JP2010265674A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンドの姿勢変更に伴う、スタンドやスタンドステーの位置決めおよび固定操作を容易に行える、作業性を向上させた作業機を提供する。
【解決手段】車両に取付ける作業機のヒッチ22に、一端部を連結したリフトシリンダ26と、このリフトシリンダ26の他端部を取付けたメインビーム23と、このメインビーム23から延設し、先端部に取付部材を介してアタッチメント25を取付けたブーム24と、このブーム24のスタンド固定部32に、一端部を回動軸33で枢結し、他端部を接地させて作業機Sを支持するスタンド31と、このスタンド31の中途部に、スタンド31を支持するスタンド支持体41とを備え、スタンド31は、回動軸33を介してこのスタンド31の長手方向に摺動可能とし、かつ回動軸33の下方に位置決め部材36を突設するとともに、スタンド固定部32は、位置決め部材36を、スタンド31の収納位置bで嵌合させる収納位置用切欠部35と、スタンド31の使用位置aで嵌合させる使用位置用切欠部34とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両前部に着脱自在に装着させる作業機に関し、より詳細には、作業機のスタンドは、回動軸を介してこのスタンドの長手方向に摺動可能とし、かつ回動軸の下方に位置決め部材を突設するとともに、スタンド固定部は、位置決め部材を、スタンドの収納位置で固定させる収納位置用切欠部と、スタンドの使用位置で固定させる使用位置用切欠部とを備えた作業機に関する。
従来、トラクタなど作業車両における、着脱自在に装着させるフロントローダなどの作業機では、この作業機を車両に着脱させる際に、作業機に備えるスタンドを、使用位置または収納位置に移動させて固定するが、スタンドの固定位置において、係合ピンを係止孔に挿入し、ベータピンを係合ピンの通孔に挿入させて、スタンドを固定するもの(例えば、特許文献1)や、スタンドステーを備えるスタンドを用いて作業機を車両に着脱させる場合、スタンドステー先端の、ピン挿通孔を備えるボスにより、スタンド収納位置においてスタンドステー先端と、スタンド先端部、スタンド使用位置においてスタンドステー先端とスタンド中途部とをそれぞれ固定ピンで係止させてスタンドを固定するもの(特許文献2)がある。
特開平11−266605号公報 特開2000−170196号公報
しかし、特許文献1のような作業機では、スタンドの姿勢変更の際、工具を必要とする場合もある係合ピンの抜き差し操作や位置決めに手間がかかり作業性が悪いという問題や、スタンドの固定補助を行なうスタンドステーが備えられてないため、スタンドの支持が不十分となるおそれがあった。
また、特許文献2のような作業機では、スタンドステーによりスタンドを安定支持できるものの、固定ピンと、ピン挿通孔との直径が略等しいため、スタンドの姿勢変更によりピン挿通孔と固定ピンとの位置を合致させたとき(位置決め)でも、ピン挿通孔に固定ピンを嵌入し辛く、これら作業に手間がかかり、作業性が低いという問題があった。
そこで、この発明の目的は、スタンドの姿勢変更に伴う、スタンドやスタンドステーの位置決めおよび固定操作を容易に行える、作業性を向上させた作業機を提供するものである。
このため請求項1に記載の発明は、車両に取付ける作業機のヒッチに、一端部を連結したリフトシリンダと、該リフトシリンダの他端部を取付けたメインビームと、該メインビームから延設し、先端部に取付部材を介してアタッチメントを取付けたブームと、該ブームのスタンド固定部に、一端部を回動軸で枢結し、他端部を接地させて前記作業機を支持するスタンドと、該スタンドの中途部に、前記スタンドを支持するスタンド支持体とを備えた、車両に着脱自在に装着させる作業機において、前記スタンドは、前記回動軸を介して該スタンドの長手方向に摺動可能とし、かつ前記回動軸の下方に位置決め部材を突設するとともに、前記スタンド固定部は、前記位置決め部材を、前記スタンドの収納位置で嵌合させる収納位置用切欠部と、前記スタンドの使用位置で嵌合させる使用位置用切欠部とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業機において、前記回動軸は、該回動軸と、前記位置決め部材との間に設けた弾性部材の伸縮により、前記スタンドに形成した長穴内を揺動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の作業機において、前記収納位置用固定部および前記使用位置用固定部には、前記スタンド支持体の他端部に設けた固定具を着脱自在とした穴部を設けるとともに、前記穴部は、大きさの異なる、出入部および保持部からなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両に取付ける作業機のヒッチに、一端部を連結したリフトシリンダと、このリフトシリンダの他端部を取付けたメインビームと、このメインビームから延設し、先端部に取付部材を介してアタッチメントを取付けたブームと、このブームのスタンド固定部に、一端部を回動軸で枢結し、他端部を接地させて作業機を支持するスタンドと、このスタンドの中途部に、スタンドを支持するスタンド支持体とを備えた、車両に着脱自在に装着させる作業機において、スタンドは、回動軸を介してこのスタンドの長手方向に摺動可能とし、かつ回動軸の下方に位置決め部材を突設するとともに、スタンド固定部は、位置決め部材を、スタンドの収納位置で嵌合させる収納位置用切欠部と、スタンドの使用位置で嵌合させる使用位置用切欠部とを備えるので、作業者はスタンドを摺動および回動させるだけで、別途工具や係止具などを必要とせず、スタンドの姿勢位置を容易に変更させることができる。従って、作業性を向上させた作業機を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、回動軸は、この回動軸と、位置決め部材との間に設けた弾性部材の伸縮により、スタンドに形成した長穴内を揺動するので、スタンドの姿勢変更時には、変更前のスタンドを容易に摺動させて、切欠部からの位置決め部材の嵌合を解除および、スタンドの回動に伴う変更後において、弾性部材の付勢により作業者がスタンドから手を離しても、位置決め部材を自動的に切欠部に嵌合させることができる。従って、作業性を向上させた作業機を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、収納位置用固定部および使用位置用固定部には、スタンド支持体の他端部に設けた固定具を着脱自在とした穴部を設けるとともに、穴部は、大きさの異なる、出入部および保持部からなるので、ブームに設けた固定部の穴部に、スタンド他端部に設けた固定具を嵌合させる際、固定部の出入部により、固定具を穴部に容易に嵌入および取外しをすることができる。従って、作業性を向上させた作業機を提供することができる。
本発明の一実施例に係る農作業車両としての、ホイール式トラクタの左側面図である。 前部に作業機を取付けたホイール式トラクタの左側面図である。 前作業機部分を拡大して示した機体前部の左側面図である。 スタンド部分を拡大して示す前作業機前部の左側面図である。 ブーム固定部およびスタンドの背面図である。 スタンド支持体を備えるスタンドを使用位置で固定させた前作業機前部の側面図である。 スタンド支持体における固定部の拡大側面図である。 スタンド支持体における固定部の背面図である。 スタンド支持体を備えるスタンドを収納位置で固定させた前作業機前部の側面図である。 ブーム側に回動軸を設けたスタンド支持体を示す前作業機前部の左側面図である。 スタンド支持体を支持するスタンド側に設けたロック溝の正面図である。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態について詳述する。
図1は本発明の一実施例に係る農作業車両としての、ホイール式トラクタの左側面図、図2は前部に作業機を取付けたホイール式トラクタの左側面図である。なお、図に例示したトラクタは、ロプス仕様のホイール式トラクタに限定されず、キャビン仕様や、クローラ式などであってもよく、さらには、トラクタに限定されず、作業車両としての除雪車や、建設作業車両など、作業機を着脱できる車両であればよい。
この例の作業車両であるトラクタ1は、図1〜2に示すように、機体フレーム2の前後に前輪3および後輪4を備え、前輪3の上方にボンネット5を形成し、その内側には原動機部としてのエンジン6およびエンジン6の後方にクラッチハウジング7が配置され、さらにこのクラッチハウジング7の後方には、ミッションケース8が配設されており、エンジン6からの動力が前輪3および後輪4に伝達される。そして、ボンネット5の後部に連続して、機体フレーム2上には、キャビン9が設けられる。
次に、キャビン9内には、車両の操縦部として、ブレーキペダルやクラッチペダル10などの操作ペダル、ステアリングハンドル11、シート12などが設けられる。
さらに、シート12の両側方に有する左右フェンダ13には、例えば、主変速レバー、副変速レバー、PTO変速レバーなどの各種操作レバー14を突設させる。そして、キャビン9の外周はそれぞれフロントガラス15、リヤガラス16、ドア17、屋根18などを取付けてもよい。なお、トラクタ1は、上述したキャビン仕様に限定されず、ロプス仕様であってもよい。
そして、エンジン6からの動力は、ミッションケース8から突出した不図示のPTO軸からや、不図示の油圧ケースなどを介して、車両後部では、ユニバーサルジョイントや三点リンク式などの作業機装着装置を介して装着された図示しない後部作業機を駆動させることができるほか、車両前部では、機体の前部に設置した左右一対のヒッチ21を介して車両前後に装着された前作業機Sが駆動される。
このヒッチ21は、機体フレーム2の中途部に設置した、左右一対のステー21a を介してそれぞれ上方に立ち上げ状に取付け、各ヒッチ21の上端部には、正面視略門型の連結フレーム21bが跨架される。
次に、本願発明の特徴である、作業機について、その具体的構成を説明する。図3は前作業機部分を拡大して示した機体前部の左側面図、図4はスタンド部分を拡大して示す前作業機前部の左側面図、図5はブーム固定部およびスタンドの背面図である。
まず、フロントローダを例とした前作業機Sは、図3に示すように、前作業機Sの後部に設置した左右一対のヒッチ22と、各ヒッチ22に基端部を枢支した、中途部にメインビーム23を介在する左右一対のブーム24と、各ブーム24の先端間に、取付部材を介して着脱自在に取付けたバケットなどのアタッチメント25と、各ブーム24を昇降駆動させるための、各メインビーム23と各ヒッチ22との間に介設した左右一対のリフトシリンダ26と、アタッチメント25を回動させるための、アタッチメント25の左右側部と各リフトアーム24の中途部との間に介設した左右一対のアタッチメントシリンダ27などから構成される。なお、図中、28はアタッチメントリンク(取付部材)、29は連動リンク(連結部材)、30は連動ロッド(連結部材)である。
また、各ブーム24の前端部には、上述した前作業機Sを機体に着脱する際、この前作業機Sを地面上に立てる(起こす)ための、左右一対のスタンド31が、後述する回動軸33(支点ピン)を中心に機体前後方向に回動自在に設置される。なお、スタンド31は、左右どちらか一側に備えるものであってもよい。また、図2〜4ではスタンドステー(後述するスタンド支持体)を省略して記しているが、本願発明ではスタンド31のみで前作業機Sを立てることができる。
このスタンド31は、断面が上面を開口した略U字で棒状に形成されたもので、図4〜5に示すように、ブーム24の前部下端であって、その下部に溶接などして突設させ、下部を開口した背面視略コ字状の枢軸支持体であるスタンド固定部32に、回動軸33を介して、使用位置aと、収納位置bとの間で回動自在に枢着される。
そして、スタンド固定部32におけるスタンド31の使用位置aには、使用位置用切欠部34を形成するとともに、スタンド31の収納位置bには、収納位置用切欠部35が形成される。
また、スタンド31は、その両側面であって、枢軸支持体32の端部近傍位置には、使用位置用切欠部34および収納位置用切欠部35に嵌入可能な、金属製のピンなどの位置決め部材36が溶接などにより突設される。
そして、図5に示すように、回動軸33と、位置決め部材36とのそれぞれ両端部間には、バネなどの弾性部材37を掛止などして介在させるとともに、図4に示すように、スタンド31の回動軸33を貫設する穴部は、回動軸33をスタンド31の長手方向に回動可能とする長穴38とされる。
従って、位置決め部材36は、弾性部材37の付勢により、常時回動軸33側に 引かれる状態で、通常は、使用位置用切欠部34または収納位置用切欠部35に嵌入される。なお、回動軸33および位置決め部材36の両端には、弾性部材37の抜け落ちを防止する頭部39を形成してもよい。
ここで、各ブーム24間に機体前部を出入させ、両ヒッチ21,22間の取付あるいは取外しを行う、前作業機Sの脱着時に、スタンド31を収納位置bから使用位置aに回動させる際には、アタッチメント25を接地させた状態において、まず作業者は、収納位置bに有するスタンド31を手で掴むなどして、このスタンド31を、下端の接地部後方に向けて弾性部材37の付勢に抗して引く。
これにより、スタンド31下端部側(接地部)の長穴38端部に位置する回動軸33が、スタンド31上端部側の長穴38端部まで長穴38内を摺動されるとともに、収納位置用切欠部35に嵌入されていた位置決め部材36が、収納位置用切欠部35およびスタンド固定部32の外方に移動するため、位置決め部材36が収納位置用切欠部35に嵌入されることによるスタンド31の収納位置bにおける固定状態が解除される。
次いで、作業者は、スタンド31を、回動軸33を回動支点として、スタンド31の接地部が地面に接地し、位置決め部材36が使用位置用切欠部34近傍に位置する使用位置aまで回動させる。
そして、作業者は、スタンド31から手を離すことで、位置決め部材36が弾性部材37の付勢により回動軸33側に引かれるため、位置決め部材36が使用位置用切欠部34内に嵌入されるとともに、回動軸33が、スタンド31下端部側(接地部)の長穴38端部まで摺動する。この結果、スタンド31が、位置決め部材36の使用位置用切欠部34内への嵌入により使用位置aで固定される。
次に、前作業機Sの装着時に、スタンド31を使用位置aから収納位置bに回動させる際には、アタッチメント25を接地させた状態において、作業者は、使用位置aに有するスタンド31を上述同様に手で掴むなどして、このスタンド31を、下端の接地部後方に向けて弾性部材37の付勢に抗して引っ張ることで、回動軸33を長穴38内で、使用位置用切欠部34および枢軸支持体32の外方に移動させる。
次いで、スタンド31を、回動軸33を回動支点として、収納位置bまで回動させて、作業者がスタンド31から手を離すことで、スタンド31が、弾性部材37の付勢による位置決め部材36の使用位置用切欠部34内へ嵌入されることにより、使用位置aで固定される。
このような構成により、作業者は、スタンド31の姿勢位置を変更する際、工具を必要とせず、容易に操作を行うことができるとともに、各姿勢位置でスタンド31を固定させるための係止部材を別途用いる必要がなく、係止部材を紛失したり、または係止部材の係止部などを前作業機Sに形成する製造工程を省くことができる。
なお、スタンド31の使用姿勢は、上述した使用位置aに限定されず、スタンド31の使用角度に応じて位置決め部材36に、他の切欠部を設けることで、スタンド31を適宜角度の使用姿勢で固定することができる。
次に、本願発明では、上述した各姿勢位置での固定方法を備えるスタンド31に、ステーを用いてスタンド31をさらに安定支持させることができる。図6はスタンド支持体を備えるスタンドを使用位置で固定させた前作業機前部の側面図、図7はスタンド支持体における固定部の拡大側面図、図8はスタンド支持体を備えるスタンドを収納位置で固定させた前作業機前部の側面図、図9はスタンド支持体における固定部の正面図である。
まず、図6に示すように、スタンド31と、ブーム24との間には、スタンド支持体41が設けられる。このスタンド支持体41は、金属製の厚みが薄く長板状のものであり、一端部に設けられた、スタンド支持体41と一体の回動軸42が、スタンド31中途部に枢結される。
また、スタンド支持体41の他端部には、金属製からなる円筒状であり、端部にストッパsを形成したピンなどである固定具43が、前作業機Sの内側に向けて溶接などして取付けられる。
また、スタンド固定部32後方であって、ブーム24中途部における下端部の前部および後部には、スタンド支持体41他端部(後端部)を固定させるための、使用位置用固定部45および収納位置用固定部46の上端部が、ボルト締結または溶接などして取付けられる。
つまり、スタンド31の使用位置aにおいて、スタンド支持体41の他端部が位置するブーム24下端部に、使用位置用固定部45が取付けられるとともに、スタンド31の収納位置bにおいて、スタンド支持体41の他端部が位置するブーム24下端部に、収納位置用固定部46が取付けられる。
これら両固定部45,46は、金属製の板状の部材であり、固定部45の中央部には、図7(a)に示すように、例えば、固定具43を嵌入可能とする、側面視で縦方向に配置した略瓢箪形状(限定されず、後述する構成であればよい)の穴部47および、固定部46の中央部には、図7(b)に示すように、固定具43を嵌入可能とする、側面視で横方向に配置した略瓢箪形状(限定されず、後述する構成であればよい)の穴部48がそれぞれ形成される。
そして、これら穴部47,48は、保持部cが、固定具43の直径に略等しい直径を有するとともに、出入部dが、ストッパsよりも大きい直径を有するように形成される。従って、穴部47,48の保持部cおよび出入部dは連通するとともに、保持部cよりも出入部dの直径前後方向最大幅が大きい形状とされる。さらに、固定部45には、例えば、その背面側(正面側でもよい)に、保持部cおよび出入部dを連通および遮断状態に切換可能とする、ノブボルト(チョウボルトなどでもよい)などの支持部材45aが備えられる。
ここで、上述したように、スタンド31を、収納位置bから使用位置aにして、スタンド支持体41でスタンド31を支持固定させる場合、図8に示すように、スタンド31が収納位置bで固定されるとともに、スタンド支持体41の他端部が、収納位置用固定部46に固定具43で固定されている。
このとき、収納位置用固定部46では、スタンド支持体41の固定具43が、固定具43の直径に略等しい穴部48の保持部cで係止されるため、スタンド支持体41が、収納位置用固定部46に確実に固定されており、さらに、固定具43のストッパsにより、収納位置用固定部46における保持部cからの固定具43の抜け落ちが防止されている。
そして、作業者は、スタンド31を前作業機Sの後方に向けて、上述したように、弾性部材37の付勢に抗して引くことで、スタンド支持体41も、回動軸42を介して前作業機Sの後方に向けて摺動される。
このとき、収納位置用固定部46の穴部48における保持部cに嵌合されていたスタンド支持体41の固定具43が、出入部d内に移動され、この出入部dから固定具43が取り外される。なお、スタンド31が上述したような弾性部材37を備えない場合には、スタンド31の中途部に、回動軸42を摺動可能とする図示しない切欠部を設けることができる。
次いで、作業者は、上述したように、スタンド31を、収納位置bから使用位置aに回動させるとともに、回動軸42を中心としてスタンド支持体41を回動させる。
そして、スタンド支持体41の固定具43を、使用位置用固定部45の出入部d内に貫入させるが、出入部dの直径は、固定具43のストッパsの直径よりも大きいため、固定具43を、出入部d内に容易に貫入させることができる。
次いで、スタンド支持体41の他端部をブーム24側に上昇させて、固定具43を保持部cに嵌合させるとともに、支持部材45aを回し、使用位置用固定部45の前後方向であって、図7(c)に示すように、穴部47を介して、保持部cと、出入部dとを遮断する位置に螺入させる。なお、固定具43のストッパsにより、保持部cからの固定具43の外れが防止される。
この結果、固定具43は、支持部材45aにより、出入部dに落下することなく、保持部c内で支持されることで、スタンド支持体41を、使用位置用固定部45に容易に固定でき、スタンド31を確実に固定させることができる。
そして、作業者は、工具や別途着脱式の係止部材を用いることなく、上記作業を容易に行うことができる。なお、支持部材45aは、ボルトなどに限定されず、スタンド支持体41と、ブーム24との間に設けたフックなどであってもよい。
なお、スタンド31を、使用位置aから収納位置bに回動させる場合には、上述とは逆に、使用位置用固定部45の支持部材45aを回して、穴部4における保持部cと、出入部dとの支持部材45aによる遮断を解除し、スタンド31を弾性部材37の付勢に抗してスタンド31下方に引くことで、スタンド支持体41における、保持部cから下方の出入部dに移動させた固定具43を、使用位置用固定部45の穴部47から取り外す。
そして、スタンド31およびスタンド支持体41を回動させ、スタンド31の収納位置bにおいて、スタンド31を、弾性部材37の付勢に抗して前作業機S後方に引くことで、固定具43を、収納位置用固定部46の穴部47における出入部dに貫入後、作業者がスタンド31から手を離すと、スタンド31が弾性部材37の付勢により、前作業機S前方に向かって摺動されるため、固定具43が保持部cに摺動されて嵌合する結果、スタンド支持体41が確実、かつ容易に収納固定される。
このような構成により、スタンド支持体41を、使用位置用固定部45または収納位置用固定部46に固定具43を介して固定するため、穴部47,48に固定具43を挿入するときは、固定具43を、まず、これら穴部47,48内であって、固定具43のストッパsよりも直径の大きな出入部dに容易に貫入させた後、固定具43を移動させるだけで保持部cに簡単に嵌合させることができる。
従って、固定具43を穴部47,48内に嵌合させ、スタンド支持体41を、使用位置用固定部45または収納位置用固定部46に固定具43を介して固定する際、別途工具を必要とせず、作業者は楽に両者を嵌合固定させることができる。
また、上述したスタンド支持体41は、ブーム24側に設けた回動軸によりスタンド31を使用位置aおよび収納位置bで固定支持させることもできる。図10はブーム側に回動軸を設けたスタンド支持体を示す前作業機前部の左側面図、図11はスタンド支持体を支持するスタンド側に設けたロック溝の正面図である。
この場合、図10に示すように、ブーム24中途部における下端部の適宜位置には、スタンド支持体41の回動軸55を枢支した固定部51が設けられる。また、スタンド支持体41は、回動軸55を基端としてブーム24左右方向に若干揺動可能になるよう構成される。
さらに、この固定部51は、例えば、ブーム24内側に設けた図示しない溝内に固定部51外側面に設けた凸部を嵌合させることにより、ブーム24下端を機体前後方向に摺動可能となるように形成される。なお、固定部51は、この固定部51に設けた図示しない係止部(構成は限定されない)により、ブーム24下端の適宜位置で係止できるように構成される。
一方、スタンド支持体41の前端部を、スタンド31背面中央などに形成した摺動溝52内に嵌合させるとともに、この摺動溝52内であって、スタンド31の使用位置aおよび収納位置bに伴うスタンド支持体41前端部の位置には、図11に示すような摺動溝52側方(ブーム24の左右方向)に向けて形成した、摺動溝52幅に略等しい幅を有する使用側ロック溝53および収納側ロック溝54が設けられる。なお、該ロック溝53,54は、それぞれ摺動溝52に対して左右もしくは左右いずれか一方のみに形成してもよい。
ここで、上述同様に、例えば、スタンド31を収納位置bから使用位置aに回動させる際には、まず、スタンド31の収納側ロック溝54内に嵌合されるスタンド支持体41の前端部を摺動溝52内に移動させる。
次いで、スタンド31の回動に伴い、スタンド支持体41は、固定部51をブーム24の前部に向けて摺動させながら、回動軸42´を軸芯とし、スタンド支持体41の前端部を、摺動溝52内に沿わせスタンド31上方に向けて摺動する。
そして、スタンド31の使用位置aにおいて、固定部51を、この使用位置aに対応するブーム24下端位置に前記係止部材などで係止させるとともに、スタンド支持体41の前端部を、左右いずれか一方の使用側ロック溝53内に導入することにより、スタンド支持体41の前端部が使用側ロック溝53内で固定されるため、ステー31をスタンド支持体41により安定支持させることができる。
また、スタンド31を、使用位置aから収納位置bに回動させるときにも、スタンド支持体41を上記同様に摺動させて収納側ロック溝54に固定し、ステー31をスタンド支持体41により安定支持させることができる。
このような構成により、スタンド31を安定支持させるスタンド支持体41の係止のため、別途工具や係止具を必要とせず、作業者はスタンド支持体41を摺動させることにより、このスタンド支持体41を楽にスタンド31に固定させることができる。
以上詳述したように、この例の作業機Sは、車両に取付ける作業機のヒッチ22に、一端部を連結したリフトシリンダ26と、このリフトシリンダ26の他端部を取付けたメインビーム23と、このメインビーム23から延設し、先端部に取付部材を介してアタッチメント25を取付けたブーム24と、このブーム24のスタンド固定部32に、一端部を回動軸33で枢結し、他端部を接地させて作業機Sを支持するスタンド31と、このスタンド31の中途部に、スタンド31を支持するスタンド支持体41とを備え、スタンド31は、回動軸33を介してこのスタンド31の長手方向に摺動可能とし、かつ回動軸33の下方に位置決め部材36を突設するとともに、スタンド固定部32は、位置決め部材36を、スタンド31の収納位置bで嵌合させる収納位置用切欠部35と、スタンド31の使用位置aで嵌合させる使用位置用切欠部34とを備えるものである。
なお、上述の例では、作業機を装着する作業車両の一例としてホイール式トラクタについて説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、クローラ式トラクタや、建設作業車両など、作業機を着脱自在に装着できるものであればよい。
また、作業機は、フロントローダを例にした前作業機で説明したが、機体後部に装着させる後部作業機であってもよく、さらには、アタッチメントは、バケットの例以外にフォークなどを用いた、あらゆる作業機に適用することができる。
24 ブーム
31 スタンド
32 スタンド固定部
33,42,42´ 回動軸
34 使用位置用切欠部
35 収納位置用切欠部
36 位置決め部材
41 スタンド支持体
43 固定具
47,48 穴部
45 使用位置用固定部
46 収納位置用固定部
51 固定部
52 摺動溝
53 使用側ロック溝
54 収納側ロック溝
a 使用位置
b 収納位置
c 保持部
d 出入部
S (前)作業機
s ストッパ

Claims (3)

  1. 車両に取付ける作業機のヒッチに、一端部を連結したリフトシリンダと、
    該リフトシリンダの他端部を取付けたメインビームと、
    該メインビームから延設し、先端部に取付部材を介してアタッチメントを取付けたブームと、
    該ブームのスタンド固定部に、一端部を回動軸で枢結し、他端部を接地させて前記作業機を支持するスタンドと、
    該スタンドの中途部に、前記スタンドを支持するスタンド支持体と、
    を備えた、車両に着脱自在に装着させる作業機において、
    前記スタンドは、前記回動軸を介して該スタンドの長手方向に摺動可能とし、かつ前記回動軸の下方に位置決め部材を突設するとともに、
    前記スタンド固定部は、前記位置決め部材を、前記スタンドの収納位置で固定させる収納位置用切欠部と、前記スタンドの使用位置で固定させる使用位置用切欠部とを備えることを特徴とする作業機。
  2. 前記回動軸は、該回動軸と、前記位置決め部材との間に設けた弾性部材の伸縮により、前記スタンドに形成した長穴内を揺動することを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記収納位置用固定部および前記使用位置用固定部には、前記スタンド支持体の他端部に設けた固定具を着脱自在とした穴部を設けるとともに、前記穴部は、大きさの異なる、出入部および保持部からなることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
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