JP2010276860A - 画像形成装置における走査光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】fθレンズに光学用透明樹脂を用いた場合でも、環境温湿度の変動による主走査方向の像面上での焦点シフトを減少させる。
【解決手段】設計温度をt、環境変動時の温度をt、筐体の線膨張係数をαcol、カップリングレンズの焦点距離をfcol、温度tのときの走査光学系の主走査焦点距離をf(t)、設計焦点距離をL、温度tに依存する、走査光学系の全レンズを合成単レンズとしたときの屈折率をn(t)、レンズ中心厚みをS(t)、主走査方向入射側曲率半径をR(t)、主走査方向射出側曲率半径をR(t)、
Figure 2010276860

としたとき、下記(1)式を満たすように設計した。
Figure 2010276860

【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置における走査光学系に係り、特に、走査光学系を構成するfθレンズに樹脂レンズを用い、それにもかかわらず環境温度変化による主走査方向の像面上での焦点シフトを許容範囲に収められるようにした、画像形成装置における走査光学系に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置においては、帯電装置により感光体ドラムを一様に帯電した後、形成する画像の信号で変調した光で感光体ドラムを露光して静電潜像を形成し、感光体ドラムに形成された静電潜像に対する現像装置による現像、現像によって形成された感光体ドラム上のトナー画像の転写装置による用紙への転写、用紙上に転写されたトナー画像の定着装置による定着、という工程によって画像形成が行われる。
このうち、一様に帯電した感光体ドラムへの露光を行う露光装置として、高速機においては、レーザーダイオード等を形成する画像の信号で変調し、ポリゴンミラーで主走査方向(感光体ドラムの軸方向)に偏向して、fθレンズを用いた走査光学系により、等角速度走査を等速度走査に変換して感光体ドラムを走査するようにした走査光学系が用いられる。
このような走査光学系においては、一般的に、レーザーダイオード等の光源装置から放射されたレーザー光をコリメートレンズ等のカップリングレンズで略平行光束に変換した後、感光体ドラム上の走査面上で所望のビームスポット径を得るため、アパーチャ(絞り)により光束を一定の大きさに絞り、シリンドリカルレンズのような、副走査方向(主走査方向に直交する方向)にのみ屈折力を有する光学素子を透過させてポリゴンミラー上に主走査方向に線状に結像させ、走査面上の等角速度走査を等速走査に変換するfθレンズを介して、走査面上に光ビームスポットとして結像させるよう構成されている。
このうち、fθレンズは2群2枚で構成される場合が多く、第1レンズは主走査方向の収差補正及び等角速度走査から等速走査への変換機能、第2レンズはポリゴンミラーの面倒れに対する補正機能を、というように光学的な機能を分離させて設計されるのが一般的である。
またfθレンズの材質は、環境変動による屈折率変化、屈折率分布変化、熱変形等の影響を受けにくい光学用ガラス(例えばBK7等)が使用されていたが、近年では装置の小型化や軽量化、部材コストの削減等の要請から、光学用アクリル樹脂(PMMA)やシクロオレフィン系樹脂(COP)等の光学用透明樹脂を用いることが多くなっている。
しかしながら、これら光学用アクリル樹脂(PMMA)やシクロオレフィン系樹脂(COP)等の光学用透明樹脂は、ガラスと比較すると温湿度変化の影響を受けやすく、さらに光学用アクリル樹脂(PMMA)は吸湿性が高いため、レンズ内の屈折率分布が変化して光学性能の劣化を引き起こしやすい。一方、シクロオレフィン系樹脂(COP)は湿度変化に対する吸湿性が低く、屈折率分布の変化等の影響を受けにくいが、温度変化に対しては、熱変形や屈折率変動を起こしてやはり光学性能の劣化を引き起こす。
また、半導体レーザ等の光源装置からの拡散光を略平行光束に変換するカップリングレンズは、温度変化が生じた場合、レーザダイオード等の光源装置とカップリングレンズとの光軸方向の距離が、光学素子と光源装置が設置されている共通の固定部材の線膨張係数に比例した分だけ伸縮する。そのため、被走査面上で、カップリングレンズの焦点距離fcolとfθレンズの焦点距離fの比(横倍率)の2乗に比例した光軸方向の焦点位置ずれが起こることとなる。
このように、走査光学系に光学用透明樹脂を用いたことで環境温度変化で焦点位置ズレが起こることに対しては、例えば特許文献1にシリンドリカルレンズをアクリル樹脂で、fθレンズをガラスで製作した場合の温度変化による、焦点位置ずれを実用上許容できる範囲に抑えるようにしたレーザビーム走査光学系が示されている。この特許文献1に示されたレーザビーム走査光学系では、シリンドリカルレンズを搭載した光源ユニットが温度変化で変形し、ポリゴンミラー付近での結像位置が元の位置から変動して、感光体付近での結像位置が元の位置から移動するが、温度上昇に伴って樹脂製のシリンドリカルレンズも変形し、結像位置が光源ユニットの変形を相殺する方向に変化するのを利用し、焦点ずれを実用上許容できる範囲に抑えている。
特開平5−19189号公報
しかしながら、この特許文献1に示されたレーザビーム走査光学系は、シリンドリカルレンズをアクリル樹脂で、fθレンズをガラスで製作した場合であり、前記したように装置の小型化や軽量化、部材コストの削減等の要請から、fθレンズに光学用アクリル樹脂(PMMA)やシクロオレフィン系樹脂(COP)等の、光学用透明樹脂を用いた場合には適用できない。
そのため本発明においては、fθレンズに光学用アクリル樹脂(PMMA)やシクロオレフィン系樹脂(COP)等の光学用透明樹脂を用いた場合でも、環境温湿度の変動による主走査方向の像面上での焦点シフトを減少させるようにした、画像形成装置における走査光学系を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる画像形成装置における走査光学系は、
光源装置と、該光源装置からの光を偏向して被走査面上を主走査方向に走査させる走査光学手段と、前記光源装置からの光を主走査方向に線状として前記走査光学手段の反射面に結像させる、カップリングレンズと線状集光素子と、前記走査光学手段により偏向された光の前記被走査面上における走査速度を等速とするfθレンズと、からなる画像形成装置における走査光学系において
前記光源装置とカップリングレンズ(コリメータレンズ)とは、樹脂とガラス繊維からなる複合材料で構成した筐体に保持され、前記走査光学系におけるfθレンズを光学用透明樹脂で構成して、光学系の設計温度をt、環境変動時の温度をt、光学系を保持する筐体の線膨張係数をαcol、前記カップリングレンズ(コリメータレンズ)の焦点距離をfcol、環境温度tのときの前記走査光学系の主走査焦点距離をf(t)、設計焦点距離をL、環境温度tに依存する、走査光学系の全レンズを合成単レンズとみなしたときの屈折率をn(t)、レンズ中心厚みをS(t)、主走査方向入射側曲率半径をR(t)、主走査方向射出側曲率半径をR(t)、
Figure 2010276860
としたとき、下記(1)式を満たすよう設計したことを特徴とする。
Figure 2010276860
このように、走査光学系レンズを合成単レンズとみなしたときに(1)式を満足するように設計することで、筐体に保持した光源装置とカップリングレンズの筐体の変形による焦点シフト量と、光学用透明樹脂で構成したfθレンズの焦点シフト量とが互いに相殺しあい、焦点シフトを最小限に抑えることができ、かつ、環境変動時の焦点シフト量が小さければ、設計上の焦点深度は浅く取ることができるから、走査光学系の設計難易度を下げることができる。
そして、前記カップリングレンズ(コリメータレンズ)は、ガラスレンズとすることでガラスレンズは光学用透明樹脂に較べて線膨張係数が1桁小さく、屈折率変化及び熱変形の影響を無視できるから、前記(1)式による効果を最大限発揮することができる。
また、前記筐体が、ポリカーボネート、ガラス繊維、ABS樹脂からなる複合材料とすることで、強度を持ちながら前記(1)式により焦点シフトを最小限に抑えることができる筐体とすることができる。
以上記載のごとく、本発明になる画像形成装置における走査光学系は、走査光学系の環境温度による焦点シフト量を最小限に抑えることができ、環境温度変化時の光学性能の劣化を抑えることが可能となると共に、環境変動時の焦点シフト量が小さいことで、設計上の焦点深度は浅く取ることができるから、走査光学系の設計時の難易度を下げることができる。
本発明になる光走査光学装置を画像形成装置における感光体の露光装置に応用した構成概略の斜視図である。 図1に示した光走査光学装置の副走査方向断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明になる画像形成装置における走査光学系の構成概略の斜視図で、図2はこの図1に示した光走査光学装置の副走査方向断面図である。以下の説明では、同一構成要素には同一番号を付してある。
本発明になる光走査光学装置は、例えば波長670nmの半導体レーザよりなる光源1と、その半導体レーザよりなる光源1からの光を平行光とするカップリングレンズとしてのガラス非球面コリメートレンズ2と、この平行光を所定の大きさとする開口31を備えた開口絞り(アパーチャー)3と、平行光とされた光源1からの光を主走査方向10に長い線状として、被走査面9上を走査させる回転反射鏡(ポリゴンミラー)5の反射面5aに結像させるシリンドリカルレンズ4などの線状集光素子と、ポリゴンミラー5により偏向された光の被走査面上における走査速度を等速とする、fθレンズ6、7などの走査光学系、反射鏡8などで構成されている。本発明においては、シリンドリカルレンズ4は、光学ガラスであるS−BSL7(株式会社オハラ製)を用いた。なお、反射鏡8は、必要に応じて設ければ良く、各光学部材の配置構成(レイアウト)によっては無くても構わない。
fθレンズ6、7は、主走査方向に正のパワーを、主走査方向と直交する副走査方向に負のパワーを持つ第1レンズ6と、副走査方向に正のパワーを有している第2レンズ7とで構成され、どちらかのレンズが非球面形状を有して構成されている。そして本発明においては、fθレンズ6、7を例えばシクロオレフィン系樹脂(COP)であるZEONEXE48R(日本ゼオン株式会社製)等の光学用透明樹脂を使用し、コリメートレンズ2はBK7(SCHOTT社製)等の光学ガラスを用いて屈折率変化及び熱変形の影響が小さくて無視できるようにし、また、光源1とコリメートレンズ2は、ポリカーボネート、ガラス繊維、ABSの複合材料の、例えばRN7740D(帝人株式会社製)等の材質の筐体に保持している。
このように構成した本発明の画像形成装置における走査光学系における、fθレンズ6、7の主走査方向の焦点距離fは、nを走査光学系の全レンズを合成単レンズとみなしたときの屈折率、Sをレンズ中心厚み、Rをfθレンズの主走査方向入射側曲率半径、Rをfθレンズの主走査方向射出側曲率半径とすると、下記(2)式で与えられる。
Figure 2010276860
環境温度変化時、この4つのパラメータnL、L、1、は、環境温度tの関数になり、詳細は省略するが、レンズ中心厚みSはS(t)、主走査方向入射側曲率半径RはR(t)、主走査方向射出側曲率半径RはR(t)となって温度tの1次式で近似され、走査光学系の全レンズを合成単レンズとみなしたときの屈折率nはn(t)として、温度tの2次式で十分良く近似される。従って、(2)式は、
Figure 2010276860
のように書き換えることができ、焦点距離fはtの関数となる。(3)式が意味するところは、温度変化によってfθレンズ6、7の主走査方向焦点距離が変化するということである。
一方、コリメートレンズ2の焦点距離をfcolとすれば、主走査方向における横倍率β及び縦倍率αは、
β=f(t)/fcol ………………………(4)
α=β=(f(t)/fcol …………(5)
となる。
また、コリメートレンズ2周辺は環境温度変化時、光源(半導体レーザ)1及びコリメートレンズ2が保持されている筐体が伸縮し、光源1とコリメートレンズ2の間の距離が伸縮する。従って、光軸方向のコリメートレンズ2に対する光源1の位置ずれ量ΔLcolは、筐体の線膨張係数をαcol、設計温度をt、環境温度をtとして、
ΔLcol=αcol(t−t)×fcol ……………………(6)
物点上での光軸方向のズレ量ΔLcolと像点でのズレ量ΔLimageとの関係は
ΔLimage=−αΔLcol ………………………(7)
となる。
そして(5)式、(6)式、(7)式より、ΔLimageは、
ΔLimage=−αcol(t−t)×(f(t))2/fcol ……(8)
となる。
ここで、所望の光学性能を得ることができる焦点深度をLとすると、被走査面9の位置は固定であるから、fθレンズ6、7の焦点距離が環境温度tで変化したときの焦点距離と、(光学系の設計温度tにおける焦点距離+コリメートレンズ2に対する光源1の環境温度tによる位置ずれ量ΔLcol)との差が、焦点深度L以下であれば焦点ズレによる光学性能の劣化を回避することができるから、下記(9)式を満たせば所望の光学性能を得ることができることになる。
Figure 2010276860
すなわち、(3)式で定義されているとおり、f(t)は温度tの時のfθレンズの主走査方向焦点距離を表し、同様にf(t)は温度tの時のfθレンズの主走査方向焦点距離であるから、fθレンズの温度変化前後の焦点距離変化量、すなわち焦点位置ズレはf(t)−f(t)となる。一方、温度変化によるコリメートレンズと光源の距離変化が引き起こす焦点位置変化は(8)式となるから、この(8)式の値とfθレンズの温度変化前後の焦点距離変化量を加えた値が焦点位置のずれ量となる。そのため、両者が相殺されるような許容量(すなわち焦点深度L以下)であれば、焦点ズレは発生しないことになるわけである。
なお、ここでコリメートレンズ2の、環境温度変動に対する屈折率変化及び熱変形の影響は、コリメートレンズ2が前記したようにBK7等の光学ガラスを用いていて、樹脂の線膨張係数は10−5であるのに対して光学ガラスが10−6と一桁小さいため、熱変形の影響を無視できるとした。
次に、実際の光学設計例について説明する。まず、筐体の線膨張係数をαcol、設計温度をt、コリメートレンズ2の焦点距離をfcol、所望の光学性能を得ることができる焦点深度をLとして、それぞれの値を次のように設定した。
αcol=2.4×10−5(/℃)
=20(℃)
col=12.5(mm)
L =3(mm)
また、光源1、コリメートレンズ2は、前記したようにポリカーボネート、ガラス繊維、ABSの複合材料の、RN7740D(帝人株式会社製)等の材質の筐体に保持し、設計温度tを20℃、使用温度tを10℃〜50℃、光源(半導体レーザ)1の波長は前記したように670nm、焦点深度Lはfθレンズ6、7の光学設計に依存し、被走査面9上でのビームスポット径の設定にもよるが、3mm程度得られれば良好である。
fθレンズ6、7に使用する光学用透明樹脂は、これも前記したようにシクロオレフィン系樹脂(COP)のZEONEXE48R(日本ゼオン株式会社の登録商標)を使用した。ここで走査光学系の全レンズを合成単レンズとみなしたときの屈折率をn(t)は、屈折率の温度変化測定データ等から近似して、下記(10)式で表せる。
Figure 2010276860
また、前記(9)式では、合成単レンズの曲率半径を求めるとしたが、実施例では簡単のため、単玉レンズによるものとする。このとき、それぞれ設計温度tのときのレンズ中心厚みをS、主走査方向入射側曲率半径をR1t、主走査方向射出側曲率半径をR2tとし、光学用透明樹脂の線膨張係数をαfθとすると、レンズ中心厚みS(t)、主走査方向入射側曲率半径R(t)、主走査方向射出側曲率半径R(t)は、それぞれ下記(11)式、(12)式、(13)式となる。
(t)=S(1+αfθ(t−t)) ………………………(11)
(t)=R1t(1+αfθ(t−t)) ……………………(12)
(t)=R2t(1+αfθ(t−t)) ……………………(13)
ここで、
αfθ=9.0×10−5(/℃)
=8(mm)
1t=−175.2(mm)
2t=−79.7(mm)
である。
その結果、10℃、20℃、30℃、40℃、50℃、の各温度における焦点シフト量は、下記の通りとなり、シフト量は0.61mm〜−1.82mmの範囲に収まって、前記(9)式を満たしている。なお、今回の構成では、設計温度を20℃としたが、使用温度範囲の中間温度である30℃で設計、及び製造すれば、最大の焦点シフト量を更に抑えることも可能となる。
10℃ 0.61(mm)
20℃ 0.00(mm)
30℃ −0.61(mm)
40℃ −1.21(mm)
50℃ −1.82(mm)
このように本発明によれば、走査光学系の環境温度による焦点シフト量を最小限に抑えることができ、環境温度変化時の光学性能の劣化を抑えることが可能となる。また、環境変動時の焦点シフト量が小さければ、設計上の焦点深度は浅く取る事ができるから、走査光学系の設計難易度も下げることができる。
本発明によれば、走査光学系におけるfθレンズを光学用透明樹脂で構成しても、環境温度変化により焦点シフトを許容範囲に収めることができるから、画像形成装置を安価に、しかも環境温度の変化でも画像品質を落とさないように製作することができる。
1 光源(半導体レーザ)
2 コリメートレンズ
3 アパーチャー(開口絞り)
31 開口
4 シリンドリカルレンズ
5 ポリゴンミラー
6、7 fθレンズ
8 反射鏡
9 感光体(被走査面)
10 走査方向

Claims (3)

  1. 光源装置と、該光源装置からの光を偏向して被走査面上を主走査方向に走査させる走査光学手段と、前記光源装置からの光を主走査方向に線状として前記走査光学手段の反射面に結像させる、カップリングレンズと線状集光素子と、前記走査光学手段により偏向された光の前記被走査面上における走査速度を等速とするfθレンズと、からなる画像形成装置における走査光学系において
    前記光源装置とカップリングレンズ(コリメータレンズ)とは、樹脂とガラス繊維からなる複合材料で構成した筐体に保持され、前記走査光学系におけるfθレンズを光学用透明樹脂で構成して、光学系の設計温度をt、環境変動時の温度をt、光学系を保持する筐体の線膨張係数をαcol、前記カップリングレンズ(コリメータレンズ)の焦点距離をfcol、環境温度tのときの前記走査光学系の主走査焦点距離をf(t)、設計焦点距離をL、環境温度tに依存する、走査光学系の全レンズを合成単レンズとみなしたときの屈折率をn(t)、レンズ中心厚みをS(t)、主走査方向入射側曲率半径をR(t)、主走査方向射出側曲率半径をR(t)、
    Figure 2010276860
    としたとき、下記(1)式を満たすよう設計したことを特徴とする、画像形成装置における走査光学系。
    Figure 2010276860
  2. 前記カップリングレンズ(コリメータレンズ)は、ガラスレンズであることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における走査光学系。
  3. 前記筐体が、ポリカーボネート、ガラス繊維、ABS樹脂からなる複合材料からなることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における走査光学系。
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