JP2010267483A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】マットシールの位置ズレを規制して端子の挿入をスムーズに行うことができ、端子の挿入抵抗の増加を抑制できる防水コネクタを提供する。
【解決手段】端子収容室23を有し後端面がシールセット面28とされたインナハウジング20と、後壁12を有するアウタハウジング10と、端子を挿入する貫通孔31を有し、端子挿入前にインナハウジングのシールセット面とアウタハウジングの後壁との間に装着され、その後から貫通孔を通して端子収容室に端子が挿入されることで、電線との間を止水するマットシール30を備え、マットシール30をアウタハウジング10の後壁12の内面に一体に成形し、マットシール30に形成された貫通孔31のうちの幾つかの貫通孔31のシールセット面28との密着面38側の開口部に、貫通孔と同心の円形凹部37を形成し、インナハウジング20のシールセット面にマットシールの円形凹部に嵌まる円筒凸部24を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジング内への浸水を防止する一体型マットシールを備えた防水コネクタに関するものである。
従来、防水コネクタとして、例えば、特許文献1に記載されているものが提案されている。
図10に示すように、この防水コネクタ100は、硬質樹脂材からなるコネクタハウジング110内に複数の端子102を収容する複数の端子収容室111を備えており、各端子102は、電線Wの先端に加締め接合された状態でコネクタハウジング110の後端より挿入されている。
コネクタハウジング110の後端には、端子収容室111に対応した貫通孔131を有する弾性材料製のマットシール130が装着され、その背後に配設したリヤホルダ120により、マットシール130は、コネクタハウジング110の後端面とリヤホルダ120の間に圧縮状態で挟持されている。
また、マットシール130の前端には、各貫通孔131から延長したガイド筒部132が設けられ、各ガイド筒部132が端子収容室111の後端入口に挿入されていることで、マットシール130の貫通孔131とコネクタハウジング110の端子収容室111との間に多少の位置ズレがあっても、スムーズにマットシール130の貫通孔131を通して、端子102や電線Wを端子収容室111まで挿入できるようになっている。
特開2008−300318号公報 特開2006−66208号公報
ところで、上述した従来の防水コネクタ100では、コネクタハウジング110の端子収容室111の後端入口にマットシール130のガイド筒部132を挿入しているので、位置ズレによる影響はある程度解消できるものの、端子102を挿入する際のガイド筒部132の外側への逃げがないので、端子102の挿入抵抗が大きくなり過ぎる可能性があった。
本発明は、上記事情を考慮し、ハウジングの端子収容室とマットシールの貫通孔との間の位置ズレを規制して、端子の挿入をスムーズに行えるようにすることができると共に、端子の挿入抵抗の増加を抑制することのできる防水コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明の防水コネクタは、電線の先端に取り付けられた端子を後端より挿入可能な複数の端子収容室を有すると共に、該複数の端子収容室の後端が開口するハウジング後端面がシールセット面とされた硬質樹脂材料製の第1ハウジングと、該第1ハウジングの前記シールセット面に対向する後壁を有し、該後壁に前記端子収容室に対応した挿入孔を有する硬質樹脂材料製の第2ハウジングと、前記電線の先端に取り付けられた端子をそれぞれ挿入するための複数の貫通孔を有する厚肉板状をなし、前記端子を各端子収容室に挿入する前に前記第1ハウジングのシールセット面と前記第2ハウジングの後壁との間に装着され、その後から前記第2ハウジングの後壁の挿入孔および前記貫通孔を通して前記第1ハウジングの各端子収容室に前記端子が挿入されることにより、各端子の後方に延びる前記電線の外周に前記貫通孔の内周面を密着させて、該電線と前記第1ハウジングとの間を止水する弾性材料製のマットシールとを具備した防水コネクタにおいて、前記マットシールが、前記第2ハウジングと一体に成形され、前記マットシールに形成された貫通孔のうち少なくとも複数の貫通孔の、前記シールセット面との密着面側の開口部に、該貫通孔と同心の円形凹部が形成され、前記第1ハウジングの前記端子収容室のうち、前記円形凹部が形成された前記貫通孔に対応する前記端子収容室の前記シールセット面に開口する開口部の周囲に、前記マットシールの円形凹部に嵌まる円筒凸部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明の防水コネクタは、請求項1に記載の防水コネクタであって、前記円筒凸部の内周が、前記端子収容室の内周と滑らかに連続するように形成されると共に、前記円筒凸部と円形凹部とを嵌め合わせたときに、前記マットシール側の貫通孔とも滑らかに連続するように形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明の防水コネクタは、請求項1または2に記載の防水コネクタであって、前記貫通孔および端子収容室が縦横複数列に一定ピッチで直線配列されており、前記円筒凸部および円形凹部が縦方向および横方向に1つ跳びの千鳥配列で設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明の防水コネクタは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水コネクタであって、前記第2ハウジングが、前記後壁と該後壁の外周縁から前方に筒状に延びるフード部とを有するアウタハウジングとして構成されると共に、前記第1ハウジングが、前記フード部の内側に、該フード部との間に相手コネクタハウジングの挿入される環状挿入空間を確保した状態で配置されるインナハウジングとして構成され、前記アウタハウジングの内部の前記後壁の前面に前記マットシールが一体に成形されており、このマットシールの外周に、前記環状挿入空間に相手コネクタハウジングが挿入されてきたときに該相手コネクタハウジングの内周に密着して該相手コネクタハウジングと前記第1ハウジングとの間を止水する外周リップが設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、マットシールの貫通孔の開口部に形成された円形凹部に、第1コネクタハウジングのシールセット面に形成された円筒凸部を嵌めることにより、マットシールの貫通孔と第1ハウジングの端子収容室とを位置ズレを規制しながら連通させることができる。その際、マットシール側の円形凹部が、第1ハウジング側の円筒凸部の外周に嵌まることになるので、マットシールの貫通孔に端子や電線を通すときに、マットシールに変形が生じても、その変形の影響が円筒凸部の内部にまで及ぶことがなく、端子や電線を、円筒凸部の内周に案内されながら、スムーズに端子収容室まで挿入することができる。従って従来例のように、端子収容室の内部にマットシールの筒部を挿入することで位置ズレを防止する場合と違って、端子や電線を挿入する際の挿入力の増加を抑えることができる。また、位置ズレの規制により、端子および電線によりマットシールが損傷されるのを防止することができるので、止水性を高めることができる。また、端子および電線を端子収容室までスムーズに挿入することができるので、端子の挿入作業性の向上が図れる。また、予めマットシールを第2ハウジングに一体化しておくので、安定した状態でマットシールを保持しておくことができ、第1ハウジングと第2ハウジングおよびマットシールとの組み合わせもスムーズに行うことができる。
請求項2の発明によれば、マットシール側の貫通孔と第1ハウジング側の端子収容室とを段差無く滑らかに繋ぐことができるので、端子および電線の挿入をスムーズに行うことができる。
請求項3の発明によれば、円筒凸部と円形凹部が縦方向および横方向に1つ跳びの千鳥配列で設けられているので、隣接する円形凹部や円筒凸部の干渉を避けながら、端子収容室を狭ピッチで配列することができる。
請求項4の発明によれば、第2ハウジングがフード部を有するアウタハウジングとして構成され、第1ハウジングがフード部の内側に保護されたインナハウジングとして構成されているので、相手コネクタハウジングとの嵌合をスムーズに行うことができる。また、コネクタ嵌合状態において、マットシールの外周リップが相手コネクタハウジングとインナハウジング(第1ハウジング)との間を止水するので、相手コネクタハウジングの内部の端子とインナハウジングの内部の端子との接続空間を確実に止水することができる。
本発明の実施形態の防水コネクタの断面図である。 図1のA−A矢視図である。 図2のB−B線で切断した場合の前記防水コネクタの斜視図である。 インナハウジングを装着する前のアウタハウジングとマットシールのアッシー状態を示す側断面図である。 図4のC−C矢視図である。 前記アウタハウジングの斜視図である。 前記インナハウジングとマットシールの関係を示す斜視図である。 前記マットシールだけを取り出して示す図7のD−D矢視断面図である。 同マットシールの後面図である。 従来の防水コネクタの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態の防水コネクタの断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は図2のB−B線で切断した場合の防水コネクタの斜視図、図4はインナハウジングを装着する前のアウタハウジングとマットシールのアッシー状態を示す側断面図、図5は図4のC−C矢視図、図6はアウタハウジングの斜視図、図7はインナハウジングとマットシールの関係を示す斜視図、図8は図7のD−D矢視断面図、図9はマットシールの後面図である。
図1〜図3に示すように、この防水コネクタ1は、硬質合成樹脂材料製のインナハウジング(第1ハウジング)20および硬質合成樹脂材料製のアウタハウジング(第2ハウジング)10と、ゴム製等の弾性材料製のマットシール30とからなる。
インナハウジング20の柱状のハウジング本体21には、電線Wの先端に取り付けられた端子2を後端より挿入可能な複数の端子収容室23が設けられ、これら複数の端子収容室23の後端が開口するハウジング本体21の後端面は、マットシール30の前端面38が密着されるシールセット面28とされている。
アウタハウジング10は、前方に延びる筒状のフード部11と、フード部11の後端を塞ぐ後壁12とを有している。後壁12は、インナハウジング20のシールセット面28に対向する壁であり、この後壁12には、インナハウジング20の各端子収容室23に対応した挿入孔13が形成されている。なお、これら挿入孔13は、端子2および電線Wを楽に通せる大きさに設定されている。
マットシール30は、図7〜図9に示すように、電線Wの先端に取り付けられた端子2をそれぞれ挿入するための複数の貫通孔31を有する厚肉板状をなし、図4〜図6に示すように、端子2を各端子収容室23に挿入する前の段階で、インナハウジング20のシールセット面28とアウタハウジング10の後壁12との間に装着され、図1に二点鎖線で示すように、その後からアウタハウジング10の後壁12の挿入孔13および貫通孔31を通してインナハウジング20の各端子収容室23に端子2が挿入されることにより、各端子2の後方に延びる電線Wの外周に貫通孔31の内周の断面山形の内周リップ34を密着させて、電線Wとインナハウジング20との間を止水するものである。なお、各貫通孔31の内周リップ34の前後には、端子2や電線Wの挿入を楽にするためのテーパ部35、36が設けられている。
本実施形態の防水コネクタでは、マットシール30がアウタハウジング10の内部の後壁12の前面に一体に成形されていることを1つの特徴点としているが、その点については後で詳述する。
図7〜図9に示すように、マットシール30に形成された貫通孔31のうち、少なくとも複数の貫通孔31の、インナハウジング20のシールセット面28との密着面(前端面38)側の開口部には、貫通孔31と同心の円形凹部37が形成されている。なお、マットシール30の後端外周には、全周にわたって外周方向に張り出した額部33が設けられている。なお、図7〜図9において、39で示す部分は成形時のゲートおよびオーバーフロー部を示す。
また、図1および図7に示すように、インナハウジング20の端子収容室23のうち、円形凹部37が形成された貫通孔31に対応する端子収容室23のシールセット面28に開口する開口部の周囲には、マットシール30の円形凹部37に嵌まる円筒凸部24が形成されている。
これら円筒凸部24の内周は、端子収容室23の内周と滑らかに連続するように形成されると共に、円筒凸部24と円形凹部37とを嵌め合わせたときに、マットシール30側の貫通孔31とも滑らかに連続するように形成されている。
また、この防水コネクタ1においては、マットシール30の貫通孔31およびインナハウジング20の端子収容室23、アウタハウジング10の挿入孔13が、縦横複数列に一定ピッチで直線配列されており、図5〜図7に示すように、円筒凸部24および円形凹部37が、縦方向および横方向に1つ跳びの千鳥配列で設けられている。
インナハウジング20は、アウタハウジング10とマットシール30を一体に形成した後で、アウタハウジング10のフード部11の内側に挿入されるもので、フード部11との間に相手コネクタハウジングの挿入される環状挿入空間15を確保した状態で配置される。そして、後端のシールセット面28をマットシール30の前端面38に密着させて配置される。
また、マットシール30の外周には、前記環状挿入空間15に相手コネクタハウジングが挿入されてきたときに、相手コネクタハウジングの内周に密着して相手コネクタハウジングとインナハウジング20との間を止水する外周リップ32が設けられている。
次にアウタハウジング10とマットシール30の一体成形の構造について述べる。
アウタハウジング10は、溶融したポリアミド樹脂を金型内に注入する射出成形によって成形されている。マットシールは、成形されたアウタハウジング10に対して二色成形(あるいはインサート成形)を行うことで成形されており、アウタハウジング10を成形型の一部として利用することで、アウタハウジング10の後壁12の内面に対して隙間なく密着している。
マットシール30は、アウタハウジング10を構成するポリアミド樹脂に対しては接着力を発揮するが、射出成形金型を構成する金属材(クロム鋼)に対しては接着力を発揮しない選択接着性を有する材料である、信越化学製の「ポリアミド樹脂用液状シリコンゴム選択接着材料」(製品番号:X−34−1625A/B、以下「選択接着材料」と表記)を用いて成形されているため、成形と同時にアウタハウジング10との接着が行われており、マットシール30の後端面と額部33は、アウタハウジング10の後壁12の内面の三角突起18(図1参照)で囲まれた領域の内側の面に接着されている。
このアウタハウジング10とマットシール30の一体部品を製作するには、まず、溶融したポリアミド樹脂を金型に注入してアウタハウジング10を成形する。次にアウタハウジング10のポリアミド樹脂が固化したところで、アウタハウジング10の後壁の内面を成形する金型を、マットシール30を成形する金型に交換した上で、溶融した前記選択接着材料を金型に注入する。
ここで、アウタハウジング10を構成するポリアミド樹脂の融点が選択接着材料の融点よりも高くなるように設定されているため、上記手順で二色成形を行った際に、アウタハウジング10が溶融することはない。また、選択接着材料は、金型を構成する金属に対して接着力を発揮しないため、アウタハウジング10とマットシール30の接着箇所を損なうことなく、マットシール30はその後端面および額部33がアウタハウジング10の後壁12の内面の接合箇所に接着した状態で、アウタハウジング10およびマットシール30が金型から取り外される。
このようにして、一体成形したアウタハウジング10およびマットシール30を得た後、インナハウジング20をアウタハウジング10の内部に挿入して、インナハウジング20の円筒凸部24をマットシール30の円形凹部37に嵌め込みながら、インナハウジング20の後端のシールセット面28をマットシール30の前端面38に密着させる。
次に、電線Wの先端に取り付けた端子2を、アウタハウジング10の挿入孔13、マットシール30の貫通孔31を通して、インナハウジング20の端子収容室23まで挿入し、各端子2を端子収容室23内に固定する。
この場合、マットシール30の貫通孔31の開口部に形成された円形凹部37に、インナハウジング20のシールセット面28に形成された円筒凸部24を嵌め込んでいるので、マットシール30の貫通孔31とインナハウジング20の端子収容室23とを位置ズレを規制しながら連通させることができる。その際、マットシール30側の円形凹部37が、インナハウジング20側の円筒凸部24の外周に嵌まることになるので、マットシール30の貫通孔31に端子2や電線Wを通すときに、マットシール30に変形が生じても、その変形の影響が円筒凸部24の内部にまで及ぶことがなく、端子2や電線Wを、円筒凸部24の内周に案内されながら、スムーズに端子収容室23まで挿入することができる。
従って、従来例のように、端子収容室の内部にマットシールの筒部を挿入することで位置ズレを防止する場合と違って、端子2や電線Wを挿入する際の挿入力の増加を抑えることができる。また、位置ズレの規制により、端子2および電線Wによりマットシール30が損傷されるのを防止することができるので、止水性を高めることができる。
また、端子2および電線Wを端子収容室までスムーズに挿入することができるので、端子2の挿入作業性の向上が図れる。
また、予めマットシール30をアウタハウジング10に一体化しておくので、安定した状態でマットシール30を保持しておくことができ、インナハウジング20とアウタハウジング10およびマットシール30との組み合わせもスムーズに行うことができる。
次いで、図示しない相手コネクタを、本実施形態の防水コネクタ1と嵌合させる。そうすると、相手コネクタハウジングがアウタハウジング10のフード部11の内側の環状挿入空間15に挿入され、インナハウジング20と嵌合すると同時に、インナハウジング20の端子収容室23に収容された端子2が相手コネクタハウジングに収容された端子と嵌合し、電線同士の接続が行われる。
このように嵌合させた状態で、マットシール30の貫通孔31に挿通された電線Wの外周には、マットシール30の内周リップ34が弾性的に密着するので、水などがインナハウジング20内に侵入するのを確実に防止できる。また、マットシール30の外周リップ32が相手コネクタハウジングとインナハウジング20との間を止水するので、相手コネクタハウジングの内部の端子とインナハウジング20の内部の端子との接続空間を確実に止水することができる。
また、本実施形態の防水コネクタによれば、マットシール30側の貫通孔31とインナハウジング20側の端子収容室23とを段差無く滑らかに繋ぐことができるので、端子2および電線Wの挿入をスムーズに行うことができる。
また、円筒凸部24と円形凹部37が縦方向および横方向に1つ跳びの千鳥配列で設けられているので、隣接する円形凹部37や円筒凸部24の干渉を避けながら、端子収容室23を狭ピッチで配列することができ、コネクタの小型化に貢献することができる。
また、第2ハウジングがフード部11を有するアウタハウジング10として構成され、第1ハウジングがフード部11の内側に保護されたインナハウジング20として構成されているので、相手コネクタハウジングとの嵌合をスムーズに行うことができる。
1 防水コネクタ
2 端子
10 アウタハウジング(第2ハウジング)
11 フード部
12 後壁
13 挿入孔
15 環状挿入空間
20 インナハウジング(第2ハウジング)
23 端子収容室
24 円筒凸部
28 シールセット面
30 マットシール
31 貫通孔
32 外周リップ
34 内周リップ
37 円形凹部
38 前端面
W 電線

Claims (4)

  1. 電線の先端に取り付けられた端子を後端より挿入可能な複数の端子収容室を有すると共に、該複数の端子収容室の後端が開口するハウジング後端面がシールセット面とされた硬質樹脂材料製の第1ハウジングと、該第1ハウジングの前記シールセット面に対向する後壁を有し、該後壁に前記端子収容室に対応した挿入孔を有する硬質樹脂材料製の第2ハウジングと、前記電線の先端に取り付けられた端子をそれぞれ挿入するための複数の貫通孔を有する厚肉板状をなし、前記端子を各端子収容室に挿入する前に前記第1ハウジングのシールセット面と前記第2ハウジングの後壁との間に装着され、その後から前記第2ハウジングの後壁の挿入孔および前記貫通孔を通して前記第1ハウジングの各端子収容室に前記端子が挿入されることにより、各端子の後方に延びる前記電線の外周に前記貫通孔の内周面を密着させて、該電線と前記第1ハウジングとの間を止水する弾性材料製のマットシールとを具備した防水コネクタにおいて、
    前記マットシールが、前記第2ハウジングと一体に成形され、前記マットシールに形成された貫通孔のうち少なくとも複数の貫通孔の、前記シールセット面との密着面側の開口部に、該貫通孔と同心の円形凹部が形成され、前記第1ハウジングの前記端子収容室のうち、前記円形凹部が形成された前記貫通孔に対応する前記端子収容室の前記シールセット面に開口する開口部の周囲に、前記マットシールの円形凹部に嵌まる円筒凸部が形成されていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1に記載の防水コネクタであって、
    前記円筒凸部の内周が、前記端子収容室の内周と滑らかに連続するように形成されると共に、前記円筒凸部と円形凹部とを嵌め合わせたときに、前記マットシール側の貫通孔とも滑らかに連続するように形成されていることを特徴とする防水コネクタ。
  3. 請求項1または2に記載の防水コネクタであって、
    前記貫通孔および端子収容室が縦横複数列に一定ピッチで直線配列されており、前記円筒凸部および円形凹部が縦方向および横方向に1つ跳びの千鳥配列で設けられていることを特徴とする防水コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水コネクタであって、
    前記第2ハウジングが、前記後壁と該後壁の外周縁から前方に筒状に延びるフード部とを有するアウタハウジングとして構成されると共に、前記第1ハウジングが、前記フード部の内側に、該フード部との間に相手コネクタハウジングの挿入される環状挿入空間を確保した状態で配置されるインナハウジングとして構成され、前記アウタハウジングの内部の前記後壁の前面に前記マットシールが一体に成形されており、このマットシールの外周に、前記環状挿入空間に相手コネクタハウジングが挿入されてきたときに該相手コネクタハウジングの内周に密着して該相手コネクタハウジングと前記第1ハウジングとの間を止水する外周リップが設けられていることを特徴とする防水コネクタ。
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