JP2010264569A - 工作機械のワーク交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク交換に要する時間を短縮できる工作機械のワーク交換装置を提供する。
【解決手段】ワーク把持部12に該ワーク把持部12の軸線A方向の押圧力を加えることにより該ワーク把持部12から加工済みワークW1を取り出すとともに該ワーク把持部12に未加工ワークW2を供給する第1ワーク搬送装置16と、該第1ワーク搬送装置16に未加工ワークW2を供給する第2ワーク搬送装置17とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、加工機のワーク把持部に把持された加工済みワークと未加工ワークとを自動的に交換するようにした工作機械のワーク交換装置に関する。
例えば、特許文献1には、旋盤のワーク交換装置が開示されている。このワーク交換装置は、旋盤の上方に架設された門型のガイドレールにZ軸方向(左右方向)に移動可能に支持されたローダアームと、該ローダアームにY軸方向(上下方向)に移動可能に支持されたローダヘッドと、該ローダヘッドに配置され、圧縮空気により開閉される2つのチャックとを備えている。
前記ワーク交換装置では、ワークの加工が終了すると、機外に待機しているローダアームが、旋盤の主軸チャックの上方に移動し、ここからロータヘッドが機内に下降し、主軸チャックに把持された加工済みワークを一方のチャックが受け取るとともに、他方のチャックに把持された未加工ワークを主軸チャックに供給する。
特開平7−96404号公報
ところで、前記従来のワーク交換装置では、ローダヘッドが機外と機内との間でZ軸方向及びY軸方向に移動することによりワーク交換を行うことから、移動量が大きくなるとともに、ローダヘッドの機内への移動時の振動の収束を待つ必要があり、それだけワーク交換に時間がかかるという問題がある。
また前記チャックを圧縮空気により開閉する構造を採用しているため、チャックの開閉動作に時間がかかり、この点からもワーク交換に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、ワーク交換に要する時間を短縮できる工作機械のワーク交換装置を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、加工機のワーク把持部に把持された加工済みワークと未加工ワークとを交換する工作機械のワーク交換装置であって、加工済みワークにワーク把持部の軸線方向の押圧力を加えることにより該ワーク把持部から加工済みワークを取り出すとともに該ワーク把持部に未加工ワークを供給する第1ワーク搬送装置と、該第1ワーク搬送装置に未加工ワークを供給する第2ワーク搬送装置とを備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の工作機械のワーク交換装置において、前記第1ワーク搬送装置は、前記ワーク把持部から加工済みワークを取り出すワーク取り出し機構と前記ワーク把持部に未加工ワークを供給するワーク供給機構とを有し、前記ワーク取り出し機構及びワーク供給機構を、何れかの機構が前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で前記軸線方向に進退させるように構成され、前記ワーク取り出し機構は、加工済みワークを把持する第1把持爪を有し、前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で加工済みワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第1把持爪が把持位置に移動し、加工済みワークを把持した上で、前記ワーク把持部から加工済みワークを取り出し、前記ワーク供給機構は、未加工ワークを把持する第2把持爪を有し、前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で未加工ワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第2把持爪が開放位置に移動し、未加工ワークを開放した上で、前記ワーク把持部に未加工ワークを供給することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の工作機械のワーク交換装置において、前記第1把持爪及び前記第2把持爪は、前記ワーク把持部の軸線と直角方向に開放位置と把持位置との間で移動可能に支持されると共に、前記ワーク取り出し機構は、前記第1駆動機構が前記第1把持爪を開放位置または把持位置に移動させたとき、該第1把持爪を開放位置または把持位置に保持する第1保持機構を有し、前記ワーク供給機構は、前記第2駆動機構が前記第2把持爪を開放位置または把持位置に移動させたとき、該第2把持爪を開放位置または把持位置に保持する第2保持機構を有しており、前記第1駆動機構が、前記ワーク把持部に把持された加工済みワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第1保持機構によって開放位置に保持されていた前記第1把持爪が把持位置に移動し、該第2駆動機構が、前記第2把持爪に把持された未加工ワークで前記ワーク把持部を押圧することにより、前記第2保持機構によって把持位置に保持されていた前記第2把持爪が開放位置に移動することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の工作機械のワーク交換装置において、前記ワーク取り出し機構の第1駆動機構は、第1駆動軸の前端部に形成されたカムを、前進させることにより前記第1把持爪を開放位置に移動させ、後退させることにより前記第1把持爪を把持位置に移動させるように構成され、前記第1保持機構は、前記第1駆動軸の前進位置からの後退を阻止することにより前記第1把持爪を開放位置に保持し、前記ワーク供給機構の第2駆動機構は、第2駆動軸の前端部に形成されたカムを、前進させることにより前記第2把持爪を開放位置に移動させ、後退させることにより前記第2把持爪を把持位置に移動させるように構成され、前記第2保持機構は、前記第2駆動軸の前進位置からの後退を阻止することにより前記第2把持爪を開放位置に保持することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の工作機械のワーク交換装置において、前記ワーク取り出し機構は、前記ワーク把持部の軸線方向に進退可能に配設された第1進退駆動部材と、該第1進退駆動部材の前方,後方に、かつ該第1進退駆動部材に対して前記軸線方向に相対移動可能に配置された第1部材及び第2部材とを有し、前記第1把持爪は、前記第1部材の前端部に支持され、前記第1駆動軸は、前記第1進退駆動部材,第1部材及び第2部材の軸芯に配置され、前記第1部材内に前記第1保持機構が配置され、前記第2部材内に前記第1駆動軸を後方向に付勢する付勢ばねが配置されており、前記ワーク供給機構は、前記ワーク把持部の軸線方向に進退可能に配設された第2進退駆動部材と、該第2進退駆動部材の前方,後方に、かつ該第2進退駆動部材に対して前記軸線方向に相対移動可能に配置された第3部材及び第4部材とを有し、前記第2把持爪は、前記第3部材の前端部に支持され、前記第2駆動軸は、前記第2進退駆動部材,第3部材及び第4部材の軸芯に配置され、前記第第3部材内に前記第2駆動軸を後方向に付勢する付勢ばねが配置され、前記第4部材内に前記第2保持機構が配置されていることを特徴としている。
請求項1の発明に係るワーク交換装置によれば、加工済みワークに軸線方向の押圧力を加えることにより前記ワーク把持部から加工済みワークを取り出すとともに、該ワーク把持部に未加工ワークを供給する第1ワーク搬送装置と、該第1ワーク搬送装置に未加工ワークを供給するとともに、該第1ワーク搬送装置から加工済みワークを取り出す第2ワーク搬送装置を備えた。そのため実質的なワーク交換時間を、第1ワーク搬送装置が待機位置とワーク交換位置との間で軸線方向に進退移動するだけの時間に短縮でき、機外と機内との間をZ軸,Y軸方向に移動させようにした従来のワーク交換装置に比べて、ワーク交換に要する時間を短縮することができる。
また第1ワーク搬送装置を、ワーク把持部の加工済みワークを押圧することにより、又は未加工ワークによりワーク把持部を押圧することによりワーク交換を行うようにしたので、簡単を構造により、確実にかつ短時間でワークを交換できる。特に、従来の圧縮空気でチャックを開閉する場合に比べて開閉に要する時間を大幅に短縮できる。
請求項2の発明では、第1ワーク搬送装置を、ワーク取り出し機構とワーク供給機構とを備えたものとし、何れかの機構をワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で該軸線方向に進退させることによりワーク交換を行うようにしたので、簡単な構造により、確実にかつ短時間でワーク交換を行うことができる。
具体的には、請求項3に記載されているように、ワーク把持部に把持された加工済みワークを押圧することにより第1把持爪を把持位置に移動させる第1駆動機構を設け、また第2把持爪に把持された未加工ワークでワーク把持部を押圧することにより第2把持爪を開放位置に移動させる第2駆動機構を設けたので、加工済みワークを第1把持爪で把持でき、また未加工ワークをワーク把持部に供給することができる。
また、第1把持爪が開放位置に移動したときに、該第1把持爪を開放位置に保持する第1保持機構を設け、第2把持爪が開放位置に移動したときに、該第2把持爪を開放位置に保持する第2把持機構を設けたので、特別な駆動源を用いることなく第1把持爪及び第2把持爪を開放位置に保持できる。
請求項4の発明では、第1,第2駆動軸に形成されたカムを進退させることにより第1,第2把持爪を開閉し、第1,第2駆動軸の後退を阻止することで第1,第2把持爪を開放位置に保持したので、特別な駆動源を用いることなく、第1,第2駆動軸を進退させるだけで第1,第2把持爪を開放位置に保持することができる。
請求項5の発明では、ワーク取り出し機構を、軸線方向に進退可能な第1進退駆動部材と、該第1進退駆動部材に対して相対移動可能に配置された第1部材,第2部材を有するものとし、第1部材内に第1把持爪を開閉する第1駆動機構を配置するとともに、第2部材内に第1駆動軸を後退方向に付勢する付勢ばねを配置したので、ワーク取り出し機構をコンパクトに構成することができる。
またワーク供給機構を、第2進退駆動部材と、該第2進退駆動部材に対して相対移動可能に配置された第3部材,第4部材を有するものとし、第3部材内に第2駆動軸を後退方向に付勢する付勢ばねを配置し、第4部材内に第2把持爪を開放状態に保持する第2保持機構を配置したので、ワーク供給機構をコンパクトに構成することができる。
本発明の実施例1によるワーク交換装置を備えた工作機械の機械正面図である。 前記ワーク交換装置の平面図である。 前記ワーク交換装置の第1,第2ワーク搬送装置の正面図である。 前記第1ワーク搬送装置の断面側面図である。 前記第1ワーク搬送装置のワーク取り出し機構の開放状態(駆動軸押し込み時)を示す断面側面図である。 前記ワーク取り出し機構の加工済みワークを把持した閉状態(ワーク把持部の押圧時)の断面側面図である。 前記ワーク取り出し機構の加工済みワークを把持して後退した状態の断面側面図である。 前記第1ワーク搬送装置のワーク供給機構の未加工ワークを把持した状態の断面側面図である。 前記ワーク供給機構の未加工ワークを開放した状態(ワーク把持部の押圧時)の断面側面図である。 前記ワーク供給機構の未加工ワークを開放して後退した状態の断面側面図である。 前記ワーク供給機構の把持爪を閉じた状態(押圧部押し込み時)の断面側面図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図11は、本発明の一実施例による工作機械のワーク搬送装置を説明するための図である。なお、本実施例にかかるワーク搬送装置は多数の部品で構成されているが、図4では、理解を容易にするために、各構成部品のうち実質的に一体的に動作するものは一体のものとして描かれている。
図において、1は旋盤(工作機械)を示しており、これは機械正面から見て、スラント型のベッド2と、該ベッド2の手前側で、かつ左側端部に配設された主軸台3と、前記ベッド2の中央部奥側に配設された刃物台4とを備えている。
前記刃物台4は、複数本の工具Tが取り付けられたタレット5と、該タレット5を所要の工具Tが加工位置に位置するように割り出して位置決めする割り出し機構6とを有する。
前記刃物台4は、不図示のZ軸送り機構及びY軸送り機構により、主軸台3の軸線Aと平行なZ軸方向及びこれと直交するY軸方向にそれぞれ駆動される。
前記主軸台3は、ベッド2に固定された主軸頭10と、該主軸頭10に回転自在に支持された主軸11と、該主軸11に装着され、ワークを把持するワーク把持部12とを有する。該ワーク把持部12は、前記軸線Aに対して放射状に配置された3組の爪部12aを有し、該爪部12aを前記放射方向に移動させることによりワークを把持し又は開放する。
前記旋盤1は、前記ワーク把持部12に把持された加工済みワークW1と、未加工ワークW2とを交換するワーク交換装置15を備えている。このワーク交換装置15は、待機位置に位置している際にはカバー部材13により囲まれており、該カバー部材13の前記主軸台3に臨む部分にはシャッタ14が開閉可能に配設されている。このシャッタ14は加工領域P1と待機位置P2との境界を形成している。
前記ワーク交換装置15は、前記ワーク把持部12から加工済みワークW1を取り出すとともに、該ワーク把持部12に未加工ワークW2を供給する第1ワーク搬送装置16と、該第1ワーク搬送装置16に未加工ワークW2を供給するとともに、第1ワーク搬送装置16から加工済みワークW1を取り出す第2ワーク搬送装置17とを備えている(図3参照)。
前記第2ワーク搬送装置17は、前記第1ワーク搬送装置16から加工済みワークW1を受け取るローダチャック17a及び第1ワーク搬送装置16に未加工ワークW2を供給するローダチャック17bと、該ローダチャック17a,17bを支持するローダヘッド17cと、該ローダヘッド17cをZ軸,X軸方向に移動させるローダアーム17dとを有する。前記第2ワーク搬送装置17は、機外に設置された不図示のワークストッカに加工済みワークW1を搬出するとともに、該ワークストッカから未加工ワークW2を機内に搬入する。
前記第1ワーク搬送装置16は、前記ワーク把持部12から加工済みワークW1を取り出すワーク取り出し機構18と、該ワーク把持部12に未加工ワークW2を供給するワーク供給機構19と、該ワーク取り出し機構18及びワーク供給機構19を、その何れかが前記ワーク把持部12の軸線Aと同軸をなす位置に旋回位置決めする旋回位置決め機構20と、これらを軸線A方向に進退駆動する進退駆動機構21とを備えている。
前記旋回位置決め機構20は、前記ワーク取り出し機構18及びワーク供給機構19を支持し、旋回させる旋回アーム20aと、該旋回アーム20aが固定された旋回軸20bと、該旋回軸20bを回転駆動する旋回モータ20cとを有する。
前記進退駆動機構21は、前記旋回位置決め機構20が取り付けられたベース部材21aと、前記ベッド2上に固定され、該ベース部材21aをZ軸方向に移動可能に支持するガイドレール21bと、前記ベース部材21aをZ軸方向に移動させるボールねじ21cと、このボールねじ21cを回転駆動する駆動モータ21eとを有する。なお21dは駆動モータ21eの回転をボールねじ21cに伝達する伝動ベルトである。
前記ワーク取り出し機構18は、前記旋回アーム20aにより支持され、前記進退駆動機構21により前記ワーク把持部12の軸線A方向に進退駆動される第1進退駆動部材25と、該第1進退駆動部材25の前方,後方に、前記軸線A方向に相対移動可能に、かつ前記第1進退駆動部材25と同軸をなすように配置された第1部材26,第2部材27とを有する。
前記第1進退駆動部材25は、前記旋回アーム20aに固定された基部25aと、該基部25aの前方に形成された円筒状の筒部25bとを有する。前記第1部材26は後述する第1保持機構9を収容する保持部26aと、該保持部26aの前部に形成され、後述する第1駆動機構8を収容する駆動部26bと、前記保持部26aの後端部に形成されたガイド部26cとを有する。
前記第1部材26のガイド部26cは前記第1進退駆動部材25の基部25aによりスライド自在に支持されている。また前記第1部材26の保持部26aは前記第1進退駆動部材25の筒部25b内に挿入されており、保持部26a内には前記第1進退駆動部材25に植設されたガイドピン25cが挿入されている。前記第1進退駆動部材25と第1部材26は前記ガイドピン25cに配設された付勢ばね28により互いに離反する方向に付勢されている。
前記第1部材26の駆動部26bの前端部には、加工済みワークW1に当接する当接板26dが形成され、またその軸芯部には加工済みワークW1の軸芯孔に挿入される突起26eが形成されている。
また前記駆動部26bの前端部には、3組の第1把持爪7が配置されている。この第1把持爪7はスライダ7aと、これに固定された爪本体7bとを有する。前記3組の第1把持爪7は、前記ワーク把持部12の軸線Aに対して放射状に配置され、該軸線Aと直角方向に開放位置と把持位置との間で移動可能に支持されている。
また前記駆動部26b内には、前記3組の第1把持爪7を前記開放位置又は把持位置に移動させる第1駆動機構8が内蔵されており、前記保持部26a内には前記第1把持爪7を開放位置に移動させたとき、該第1把持爪7を開放位置に保持する第1保持機構9が内蔵されている。
前記第1駆動機構8は、前記第1進退駆動部材25,第1部材26及び第2部材27の軸芯に配置された第1駆動軸23を、前進させることにより、該第1駆動軸23の前端部に形成された第1駆動カム23aが前記スライダ7aひいては前記爪本体7bを径方向外方に押し開くようにして開放位置に移動させ、後退させることにより前記第1駆動カム23aがスライダ7aひいては爪本体7bを径方向内方に引き込むようにして把持位置に移動させるように構成されている。
前記第1保持機構9は、前記保持部26a内に、その軸直角方向に移動可能に配置された第1係止部材30と、前記第1駆動軸23に形成され、その後端面23c′が前記第1係止部材30の前端面30′に係止することにより前記第1把持爪7を開放位置に保持する第1係止カム23cと、前記第1係止部材30を前記軸直角方向に移動させる第1ピストン31と、該第1ピストン31を、前記第1係止部材30を閉じさせる方向に付勢するばね32とを有する。前記第1係止カム23cは、外表面に円錐状のカム面を有し、前記第1係止部材30の内表面に形成されたカム面に摺接し、前進するに伴って第1係止部材30を径方向外方に押し開く。
前記第2部材27は、前記第1駆動軸23により軸方向にスライド可能に支持されており、前記第1駆動軸23の後端に形成された第1押圧部23bは前記第2部材27の後方に突出している。そして前記第2部材27は、前記第1駆動軸23を後退方向に、即ち前記第1把持爪7を閉じる方向に付勢する第1付勢ばね27aを内蔵している。
ワーク取り出し機構18の動作について説明する。
第1押圧部23bを前方(図示左方)に押し込むと、第2部材27が第1進退駆動部材25に当接し、第1駆動軸23が前記第1付勢ばね27aを圧縮しつつ前進し、第1係止カム23cが第1係止部材30を径方向外方に押し開き、また第1駆動カム23aが前進してスライダ7aを径方向外方に移動させる。これにより第1把持爪7が開放位置に移動するとともに、第1係止カム23cが第1係止部材30の前方に移動するとともに、第1ピストン31がばね32の付勢力で後退して第1係止部材30を径方向内方に移動させる。これにより第1係止部材23cの後端面23c′が第1係止部材30の前端面30′に係止し、第1把持爪7は開放位置に保持される(図5参照)。
ここで、前記第1押圧部23bの押し込み操作は、別個に設けたシリンダ等により該第1押圧部23bを直接前方に押し込む方法、あるいは進退駆動機構21によりワーク取り出し機構18を後方に移動させて固定部34(図5の二点鎖線参照)に第1押圧部23bを押し付けることにより該第1押圧部23bを相対的に前方に移動させる方法の何れでもよい。
前記第1把持爪7が開放位置に保持されている状態で、旋回位置決め機構20によりワーク取り出し機構18を前記軸線Aと一致させ、進退駆動機構21によりワーク取り出し機構18をワーク供給機構19と共に前進させ、当接板26dで加工済みワークW1を押圧する。すると第1部材26は前進が阻止され、第1進退駆動部材25が前方に移動してこれの突起部25dが第1ピストン31を前進させる。これにより第1ピストン31が第1係止部材30を外方に移動させ、第1係止カム23cの第1係止部材30との係止が外れる。その結果、第1付勢ばね27aの付勢力により第1駆動軸23が後退し、第1駆動カム23aがスライダ7aを閉じ方向に移動させ、第1把持爪7が把持位置に移動し、加工済みワークW1を把持する(図6参照)。なお、この状態では、第1係止部材30は、第1ピストン31が前方に位置しているため径方向外方に停まっている。
続いて、進退駆動機構21によりワーク取り出し機構18を後退させると、第1ピストン31がばね32により後退して第1係止部材30を内方に移動させるとともに、第1進退駆動部材25に第2部材27が当接する。加工済みワークW1は、第1把持爪7に保持された状態に維持されている(図7参照)。
なお、図5に示すように、第1押圧部23bを前方に押し込み、第1駆動軸23の第1駆動カム23aを前進させ、スライダ7aを外方に移動させることより、第1把持爪7が開き、加工済みワークW1が第2ワーク搬送装置17に受け渡されることとなる。
前記ワーク供給機構19は、前記旋回アーム20aに固定され、前記ワーク把持部12の軸線A方向に進退可能に駆動される第2進退駆動部材43と、該第2進退駆動部材43の前方,後方に、前記軸線A方向に相対移動可能に、かつ前記第2進退駆動部材43と同軸に配置された第3部材44,第4部材48とを有する。
前記第2進退駆動部材43は、前記旋回アーム20aに固定された基部43aと、該基部43aの前方に形成された円筒状の筒部43bとを有する。前記第3部材44は第2付勢ばね51を内蔵する保持部44aと、該保持部44aの前部に形成され、後述する第2駆動機構46を収容する駆動部44bと、前記保持部44aの後部に形成されたガイド部44cとを有する。
前記第3部材44のガイド部44cは前記第2進退駆動部材43の基部43aによりスライド自在に支持されている。また前記第3部材44の保持部44aは前記第2進退駆動部材43の筒部43b内に挿入されており、保持部44a内には前記第2進退駆動部材43に植設されたガイドピン43cが挿入されている。前記第2進退駆動部材43と第3部材44は前記ガイドピン43cに配設された付勢ばね45により互いに離反する方向に付勢されている。
前記第3部材44の駆動部44bの前端部には、未加工ワークワークW2が当接する当接板44dが形成され、またその軸芯部には未加工ワークW2の軸芯孔に挿入される突起44eが形成されている。
また前記駆動部26bの前端部には、3組の第2把持爪41が配置されている。この第2把持爪41はスライダ41aと、これに固定された爪本体41bとを有する。前記3組の第2把持爪41は、前記ワーク把持部12の軸線Aに対して放射状に配置され、該軸線Aと直角方向に開放位置と把持位置との間で移動可能に支持されている。
また前記駆動部44b内には、前記3組の第2把持爪41を前記開放位置又は把持位置に移動させる第2駆動機構46が内蔵されている。この第2駆動機構46は、前記第2進退駆動部材43,第3部材44及び第4部材48の軸芯に配置された第2駆動軸40を、前進させることにより、該第2駆動軸40の前端部に形成された第2駆動カム40aが前記スライダ41aひいては前記爪本体41bを径方向外方に押し開くことにより開放位置に移動させ、後退させることにより前記第2駆動カム40aがスライダ41aひいては爪本体41bを径方向内方に引き込むことにより把持位置に移動させるように構成されている。
前記保持部44a内には、前記第2駆動軸40を後退方向に付勢する第2付勢ばね51が配設されており、この付勢力により前記第2把持爪41を把持状態に付勢する。
前記第4部材48は、前記第2駆動軸40により軸方向にスライド可能に支持されており、該第4部材48内には、前記第2把持爪41を開放位置に移動させたとき、該第2把持爪41を開放位置に保持する第2保持機構47が内蔵されている。この第2保持機構47は、前記第4部材48内に、その軸直角方向に移動可能に配置された第2係止部材47aと、前記第2駆動軸40に形成され、その後端面40c′が前記第2係止部材47aの前端面47a′に係止することにより前記第2把持爪41を開放位置に保持する第2係止カム40cと、前記第2係止部材47aを前記軸直角方向に移動させる第2ピストン49と、該第2ピストン49を、前記第2係止部材47aを閉じる方向に付勢するばね50とを有する。
前記第2ピストン49の後端に形成された第2押圧部53は前記第4部材48の後方に突出しており、該第2押圧部53と前記第4部材48の後端面との間に前記ばね50が介在している。
ワーク供給機構19の動作について説明する。
ワーク供給機構19が待機位置にある時には、第2進退駆動部材43に対して、第3部材44は前方に離反し、第4部材48は当接している。そして第2付勢ばね51により第2駆動軸40が後方に付勢され、第2駆動カム40aがスライダ41aを内方に移動させることにより、第2把持爪41が未加工ワークW2を把持している(図8参照)。なお、第2係止カム40cは第2係止部材47a内に没入している。
ワーク供給機構19を軸線Aと同軸をなす状態で前進させると、未加工ワークW2がワーク把持部12に当接する。さらにワーク供給機構19を前進させると、第2進退駆動部材43の突起43dが、第2駆動軸40のフランジ部40′に当接し、該第2駆動軸40を第2付勢ばね51の付勢力に抗して前進させ、第2駆動カム40aがスライダ41aを外方に移動させ、第2把持爪41が開放位置に移動する。これにより未加工ワークW2は、開放され、ワーク把持部12に供給される。前記第2駆動軸40の前進により、第2係止カム40cが第2係止部材47aを押し開きつつ前進し、第2係止部材の前方にでると、第2ピストン49が付勢ばね50により後退し、第2係止部材47aを閉位置に移動させる。これにより前記第2係止カム40cの後端面40c′が第2係止部材47aの前端面47a′に係止し、その結果、第2把持爪41が開放位置に保持される(図9参照)。
ワーク供給機構19を後退させると、第2進退駆動部材43に対して、第3部材44がばね部材45の付勢力により相対的に前進するとともに、第4部材48が第2進退駆動部材43に当接する。この場合、第2把持爪41は開放位置に保持されている(図10参照)。
第2押圧部53を前方に押し込むと、第2ピストン49が前方に移動して第2係止部材47aを押し開き、第2係止カム40cの第2係止部材47aとの係止が外れ、第2駆動軸40が第2付勢ばね51により後退する。これにより第2駆動カム40aが第2把持爪41を把持位置に移動させ、該第2把持爪41が未加工ワークW2を把持する(図11参照)。
加工済みワークW1と未加工ワークW2の交換動作について説明する。
旋盤1がワークを加工している間に、第1ワーク搬送装置16のワーク取り出し機構18から加工済みワークW1が第2ワーク搬送装置17に受け渡され、第2ワーク搬送装置17から未加工ワークW2がワーク供給機構19に供給され(図3参照)、第1ワーク搬送装置16はこの状態で待機位置P2に待機している(図1の実線参照)。
旋盤1のワーク把持部12に把持されたワークの加工が終了すると、シャッタ14が開き、ワーク取り出し機構18が軸線Aと同軸をなすよう位置決めされた状態で第1ワーク搬送装置16が軸線A方向に前進する。そしてワーク取り出し機構18の当接板26dが加工済みワークW1を押圧することにより、第1把持爪7が閉じて加工済みワークW1を把持し(図1の二点鎖線参照)、該第1ワーク搬送装置16が少し後退することにより加工済みワークW1がワーク把持部12から取り出される。
続いてワーク供給機構19が軸線Aと同軸をなすよう旋回するとともに前進し、未加工ワークW2がワーク把持部12を押圧することにより、第2把持爪41が開放され、該未加工ワークW2がワーク把持部12に供給される。
第1ワーク搬送装置16が軸線A方向に待機位置P2に後退するとシャッタ14が閉じ、未加工ワークW2の加工が開始される。この加工の間に、再び第1ワーク搬送装置16のワーク取り出し機構18の第1押圧部23bが押し込まれることにより、第1把持爪7が開放位置に移動し、加工済みワークW1が第2ワーク搬送装置17に受け渡されるとともに、該第1把持爪7が開放位置に保持される。またワーク供給機構19の第2押圧部53が押し込まれることにより、第2把持爪41が把持位置に移動し、第2ワーク搬送装置17からの未加工ワークW2を把持するとともに、該第2把持爪41は閉じ状態に保持される。
本実施例によれば、主軸11に装着されたワーク把持部12から加工済みワークW1を取り出すとともに、該ワーク把持部12に未加工ワークW2を供給する第1ワーク搬送装置16と、該第1ワーク搬送装置16から加工済みワークW1を取り出すとともに、該第1ワーク搬送装置16に未加工ワークW2を供給する第2ワーク搬送装置17とを備えた。そのため実質的なワーク交換時間を、第1ワーク搬送装置16が待機位置P2とワーク交換位置P1との間で軸線A方向に進退移動するだけの時間に短縮でき、機外と機内との間をZ軸,Y軸方向に移動させようにした従来のワーク交換装置に比べて、ワーク交換に要する時間を短縮することができる。
本実施例では、ワーク取り出し機構18を、3組の第1把持爪7と該第1把持爪7を開閉する第1駆動機構8とを有するものとし、該第1駆動機構8を、ワーク把持部12に把持された加工済みワークW1を当接板26dで押圧することにより第1把持爪7を把持位置に移動させるように構成したので、簡単な構造により、確実にかつ短時間で加工済みワークW1を把持し、取り出すことができる。
本実施例では、ワーク供給機構19を、複数の第2把持爪41と該第2把持爪41を開閉する第2駆動機構46とを有するものとし、該第2駆動機構46を、第2把持爪41に把持された未加工ワークW2でワーク把持部12を押圧することにより第2把持爪41を開放位置に移動させるように構成したので、簡単な構造により、確実にかつ短時間で未加工ワークW2を開放し、主軸11に供給することができる。
本実施例では、第1駆動軸23の後退を阻止することにより第1把持爪7を開放位置に保持する第1保持機構9を設け、また第2駆動軸40の後退を阻止することにより第2把持爪41を開放位置に保持する第2保持機構47を設けたので、特別な駆動源を用いることなく第1把持爪7,第2把持爪41を開放位置に保持できる。
本実施例では、第1駆動軸23に形成された第1係止カム23cを開閉可能に配置された第1係止部材30に係止させることにより第1駆動軸23の後退を阻止し、第2駆動軸40に形成された第2係止カム40cを開閉可能に配置された第2係止部材47aに係止させることにより第2駆動軸40の後退を阻止するように構成したので、第1保持機構9及び第2保持機構47の構造が簡単であり、かつ第1把持爪7,第2把持爪41を確実に開放位置に保持できる。
本実施例では、ワーク取り出し機構18を、第1進退駆動部材25と、該第1進退駆動部材25に対して軸線A方向に相対移動可能に配設された第1部材26及び第2部材27とを有するものとし、第1部材26の前端部に第1把持爪7を配置し、駆動部26b内に第1駆動機構8を配置し、また保持部26a内に第1保持機構9を配置し、さらに第2部材27内に第1付勢ばね27aを配置したので、ワーク取り出し機構18をコンパクトに構成することができる。
本実施例では、ワーク供給機構19を、第2進退駆動部材43と、該第2進退駆動部材43に対して軸線A方向に相対移動可能に配設された第3部材44及び第4部材48を有するものとし、第3部材44の前端部に第2把持爪41を配置し、駆動部44b内に第2駆動機構46を配置し、保持部44a内に第2付勢ばね51を配置するとともに、第4部材48内に第2保持機構47を配置したので、ワーク供給機構19をコンパクトに構成することができる。
なお、前記実施例では、第1,第2保持機構が、第1,第2把持爪を開放位置に保持するようにした場合を説明したが、本発明では、第1,第2保持機構を、第1,第2把持爪を把持位置に保持するように構成しても良い。
1 旋盤(加工機)
7 第1把持爪
8 第1駆動機構
9 第1保持機構
12 ワーク把持部
15 ワーク交換装置
16 第1ワーク搬送装置
17 第2ワーク搬送装置
18 ワーク取り出し機構
19 ワーク供給機構
23 第1駆動軸
23a 第1駆動カム
23c 第1係止カム
25 第1進退駆動部材
26 第1部材
27 第2部材
27a 第1付勢ばね
40 第2駆動軸
40a 第2駆動カム
40c 第2係止カム
41 第2把持爪
43 第2進退駆動部材
44 第3部材
46 第2駆動機構
47 第2保持機構
48 第4部材
51 第2付勢はね
A 軸線
W1 加工済みワーク
W2 未加工ワーク

Claims (5)

  1. 加工機のワーク把持部に把持された加工済みワークと未加工ワークとを交換する工作機械のワーク交換装置であって、
    加工済みワークにワーク把持部の軸線方向の押圧力を加えることにより該ワーク把持部から加工済みワークを取り出すとともに該ワーク把持部に未加工ワークを供給する第1ワーク搬送装置と、
    該第1ワーク搬送装置に未加工ワークを供給する第2ワーク搬送装置とを備えた
    ことを特徴とする工作機械のワーク交換装置。
  2. 請求項1に記載の工作機械のワーク交換装置において、
    前記第1ワーク搬送装置は、前記ワーク把持部から加工済みワークを取り出すワーク取り出し機構と前記ワーク把持部に未加工ワークを供給するワーク供給機構とを有し、前記ワーク取り出し機構及びワーク供給機構を、何れかの機構が前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で前記軸線方向に進退させるように構成され、
    前記ワーク取り出し機構は、加工済みワークを把持する第1把持爪を有し、前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で加工済みワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第1把持爪が把持位置に移動し、加工済みワークを把持した上で、前記ワーク把持部から加工済みワークを取り出し、
    前記ワーク供給機構は、未加工ワークを把持する第2把持爪を有し、前記ワーク把持部の軸線と同軸をなす状態で未加工ワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第2把持爪が開放位置に移動し、未加工ワークを開放した上で、前記ワーク把持部に未加工ワークを供給する
    ことを特徴とする工作機械のワーク交換装置。
  3. 請求項2に記載の工作機械のワーク交換装置において、
    前記第1把持爪及び前記第2把持爪は、前記ワーク把持部の軸線と直角方向に開放位置と把持位置との間で移動可能に支持されると共に、
    前記ワーク取り出し機構は、前記第1駆動機構が前記第1把持爪を開放位置または把持位置に移動させたとき、該第1把持爪を開放位置または把持位置に保持する第1保持機構を有し、
    前記ワーク供給機構は、前記第2駆動機構が前記第2把持爪を開放位置または把持位置に移動させたとき、該第2把持爪を開放位置または把持位置に保持する第2保持機構を有しており、
    前記第1駆動機構が、前記ワーク把持部に把持された加工済みワークを前記軸線方向に押圧することにより、前記第1保持機構によって開放位置に保持されていた前記第1把持爪が把持位置に移動し、
    該第2駆動機構が、前記第2把持爪に把持された未加工ワークで前記ワーク把持部を押圧することにより、前記第2保持機構によって把持位置に保持されていた前記第2把持爪が開放位置に移動する
    ことを特徴とする工作機械のワーク交換装置。
  4. 請求項3に記載の工作機械のワーク交換装置において、
    前記ワーク取り出し機構の第1駆動機構は、第1駆動軸の前端部に形成された第1駆動カムを、前進させることにより前記第1把持爪を開放位置に移動させ、後退させることにより前記第1把持爪を把持位置に移動させるように構成され、
    前記第1保持機構は、前記第1駆動軸の前進位置からの後退を阻止することにより前記第1把持爪を開放位置に保持し、
    前記ワーク供給機構の第2駆動機構は、第2駆動軸の前端部に形成された第2駆動カムを、前進させることにより前記第2把持爪を開放位置に移動させ、後退させることにより前記第2把持爪を把持位置に移動させるように構成され、
    前記第2保持機構は、前記第2駆動軸の前進位置からの後退を阻止することにより前記第2把持爪を開放位置に保持する
    ことを特徴とする工作機械のワーク交換装置。
  5. 請求項4に記載の工作機械のワーク交換装置において、
    前記ワーク取り出し機構は、前記ワーク把持部の軸線方向に進退可能に配設された第1進退駆動部材と、該第1進退駆動部材の前方,後方に、かつ該第1進退駆動部材に対して前記軸線方向に相対移動可能に配置された第1部材及び第2部材とを有し、
    前記第1把持爪は、前記第1部材の前端部に支持され、
    前記第1駆動軸は、前記第1進退駆動部材,第1部材及び第2部材の軸芯に配置され、
    前記第1部材内に前記第1保持機構が配置され、前記第2部材内に前記第1駆動軸を後方向に付勢する第1付勢ばねが配置されており、
    前記ワーク供給機構は、前記ワーク把持部の軸線方向に進退可能に配設された第2進退駆動部材と、該第2進退駆動部材の前方,後方に、かつ該第2進退駆動部材に対して前記軸線方向に相対移動可能に配置された第3部材及び第4部材とを有し、
    前記第2把持爪は、前記第3部材の前端部に支持され、
    前記第2駆動軸は、前記第2進退駆動部材,第3部材及び第4部材の軸芯に配置され、
    前記第第3部材内に前記第2駆動軸を後方向に付勢する第2付勢ばねが配置され、前記第4部材内に前記第2保持機構が配置されている
    ことを特徴とする工作機械のワーク交換装置。
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