JP2010532247A - ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム - Google Patents

Abstract

基礎をなす基材との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプのパターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現可能である、新しく、且つ、改善されたハイブリッドホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムである。本ハイブリッドシステムは、複数の計量ヘッド供給モジュールを有する計量ヘッドがその上部に取付けられた計量ステーションと、一対のアプリケータヘッド供給モジュールを有する一対のリモートアプリケータヘッドとを有する。

Description

本発明は、一般に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムに関し、より詳細には、第１場所に配置され、且つ、複数の計量ヘッド供給モジュールを有する計量ヘッドがその上部に取付けられた計量ステーションと、第２場所に配置され、一対のアプリケータヘッド供給モジュールを有する一対のリモートアプリケータヘッドとにより、基礎をなす基材との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプのパターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、或いは、複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現することができる、新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムに関する。従って、これらの堆積物は、互いに実質的に独立していると共に互いに干渉することがなく、この点は、特定の製品又は製造品の製造又は組立との関係において重要である。

しばしば、様々な異なる製造ライン又は特定の製造ラインの様々な異なる場所又は領域における様々な製品又は物品の組立と関連した様々な異なる用途におけるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の供給と関連し、基礎をなす基材との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプのパターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現する必要がある。例えば、特定の製造品の組立と関連し、しばしば、異なるパターンに従って、異なる塗布技術又はプロセスにより、又は異なる周期的動作により、基礎をなす物品の基材上に特定の材料を塗布するか又は堆積させる必要がある。更には、これらの動作又は塗布システムは、相対的に簡単であり、且つ、費用効果に優れていることが望ましい。当然のことながら、例えば、２つのまったく異なる別個のシステムを使用することにより、複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実現することは可能ではあろうが、これは、非常に費用効果に優れたものとはならないであろう。同様に、又はこれに加えて、これは、物理的な又は動作上のロジスティクスの観点においても問題となろう。

従って、当技術分野においては、実際に、基礎をなす基材との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプの堆積パターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現可能であり、且つ、更には、全体システムが相対的に単純且つ費用効果に優れている、新規の改良ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムに対するニーズが存在している。

以上の及びその他の目的は、新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムの提供を通じて、本発明の教示内容及び原理に従って実現され、このシステムは、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーションを有し、この計量ステーションは、第１パターン及び動作モードに従って、基礎をなす基材の第１領域上に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の第１部分を供給又は堆積させるべく、その上部に固定状態において取付けられた複数のアプリケータモジュールを具備した計量ヘッドを有する。更には、計量ヘッド上には、第２パターン又は動作モードに従って、基礎をなす基材の第２領域上に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の第２部分を供給又は堆積させるべく、ホットメルト接着剤又はその他の熱可塑性計量ステーションから離れた場所に配置された、その上部に固定状態において取付けられたアプリケータをそれぞれ具備する１つ又は複数のアプリケータヘッドに対して、適切なホース接続により、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を搬送すべく、１つ又は複数のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュールが固定状態において取付けられている。この結果、計量ヘッド上に取付けられた複数のアプリケータモジュールと、離れた場所に配置されたアプリケータヘッド上に取付けられたアプリケータモジュールとにより、基礎をなす基材との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプの堆積パターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現可能である。更には、アプリケータモジュールの両方の組に対して、実質的に、同一の計量ステーションからホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料が供給され、この結果、全体システムが、費用効果に優れたものになると同時に、動作又はロジスティクスの観点から相対的に単純化されることをも理解されたい。

本発明の様々なその他の特徴及び付随する利点については、いくつかの図面において類似の参照符号によって類似の又は対応する部分を示している添付の図面との関連において参照することにより、以下の詳細な説明から更に十分に理解することができよう。

本発明の原理及び教示内容に従って構築された新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムの斜視図であって、その協働する各部分を示している。 図１に示されている新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムの平面図である。

まず、添付の図面、具体的には、図１、２を参照すれば、本発明の原理及び教示内容による新規の改良ハイブリッドホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システムが開示されており、且つ、全体が参照符号１００によって示されている。より詳細には、新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム１００は、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーション１０２を有し、この計量ステーションは、計量ヘッド１０３と、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を計量ヘッド１０３に向かって個別に出力すべく、複数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６がその上部に取付けられた駆動ギアマニホルド１０４と、を有することが理解されよう。８個の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６が示されているが、任意の数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６を駆動ギアマニホルド１０４に取付可能であり、回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の各々は、回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の各々のものを構成する様々なギア部材がその内部に配設された３ピース又は３プレート積層体構造を実質的に有することを更に理解されたい。更には、駆動モーター１０８が、駆動ギアマニホルド１０４内に配設されると共に複数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の各々に動作可能に接続されるようにした不図示の駆動シャフトに対してギアボックス１１０及び結合部３２によって接続されるようになっており、且つ、電力を駆動モーターに対して供給するための電気接続ボックス１１４と、一対の圧力トランスデュータ１１６と、がモーター駆動システムと動作可能に関連付けられていることが理解されよう。

注入ポート１１８は、不図示の適切な供給ホースにより、こちらも不図示の離れた場所に配置された接着剤供給ユニット（ＡＳＵ）に対して連通するようになっており、これにより、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料をホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム１００のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーション１０２に対して供給可能であり、且つ、注入ポート１１８は、一対のフィルタアセンブリ１２２、１２４がその内部に配設されたフィルタブロック１２０上に取付けられていることが理解されよう。フィルタブロック１２０は、駆動ギアマニホルド１０４上に取付けられており、且つ、複数の圧力監視装置又はメカニズム１２６が駆動ギアマニホルド１０４上に配設されていることが理解されよう。計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８の水平横断方向の配列を実質的に定義すべく、例えば、６個の計量ヘッド供給又はアプリケータモジュールなどの複数の第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８が計量ヘッド１０３の側壁表面部１３０上に取付けられており、且つ、例えば、２個の搬送モジュールなどの複数の第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、１３４も、第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８の水平配列の両側部に配設されるように、計量ヘッド１０３の側壁表面部１３０上に取付けられるようになっている。第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８のすべてと、一対の第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、１３４と、は、第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８の各々のものと、一対の第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、１３４の各々のものと、が、複数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の各々のものから、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の計量済みの供給を受領するように、駆動ギアマニホルド１０４内に定義された不図示の適切な流体通路によって複数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の各々にそれぞれ連通するようになっている。

更に継続すれば、本発明の原理及び教示内容によれば、複数の第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８は、それぞれ、動作可能に関連付けられた供給ノズルアセンブリ１３５を有するか又は具備し、この場合に、供給ノズルアセンブリ１３５は、実際に、所定の第１パターン１３８に従って、基礎をなす基材１３６の第１の既定の相対的に中央の領域上に、第１の既定の計量済みの量のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を堆積させるように、第１の既定の技術又はプロセスに従って、第１の既定の計量済みの量のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を基礎をなす基材１３６上に供給及び堆積させるようになっていることが理解されよう。堆積技術又はプロセスは、例えば、ユニフォームファイバ堆積、スパイラルスプレー、メルトブローン、又はカーテンコート技術又はプロセスなどの様々な非接触式のスプレータイプ技術又はプロセスのいずれのものであってもよく、或いは、この代わりに、堆積技術又はプロセスは、例えば、標準スロットダイコーティング、ビードコーティング、又は回転式パターンコーティングなどの様々な接触式の技術又はプロセスの何れかとすることができることに留意されたい。

但し、更に継続すれば、動作可能に関連付けられた前述の供給ノズル１３５を具備した複数の第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８とは異なり、一対の第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、３４は、動作可能に関連付けられた供給ノズルアセンブリを具備していないことが理解されよう。逆に、一対の第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、１３４の各々は、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送ホースアセンブリ１４０、１４１の第１端部に連通するようになっており、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送ホースアセンブリ１４０、１４２の各々の反対側に配設された第２端部は、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料マニホルド１４８、１５０及びフィルタブロック１５２、１５４によってホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド１４４、１４６に対してそれぞれ連通している。

ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド１４４、１４６は、それぞれ、固定状態においてその上部に取付けされたホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８を具備すると共に、それぞれ、動作可能に関連付けられた供給ノズルアセンブリ１６０、１６２を有するか又は具備しており、この場合に、供給ノズルアセンブリ１６０、１６２は、実際に、所定の第２パターン１６４、１６６に従って、基礎をなす基材１３６の第１の相対的に中央の領域１３８の横方向において側部又は外部において、基礎をなす基材１３６の第２の既定の領域上に、第２の既定の計量済みの量のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を堆積させるように、第２の既定の技術又はプロセスに従って、基礎をなす基材１３６上に、第２の既定の計量済みの量のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を供給又は堆積させるようになっている。供給ノズルアセンブリ１３５の特徴を示す堆積技術又はプロセスと同様に、供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の特徴を示す堆積技術又はプロセスは、例えば、ユニフォームファイバ堆積、スパイラルスプレー、メルトブローン、又はカーテンコート技術又はプロセスなどの様々な非接触式のスプレータイプ技術又はプロセスの何れかとすることができ、或いは、この代わりに、堆積技術又はプロセスは、例えば、標準スロットダイコーティング、ビードコーティング、又は回転式パターンコーティングなどの様々な接触式の技術又はプロセスの何れかとすることができる。

各々のホースアセンブリ１４０、１４２によってアプリケータヘッド１４４、１４６の各々に供給される到来するホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料と混合するために各々のアプリケータヘッド１４４、１４６内に空気をそれぞれ供給すべく、アプリケータヘッド１４４、１４６の各々の上部には、可視状態にはない第１供給空気結合部が提供されており、且つ、こちらも不図示の供給空気プレヒーターメカニズムに対する電気的な接続のための第１電気コネクタが参照符号１６８、１７０によって示されていることに更に留意されたい。更には、こちらも不図示のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料プレヒーターメカニズムに対する電気的な接続のための第２電気コネクタが、参照符号１７２、１７４によって示されており、且つ、不図示のが、出力又は供給ノズルアセンブリ１６０、１６２に対するホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の供給を制御すべくホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料マニホルド１４８、１５０内にそれぞれ配設されたホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給制御バルブメカニズムの特性を制御するために、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料マニホルド１４８、１５０内に制御空気を伝達すべく、空気結合部の第２及び第３の組１７６、１７８及び１８０、１８２が提供されている。

本発明の原理及び教示内容に従って構築され、且つ、互いに動作可能に相互係合された本発明の新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム１００を構成する構造的コンポーネントの実質的にすべてのものに関する説明を以上で終了し、以下、本発明の新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム１００の実際的な且つ動作上における重要性及び利点について説明することとする。より詳細には、例えば、本発明の原理及び教示内容によれば、例えば、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組と、基材移動経路ＳＦＰに沿った基礎をなす基材１３６の運動方向において考えた場合に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組から離れた、且つ、その上流にある位置又は場所に配置されたホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２の組とにより、基礎をなす基材１３６の２つの異なる場所又は領域において又はその上部に、基礎をなす基材１３６上への２つの異なるタイプのホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実現可能であることを理解されたい。

前述のように、供給ノズルアセンブリ１３５の組の又は供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の何れかのための堆積プロセス又は技術は、例えば、ユニフォームファイバ堆積、スパイラススプレー、メルトブローン、又はカーテンコート技術又はプロセスなどの様々な非接触式のスプレータイプ技術又はプロセスの何れかとすることができ、或いは、この代わりに、堆積技術又はプロセスは、例えば、標準スロットダイコーティング、ビードコーティング、又は回転式パターンコーティングなどの様々な接触式の技術又はプロセスの何れかとすることができる。従って、計量ヘッド１０３上に取付けられた複数のアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５と、離れた場所に配置されたアプリケータヘッド１４４、１４６上に取付けられたアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２とにより、基礎をなす基材１３６との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプの堆積パターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に且つ独立的に実現可能であることを理解されたい。

更には、例えば、計量ヘッド１０３上に取付けられた複数の計量ヘッドアプリケータモジュール１２８及び計量ヘッド供給ノズルアセンブリ１３５に類似した計量ヘッドアプリケータモジュール及び計量供給ノズルアセンブリの第１の組と、離れた場所に配置されたアプリケータヘッド１４４、１４６上に取付けられたアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の代わりの離れた場所に配置された計量ヘッドアプリケータモジュール及び計量ヘッド供給ノズルアセンブリの第２の組により、基礎をなす基材１３６との関係における実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプの堆積パターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を含む複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を有する前述の基材堆積結果を実質的に同時に且つ独立的に実現することも可能ではあろうが、そのようなシステムは、非常に高価なものになると共に、特定の独立した堆積パターン、塗布技術又はプロセス、又は周期的動作の実現を所望する各々の場所に計量ステーション１０２に類似した別個の計量ステーションを配設又は配置しなければならないという事実に鑑み、ロジスティクスの観点においても問題となることを理解されたい。従って、複数のモーター駆動装置、複数の回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリの組、複数の計量ヘッド、及びこれらの類似したものが必要となろう。

逆に、本発明の原理及び教示内容に従って構築された新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム１００によれば、前述のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組と、基材移動経路ＳＦＰに沿った基礎をなす基材１３５の運動の方向において考えた場合に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組から離れた、且つ、その上流の位置又は場所に配置されたホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組と、の両方に対してホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を供給するために必要とされる計量ステーション１０２は、１つのみである。従って、このハイブリッド型システム全体は、実質的に、極めて費用効果に優れたものになっており、且つ、動作又はロジスティクスの観点において相対的に単純化されている。

更には、基材移動経路ＳＦＰに沿った基礎をなす基材１３５の運動の方向において考えた場合に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組から離れた、且つ、その上流の位置又は場所に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組を配置した結果として、例えば、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組から供給された特定の堆積パターンは、例えば、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組によって供給される特定の堆積パターンと干渉しないことになるという点にも留意されたい。更には、この逆も又真であり、即ち、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組によって供給される特定の堆積パターンも、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組によって供給される特定の堆積パターンと干渉しないことになる。

更には、特定の製品又は製造品の特定の構造的要件又は特性によれば、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組は、必然的に、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組とは異なる動作モードに従って起動又は稼動可能であることに留意されたい。例えば、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給又はアプリケータモジュール１２８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１３５の第１の組は、特定の製品又は製造品の生産又は組立の全体を通じて実質的に連続的に起動又は稼動可能であり、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２の第２組は、実質的に間欠的に稼動可能である。このような生産ラインの動作との関連において、ホースアセンブリ１４０、１４２は、供給又は堆積のために搬送される特定の材料に応じて、柔軟性を有するか又は剛性を有することが可能であり、加熱されるか又は加熱されなくてもよく、且つ、例えば、５０ｍｍ〜２５ｍの範囲内の何れかの長さ寸法を具備可能であることに留意されたい。最後に、ホースアセンブリ１４０、１４２を前述のハイブリッド型システム１００内に内蔵することにより、ホースアセンブリ１４０、１４２は、実質的に、流体アキュムレータとして機能することになり、これにより、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール１３２、１３４に連通する回転式ギアタイプ計量ポンプアセンブリ１０６の複数のものによって出力されるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を、所望の量において、且つ、必要な供給圧力において、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料アプリケータヘッド供給又はアプリケータモジュール１５６、１５８及びそれらの供給ノズルアセンブリ１６０、１６２に常に提供可能となることを理解されたい。

従って、本発明の教示内容及び原理によれば、新規の改良ハイブリッド型ホットメルト接着剤又はその他の材料供給システムが提供され、このシステムは、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーションを有し、この計量ステーションは、第１パターン又は動作モードに従って、基礎をなす基材の第１領域上に、第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を供給又は堆積させるべく固定状態においてその上部に取付けられた複数のアプリケータモジュールを具備した計量ヘッドを有することが理解されよう。更には、第２パターン又は動作モードに従って、基礎をなす基材の第２領域上に、第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を供給又は堆積させるために、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーションから離れた場所に配置された、その上部に固定状態において取付けられたアプリケータモジュールをそれぞれ具備する１つ又は複数のアプリケータヘッドに対して、適切なホース接続により、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料を搬送すべく、１つ又は複数のホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュールも、計量ヘッドの上部に固定状態において取付けられている。この結果、計量ヘッド上に取付けられた複数のアプリケータモジュールと、離れた場所に配置されたアプリケータヘッド上に取付けられたアプリケータモジュールとにより、基礎をなす基材との関係にける実質的に複数の異なる場所において、例えば、複数の異なるタイプの堆積パターン、複数の異なるタイプの塗布技術又はプロセス、又は複数の異なるタイプの周期的動作を有する複数の異なるホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を実質的に同時に実現可能である。又、アプリケータモジュールの両方の組に対しては、同一の計量ステーションから、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料が実質的に供給されており、この結果、全体システムが、費用効率に優れたものとなり、且つ、動作及びロジスティクスの観点において相対的に単純化されているという点も理解されたい。

以上の教示内容に基づき、本発明の多数の変形及び変更が可能であることは当業者の当然とするとこととである。例えば、本開示は、ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料の堆積物を対象としているが、開示されたハイブリッド型供給システムは、同様に、例えば、非熱可塑性材料を有する他の流体を供給すべく利用することも可能であることに留意されたい。従って、添付の請求項の範囲内において、本発明は、本明細書に具体的に記述されているもの以外の方法においても実施可能であることを理解されたい。

１００ ハイブリッドホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給システム
１０２ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ステーション
１０３ 計量ヘッド１０３
１０６ 計量ポンプアセンブリ
１０４ 駆動ギアマニホルド
１０８ 駆動モーター
１１０ ギアボックス
１１４ 電気接続ボックス
１１６ 圧力トランスデュータ
１１８ 注入ポート
１２０ フィルタブロック
１２２ フィルタアセンブリ
１２４ フィルタアセンブリ
１２６ メカニズム
１２８ 第１ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料計量ヘッド供給モジュール
１３０ 側壁表面部
１３２ 第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール
１３４ 第２ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送モジュール
１３５ 供給ノズルアセンブリ
１３６ 基材
１３８ 第１パターン
１４０ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送ホースアセンブリ
１４２ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料搬送ホースアセンブリ
１４８ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料マニホルド
１５０ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料マニホルド
１５２ フィルタブロック
１５４ フィルタブロック
１５６ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給モジュール
１５８ ホットメルト接着剤その他の熱可塑性材料供給モジュール
１６０ 供給ノズルアセンブリ
１６２ 供給ノズルアセンブリ
１６４ 第２パターン
１６６ 第２パターン

Claims (20)

1. ハイブリッド型供給システムであって、該ハイブリッド型供給システムとの関係において長手方向に延びる移動経路に沿って移動する基材の長手方向において離隔した２つの領域上に２つの流体堆積物を供給及び堆積させるハイブリッド型供給システムであって、
   流体堆積物がその上部に堆積される基材がそれに沿って移動するようにした長手方向に延びる移動経路と、
   前記長手方向に延びる基材移動経路に沿って定義された第１場所に配設された計量ステーションと、
   供給対象の流体を前記計量ステーションに対して供給すべく前記計量ステーション上に取付けられた流体注入口と、
   複数の流体の流れを独立的に出力すべく前記計量ステーション上に配設された複数のポンプと、
   前記長手方向に延びる基材移動経路に沿った前記第１場所に配設された前記計量ステーション上に配設された計量ヘッドと、
   前記長手方向に延びる基材移動経路に沿って定義された前記第１場所に配設された前記計量ヘッド上に取付けられ、前記基材の第１領域上に第１流体堆積物を供給すべくその上部に配設された供給ノズルを具備し、且つ、前記複数のポンプの中の第１のものから前記複数の流体の流れの中の第１のものを受領すべく、前記計量ステーション上に配設された前記複数のポンプの前記第１のものに連通した少なくとも１つの計量ヘッド供給モジュールと、
   前記計量ステーションが配設される前記長手方向に延びる基材移動経路に沿った前記第１場所から長手方向において離れた前記長手方向に延びる基材移動経路に沿って定義された第２場所に配設された少なくとも１つのアプリケータヘッドと、
   前記計量ステーションが配設される前記長手方向に延びる基材移動経路に沿った前記第１場所から長手方向において離れた前記長手方向に延びる基材移動経路に沿って定義された前記第２場所に配設された前記少なくとも１つのアプリケータヘッド上に取付けられ、且つ、前記少なくとも１つの計量ヘッド供給ノズルからの前記第１流体堆積物がその上部に堆積された前記基材の前記第１領域から離れた前記基材の第２領域上に第２流体堆積物を供給すべくその上部に配設された供給ノズルを具備する少なくとも１つのアプリケータヘッド供給モジュールと、
   前記計量ステーションの前記複数のポンプの中の第２のものから前記複数の流体の流れの中の第２のものを前記少なくとも１つのアプリケータヘッド供給モジュールに供給すべく、前記計量ステーションから離れた場所に配置された、前記少なくとも１つのアプリケータヘッドに対して前記計量ヘッドを連通させる少なくとも１つのコンジットとを具備し、前記第１及び第２流体堆積物を前記基材の互いに離れた２つの長手方向において離隔した領域上に堆積可能としたハイブリッド型供給システム。
2. 前記計量ヘッド上に取付けられた前記少なくとも１つの計量ヘッド供給モジュールは、前記基材がそれに沿って移動するようにした前記長手方向に延びる移動経路との関係において横断方向の配列として配設された複数の計量ヘッド供給モジュールを有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
3. 前記横断方向の配列として配設された前記複数の計量ヘッド供給モジュールは、６個の計量ヘッド供給モジュールを有する請求項２記載のハイブリッド型供給システム。
4. 前記計量ヘッドを前記少なくとも１つのコンジットに対して相互に連通させるために、前記計量ヘッド上に取付けられた少なくとも１つの搬送モジュールを更に有する請求項２記載のハイブリッド型供給システム。
5. 前記少なくとも１つのアプリケータヘッドは、複数のアプリケータヘッド供給モジュールを有する複数のアプリケータヘッドを有し、
   前記少なくとも１つのコンジットは、複数のコンジットを有し、且つ、
   前記少なくとも１つの搬送モジュールは、複数の搬送モジュールを有する請求項２記載のハイブリッド型供給システム。
6. 前記複数のアプリケータヘッド及び前記複数のアプリケータヘッド供給モジュールは、一対のアプリケータヘッドと、一対のアプリケータヘッド供給モジュールとを有し、
   前記複数のコンジットは、一対のコンジットを有し、且つ、
   前記複数の搬送モジュールは、一対の搬送モジュールを有する請求項５記載のハイブリッド型供給システム。
7. 前記少なくとも１つのアプリケータヘッド供給モジュールに対して前記計量ステーションの前記複数のポンプの中の第２のものからの前記複数の流体の流れの中の第２のものを供給すべく、前記計量ステーションから離れた場所に配置された前記少なくとも１つのアプリケータヘッドに対して前記計量ヘッドを連通させる前記少なくとも１つのコンジットは、少なくとも１つのホース部材を有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
8. 前記少なくとも１つのホース部材は、一対のホース部材を有する請求項７記載のハイブリッド型供給システム。
9. 前記計量ヘッド上に取付けられた前記一対の搬送モジュールは、前記複数の計量ヘッド供給モジュールの前記横断方向の配列の両端部に配設される請求項５記載のハイブリッド型供給システム。
10. 前記複数の計量ヘッド供給モジュールは、相対的に中央の供給領域に前記第１流体堆積物を供給することになり、且つ、
    前記複数のアプリケータヘッド供給モジュールは、前記相対的に中央の供給領域の横方向において外側に位置する領域上に前記第２流体堆積物を供給することになる請求項９記載のハイブリッド型供給システム。
11. 前記第１及び第２流体堆積物は、２つの異なる堆積パターンを有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
12. 前記第１及び第２流体堆積物は、２つの異なる塗布技術を有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
13. 前記第１及び第２流体堆積物は、２つの異なる塗布プロセスを有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
14. 前記第１及び第２流体堆積物は、２つの異なる周期的動作を有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
15. 前記第１及び第２堆積技術は、非接触式のスプレー技術及び接触式のスプレー技術からなる群から選択される請求項１２記載のハイブリッド型供給システム。
16. 前記非接触式のスプレー技術は、ユニフォームファイバ堆積、スパイラルスプレー、メルトブローン、及びカーテンコート技術からなる群から選択される請求項１５記載のハイブリッド型供給システム。
17. 前記接触式の技術は、標準スロットダイコーティング、ビードコーティング、及び回転式パターンコーティングからなる群から選択される請求項１５記載のハイブリッド供給システム。
18. 前記２つの異なる周期的動作は、連続及び及び断続的動作を有する請求項１４記載のハイブリッド型供給システム。
19. 供給対象である前記流体は、熱可塑性材料を有する請求項１記載のハイブリッド型供給システム。
20. 前記熱可塑性材料は、ホットメルト接着剤を有する請求項１９記載のハイブリッド供給システム。

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