JP2010522800A - 樹脂を含むタイヤトレッド - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤトレッド等のタイヤ部品を有する製品の材料として有用なゴム組成物。
【解決手段】一種または複数の天然ゴム、一種または複数の合成ゴムまたはこれらの組合せの中から選択されるジエンゴムと、石油炭化水素樹脂とを含む、架橋可能または架橋したゴム組成物。石油炭化水素樹脂は数平均分子量が750〜1000g/molで、ガラス転移温度が20〜60℃で、多分散指数が1.8〜3である。この石油炭化水素樹脂ジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーとオレフィン組成物との重合で得られる単位を含む。ゴム組成物は無機充填剤、有機充填剤またはこれらの組合せの中から選択される強化充填剤を含むことができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、変性石油炭化水素樹脂を含むゴム組成物から作られる一般的にはゴム組成物、特にタイヤトレッド、その他の製品に関するものである。
燃料の節約と環境保全の必要性が最優性事項となってきたため、種々の半製品(この半製品を用いてタイヤが製造される)、例えばトレッドの製造で有用なゴム組成物の形に加工可能な、機械特性とレオロジー特性に優れたゴム組成物を製造することが望まれている。
タイヤで新しいゴム組成物を用いることによってタイヤの一つの性能特性を改善できることはよくある。例えば、新しいトレッド化合物を用いることによってタイヤの耐久性または転がり抵抗が改善する。
しかし、タイヤの一つの性能特性を改善すると、タイヤのその他の一つ以上の性能特性が低下することが多いということは当業者によく知られている。すなわち、タイヤの一つの性能特性の改善とタイヤの別の性能特性の低下・悪化とはトレードオフの関係になることが多い。こうしたトレードオフの一例としては乾燥した地面または湿った地面でのグリップが改善したトレッド材料を使用すると、タイヤの摩耗抵抗性が悪化することが挙げられる。
本発明の一つの特定実施例は、一種または複数の天然ゴム、一種または複数の合成ゴムまたはこれらの組合せの中から選択されたジエンゴムと、石油炭化水素樹脂を含む、架橋可能または架橋したゴム組成物にある。このゴム組成物中に含まれる石油炭化水素樹脂は数平均分子量が750〜1000g/molで、ガラス転移温度が20〜60℃で、多分散指数が1.8〜3であることに特徴がある。この石油炭化水素樹脂はジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーとオレフィン組成物との重合で得られる単位をさらに含む。ゴム組成物は無機充填剤、有機充填剤またはこれらの組合せの中から選択される強化充填剤をさらに含むことができる。
本発明の別の実施例は、上記変性炭化水素樹脂を含むゴム組成物から作られる一つまたは複数のタイヤ部品を有するタイヤを含む。このようなタイヤ部分の例としてはタイヤのトレッド、サイドウォール、アンダートレッドまたはこれらの組合せが挙げられる。
本発明のさらに別の実施例は、ジエンゴムと強化充填剤の他に、石油炭化水素樹脂を含む架橋可能または架橋したゴム組成物を含むトレッドを有するタイヤを含む。石油炭化水素樹脂については本明細書の以下で説明する。
本発明の上記および上記以外の特徴および利点は以下の本発明の実施例の詳細な説明からより良く理解できよう。
本発明の一つの特定実施例は上記ゴム組成物と、上記ゴム組成物で作られた製品を含む。本発明の一つの特定実施例は上記ゴム組成物で作られたタイヤおよびタイヤトレッドを含む。各組成物および組成物で作られる製品は石油炭化水素樹脂を含む。
本発明の一つの特定実施例は架橋可能または架橋したエラストマーまたはゴム組成物を含む。ゴム組成物はジエンゴムと、強化充填剤と、ジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーとオレフィン組成物との重合で得られる変性石油炭化水素樹脂とを含む。このエラストマーまたはゴム組成物で作られたトレッドが改善された性能特性、例えば改善された耐摩耗性(すなわち耐久性)およびグリップ特性とを有するという特徴を有することは驚くべきことであり、且つ有利なことである。しかも、これらの改善された性能特性が他の性能特性の顕著な低下なしに得られるということは驚くべきことであり、且つ有利なことである。
ゴム組成物中に含まれる、改善されたタイヤ性能特性を与える上記変性石油炭化水素樹脂の特定の実施例の特徴は、その数平均分子量(Mn)が750〜1000g/molである点にある。他の実施例ではMnは775〜950g/molまたは800〜900g/molである。上記変性樹脂の実施例のさらに他の特徴は、示差走査熱量計で測定したガラス転移温度(Tg)が20〜60℃である点にある。他の実施例ではTgは20〜40℃または25〜35℃である。樹上記変性樹脂の特定実施例での多分散指数(Ip)は1.8〜3であり、他の実施例ではIpは1.9〜2.7または2〜2.5である。多分散指数は重量平均分子量の数平均分子量に対する比と定義されることは当業者に周知である。
本発明を限定するものではないが、本発明の特定の実施例の一つの特徴は、上記変性樹脂がウィス(Wijs)法として周知の方法で求めたヨウ素価が90〜130を有する点にある。変性樹脂の特定実施例のさらに他の特徴は、芳香族含有量が約0〜10%または約0〜2%または0.1〜1%でるあ点にある。変性樹脂の他の特定実施例では芳香族含有量は1%以下または0%である。変性樹脂の特定実施例では脂肪族含有量が約80%以上または95%以上である。本発明の他の実施例の変性樹脂の特徴は脂肪族が100%またはほぼ100%であるか、脂肪族が約98%以上または99%ある点にある。エチレン含有率は一般に約1.5%以下であるか、他の実施例では約0.1〜1.3%である。変性樹脂の含有量はNMRを用いて求めることができる。本発明者達は磁石寸法が250MHzのBruker 1HNMRを用いて変性樹脂の芳香族、脂肪族およびオレフィンまたはエチレン含有量を求めた。
変性石油炭化水素樹脂を重合するのに用いるジシクロペンタジエン、ジシクロペンタジエンコダイマーおよびオレフィン石油炭化水素の原料組成は全原料の約50〜70重量%がジシクロペンタジエン、全原料の約5〜30重量%または約10〜20%のジシクロペンタジエンコダイマー、例えばメチルシクロペンタジエンダイマーおよびその他の類似コダイマー、シクロペンタジエン/メチルシクロペンタジエンおよびシクロペンタジエン/1,3−ブタジエンコダイマーおよびその他の類似コダイマーである。変性樹脂の他の実施例はジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーの含有量が約60〜75重量%または約55〜75重量%である重合原料から形成できる。
石油炭化水素原料組成物の残りは約25〜45重量%または約20〜40重量%または約25〜30重量%のオレフィン組成物で構成される。本発明の一つの特定実施例の特徴はオレフィン組成物がC8〜C18オレフィンまたはこれらの組合せ、例えば芳香族と脂肪族の両方のオレフィン炭化水素組成物の中から選択される点にある。他の実施例の特徴はC9〜C14オレフィンまたはこれらの組合せの中から選択されるオレフィン組成物である点にある。例えば、α−メチルスチレンおよびビニルトルエンスチレン等のスチレンを重合原料のオレフィン部分に含むことができる。なお、本明細書で用いる範囲は範囲の始点および終点が範囲内に含まれる点に注意されたい。例えば、「C9〜C14オレフィン」という範囲にはC9とC14オレフィンの両方と両者の間の範囲内の他の全てのオレフィンが含まれる。本発明の実施例に有用な石油炭化水素樹脂はペンシルベニア州ネビルアイランドのネビルケミカル(Nevill Chemical)社からTR-2700シリーズの樹脂として入手可能である。
上記の変性樹脂はエラストマーまたはゴム組成物に添加される。ゴム組成物に添加される変性樹脂の量は制限されるものではないが、例えばエラストマーまたはゴム100重量部当たり約40重量部(phr)以下の変性樹脂の量で添加できる。特定の実施例ではゴム組成物が5〜30phrの変性樹脂を有し、その他の実施例では12〜20phrの変性樹脂を有することができる。本発明の一つの実施例では、約16phrの変性樹脂がゴム組成物に添加される。
本発明の特定実施例のゴム組成物に含まれるジエンゴムは一般に少なくとも一部(ホモポリマーまたはコポリマー)がジエンモノマー(共役または非共役の2つの炭素−炭素二重結合を有するモノマー)から得られるエラストマーと定義される。「実質的に不飽和な」ジエンエラストマーとは少なくとも一部が共役ジエンモノマーから得られるジエンエラストマーを意味し、ジエン(共役ジエン)起源の基または単位の含有量は15mol%以上である。従って、ブチルゴム、ニトリルゴム、ジエンのコポリマーや、EPDMタイプのα−オレフィンのコポリマーは上記定義に入らない。逆に「実質的に飽和」したジエンエラストマー(ジエン起源の単位の含有量が低いか、非常に低い、すなわち15mol%以下)と説明できる。「実質的に不飽和な」ジエンエラストマーのカテゴリに入るものの中で「不飽和度の高い」ジエンエラストマーとはジエン(共役ジエン)起源の単位の含有量が50mol%以上のジエンエラストマーまたはゴムを意味する。
これらの一般的定義からタイヤの当業者には本発明は第一に且つ主として不飽和度の高いジエンエラストマーと一緒に、特に4〜12の炭素原子を有する共役ジエンモノマーの重合で得られる任意のホモポリマーおよび/または一種または複数の共役ジエン同士の共重合または一種または複数の共役ジエンと8〜20の炭素原子を有する一種または複数のビニル芳香族化合物との共重合で得られる任意のコポリマーと一緒に用いるということは理解できよう。
適切な共役ジエンとしては特に1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジ(C1−C5アルキル)−1,3−ブタジエン、例えば2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジエチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3−イソプロピル−1,3−ブタジエン、アリール−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエンおよび2,4−ヘキサジエンが挙げられる。適切な芳香族ビニル化合物の例はスチレン、o−、m−およびp−メチルスチレン、市販の混合物「ビニルトルエン」、p−t−ブチルスチレン、メトキシスチレン、クロロスチレン、ビニルメシチレン、ジビニルベンゼンおよびビニルナフタレンである。
コポリマーは99〜20重量%のジエン単位と、1〜80重量%の芳香族ビニル単位とを含むことができる。エラストマーは用いる重合条件、特に改質剤および/またはランダム化剤の存在下または非存在下および用いる改質剤および/またはランダム化剤の量によってあらゆる微細構造を有することができる。エラストマーは例えばブロック、ランダム、シーケンスまたはミクロシーケンスエラストマーにすることができ、また、分散物中または溶液中で製造することができ、エラストマーはカップリング剤および/または星状化剤または官能化剤で結合および/または星状化または官能化することができる。
本発明の特定の実施例では、ポリブタジエン、例えば1,2−単位の含有量が4〜80%のもの、または、cis−1,4[結合]の含有量が80%以上のもの、ポリイソプレン、ブタジエン−スチレンコポリマー、例えばスチレン含有量が5〜50重量%、特に20〜40重量%で、ブタジエン部分の1,2−結合の含有量が4〜65重量%で、trans-1,4−結合の含有量が20〜80重量%のもの、ブタジエン−イソプレンコポリマー、例えばイソプレン含有量が5〜90重量%でガラス転移温度(「Tg」、ASTM規格D3418-03に従って測定)が−40℃〜−80℃のもの、イソプレン−スチレンコポリマー、特にスチレン含有量が5〜50重量%でTgが−25℃〜−50℃のものを用いる。ブタジエン−スチレン−イソプレンコポリマーの場合に適したものとしては、スチレン含有量が5〜50重量%、特に10〜40重量%で、イソプレン含有量が15〜60重量%、特に20〜50重量%で、ブタジエン含有量が5〜50重量%、特に20〜40重量%で、ブタジエン部分の1,2−単位の含有量が4〜85重量%で、ブタジエン部分のtrans-1,4単位の含有量が6〜80重量%で、イソプレン部分の1,2−プラス3,4−単位の含有量が5〜70重量%で、イソプレン部分のtrans-1,4単位の含有量が10〜50重量%のもの、一般に、Tgが−20℃〜−70℃の任意のブタジエン−スチレン−イソプレンコポリマーが挙げられる。
本発明の特定実施例の組成物のジエンゴムは不飽和度の高いジエンエラストマー、例えば、ポリブタジエン(BR)、合成ポリイソプレン(IR)、天然ゴム(NR)、ブタジエンコポリマー、イソプレンコポリマーおよびこれらの混合物からなる群の中から選択できる。
他の実施例でのコポリマーはブタジエン−スチレンコポリマー(SBR)、ブタジエン−イソプレンコポリマー(BIR)、イソプレン−スチレンコポリマー(SIR)、イソプレン−ブタジエン−スチレンコポリマー(SBIR)およびこれらの混合物からなる群の中から選択できる。
本発明のトレッド組成物は単一のジエンエラストマーまたは複数のジエンエラストマーの混合物を含むことができ、ジエンエラストマーはジエンエラストマー以外の任意のタイプの合成エラストマーと、エラストマー以外のポリマー、例えば熱可塑性ポリマーとを組み合わせて用いることができる。
一つの特定実施例のゴム組成物は強化充填剤をさらに含み、この充填剤は無機、有機またはこれらの組合せである。無機の強化充填剤とは無機または鉱物の充填剤を意味し、色や起源(天然か合成か)には無関係であり、カーボンブラックとは対照的に「白色」充填剤とか「透明」充填剤ともよばれ、中間体カップリング剤以外の手段を全く用いずにそれのみでタイヤトレッド製造用ゴム組成物を強化できる。換言すれば強化機能においてタイヤグレードの通常の充填剤のカーボンブラック(トレッド用)と置換できるものである。このような充填剤は例えばシリカまたはアルミニウムタイプの充填剤またはこれら2つのタイプの充填剤の混合物である。
本発明で用いるシリカ(SiO2)は当業者に周知の任意の強化シリカにすることができる。本発明の特定実施例ではBET比表面積およびCTAB比表面積のいずれもが450m2/g以下、または30m2/g〜400m2/gの任意の沈降シリカまたはヒュームドシリカ(silice pyrogenee)である。高分散性沈降シリカ(「HD」とよばれる)は特定の実施例、特に転がり抵抗を有するタイヤの製造に用いられるこれらの実施例に含まれる。「高分散性シリカ」とはマトリックスのエラストマー中での解凝集性および分散性に優れた能力を有するシリカを意味する。この能力は周知の方法で薄片を電子顕微鏡または光学顕微鏡で観察して確認できる。好ましい高分散性シリカの例としてはデグッサ(Degussa)社のBV3380およびUltrasil 7000シリカ、ロジア(Rhodia)社のZeosil 1165MPおよび1115MPシリカ、ピピジー(PPG)社のHi−Sil 2000シリカ、ユベール(Huber)社のZeopol 8715または8745シリカやアルミニウムを「ドープ」したシリカのような処理された沈降シリカが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の特定実施例で用いられる強化アルミナ(Al23)はBET比表面積が30m2/g〜400m2/gまたは60m2/g〜250m2/gで、平均粒径が500nm以下、または200nm以下の高分散性アルミナである。このような強化アルミナの例としては、特にアルミナA125またはCR125(Baikowski)、APA−100RDX(Condea)、Aluminoxid C(デグッサ)またはAKP−G015(住友化学)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明は無機の強化充填剤として特定のアルミニウム(酸化−)ヒドロキシドの使用によって実施することもできる。
無機の強化充填剤が存在する物理状態は粉末、マイクロビーズ、粒状、球状、その他の任意の緻密化された形にでき、重要なことではない。
「無機の強化充填剤」には互いに異なる無機の強化充填剤、特に上記のような高分散性シリカおよび/またはアルミニウム充填剤の混合物も含まれるということは理解できよう。
無機の強化充填剤の量は、特に乗用車用タイヤのトレッドの場合に、60〜120phr、または約70〜100phrにすることができる。最適量は用いる無機の強化充填剤の種類とタイヤのタイプ、例えばオートバイ、乗用車または実用車、例えばバンまたは大型車両用タイヤとで異なるということは当業者には容易に理解できよう。無機の強化充填剤の量は制限されるものではなく、特定の目的に適した任意の量にすることができる。
有機充填剤であるカーボンブラックを単独でまたは一種または複数の無機充填剤と組み合わせて用いることもできる。エラストマー組成物中のカーボンブラックの配合量は制限されない。本発明の特定実施例ではカーボンブラックの配合量は約200phr以下または約10〜約180phrにすることができる。カーボンブラック添加量のその他の有効範囲としては本発明のいくつかの実施例の30〜120phr、および、50〜100phrが挙げられる。
タイヤ、特にタイヤトレッドで通常使用される全てのカーボンブラック、特にHAF、ISAFおよびSAFのカーボンブラックが適している。例としてはN115、N134、N234、N330、N339、N343、N347、N375およびHV3396のカーボンブラックが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ゴム組成物の特定実施例では、エラストマー、変性樹脂および強化充填剤に加えて、トレッド、その他のゴム製品の製造用の硫黄架橋可能なジエンゴム組成物中で通常用いられる添加剤、例えば可塑剤、顔料、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤型の保護剤、硫黄または硫黄および/または過酸化物および/またはビスマレイミド供与体をベースとした架橋系、加硫促進剤、加硫活性化剤、エキステンダー油等の全てまたはその一部をさらに含むことができる。必要に応じて、無機の強化充填剤、通常の非強化白色充填剤、例えばクレー、ベントナイト、タルク、チョーク、カオリンまたは酸化チタンの粒子と組み合わせることもできる。
例えば、ゴム組成物の特定の実施例はパラフィン系、芳香族系またはナフテン系の石油から抽出された少なくとも一種の可塑化油を0〜60phrまたは0〜35phrまたは0〜30phrまたは0〜20phrまたは0〜15phrまたは0〜10phrの量で含むことができる。ゴム組成物が石油から抽出された可塑化油を全く含まないようにすることができるのが有利である。
本発明の特定の実施例は乗用車または軽トラックタイヤ用のトレッドを含むが、本発明はこれらのタイヤに限定されるものではない。本発明のトレッドの特定の実施例は動力付きか否かには関係なく、例えば自転車、オートバイ、レーシングカー、バンのような産業車両、バスおよびトラックのような大型車両、農業機械、掘削機械および建設機械のようなオフロード車、航空機、その他の輸送車両または操作車両に適用できるとういうことは理解できよう。
本明細書のゴム組成物は種々のゴム製品、例えばトレッドコンパウンド、アンダートレッドコンパウンド、サイドウォールコンパウンド、ワイヤスキムコンパウンド、インナーライナーコンパウンド、ビード、アペックス(頂部)、カーカス補強材を含むタイヤカーカス用コンパウンドや、他のタイヤ部品で用いる任意のコンパウンド、工業用ゴム製品、シール、タイミングベルト、動力伝達ベルト装置、その他のゴム商品で用いることができる。本発明は本発明のゴム組成物から作られる製品を含む。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、以下の実施例は本発明を説明するためのもので、本発明を限定するものではない。
実施例で開示した組成物の特性は下記の方法で評価する。
変性樹脂の分子量
数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)はサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で求める。サイズ排除クロマトグラフィーを用いることによって多孔性固定相を充填したカラム中でマクロ分子を膨潤状態で寸法に応じて物理的に分離できる。すなわち、マクロ分子は流体力学的容量によって互いに分離され、容積が最大のものが最初に溶出される。絶対法ではないが、SECで樹脂の分子量分布を評価することができる。低分子量(104〜90000g/mol)の市販の基準ポリスチレンを基準にして各数平均分子量Mnおよび重量平均分子量Mwを求め、多分散指数Ipを計算した。IpはMw/Mnの比で算出される。
許容可能なSEC法は以下の通りである。変性樹脂の各サンプルはテトラヒドロフランに約1g/lの濃度で溶解させた。使用した装置はクロマトグラフ''WATERSモデルAlliance2690''である。溶出溶媒はテトラヒドロフラン(移動相)で、流速は1ml/分、系の温度は35℃、分析時間は40分にした。固定相としては商品名が''WATERS型STYRAGEL HR4''(混合ベッドカラム)、''WATERS型STYRAGEL HR1''(100Åの空隙率)および''WATERS型STYRAGEL HR0.5''(50Åの空隙率)の3つのカラムからなるセットを用いた。
各樹脂サンプル溶液の注入容量は100μlにした。検出計は''WATERSモデル2410''の示差屈折計で、クロマトグラフデータ処理ソフトウエアは''WATERS MILLENNIUM''(バージョン3−2)システムを用いた。
樹脂のガラス転移温度(Tg
樹脂のTgはASTM D3418−03/E1356−03に従った示差走査熱量計(DSC)で測定した。本発明者はTgの測定にメトラーDSCモデル番号822を用いた。
ムーニー粘度
100℃でのムーニー粘度ML(1+4)は1999年の規格ASTM D1646に準じて測定した。
ショアーA硬度
ショアーA硬度は1997年の規格ASTM D2240に準じて測定した。
伸びモジュラス
伸びモジュラス(moduli of elongation)はASTM D412規格(1998)に従って23℃の温度でASTM C試験片に対して100%(M100)で測定した。この伸びモジュラス値は真のセカントモジュラス(true secant moduli、割線伸び率)(MPa)すなわち、所定の伸び率での試験片の実際の断面に減少させた計算した割線モジュラスである。
ヒステリシス損失(HL)
ヒステリシス損失(hysteresis loss)は下記式に従って第6インパクトの弾性反撥によって60℃で測定した(%):
HL(%)=100{(W0−W1)/W1
(ここで、W0は供給したエネルギー、W1は復元されたエネルギー)
ゴムエラストマーのガラス転移温度
変性樹脂を混和したゴム組成物のTgの測定は10Hzの周波数、2つの異なる応力の値(0.2MPaおよび0.7MPa)で動的に測定を行い、「MDC」測定はISO規格4664に準じて行った(変形モードは剪断、試験片は円筒形)。
タイヤの性能の測定
「対照」タイヤの性能を100とした場合の性能の相対指数を用いた(基準100よりも性能指数が大きいものは対応する「対照」タイヤの性能よりも優れた性能を有することを示している)。
テストした各タイヤの転がり抵抗は周囲温度25℃、荷重530kg、速度80km/時、タイヤ内圧2.6barで、試験ドラム上の走行テストで測定した。
各タイヤの耐摩耗性または耐久性は曲がりくねった走路コースを平均速度77km/時で、摩耗がトレッドの溝に配置された摩耗指標に達するまで走行した後に残留するゴムの高さの関数である相対摩耗指数によって測定した。本発明のトレッドに残留するゴムの高さと「対照」トレッドに残留するゴムの高さとを「対照」トレッドの摩耗指数を100として比較して相対摩耗指数を得た。
テストした各タイヤのグリップは乾いた路面と湿った路面の両方で「ABS」制動モードの制動距離を測定して評価した。正確には、この「ABS」モードでの制動距離は乾いた路面では60km/時の速度から0km/時へ、(表面に約1.3mmの水を有する)湿った路面上では50km/時の速度から0km/時へ下げて測定した。
実施例1
[表1]に示す成分を用いて当業者に周知の手順に従ってエラストマー配合物を調製した。[表1]に示すエラストマー配合物を構成する各成分の量はエラストマー100重量部に対する重量部(phr)で表す。硬化剤、酸化防止剤およびオゾン劣化防止剤パッケージはZnO、硫黄、促進剤、ステアリン酸、6PPDおよびTMQを含み、通常の量で添加され、これらは全て当業者に公知の化合物である。
[表1]から分かるように、参考配合物は変性樹脂を含んでいない。[表2]はE1およびE2エラストマー配合物に添加される変性樹脂の物理特性を示している。これらの樹脂はペンシルベニア州のネビル島のネビルケミカル(Nevill Chemical)からTR-2700シリーズの樹脂として入手可能である。
[表1]に示す成分をバンバリーミキサーで55〜65回転/分で155〜170℃の温度に達するまで混合してエラストマー配合物を調製した。加硫を150℃で60分間行った。次いで、配合物の物理特性を測定する試験をした。
Figure 2010522800
Figure 2010522800
実施例2
実施例1のエラストマー配合物で作られたトレッドを有するタイヤの性能を求めるために、これらのエラストマー配合物から成るトレッドを有するタイヤを作った。タイヤはP225/60R16タイヤである。試験結果は[表3]に示してある。
耐摩耗性のテストは2003 Intrepidに対して測定し、グリップのテストは2006ポンティアック・グランプリに対して測定した。
Figure 2010522800
[表3]に示すように、変性樹脂を含むゴム配合物から作られたトレッドを有するタイヤは耐摩耗性およびグリップ性が大幅に増加し、転がり抵抗はほとんど低下しない。
特許請求の範囲および明細書中で用いられる「成る」、「含む」、「有する」という用語は明記していない他の要素を含むことができるオープンクレームを表すものと理解しなければならない。特許請求の範囲および明細書で「主として〜から成る」の表現を用いた時は、本発明の基本的かつ新規な特徴を実質的に変えない限り、明記されていない他の要素を含むことができる部分的にオープンクレームを表すものと理解しなければならない。単数形の単語は複数の場合を含み、一つまたは複数を含むと理解しなければならない。「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」の用語は同じ意味で使われる。「単一」という用語は唯一であることを意味するのに用いられ、同様に、他の特定の整数値、例えば「2つ」は特定の数を意味するときに用いられる。「好ましくは」、「好ましい」「好む」「必要に応じて」「〜ことができる」等の用語はその要素、条件または段階が本発明に必須ではない任意の特徴であることを表すのに用いられる。
以上の説明から、本発明の精神を逸脱しない範囲で、本発明の実施例を種々変更、変形できるということは理解できよう。以上の説明は単なる説明のためのもので、限定的意味で解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (22)

  1. 下記(1)〜(3)を含む架橋可能または架橋したゴム組成物:
    (1)一種または複数の天然ゴム、一種または複数の合成ゴムまたはこれらの組合せの中から選択されるジエンゴム、
    (2)無機充填剤、有機充填剤またはこれらの組合せの中から選択される強化充填剤、
    (3)ジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーと、オレフィン組成物との重合で得られる単位を含む、数平均分子量が750〜1000g/molで、ガラス転移温度が20〜60℃で、多分散指数が1.8〜3である石油炭化水素樹脂。
  2. 一種または複数の合成ゴムがスチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴムまたはこれらの組合せの中から選択される請求項1に記載のゴム組成物。
  3. ジエンゴムが天然ゴム、ポリブタジエンまたはこれらの組合せである請求項1に記載のゴム組成物。
  4. 強化充填剤がカーボンブラック、シリカまたはこれらの組合せの中から選択される請求項1に記載のゴム組成物。
  5. 石油炭化水素樹脂の数平均分子量が775〜950g/molである請求項1に記載のゴム組成物。
  6. 石油炭化水素樹脂のガラス転移温度が25〜35℃である請求項1に記載のゴム組成物。
  7. 石油炭化水素樹脂の多分散指数が1.9〜2.7である請求項1に記載のゴム組成物。
  8. 石油炭化水素樹脂の多分散指数が2.0〜2.5である請求項1に記載のゴム組成物。
  9. 石油炭化水素樹脂のヨウ素価が90〜130である請求項1に記載のゴム組成物。
  10. 石油炭化水素樹脂の芳香族含有量が0〜1%である請求項1に記載のゴム組成物。
  11. 石油炭化水素樹脂の脂肪族含有量が99〜100%である請求項1に記載のゴム組成物。
  12. オレフィン組成物がC8〜C18オレフィンまたはこれらの組合せの中から選択される請求項1に記載のゴム組成物。
  13. オレフィン組成物がC9〜C14オレフィンまたはこれらの組合せの中から選択される請求項12に記載のゴム組成物。
  14. ゴム組成物が100重量部のジエンゴムに対して5〜40重量部の石油炭化水素樹脂を含む請求項1に記載のゴム組成物。
  15. ゴム組成物が100重量部のジエンゴムに対して0〜30重量部の石油抽出油をさらに含む請求項1に記載のゴム組成物。
  16. 請求項1に記載のゴム組成物を含むタイヤ。
  17. 架橋可能なまたは架橋したゴム組成物を含むトレッドを有するタイヤであって、上記ゴム組成物が下記(1)〜(3)を含むタイヤ:
    (1)一種または複数の天然ゴム、一種または複数の合成ゴムまたはこれらの組合せの中から選択されたジエンゴム、
    (2)強化充填剤、
    (3)ジシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンコダイマーと、オレフィン組成物との重合で得られる単位を含む、数平均分子量が750〜1000g/molで、ガラス転移温度が20〜60℃で、多分散指数が1.8〜3である石油炭化水素樹脂。
  18. 一種または複数の合成ゴムがスチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴムまたはこれらの組合せの中から選択される請求項17に記載のタイヤ。
  19. 石油炭化水素樹脂の数平均分子量が775〜950g/molである請求項17に記載のタイヤ。
  20. 石油炭化水素樹脂の多分散指数が2.0〜2.5である請求項17に記載のタイヤ。
  21. ゴム組成物が100重量部のジエンゴムに対して0〜30重量部の石油抽出油をさらに含む請求項17に記載のタイヤ。
  22. オレフィン組成物がC8〜C18オレフィンのオレフィンまたはこれらの組合せの中から選択される請求項1に記載のタイヤ。
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