JP2010269688A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートバックとシートクッションとが相互を連動させるリンクアーム部を介して接続されており、シートバックが前倒するとともにシートクッションが前方へ移動して格納状態となる車両用シートにおいて、リンクアーム部の軌道に障害物が進入することによってシートの態様切り替えが滞るのを防ぐことを、リンクアーム部に変更を加えることなく達成する。
【解決手段】リンクアーム部37には、間隙Sを遮ってリンクアーム部37の軌道に障害物が進入するのを妨げる遮蔽部材21が取付けられており、遮蔽部材21は、対向して配置された一対の布状片23a,23bと、該一対の布状片23a,23bの間に配置された遮蔽板27とを備え、一対の布状片23a,23bの間に設定された潜通部25にリンクアーム部37が通された状態とすることで当該遮蔽部材21がリンクアーム部37に取付けられている。
【選択図】図3
【解決手段】リンクアーム部37には、間隙Sを遮ってリンクアーム部37の軌道に障害物が進入するのを妨げる遮蔽部材21が取付けられており、遮蔽部材21は、対向して配置された一対の布状片23a,23bと、該一対の布状片23a,23bの間に配置された遮蔽板27とを備え、一対の布状片23a,23bの間に設定された潜通部25にリンクアーム部37が通された状態とすることで当該遮蔽部材21がリンクアーム部37に取付けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用シートに関する。より詳しくは、シートバックが背凭れ面を構成し、シートクッションが座面を構成する着座可能状態と、該着座可能状態から前記シートバックが前倒するとともに前記シートクッションが前方へ移動した格納状態と、に態様を切り替えることが可能であり、前記シートバックと前記シートクッションとが前記着座可能状態と前記格納状態との態様切り替えに際して前記シートバックと前記シートクッションとを連動して作動させるリンクアーム部を介して接続されており、該リンクアーム部の軌道に障害物が進入することのできる間隙が形成される車両用シートに関する。
この種の車両用シートは、例えば、下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1に記載の車両用シートは、車両のフロアに固定されたロアレールに対して摺動可能に取付けられたアッパレールを介してフロア上に設置されている。アッパレールは、前側はシートクッションの下方に設けられており、後側は***している。シートバックは、その下端が、アッパレールの***した後部に回動可能に取付けられており、シートクッションは、その前部が、アッパレールの前部に回動可能に取付けられた前部脚の先端に回動可能に取付けられている。そして、シートクッションの後部に設けられたL字状の連接部材(リンクアーム部)によりシートクッションとシートバックとが接続されている。このL字状の連接部材は、シートクッションの側面に沿って設けられており、着座可能状態においてシートバックの側面に沿うようにL字状に屈曲しており、その先端がシートバックの下部に回動可能に接続されている。このような車両用シートによれば、着座可能状態においてシートバックを前倒しすると、シートクッションが前方かつ下方へスライドして格納状態へと切り替えることができる。この車両用シートでは、着座可能状態から格納状態へと態様を切り替えるに際してL字状の連接部材が前方かつ下方へ変位するが、着座可能状態においてはL字状の連接部材の下には障害物が進入することのできる間隙があるため、この間隙に障害物が進入した場合にL字状の連接部材の変位が妨害されて格納状態への切り替えが滞る可能性があり、その点では改善の余地があった。
このようなシートバックの前倒動作とシートクッションの前方へのスライド動作とが連動する車両用シートではないが、シートの変位動作を確保する観点でみれば、下記特許文献2には、前後スライド可能な車両用シートであって、スライド軌道がカバーでガードされた車両用シートが開示されている。この車両用シートは、車両の床面に固定された下レールに沿ってスライド可能な車両用シートであって、シートクッション側に設けられた上レールには、該上レールの下レールに対する相対位置に関わらず下レール全体を覆うことの出来る立体的な成形品よりなるカバーが取付けられている。これによりレール軌道への障害物の進入を防いで、前後スライド動作が滞りなく行われるようになっている。
しかし、上記特許文献2のカバーは、上レールに対して引掛けおよびビス止めにより取付けられているため、仮にこのような技術をリンクアーム部に対して応用しようとした場合には、リンクアーム部に新たに掛合部やビス孔などを設定しなければならず、リンクアーム部の構造変更を伴う。したがって、必ずしも容易にリンクアーム部の軌道に障害物が進入するのを防ぐことができるわけではなかった。
そこで、本発明の課題は、リンクアーム部の軌道に障害物が進入することによってシートの着座可能状態と格納状態との態様切り替えが滞るのを防ぐことを、リンクアーム部に変更を加えることなく達成することにある。
上記課題を解決するために本発明は次の手段を採用する。
本発明は、シートバックが背凭れ面を構成し、シートクッションが座面を構成する着座可能状態と、該着座可能状態から前記シートバックが前倒するとともに前記シートクッションが前方へ移動した格納状態と、に態様を切り替えることが可能であり、前記シートバックと前記シートクッションとが前記着座可能状態と前記格納状態との態様切り替えに際して前記シートバックと前記シートクッションとを連動して作動させるリンクアーム部を介して接続されており、該リンクアーム部の軌道に障害物が進入することのできる間隙が形成される車両用シートであって、前記リンクアーム部には、前記間隙を遮って前記リンクアーム部の軌道に障害物が進入するのを妨げることのできる遮蔽部材が取付けられており、該遮蔽部材は、対向して配置された一対の布状片と、該一対の布状片の間に配置され、該一対の布状片の少なくとも一方に一体的に設けられた遮蔽板とを備えるとともに、前記一対の布状片の間に前記リンクアーム部を通すことのできる潜通部が設定されており、該潜通部に前記リンクアーム部が通された状態とすることで当該遮蔽部材が前記リンクアーム部に取付けられていることを特徴とする。
本発明は、シートバックが背凭れ面を構成し、シートクッションが座面を構成する着座可能状態と、該着座可能状態から前記シートバックが前倒するとともに前記シートクッションが前方へ移動した格納状態と、に態様を切り替えることが可能であり、前記シートバックと前記シートクッションとが前記着座可能状態と前記格納状態との態様切り替えに際して前記シートバックと前記シートクッションとを連動して作動させるリンクアーム部を介して接続されており、該リンクアーム部の軌道に障害物が進入することのできる間隙が形成される車両用シートであって、前記リンクアーム部には、前記間隙を遮って前記リンクアーム部の軌道に障害物が進入するのを妨げることのできる遮蔽部材が取付けられており、該遮蔽部材は、対向して配置された一対の布状片と、該一対の布状片の間に配置され、該一対の布状片の少なくとも一方に一体的に設けられた遮蔽板とを備えるとともに、前記一対の布状片の間に前記リンクアーム部を通すことのできる潜通部が設定されており、該潜通部に前記リンクアーム部が通された状態とすることで当該遮蔽部材が前記リンクアーム部に取付けられていることを特徴とする。
かかる車両用シートによれば、リンクアーム部の軌道に障害物が進入するのを許容する間隙が遮蔽部材により遮られることにより、リンクアーム部の軌道に干渉する位置に障害物が進入するのを防ぐことができる。そのため、着座可能状態と格納状態との態様切り替えを滞りなく行うことが可能である。そして、遮蔽部材は、一対の布状片の間に設定された潜通部にリンクアーム部が通された状態となることによりリンクアーム部に取付けられており、リンクアーム部にはなんら変更を要さない。
本発明によれば、リンクアーム部に変更を加えることなく、リンクアーム部の軌道に障害物が進入することによってシートの態様の切り替えが滞るのを防ぐことができる。
<実施形態1>
以下、図1〜6を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態1について説明する。本実施形態の車両用シート11は自動車等の車両に装備されるシートである。なお、各図において矢印で示すFR,RR,UPは車両用シート11の着座者から見た方向を基準として定めた車両用シート11の前方,後方,上方を示している。また、各図において矢印で示すOUTは車両用シート11の幅方向外方を示している。図1に示されるように、車両用シート11は、座面となるシートクッション31、背凭れとなるシートバック51、およびヘッドレスト13を備えている。この車両用シート11は、着座可能状態と格納状態とにその態様を切り替えることができる。すなわち、車両用シート11は、着座可能状態では、図1に示されるように、シートクッション31の上面31aが座面を構成するとともに、シートバック51が起立し、その前面51aが背凭れ面を構成する。また、車両用シート11は、格納状態では、図2に示されるように、シートクッション31は格納状態から前方へスライド変位するとともに沈み込み、シートバック51が前傾した状態となる。
以下、図1〜6を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態1について説明する。本実施形態の車両用シート11は自動車等の車両に装備されるシートである。なお、各図において矢印で示すFR,RR,UPは車両用シート11の着座者から見た方向を基準として定めた車両用シート11の前方,後方,上方を示している。また、各図において矢印で示すOUTは車両用シート11の幅方向外方を示している。図1に示されるように、車両用シート11は、座面となるシートクッション31、背凭れとなるシートバック51、およびヘッドレスト13を備えている。この車両用シート11は、着座可能状態と格納状態とにその態様を切り替えることができる。すなわち、車両用シート11は、着座可能状態では、図1に示されるように、シートクッション31の上面31aが座面を構成するとともに、シートバック51が起立し、その前面51aが背凭れ面を構成する。また、車両用シート11は、格納状態では、図2に示されるように、シートクッション31は格納状態から前方へスライド変位するとともに沈み込み、シートバック51が前傾した状態となる。
まず、車両用シート11の構成について、着座可能状態と格納状態との態様切り替えの機構に関係する構成を中心に説明する。
図3,4に示されるように、シートバック51は、骨格を構成する門形のバックフレーム53に表皮材55で表装されたパッド部材54が被せ付けられて形作られている。そして、着座可能状態における下端部位置において、ベース部材63に対して回動可能に連結されている。ベース部材63は、プレート状の部材である。ベース部材63は、その面形状が車両用シート11の幅方向に面して立設されており、シート外方の面は当該ベース部材63にビス止めされた樹脂製のシールド部材63sで覆われている。そして、車両のフロアF側に車両用シート11の前後方向に沿って設けられたスライドレール65に対してスライド可能な状態で立設されている。このベース部材63に対して、リクライニング機構61を介してバックフレーム53の下端が回動可能に連結されている。なお、この車両用シート11は着座可能状態と格納状態との態様切り替えに関係なくスライドレール65によって前後のポジションを調節可能となっている。
図3,4に示されるように、シートバック51は、骨格を構成する門形のバックフレーム53に表皮材55で表装されたパッド部材54が被せ付けられて形作られている。そして、着座可能状態における下端部位置において、ベース部材63に対して回動可能に連結されている。ベース部材63は、プレート状の部材である。ベース部材63は、その面形状が車両用シート11の幅方向に面して立設されており、シート外方の面は当該ベース部材63にビス止めされた樹脂製のシールド部材63sで覆われている。そして、車両のフロアF側に車両用シート11の前後方向に沿って設けられたスライドレール65に対してスライド可能な状態で立設されている。このベース部材63に対して、リクライニング機構61を介してバックフレーム53の下端が回動可能に連結されている。なお、この車両用シート11は着座可能状態と格納状態との態様切り替えに関係なくスライドレール65によって前後のポジションを調節可能となっている。
図1に示されるように、シートクッション31は、骨格を構成するクッションフレーム33に表皮材で表装されたパッド部材34が被せ付けられて形作られている。クッションフレーム33は、シートクッション31の両側部において車両用シート11の前後方向に沿って設けられたサイドフレーム35を備えている。このサイドフレーム35は、パッド部材34に埋設された状態で配置されてシートクッション31の骨格を構成するフレーム部36と、該フレーム部36の後端部に延設されたリンクアーム部37とを備えている。フレーム部36の前部には、直線状の前部アーム41の先端部41bが回動可能に連結されている。前部アーム41は、基端部41aが車両のフロアF側に回動可能に連結されている。フレーム部36に被せ付けられたパッド部材34は、後端部位置において幅が狭く形成されており、リンクアーム部37はパッド部材34から後方へ突出している。リンクアーム部37は、後方斜め上方へ指向して形成されており、着座可能状態において、シートバック51の側面に沿って配設されている。そして、その先端37aは回動軸39を介して回動可能にシートバック51と連結されている。すなわち、図4に示されるように、リンクアーム部37の先端37aは、バックフレーム53の下の方であって、ベース部材63に対してリクライニング機構61を介して連結された下端位置よりも上方位置に対して回動可能に連結されている。
かかる構成の車両用シート11によれば、着座可能状態から格納状態への態様切り替えに際し、リクライニング機構61を回動中心としてシートバック51を前倒させるとサイドフレーム35に前方へ押し出す力が作用し、前部アーム41の回動を伴ってシートクッション31が前方へスライドしながら下方へ変位する。逆に、格納状態から着座可能状態へと切り替えるときには、シートバック51を起立させるとサイドフレーム35に後方へ引き戻す力が作用し、前部アーム41の回動を伴ってシートクッション31が後方へスライドしながら上方へ変位する。このとき、リンクアーム部37の変位に注目すると、着座可能状態から格納状態への切り替えに際しては前方へ、格納状態から着座可能状態への切り替えに際しては後方へ変位することとなる。そのため、車両用シート11には、格納状態において、図3に示されるように、前方へ押し出されたサイドフレーム35のリンクアーム部37の後方に間隙Sが生じる。間隙Sは、側面視で、リンクアーム部37、シートバック51の背凭れ面51a、ベース部材63を覆う樹脂製のシールド部材63s及びスライドレール65で区切られている。この間隙Sは、シートバック51を起立させて車両用シート11を着座可能状態へと戻す際に、サイドフレーム35が後方へ引き戻されることで漸次狭くなり、消失する。しかし、仮に、この間隙Sに何らかの障害物が進入した場合には、サイドフレーム35のリンクアーム部37の軌道に干渉することとなる。すなわち、側面視において、リンクアーム部37の変位方向である後方は閉塞されており、間隙Sに障害物が進入したままの状態においてリンクアーム部37が後方へ変位しようとしたとき、障害物は間隙Sから押し出されることなく間隙S内に挟まった状態となる。その結果、リンクアーム部37の後方への変位が妨げられ、車両用シート11の格納状態から着座可能状態への切り替えが妨げられる不具合が生じることとなる。そこで、かかる不具合を防ぐために、車両用シート11には、間隙Sへの障害物の進入を妨げることのできる遮蔽部材21が備えられている。
遮蔽部材21は、図4に二点鎖線で示されるように、リンクアーム部37に取付けられており、車両用シート11の側面からほとんど突起しない厚さの概ね板状の部材であり、図3に二点鎖線で示されるように、間隙Sをちょうど塞ぐことのできるようにリンクアーム部37の位置から後方に膨らんだ形状とされている。図5に示されるように、遮蔽部材21は、対向して配置された一対の布状片23a,23bと遮蔽板27とを備えている。本実施形態の一対の布状片23a,23bは、フェルト23よりなり、一枚のフェルトを折り返すことによって対向した布状片23a,23bとして設定されている。遮蔽板27は、例えば、厚さ1〜3mm程度のポリプロピレン等の樹脂からなる平板である。遮蔽板27は、一対の布状片23a,23bの間に配置されて縫合糸29により両布状片23a,23bと縫合されている。遮蔽板27は、布状片23a,23bよりも一回り小さく、布状片23a,23bに被覆された格好となっている。したがって、折り返されたフェルト23により遮蔽部材21の外表面が形成されている。
遮蔽部材21には、フェルト23が折り返されて形成された端部(折り返し端部)24aに沿って、リンクアーム部37を通すことのできる潜通部25が設けられている。すなわち、布状片23a,23bの折り返し端部24a以外の端部24bは、図6に示されるように、折り返し端部24aに沿ってリンクアーム部37を通すことができる余地を確保して縫合糸23fで縫合されている。つまり、縫合糸23fで縫合されていない箇所25a,25bが開口として形成されており、該開口25a,25bを通じて潜通部25へリンクアーム部37を潜り込ませることができるようになっており、リンクアーム部37が潜通部25に通された状態とされることによって遮蔽部材21がリンクアーム部37に取付けられている。そうしてリンクアーム部37に取付けられた遮蔽部材21においては、図5に示されるように、遮蔽板27がリンクアーム部37のシート外方側の側面に沿って配設されて間隙Sを遮蔽することの出来る方向へ延びている。なお、本実施形態の遮蔽部材21では、遮蔽板27を挟んで両布状片23a,23bを縫合する縫合糸29による縫合線は、図6に示されるように、折り返し端部24aに対して傾斜して形成されている。その傾斜方向は、折り返し端部24aとの距離がリンクアーム部37の先端37aを潜通部25に通す際の入り口側の開口25a側ほど広く、出口側の開口25b側ほど狭くなる傾斜方向である。それにより、入り口側の開口25aから挿入されたリンクアーム部37の先端37aが出口側の開口25bに案内されるようになっており、遮蔽部材21をリンクアーム部37に対して取付けやすくなっている。
以上の構成の遮蔽部材21によれば、以下の作用効果を奏する。
まず、リンクアーム部37に変更を加えることなく、リンクアーム部37に取付けることができる。そして、車両用シート11の格納状態においてリンクアーム部37の後方に生じる間隙Sを塞ぐことによって、間隙Sに障害物が進入してリンクアーム部37の後方への変位が妨げられるのを防ぐことができる。その結果、車両用シート11は、格納状態から着座可能状態への切り替えを確実に行うことができる。
まず、リンクアーム部37に変更を加えることなく、リンクアーム部37に取付けることができる。そして、車両用シート11の格納状態においてリンクアーム部37の後方に生じる間隙Sを塞ぐことによって、間隙Sに障害物が進入してリンクアーム部37の後方への変位が妨げられるのを防ぐことができる。その結果、車両用シート11は、格納状態から着座可能状態への切り替えを確実に行うことができる。
<実施形態2>
以下、図7を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の遮蔽部材21の構成を一部変更した実施形態である。上記実施形態1から変更を要しない部分については図中に同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下、図7を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の遮蔽部材21の構成を一部変更した実施形態である。上記実施形態1から変更を要しない部分については図中に同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の遮蔽部材71は、上記実施形態1の遮蔽部材21において、布状片23a,23bの折り返し端部24a以外の端部24bを縫合糸23fで縫合する代わりに面ファスナー73で閉じ合わせるようになっている。かかる構成によれば、組み立てられた車両用シート11に対して後から遮蔽部材71を容易に取付けることが可能である。
なお、本発明は、要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の実施形態が考えられるものである。例えば、上記実施形態では、リンクアーム部37がシートクッション31の骨格をも構成するサイドフレーム35の一部として形成された車両用シート11を例示したが、本発明は、リンクアーム部37がシートクッション31の構成部材とは別体として形成されており、シートクッション31とシートバック51とに連結された車両用シートにも勿論適用することができる。
また、遮蔽部材21の遮蔽板27は、布状片23a,23bの少なくとも一方に一体的に設けられていればよく、その一体化手段も特に限定されない。例えば、接着によって布状片23a,23bに一体化されていてもよい。
また、遮蔽部材21を構成する一対の布状片23a,23bは、一枚のフェルトから構成されたものに限らず、二枚の布状片23a,23bが縫合等により接合されたものであってもよい。また、材質はフェルトに限らず、各種の布状材料を用いることができる。
また、遮蔽部材21の遮蔽板27は、布状片23a,23bの少なくとも一方に一体的に設けられていればよく、その一体化手段も特に限定されない。例えば、接着によって布状片23a,23bに一体化されていてもよい。
また、遮蔽部材21を構成する一対の布状片23a,23bは、一枚のフェルトから構成されたものに限らず、二枚の布状片23a,23bが縫合等により接合されたものであってもよい。また、材質はフェルトに限らず、各種の布状材料を用いることができる。
11 車両用シート
21 遮蔽部材
23a,23b 布状片
25 潜通部
27 遮蔽板
31 シートクッション
35 サイドフレーム
36 フレーム部
37 リンクアーム部
51 シートバック
71 遮蔽部材
73 面ファスナー
S 間隙
21 遮蔽部材
23a,23b 布状片
25 潜通部
27 遮蔽板
31 シートクッション
35 サイドフレーム
36 フレーム部
37 リンクアーム部
51 シートバック
71 遮蔽部材
73 面ファスナー
S 間隙
Claims (1)
- シートバックが背凭れ面を構成し、シートクッションが座面を構成する着座可能状態と、該着座可能状態から前記シートバックが前倒するとともに前記シートクッションが前方へ移動した格納状態と、に態様を切り替えることが可能であり、前記シートバックと前記シートクッションとが前記着座可能状態と前記格納状態との態様切り替えに際して前記シートバックと前記シートクッションとを連動して作動させるリンクアーム部を介して接続されており、該リンクアーム部の軌道に障害物が進入することのできる間隙が形成される車両用シートであって、
前記リンクアーム部には、前記間隙を遮って前記リンクアーム部の軌道に障害物が進入するのを妨げることのできる遮蔽部材が取付けられており、該遮蔽部材は、対向して配置された一対の布状片と、該一対の布状片の間に配置され、該一対の布状片の少なくとも一方に一体的に設けられた遮蔽板とを備えるとともに、前記一対の布状片の間に前記リンクアーム部を通すことのできる潜通部が設定されており、該潜通部に前記リンクアーム部が通された状態とすることで当該遮蔽部材が前記リンクアーム部に取付けられていることを特徴とする車両用シート。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018039513A (ja) * | 2017-12-14 | 2018-03-15 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
US10518672B2 (en) | 2014-03-13 | 2019-12-31 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
-
2009
- 2009-05-21 JP JP2009122920A patent/JP2010269688A/ja active Pending
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US10518672B2 (en) | 2014-03-13 | 2019-12-31 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
JP2018039513A (ja) * | 2017-12-14 | 2018-03-15 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
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