JP2010255238A - 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット - Google Patents

段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット Download PDF

Info

Publication number
JP2010255238A
JP2010255238A JP2009104944A JP2009104944A JP2010255238A JP 2010255238 A JP2010255238 A JP 2010255238A JP 2009104944 A JP2009104944 A JP 2009104944A JP 2009104944 A JP2009104944 A JP 2009104944A JP 2010255238 A JP2010255238 A JP 2010255238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
cardboard
wall
flooring
corrugated board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009104944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5229903B2 (ja
Inventor
Yukihiro Nakata
幸広 中田
Hiroaki Funabiki
浩明 船引
Jun Yamamoto
潤 山本
Masaki Koroyasu
雅樹 頃安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Sanki Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Sanki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Sanki Co Ltd filed Critical Kyokuto Sanki Co Ltd
Priority to JP2009104944A priority Critical patent/JP5229903B2/ja
Publication of JP2010255238A publication Critical patent/JP2010255238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229903B2 publication Critical patent/JP5229903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】
高齢者や子供でも容易に組立ができ、壁材と壁材の間に隙間等ができずに避難生活を行えるスペースの設置ができる段ボール間仕切り又は上記間仕切りと床材のセットを提供する。
【解決手段】
段ボール間仕切りは壁部1a及び1bを有し、壁部1aの下部には底板部2を有し、壁部1bの下部には立設部3を有している。また、壁部1aの側部には隣の段ボール間仕切りと連接するための接合部4を有している。そして上記の各部を折り曲げて嵌合させることにより1枚の段ボール板から立設する段ボール間仕切りが容易に組立られる。また、段ボール間仕切りの幅と同一寸法の正方形の床材又は対向する1辺は同一寸法で他辺は整数倍の寸法とされたシート状床材それぞれを所定枚数づつのセットとして提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、災害により学校の体育館や自治体等の公民館において避難生活をしなければならなくなった際に使用する段ボール間仕切り、また、段ボール間仕切りと床材のセットに関するものである。
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震等の災害が近年頻繁に発生している。また、火山活動やゲリラ豪雨によっても避難所生活を強いられるということが発生してもいる。
避難所生活においては、学校の体育館や自治体等の公民館が避難所として用いられており、プライバシー保護が十分に確保できず、被災者にさらに負担がかかることになっていた。
そのために、1つの種類で多数の連結形状に適応する簡易間仕切りセットが提案されてもいる。(例えば特許文献1)そして、この特許文献1においては、1つの種類で多数の連結形状に適応して、長期保管にも適した板状体連結具と、それを用いた簡易間仕切りセットの提供について開示がなされている。
また、材料供給者により回収されることで廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることのない仕切構造体の提案もなされている。(例えば特許文献2)特許文献2においては、仕切構造体に押出法ポリスチレンフォームを使用して、床部と壁部に使用し、止着部材としてハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジを使って止着することが開示されている。そしてまたポリスチレンフォームの縦横比が1:2又は1:1の同一形状の板材であることも開示されている。
また、段ボール製の組立間仕切りなどの提案もなされている。(例えば特許文献3)特許文献3においては、表裏一対のパネル面と上下一対のこぐち面と左右一対のこぐち面を有する6面構成の箱体である間仕切りの構成が開示されている。そして、いずれか一対のこぐち面が開閉自在とされて、一対のこぐち面を開いて可逆的に押し潰し変形させ、箱体としての厚みを消失させて多数枚を積み重ねて備蓄することが開示されている。
特開2009−24353号公報 特開2006−241886号公報 特開2006−161523号公報
特許文献1の発明においては、1つの種類で多数の連結形状に適応して、長期保管にも適した板状体連結具が提案されてはいるものの、簡易間仕切りとして使用する板状体は木質繊維板からなるもので、タタミボード、インシュレーションボード、MDF、ハードボード等が挙げられている。これらの材料は、1枚の重さもかなりの重量があるものであり、高齢者にとってはかなりの重量物で、避難所において容易に組み立てるという取り扱いは難しいものである。また、板状体連結具を使用するため、固定後はある程度の強度が保持されるとはいえ、これも高齢者が簡単に組立できるものではない。
特許文献2の発明においては、壁や床を構成する素材に軽量な素材が選定されてはいるものの、止着についてはスクリューネジを使用するということで、高齢者や子供等にも手軽に組立できるものではない。
特許文献3の発明においては、間仕切りの組立は段ボールで軽くて行い易いものの、両面テープを使用して貼り付けて固定するには隣の間仕切りとの直線性を保って固定することが難しい。また、面ファスナを使っている場合においては、面ファスナは間仕切りの上部と下部のこぐちの一部分だけであり、固定した際には面ファスナが設けられていない部分にスキマができてしまい、隣又は外部から内部が見えてしまうという課題があった。

本発明の請求項1は、避難所において避難者が避難生活をするためのスペースを仕切る間仕切りであって、壁部材は段ボールを使用し、上記壁部材は1枚の段ボール板で構成されており、複数の箇所に折り曲げ可能な部位を有し、内側になる壁部と外側になる壁部を有し、上記壁部の境界線で折り曲げることによって側面視で略逆V字型の壁部を構成でき、内側または外側になる壁部の一方の側部に接合部を有していることを特徴とする段ボール間仕切りとしている。
また、請求項2においては、上記接合部に接合片を有し、側面視で略逆V字型の壁部を構成した壁部の上記境界線に隣接させる段ボール間仕切りの上記接合片が嵌合する接続穴を有することを特徴としている。
また、請求項3においては、内側になる壁部の下方には底板部を有し、上記底板部の幅方向の1端には係止片を有し、もう一方の端部には嵌合部を有することにより、平面視において90゜曲がった状態に隣接する段ボール間仕切りを設置する際に上記係止片と上記嵌合部を嵌合させることを特徴としている。
また、請求項4においては、外側になる壁部の下方には立設部を有し、立設部を内側となる壁部の下方に設けられた嵌合穴に嵌合させることにより、上記側面視で略逆V字型の壁部を保持することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の段ボール間仕切りとしている。
また、請求項5においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の段ボール間仕切りを複数設置し、1辺が上記壁部材と同一の寸法とされた正方形の床材、又は、対向する1辺が上記壁部材と同一の寸法であって、もう1方の対向する1辺は上記壁部材の幅寸法の整数倍となった長方形の床材のいずれかを上記段ボール間仕切りで囲った内部のスペースへ敷き込むことにより、避難スペースを構成することを特徴とする段ボール間仕切り及び床材セットとしている。
また、請求項6においては、段ボール間仕切りと床材のそれぞれ所定枚数を避難スペースの1ユニットとして袋状物に段ボール間仕切りと床材を別々に梱包、或いは、段ボール間仕切りと床材を同梱されたことを特徴とする請求項5記載の段ボール間仕切り及び床材セットとしている。
上記の発明により、避難スペースを囲う段ボール間仕切りは、1枚の段ボール板を折り曲げて組み立てるだけで良く、他の固定用の部材等を使用することなく、段ボール間仕切りを接合部を隣接する段ボール間仕切りの壁部間に挿入することにより壁にスキマの無い状態で囲みを設置することができる。
素材は段ボールだけであり、重量も軽く、高齢者や子供でも組立が可能で重苦しい雰囲気の避難所においての作業を軽減できるものが提供できる。
また、内側になる壁部の下方には底板部を有し、上記底板部の幅方向の1端には係止片を有し、もう一方の端部には嵌合部を有することにより段ボール間仕切りを90゜に曲がった状態に設置する場合に、底板部分で嵌合させることにより90゜に保持された状態で段ボール間仕切りを設置できるため、段ボール間仕切りを設置し終わってから、床材を敷き込む際にずれたりすることがなく、設置や敷き込みが容易である。
また、外側になる壁部の下方には立設部を有し、立設部を内側となる壁部の下方に設けられた嵌合穴に嵌合させる構成においては、段ボール間仕切り1つを組み立てた状態で、その段ボール間仕切りが単独で組み立てた状態で立設した形が保持されるため、隣接する段ボール間仕切りと連接している最中に組立が崩れたりすることがなく、また作業中に手を離しても立設状態のままとなるので壁の囲みの設置作業が非常に容易となる。
また、段ボール間仕切りの幅寸法と同一の寸法とされた正方形の床材又は対向する1辺が上記壁部材と同一の寸法であって、もう1方の対向する1辺は上記壁部材の幅寸法の整数倍となった長方形の床材を使用する場合においては、床材の枚数と段ボール間仕切りの枚数を適宜増加させると設置するスペースの大きさを任意に変更することができ、避難者の家族が多い場合には大きなスペースとして設置することも可能となる。同じ段ボール間仕切りを複数使用することで枚数の調整によって任意にスペースの変更を行い得ることも非常に効果があることである。
そして、またそれらの段ボール間仕切りと床材のそれぞれ所定枚数を避難スペースの1ユニットとして袋状物に同梱又は段ボール間仕切りと床材を別々に梱包したセットとしておくと、災害時に配布することも容易であり、避難者が避難スペースをすぐに設置することができ、プライバシーの保護も保たれるのである。
本発明の実施形態の段ボール間仕切りについて説明する。図1及び図2に示すように本発明の段ボール間仕切り1は、壁部1a及び1bを有しており、この壁部1a及び1bの折り曲げ位置において幅方向の端部から所定の距離分だけ壁部の内側方向へ接続穴1c,1cを設けている。そして、壁部1aの下部には底板部2を有し、壁部1aと底板部2の折り線に当接するように壁部1aには嵌合穴1d,1dが設けられている。
底板部2の幅方向の一端には係止片2a、もう一方の一端には、係止片2aが嵌合する嵌合部2bが設けられており、壁部1bの下部には立設部3を有し、立設部3には接合片3a,3aが設けられている。そして壁部1aの向かって左側には接合部4を有し(図1参照)、接合部4の上部には接合片4aを設けている。
上記の段ボール間仕切り1を図1のように組立て、複数を連結して避難者の居住スペースを設けるのである。
図2に示す段ボール間仕切りの展開した状態の点線位置には段ボールの折り目を設けており、壁部1a及び1bの間の折り目と壁部1bと立設部3の間の折り目は図面上において山折り方向に折り曲げる。壁部1aと底板部2の間の折り目は谷折り方向に折り曲げるのである。壁部1a及び1bを図1の状態に折り曲げながら、立設部3を山折りに折り曲げて接合片3aを嵌合穴1dに嵌合させる。
次に図3に示すように、組立された段ボール間仕切り1を複数連接することについて説明する。段ボール間仕切り1を直線に複数連接する場合は、接合部4を隣の段ボール間仕切り1の壁部1a及び1bの間に挿入し、接合部4の接合片4aを接続穴1cに嵌合させて、接合片4aによって接合部4が、隣の段ボール間仕切り1の壁部1a及び1bの間から外れないようにするのである。
壁部1aと接合部4間に設けた折り目から接合片4aの立ち上がりまでの寸法が丁度、壁部1a及び1bの端部から接続穴1cまでの距離に設定しているので、段ボール間仕切り1を接合した時に接合片4aが接続穴1cから外れないよう連接することができるのである。上記のように連接することにより、段ボール間仕切り1を所望する枚数だけ直線的に連接することが可能である。そして、接合部4が隣の段ボール間仕切り1の壁部1a及び1b間に挿入されているために、段ボール間仕切り間においてはスキマが発生することはなく、スキマから内部が見えてしまうようなことは完全に防止することができる。
次に、段ボール間仕切り1を直角に曲がった状態に連接することについて説明する。接合部4を隣の段ボール間仕切り1の壁部1a及び1bに挿入して接合片4aを接続穴1cに嵌合させることは上記と同じであるが、その前に接合部4を折り目にそって曲げた状態にしておく。そして接合部4を隣の段ボール間仕切り1の壁部1a及び1b間に挿入するとともに、図3及び図4に示すように、左側の段ボール間仕切り1の底板部2の係止片2aを右側の段ボール間仕切り1の底板部2の嵌合部2bに嵌合させる。このように接合部4の嵌合と底板部2の嵌合によって90゜になった状態での連接ができる。
底板部2の係止片2aは底板部2から離れた位置になるほど接合片の幅が広くなっており、嵌合部2bは係止片2aがきっちりと嵌合する形状となっている。そのため、段ボール間仕切り1を90゜に連接した場合には、係止片2aと嵌合部2bが横方向に外れにくい形状となっており、段ボール間仕切り1がずれたりしないようになっている。
立設部3に設けられた接合片3aは図4のように底板部2の上に載置された状態で壁部1aとの嵌合がなされている。接合片3aと嵌合する嵌合穴1dは図5に示すように略逆凸のような形状の穴となっており、壁部1aと底板部2の間の折り目に接するように配置された側が幅が狭くなっており、その上側(図5参照)の穴部が幅が広くなっている。
この幅が広くなっている部分が、接合片3aが丁度通過できる寸法に設定されており、接合片3aは立設部3側において幅が狭くなっており、狭くなっている接合片3aの部分が嵌合穴1dの幅の狭くなったところに丁度嵌合する寸法になっている。
このため、接合片3aをまず嵌合穴1dの上部で通して、段ボール間仕切り1を立てるようにし、接合片3aを底板部2に合わせるようにすると図4の状態となり、嵌合状態が保持される形状になっているのである。
以上のように段ボール間仕切り1を複数連接し、任意のスペースの囲いを段ボール間仕切り1で作り、そのスペースへ床材を敷き込むのである。敷き込む床材で押さえて段ボール間仕切り1がずれたりしないようにするために、底板部2と接合片3aはある程度の面積を有する形状としている。そして、底板部2については、段ボール間仕切り1を90゜に曲がった状態に連接したときに嵌合させることもあり、その嵌合部である係止片2aと嵌合部2bがすぐに破損してしまわない程度の大きさを持たせてもいる。
また、接合片3aは係止片2aのような台形の形状としても良い。そしてさらに、台形の形状とした場合には、立設部3に一体となっている部分から段ボールの厚み分は段ボール間仕切りの幅方向に直行する方向に直線に延出させて、その延出させた端部から係止片2aのように広がるような形状として、図2に示した接合片3aの幅が狭くなった嵌合部と同様の嵌合部を設けておいても良いのである。そしてまた、接合片4aも上記同様の形状にしても良く、また図2に示した接合片3aのような形状としても良い。
図6は、床材10とセットとした実施形態の説明である。1辺が段ボール間仕切り1の幅と同じ寸法に設定された正方形で、1辺の寸法が880mmの床材10であり、床材10は表面を畳表で覆って薄畳としている例である。この実施形態の場合出入り口となる部分の接合部4(図6中1箇所だけ符号をつけた接合部4)は、二点鎖線で示したように、段ボール間仕切り1の壁部1aと壁部1bの間に折り込んでおく。そして接合片4aを、接続穴1cに嵌合させておく。
図6の例では、段ボール間仕切り1を7枚、床材10である薄畳を4枚を1セットとしている。この1セットを図示していないケースに入れて畳2畳分が1区画として、避難所に備蓄しておくことができる。
ケースに入れる際には、段ボール間仕切り1は、壁部1a及び1bの間で折りたたんだ状態としておけば、床材10の薄畳よりも接合部4がおよそ20〜30センチ程度大きくなる程度となるため、備蓄スペースも場所を取らない状態とすることができる。また更に、接合4も折りたたむと底板部2及び立設部3の分だけ大きい状態に折りたたむことができるので備蓄スペースは場所を取らない状態となる。
また、段ボール間仕切り1を7枚、床材10である薄畳を4枚程度であれば、床材10を軽量な素材を使用して、10〜15ミリ程度の厚みとしておくと高齢者2名くらいで1セット分を簡単に運搬できる程度の重量にしかならないので、避難所において、備蓄スペースで必要な分を渡せば、避難者自身が任意の場所まで運び容易に避難スペースを設置することができるのである。
また、上記の他に床材10と段ボール間仕切り1の枚数の枚数の1セットの組合せ枚数は、図7(a)、(b)、(c)に示しているように床材6枚と段ボール間仕切り9枚、床材8枚と段ボール間仕切り11枚、床材9枚と段ボール間仕切り11枚とすることも可能である。図7では、生活スペースへの出入り口は左横上側に位置させているが、段ボール間仕切り1のセットの仕方で出入り口はどの位置にでも設定することが可能であることはいうまでもない。
また、出入り口にあたる段ボール間仕切りにおいては、接合部4は180゜折り返して自身の段ボール間仕切りの壁部1a及び1bの間に収納しておくようにする。そのため図7においては折り返した接合部4を点線で図示してもいる。
図7においては平面視で床材と段ボール間仕切りの枚数と設置について図示しており、接合部4を隣接する段ボール間仕切りにそれぞれ連接すれば床材10にそれぞれぴったりと接する位置に段ボール間仕切りが位置することとなる。
次に、上記の段ボール間仕切り1と床材10の所定枚数がセットになっていない場合で、予定区画の避難生活のスペースを連接することも可能である。
例えば図8(a)に示すように、床材10を4枚のスペースを横方向に延長するように設置することが可能である。図では接合部4がどの位置にあるかを示すために、太い実線で接合部4の位置を示している。図中Xで示した段ボール間仕切り1の接合部4だけは、その段ボール間仕切り1の壁部1a及び1b間に折り返す必要がある。
図8(a)の状態で1列になった生活スペースであれば、この列を複数設置すると、1つのスペースの出入り口は、他のスペースの壁に面することとなるため、他のスペースに避難して生活している人の視線などが余り気にならない。
そして、図8(b)のように設置すると、2列の生活スペースを有する列の設置も可能となる。2列の生活スペースを設置する場合には、出入り口が向かい合わせにならないように設置する。
また、図9に示すように床材を厚みのある少し長めのシート状としても良い。床材は避難生活を強いられている避難者を癒すために畳状のものが好ましい。しかし、コスト的なことを考慮して、樹脂の表面を畳状に見える状態に印刷したり、型を付けたりして簡易的な畳マットや畳状シートとしても良い。上記の床材は、対向する1辺は段ボール間仕切りの幅寸法と同一であり、他方の対向する1辺は段ボール間仕切りの幅寸法の整数倍とし、図9に示した1例は、1:3の比とした場合の実施形態を例示している。
以上段ボール間仕切り1の連接については接合片4a等の嵌合は寸法的にはぴったりに設計した実施形態を説明しているが、数ミリから10ミリ程度の余裕をみた嵌合の設計にしても良い。というのも、使用する段ボールの厚みによってはきっちりの設計であれば嵌合させるのに多少力がいる場合も発生することが懸念され、数ミリから10ミリ程度余裕を持たせておいても、特に連接がずれたりすることはなく、少し段ボール間仕切り1同士が離れても接合部4で生活スペースの部分が外から見えるようなことにはならないからである。
また、さらに、図2に開示した面と図2で見えていない裏面の段ボール間仕切りの表面の色を変えておいても良い。避難生活では避難スペースの色を明るくしておくことも必要であり、又、図8(a)や図8(b)のように設置した場合には、自分の生活するスペースがどこであるか隣と違う色で数を判別しやすいようにしておくことなどが可能となる。
図2で見えていない側の面が表面となる組立は、図1の勝手反対の状態となるだけであり、段ボール間仕切りの連接等は特に難しくないため説明を省略する。

段ボール間仕切りの組み立てた状態を説明する図である。 段ボール間仕切りの展開図である。 段ボール間仕切りの連接を説明する図である。 段ボール間仕切りの底板部の嵌合を説明する図である。 壁部に設けられた嵌合穴を説明する図である。 段ボール間仕切りと床材をセットした状態を説明する図である。 段ボール間仕切りと床材の設置を説明する図である。 スペースを連続した状態に段ボール間仕切りと床材を設置する状態を説明する図である。 床材がシート状の場合を説明する図である。(a)はシート状の床材であり、(b)は設置した状態の1例を説明する図である。
1 段ボール間仕切り
1a,1b 壁部
1c 接続穴
1d 嵌合穴
2 底板部
2a 係止片
2b 嵌合部
3 立設部
3a 接合片
4 接合部
4a 接合片
10 床材
11 シート状床材

Claims (6)

  1. 避難所において避難者が避難生活をするためのスペースを仕切る間仕切りであって、
    壁部材は段ボールを使用し、上記壁部材は1枚の段ボール板で構成されており、
    複数の箇所に折り曲げ可能な部位を有し、内側になる壁部と外側になる壁部を有し、上記壁部の境界線で折り曲げることによって側面視で略逆V字型の壁部を構成でき、
    内側または外側になる壁部の一方の側部に接合部を有している
    ことを特徴とする段ボール間仕切り。
  2. 上記接合部に接合片を有し、側面視で略逆V字型の壁部を構成した壁部の上記境界線に隣接させる段ボール間仕切りの上記接合片が嵌合する接続穴を有することを特徴とする請求項1記載の段ボール間仕切り。
  3. 内側になる壁部の下方には底板部を有し、上記底板部の幅方向の1端には係止片を有し、もう一方の端部には嵌合部を有することにより、平面視において90゜曲がった状態に隣接する段ボール間仕切りを設置する際に上記係止片と上記嵌合部を嵌合させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の段ボール間仕切り。
  4. 外側になる壁部の下方には立設部を有し、立設部を内側となる壁部の下方に設けられた嵌合穴に嵌合させることにより、上記側面視で略逆V字型の壁部を保持することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の段ボール間仕切り。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の段ボール間仕切りを複数設置し、
    1辺が上記壁部材と同一の寸法とされた正方形の床材、
    又は、対向する1辺が上記壁部材と同一の寸法であって、もう1方の対向する1辺は上記壁部材の幅寸法の整数倍となった長方形の床材
    のいずれかを上記段ボール間仕切りで囲った内部のスペースへ敷き込むことにより、避難スペースを構成する
    ことを特徴とする段ボール間仕切り及び床材セット。
  6. 段ボール間仕切りと床材のそれぞれ所定枚数を避難スペースの1ユニットとして袋状物に段ボール間仕切りと床材を別々に梱包、或いは、段ボール間仕切りと床材を同梱されたことを特徴とする請求項5記載の段ボール間仕切り及び床材セット。
JP2009104944A 2009-04-23 2009-04-23 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット Active JP5229903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104944A JP5229903B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104944A JP5229903B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010255238A true JP2010255238A (ja) 2010-11-11
JP5229903B2 JP5229903B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=43316445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009104944A Active JP5229903B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5229903B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118787A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Asahi Container Kogyo Kk 段ボール箱を用いた間仕切り構造、および間仕切りに構造に用いられる段ボール箱
WO2015037161A1 (ja) 2013-09-13 2015-03-19 株式会社大貴 組立式ハウス
WO2015040759A1 (ja) 2013-09-19 2015-03-26 株式会社大貴 組立式ハウス
KR20220000763U (ko) * 2020-09-25 2022-04-01 김정일 접이식 투명 가림막

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004041710A (ja) * 2002-05-15 2004-02-12 Tomoji Aoyanagi 多用途ユニット
JP2006241885A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Daigaku Sangyo Kk 簡易間仕切り
JP2008138391A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Oishi Sangyo Kk ダンボール製間仕切り装置及び間仕切り形成用ダンボール板

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004041710A (ja) * 2002-05-15 2004-02-12 Tomoji Aoyanagi 多用途ユニット
JP2006241885A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Daigaku Sangyo Kk 簡易間仕切り
JP2008138391A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Oishi Sangyo Kk ダンボール製間仕切り装置及び間仕切り形成用ダンボール板

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118787A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Asahi Container Kogyo Kk 段ボール箱を用いた間仕切り構造、および間仕切りに構造に用いられる段ボール箱
WO2015037161A1 (ja) 2013-09-13 2015-03-19 株式会社大貴 組立式ハウス
WO2015040759A1 (ja) 2013-09-19 2015-03-26 株式会社大貴 組立式ハウス
KR20220000763U (ko) * 2020-09-25 2022-04-01 김정일 접이식 투명 가림막
KR200495770Y1 (ko) 2020-09-25 2022-08-12 김정일 접이식 투명 가림막

Also Published As

Publication number Publication date
JP5229903B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5229903B2 (ja) 段ボール間仕切り、段ボール間仕切り及び床材セット
JP4167258B2 (ja) 間仕切りユニット
JP5101197B2 (ja) 板状体連結具、簡易間仕切り構造及び簡易間仕切りセット
JP4108103B2 (ja) 簡易間仕切り構造
JP3874418B2 (ja) 簡易間仕切り構造
KR101650338B1 (ko) 영유아의 복합놀이기구용 범퍼매트 어셈블리
GB2555406A (en) An architectural structure
JP3184573U (ja) パーティション用基体、及び該基体を用いたパーティション
JP2006241885A (ja) 簡易間仕切り
JP2009005902A (ja) 段ボール製組立式ベッド
JP5290829B2 (ja) 簡易間仕切り構造
JP2022121934A (ja) 立体構造物組み立てキット及び板状部材
JP2008297786A (ja) 段ボールを用いた間仕切り構造材
JP5715505B2 (ja) 空間仕切りパネル
JP2003082767A (ja) 組立式簡易家屋
KR20100004819U (ko) 의자겸용매트
JP2006161523A (ja) 段ボール製の組立て間仕切り
JP6190147B2 (ja) 収納用間仕切壁
JP6940855B1 (ja) パーティション
JP2006241886A (ja) 仕切構造体
JP6840499B2 (ja) 仮設パーティションキット
JP3023117U (ja) 間仕切り室構造
JP7384953B2 (ja) 組立間仕切の製造方法
JP3224732U (ja) 空間仕切りパネルユニット
JP5283137B2 (ja) 入れ子フレーム構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130314

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5229903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250