JP2010540741A - 接着材料 - Google Patents

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Abstract

接着材料は、破裂可能な容器及び湿気硬化性組成物を含む。破裂可能な容器は被包化された空洞を規定している。湿気硬化性組成物は被包化された空洞内に配置されている。湿気硬化性組成物は、イソシアネート成分とイソシアネートに対して反応性を有する成分との反応生成物を含むプレポリマーを含んでいる。湿気硬化性組成物は触媒成分及び酸ハライド成分を含んでいる。接着材料は、様々な工業で使用することができ、様々な用途、例えば、商業用、工業用及び居住用建物の建築及び改築に使用することができる。
【選択図】なし

Description

関連出願のクロスリファレンス
この出願は、2007年10月3日出願の仮の米国特許出願No.60/977167による利益を要求している。またこの内容は全てこの中に取り込まれている。
本発明は一般に接着材料(adhesive article)に関し、特に、破裂可能な容器、及びその中に配置された湿気硬化性組成物を含む接着材料に関する。
接着材料は、居住用建物を建築及び改築している間に使用することができる。特に、接着材料は、2個以上の建築要素間を結合させる役目を担う。従来の接着材料としては、屡々、圧力分配カートリッジ装置(例えばコーキングで使用されるもの)、又は破裂可能な容器(加圧により破壊する容器;例えばガラス製薬瓶)と、その中に配置される接着剤組成物(例えば液状シアノアクリレート接着剤)とからなるものが挙げられる。このような接着材料の使用の1例として、家の建築中に、接着材料を床用根太の頂上に配置する。次に、1片の床材又は床の下張り材をその床用根太の頂上に置き、接着材料をその間に配置させる、即ち、床用根太と床材片の間にサンドイッチ状態となるように配置させる。床材片の重量、歩行者の重量のため、或いは爪(釘状の物)などの留め具(ファスナー)の貫通のために、接着材料は破裂し、接着剤成分が流れ出す。接着剤成分は空気に触れて硬化し、床材片と床用根太が結合する。建築要素を更に結合するために、建築おいて公知の他の留め具(例えば、ねじ、爪)を複数の建築要素に貫通させる。
しかしながら、前述の接着材料には、1個以上の欠点がある。特に、接着材料中の接着剤組成物が製造中、取り扱い中、使用中において、時期尚早であるのに硬化し、接着材料には短い保管寿命及び安定性の問題があり、そして、従来の接着材料を使用した場合、接着強度の問題がある。早すぎる硬化は、コーキングガンで施された接着剤組成物において特に問題である。例えば、このような接着剤組成物がビーズとして床用根太に施され、ビーズ上に床材片を置く前にしばらく放置した場合、そのビーズ(今硬化した)により、床用根太上の床材が平坦でなくなったり、斜めになったりする可能性がある。さらに、接着材料の多くは均一に破裂しないので、接着剤組成物の良好に分布せず、接着材料による全体の接着強度を低下させる。
従って、優れた接着強度をもたらし且つ優れた保管寿命及び安定性を有する接着材料を提供する必要がある。また、優れた破裂特性、優れた分布(分配)特性、及びその中の接着剤組成物の優れた保護特性を備えた接着材料、特に、破裂可能な容器をも提供する必要がある。さらに、製造し、船等で輸送し、保管し、及び取り扱うことが容易な接着材料を提供する必要がある。
本発明は、接着材料を提供するものである。接着材料は破裂可能な容器を含んでいる。破裂可能な容器は被包化された空洞を規定している。湿気硬化性組成物は被包化された空洞内に配置されている。湿気硬化性組成物は、i)イソシアネート成分とイソシアネートに対して反応性を有する成分との反応生成物を含んでいる。湿気硬化性組成物は、さらに触媒成分、及び酸ハライド成分を含んでいる。
本発明の接着材料は破裂可能な容器とその中の湿気硬化性組成物との独特の組み合わせを提供する。接着材料は、優れた保管寿命及び安定性を有し、そして製造し、輸送し、保管し、及び取り扱うことが容易なものである。特定の実施態様では、破裂可能な容器は、湿気硬化性組成物を湿気から保護しており、接着材料の使用者を湿気硬化性組成物から保護している。さらに、酸ハライド成分は、湿気硬化性組成物と湿気(即ち、水)との早すぎる反応を防止し、硬化後に優れた接着強度を付与できる能力を備えた湿気硬化性組成物を与える。特定の実施態様では、破裂可能な容器の継ぎ目は加圧により破裂し、湿気硬化性組成物の均一な分配(分布)を促進し、優れた接着強度もたらす。
本発明の他の利点は容易に理解されるであろうし、同様に、図面と共に考慮される以下の詳細な説明を参照することにより良く理解される
図1は、本発明の一連の接着材料の部分斜視図である。 図2は、図1の2−2線に沿った断面端面図である。 図3は、本発明の接着材料の別の態様の断面端面図である。 図4は、本発明の接着材料の別の態様の断面端面図である。 図5は、一対の床用根太の頂上に配置された本発明の一連の接着材料の斜視図である。 図6は、ポーチ(袋)内に部分配置された一連の接着材料の斜視図である。 図7は、バケツ内に部分配置された一連の接着材料の斜視図である。
図(但し、以下の図では同じ番号は同じ部分を示している)を参照すると、接着材料は図1〜7では一般に20で示されている。接着材料20(以後、材料20と呼ぶ)は、様々な工業で使用され、また様々な用途に使用され得る。材料20は、1つの基材と他の基材との接着を含むどのような接着用途にも使用することができると考えられる。例えば、材料20は、航空宇宙用途、電気/電子用途、電化製品用途、自動車OEM用途、織物用途、履物用途、包装用途、建築物用途、消費者向け用途、研磨材用途、製本用途、家具用途、感圧用途、一次木材接着用途、及び他の不可逆接着用途に使用することができる。本発明の材料20は、特に、商業用、工業用及び居住用建物の建築及び改築に有用である。それは、材料20による優れた接着強度、及び以下に詳細に述べる材料20による他の物理的性質のためである。例えば、図5に示されているように、材料20は床用根太40上で使用することができ、以下で更に詳細に述べる。
材料20は、破裂可能な容器22及びその中に配置された湿気硬化性組成物24を含んでいる。破裂可能な容器22は、被包化された空洞26を規定している。図2〜図4に最良の形態で示されているように、湿気硬化性組成物24は被包化された空洞26内に配置されている。典型的には、湿気硬化性組成物24は実質的に被包化された空洞26内を満たしている;しかしながら、いくらかの空間が被包化された空洞26内に残っていてもよい;例えば頭部空間(例、空気泡)。
1実施態様においては、図2〜図4に最良の形態で示されているように、破裂可能な容器22は、第1層30及び第1層30に対向する第2層32を含んでいる。この態様では、層30、32は、破裂可能な容器22の端部34(即ち、外側端部34)と被包化された空洞26との間に延びる外周部分33に沿って取り付けられている。しかしながら、他の実施態様では、そして上記で触れたように、破裂可能な容器22は2個以上の被包化された空洞26を規定しても良い(図示せず)。破裂可能な容器22は、典型的には、外側端部34の少なくとも一部で規定される少なくとも1つの継ぎ目36を含んでいる。継ぎ目36は、破裂可能な容器22上の他の場所に位置していてもよく、例えば第1層及び/又は第2層内でも良い。言い換えれば、継ぎ目36は、図2に最良の形態で示されているように、側−継ぎ目36aの少なくとの1つ、端部−継ぎ目、裏面−継ぎ目、又は先頭−継ぎ目、であっても良い(図示せず)。1実施態様において、図2に示すように、破裂可能な容器22は、2つの側−継ぎ目36aを含んでいる。この態様において、破裂可能な容器22は、一般に香辛料容器の配置(構造)を模倣している。別の実施態様において、図3に示すように、破裂可能な容器22は、1つの側−継ぎ目36aを含んでいる。特に、この態様では、破裂可能な容器22は、破裂可能な容器22の端部34と被包化された空洞26との間に延びる外周部分33に沿って取り付けられた単一の層(30及び32に指定された)を有する。この態様において、破裂可能な容器22は、一般にストロー包装紙の配置(構造)を模倣している。さらに別の実施態様において、図4に示すように、破裂可能な容器22は、2つの側−継ぎ目36aを含み、破裂可能な容器22の上層30は一般にドーム配置(構造)を有する。類似の実施態様(図示せず)では、破裂可能な容器22は、ただ1つの側−継ぎ目36aを含んでもよい。他の実施態様(図示せず)では、破裂可能な容器22は、3つ以上の側−継ぎ目36a、例えば、第1層30及び/又は第2層32に配置された、1つの側−継ぎ目、及び1つの継ぎ目又は複数の継ぎ目、を含んでも良い。
層30、32は、典型的には、プラスチック材料、2種以上のプラスチック材料の組み合わせ、又は2種以上のプラスチック材料と2種以上の無機材料の組み合わせから形成される。プラスチック材料は、ポリマー技術分野における公知のいかなるプラスチックをも含んでいる。典型的には、プラスチック材料は、湿気硬化性組成物24と相溶性のあるものが選択される。第1及び第2層30、32は、厚さが均一であっても良いし、或いは厚さは第1及び/又は第2層30、32の中で場所によって変化していても良い。1実施態様において、第1及び第2層30、32の少なくとも1つの少なくとも1領域の厚さが、その領域の層30、32の破裂を容易にするために低減されている。この態様において、厚さの低減は、エアバッグカバーを作製する際に使用される方法に類似した方法で、層30、32に筋(刻み)を付けること、流延(又は注型)すること、或いは成形することにより達成することができ、層30、32の破裂の容易性を促進する。
1実施態様において、プラスチック材料としては熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーを挙げることができる。TPUは一般にブロックコポリマーである。TPUはジイソシアネート、ポリオール及び鎖延長剤としての短鎖ジオール(例、1,4−ブタンジオール)から形成することができる。ジイソシアネートは、一般に芳香族及び/又は脂肪族イソシアネートである。通常用いられる例としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、例えばLupranate(登録商標)M(BASFコーポレーション製)を挙げることができる。ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、例えばポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)(例、BASFコーポレーション製のpolyTHFs);ポリエステルポリオール;及び/又はポリオール骨格にエーテル結合及びエステル結合の両方を有するポリオールを挙げることができる。最終用途の要求に基づいて、種々の添加剤を、TPU製造過程において加えることができる。適当な添加剤の例としては、ワックス、潤滑剤、UV添加剤、難燃剤等を挙げることができる。
一般に、TPUは優れた耐摩耗性、優れた機械的性質、及び良好な低温可とう性を有する。ポリエステルを基礎とするTPUは、一般に良好な耐薬品性を有し、ポリエーテルを基礎とするTPUは、一般に良好な微生物抵抗性及び耐加水分解性を有する。TPUは従来の押出成形又は注入成形法により加工することができ、種々の最終成形物、例えばフィルムを作製する。BASFコーポレーション製のElastollan 1185A10Vフィルムは、インフレーションフィルム成形又はフラットダイ押出成形法のいずれかにより加工された通常のグレードのTPUフィルムである。TPUは、他の通常のプラスチック材料(例、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等)に比べて比較的粘着性のある材料である。この問題に対処する1つの方法は、ワックス、潤滑剤、及び/又は無機フィラーを添加して、粘着性を低下させる。BASFコーポレーション製のElastollan WY09290及びWY09090は、この粘着性の問題に対処した特定のグレードのTPUフィルムである。これらの2つのグレードは本発明の破裂可能な容器22を形成するために特に有用である。
別の実施態様では、プラスチック材料としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(boPET)ポリエステル(例、Mylar(登録商標))を挙げることができる。他の実施態様では、プラスチック材料として、ポリオレフィン、例えばポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)を挙げることができる。本発明において、他の好適な材料としては、特に限定されるわけではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)コポリエステル、例えばDu Pont社製のHytrel、DSM社製のArtinel及びEastman社製のEasttar;メタロセンポリオレフィン(POE)、例えばExxonMobil社製のExact、Dow社製のFlexomer及びEngage;熱可塑性オレフィン(TPO)、例えばBasell社製のHi−fax、Sol−Vay社製のDexflex及びDexpro及びTeknor Apex社製のTelcar;スチレンブロックコポリマー(SBC)、例えばKraton社製のKraton、GLS社製のVersaflex及びDynaflex等;ポリ塩化ビニル(PVC);及び配合プラスチック材料、例えばSBC、SEBS、PVC、ポリオレフィン、TPO、ポリアミド、ABS等を配合したTPUを挙げることができる。特定の実施態様では、第1及び/又は第2層30、32は、第1及び/又は第2層30、32の中において、2つ以上の分離された補助層(sub-layers;例えば積層体)に存在する異なるプラスチック材料の組み合わせを含むことができる。他の実施態様では、上記で触れたように、第1及び/又は第2層30、32は、2種以上のプラスチック材料(複数のコポリマー、混合物又はブレンド)の混合物を含んでいる。側−継ぎ目36aを使用するもののような特定の実施態様では、破裂可能な容器22は、外側端部34をシールする接着剤の層(図示せず)を含むことができる。仮に使用される場合、接着剤は典型的には熱可塑性接着剤を含む。熱可塑性接着剤は、熱で活性化し、破裂可能な容器22の第1及び/又は第2層30、32を結合させる。
特定の実施態様において、層30、32の少なくとも1層は、可とう性を有する金属材料等の無機材料を含むことができる。可とう性を有する金属材料としては、例えばアルミニウム、蒸着又はめっき(液体堆積)されたアルミニウム、アルミニウム合金フォイル、又は蒸着又はめっき(液体堆積)された合金アルミニウムを挙げることができる。層30、32は、プラスチックがラミネートされた金属層、及び/又は金属化プラスチックを含むことができる。種々の材料、例えば湿気バリヤー及びめっき材料(例、酸化アルミニウム、クレー(clays)等)を、層30、32において使用しても良い。
1実施態様において、層30、32は共にTPUフィルムから形成されている。前述の態様において、層30、32は少し湿気が透過するかも知れない。破裂可能な容器22が破裂した場合、層30、32は、2個以上の目的物の間において接着材料20によりもたらされる接着強度を邪魔しないことが好ましい。特別な理論により拘束或いは限定されることはなく、TPUフィルムは有用である。なぜなら、TPUフィルムは湿気硬化性組成物24と化学的に類似しているからである(似たもの同士である)。TPUの適当なグレードは、ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーション社から市販されている。
特定の実施態様おいて、破裂可能な容器22を形成するためにTPUフィルムを用いるように、TPUエラストマーはポリエーテルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン、ポリエステルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン、及びこれらの組み合わせから選択される。基礎とするとは、TPUエラストマーの記載について上で記載及び例示したように、TPUエラストマーを形成する成分の少なくとも1種が、イソシアネートと反応する成分の一部として典型的にはポリエーテル及び/又はポリエステル(例、ポリエーテルポリオール及び/又はポリエステルポリオール)を含んでいることを意味する。
TPUエラストマーを用いる特定の実施態様において、TPUエラストマーのASTM D−412に従う極限引張強さは、典型的には約30〜約60MPa、より典型的には約34.5〜約52MPa、最も典型的には約34.5MPaである。使用した場合、熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−412に従う破断点伸びは、約450〜約600%、より典型的には約500〜約570%、最も典型的には500%である。使用した場合、熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−624 Die Cに従う引裂強度は、典型的には約75〜約125N/mm、より典型的には約88〜約114N/mm、最も典型的には約101〜約114N/mmである。前述の態様では、上記TPUエラストマーの物理的性質は、それから形成される破裂可能な容器22に類似した性質を付与し、このことは湿気硬化性組成物24の保護及び材料20の堅牢性に有用である。
本発明における好適なプラスチック材料の他の例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、酢酸セルロース(CA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリスチレン(PS)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。破裂可能な容器22は上述のプラスチック材料の2種以上の組み合わせを含んでいても良い。破裂可能な容器22のプラスチック材料は、使用される湿気硬化性組成物24の種類に基づいて選択することができる。この点については以下に更に述べる。
層30、32は、相互に同一であっても、異なっていても良い。例えば、第1層30は第2層32の厚さより小さい或いは大きい厚さを有していても良く、及び/又は異なる材料から形成されていても良い。典型的には、層30、32は、それぞれ、約0.1〜約10ミル(mil)、より典型的には約1〜約5ミル、最も典型的には約1.5〜約3.5ミルの厚さを有する。厚さは、層30、32の材料の強度、***体(容器)のサイズ、要求される化学バリヤーの程度、及び材料20の最終用途の基づき調整される他のファクターに、従って選択される。1実施態様において、図3に最良の形態として示すように、層30、32は、同じプラスチック材料から形成され、即ち、層30、32は、実際1枚のシートから形成され、破裂可能な容器22は単一である。他の実施態様では(図示せず)、破裂可能な容器22は2つ以上の最初は別個の層30、32、例えばTPUの層とboPETの層、から形成される。層30、32は、種々の方法及び/又は装置により結合されて一緒になるが、この種々の方法及び/又は装置は、材料20を作製するために使用される種々の方法及び/又は装置によって決まる。この点については以下において更に述べる。層30、32は、典型的には、外側端部34の少なくとも1部に沿って加熱により取り付けられる;しかしながら、層30、32はまた、そうではなく、接着剤の付与、超音波エネルギーの付与、及び/又は圧力により取り付けても良い。使用される場合、外側端部34に取り付けるための好適な接着剤は、IR光、UV光及び/又はエネルギー源の付与により硬化可能な接着剤であるが、これらに限定されるものではない。他の従来の接着剤としては、例えばワックスを用いることができる。層30、32は、可とう性を有し且つ湿気硬化性組成物24を保護する材料20をもたらす。特に、更に詳述する特定の実施態様において、破裂可能な容器22は、湿気硬化性組成物24が湿気に触れることを防止し、即ち、破裂可能な容器22は、湿気硬化性組成物24の使用前の早すぎる硬化を防ぐための蒸気バリヤーとして働く。特定の実施態様において、破裂可能な容器22はUV光及び/又は可視光バリヤーとして働く。さらに、破裂可能な容器22は、材料20の使用者をその中の湿気硬化性組成物24から守っている。
“破裂可能な(rupturable)”とは、破裂可能な容器22が加圧により破裂することを意味する。言い換えれば、破裂可能な容器22は、種々の大きさの圧力により破裂(即ちburst)することができる。例えば、破裂可能な容器22は、建築要素(例、床パネル)の重量下に、使用者(例、請負業者)の重量下に破裂することができ、或いは破裂可能な容器22に打ちつける留め具(即ち、貫通)により破裂することができる。このような留め具の例としては、爪(釘状の物)、ステイブル(stable)、及びねじを挙げることができる。留め具は、通常、建築物及び改築物に使用されるので、材料20は、特に、その材料20を1個以上の留め具でさして破裂させ、湿気硬化性組成物24が周囲の環境に触れることを促進する(例えば、湿気硬化性組成物24が湿気に触れることを促進する)ような使用に合うようにされている。湿気硬化性組成物24が硬化のために周囲の環境に触れることを保証だけでなく、建築要素上での留め具の擦り合いから生ずるきしみを最小にすることも保証している。特に、湿気硬化性組成物24は、留め具の少なくとも1部をカプセル化し(包み)、建築要素上での留め具の擦り合い及びきしみを防止することができる。破裂可能な容器22は、圧力を受けた場合1個以上の位置で破裂し得ることが好ましい。例えば、破裂可能な容器22は、層30、32の1層又は両方の層において1個以上の地点(例えば、留め具でさした複数地点)で破裂することができる;或いは外側端部34に沿った1個以上の地点(即ち、材料20の最上を歩く請負業者の重力の地点等の継ぎ目36)で破裂することができる。継ぎ目(縫い目)36又は複数の継ぎ目36は、破裂可能な容器22が破裂した時に、湿気硬化性組成物24を均一に分布させるのに特に有用である。
材料20は、様々な圧力の付与により破裂することができる。即ち、材料20は様々な破裂強度を有し得る。材料20は、典型的には、約1〜約50ポンド/インチ(psi)、更に典型的には約5〜約35ポンド/インチ(psi)の破壊強度を有する。材料20の強度は、破裂可能な容器22の配置(構造)、即ち、継ぎ目36又は複数の継ぎ目36の形状の数及び層30、32の材料に依存して変化すると考えられる。湿気硬化性組成物24が硬化した後、材料20は、2個以上の目的物(例えば、建築要素)間の接着強度を、典型的には約25〜約250psi、より典型的には約50〜約200psi、最も典型的には約50〜約150psiの範囲にすることができる。破裂可能な容器22が破裂した後、湿気硬化性組成物24の硬化時間は典型的には約12〜48時間、より典型的には約12〜36時間、最も典型的には約12〜24時間である。「硬化時間」は、湿気硬化性組成物24が硬化して、十分な接着強度を有する2個以上の目的物を含む接着体をもたらす時間を意味している。
図1及び図5〜7を参照すると、一連の材料20は、連続鎖28の形態、特に末端−末端連結配置、で連結され得る。連続鎖28は、包装業界の熟練技術者に公知の包装方法及び/又は装置(例えば、香辛料又はストローの包装に使用される方法)を用いることによって作製することができる。例えば、材料20の作製方法に1つにおいて、プラスチック材料シート(例、TPUフィルム)が包装装置に送り込まれ、湿気硬化性組成物24がシート上に供給され、そしてそのシートがそれ自体の上で巻かれ、縦軸端部に沿ってヒートシールされ、破裂可能な容器22と継ぎ目36aが形成される。それから、破裂可能な容器22はヒートシールされ、一連の側端部に沿って部分的に穴があけられ、材料20のそれぞれを規定し、連続鎖28を形成する;適宜、追加の継ぎ目36(例、末端継ぎ目)を形成する。材料20を作製する1方法を上述したが、本発明は、材料20を作製するいかなる方法にも限定されるものではない。
図1に最良の形態を示すように、連続鎖28の状態の材料20は側端部38(幻影(phantom)で示される)に沿って部分的に穴があけられていても良い。側端部38は、個々の接着材料を連続鎖28から裂くことができるように、或いは2個以上の接着材料を連続鎖28から裂くことができるように設けられている。側端部38はまた、1個以上の継ぎ目36(例、末端継ぎ目)も規定している。連続鎖28は、側端部で38裂くことにより開けられ、湿気硬化性組成物24が使用可能となる。例えば、連続鎖28は、側端部38で破られて開けられ、湿気硬化性組成物24が破裂可能な容器22から絞り出される。別の実施態様では(図示せず)、一連の材料20はマトリックス状に繋がっている(即ち、末端同士配列又は隣り合う配列)。例えば、4個の材料20が2個ずつのマトリックスで一緒に繋がることができ、8個の材料20が2個×4個のマトリックスで一緒に繋がることができる。この態様では、マトリックスの材料20はまた側端部38に沿って部分的に穴があけられていても良い。継ぎ目36の数を増やすことにより、破裂可能な容器22、例えば連続鎖28の破裂可能な容器22が破裂した時、湿気硬化性組成物24の分布(分配)が広がる。破裂可能な容器22の配置は、破裂可能な容器22の破裂時における湿気硬化性組成物24の分布の制御を柔軟に行うことを可能にすると考えられる。例えば、多くのより小さな容器22を、実際には、連続鎖28の余剰部分に形成して、湿気硬化性組成物24の均一な分布を可能にすることもできる。
材料20は、典型的には、建築要素の少なくとも1つの寸法又は面積(例えば、床用根太の幅)を模倣するように設計される。例えば、破裂可能な容器22は、幅を約2インチにすることができる。図1に示すように、破裂可能な容器22は矩形状である。図3に最良の形態で示すように、破裂可能な容器22は床用根太40の幅より小さく、それは破裂可能な容器22が継ぎ目36に沿って破裂した場合、湿気硬化性組成物24の均一分布を容易にすることができる。破裂可能な容器22のいくつかの可能な配置は図で示され、この中に例示されているが、破裂可能な容器22は、他のサイズ、形状及び配置に設計しても良い。例えば、破裂可能な容器22は、ブリスター・パック、壊れやすいカプセル等の形状でも良い。別の例として、破裂可能な容器22は、幅Wに対する長さLの比が約1:1〜約12:1(L:W)を有することができる。長さL及び/又は幅Wの縮小は、破裂可能な容器22、例えば連続鎖28の破裂可能な容器22が破裂した場合、比較的長い長さL及び/又は比較的広い幅Wに比べて、一般に、湿気硬化性組成物24の均一な分布を向上させる。
湿気硬化性組成物24は、イソシアネート成分とイソシアネートに対して反応性の成分との反応生成物を含むプレポリマーを含んでいる。さらに、湿気硬化性組成物24は、触媒成分及び酸ハライド成分を含んでいる。湿気硬化性組成物24(以下組成物24と呼ぶ)は、以下に詳細に記載する。1実施態様において、破裂可能な容器22の層30、32はTPUフィルムから形成され、組成物24は被被包化された空洞26内に配置されている。
イソシアネート成分は、典型的には、2個以上の官能基(2個以上のNCO官能基)を有する有機ポリイソシアネートである。本発明における、好適な有機ポリイソシアネートは、従来の脂肪族、脂環式、アリール脂肪族(araliphatic)及び芳香族イソシアネートであるが、これらに限定されるものではない。
特定の実施態様において、イソシアネート成分は、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDIs)及びジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー(pMDIs)及びこれらの組み合わせから選択される。1実施態様において、イソシアネート成分はpMDI及びMDIを含んでいる。この態様は、湿気硬化後の組成物24の架橋密度を増大させるのに有用であり、このため2個以上の目的物間で組成物24が硬化後、2個以上の目的物間の優れた接着強度をもたらす。pMDI及びMDIは、典型的には、約1:1〜約3:1、さらに典型的には、約1:1〜約2:1の質量比(pMDI:MDI)で、イソシアネート成分中に存在する。pMDI及びMDIを有する態様を用いる場合、pMDI及びMDIを一緒に又は個々に加えてプレポリマーそれ故組成物24を作製することが好ましい。本発明では、他の好適なイソシアネートの例として、トルエンジイソシアネート(TDIs)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDIs)、イソホロンジイソシアネート(IPDs)及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
別の実施態様において、イソシアネート成分はイソシアネート末端プレポリマーである。イソシアネート末端プレポリマーは、イソシアネートとポリオール及び/又はポリアミンとの反応生成物である。イソシアネートは、ポリウレタン業界における熟練技術者に公知のどのようなイソシアネート(例、前述の有機ポリイソシアネートの1種)でも使用することができる。イソシアネート末端プレポリマーを作製するために使用する場合、ポリオールは、典型的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、グリセロール、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、バイオポリオール(例、大豆油、ひまし油、大豆タンパク、菜種油等)及びこれらの組み合わせから選択される。イソシアネート末端プレポリマーを作製するために使用する場合、ポリアミンは、典型的には、エチレンジアミン、トルエンジアミン、ジアミノジフェニルメタン及びポリメチレンポリフェニレンポリアミン、アミノアルコール及びこれらの組み合わせから選択される。好適なアミノアルコールの例としてはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
本発明における、好適なイソシアネート成分の特定の例として、LUPRANATE(登録商標)M、LUPRANATE(登録商標)ME、LUPRANATE(登録商標)MI、及びLUPRANATE(登録商標)M20S(以上はニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーションから市販されている)を挙げることができる。典型的には、イソシアネート成分は、100質量部の組成物24に対して、約25〜約60質量部、更に典型的には約30〜約50質量部、最も典型的には約35〜約45質量部の量で存在している。イソシアネート成分は前述のイソシアネート及びイソシアネートプレポリマーのどのような組み合わせ、或いはイソシアネート及びイソシアネートプレポリマーの2種以上を含むものであっても良い。
イソシアネートに対して反応性を有する成分は、一般に、イソシアネート成分と反応する1個以上の官能基(例、ヒドロキシル官能基、アミン官能基、及び/又はアミド官能基)を有する。本発明では、好適なイソシアネートに対して反応性を有する成分の例としては、アルコール、アミン及びアミドを挙げることができる。イソシアネートに対して反応性を有する成分は、典型的には、約2〜約8の名目(nominal)官能価、更に典型的には約2〜約6の名目官能価を有する。「名目官能価」は、製造後のイソシアネートに対して反応性を有する成分の実際の官能価ではなく、出発分子の官能価に基づくものであることを意味する。如何なる理論に限定されることなく、より高い名目官能価(即ち、約3以上の名目官能価)が、湿気硬化後の組成物24の架橋密度の増大に有用であり、このため2個以上の目的物間で組成物24が硬化した後、2個以上の目的物間に優れた接着強度をもたらすと考えられる。典型的には、イソシアネートに対して反応性を有する成分は、約25〜約300mgKOH/gmの水酸基価、より典型的には約25〜約100mgKOH/gmの水酸基価、最も典型的には約25〜約80mgKOH/gmの水酸基価を有する。より低い水酸基価のポリオールは、より高い水酸基価のポリオールより、脆性の低い組成物24をもたらすと考えられる。
1実施態様において、イソシアネートに対して反応性を有する成分は、イソシアネート成分と反応する少なくとも2個のヒドロキシル官能基を有するポリオールを含んでいる。このポリオールは前述のポリオールと同じでも異なっていても良い。イソシアネートに対して反応性を有する成分としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール及びこれらの組み合わせを挙げることができる。さらに、ポリオールは、脂肪族ポリオール、脂環式ポリオール、芳香族ポリオール、複素環ポリオール、及びこれらの組み合わせから選択することができるが、これらに限定されるものではない。特に好適なポリオールの例は、プロピレングリコール、スクロース開始ポリオール、スクロース/グリセリン開始ポリオール、トリメチロールプロパン開始ポリオール、バイオポリオール、及びこれらの組み合わせから選択することができるが、これらに限定されるものではない。1実施態様において、イソシアネート成分がpMDI及びMDIを含む場合、イソシアネートに対して反応性を有する成分は、典型的には、イソシアネート成分と反応する少なくとも2個のヒドロキシル官能基を有するポリオールを含んでいる。この態様において、pMDIは、典型的には、イソシアネート成分中においてMDIに比べて過剰に存在している。例えば、その質量比(pMDI:MDI)は、約1.25:1またはこれより大きい。如何なる特定理論に限定されることなく、イソシアネート成分と反応する少なくとも2個のヒドロキシル官能基を有することが、2個以上の目的物の間で組成物24が硬化した後に、2個以上の目的物の間での優れた接着強度を得るのに有用である。
特定の1実施態様において、イソシアネートに対して反応性を有する成分は、ポリプロピレングリコールを含んでいる。この態様において、ポリプロピレングリコールは、典型的には、約50〜約60mgKOH/gmの水酸基価を有している。特に好適なポリプロピレングリコールの例は、約2の名目官能価を有し、約53.4〜約58.6mgKOH/gmの水酸基価を有するものであり、ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーションから市販されている。如何なる特定理論に限定されることなく、上述の特定のポリプロピレングリコールの上記名目官能価と水酸基価は、湿気と反応、硬化後に優れた可とう性を備えた組成物24をもたらすと考えられる。このような組成物24は、例えば、材料20を接着に使用する建築要素の膨張及び収縮を補償するのに有用である。典型的には、イソシアネートに対して反応性を有する成分は、100質量部の組成物24に対して、約35〜約75質量部、より典型的には約45〜約65質量部、最も典型的には約50〜65質量部の量で存在する。イソシアネートに対して反応性を有する成分は、上述のイソシアネートに対して反応性を有する成分の2種以上の組み合わせであっても良く、例えば2種以上の異なるポリオールであっても良い。
イソシアネート成分及びイソシアネートに対して反応性を有する成分は、典型的には、イソシアネートに対して反応性を有する成分に対するイソシアネート成分の比が約15〜約2、更に典型的には約10〜約2、最も典型的には約8〜約2となる量で反応させ、プレポリマーを得る。プレポリマーは組成物24の作製前に作製することができ、及び/又は組成物24作製しながら作製することができ、好ましい。言い換えれば、イソシアネート成分及びイソシアネートに対して反応性を有する成分は、組成物24の形成前及び/又は形成中に反応させることができる。
触媒成分は、イソシアネートに対して反応性を有する成分とイソシアネート成分との反応に触媒作用を示し、プレポリマーを形成し、そして更に、破裂可能な容器22が破裂した時に、組成物24と湿気との反応に触媒作用を示す。1実施態様において、触媒成分は有機金属触媒である。この態様では、触媒成分は、限定されないが、典型的には、少なくとも1種の、スズ、鉄、鉛、ビスマス、水銀、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、及びこれらの組み合わせを含んでいる。
1実施態様において、触媒成分は、スズ触媒を含む。本発明において、好適なスズ触媒としては、有機カルボン酸のスズ(II)塩(例、スズ(II)アセテート、スズ(II)オクトエート、スズ(II)エチルヘキサノエート及びスズ(II)ラウレート)を挙げることができる。1実施態様において、有機金属触媒は、ジブチルスズラウレートを含んでおり、ジブチルスズラウレートは有機カルボン酸のジアルキルスズ(IV)である。本発明において、好適な有機金属触媒の特に好適な例としては、DABCO(登録商標)T−12、ジブチルスズラウレート(ペンシルバニア州のアレンタウンにあるAir Products and Chemicals社から市販されている)を挙げることができる。有機金属触媒は、有機カルボン酸の他のジアルキルスズ(IV)、例えばジブチルスズジアセテート、ジブチルスズマレート及びジオクチルスズジアセテートも包含する。
本発明において、他の好適な触媒の例としては、塩化鉄(II);塩化亜鉛;鉛オクトエート;トリス(ジアルキルアミノアルキル)−s−ヘキサヒドロトリアジン(例、N,N−ジメチルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジン);テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド(例、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド);アルカリ金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム);アルカリ金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド及びカリウムイソプロポキシド);及び炭素原子数10〜20及び/又は側OH官能基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩を挙げることができる。
さらに、本発明において、他の好適な触媒の例としては、特に、N,N,N−ジメチルアミノプロピルヘキサヒドロトリアジン、カリウム、カリウムアセテート、N,N,N−トリメチルイソプロピルアミン/フォーメート(formate)、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。好適な3量体触媒の特に好適な例は、POLYCAT(登録商標)41(ペンシルバニア州のアレンタウンにあるAir Products and Chemicals社から市販されている)である。
本発明において、他の好適な触媒の更なる例としては、特に第3級アミンであり、例えばジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエトキシエタノール、トリエチルアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N,N’,N’,N”−ペンタメチルジプロピレントリアミン、トリス(ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N−ジメチルピペラジン、テトラメチルイミノビス(プロピルアミン)、ジメチルベンジルアミン、トリメチルアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N−メチルピロリドン、N−メチルモリホリン、N−エチルモリホリン、ビス(2−ジメチルアミノ−エチル)エーテル、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン(DMCHA)、N,N,N’,N’,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、1,2−ジメチルイミダゾール、3−(ジメチルアミノ)プロピルイミダゾール、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。好適な第3級アミンの特に好適な例は、POLYCAT(登録商標)18及びPOLYCAT(登録商標)1058(共にペンシルバニア州のアレンタウンにあるAir Products and Chemicals社から市販されている)である。触媒組成物は、典型的には、100質量部の組成物24に対して、約0.01〜約2.5質量部、より典型的には約0.05〜約1質量部、最も典型的には約0.05〜約0.5質量部の量で存在している。触媒成分は、上記触媒の2種以上の組み合わせを含んでいても良く、好ましい。
酸ハライド(acid halide)成分は、一般に、プレポリマーの塩基中心を封鎖し、組成物24が湿気に触れた時の早すぎる反応/硬化を防止する。特に、組成物24が湿気に触れた際、水分子がプレポリマーのイソシアネート(NCO)官能基と反応してアミンカーボネートを形成する。このアミンカーボネートは分解してアミンをもたらす。特別な理論に限定されることなく、アミン基は更に反応して、事実上塩基性である生成物(例えば尿素)を形成すると考えられる。これらの塩基性生成物は、組成物24中の残留NCO官能基との更なら反応を促進するため、不安定の一因となる。酸ハライド成分これらの塩基性生成物と優先的に反応して組成物24を安定にする。組成物24を施す間、酸ハライド成分は、多数の水分子と組成物24中に存在する多数のNCO官能基との反応により形成されるアミン官能基に圧倒される。例えば、破裂可能な容器22は破裂して、過剰な湿気に触れる場合である。言い換えれば、酸ハライド成分は、過剰な水分子であふれた状態にあり、このためアミン官能基は、酸ハライド成分が完全に又は実質的に反応する(即ち消耗される)地点にもたらされる。この地点で、残留アミン官能基は、組成物24の残留NCO官能基と自由に反応し、従って架橋し、最終的には組成物24の硬化がもたらされる。組成物24の湿気との反応の前に、プレポリマーは、100質量部のプレポリマーに対して、遊離NCO官能基を、典型的には、少なくとも約5質量部、より典型的には約5〜約25質量部、最も典型的には約7.5〜約20質量部有する。当該熟練技術者は、遊離NCO官能基は、NCO官能基の一部とイソシアネートに対して反応性を有する成分との反応の後、イソシアネート成分に与えられる余剰のNCO官能基によって与えられることは理解している。
組成物24に存在する塩基中心の封鎖に加えて、特別な理論に繋がることなく或いは限定されることなく、酸ハライド成分はまた触媒成分を不動態化し、優れた保管寿命を有する組成物24をもたらすと考えられる。特に、酸ハライド成分は、組成物24のNCO官能基の触媒促進自己反応を阻害し、より高分子のオリゴマーの形成及びそれに伴う望まない粘度上昇及びNCO含有量の減少を防止する。酸ハライド成分が組成物24に存在する間、酸ハライド成分はより安定な組成物24をもたらし、なお組成物24の施与の間に湿気との適度な反応及び適度な硬化を可能にし、これにより2個以上の目的物間の優れた接着強度をもたらすと考えられる。
1実施態様において、酸ハライド成分はハロフォーメイト(haloformate)を含んでいる。この態様において、ハロフォーメイトは好ましくはジエチレングリコールビスクロロフォーメイト(当該技術分野では“DECF”とも呼ばれる)であり、これは多官能酸ハライドであり;しかしながら、他の多官能酸ハライドも酸ハライド成分として使用することができ、例えばマレイルクロリド、マノニルクロリド(manonyl chloride)、スクシニルクロリド、アジピルクロリド、イタコニルクロリド、ベンゼンジスルホニルクロリド、エチレングリコールビスクロロフォーメイト等を挙げることができ、好ましい。上述の態様において、ジエチレングリコールビスクロロフォーメイトが、酸ハライド成分に与えられる揮発特性のために好ましく、これはジエチレングリコールビスクロロフォーメイトの分子量のためと考えられる。特に、ジエチレングリコールビスクロロフォーメイトの分子量は、酸ハライド成分用の他のより低い分子量の酸ハライドに比較して、酸ハライド成分の揮発性をより低くすることができる。酸ハライド成分のより低い揮発性は、組成物24の製造コスト、それ故本発明の材料20の製造コストを低減させるのに有用である。
別の実施態様において、酸ハライド成分は、カルボン酸クロリドを含んでいる。好適なカルボン酸クロリドとしては、ベンゾイルクロリド、t−ブチルベンゾイルクロリド及びテトラフタロイルクロリドを挙げることができる。上述の態様において、好ましい酸クロリドとしては、比較的低揮発性のもの、例えばt−ブチルベンゾイルクロリド及びテトラフタロイルクロリドを挙げることができる。酸ハライド成分は、典型的には、100質量部の組成物24に対して、約0.005〜約1質量部、より典型的には約0.01〜約0.5質量部、最も典型的には約0.01〜約0.3質量部の量で存在している。酸ハライド成分は、上記酸ハライドの2種以上の組み合わせを含んでいても良く、好ましい。
触媒成分と酸ハライド成分は、組成物24中に、典型的には、その質量比(触媒:酸ハライド)が約1:1〜約4:1、より典型的には約1:1〜約3:1、最も典型的には約1:1〜約2:1となるように存在している。特定の実施態様では、触媒成分がジブチルスズラウレートで、酸ハライド成分がジエチレングリコールビスクロロフォーメイトであり、組成物24中に、上述の質量比(触媒:酸ハライド)で存在している。これらの態様では、酸ハライド成分は、組成物24が過剰量の湿気と触れる(例えば、破裂可能な容器22が破裂した時)までは、特に触媒成分を不動態化するために有用である。
組成物24は、プレポリマー、触媒成分及び酸ハライド成分を、任意の順序で混合することにより製造することができる。触媒成分及び/又は酸ハライド成分は、プレポリマー形成のための反応前、反応中又は反応後に、即ち、組成物24のプレポリマーを作製するためにイソシアネート成分をイソシアネートに対して反応性を有する成分に導入する前、導入中又は導入後に、組成物24を形成するために添加することができる。組成物24を作製する1実施態様において、プレポリマーは酸ハライド成分の存在下に形成され、次いで触媒成分が添加される。組成物24においては、そのASTM D2196に従う粘度が、典型的には、約2000〜約12000cP(25℃で)、より典型的には約2500〜約10000cP(25℃で)である。
上述のように、酸ハライド成分は、組成物24の早すぎる反応、特に、湿気との早すぎる反応を防止することができる。従って、本発明の組成物24と材料20は、長い保管寿命及び安定性を有し、そして製造、船等で輸送し、保管し、及び取り扱うことが容易である。特に、湿気が、製造中、及び組成物24及び/又は材料20の取り扱い中に存在している場合、酸ハライドが、組成物24中に存在するNCO官能基と湿気の反応により形成する塩基性成分を中和する。材料20は、典型的には少なくとも約6ヶ月の保管寿命を有する。
本発明の材料20は、様々な手段、典型的には、補助容器、例えば大型の、ドラム(ドラム缶)、クレート(枠箱)、箱、及びコンテナー、或いは小型の、キット、ペール、バケツ、箱、バケット及びコンテナー、により使用する消費者に提供することができる。一般に、補助容器は、破裂可能な容器22に比較して湿気硬化性組成物24に対してより優れた保護を付与する。特定の実施態様において、組成物24を使用するものである、材料20は、消費者が初めて材料20を使用する前に、湿気から保護されるので好ましい。材料20はまた、湿気による損失、溶剤の損失、圧力、UV−光及び/又は可視光から保護され得る。
材料20を保持し、保護する適当な補助容器の特定の1例を図6に最良の形態で示す。ポーチ(小袋)44には、種々の寸法、形状及び配置(構造)のものがある。ポーチ44は種々の材料、例えば、前述のプラスチック材料及び破裂可能な容器22の記載で例示したプラスチック材料の1種以上、から作製され得る。1実施態様において、ポーチ44は、金属化ポリエステルを含む1層以上の層から作製される。ポーチ44の1例として、ニューカレドニア州サンフォードのStatic Control Components社から販売されているDRI−SHIELD(登録商標)2000が挙げあれる。別の実施態様では、ポーチ44は、アルミフォイルの少なくとも1層及び構造材料(例、紙、PET、PP、PE、ナイロン等)の少なくとも1層を含むラミネートフィルムを含んでいる。ポーチ44のアルミフォイルの1層又は複数層の厚さは、材料20の所望の程度のバリヤー保護を得るために選択される。より優れたバリヤー機能は、少なくとも0.25ミルの厚さ、より典型的には少なくとも0.3ミルの厚さ、最も典型的には少なくとも0.35ミルの厚さを有するアルミニウムフォイルにより達成される。この種のポーチ44はニュージャージー州サドルブルックのBeacon Converters社から市販されている。多くの態様において、ポーチ44はまた、熱により活性化することによりフィルムの端部を結合させてポーチ44を形成するために、熱活性化シール材料を含む熱可塑性“シール”層を含んでいる。好適なシール材料の1例は線状の低密度ポリエチレン(LLDPE)である。他の例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)及びDuPont(登録商標)社製のSurlyn(登録商標)が挙げられる。ポーチ44だけでなく、他の補助容器を使用することができる。
1実施態様において、材料20は、使用中に1個以上の材料20をつかみ取り、使用するための開口部48を備えた、バケット46(例、図7に示されているような)又は箱に供給される。開口部は材料20の寿命を長くするために再シール可能とされている。バケット46又は箱は、中に乾燥剤を含んでいても良く、これにより補助容器内の環境湿気を吸収することができる。
一般に、消費者により材料20の保存中及び使用中に求められるより低いレベルの保護に比べて、長期の保管及び消費者への輸送中に材料20を湿気から保護するとのより高いレベルの保護が求められる。例えば、ポーチ44は拡散障壁保護を付与することができる。拡散障壁保護とは、消費者がポーチ44内の1個以上の材料20を最初に使用する前において実質的に不透過であることである。その後、ポーチ44は、1個以上の材料20の使用と次の使用との間において再シール可能である。再シールは例えばZiploc(登録商標)タイプのクロージャーが使用される(図示せず)。別の実施態様では、ポーチ44は、ポーチ44内の1個以上の材料20を最初に使用する前において“密閉”状態にあり、その後実質的に開放状態におかれる。例えば、上述のバケット46また箱は中に乾燥剤を含んでいる。この態様において、破裂可能な容器22の材料は、材料20の使用中における保護を提供する。
上述のように、材料20は、典型的には、建築(建造)の目的に使用される。特に、材料20は、接着目的、例えば2個以上の建築要素を接着するために使用される。材料20の使用可能な建築要素の例としては、トラス、床用根太40、屋根接合部、屋根の垂木、スタッド(間柱、縦枠)、及び建築業界の熟練技術者が公知の他の建築要素を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
材料20を用いる方法の特定の1実施態様において、床板42(例、補助床材(sub-flooring)42)を、建築プロジェクト中に床用根太40の上に置いても良い。図3に最良の形態で示すように、1個以上の材料20(例えば、連続鎖28)を床用根太40上に置く。その後、床板42を、床用根太40上に、材料20が床用根太40と床板42の間になるように、置く。破裂可能な容器22に圧力を付与し、加圧下に破裂させ、組成物24を周囲の環境に触れさせる。周囲の環境の湿気(例えば、空気中の水分及び/又は床板42中の水分)に触れた後、組成物24は硬化を開始し、床板42と床用根太40との間の接着結合を形成する。接着に加えて、材料20は、建築要素(例、床板42)のきしむ音及び/又はそりの発生の防止に有用でもあり得る。例えば、接着結合は、建築要素のクッションとして機能し得る。1実施態様において、材料20を表面に固定するために、感圧接着剤(PSA)の層を破裂可能な容器22の上に置いても良い。この態様は、特に、曲がった表面(例、屋根の根太、屋根の垂木及び壁のスタッド)に材料20を固定するのに有用である。PSAは接着剤業界で公知のどのようなものでも良い(例、シリコーンを基礎とする接着剤)。外周部分33は、材料20を表面に貼り付けるのに使用することもできる;例えば、材料20を保持するために釘状のもの(nail)を外周部分33に打つ。本発明は、材料20を特定の使用に限定するものではない。
本発明の接着材料を示す以下の実施例を記載するが、本発明を限定するものではない。
本発明の接着材料の破裂可能な容器内に配置される湿気硬化性組成物は、イソシアネート成分、イソシアネートに対して反応性を有する成分、触媒成分、及び酸ハライド成分を反応容器において混合することにより作製される。湿気硬化性組成物作製のための各成分の量及び種類は、以下の表1に示した。特に断らない限りは、全ての値は、反応前の質量に基づく湿気硬化性組成物100質量部に対する質量部である。
Figure 2010540741
イソシアネートAは、約2.7の名目官能価及び31.5%のNCO含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー(ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーション社製)である。
イソシアネートBは、約2の名目官能価及び33.5%のNCO含有量を有する純粋な4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー(ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーション社製)である。
イソシアネートに反応するAは、約50〜約60mgKOH/gのOH価及び約2000の名目分子量を有するポリプロピレングリコール(ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーション社製)である。
イソシアネートに反応するBは、約388〜約408mgKOH/gのOH価及び約400の名目分子量を有するトリオール(ニュージャージー州のフローラムパークのBASFコーポレーション社製)である。
酸ハライドは、ジエチレングリコールビスクロロフォーメイト(ペンシルベニア州ピッツバーグのPPG Industries社製)である。
触媒は、ジブチルスズラウレート(ペンシルベニア州アレンタウンのAir Products and Chemicals社製)である。
実施例3は、実施例3の100質量部に対して11.0のNCO基含有量及び5500cP(25℃)のASTM D2196に準拠する粘度を有する。実施例4は、実施例4の100質量部に対して15.3のNCO基含有量及び8900cP(25℃)のASTM D2196に準拠する粘度を有する。
実施例のそれぞれ、特に湿気硬化性組成物のそれぞれにおいては、TPUフィルム製の破裂可能な容器のそれぞれに湿気硬化性組成物を熱シールすることにより、破裂可能な容器内に配置して、材料を形成する。TPUフィルムはBASF Corporation製である。接着試験は、ASTM D1623に準拠して、材料に対して行う。各材料について、2つ用意し、それらを第1の配向性ストランドボード(OSB)片の頂部に置く。第2のOSB片を、材料と第1のOSB片の上に置く。これらのOSB片をクランプで一緒に固定し、OSB片の間に配置された材料を、湿気硬化性組成物がOSB片間で流れ出すように破裂させる。これらのOSB片は24時間クランプで固定される。
上記時間の経過後、クランプは外される;即ちOSB片から圧力が除去される。この試験方法のサンプルは2つの3”×3”OSBサンプルを含んでおり、これら2つのOSBサンプルは、まず比較接着剤で、次に本発明の湿気硬化性組成物で、相互に接着される。これらの接着剤及び組成物は全てTPUフィルム内にカプセル化されている。
それから、これらのサンプルは、ASTM D1623に記載の強力エポキシ接着剤を用いて、インストロン(INSTRON)に付属する金属クランプに接着される。その後、これらの試験片は、インストロンを用いて引き離し、欠陥、部分的欠陥(即ち、接着及び凝集欠陥の組み合わせ)、或いは凝集欠陥(即ち、OSBサンプルの欠陥で、接着剤/湿気硬化性組成物の欠陥ではない)について試験される。本発明の実施例のほとんど全てにおける部分的欠陥又は凝集欠陥は、本発明の材料の強度はOSB自体の強度より高いことを示している。
本発明の3つの追加実施例を作成する。材料は、前述のように2つのOSBに挟まれている。2つのOSB片を24時間クランプで一緒に固定される。この時間経過後、クランプは外される。次に、挟んだ2つのOSB片は試験プレートに接着される。引張接着強度の試験について、挟んだ2つのOSB片の上部の1つのOSB片は凝集力を有し、即ち上述の接着試験中に内部欠陥が生じる。挟んだ2つのOSB片の上部の両方のOSB片は部分欠陥を有する。全体として、本発明の材料の全ては、OSB片間において優れた接着強度を示し、材料によりもたらされる接着強度の不具合の前にOSB片の不具合がもたらされる。OSBの凝集欠陥は本発明の材料を用いる接着強度が様々な用途に適当であることを示している。
本発明の多くの変性及び変更は、上記技術を考慮すると可能である。そうでなければ、本発明は、本発明の特許請求の範囲内において、特定されている以外の方法で実施しても良い。
20 材料
22 破裂可能な容器
24 湿気硬化性組成物
26 被包化された空洞
28 連続鎖
30 第1層
32 第2層
34 (外側)端部
36 継ぎ目
36a 継ぎ目
38 側端部
40 床用根太
42 床板
44 ポーチ
46 バケット
48 開口部

Claims (43)

  1. A)被包化された空洞を規定する破裂可能な容器、及び
    B)被包化された空洞内に配置された湿気硬化性組成物
    を含む接着材料であって、
    湿気硬化性組成物が、
    i)イソシアネート成分とイソシアネートに対して反応性を有する成分との反応生成物を含むプレポリマー、
    ii)触媒成分、及び
    iii)酸ハライド成分を含むことを特徴とする接着材料。
  2. 酸ハライド成分iii)が、ハロフォーメイトを含む請求項1に記載の接着材料。
  3. ハロフォーメイトがジエチレングリコールビスクロロフォーメイトである請求項2に記載の接着材料。
  4. 酸ハライド成分iii)が、ベンゾイルハライドを含む請求項1に記載の接着材料。
  5. ベンゾイルハライドがt−ブチルベンゾイルクロリドである請求項4に記載の接着材料。
  6. 触媒成分ii)が有機金属触媒を含む請求項1に記載の接着材料。
  7. 有機金属触媒がジブチルスズジラウレートである請求項6に記載の接着材料。
  8. 触媒成分ii)と酸ハライド成分iii)が湿気硬化性組成物B)中に約1:1〜約4:1の質量比で存在している請求項1に記載の接着材料。
  9. 酸ハライド成分iii)が、ハロフォーメイトを含む請求項8に記載の接着材料。
  10. 触媒成分ii)が有機金属触媒を含む請求項9に記載の接着材料。
  11. イソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー、ジフェニルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらの組み合わせから選択される請求項1に記載の接着材料。
  12. イソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー(pMDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を含む請求項1に記載の接着材料。
  13. イソシアネートに対して反応性を有する成分が、イソシアネート成分と反応する少なくとも2個のヒドロキシル官能基を有するポリオールを含む請求項1に記載の接着材料。
  14. ポリオールがポリプロピレングリコールである請求項13に記載の接着材料。
  15. ポリプロピレングリコールが約50〜約60mgKOH/gmの水酸基価を有する請求項14に記載の接着材料。
  16. プレポリマーi)が、当該プレポリマー100質量部に対して少なくとも約5質量%の遊離NCO官能基含有量を有する請求項1に記載の接着材料。
  17. 湿気硬化性組成物B)のASTM D2196に従う25℃における粘度が、約5000〜約12000cPである請求項1に記載の接着材料。
  18. 破裂可能な容器A)が加圧下に破裂する請求項1に記載の接着材料。
  19. 破裂可能な容器A)が第1層及び第1層に対向する第2層を含み、且つこれらの層は、当該破裂可能な容器A)の端部と被包化された空洞との間に延びる外周部分に沿って取り付けられている請求項1に記載の接着材料。
  20. 破裂可能な容器A)が、当該破裂可能な容器A)の端部と被包化された空洞との間に延びる外周部分に沿って取り付けられた単一層を有する請求項1に記載の接着材料。
  21. 破裂可能な容器A)が、ポリエチレン、2軸配向ポリエチレンテレフタレートポリエステル、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートコポリエステル、メタロセンポリオレフィン、熱可塑性オレフィン、スチレンブロック共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、及びこれらの組み合わせから選択されるプラスチック材料から形成されている請求項1に記載の接着材料。
  22. 破裂可能な容器A)が、熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーから形成されている請求項1に記載の接着材料。
  23. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーが、ポリエーテルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン、ポリエステルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン及びこれらの組み合わせから選択される請求項22に記載の接着材料。
  24. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−412に従う極限引張強さが、約30〜約60MPaである請求項22に記載の接着材料。
  25. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−412に従う破断点伸びが、約450〜約600%である請求項22に記載の接着材料。
  26. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−624 Die Cに従う引裂強度が、約75〜約125N/mmである請求項22に記載の接着材料。
  27. 破裂可能な容器A)がTPUエラストマーを含むフィルムから形成されている請求項22に記載の接着材料。
  28. フィルムの厚さが約0.1〜約10ミルである請求項27に記載の接着材料。
  29. A)熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーを含むフィルムから形成された、被包化された空洞を規定する破裂可能な容器、及び
    B)被包化された空洞内に配置された湿気硬化性組成物
    を含む接着材料であって、
    湿気硬化性組成物が、
    i)ジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー(pMDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)及び少なくとも2個のヒドロキシル官能基を有するポリオールの反応生成物を含むプレポリマー、
    ii)有機金属触媒を含む触媒成分、及び
    iii)酸ハライド成分を含むことを特徴とする接着材料。
  30. 有機金属触媒と酸ハライド成分iii)が湿気硬化性組成物中に約1:1〜約4:1の質量比で存在している請求項29に記載の接着材料。
  31. 酸ハライド成分iii)が、ハロフォーメイトを含む請求項30に記載の接着材料。
  32. ハロフォーメイトがジエチレングリコールビスクロロフォーメイトである請求項31に記載の接着材料。
  33. 有機金属触媒がジブチルスズジラウレートである請求項30に記載の接着材料。
  34. ポリオールがポリプロピレングリコールである請求項29に記載の接着材料。
  35. ポリプロピレングリコールが約50〜約60mgKOH/gmの水酸基価を有する請求項34に記載の接着材料。
  36. 破裂可能な容器A)が加圧下に破裂する請求項30に記載の接着材料。
  37. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーが、ポリエーテルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン、ポリエステルを基礎とする熱可塑性ポリウレタン及びこれらの組み合わせから選択される請求項29に記載の接着材料。
  38. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−412に従う極限引張強さが、約30〜約60MPaである請求項29に記載の接着材料。
  39. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−412に従う破断点伸びが、約450〜約600%である請求項29に記載の接着材料。
  40. 熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストマーのASTM D−624 Die Cに従う引裂強度が、約75〜約125N/mmである請求項29に記載の接着材料。
  41. フィルムの厚さが約0.1〜約10ミルである請求項29に記載の接着材料。
  42. 破裂可能な容器A)が第1層及び第1層に対向する第2層を含み、且つこれらの層は、当該破裂可能な容器A)の端部と被包化された空洞との間に延びる外周部分に沿って取り付けられている請求項29に記載の接着材料。
  43. フィルムが、当該破裂可能な容器A)の端部と被包化された空洞との間に延びる外周部分に沿って取り付けられている請求項29に記載の接着材料。
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