JP2010523968A - 結腸直腸の腺腫と腺癌を識別する方法及びツール - Google Patents
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Abstract
Description
表2に記述された、染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される2つ以上のマーカー遺伝子、
表3に記述された、染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表4に記述された、染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される3つ以上のマーカー遺伝子、
表5に記述された、染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表6に記述された、染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表7に記述された、染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される3つ以上のマーカー遺伝子、
表8に記述された、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される9つ以上のマーカー遺伝子、及び/又は
表9に記述された、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される2つ以上のマーカー遺伝子、
を含む。
表2に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表3に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表4に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表5に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表6に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表7に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、及び
表8又は表9に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
を含む。
表10に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8pでの染色体消失の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表11に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8qでの染色体増加の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表12に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体13qでの染色体増加の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表13に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体15qでの染色体消失の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表14に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体17pでの染色体消失の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表15に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体18qでの染色体消失の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、及び
表16に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体20qでの染色体増加の領域内に位置する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
を含む。
染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体8pでの染色体消失の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表10に記述された、NM_020749、NM_004315、NM_003747、NM_016353、NM_152415、NM_006197、NM_000662、NM_000015、D31887、NM_017884、NM_004462、NM_006765、NM_001715、NM_012331、NM_139167、NM_013354、及び、NM_005144からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体8qでの染色体増加の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表11に記述された、NM_138455、NM_032611、NM_032862、AL713790、BC030520、NM_024035、NM_017767、NM_002346、AF289596、NM_012162、及び、AB051475からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体13qでの染色体増加の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表12に記述された、NM_145293、NM_005358、U50531、NM_012158、NM_017817、NM_003899、NM_003903、NM_018386、BC008975、NM_023011、NM_001260、NM_006646、U50524、NM_033111、NM_024808、NM_014832、NM_006002、NM_015057、NM_024546、BC026126、NM_006493、NM_018210、及び、NM_017664からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体15qでの染色体消失の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表13に記述された、NM_030574、NM_004255、NM_002573、AB033025、NM_033240、NM_000126、NM_015079、NM_015969、及び、NM_016073からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体17pでの染色体消失の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表14に記述された、NM_130766、NM_015721、及び、NM_031430からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体18qでの染色体消失の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表15に記述された、NM_004715、NM_006701、及び、NM_014913からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、並びに/又は、
染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化するか、若しくは、染色体20qでの染色体増加の領域内に位置する前記1又は複数のマーカー遺伝子が、表16に記述された、NM_016397、NM_018270、NM_006602、NM_080476、NM_017896、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、NM_016354、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、NM_022082、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、BC003122、NM_012325、NM_014183、NM_021100、NM_004738、NM_016045、NM_014054、NM_022105、NM_015666、NM_032527、BC025345、NM_033405、NM_006892、NM_005225、NM_000687、BC035639、NM_018677、NM_006047、NM_016436、NM_015511、NM_016082、NM_007238、NM_003908、NM_003610、NM_153360、NM_080425、NM_000114、NM_001853、NM_144498、NM_017798、及び、NM_012384からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、特に、請求項3又は4に記載の方法において、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表16に記述された、NM_016397、NM_018270、NM_006602、NM_080476、NM_017896、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、NM_016354、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、NM_022082、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、BC003122、NM_012325、NM_014183、NM_021100、NM_004738、NM_016045、NM_014054、NM_022105、NM_015666、NM_032527、BC025345、及び、NM_033405からなるマーカー遺伝子の群から選択されるように、
選択される。
(a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495及びNM_006602の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、並びに、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも2つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している。
(a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495、NM_006602、NM_018840、NM_003600、NM_018270、NM_007002、及び、NM_016397の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、並びに、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも7つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している。
表2に記述された群から選択された3つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表3に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表4に記述された群から選択された2つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表5に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表6に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表7に記述された群から選択された3つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表8に記述された群から選択された7つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、及び/又は、
表9に記述された群から選択された7つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤を含む。
<定義>
本明細書において使用される場合、「腫瘍」は、細胞増殖によって通常よりも急速に成長し、新たな増殖の終止をイニシエートした刺激の後も成長し続ける異常な組織を表している。いかなる疾患又は傷害によるいかなる組織又は器官も巻き込む異常を一般的に表す「病変部」という用語は、本明細書に使用される場合、腫瘍も表している。腫瘍又は病変部は、良性又は悪性であり得る。
(a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495及びNM_006602の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、及び、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも2つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している。
(a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495、NM_006602、NM_018840、NM_003600、NM_018270、NM_007002、及び、NM_016397の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、及び、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも7つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している。
表2から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(8pの消失に関連づけられたマーカー遺伝子)、
表3から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(8qの増加に関連づけられたマーカー遺伝子)、
表4から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(13qの増加に関連づけられたマーカー遺伝子)、
表5から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(15qの消失に関連づけられたマーカー遺伝子)、
表6から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(17pの消失に関連づけられたマーカー遺伝子)、
表7から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(18qの消失に関連づけられたマーカー遺伝子)、及び、
表8又は9から選択された、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はそれ以上のマーカー遺伝子(20qの増加に関連づけられたマーカー遺伝子)、
を含む。
表10に列挙された、8pでの染色体消失と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、1又は複数のマーカー遺伝子が、NM_020749及びNM_004315からなる群から選択され、並びに/又は、NM_003747、NM_016353、NM_152415、NM_006197、NM_000662、NM_000015、及び、D31887からなる群から選択される、遺伝子、
表11に列挙された、8qでの染色体増加と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、1又は複数のマーカー遺伝子が、NM_138455、NM_032611、NM_032862からなる群から選択される、遺伝子、
表12に列挙された、13qでの染色体増加と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、NM_145293及び/又はNM_005358であり、特に、1又は複数の遺伝子が、U50531、NM_012158、NM_017817、NM_003899、NM_003903、NM_018386、BC008975、及び、NM_023011からなる群から選択される、遺伝子、
表13に列挙された、15qでの染色体消失と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、NM030574であるか、又は、NM_004255、NM_002573、及びAB033025から選択される遺伝子のうち1又は複数の遺伝子、
表14に列挙された、17pでの染色体消失と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、NM_130766、NM_015721、及びNM_031430からなる群から選択される1又は複数の遺伝子、
表15に列挙された、18qでの染色体消失と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又は全てであって、特に、NM_004715、NM_006701、及びNM_014913からなる群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、並びに、
表16に列挙された、20qでの染色体増加と付随する遺伝子のうち少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、少なくとも25個、少なくとも50個、少なくとも100個、又は全てであって、特に、NM_016397、NM_018270、及びNM_006602から選択される1又は複数のマーカー遺伝子であり、他の特定のマーカー遺伝子がNM_080476及びNM_017896のうちの1つ又は両方であり、他の特定のマーカー遺伝子が、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、及び、NM_016354からなる群から選択される1又は複数の遺伝子であり、他の特定のマーカー遺伝子が、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、及び、NM_022082からなる群から選択される1又は複数の遺伝子であり、さらに他の特定のマーカー遺伝子が、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、及びBC003122からなる群から選択される1又は複数の遺伝子である、遺伝子
を含む。
(1)試料からmRNAを単離し、任意選択で、前記mRNAをcDNAに変換して、後に、このRNA又はcDNAをラベルするステップであって、RNAを単離する、前記RNAをcDNAに変換する、及び、核酸をラベルする方法は、マイクロアレイ技術のマニュアルに記載されている、ステップ、
(2)ステップ(1)由来の核酸をマーカー遺伝子用のプローブとハイブリッド形成させるステップであって、試料由来の前記核酸は、蛍光染料Cy3(赤)又はCy5(青)等の染料でラベルすることができ、一般的に、対照試料は異なる染料でラベルされる、ステップ、
(3)前記試料由来の核酸のプローブとのハイブリッド形成を検出し、少なくとも定性的に、特に定量的に、調査される異なるマーカー遺伝子に対して試料内のmRNAの量を決定するステップであって、試料と対照との発現レベルの差は、信号強度の差に基づき見積もることができ、これらは、それに限定されないが、例えばAffymetrixによって提供されるソフトウェア等の適切なソフトウェアによって測定及び分析することができる、ステップを含む。
マーカー遺伝子によって発現した蛋白質と特異的に結合するか又は相互作用する能力があるラベルされた薬剤を結腸直腸の病変部と接触させるステップ;
前記病変部内の細胞との前記ラベルされた薬剤の結合又は相互作用を検出するステップ;
を含み、
それによって、ラベルされた薬剤の結合又は相互作用における差によって特徴づけられる、病変部内の遺伝子座の検出は、結腸直腸腺腫における腺癌細胞の存在を示している。
表2から選択される1又は複数の遺伝子(8p消失に関連づけられるマーカー遺伝子)、
表3から選択される1又は複数の遺伝子(8q消失に関連づけられるマーカー遺伝子)、
表4から選択される1又は複数の遺伝子(13q増加に関連づけられるマーカー遺伝子)、
表5から選択される1又は複数の遺伝子(15q消失に関連づけられるマーカー遺伝子)、
表6から選択される1又は複数の遺伝子(17p消失に関連するマーカー遺伝子)、
表7から選択される1又は複数の遺伝子(18q消失に関連づけられるマーカー遺伝子)、及び、
表8又は9から選択される1又は複数の遺伝子(20q増加に関連するマーカー遺伝子)、
を含む。
表10に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_020749及びNM_004315からなる群から選択される、及び/又は、NM_003747、NM_016353、NM_152415、NM_006197、NM_000662、NM_000015、及びD31887からなる群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表11に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_138455、NM_032611、NM_032862からなる群から選択される1又は複数の遺伝子、
表12に列挙されたマーカー遺伝子、特に、NM_145293及び/又はNM_005358から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、U50531、NM_012158、NM_017817、NM_003899、NM_003903、NM_018386、BC008975、及びNM_023011からなる群から選択される1又は複数の遺伝子、
表13に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_030574、又は、NM_004255、NM_002573、及びAB033025から選択される1又は複数の遺伝子、
表14に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_130766、NM_015721、及びNM_031430からなる群から選択される1又は複数の遺伝子、
表15に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_004715、NM_006701、及びNM_014913からなる群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、並びに、
表16に列挙されたマーカー遺伝子から選択される1又は複数の遺伝子であって、特に、NM_016397、NM_018270、及びNM_006602から選択される1又は複数のマーカー遺伝子を含む。他の特定のマーカー遺伝子は、NM_080476及びNM_017896のうちの1つ又は両方である。他の特定のマーカー遺伝子は、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、及びNM_016354からなる群から選択される1又は複数の遺伝子である。他の特定のマーカー遺伝子は、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、及びNM_022082からなる群から選択される1又は複数の遺伝子である。さらに他の特定のマーカー遺伝子は、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、及びBC003122からなる群から選択される1又は複数の遺伝子である。
73個の急速凍結した結腸直腸腫瘍(37個の進行していない腺腫及び36個の癌腫)を、VU−University Medical Center(VUmc)Amsterdam、The Netherlandsにて先を見越して収集した。施設の倫理にかなった規則に従って全ての試料を使用した。
販売会社の指示に従いTRIzol試薬(Invitrogen社、Breda、NL)を用いて、急速凍結した組織からRNAを単離した。RNA及びDNAの濃度も純度も、Nanodrop ND−1000分光光度計(Isogen、IJsselstein、NL)において測定し、エチジウムブロマイドで染色して、1%アガロースゲルにおいて完全性を評価した。
(a)アレイプラットフォーム
Compugen社(San Jose、CA、USA)によって設計された、28830個の独特な遺伝子を表す60塩基長のオリゴヌクレオチドを含有するHuman Release2.0オリゴヌクレオチドライブラリーを、Sigma−Genosys社(Zwijndrecht、The Netherlands)から入手した。そのオリゴヌクレオチドを、pH8.5の50mMリン酸ナトリウムバッファーにおいて10mM濃度で溶解し、SMP3ピン(TeleChem International社、Sunnyvale、CA、USA)が装備されたOmniGrid(登録商標)100マイクロアレイヤー(Genomic Solutions社、Ann Arbor、MI、USA)を使用して、Codelink(商標)スライド(Amersham Biosciences社、Roosendaal、NL)上に1滴スポットした。印刷後、製造者のプロトコールに従いスライドを処理した(Codelink(商標)スライド;Amersham Biosciences社、Roosendaal、NL)。
(b)ラベリング及びハイブリダイゼーション
第一に、オリゴdtプライミング法(Isogen、IJsselstein、NL)でSuperScript(商標)II Reverse transcriptase(Invitrogen社、Breda、NL)を使用して、30μgのメッセンジャーRNAをcDNAに逆転写した。制限された量のRNAを有する試料において、より少ない量だが少なくとも15μgの試料を出発物質として使用した。cDNAをFluorolink Cy3及びCy5 Monofunctional Dye 5−pack(Amersham Biosciences社、Roosendaal、NL)に結合させた。Cy3でラベルされた腫瘍cDNA及びCy5でラベルされた参照cDNAを組み合わせて、0.1倍量の3M酢酸ナトリウム(pH5.2)及び2.5倍量の氷冷100%エタノールを添加することによって、12μgのpd(A)40−60(Amersham Biosciences社、Roosendaal、NL)、60μgのtRNA(Sigma−Aldrich社、Zwijndrecht、NL)、及び、24μgのヒトCot−1DNA(Invitrogen社、Breda、NL)と共沈殿させた。4℃で10分間、14,000rpmで遠心分離することによって、沈殿物を収集した。風乾後、最終濃度50%のホルムアミド、2×SCC、10%の硫酸デキストラン、及び4%のSDSを有した126.7μlのハイブリダイゼーション混合液においてペレットを溶解した。73℃で10分間cDNA試料を変性し、続いて、37℃で60分間インキュベーションして、Cot−1DNAが反復配列をブロックするのを可能にした。ハイブリダイゼーションステーション(HybArray12(商標)Perkin Elmer Life Sciences社、Zaventem、BE)に変性及びブロックされたハイブリダイゼーション混合液を有したアレイを37℃で14時間インキュベートした。ハイブリダイゼーション後、50%のホルムアミド、2×SCC、pH7を有した溶液において、45℃にて3分間スライドを洗浄し、続いて、PNバッファー(PN:0.1Mリン酸ナトリウム、0.1%ノニデットP40、pH8)、0.2×SSC、0.1×SCC、及び、0.01×SCCを用いて、室温にて1分間の洗浄ステップを行った。室温にて3分間、1000rpmで遠心分離することによってスライドを乾かした。
(c)画像獲得、特徴抽出、及び、正規化
アレイの画像をスキャニング(Agilent DNA Microarray scanner、Agilent technologies社、Palo Alto、USA)によって取得し、自動特徴抽出(2つのチャネルCy3及びCy5に対するスポットの区分、並びに、各スポットに対する信号及びバックグラウンド強度の定量化)に対してImagene 5.6 software(Biodiscovery Ltd社、Marina del Rey、California)を使用した。低品質のスポットにおけるフラッギング用デフォルト設定を使用した。マイクロソフトExcelシートを使用して、検査cDNA及び参照cDNA両方の信号の中央値の強度から局所的なバックグラウンドを引いた。未加工データの強度のMAプロットを行い、全体の品質を評価して、低品質の実験を軽視した。「レス(loess)」訂正を使用したTIGR Midas、又は、「Median」normalizationで正規化を行い、maNorm function(marray R bioconductor package)において実行して、同じ結果を得た。クラスタ化の目的のためにアレイ間の正規化も行った。低強度の値を50という強度値と取り替えた。全腫瘍において20%を超える欠測値を有した遺伝子をさらなる分析から除外した。
ソフトウェアTIGR multiexperiment viewer(TMev)を使用して、教師なしクラスタ分析を行った。完全連鎖及びユークリッド距離を適用した。
腺腫と癌腫の間で異なって発現することになるマイクロアレイによって同定した遺伝子が表1に提供されている。
Claims (42)
- 患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を検出するためのin vitroでの方法であって、
(a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495及びNM_006602の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、並びに、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも2つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、方法。 - (a)少なくとも、表8、9、又は16に記載のマーカー遺伝子、NM_017495、NM_006602、NM_018840、NM_003600、NM_018270、NM_007002、及び、NM_016397の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、並びに、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも7つのマーカー遺伝子の増加した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、請求項1に記載のin vitroでの方法。 - 患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を検出するためのin vitroでの方法であって、
(a)表1に列挙された群から選択された少なくとも12個のマーカー遺伝子の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、及び、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記少なくとも12個のマーカー遺伝子の増加又は減少した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、方法。 - 患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を検出するためのin vitroでの方法であって、
(a)表17に列挙された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップ、及び、
(b)ステップ(a)で使用された前記少なくとも1つのマーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記1又は複数のマーカー遺伝子の増加又は減少した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、方法。 - 患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を検出するためのin vitroでの方法であって、
(a)染色体異常の存在によって発現が変化する1又は複数のマーカー遺伝子の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップであり、前記1又は複数のマーカー遺伝子が、
表2に記述された、染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される2つ以上のマーカー遺伝子、
表3に記述された、染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表4に記述された、染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される3つ以上のマーカー遺伝子、
表5に記述された、染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表6に記述された、染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される1又は複数のマーカー遺伝子、
表7に記述された、染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される3つ以上のマーカー遺伝子、
表8に記述された、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される9つ以上のマーカー遺伝子、及び/又は
表9に記述された、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化するマーカー遺伝子の群から選択される2つ以上のマーカー遺伝子を含む、ステップ、並びに
(b)ステップ(a)で使用された前記1又は複数のマーカー遺伝子の発現レベルを1又は複数の対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記1又は複数のマーカー遺伝子の増加又は減少した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、方法。 - 患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を検出するためのin vitroでの方法であって、
(a)染色体異常の存在によって発現が変化する複数のマーカー遺伝子の発現レベルを前記患者の検査試料において検出するステップであり、前記複数のマーカー遺伝子が、
表2に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表3に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表4に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表5に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表6に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、
表7に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子、及び
表8又は表9に記述されたマーカー遺伝子の群から選択される、染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化する少なくとも1つのマーカー遺伝子を含む、ステップ、並びに、
(b)ステップ(a)で使用された前記マーカー遺伝子の発現レベルを対照試料の発現レベルに比較するステップを含み、
前記対照試料に比較された前記検査試料における前記複数のマーカー遺伝子の増加又は減少した発現レベルは、前記患者における結腸直腸腺癌細胞の存在を示している、方法。 - 前記マーカー遺伝子が、表1乃至9によると、0.05未満のp値又はFDR値を有する、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記マーカー遺伝子が、表1乃至9によると、0.01未満のp値又はFDR値を有する、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記マーカー遺伝子が、表2乃至9によると、腺腫細胞と腺癌細胞との間に少なくとも「2」という発現レベルの差を有する、請求項3乃至8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記マーカー遺伝子が、表2乃至9によると、腺腫細胞と腺癌細胞との間に少なくとも「4」という発現レベルの差を有する、請求項3乃至8のいずれか一項に記載の方法。
- 染色体8pでの染色体消失によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表10に記述された、NM_020749、NM_004315、NM_003747、NM_016353、NM_152415、NM_006197、NM_000662、NM_000015、D31887、NM_017884、NM_004462、NM_006765、NM_001715、NM_012331、NM_139167、NM_013354、及び、NM_005144からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体8qでの染色体増加によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表11に記述された、NM_138455、NM_032611、NM_032862、AL713790、BC030520、NM_024035、NM_017767、NM_002346、AF289596、NM_012162、及び、AB051475からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体13qでの染色体増加によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表12に記述された、NM_145293、NM_005358、U50531、NM_012158、NM_017817、NM_003899、NM_003903、NM_018386、BC008975、NM_023011、NM_001260、NM_006646、U50524、NM_033111、NM_024808、NM_014832、NM_006002、NM_015057、NM_024546、BC026126、NM_006493、NM_018210、及び、NM_017664からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体15qでの染色体消失によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表13に記述された、NM_030574、NM_004255、NM_002573、AB033025、NM_033240、NM_000126、NM_015079、NM_015969、及び、NM_016073からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体17pでの染色体消失によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表14に記述された、NM_130766、NM_015721、及び、NM_031430からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体18qでの染色体消失によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表15に記述された、NM_004715、NM_006701、及び、NM_014913からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表16に記述された、NM_016397、NM_018270、NM_006602、NM_080476、NM_017896、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、NM_016354、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、NM_022082、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、BC003122、NM_012325、NM_014183、NM_021100、NM_004738、NM_016045、NM_014054、NM_022105、NM_015666、NM_032527、BC025345、NM_033405、NM_006892、NM_005225、NM_000687、BC035639、NM_018677、NM_006047、NM_016436、NM_015511、NM_016082、NM_007238、NM_003908、NM_003610、NM_153360、NM_080425、NM_000114、NM_001853、NM_144498、NM_017798、及び、NM_012384からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 染色体20qでの染色体増加によって発現レベルが変化する前記マーカー遺伝子が、表16に記述された、NM_016397、NM_018270、NM_006602、NM_080476、NM_017896、NM_006097、NM_021809、NM_018840、NM_003600、NM_017495、NM_007002、NM_016354、NM_014071、NM_002212、NM_003185、NM_152255、NM_022082、NM_018244、NM_014902、NM_032013、NM_020182、NM_006886、NM_020673、BC003122、NM_012325、NM_014183、NM_021100、NM_004738、NM_016045、NM_014054、NM_022105、NM_015666、NM_032527、BC025345、及び、NM_033405からなるマーカー遺伝子の群から選択される、請求項5又は6に記載の方法。
- 前記検査試料が、結腸直腸腺腫組織の生検組織又は切除組織である、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記検査試料が、尿、血液、唾液、汗、及び便の試料からなる群から選択される、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記対照試料が、結腸直腸腺腫細胞を含むが結腸直腸癌腫細胞を含まない、患者の同じ組織の試料である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法。
- 前記発現レベルが、蛋白質レベルで決定される、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法。
- 前記発現レベルが、RNAレベルで決定される、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法。
- 使用される前記マーカー遺伝子は、腺腫細胞と比較して腺癌細胞において発現レベルが増加するマーカー遺伝子である、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の方法。
- 結腸直腸癌腫への結腸直腸腺腫の進行を診断するための、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の方法の使用。
- 結腸直腸腺癌細胞を検出するためのキットであって、表1に記述されたマーカー遺伝子のうち少なくとも12個のマーカー遺伝子の発現を特異的に検出するための薬剤を含むキット。
- 結腸直腸腺癌細胞を検出するためのキットであって、表17に記述されたマーカー遺伝子のうち少なくとも1つのマーカー遺伝子の発現を特異的に検出するための薬剤を含むキット。
- 1又は複数のマーカー遺伝子の発現を特異的に検出するための薬剤を含む、結腸直腸腺癌細胞を検出するためのキットであって、
表2に記述された群から選択された3つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表3に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表4に記述された群から選択された2つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表5に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表6に記述された群から選択された1又は複数のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表7に記述された群から選択された3つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、
表8に記述された群から選択された7つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤、及び/又は、
表9に記述された群から選択された7つ以上のマーカー遺伝子を特異的に検出するための薬剤を含むキット。 - 以下の、表2に記述されたマーカー遺伝子、表3に記述されたマーカー遺伝子、表4に記述されたマーカー遺伝子、表5に記述されたマーカー遺伝子、表6に記述されたマーカー遺伝子、表7に記述されたマーカー遺伝子、表8に記述されたマーカー遺伝子、及び、表9に記述されたマーカー遺伝子の群のそれぞれのうち少なくとも1つのマーカー遺伝子の発現を特異的に検出するための一組の薬剤を含む、結腸直腸腺癌細胞を検出するためのキット。
- 前記マーカー遺伝子が、表1乃至9によると、0.05未満のp値又はFDR値を有する、請求項26乃至29のいずれか一項に記載のキット。
- 前記マーカー遺伝子が、表1乃至9によると、0.01未満のp値又はFDR値を有する、請求項26乃至29のいずれか一項に記載のキット。
- 前記マーカー遺伝子が、表2乃至9、又は17によると、腺腫細胞と腺癌細胞との間に少なくとも「2」という発現レベルの差を有する、請求項27乃至31のいずれか一項に記載のキット。
- 前記マーカー遺伝子が、表2乃至9、又は17によると、腺腫細胞と腺癌細胞との間に少なくとも「4」という発現レベルの差を有する、請求項27乃至31のいずれか一項に記載のキット。
- 前記薬剤がオリゴヌクレオチド又は抗体である、請求項26乃至33のいずれか一項に記載のキット。
- 前記オリゴヌクレオチドが支持体上に配列される、請求項34に記載のキット。
- 前記抗体が、分泌性蛋白質又は細胞表面上の蛋白質に結合する、請求項34に記載のキット。
- 1又は複数の薬剤が、放射性ラベル、磁気ラベル、MRI造影ラベル、発色団ラベル、及び、超音波ラベルから選択されたラベルで機能化される、請求項26乃至36のいずれか一項に記載のキット。
- 前記マーカー遺伝子は、腺腫細胞と比較して腺癌細胞において発現が増加する遺伝子である、請求項26乃至36のいずれか一項に記載のキット。
- 結腸直腸病変部における腺癌細胞を検出するためのin vivoでの方法であって、
(a)表17に記述された遺伝子から選択されたマーカー遺伝子によって発現した蛋白質と特異的に結合する又は相互作用する能力を持つラベルされた薬剤に前記結腸直腸病変部を接触させるステップ、及び、
(b)前記結腸直腸病変部との前記薬剤の結合又は相互作用を検出するステップを含み、
前記結腸直腸病変部の位置内での前記薬剤の結合又は相互作用における差の検出が、前記病変部における腺癌細胞の存在を示している、方法。 - 前記マーカー遺伝子が、細胞膜に位置する蛋白質、分泌性蛋白質、又は酵素である、請求項39に記載の方法。
- 結腸直腸腺腫組織における腺癌細胞の存在を検出するためのin vivoでの診断器具として使用するための、表17又は18に記述されたマーカー遺伝子と特異的に結合又は相互作用する薬剤。
- 結腸直腸腫瘍組織内の腺癌細胞の存在を検出するための診断器具の製造における、表17又は18に記述されたマーカー遺伝子と特異的に結合又は相互作用する薬剤の使用。
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