JP2011007462A - 熱処理炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向の複数段で熱処理できる構成でありながら、上下の各段の間でガスが混ざり合うことを防止することのできる熱処理炉を提供する。
【解決手段】断熱性を有する炉壁10に囲まれることにより炉内に単一の加熱室9が形成されている炉本体1と、前記単一の加熱室9に上下方向に複数段設けられ各段でワークWを水平方向に搬送する搬送部31,32,33と、これら搬送部31,32,33によってワークWが搬送される搬送路R1,R2,R3毎に加熱室9を上下方向複数段に仕切る仕切部材7a,7b,7cと、これら仕切部材7a,7b,7cによって仕切られた段毎に炉内環境を調整する調整装置8a,8b,8cとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱処理炉に関する。
トレイ上に搭載された、又は、容器内に収納された被処理物を熱処理する熱処理炉として、炉内にハースローラ等の搬送部が設けられ、この搬送部によって被処理物を搬送しながら熱処理を行うものがある。このような熱処理炉では、所定の処理用ガスが炉内に供給され、当該処理用ガスを含む雰囲気の中で被処理物の熱処理が行われる。
処理量を増やすためには前記熱処理炉を複数設置すればよいが、熱処理炉は水平方向に長い炉長を有していることから、大きな設置スペースが必要となる。
そこで、例えば特許文献1に示しているように、炉内に単一の加熱室が形成され、この単一の加熱室にハースローラ等の搬送部を上下に二段設けた熱処理炉が提案されている。この熱処理炉によれば、上下各段で被処理物を水平方向に搬送しながら熱処理を行い、処理量を増やすことができる。
特開平10−17925号公報(図3参照)
特許文献1に記載の熱処理炉によれば、加熱室に搬送部を上下二段設けることで、処理量を増やすことを可能としながらも、装置の設置面積を小さくして省スペース化を図ることができる。
しかし、この熱処理炉では、上下の各段の間で雰囲気ガスが強制撹拌されて混ざり合うことにより、温度及び雰囲気ガスの均一化を図る構成となる。このために、例えば上段にある被処理物に対して熱処理を行うことで反応したガスが、下段に流れると、下段に供給された処理用ガスと混ざり、下段における熱処理に影響を及ぼすおそれがある。
このような雰囲気の撹拌による炉内の温度の均一性やガス濃度の均一性の確保には限界があり、この構成では、より厳格な製品性能の要求に応じられない場合がある。さらに、被処理物が粉体、軽量物や基板等であって当該被処理物の性質上、雰囲気の撹拌が許されない場合がある。
そこで、上記のような従来の問題点を解決するために、本発明は、上下方向の複数段で熱処理できる構成でありながら、上下の各段の間でガスが混ざり合うことを防止して、厳しい要求に対応するために、均一な温度分布やガス濃度や圧力等(これらを「炉内環境」という)を確保できる熱処理炉を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の熱処理炉は、断熱性を有する炉壁に囲まれることにより炉内に単一の加熱室が形成されている炉本体と、前記単一の加熱室に上下方向に複数段設けられ各段でワークを水平方向に搬送する搬送部と、前記搬送部によって前記ワークが搬送される搬送路毎に前記加熱室を上下方向複数段に仕切る仕切部材と、前記仕切部材によって仕切られた段毎に炉内環境を調整する調整装置とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、搬送部が単一の加熱室に上下方向に複数段設けられ、当該搬送部によって各段でワークを水平方向に搬送するので、加熱室の上下方向の複数段でワークを搬送しながら処理を行うことができる。そして、仕切部材が、単一の加熱室を搬送路毎に上下方向複数段に仕切ることから、複数段の搬送路の間でガスが混ざり合うことを防ぐことができる。そして、仕切部材によって加熱室が上下方向に仕切られていても、調整装置は、炉内環境を段毎に調整するので、各段で所望の処理を行うことが可能となる。
また、前記熱処理炉では様々なワークを処理することができるが、例えばワークが直方体や板状等の平面視矩形の被処理物そのものでありその一辺の方向が搬送方向となる場合や、ワークが平面視矩形のトレイと当該トレイに載せられた被処理物とからなりトレイの一辺の方向が搬送方向となる場合であり、そして、このようなワークが搬送方向に密に並んで搬送される場合、前記熱処理炉が備えている前記仕切部材は、前記ワークの搬送方向に直交する前記ワークの左右側方それぞれに配置され、当該ワークが両者の間を通過する左右の部分仕切部からなる構成とするのが好ましい。
この場合、ワークと左右の部分仕切部とが左右方向に並んだ構成となり、これら部分仕切部が用いられて加熱室を上下方向に複数段に仕切ることができる。さらに、ワークと左右の部分仕切部とが左右方向に並んだ構成となるので、仕切部材を加熱室内に設けても熱処理炉を低く構成することが可能となる。
また、ワークの種類が前記ワークと異なる場合や、ワークが搬送方向に間隔をもって搬送される場合、前記熱処理炉が備えている前記仕切部材は、前記搬送路に存在する前記ワークよりも上方及び下方の内の少なくとも一方に設けられ、前記加熱室を上下方向にほぼ完全に区画している仕切板からなるのが好ましい。
この場合、仕切板によって加熱室を搬送路毎に上下方向に複数段仕切ることができ、上下の搬送路の間でガスが混ざり合うことを防ぐことができる。
また、前記調整装置は、前記路本体内のガスを段毎で加熱するヒータと、当該段毎の温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器の検出結果に基づいて前記ヒータを段毎で制御する制御装置とを有しているのが好ましい。
この調整装置によれは、前記仕切部材によって仕切られた段毎に、炉内環境として炉内の温度を、調整することが可能となる。
また、前記調整装置は、前記路本体内の段毎にガスを供給するガス導入部と、当該各段のガスを排気するガス排気部と、前記ガス導入部からのガスの導入及び前記ガス排気部からのガスの排気を制御する制御装置とを有しているのが好ましい。
この調整装置によれは、前記仕切部材によって仕切られた段毎に、炉内環境として炉内のガス濃度を、調整することが可能となる。
さらに、この調整装置は、前記路本体内の段毎のガスの排気流量を調整するエジェクタと、当該段毎の圧力を検出する圧力計とを更に備え、前記制御装置は、前記圧力計の検出結果に基づいて前記エジェクタを前記段毎で制御するのが好ましい。
この場合、前記仕切部材によって仕切られた段毎に、炉内環境として炉内の圧力を、調整することが可能となる。
本発明の熱処理炉によれば、仕切部材が、搬送路毎に単一の加熱室を上下複数段に仕切ることから、複数段の搬送路の間でガスが混ざり合うことを防ぐことができ、各段でワークに対して所望の処理を行うことが可能となる。
本発明の熱処理炉の概略構成を示している縦断面図である。 熱処理炉が有している炉本体の一部を示している縦断面図である。 炉本体の横断面図である。 本発明の熱処理炉の他の実施形態の一部を示している横断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の熱処理炉の概略構成を示している縦断面図である。この熱処理炉では、様々な被処理物を処理することができるが、第一の実施の形態では、平面視矩形のトレイと当該トレイに載せられた被処理物とを含めてワークWと呼んで説明する。なお、トレイは底面及び側面を有した皿形状であり、トレイの一辺の方向が搬送方向に向けられてワークWが搬送される。
熱処理炉は、一方向に長くワークWの被処理物に熱処理を施す炉本体1の他に、図1の左側から順に、ワークWを炉本体1に搬入するための搬入装置2と、炉本体1の上流側に設けられパージ室を有した第一中間装置3と、炉本体1の下流側に設けられ冷却室を有した冷却装置4と、パージ室を有した第二中間装置5と、ワークWを次の工程に搬出するための搬出装置6とを備えている。
炉本体1の概略構成を説明すると、炉本体1は、断熱性を有する炉壁10に囲まれることにより炉内に単一の加熱室9が形成された構成である。そして、この単一の加熱室9には、上下方向に三段のワークWの搬送路R1,R2,R3が設けられていて、各段でワークWは搬送されながら処理が行われる。
なお、本発明において、ワークWの搬送方向(図1の左から右へ向かう方向)が前後方向前方であり、この搬送方向に直交する水平方向が左右方向である。
本発明の熱処理炉の全体構成を説明する。前記搬入装置2は、搬入ステージ2a上のワークWを、前記搬送路R1,R2,R3それぞれと同じ高さの位置まで移動させる昇降機構2bを有している。昇降機構2bによって各高さ位置に移動したワークWは、第一中間装置3の上下方向に三段設けられたパージ室にそれぞれ投入される。その後、ワークWは炉本体1内に投入され、上下三段それぞれで熱処理が行われ、さらに、炉本体1の外部に設けられた冷却装置4の冷却室4aを通過する。その後、ワークWは、第二中間装置5のパージ室に投入され、搬出装置6によって搬出ステージ6aへ取り出される。なお、搬出装置6は、前記搬送路R1,R2,R3それぞれを通過してきたワークWを、第二のステージ6aへと移動させる昇降機構6bを有している。また、前記パージ室の前後には気密性を有する開閉扉が設けられている。
前記第一の中間装置3から前記第二の中間装置5までの間には、後述する上中下段の搬送部31,32,33によってワークWは搬送される。熱処理炉1の前壁14及び後壁15にワークWの通過口が設けられている。搬送部31,32,33それぞれによって、ワークWは次々に炉内へと投入され、これらワークWは熱処理炉1内で処理される。すなわち、この熱処理炉は連続式である。
炉本体1についてさらに説明する。図2は、炉本体1の一部を示している縦断面図であり、図3は、炉本体1の横断面図である。炉本体1は、ワークWの搬送方向に長い直方体形状を有していて、前記のとおり、断熱性をそれぞれが有している上壁11、底壁12、左側壁13a、右側壁13b、前壁14(図1参照)及び後壁15(図1参照)によって六方から囲まれることで、炉内に単一の加熱室9が形成されている。
そして、この単一の加熱室に、上下方向に三段の搬送部31,32,33が設けられている。すなわち、上段の搬送部31、中段の搬送部32及び下段の搬送部33が設けられている。上段の搬送部31、中段の搬送部32及び下段の搬送部33それぞれによって、上中下の各段で、ワークWは前後方向前方に搬送される。本実施形態の搬送部31,32,33それぞれはハースローラからなる。ワークWはこれらハースローラの上に載置された状態で搬送される。
この構成により、ワークWが搬送される通路として、上段の搬送路R1、中段の搬送路R2及び下段の搬送路R3が構成される。なお、本実施形態では、図3に示しているように、搬送路R1,R2,R3それぞれにおいて、ワークWは左右方向に複数列(三列)に並んだ状態となって前後方向前方へと搬送される。
そして、炉本体1は、搬送路R1,R2,R3毎に加熱室9を上下方向に三段に仕切る仕切部材7a,7b,7cを備えている。仕切部材7a,7b,7cそれぞれは同じ構成であり、上段の仕切部材7aを代表として説明すると、図3において、仕切部材7aは、三列に密となって左右に並んでいるワークWの左右側方それぞれに配置された左の部分仕切部21aと右の部分仕切部22aとからなる。そして、これら左の部分仕切部21aと右の部分仕切部22aとの間を、三列のワークWが通過する。
左の部分仕切部21a及び右の部分仕切部22aは、左側壁13a及び右側壁13bから左右方向の中央に向かって延びるように設けられていて、図2に示しているように、前後方向に長い板状の部材である。さらに説明すると、部分仕切部21a,22aを備えた仕切部材7aは、図1に示しているように、炉本体1の前後方向全長にわたって設けられている。そして、図3において、部分仕切部21a,22aの先端縁とワークWとの間には隙間が形成される。なお、このように隙間が形成されているが、その寸法は小さいので、多くのガスが隙間を通って上下方向に流出することを防ぐ機能は十分に備えている。
そして、本実施形態ではワークWの一部である被処理物を載せたトレイが、前後方向に密に並んで搬送されていて、このトレイの左右の側方にある前記部分仕切部21a,22aと当該トレイとによって、当該トレイ上にある被処理物が進行する搬送路R1を含む上方の空間と、その下方の空間とを仕切ることができる。
なお、断熱性を有する炉壁10を構成する各壁部材は、煉瓦、アルミナボード又はカーボンボード等から成り、断熱性の高い材質である。これに対して仕切部材7a,7b,7cは、炉壁10を構成する各壁部材よりも非常に薄く構成され、路壁10のように高い断熱性を備えておらず、例えば、薄い断熱ボード、ガラス、石英板又は無機複合材等によって構成することができる。
また、炉本体1は、前記仕切部材7a,7b,7cによって、三つの搬送路R1,R2,R3が上下方向に区画されていて、搬送路R1,R2,R3毎に被処理物(ワークW)の周囲の雰囲気を調整することができるように構成されている。なお、調整される周囲の雰囲気としては、周囲の温度や処理用ガスの濃度や圧力がある。
このために、本発明の熱処理炉は、仕切部材7a,7b,7cによって仕切られた段毎(搬送路R1,R2,R3毎)に炉内環境を調整する調整装置8a,8b,8c(図3参照)を備えている。
すなわち、上段の搬送路R1用(専用)として上段の調整装置8aが設けられていて、中段の搬送路R2用(専用)として中段の調整装置8bが設けられていて、下段の搬送路R3用(専用)として下段の調整装置8cが設けられている。調整装置8a,8b,8cそれぞれは同じ構成であり、上段の調整装置8aを代表して説明する。
温度調整のために、調整装置8aは、炉内で発熱するヒータ35aと、例えば熱電対からなる温度検出器36aと、温度検出器36aの検出結果に基づいてヒータ35aの仕事量を調整する制御装置37aとを有している。
ガス濃度の調整のために、調整装置8aは、炉本体1内の段毎にガスを供給するガス導入部41と、段毎のガスを排気するガス排気部42と、ガスの導入及びガスの排気を制御する制御装置37aとを有している。
また、圧力の調整のために、炉本体1内の段毎のガスの排気流量を調整するエジェクタ18と、段毎の圧力を検出する圧力計とを備えている。そして、前記制御装置37aが、圧力計の検出結果に基づいてエジェクタ18による排気流量を段毎で制御する。
このような炉内環境の調整について、具体的に説明する。
ヒータ35a及び例えば熱電対からなる温度検出器36aは、上壁11よりも下方でかつ上段の仕切部材7a(部分仕切部21a,22a)よりも上方に設置されていて、それぞれ上段の搬送路R1における室内温度が、炉外の制御装置37aによって調整される。また、中段については、調整装置8bが備えているヒータ35b及び温度検出器36bは、上段の仕切部材7aよりも下方でかつ中段の仕切部材7bよりも上方に設置されていて、それぞれ中段の搬送路R2における室内温度が、炉外の制御装置37bによって調整される。さらに、下段については、調整装置8cが備えているヒータ35c及び温度検出器36cは、中段の仕切部材7bよりも下方でかつ下段の仕切部材7cよりも上方に設置されていて、それぞれ下段の搬送路R3における室内温度が、炉外の制御装置37cによって調整される。なお、下段の搬送部33の下方にはヒータ35dが更に設置されていて、床面からの放散熱量を補い、下段の搬送路R3における室内温度を確保するための補助的な機能を有している。
前記調整装置8a,8b,8cがそれぞれ有している制御装置37aは、一つのコンピュータから構成することができ、記憶しているプログラムによって熱処理を実行する機能を備えている。
このように構成した調整装置8a,8b,8cによれば、搬送路R1,R2,R3毎で、炉内環境を、すなわち被処理物の周囲の温度を調整することができ、搬送路R1,R2,R3毎で、同じ温度となるように制御してもよいし、異なるように制御してもよい。
さらに、図1に示しているように、炉本体1は、搬送路R1,R2,R3それぞれにおいて、前後方向に複数の領域A1,A2・・・A8,A9に区画されていて、領域A1,A2・・・A8,A9毎で被処理物の周囲の雰囲気(処理用ガスの濃度等について)を調整することができるように構成されている。
そして、区画された各領域を順にワークWが進行し、被処理物は各領域の雰囲気に応じて熱処理が施される。
領域A1,A2・・・A8,A9毎で処理用ガスの濃度を調整する処理は、前記調整装置8a,8b,8cによって実行される。
このために、調整装置8a,8b,8cそれぞれは、マスフローコントローラとガス温度センサである前記温度検出器とを有し、さらに、図2に示しているように、各段の調整装置8a,8b,8cそれぞれは、処理用ガスを各領域に供給するガス導入部(ガス導入口)41a、及び、ガスを吸引するガス排気部(ガス排気口)42aを更に有している。そして、ガス導入口41a及びガス排気口42aは、複数の領域A1,A2・・・A8,A9それぞれに設けられている。
さらに、炉本体1は、前後方向に間隔を有して上段に設けられた複数の部分区画壁40aを有している。なお、上壁11に設けられた前記部分区画壁40a以外に、中段に設けられた部分区画壁40b、下段に設けられた部分区画壁40c、及び、底壁12に設けられた部分区画壁40dを有している。そして、代表して上段について説明すると、前後方向で隣り合う対の部分区画壁40a,40aの間が、区画される一つの領域となる。
代表として図2の領域A2に関して説明すると、上流側の部分区画壁40aの下流側に前記ガス排気口42aが設けられていて、下流側の部分区画壁40aの上流側に前記ガス導入口41aが設けられている。ガス導入口41aから処理用ガスが領域A2に導入され、当該領域A2を通過する被処理物は、この処理用ガスを含んだ雰囲気の中で熱処理される。そして、排ガス及び熱処理されて発生した余剰の処理用ガスは、ガス排気口42から炉外へ排出される。なお、ガス導入口41a及びガス排出口42aは、加熱室9内の領域A2に設置されたパイプ部材に形成されている。
そして領域A2の他の領域においても、同様に構成されていて、領域A1,A2・・・A8,A9それぞれにおける処理用ガスの濃度、処理用ガスの供給量、排出量は、前記調整装置8a,8b,8cが備えている制御装置37a,37b,37cの機能によって、領域毎に制御される。すなわち、制御装置37a,37b,37cは、マスフローコントローラの機能を有し、当該マスフローコントローラと、エジェクタと、圧力計とによって、排出量の制御が行われる。
すなわち、前記ガス排気口42aが形成されているパイプ部材は、炉外に設置された排気管17(図3参照)に接続されていて、この排気管17は、前記制御装置37a,37b,37cによって制御されるエジェクタ18を備えている。エジェクタ18は路本体1内の段毎のガスの排気流量を調整する機能を有していて、制御装置37a,37b,37cが、段毎の圧力を検出する圧力計の検出結果に基づいて、エジェクタ18によって排気流量を調整することにより、炉内の圧力を段毎で制御することができる。また、排気管17には、排ガス浄化触媒が取り付けられている。
以上の構成により、領域A1,A2・・・A8,A9毎で被処理物の周囲の処理用ガスの濃度等を調整することができる。例えば、領域A1,A2・・・A8,A9毎で、炉内環境を、すなわち被処理物の周囲の処理用ガスの濃度を、同じとなるように制御してもよいし、異なるように制御してもよい。また、前記温度検出器36aを領域A1,A2・・・A8,A9毎に設置して、被処理物の周囲の温度を領域毎で制御してもよいし、また、複数の領域を一つのグループとして分け、グループ単位で制御するようにしてもよい。
図2において、代表して上段に関して説明すると、一つの領域(例えば領域A2)に設けられたガス導入口41aと、当該一つの領域の隣りにある他の領域(領域A3)に設けられたガス導入口41aとは、これら領域(領域A2,A3)を区画する一つの部分区画壁40aを挟んで背中合わせ(隣り合わせ)の状態として設置されている。
さらに、一つの領域(例えば領域A2)に設けられたガス排出口42aと、当該一つの領域の隣りにある他の領域(領域A1)に設けられたガス排出口42aとは、これら領域(領域A2,A1)を区画する一つの部分区画壁40aを挟んで背中合わせ(隣り合わせ)の状態として設置されている。
このようなガス導入口41a及びガス排出口42aの配置及び区画壁40aの構成により、隣り合う領域間でガスの移動を防止することができ、領域毎の雰囲気を異ならせることが可能となる。また、ガスが混ざり合うことを防止できる。
さらに、図2において、ガス導入口41aとガス排出口42aとのワーク搬送面に対する高さが異なっており、この構成によれば、領域毎の分離をより確実に行えるとともに、導入後のガスをより確実に捕捉して滞留時間を少なくし迅速に排出することができる。
以上の実施形態の炉本体1によれば、図3において、ワークWと仕切部材7a,7b,7c(左右の部分仕切部)とが左右方向に並んだ構成となり、これら仕切部材7a,7b,7cが用いられ、かつ、ワークWの一部であるトレイの底壁及び側壁と協働して、加熱室9を上下方向に三段に仕切ることができ、ガスが上下方向に流れることを抑制している。
そして、各段で、ワークWと左右の部分仕切部とが左右方向に並んだ構成となるので、仕切部材7a,7b,7cを加熱室9内に設けても炉本体1を低く構成することが可能となる。
次に、本発明の熱処理炉の第二の実施形態を説明する。本実施形態では、ワークWの種類が前記トレイを含むワークとは異なる場合、又は、ワークWが搬送方向に間隔をもって搬送される場合に適用される。つまり、平面視において部分的に設けられた仕切部材では、上下段の分離に適さない場合に、第二の実施形態が有効である。
図4は、第二の実施形態の熱処理炉が備えている炉本体1の横断面図である。本実施形態と図3の第一の実施形態とでは、仕切部材の構成以外は、同じである。
すなわち、図4において、この熱処理炉は、上下方向に複数段(二段)設けられた仕切部材107a,107bを備えていて、これら仕切部材107a,107bそれぞれは、搬送路R1,R2,R3に存在するワークWよりも上方及び下方の内の少なくとも一方に設けられ、加熱室9を上下方向にほぼ完全に区画している仕切板からなる。すなわち、上段の搬送路R1と中段の搬送路R2との間に、第一の仕切板25aが設けられていて、中段の搬送路R2と下段の搬送路R3との間に、第二の仕切板25bが設けられている。
これら仕切板25a,25bは、炉本体1の左側壁13aから右側壁13bにわたって左右方向に設けられていて、さらに、炉本体1の前壁14から後壁15にわたって前後方向に設けられていて、仕切板25a,25bは、平面的に見て加熱室9の内周輪郭をほぼ完全に区画し得る形状を有している。
この仕切107a,107bによれば、加熱室9を搬送路R1,R2,R3毎に、つまり上下方向に三段に仕切ることができ、上下の搬送路R1,R2,R3の間でガスが混ざり合うことを防ぐことができる。
以上の前記各実施形態の熱処理炉によれば、ハースローラからなる搬送部31,32,33が単一の加熱室9に上下方向三段に分かれて設けられていて、当該搬送部31,32,33によって各段でワークWを水平方向に搬送する構成が得られる。このため、加熱室9の上下方向の三段でワークWを搬送しながら処理することができる。
そして、仕切部材7a,7b,7c(107a,107b)が、単一の加熱室9を搬送路R1,R2,R3毎に上下方向の三段に仕切ることから、三段の搬送路R1,R2,R3の間でガスが混ざり合うことを防ぐことができる。
そして、仕切部材7a,7b,7c(107a,107b)によって加熱室9が上下方向に仕切られていても、調整装置8a,8b,8cは、炉内環境を段毎に調整するので、各段で被処理物に対して所望の熱処理を行うことが可能となる。この結果、所望の品質を有する被処理物を大量に得ることができる。
また、搬送路が複数段設けられているので、多くのワークWを処理することができ、しかも、断熱性を有する厚い壁部材は、炉本体1を構成する外壁部材として利用されているのみであり、築造コストの低減が可能となる。なお、仮に、一段の炉本体を三段(複数段)積みにすると、段毎に炉床と炉天井との断熱材を有する構成となるために、断熱層が厚くなり、炉本体全体が巨大となってしまう。また、一段炉の炉本体を三段(複数段)積みにすると、熱放散面積が多くなり、エネルギコストが増すという問題点がある。
しかし、本発明によれば、断熱性が高く厚い中間壁部材が段毎に存在していないので、炉本体1の巨大化を防ぐことができ、また、一段炉の炉本体を三段(複数段)積みにする構成よりも熱放散面積が少なくなることから、前記問題点の発生を防ぐことが可能である。
また、本発明の熱処理装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。例えば、前記実施形態では、ハースローラからなる搬送部を三段設けた場合を説明したが、二段又は四段以上であってもよい。
前記各搬送路ではワークが三列となって搬送される場合を説明したが、一列であってもよい。前記実施形態では、ヒータは、ワークの上方及び下方に設けられている場合を説明したが、さらに側方に設けられていてもよい。
図1では、パージ室を有する中間装置3,5を有している場合を説明したが、これら中間装置3,5を省略することで、本発明の熱処理炉を大気雰囲気炉とすることもできる。
また、被処理物としては、金属部材、粉体、金属板、硝子板、その他の基板等があり、これにトレイを使用するか否か、更にワークの間隔をあけるか否かの搬送上の要求が加わるが、これらの要求に柔軟に対応すべく、前記第一及び第二の実施形態から適宜最適の選択が可能である。
また、前記実施形態では、調整装置8a,8b,8cが備えている制御装置37a,37b,37cが、炉内の温度及びガス雰囲気の双方の制御を行う場合を説明したが、それぞれ異なる制御装置によって行ってもよい。
1:炉本体、 7a,7b,7c:仕切部材、 107a,107b:仕切部材、 8a,8b,8c:調整装置、 9:加熱室、 10:炉壁、 18:エジェクタ、 21a,22a:部分仕切部、 21b,22b:部分仕切部、 21c,22c:部分仕切部、 25a,25b:仕切板、 31:上段の搬送部、 32:中段の搬送部、 33:下段の搬送部、 35a,35b,35c,35d:ヒータ、 36a,36b,36c:温度検出器、 37a,37b,37c:制御装置、 41a,41b,41c:ガス導入口(ガス導入部)、 42a,42b,42c:ガス排気口(ガス排気部)、 R1:上段の搬送路、 R2:中段の搬送路、 R3:下段の搬送路、 W:ワーク

Claims (6)

  1. 断熱性を有する炉壁に囲まれることにより炉内に単一の加熱室が形成されている炉本体と、
    前記単一の加熱室に上下方向に複数段設けられ各段でワークを水平方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって前記ワークが搬送される搬送路毎に前記加熱室を上下方向複数段に仕切る仕切部材と、
    前記仕切部材によって仕切られた段毎に炉内環境を調整する調整装置と、
    を備えていることを特徴とする熱処理炉。
  2. 前記仕切部材は、前記ワークの搬送方向に直交する前記ワークの左右側方それぞれに配置され、当該ワークが両者の間を通過する左右の部分仕切部からなる請求項1に記載の熱処理炉。
  3. 前記仕切部材は、前記搬送路に存在する前記ワークよりも上方及び下方の内の少なくとも一方に設けられ、前記加熱室を上下方向にほぼ完全に区画している仕切板からなる請求項1に記載の熱処理炉。
  4. 前記調整装置は、前記路本体内のガスを段毎で加熱するヒータと、当該段毎の温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器の検出結果に基づいて前記ヒータを段毎で制御する制御装置とを有している請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱処理炉。
  5. 前記調整装置は、前記路本体内の段毎にガスを供給するガス導入部と、当該各段のガスを排気するガス排気部と、前記ガス導入部からのガスの導入及び前記ガス排気部からのガスの排気を制御する制御装置とを有している請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱処理炉。
  6. 前記調整装置は、前記路本体内の段毎のガスの排気流量を調整するエジェクタと、当該段毎の圧力を検出する圧力計とを更に備え、前記制御装置は、前記圧力計の検出結果に基づいて前記エジェクタを前記段毎で制御する請求項5に記載の熱処理炉。
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