JP2010540693A5

JP2010540693A5 -

Info

Publication number: JP2010540693A5
Application number: JP2010525761A
Authority: JP
Filing date: 2008-09-19
Publication date: 2011-09-22

Claims

ｉ）アクリル系樹脂、及びｉｉ）コアがゴム成分を含み、シェルを構成する重合体の重量平均分子量が上記ｉ）アクリル系樹脂を構成する重合体の重量平均分子量と同一又はより大きいコア−シェルタイプのグラフト共重合体を、上記ｉ）アクリル系樹脂の１００重量部に対して２０〜６５重量部含み、
面方向位相差値及び厚み方向位相差値が０〜１０ｎｍである光学フィルム。
上記グラフト共重合体のグラフト率は３０〜６０％である請求項１に記載の光学フィルム。
ガラス転移温度は１１０〜１３０℃で、熱変形温度（Ｖｉｃａｔ（℃））は１１０〜１４０℃で、２２０℃におけるメルトインデックスは２〜６で、４０〜９０℃における熱膨張係数は５０〜１２０ｐｐｍ／Ｋで、ヘーズは０．５〜３％で、光透過度は８８〜９３％である請求項１に記載の光学フィルム。
上記ｉ）アクリル系樹脂はアクリル系単量体の同種又は共重合体、アクリル系単量体及び芳香族ビニル系単量体の共重合体、アクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体及びアクリロニトリル系単量体の共重合体、アクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体及び酸無水物の共重合体、又はアクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体、アクリロニトリル系単量体及び酸無水物の共重合体から選ばれる少なくとも一つを含むものである請求項１に記載の光学フィルム。
上記アクリル系樹脂を構成する重合体は、共単量体として（メタ）アクリル酸及びイミド系単量体の少なくとも一つを更に含むものである請求項４に記載の光学フィルム。
上記ｉｉ）グラフト共重合体中、コアは共役ジエン系ゴムを含むものである請求項１に記載の光学フィルム。
上記ｉｉ）グラフト共重合体中、コアはエチレン−プロピレンジエン系ゴム及びブタジエン系ゴムから選ばれる少なくとも一つを含むものである請求項６に記載の光学フィルム。
上記ｉｉ）グラフト共重合体中、シェルの重量平均分子量は１２万〜１８万である請求項１に記載の光学フィルム。
上記ｉｉ）グラフト共重合体中、シェルはアクリル系樹脂を含むものである請求項１に記載の光学フィルム。
上記ｉｉ）グラフト共重合体中、シェルはアクリル系単量体の同種又は共重合体、アクリル系単量体及び芳香族ビニル系単量体の共重合体、アクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体及びアクリロニトリル系単量体の共重合体、アクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体及び酸無水物の共重合体、又はアクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体、アクリロニトリル系単量体及び酸無水物の共重合体から選ばれる少なくとも一つを含むものである請求項９に記載の光学フィルム。
ａ）ｉ）アクリル系樹脂、及びｉｉ）コアがゴム成分を含み、シェルを構成する重合体の重量平均分子量が上記ｉ）アクリル系樹脂を構成する重合体の重量平均分子量と同一又はより大きいコア−シェルタイプのグラフト共重合体を、上記ｉ）アクリル系樹脂の１００重量部に対して２０〜６５重量部含む樹脂組成物を準備する段階、及びｂ）上記樹脂組成物を利用する面方向位相差値及び厚み方向位相差値が０〜１０ｎｍであるフィルムを形成する段階を含む光学フィルムの製造方法。
上記グラフト共重合体のグラフト率は３０〜６０％である請求項１１に記載の光学フィルムの製造方法。
請求項１〜１０のいずれか一項に記載の光学フィルムを延伸した位相差フィルム。
面方向位相差値及び厚み方向位相差値が８０〜２００ｎｍである請求項１３に記載の位相差フィルム。
偏光子及び上記偏光子の少なくとも一面に備えられた保護フィルムを含む偏光板であって、上記保護フィルムの少なくとも一つが請求項１〜１０のいずれか一項に記載の光学フィルムである偏光板。
請求項１〜１０のいずれか一項に記載の光学フィルムを含む電子装置。
請求項１３に記載の位相差フィルムを含む電子装置。
請求項１５に記載の偏光板を含む電子装置。