JP2010271545A - レンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造 - Google Patents

Abstract

【課題】レンズをほこり及び外力による損傷から保護する。
【解決手段】一種のレンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造で、それには１つのレンズ６０、１つのレンズ駆動機構２０及び１つの保護ガラス６１が含まれる。そのうち、当該レンズ６０は光線を１つの影像センサーにフォーカスさせて結像する。そして当該レンズ駆動装置は１つの中空筒状を呈していて、その中に当該レンズ６０を収容でき、当該レンズ６０を光軸方向線上に移動させて光線の焦点を合わせる。当該保護ガラス６１は当該レンズ駆動機構２０のレンズ挿入口場所に設置し、且つ当該駆動機構２０のレンズ挿入口場所に複数突起したバッフル３１を設置して、当該保護ガラス６１を固定収容する。
【選択図】図２

Description

本発明は一種のレンズ保護構造、特に一種のマイクロレンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造に関し、レンズの前面にレンズ保護用のガラス及びその固定構造を設置するものである。

科学技術の進歩により、デジタルカメラの体積が非常に小さく縮小され、また現在の携帯電話も大部分がデジタルカメラの機能が設置されている。これらはすべて影像撮影レンズのモジュール化及びマイクロ化によるものであり、マイクロレンズ内には数種類のオートフォーカス駆動構造がある。

図１に示すのは、１つの周知のレンズ焦点駆動装置の立体分解図である。その構造には１つの上カバー１０、１つの底カバー１１、１つのレンズホルダー１２及び１つの外フレーム１３が含まれていて、当該外フレーム１３内の周辺にはそれぞれ４つの磁石１４がはめ込まれ、当該レンズホルダー１２内にはねじ山１５が設置されて、１つのレンズ１６をねじ込むことができる。当該レンズホルダー１２の外周には１つのコイル１７がはめ込み設置されていて、レンズホルダー１２は外フレーム１３内の４つの磁石１４の中心を移動でき、コイル１７に通電して生じる磁場極性と磁石１４との相互反発或いは吸引とにより、レンズホルダー１２及びレンズ１６のオートフォーカス動作をもたらす。また、レンズホルダー１６は１つの上板バネ１８及び１つの下板バネ１９で４つの磁石１４の中心部に支えられている。

周知のレンズ焦点駆動装置では、レンズホルダー１２へのレンズ１６のねじ入れに便利なように、前面に開口部を持っており、一般的にはいずれも撮影装置(例えば携帯電話或いはカメラ)の外ケース上に１つの透光平板レンズ(例えばガラス)を設置してレンズを保護している。しかし、半製品の組立て過程でレンズが外力を受けて破損或いは汚れてしまうことが免れない。しかし、直接レンズ焦点駆動装置の開口部に１つのガラス板を設置してレンズを保護できるなら、半製品組立ての全過程を通して破損およびほこりからレンズを保護でき、撮影装置のケース体に平板レンズを設置する必要はなくなるためにカメラのコストが節減でき、さらにこれにより撮影装置(例えば携帯電話)の厚さを縮減できる。

本案の発明人は上述の要求に従い、レンズ保護ガラスが、マイクロレンズ焦点駆動装置のレンズ挿入口に、固定機構によって固定されるような、より優れたレンズ保護構造を設計した。

本発明の目的は、半製品組み立て時及び半製品時にレンズを衝撃及びほこりから保護する、マイクロレンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造を提供することである。

本発明の更なる目的は、レンズ保護機構を備えたマイクロレンズ焦点駆動装置を用いた撮影装置の平板レンズを不要とし、それによって装置全体の厚さ及び生産コストを低減する、マイクロレンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造を提供することである。

上記の目的を達成するために、本発明のレンズ保護構造は１つのレンズ、１つのレンズ駆動機構及び１つの保護ガラスを備える。そのうち、当該レンズは光線を１つの影像センサーにフォーカスさせて結像する。そして当該レンズ駆動装置は１つの中空筒状を呈していて、その中に当該レンズを収容でき、当該レンズを光軸方向線上に移動させて光線の焦点を合わせる。当該透光ガラスは当該レンズ駆動機構のレンズ挿入口場所に設置し、且つ当該駆動機構のレンズ挿入口場所に複数突起したバッフルを設置して、当該保護ガラスを固定収容する。

図２は本発明の第一の実施例によるレンズ焦点駆動装置の立体分解図である。本発明のレンズ焦点駆動装置には１つのレンズ６０、１つのレンズ駆動機構２０及び１つの保護ガラス６１が含まれ、そのうち当該レンズ駆動機構２０には１つの外カバー２１及び１つの底カバー２２が含まれ、当該外カバー２１及び底カバー２２は組み合わせた後１つの収容スペースを形成し、その中に１つの上カバー３０、１つのホルダー４０及び１つの台座５０が含まれる。当該台座５０は１つの中空筒状を呈していて、その中に当該レンズ６０を収容することができ、当該台座５０の外周はコイル５１で覆われている。当該台座５０は中空上のホルダー４０の中心で光軸方向の上下線上で移動でき、当該ホルダー４０の四周にもまた磁性部品４１が収容設置されている。

当該台座５０と当該ホルダー４０の間は、少なくとも１つの弾性部品４５で連結され、比較的良好な方法は当該弾性部品４５が上下の２組あることである。当該弾性部品４５は複数の不規則状中空を形成する細い線で外周の固定部４６及び内部の活動部４７と接続している。固定部４６は当該ホルダー４０と接続し、活動部４７は台座５０に接続して、当該台座５０を弾性部品４５によりホルダー４０の中心で光軸方向線上で上下に移動させる。

当該コイル５１を電流が通過して磁場が発生すると、当該ホルダー４０上の磁性部品４１との吸引及び反発が生じ、台座５０及びレンズ６０を光軸方向線上で移動させ、光線をレンズにより１つの影像センサー(図には表示していない)にフォーカスさせ、影像センサー上に結像させる。

図２の第１の実施例に示すように、当該保護ガラス６１は当該レンズ駆動機構２０のレンズ６０挿入口場所に設置され、当該上カバー３０上には複数突起状のバッフル３１が設置されて、１つの収容エリアを形成し、当該保護ガラス６１を収容設置する。比較的良好な方法として、当該保護ガラス６１と収容設置エリアは方形、矩形、円形、八角形或いはその他多角形とすることができる。

当該外カバー２１は金属材質とすることができ、コイル通電で発生する電磁干渉を隔絶することができる。その頭頂部には当該バッフル３１収容設置エリアと同じ開口部が設置され、当該外カバー２１が組立てられた後にも当該レンズ６０をレンズ駆動機構２０に設置することができ、さらに保護ガラス６１も設置できるので、レンズ６１を保護することができる。

比較的良好な方法として、当該バッフル３１は板状或いは柱状にすることができる。図３は本発明の第２の実施例の一部立体分解図であるが、収容設置エリアを囲い、当該保護ガラス６１を制限或いは固定できればよく、当該保護ガラス６１はガラスレンズ或いはプラスチックガラス、透明アクリルとすることができる。

比較的良好な方法として、当該保護ガラス６１は接着剤で当該バッフル３１が形成するレンズ収容設置エリア内に粘着固定することができる。また或いは、当該バッフル３１上にはめ込み用凹層を設置することができる。図３はバッフルの一部拡大図であるが、当該保護ガラス６１を固定することにより、接着剤を使用する必要はない。

図４を参照されたい。これは本発明を１つの撮影装置に設置した一部実施例の応用図である。本発明は撮影装置１００(例えば携帯電話)上に設置でき、且つ保護ガラス６１がすでに設置されてレンズ６０を保護しているため、当該撮影装置１００のケース１０１上には１つの貫通孔１０２を設置するだけでよく、保護レンズは必要としない。当該バッフル３１を貫通孔１０２上にはめ込むことにより、本発明のレンズ駆動機構２０が当該撮影装置１００のケース１０１上に固定される。当該外カバー２１を削除し、当該撮影装置１００のケース１０１に置換することも可能である。図４に示す実施例では、本発明はさらに撮影装置１００との間のネジ接合或いはその他接続位置決め構造等を削除できる。従って、レンズ焦点装置の厚さをさらに縮小することができる。

本発明は撮影装置１００上に簡単に取付けできるばかりではなく、撮影装置のコストをも低下させることができる。さらに撮影装置１００は保護レンズの必要がなくなるため、厚さもさらに縮減でき、ますます薄くなる携帯電話への応用にとって、相当の競争力を具備させることになる。

また、本発明の保護ガラス６１はキャップ上に設計することもできる。図５に示す第３の実施例は、直接保護ガラス６１を当該バッフル３１を覆っている。当該バッフル３１はまた図６に示す第４の実施例のように円柱状に設計でき、保護ガラス６１上に相対するはめ込み孔を設置して、当該バッフル３１上にはめ込み固定することができる。

図１は周知のレンズ焦点駆動装置の立体分解図である。 図２は本発明であるレンズ焦点装置の第１の実施例の立体分解図である。 図３は本発明の第２の実施例の一部立体分解図である。 図４は本発明を１つの撮影装置に取付けた一部実施例の応用図である。 図５は本発明の第３の実施例図である。 図６は本発明の第４の実施例図である。

１０ 上カバー
１１ 底カバー
１２ レンズホルダー
１３ 外フレーム
１４ 磁石
１５ ネジ山
１６ レンズ
１７ コイル
１８ 上板バネ
１９ 下板バネ
２０ レンズ駆動機構
２１ 外カバー
２２ 底カバー
３０ 上カバー
３１ バッフル
４０ ホルダー
４１ 磁性部品
４５ 弾性部品
４６ 固定部
４７ 活動部
５０ 台座
５１ コイル
６０ レンズ
６１ 保護ガラス
１００ 撮影装置
１０１ ケース
１０２ 貫通孔

Claims (7)

1. 一種のレンズ焦点駆動装置のレンズ保護構造で、当該レンズ焦点駆動装置は１つの撮影装置上に設置できる。それには、
   光線を１つの影像センサー上にフォーカスして結像させる１つのレンズ、
   １つの中空筒状を呈し、その中に当該レンズが設置でき、当該レンズを光軸方向線上に移動させて光線の焦点を合わせる１つのレンズ駆動機構、及び
   当該駆動機構のレンズ挿入口場所に設置された１つの保護ガラスが含まれ、且つ当該駆動機構のレンズ挿入口場所に複数突起したバッフルを設置して、当該保護ガラスを収容固定する。
2. 当該保護ガラスは１つのガラスレンズ或いは１つのプラスチックガラス或いは透明アクリルである、請求項１に記載のレンズ保護構造。
3. 当該バッフルは板状或いは柱状を形成している、請求項１に記載のレンズ保護構造。
4. 当該バッフル上にははめ込み用の凹層が設置され、これにより当該保護ガラスを位置決めする、請求項１に記載のレンズ保護構造。
5. 当該撮影装置のケース上には保護レンズを設置する必要がなく、１つの貫通孔を設置するだけでよく、当該バッフルを当該貫通孔にはめ込んで、これにより固定及び位置決めする、請求項１に記載のレンズ保護構造。
6. 当該保護ガラスは１つのキャップ状を呈していて、当該バッフルをカバーすることができる、請求項１に記載のレンズ保護構造。
7. 当該保護ガラス上には複数のバッフルに相対するはめ込み孔が設置されていて、これによりバッフルにはめ込み固定できる、請求項１に記載のレンズ保護構造。

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