JP2010272573A - 圧着装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の圧着ユニットのピッチ切替をシンプルな構造で高速化できて圧着工程の時間短縮と効率化を図る圧着装置及びその方法を提供する。
【解決手段】複数の圧着ユニット4を1軸方向に延びるガイド部7に沿って移動自在に配設し、ガイド部7と平行にラック22を配設するとともに、圧着ユニット4若しくは圧着ユニット4と一体的に移動する部材にラック22に噛み合うピニオン23を配設し、各圧着ユニット4に対応するピニオン4をそれぞれ独立して回転駆動する複数の駆動モータ24をガイド部7の長手方向と直交する方向の固定側に配設し、各駆動モータ24の出力軸と各ピニオン23とをフレキシブルシャフト25にて連結した。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板の側縁部に任意の間隔で配置された複数の実装部位に装着された部品を圧着する圧着装置及びその方法に関するものである。
例えば、基板の側縁部に間隔をあけて配設された複数の実装部位に部品を実装する部品実装装置において、複数の実装部位に装着された部品を一括して本圧着する複数の圧着手段(ユニット)を備え、かつ各圧着手段の配置ピッチを実装部位の配置ピッチに応じて等間隔を維持したまま変更するピッチ変更手段を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたピッチ変更手段は、複数の圧着手段をガイドレールに沿って移動自在に配設し、駆動モータにて回転されるスプライン軸と固定の送りねじ軸をガイドレールと平行に配設し、各圧着手段にそれぞれ送りねじ軸に螺合するナットとこのナットにスプライン軸の回転を所要の回転比率で伝達する回転伝達手段とを設け、単一の駆動モータを回転駆動することで複数の圧着手段の配置ピッチを変更できるように構成されている。
また、複数の圧着ツールを移動自在に支持するとともに、各圧着ツールに固定したナットと、各圧着ツールのナットに螺合する複数の送りねじと、各送りねじをそれぞれ回転するモータとを備えた移動手段を設け、各圧着ツールを独立して移動させて、圧着ツールのピッチを可変するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3757874号明細書 特許第4007031号明細書
ところが、特許文献1に記載された構成では、ピッチ切替時に各圧着手段をそれぞれ送りねじによって移動させるようにし、スプライン軸と送りねじ軸とナットと所要の回転比率で伝達する回転伝達手段とを有する複雑な構成であるため、コスト高になるとともに保守点検に手間がかかり、またピッチ切替時の基準位置が送りねじの構成によって決定されるために基準位置を任意に設定することが実質的に不可能であり、基板の機種によって適用できない場合が発生する恐れがあり、使い勝手が良くないという問題がある。
また、特許文献2に記載された構成では、各圧着ツールを独立して移動可能に構成しているので、圧着ツールの配置基準位置とピッチを任意に設定することができるが、圧着ツールの移動手段として各圧着ツール毎にナットとそれに螺合する送りねじを設けているため、複数の送りねじが並列して配設された複雑な構成となるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑み、複数の圧着ユニットのピッチ切替をシンプルな構造で高速化できて圧着工程の時間短縮と効率化を図る圧着装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の圧着装置は、複数の圧着ユニットを1軸方向に延びるガイド部に沿って移動自在に配設し、ガイド部と平行にラックを配設するとともに、圧着ユニット若しくは圧着ユニットと一体的に移動する部材にラックに噛み合うピニオンを配設し、各圧着ユニットに対応するピニオンをそれぞれ独立して回転駆動する複数の駆動モータをガイド部の長手方向と直交する方向の固定側に配設し、各駆動モータの出力軸と各ピニオンとをフレキシブルシャフトにて連結したものである。
この構成によれば、ガイド部に沿って移動自在な各圧着ユニットに、ガイド部と平行なラックに噛合させてピニオンを設け、各ピニオンを、フレキシブルシャフトを介して固定側の駆動モータで回転させるようにしているので、ピニオンがラックと噛合して転動するのに伴って圧着ユニットが移動し、各駆動モータの作動制御によって各圧着ユニットを独立してかつ高速にて移動及び位置決めすることができ、複数の圧着ユニットの配置ピッチの切替及び任意の配置位置への切替を高速で行うことができ、圧着工程の時間短縮と効率化を図ることができ、さらに移動する圧着ユニット側にはピニオンだけを配設し、駆動モータを固定側に配設してフレキシブルシャフトにてピニオンと連結しているので、圧着ユニットをコンパクトな構成とすることができるとともに、全体構成をシンプルな構造として装置コスト及び保守コストの低廉化を図ることができる。
また、ガイド部が、間隔をあけて平行に配設した少なくとも2本のガイドレールを備え、ラックを前記2本のガイドレールの間に平行に配設すると、圧着ユニットをラックとピニオンの噛合によって移動可能としながらも圧着ユニットの高い支持剛性を確保することができ、高精度の圧着を確保することができる。
また、各圧着ユニットに、ガイド部の任意の位置で制動固定する固定手段を設けると、駆動モータとピニオンを可撓性があって回転位置剛性の小さいフレキシブルシャフトにて連結しながら、圧着工程中及びその前後に圧着ユニットに位置ずれが生じる恐れを無くすことができて高精度の圧着を確保することができる。
また、ピニオンが、ラック歯との間のバックラッシュを無くすように相互に周方向に回転付勢された一対の歯車を備えていると、ピニオンとラックの噛合部のバックラッシュにより位置決め精度が低下するのを防止することができる。
また、本発明の圧着方法は、上記圧着装置の複数の圧着ユニットにて、基板の側縁部に任意のピッチ間隔で配置された複数の実装部位に装着された各部品を圧着する圧着方法であって、搬入される基板の実装部位のピッチ間隔に関するデータを取得する工程と、搬入された基板における次に圧着すべき部品の実装部位が配置されている側縁部を圧着作業位置に位置決めする工程と、次に圧着すべき実装部位のピッチ間隔に応じて駆動モータを動作させて圧着ユニットのピッチ間隔を合わせる工程と、複数の圧着ユニットを同時に動作させて基板の複数の実装部位にそれぞれ部品を圧着する工程とを有するものである。
この構成によれば、基板の長辺の側縁部と短辺の側縁部の両方の実装部位に部品を圧着する場合や、機種切替された基板に対して部品を圧着する場合など、部品を圧着する実装部位のピッチ間隔と配置位置が切り替わる場合に、複数の圧着ユニットを各実装部位に対応する位置に自動的にかつ高速にて位置切替することができ、圧着工程の効率化を図ることができる。
本発明の圧着装置及びその方法によれば、ガイド部に沿って移動自在な各圧着ユニットにピニオンを設け、ピニオンがラックと噛合して転動するのに伴って圧着ユニットが移動するようにしているので、各ピニオンをそれぞれ駆動モータにて回転制御することによっ
て各圧着ユニットを独立してかつ高速にて移動及び位置決めすることができ、複数の圧着ユニットの配置ピッチの切替及び任意の配置位置への切替を高速で行うことができ、圧着工程の時間短縮と効率化を図ることができ、さらに駆動モータを固定側に配設してフレキシブルシャフトにて連結しているので、シンプルな構造となり、装置コスト及び保守コストの低廉化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る圧着装置の全体概略構成を示す斜視図。 同実施形態の要部構成を示す斜視図。 同実施形態の要部の縦断側面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の部分平面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の要部構成を示す正面図。 (a)、(b)はユニットピッチ切替装置の動作状態を示す平面図。 同実施形態における圧着工程の動作フロー図。 (a)はユニットピッチ切替装置の変形構成例の側面図、(b)は(a)のA矢視背面図。 (a)はユニットピッチ切替装置の他の変形構成例の側面図、(b)はそのピニオンの構成説明図。 同実施形態の圧着装置の変形構成例の要部の縦断側面図。
以下、本発明をLCDやPDPのガラス基板などの基板の側縁部に配設された実装部位に部品を圧着する圧着装置に適用した一実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
図1において、圧着装置1は、基板2の側縁部に配設された複数の実装部位3a、3bに異方性導電シートを介して装着(仮圧着)されているTCPなどの部品3を加圧・加熱することで本圧着する複数台(図示例では4台)の圧着ユニット4と、搬入された基板2を保持して圧着作業位置に移動して位置決めする基板位置決め手段5を備えている。基板位置決め手段5は、基板2を保持する保持ステージ5aを、基板搬送方向に沿うX軸方向と、X軸方向に対して水平に直交するY軸方向に移動・位置決めするXY移動機構と、水平面に対して垂直なZ軸方向に昇降させる昇降機構と、Z軸回りに回転させるθ回転機構とを備えている。
6は基板2を圧着装置1に搬入する基板搬送装置で、基板2をその上に載置して吸着保持する基板保持部6aと、基板保持部6aを昇降させる昇降手段6bと、昇降手段6bをX軸方向に移動させる移動手段6cにて構成され、圧着装置1の側部の供給位置に供給された基板2を基板保持部6a上に受け取って圧着装置1に向けて搬送し、圧着装置1の基板位置決め手段5の保持ステージ5a上に受け渡すように構成されている。
複数の圧着ユニット4は、これら圧着ユニット4の並列方向に沿うX軸方向のガイド部7に沿って移動自在に支持されている。ガイド部7は、図1〜図3に示すように、架台30上に設置されたベース板8の幅方向両側部に一対のガイドレール9、9を配設し、圧着ユニット4の下端面にガイドレール9に沿って移動自在なガイドブロック10を固定して構成されている。そして、このように移動自在に支持された各圧着ユニット4を独立して移動及び位置決めし、各圧着ユニット4のピッチ間隔及び配置位置を切り替える後述のユニットピッチ切替手段11が設けられている。
圧着ユニット4は、図3に示すように、剛体にて構成された大略L字状の本体フレーム12の下部に、基板2の実装部位3a、3bを下側から支持する下受け部13が設けられ
、その直上に配設された圧着ヘッド15がガイドブロック14を介して本体フレーム12にて昇降自在に支持されている。本体フレーム12の圧着ヘッド15を配置した側には、基板2の実装部位3a、3bに部品3をZ軸方向に加圧する押圧力を圧着ヘッド15に付与するエアシリンダなどの押圧手段16が配設されている。この押圧手段16で発生した力を圧着ヘッド15に伝達するため、本体フレーム12の上端部にレバー17の中間部17aが枢支され、その一端17bが押圧手段16の出退部上端16aに、他端17cが圧着ヘッド15の上端にそれぞれ回動自在に接続され、押圧手段16の伸展動作によって、圧着ヘッド15を下方に移動させ、圧着ヘッド15が部品3に当接した状態で所要の加圧力を付与できるように構成されている。
さらに、図1、図3に示すように、複数の圧着ユニット4の配置空間を取り囲むように剛性部材から成る門型フレーム18が配設され、この門型フレーム18に、各圧着ユニット4の各押圧手段16の出退部上端16aの上昇移動を規制して各圧着ヘッド15の動作速度(下降速度)を規制するヘッド動作規制手段19が配設されている。ヘッド動作規制手段19は、複数の押圧手段16の出退部上端16aの上部に対向するように配設された棒状の規制部材20と、規制部材20を任意の速度で昇降動作させる昇降手段21にて構成されており、規制部材20を出退部上端16aに係合させた状態で押圧手段16を伸展動作させるとともに所望の速度パターンで規制部材20を上昇動作させることで、各圧着ヘッド15を所望の速度パターンで下降動作させ、可及的に短時間にかつダメージを与えることなく各圧着ヘッド15を部品3に当接させることができ、その後規制部材20をさらに上昇させて出退部上端16aから離間させることで押圧手段16にて部品3に所望の加圧力を作用させることができるように構成されている。
ユニットピッチ切替手段11は、ガイド部7のガイドレール9、9間に平行に固定して配設されたラック22と、各圧着ユニット4にラック22に噛合させた状態で回転自在に配設されたピニオン23と、ガイド部7に対してその長手方向であるX軸方向と直交するY軸方向に離れた位置に固定して配設され、各圧着ユニット4のピニオン23をそれぞれ独立して回転駆動する複数の駆動モータ24と、各駆動モータ24の出力軸と各ピニオン23とを連結するフレキシブルシャフト25とで構成されている。ピニオン23は、圧着ユニット4の本体フレーム12の下端部にY軸方向に沿ってかつ回転自在に配設された回転軸32の一端に固定され、回転軸32の他端がフレキシブルシャフト25に接続されている。これにより、駆動モータ24にてフレキシブルシャフト25を介してピニオン23を回転させると、ピニオン23がラック22との噛合によってラック22上を転動することにより、図4に示すように、圧着ユニット4がガイド部7に沿って移動する。その際に、駆動モータ24とピニオン23とがフレキシブルシャフト25にて連結されているので、圧着ユニット4の移動範囲がフレキシブルシャフト25の長さと可撓性によって規制される所定範囲内である限り、固定した駆動モータ24による回転駆動力をピニオン23に伝達することができる。
例えば、図1、図2の図示例のように4台の圧着ユニット4が所定のピッチ間隔をあけて並列して配設されている場合、図5に示すように、各圧着ユニット4をガイド部7に沿ってそれぞれ独立して移動・位置決めすることができ、図6(a)に示すように、圧着ユニット4がピッチP1で配置されている状態と、図6(b)に示すように、圧着ユニット4がピッチP2(>P1)で配置されている状態とに各駆動モータ24の作動制御によって高速にて切り替えることができる。
かくして、基板2の複数の側縁部にそれぞれ異なる配置ピッチで装着(仮圧着)されている部品3に対して、本圧着を同じ圧着装置1で行うために、一つの側縁部の部品3の本圧着を行った後、基板2を回転して他の側縁部における配置ピッチの異なる部品3の本圧着を行う場合や、基板2の機種が変更されて配置ピッチの異なる部品3の本圧着を行う場
合などにも、部品3の配置ピッチに合わせて圧着ユニット4の配置ピッチをシンプルな構造で高速にて短時間で切替えることができ、高い実装効率を確保することができる。
また、上記ヘッド動作規制手段19においては、圧着ユニット4の配置ピッチ切替の前後の何れにおいても、規制部材20の中央を中心として略対称形に各圧着ユニット4が配置されていない場合には、規制部材20に偏った荷重が作用して傾きを生じ、精度良く位置規制できず、圧着ヘッド15の当接タイミングにずれを生じる恐れがあるが、本実施形態のユニットピッチ切替装置11では、各圧着ユニット4を、規制部材20の中央を中心にした対称形でかつ相互に所定のピッチ間隔に配置された状態を維持しつつ各圧着ユニット4のピッチ間隔を切替えることができ、このような問題の解消を図ることができる。
次に、以上の構成の圧着装置1を用いて、基板2の実装部位3a、3bに装着された部品3を本圧着(以下圧着と呼ぶ)する圧着工程の動作を、図7の動作フロー図を参照して説明する。基板2が基板搬送装置6にて圧着装置1に搬入されると(ステップS1)、搬入された基板2の各側縁部における部品3の実装部位3a、3bの配置ピッチに係るデータを、実装ラインの全体を統括制御している制御装置(図示せず)から圧着装置1の制御手段33(図1参照)が取得する(ステップS2)。次に、制御手段33が、取得したピッチデータから、次に部品3を圧着すべき基板2の側縁部における実装部位3a、3bのピッチが前回の圧着時と同一であるか否かの判断を行い(ステップS3)、同一の場合はそのままステップS5に移行し、同一でない場合は次に部品3を圧着すべき実装部位3a、3bのピッチに合わせて各圧着ユニット4のピッチをユニットピッチ切替手段11にて切り替え(ステップS4)、その後ステップS5に移行する。ステップS5では、基板位置決め手段5にて、新たに搬入された基板2、若しくは何れかの側縁部の部品3の圧着が終わった後の基板2に対する移動・位置決め動作を行い、次に部品3を圧着すべき基板2の側縁部の各実装部位3a、3bを各圧着ユニット4の圧着作業位置、すなわち各実装部位3a、3bの基板下面が各圧着ユニット4の下受け部13上に支持される位置に位置決めする。次に、各圧着ユニット4を上述のように動作させて基板2の各実装部位3a、3bに装着されている部品3を圧着する(ステップS6)。次に、当該基板2において、未だ部品3が圧着されていない側縁部が残っているか否かの判断を行い(ステップS7)、残っている場合はステップS3にリターンしてステップS3〜S7の動作を繰り返し、部品3を圧着すべき実装部位3a、3bが存在する全ての側縁部に対して部品3の圧着を行い、残っていない場合は基板2を次の工程に向けて搬出した後、ステップS1にリターンして基板2を搬入して上記動作を繰り返すことで、搬入される任意の基板2に対して順次部品3の圧着工程を行うことができる。
以上の構成によれば、ガイド部7に沿って移動自在な各圧着ユニット4に、ガイド部7と平行なラック22に噛合させてピニオン23を設け、各ピニオン23を、フレキシブルシャフト25を介して固定側の駆動モータ24で回転させるようにしているので、ピニオン23がラック22と噛合して転動するのに伴って圧着ユニット4が移動し、各駆動モータ24の作動制御によって各圧着ユニット4をそれぞれ独立してかつ高速にて移動及び位置決めすることができる。これによって複数の圧着ユニット4の配置ピッチの切替及び任意の配置位置への切替を、シンプルな構造で高速で行うことができるので、圧着工程の時間短縮と効率化を図ることができる。また、移動する圧着ユニット4側にはピニオン23だけを配設し、駆動モータ24を固定側に配設してフレキシブルシャフト25にてピニオン23と連結した構成であるため、圧着ユニット4をコンパクトに構成することができるとともに、圧着装置1の全体構成をシンプルな構造とすることができて装置コスト及び保守コストの低廉化を図ることができる。特に、圧着ヘッド4を幅方向(X軸方向)に小さい寸法の構成とすることができるので、基板2の各側縁部に沿って配設される複数の実装部位3a、3bのピッチが小さい場合でも各側縁部の隣接する実装部位間のピッチに合わせて圧着ヘッド4間のピッチを切換えて一度に一括して圧着することができるので好適で
ある。
また、ガイド部7を、間隔をあけて平行に配設した少なくとも2本のガイドレール9にて構成し、これら2本のガイドレール9、9間に平行にラック22を配設しているので、圧着ユニット4をラック22とピニオン23の噛合によって移動可能としながらも圧着ユニット4を高い支持剛性をもって安定して支持することができ、高精度の圧着を確保することができる。
また、図7に示したような動作フローで圧着工程を行うと、基板2の長辺の側縁部と短辺の側縁部の両方の実装部位3a、3bに部品3を圧着する場合や、機種切替された基板2に対して部品3を圧着する場合など、部品3を圧着する実装部位3a、3bのピッチ間隔と配置位置が切り替わる場合に、複数の圧着ユニット4を各実装部位3a、3bに対応する位置に自動的にかつ高速にて位置切替することができるので、圧着工程の効率化を図ることができる。
以上の構成においては、各圧着ユニット4の位置決めは駆動モータ24に設けられている制動機構によって行うことになるが、フレキシブルシャフト25を介してピニオン23の回転を固定するだけで、各圧着ユニット4は移動自在であるため、圧着ユニット4の固定力が十分でなく、圧着動作時に作用する力によっては、微小移動を生じて圧着精度の低下を来たす恐れある。そこで、図8(a)、(b)に示すように、各圧着ユニット4に、ガイド部7の任意の位置で制動固定する固定手段26を設けるのが好適である。固定手段26としては、ベース板8の側面にガイドレール9と平行に制動用レール板27を配設するとともに、各圧着ユニット4の本体フレーム12に制動用レール板27を挟圧可能な一対のブレーキ片28aをするブレーキユニット28を装着した構成のものが好適である。なお、図8(a)において、25aはフレキシブルシャフト25の安全カバーチューブである。
また、以上の構成においては、ラック22に対して単純にピニオン23を噛合させた構成であるため、駆動モータ24にて圧着ユニット4の移動及び位置調整を行う際に、ラック22とピニオン23間のバックラッシュの影響を受け、高い位置決め精度を得ることができず、高精度の位置検出手段を設けて位置補正制御する場合でも位置調整に時間がかかる恐れがある。そこで、図9(a)、(b)に示すように、ピニオン23を、フレキシブルシャフト25に結合された主歯車23aと、この主歯車23aに対して周方向に回転付勢された副歯車23bからなる一対の歯車23a、23bにて構成し、ピニオン23とラック22の間のバックラッシュを無くすようにするのが好適である。
また、以上の構成では、水平なラック22上にピニオン23を配設し、駆動モータ24をガイド部7の長手方向に対して水平に直交するY軸方向に離れた位置に配設した例を示したが、図10に示すように、ベース板8を設置している下部の架台30内に出力軸を上向きにして駆動モータ24を配設し、ベース板8上にラック22を垂直にして(歯列を横向きにして)配設し、このラック22に噛合するように垂直軸心回りに回転自在に圧着ヘッド4にピニオン23を配設し、ピニオン23と駆動モータ24の出力軸を上下方向向きに配設したフレキシブルシャフト25にて連結した構成としても良い。
また、以上の構成では、圧着ユニット4の本体フレーム12の下端面に直接ガイドブロック10を装着してガイドレール9に沿って移動自在に支持したが、図3に仮想線で示すように、ガイドブロック10を介してガイドレール9に沿って移動自在でかつピニオン23を回転自在に支持した複数のスライダ31を設け、圧着ユニット4の本体フレーム12とは別体で構成した各スライダ31にそれぞれ圧着ユニット4を搭載するようにしても良い。この構成によれば、圧着ユニット4の交換や保守や増減などを容易に行うことができる。
また、上述の実施形態では、基板の側縁部に任意の間隔で配置された複数の実装部位に装着された部品を圧着する圧着装置についての適用を述べたが、本願発明の圧着装置のピッチ切替機構は、基板2の各実装部位3a、3bに対し、異方性導電シートを貼り付ける貼付け圧着装置における圧着ユニットのピッチ変更にも適用可能である。
本発明の圧着装置は、ガイド部に沿って移動自在な各圧着ユニットにピニオンを設けて固定のラックに噛合させ、各ピニオンをそれぞれ駆動モータにて回転制御して各圧着ユニットを独立してかつ高速にて移動及び位置決めするので、複数の圧着ユニットの配置ピッチの切替及び任意の配置位置への切替を高速で行って圧着工程の時間短縮と効率化を図ることができ、さらに駆動モータを固定側に配設してフレキシブルシャフトにて連結しているので、圧着ユニットをコンパクトにかつ全体構成をシンプルな構造とすることができ、装置コスト及び保守コストの低廉化を図ることができるので、基板に部品を実装する実装ラインにおける圧着装置に好適に利用することができる。
1 圧着装置
2 基板
3 部品
4 圧着ユニット
7 ガイド部
9 ガイドレール
11 ユニットピッチ切替手段
22 ラック
23 ピニオン
23a 主歯車
23b 副歯車
24 駆動モータ
25 フレキシブルシャフト
26 固定手段
31 スライダ

Claims (5)

  1. 複数の圧着ユニットを1軸方向に延びるガイド部に沿って移動自在に配設し、
    ガイド部と平行にラックを配設するとともに、圧着ユニット若しくは圧着ユニットと一体的に移動する部材にラックに噛み合うピニオンを配設し、
    各圧着ユニットに対応するピニオンをそれぞれ独立して回転駆動する複数の駆動モータをガイド部の長手方向と直交する方向の固定側に配設し、
    各駆動モータの出力軸と各ピニオンとをフレキシブルシャフトにて連結した
    ことを特徴とする圧着装置。
  2. ガイド部は、間隔をあけて平行に配設した少なくとも2本のガイドレールを備え、ラックは前記2本のガイドレールの間に平行に配設したことを特徴とする請求項1記載の圧着装置。
  3. 各圧着ユニットに、ガイド部の任意の位置で制動固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の圧着装置。
  4. ピニオンは、ラック歯との間のバックラッシュを無くすように相互に周方向に回転付勢された一対の歯車を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の圧着装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の圧着装置の複数の圧着ユニットにて、基板の側縁部に任意のピッチ間隔で配置された複数の実装部位に装着された各部品を圧着する圧着方法であって、
    搬入される基板の実装部位のピッチ間隔に関するデータを取得する工程と、
    搬入された基板における次に圧着すべき部品の実装部位が配置されている側縁部を圧着作業位置に位置決めする工程と、
    次に圧着すべき実装部位のピッチ間隔に応じて駆動モータを動作させて圧着ユニットのピッチ間隔を合わせる工程と、
    複数の圧着ユニットを同時に動作させて基板の複数の実装部位にそれぞれ部品を圧着する工程とを
    有することを特徴とする圧着方法。
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