射し、基板1の表面で反射されたレーザー光を受光して、基板1の表面の高さの変動を検出する。
なお、本実施の形態では、基板1の表面の高さを検出するレーザー変位計46を、基板1の表面の高さの変動を検出するレーザー変位計47とは別に設けているが、レーザー変位計47のどちらか一方を、レーザー変位計46と兼用してもよい。
以下、本実施の形態による露光装置の動作を説明する。図1において、まず、1枚目の基板がチャック10に搭載されたとき、主制御装置70は、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、レーザー変位計46により基板1の表面の高さを3箇所以上で検出させる。図9〜図12は、レーザー変位計による基板の表面の高さの検出を説明する図である。図9〜図12は、基板1の表面の高さを4箇所で検出する例を示している。主制御装置70は、レーザー測長系制御装置40の検出結果に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動させ、図9〜図12に示す様に、基板1の四隅の予め定められた4つの検出箇所を、順番に、レーザー変位計46の真下に位置させる。レーザー変位計46は、基板1の表面の高さを4つの検出箇所でそれぞれ検出する。
主制御装置70は、4つの検出箇所でのレーザー変位計46の検出結果に基づき、Z−チルト機構駆動回路61を制御して、各Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節させる。同じレーザー変位計46を用いて、基板1の表面の高さが4箇所で精度良く検出され、チャック10の高さが精度良く調節される。チャック10の高さを調節した後、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を受け渡し位置へ移動させる。
図13は、受け渡し位置にあるチャックの上面図である。また、図14は、受け渡し位置にあるチャックの側面図である。図13及び図14に示す様に、受け渡し位置にあるチャック10の上方には、レーザー変位計46により基板1の高さを検出した4つの検出箇所の真上に、光学系50がそれぞれ配置されている。図15(a)は、光学系の概略構成を示す図である。光学系50は、レーザー光源51、コリメーションレンズ群52、投影レンズ53、ミラー54,55、結像レンズ56、及びCCDラインセンサー57を含んで構成されている。
レーザー光源51は、検査光と成るレーザー光を発生する。レーザー光源51から発生した検査光は、コリメーションレンズ群52により集光され、投影レンズ53からミラー54を介して、チャック10に搭載された基板1へ斜めに照射される。基板1へ斜めに照射された検査光は、その一部が基板1の表面で反射され、一部が基板1の内部へ透過する。基板1の内部へ透過した検査光は、基板1の裏面で反射され、基板1の表面から射出される。基板1の表面からの反射光及び基板1の裏面からの反射光は、ミラー55を介して結像レンズ56を通り、CCDラインセンサー57の受光面で結像する。
図15(b)は、CCDラインセンサーの出力信号の一例を示す図である。CCDラインセンサー57は、基板1の表面からの反射光を受光した位置と、基板1の裏面からの反射光を受光した位置に、受光した反射光の強度に応じた出力信号をそれぞれ発生し、これにより光学系50は、基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置をそれぞれ検出する。本実施の形態の光学系50は、基板1の反射率に起因する検出誤差が無く、再現性の高い検出を行うことができる。
図13において、4つの光学系50は、基板1の高さを検出した4つの検出箇所で、基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置をそれぞれ検出する。図1において、主制御装置70は、各光学系50の出力信号を入力して、各光学系50により検出した4つの検出箇所での基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置を記憶する。
2枚目の基板がチャック10に搭載されたとき、4つの光学系50は、1枚目の基板について反射光の位置を検出した4つの検出箇所で、基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置をそれぞれ検出する。主制御装置70は、各光学系50の出力信号を入力して、各光学系50により検出した4つの検出箇所での基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した基板1の表面からの反射光の位置及び基板1の裏面からの反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、Z−チルト機構駆動回路61を制御して、各Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節させる。
2枚目以降の基板について、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動することなく、基板1の表面の高さが、チャック10の高さを調節した後の1枚目の基板の表面の高さと同じになるので、チャック10に搭載された基板1の表面の高さが短時間に精度良く調節される。
図1において、主制御装置70は、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画制御部を有する。図16は、描画制御部の概略構成を示す図である。描画制御部71は、メモリ72、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、及び座標決定部75を含んで構成されている。メモリ72は、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶している。
バンド幅設定部73は、メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
レーザー測長系制御装置40は、露光位置における基板1の露光を開始する前のチャック10のXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置から、基板1の露光を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1において、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1の走査を行う際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動させる。基板1の走査領域を移動する際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図16において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量を検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を決定する。メモリ72は、座標決定部75が決定したXY座標をアドレスとして入力し、入力したXY座標のアドレスに記憶された描画データを、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ出力する。
光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1の走査を行う際、Xステージ5に縦揺れ等が発生すると、基板1の表面の高さが変動する。図8において、各レーザー変位計47は、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1を走査する際、基板1の表面の高さの変動を検出する。図1において、主制御装置70は、各レーザー変位計47の検出結果に基づき、Z−チルト機構駆動回路61を制御して、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの焦点が基板1の表面に合う様に、各Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節させる。
Xステージ5によりチャック10を移動しながら、レーザー変位計47によりチャック10に搭載された基板1の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの焦点が基板1の表面に合う様に、Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節するので、Xステージ5に縦揺れ等が発生して基板1の表面の高さが変動しても、パターンの描画が精度良く行われる。
図17〜図20は、光ビームによる基板の走査を説明する図である。図17〜図20は、8つの光ビーム照射装置20からの8本の光ビームにより、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示している。図17〜図20においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1を矢印で示す方向へ走査する。
図17は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図17に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図18は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図18に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図19は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図19に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図20は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図20に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基板1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基板1の走査を並行して行うことにより、基板1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。
なお、図17〜図20では、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基板1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基板1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、チャック10の高さを調節するZ−チルト機構9と、チャック10に搭載された基板1の表面の高さを検出するレーザー変位計46と、検査光をチャック10に搭載された基板1へ斜めに照射し、基板1からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系50とを設け、チャック10に搭載された1枚目の基板に対して、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、レーザー変位計46により基板1の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づき、Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節した後、3つ以上の光学系50により反射光の位置を3箇所以上で検出して記憶し、チャック10に搭載された2枚目以降の基板に対して、3つ以上の光学系50により反射光の位置を3箇所以上で検出し、検出した3箇所以上の反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節することにより、2枚目以降の基板について、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動することなく、基板1の表面の高さを、チャック10の高さを調節した後の1枚目の基板の表面の高さと同じにすることができるので、チャック10に搭載された基板1の表面の高さを短時間に精度良く調節して、パターンの描画を精度良く行うことができる。
また、チャック10の高さを調節するZ−チルト機構9と、チャック10に搭載された基板1の表面の高さの変動を検出するレーザー変位計47とを設け、Xステージ5によりチャック10を移動しながら、レーザー変位計47によりチャック10に搭載された基板1の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの焦点が基板1の表面に合う様に、Z−チルト機構9によりチャック10の高さを調節することにより、Xステージ5に縦揺れ等が発生して基板1の表面の高さが変動しても、パターンの描画を精度良く行うことができる。
本発明の露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うことにより、パターンの描画を精度良く行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図21は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等によりフォトレジストを塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、露光装置を用いて、フォトレジスト膜にパターンを形成する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図22は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図21に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図22に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明の露光装置又は露光方法を適用することができる。
1 基板
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
8a 取り付け部
8b 補強部材
9 Z−チルト機構
10 チャック
11 ゲート
20 光ビーム照射装置
20a ヘッド部
21 レーザー光源ユニット
22 光ファイバー
23 レンズ
24 ミラー
25 DMD(Digital Micromirror Device)
26 投影レンズ
27 DMD駆動回路
31,33 リニアスケール
32,34 エンコーダ
40 レーザー測長系制御装置
41 レーザー光源
42,44 レーザー干渉計
43,45 バーミラー
46,47 レーザー変位計
50 光学系
51 レーザー光源
52 コリメーションレンズ群
53 投影レンズ
54,55 ミラー
56 結像レンズ
57 CCDラインセンサー
60 ステージ駆動回路
61 Z−チルト機構駆動回路
70 主制御装置
71 描画制御部
72 メモリ
73 バンド幅設定部
74 中心点座標決定部
75 座標決定部
91 ケーシング
91a カバー
92 直動ガイド
93 昇降ブロック
94 モータ
95 軸継手
96a ボールねじ
96b ナット
97 ボール

Claims (8)

  1. フォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、
    前記チャックを移動するステージと、
    前記チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、
    前記ステージにより前記チャックを移動しながら、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、
    前記チャックの高さを調節する高さ調節機構と、
    前記チャックに搭載された基板の表面の高さを検出する検出装置と、
    検査光を前記チャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系と、
    前記ステージ及び前記高さ調節機構を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記チャックに搭載された1枚目の基板に対して、前記ステージにより前記チャックを移動して、前記検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出させ、検出結果に基づき、前記高さ調節機構により前記チャックの高さを調節した後、前記3つ以上の光学系により3箇所以上で検出した反射光の位置を記憶し、前記チャックに搭載された2枚目以降の基板に対して、前記3つ以上の光学系により3箇所以上で検出した反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、前記高さ調節機構により前記チャックの高さを調節することを特徴とする露光装置。
  2. フォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、
    チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さを検出する検出装置と、検査光をチャックに搭載された基板へ斜めに照射し、基板からの反射光を受光して、受光した反射光の位置を検出する3つ以上の光学系とを設け、
    チャックに搭載された1枚目の基板に対して、ステージによりチャックを移動して、検出装置により基板の表面の高さを3箇所以上で検出し、検出結果に基づき、高さ調節機構によりチャックの高さを調節した後、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出して記憶し、
    チャックに搭載された2枚目以降の基板に対して、3つ以上の光学系により反射光の位置を3箇所以上で検出し、検出した3箇所以上の反射光の位置が、1枚目の基板で記憶した反射光の位置からそれぞれ一定の範囲内になる様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節することを特徴とする露光方法。
  3. フォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、
    前記チャックを移動するステージと、
    前記チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、
    前記ステージにより前記チャックを移動しながら、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、
    前記チャックの高さを調節する高さ調節機構と、
    前記チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置と、
    前記ステージ及び前記高さ調節機構を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ステージにより前記チャックを移動しながら、前記検出装置の検出結果に基づき、前記光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、前記高さ調節機構により前記チャックの高さを調節することを特徴とする露光装置。
  4. フォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、
    チャックの高さを調節する高さ調節機構と、チャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出する検出装置とを設け、
    ステージによりチャックを移動しながら、検出装置によりチャックに搭載された基板の表面の高さの変動を検出し、検出結果に基づき、光ビーム照射装置から照射された光ビームの焦点が基板の表面に合う様に、高さ調節機構によりチャックの高さを調節することを特徴とする露光方法。
  5. 請求項1に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  6. 請求項2に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  7. 請求項3に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  8. 請求項4に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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