JP2006241886A - 仕切構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】材料供給者により回収されることにより廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることのない、災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体を提供すること。
【解決手段】地震等の災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体であって、発泡合成樹脂製板体からなる床部2と、この床部2の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部3と、少なくとも壁部3の突き合わせ部を止着する止着部材4とからなり、床部2及び壁部4を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材4とを、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなる。
【選択図】図1
【解決手段】地震等の災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体であって、発泡合成樹脂製板体からなる床部2と、この床部2の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部3と、少なくとも壁部3の突き合わせ部を止着する止着部材4とからなり、床部2及び壁部4を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材4とを、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、仕切構造体に関し、特に、地震等の災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体に関するものである。
1995年の阪神淡路大震災、2004年の中越震災等、日本各地で突然の地震等の災害によって多くの家屋が倒壊したり損傷を受け、地域住民が避難生活を余儀なくされるケースが発生している。
このような場合、避難所として体育館等の公共施設が一般に使用されるが、通常、被災者は、雑然とした状態で収容されることが多く、このため、集団の中で個人又は家族のプライバシーが確保できず、被災者のメンタルケアの問題点が指摘されていた。
なお、被災者の中には、プライバシーを確保するために、段ボールで仕切りを作ったり、プライバシーの確保優先して、自己の自動車の中で避難生活をするケースも見られるが、前者の場合は、資材の調達が困難であるとともに、設置状態が安定せず、一方、後者の場合は、狭い自動車の中で十分に身体のリラックスができず、エコノミー症候群といわれる症状による死亡例が報告される等の問題があった。
また、避難所として使用される体育館等は、暖房設備が十分でない場合が多く、このため、特に、気温の低い冬季の避難所は、劣悪な環境となりやすいという問題があった。
このような場合、避難所として体育館等の公共施設が一般に使用されるが、通常、被災者は、雑然とした状態で収容されることが多く、このため、集団の中で個人又は家族のプライバシーが確保できず、被災者のメンタルケアの問題点が指摘されていた。
なお、被災者の中には、プライバシーを確保するために、段ボールで仕切りを作ったり、プライバシーの確保優先して、自己の自動車の中で避難生活をするケースも見られるが、前者の場合は、資材の調達が困難であるとともに、設置状態が安定せず、一方、後者の場合は、狭い自動車の中で十分に身体のリラックスができず、エコノミー症候群といわれる症状による死亡例が報告される等の問題があった。
また、避難所として使用される体育館等は、暖房設備が十分でない場合が多く、このため、特に、気温の低い冬季の避難所は、劣悪な環境となりやすいという問題があった。
ところで、上記問題点に対処するため、避難所専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体が提案されている(特許文献1及び2参照)。
しかしながら、この専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体は、壁や床を形成する紙や発泡合成樹脂製板体を、各種の固定具(連結具)等を用いて組み立てるようにされているが、その材質には何ら配慮がなされていないため、仕切構造体が不用になって廃棄物になると廃棄物の処理の負担を増大させることとなるという問題があった。特に、災害の発生によって、大量の廃棄物が発生することから、被災者のために使用されるものであっても、廃棄物の処理の負担を増大させるものは適当でない。
また、この専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体は、構造が複雑なだけでなく、各種の固定具(連結具)等を用いて組み立てるようにされているため、保管、搬送及び組立が必ずしも容易ではないという問題があった。特に、災害発生時には、被災者に対し、行政の救援や全国各地からの義捐物資の支援等の多くの活動がなされるが、災害発生直後は、行政の混乱や交通輸送手段の壊滅等により、これらの活動が実質的に不可能に近い状況になることは避けられないことから、保管、搬送及び組立が容易でないものは適当でない。そして、このような観点から、仕切構造体も、非常用の備蓄食料品と同様に、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄しておき、災害発生時には、専門の組立要員や道具を必要とせず、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置できるものであることが望ましい。
特開平9−228667号
実用新案登録第3023117号公報
しかしながら、この専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体は、壁や床を形成する紙や発泡合成樹脂製板体を、各種の固定具(連結具)等を用いて組み立てるようにされているが、その材質には何ら配慮がなされていないため、仕切構造体が不用になって廃棄物になると廃棄物の処理の負担を増大させることとなるという問題があった。特に、災害の発生によって、大量の廃棄物が発生することから、被災者のために使用されるものであっても、廃棄物の処理の負担を増大させるものは適当でない。
また、この専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体は、構造が複雑なだけでなく、各種の固定具(連結具)等を用いて組み立てるようにされているため、保管、搬送及び組立が必ずしも容易ではないという問題があった。特に、災害発生時には、被災者に対し、行政の救援や全国各地からの義捐物資の支援等の多くの活動がなされるが、災害発生直後は、行政の混乱や交通輸送手段の壊滅等により、これらの活動が実質的に不可能に近い状況になることは避けられないことから、保管、搬送及び組立が容易でないものは適当でない。そして、このような観点から、仕切構造体も、非常用の備蓄食料品と同様に、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄しておき、災害発生時には、専門の組立要員や道具を必要とせず、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置できるものであることが望ましい。
本発明は、災害発生時に設置される避難所における問題点や避難所専用の紙や発泡合成樹脂製板体等からなる仕切構造体の有する問題点に鑑み、材料供給者により回収されることにより廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることのない、災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄しておき、災害発生時には、専門の組立要員や道具を必要とせず、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置できる、災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いる仕切構造体を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、本発明の仕切構造体は、プライバシー及び断熱性確保のための仕切構造体において、発泡合成樹脂製板体からなる床部と、該床部の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部と、少なくとも壁部の突き合わせ部を止着する止着部材とからなり、前記床部及び壁部を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材とが、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなることを特徴とする。
さらに、上記第2の目的を達成するため、本発明の仕切構造体は、すべての発泡合成樹脂製板体が、縦横比が1:2の同一形状の板体、又は縦横比が1:2の同一形状の板体及び当該板体を2分割した縦横比が1:1の板体からなることを特徴とする。
この場合において、発泡合成樹脂製板体を、ノンフロン系発泡合成樹脂から構成することができる。
また、発泡合成樹脂製板体を、押出法ポリスチレンフォームから構成することができる。
また、止着部材を、ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成することができる。
本発明の仕切構造体によれば、プライバシー及び断熱性確保のための仕切構造体において、発泡合成樹脂製板体からなる床部と、該床部の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部と、少なくとも壁部の突き合わせ部を止着する止着部材とからなり、前記床部及び壁部を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材とが、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなることから、材料供給者により回収されることにより廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることがない。
そして、この仕切構造体は、災害発生時に設置される避難所等に設置することにより、被災者を整然とした状態で収容することができるとともに、集団の中で個人又は家族のプライバシーを確保でき、被災者のメンタルケアに資することができる。
また、床部及び壁部を形成する発泡合成樹脂製板体は断熱性能が高く、また、柔軟性及び衝撃吸収性を有することから、暖房設備が十分でなく、床がフローリングからなる体育館等の場合でも、その劣悪な環境を緩和することができる。
そして、この仕切構造体は、災害発生時に設置される避難所等に設置することにより、被災者を整然とした状態で収容することができるとともに、集団の中で個人又は家族のプライバシーを確保でき、被災者のメンタルケアに資することができる。
また、床部及び壁部を形成する発泡合成樹脂製板体は断熱性能が高く、また、柔軟性及び衝撃吸収性を有することから、暖房設備が十分でなく、床がフローリングからなる体育館等の場合でも、その劣悪な環境を緩和することができる。
また、すべての発泡合成樹脂製板体を、すべての発泡合成樹脂製板体が、縦横比が1:2の同一形状の板体、又は縦横比が1:2の同一形状の板体及び当該板体を2分割した縦横比が1:1の板体から構成することにより、コンパクトに収納できることから、保管が容易となり、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄することができる。
そして、この仕切構造体は、床部及び壁部を形成するすべての発泡合成樹脂製板体が同一形状の板体からなるため、災害発生時に専門の組立要員を必要とせず、簡単な説明書に基づいて誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
そして、この仕切構造体は、床部及び壁部を形成するすべての発泡合成樹脂製板体が同一形状の板体からなるため、災害発生時に専門の組立要員を必要とせず、簡単な説明書に基づいて誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
また、発泡合成樹脂製板体を、フロン系の発泡剤を使用しないノンフロン系発泡合成樹脂から構成することにより、地球環境保護(オゾン層保護・温暖化防止)に資することができる。
また、発泡合成樹脂製板体を、押出法ポリスチレンフォームから構成することにより、良好な、耐水・耐湿性、柔軟性及び衝撃吸収性に加え、強度が大きく、また、耐引火性の高い仕切構造体とすることができる。そして、ポリスチレンフォームは、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行う場合のエネルギ効率が高く、低コストでリサイクル処理を行うことができる。
また、止着部材を、ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成することにより、災害発生時に専門の道具を必要とせず、簡単な説明書に基づいて、たかだかドライバ等の汎用の工具を用いるだけで、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
以下、本発明の仕切構造体の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の仕切構造体の第1実施例を示す。
この仕切構造体1は、地震等の災害発生時に設置される避難所等において、プライバシー及び断熱性確保のために避難所等の床の上に設置して用いる仕切構造体であって、発泡合成樹脂製板体からなる床部2と、この床部2の周縁(4辺)に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部3と、少なくとも壁部3の突き合わせ部を止着する止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4とからなる。
ここで、床部2と壁部3との位置関係は、床部2の外周縁に沿って壁部3を立設する(避難所等の床の上に直接立設する)ことを原則とするが、発泡合成樹脂製板体の寸法の取り合いの関係等で、例えば、図1に示す扉部31を形成した壁部3のように、床部2の外縁上に立設することを排除するものでない。
また、床部2と壁部3の突き合わせ部を、合成樹脂製のスクリューネジ4等の止着部材で止着することもできる。
この仕切構造体1は、地震等の災害発生時に設置される避難所等において、プライバシー及び断熱性確保のために避難所等の床の上に設置して用いる仕切構造体であって、発泡合成樹脂製板体からなる床部2と、この床部2の周縁(4辺)に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部3と、少なくとも壁部3の突き合わせ部を止着する止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4とからなる。
ここで、床部2と壁部3との位置関係は、床部2の外周縁に沿って壁部3を立設する(避難所等の床の上に直接立設する)ことを原則とするが、発泡合成樹脂製板体の寸法の取り合いの関係等で、例えば、図1に示す扉部31を形成した壁部3のように、床部2の外縁上に立設することを排除するものでない。
また、床部2と壁部3の突き合わせ部を、合成樹脂製のスクリューネジ4等の止着部材で止着することもできる。
そして、この仕切構造体1は、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体と、止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4とを、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料、好ましくは、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行いやすい、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン系樹脂材料から構成するようにしている。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は、フロン系の発泡剤を使用しないノンフロン系発泡合成樹脂から構成することが好ましく、これにより、地球環境保護(オゾン層保護・温暖化防止)に資することができる。
そして、具体的には、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は、ポリスチレンフォーム、好ましくは、押出法ポリスチレンフォーム、より好ましくは、表面にスキン層が形成された押出法ポリスチレンフォーム(具体的には、株式会社カネカ製「カネライトスーパーEBK」(商品名))から構成し、止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4は、ポリスチレン系樹脂、好ましくは、強度が大きいハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成するようにしている。
このように、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体を、ポリスチレンフォーム、特に、押出法ポリスチレンフォームから構成することにより、良好な断熱性、耐水・耐湿性、柔軟性及び衝撃吸収性に加え、強度が大きく、また、耐引火性の高い仕切構造体とすることができる。より具体的には、ポリスチレンフォームは、同等の発泡倍率のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる発泡合成樹脂製板体と比較して、ガス透過性及び赤外線透過性の違いから高い断熱性を有しており、また、剛性も高いことから仕切構造体1の壁部3を形成する材料として適しており、また、合成樹脂製のスクリューネジ4等の止着部材が効きやすく、また、難燃性の付与が容易であり、さらに、材料コスト的にも低廉であるという利点を有している。そして、ポリスチレンフォームは、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行う場合のエネルギ効率が高く、低コストでリサイクル処理を行うことができる。
また、止着部材4を、ポリスチレン系樹脂、好ましくは、強度が大きいハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成することにより、災害発生時に専門の道具を必要とせず、簡単な説明書に基づいて、たかだかドライバ等の汎用の工具を用いるだけで、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は、フロン系の発泡剤を使用しないノンフロン系発泡合成樹脂から構成することが好ましく、これにより、地球環境保護(オゾン層保護・温暖化防止)に資することができる。
そして、具体的には、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は、ポリスチレンフォーム、好ましくは、押出法ポリスチレンフォーム、より好ましくは、表面にスキン層が形成された押出法ポリスチレンフォーム(具体的には、株式会社カネカ製「カネライトスーパーEBK」(商品名))から構成し、止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4は、ポリスチレン系樹脂、好ましくは、強度が大きいハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成するようにしている。
このように、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体を、ポリスチレンフォーム、特に、押出法ポリスチレンフォームから構成することにより、良好な断熱性、耐水・耐湿性、柔軟性及び衝撃吸収性に加え、強度が大きく、また、耐引火性の高い仕切構造体とすることができる。より具体的には、ポリスチレンフォームは、同等の発泡倍率のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる発泡合成樹脂製板体と比較して、ガス透過性及び赤外線透過性の違いから高い断熱性を有しており、また、剛性も高いことから仕切構造体1の壁部3を形成する材料として適しており、また、合成樹脂製のスクリューネジ4等の止着部材が効きやすく、また、難燃性の付与が容易であり、さらに、材料コスト的にも低廉であるという利点を有している。そして、ポリスチレンフォームは、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行う場合のエネルギ効率が高く、低コストでリサイクル処理を行うことができる。
また、止着部材4を、ポリスチレン系樹脂、好ましくは、強度が大きいハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジから構成することにより、災害発生時に専門の道具を必要とせず、簡単な説明書に基づいて、たかだかドライバ等の汎用の工具を用いるだけで、誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
ここで、「分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料」とは、完全に同じ組成であることは要せず、上記実施例のとおり、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体が、例えば、ポリスチレン系樹脂材料からなる場合には、止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4は、ポリスチレン系樹脂製であればよく、分子量、配合物が異なるもの(ハイインパクトポリスチレン系樹脂のように、スチレンとは異なる成分をスチレンの劣位量配合あるいは共重合されたもの)を排除するものでない。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体には、必要に応じて、難燃剤を含有するようにしたり、さらに、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行い得る範囲において、着色や意匠等を施すこともできる。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体には、必要に応じて、難燃剤を含有するようにしたり、さらに、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行い得る範囲において、着色や意匠等を施すこともできる。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は、基本形状として、縦横比が1:2の同一形状の板体、又は縦横比が1:2の同一形状の板体及び当該板体を2分割した縦横比が1:1の板体から構成することが好ましい。
これにより、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体を、コンパクトに収納できる(具体的には、発泡合成樹脂製板体と同形状の段ボール箱に密に積み重ねて収納できる)ことから、保管が容易となり、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄することができる。
そして、この仕切構造体1は、床部2及び壁部3を形成するすべての発泡合成樹脂製板体が同一形状の板体からなるため、災害発生時に専門の組立要員を必要とせず、簡単な説明書に基づいて誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
これにより、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体を、コンパクトに収納できる(具体的には、発泡合成樹脂製板体と同形状の段ボール箱に密に積み重ねて収納できる)ことから、保管が容易となり、広域避難所に指定された公共施設の倉庫や学校の空教室等に防災用品として備蓄することができる。
そして、この仕切構造体1は、床部2及び壁部3を形成するすべての発泡合成樹脂製板体が同一形状の板体からなるため、災害発生時に専門の組立要員を必要とせず、簡単な説明書に基づいて誰もが簡単に短時間で組み立てて設置することができる。
本実施例において、仕切構造体1は、以下の構成部材からなり、工具としてドライバ及びカッタナイフを用い、大人2人で約7分で組み立てることができた。
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、2枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、4枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、8本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、2枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、4枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、8本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
ところで、本実施例の仕切構造体1においては、壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体のうちの1枚を、カッタナイフを用いて3分割し、その中央の発泡合成樹脂製板体を、他の発泡合成樹脂製板体の一方側に粘着テープ(汎用のガムテープ)5を用いて接続することにより、仕切構造体1の出入り口31を形成するようにした。
このように、仕切構造体1の出入り口31は、仕切構造体1を設置する現場の状況等に合わせて、現場で形成するようにすることができるが、仕切構造体1を製造する工場等において、予め、仕切構造体1の出入り口31を形成しておくようにすることもできる。
また、仕切構造体1の出入り口31の蝶番は、本実施例のように、粘着テープ(汎用のガムテープ)5を用いる(粘着テープは、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体や止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4と分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料で構成することが好ましいが、そうでない場合でも、粘着テープは容易に剥離、分離できることから、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行う際に大きな支障とはならない。)ほか、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体や止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4と分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料で構成した専用の蝶番(図示省略)を用意し、他の構成部材と同梱することもできる。
また、止着部材は、本実施例のように、合成樹脂製のスクリューネジ4を用いるほか、壁部3等の突き合わせ部を止着することができる任意の止着部材を用いることができ、さらに、必要に応じて、粘着テープ(汎用のガムテープ)を併用することもできる。
このように、仕切構造体1の出入り口31は、仕切構造体1を設置する現場の状況等に合わせて、現場で形成するようにすることができるが、仕切構造体1を製造する工場等において、予め、仕切構造体1の出入り口31を形成しておくようにすることもできる。
また、仕切構造体1の出入り口31の蝶番は、本実施例のように、粘着テープ(汎用のガムテープ)5を用いる(粘着テープは、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体や止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4と分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料で構成することが好ましいが、そうでない場合でも、粘着テープは容易に剥離、分離できることから、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行う際に大きな支障とはならない。)ほか、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体や止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4と分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料で構成した専用の蝶番(図示省略)を用意し、他の構成部材と同梱することもできる。
また、止着部材は、本実施例のように、合成樹脂製のスクリューネジ4を用いるほか、壁部3等の突き合わせ部を止着することができる任意の止着部材を用いることができ、さらに、必要に応じて、粘着テープ(汎用のガムテープ)を併用することもできる。
なお、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体の形状は、上記のものに必ずしも限定されず、例えば、縦900〜2000mm、横450〜1000mm、厚さ20〜50mmのものを使用することができ、縦横比も1:2のものに限定されず、さらに、形状の異なる板体を組み合わせて用いることもできる。
このように、本実施例の仕切構造体1は、発泡合成樹脂製板体からなる床部2と、この床部2の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部3と、少なくとも壁部の突き合わせ部を止着する止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4とからなり、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材4とが、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなることから、材料供給者により回収されることにより廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることがない。このとき、止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4を分別する必要がないことから、低コストでリサイクル処理を行うことができる。
そして、この仕切構造体1は、災害発生時に設置される避難所等に設置することにより、被災者を整然とした状態で収容することができるとともに、集団の中で個人又は家族のプライバシーを確保でき、被災者のメンタルケアに資することができる。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は断熱性能が高く、また、柔軟性及び衝撃吸収性を有することから、暖房設備が十分でなく、床がフローリングからなる体育館等の場合でも、その劣悪な環境を緩和することができる。
なお、避難所が閉鎖される等で、仕切構造体1が不用になった場合には、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行うほか、仕切構造体1が再利用可能な場合には、容易に分解できることから、段ボール箱に収納して保管することもできる。
そして、この仕切構造体1は、災害発生時に設置される避難所等に設置することにより、被災者を整然とした状態で収容することができるとともに、集団の中で個人又は家族のプライバシーを確保でき、被災者のメンタルケアに資することができる。
また、床部2及び壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体は断熱性能が高く、また、柔軟性及び衝撃吸収性を有することから、暖房設備が十分でなく、床がフローリングからなる体育館等の場合でも、その劣悪な環境を緩和することができる。
なお、避難所が閉鎖される等で、仕切構造体1が不用になった場合には、再資源材料としてマテリアルリサイクルを行うほか、仕切構造体1が再利用可能な場合には、容易に分解できることから、段ボール箱に収納して保管することもできる。
図2に、本発明の仕切構造体の第2実施例を示す。
この仕切構造体1は、上記第1実施例の仕切構造体1を横に並べたもので、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしている。
この仕切構造体1は、上記第1実施例の仕切構造体1を横に並べたもので、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしている。
本実施例において、仕切構造体1は、以下の構成部材からなる。
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、4枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、7枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、14本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ300mm、厚さ25mm)、2枚
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、4枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、7枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、14本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ300mm、厚さ25mm)、2枚
ところで、本実施例の仕切構造体1においては、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしているため、図2(c)に示すように、中央の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
このように、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用することにより、仕切構造体1を横方向に必要数連接することができる(連接数は制限されない。)。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の仕切構造体1と同様である。
このように、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用することにより、仕切構造体1を横方向に必要数連接することができる(連接数は制限されない。)。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の仕切構造体1と同様である。
図3に、本発明の仕切構造体の第3実施例を示す。
この仕切構造体1は、上記第1実施例の仕切構造体1よりも床面積を1.5倍拡げたもの(約3畳間と同規模の空間となり、1家族(2〜3名)が最低限の荷物を持ち込んで就寝できるようにしたもの)である。
この仕切構造体1は、上記第1実施例の仕切構造体1よりも床面積を1.5倍拡げたもの(約3畳間と同規模の空間となり、1家族(2〜3名)が最低限の荷物を持ち込んで就寝できるようにしたもの)である。
本実施例において、仕切構造体1は、以下の構成部材からなる。
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、3枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、5枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、12本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ250mm、厚さ25mm)、2枚
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、3枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、5枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、12本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ250mm、厚さ25mm)、2枚
ところで、本実施例の仕切構造体1においては、壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体のうちの1枚を、カッタナイフを用いて2分割し、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成するようにしたが、仕切構造体1を製造する工場等において、予め、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成しておくようにすることもできる。
また、本実施例の仕切構造体1においては、両側の壁部3を2枚の発泡合成樹脂製板体で構成するようにしているため、図3(c)に示すように、両側の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の仕切構造体1と同様である。
また、本実施例の仕切構造体1においては、両側の壁部3を2枚の発泡合成樹脂製板体で構成するようにしているため、図3(c)に示すように、両側の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の仕切構造体1と同様である。
図4に、本発明の仕切構造体の第4実施例を示す。
この仕切構造体1は、上記第3実施例の仕切構造体1を横に並べたもので、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしている。
この仕切構造体1は、上記第3実施例の仕切構造体1を横に並べたもので、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしている。
本実施例において、仕切構造体1は、以下の構成部材からなる。
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、6枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、8.5枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、20本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ300mm及び長さ250mm、厚さ25mm)、各2枚
床部2:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、6枚
壁部3:押出法ポリスチレンフォーム(縦1820mm、横910mm(この寸法が仕切構造体1の高さとなり、必要最小限のプライバシーを確保できる。)、厚さ25mm、熱伝導率0.028W/(m・K))、8.5枚
止着部材4:ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ、20本
補助資材5:粘着テープ(汎用のガムテープ)
連結板6:押出法ポリスチレンフォーム(長さ300mm及び長さ250mm、厚さ25mm)、各2枚
ところで、本実施例の仕切構造体1においては、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用するようにしているため、図2(c)に示すように、中央の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
また、壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体のうちの1枚(1.5枚)を、カッタナイフを用いて2分割し、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成するようにしたが、仕切構造体1を製造する工場等において、予め、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成しておくようにすることもできる。
また、本実施例の仕切構造体1においては、中央及び両側の壁部3を2枚の発泡合成樹脂製板体で構成するようにしているため、両側の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
このように、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用することにより、仕切構造体1を横方向に必要数連接することができる(連接数は制限されない。)。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例(上記第3実施例)の仕切構造体1と同様である。
また、壁部3を形成する発泡合成樹脂製板体のうちの1枚(1.5枚)を、カッタナイフを用いて2分割し、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成するようにしたが、仕切構造体1を製造する工場等において、予め、両側の壁部3(縦910mm、横910mm)を形成しておくようにすることもできる。
また、本実施例の仕切構造体1においては、中央及び両側の壁部3を2枚の発泡合成樹脂製板体で構成するようにしているため、両側の壁部3の突き合わせ部を止着部材としての合成樹脂製のスクリューネジ4及び押出法ポリスチレンフォームからなる連結板6を用いて上方から止着するようにした。
このように、中央の壁部3を両側の仕切構造体1で共用することにより、仕切構造体1を横方向に必要数連接することができる(連接数は制限されない。)。
なお、本実施例の仕切構造体1のその他の構成及び作用は、上記第1実施例(上記第3実施例)の仕切構造体1と同様である。
以上、本発明の仕切構造体について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の仕切構造体は、材料供給者により回収されることにより廃棄物とならず再資源材料としてマテリアルリサイクルが可能で廃棄物の処理の負担を増大させることがないことから、災害発生時に設置される避難所等においてプライバシー及び断熱性確保のために用いられる仕切構造体の用途に好適に用いることができる。
1 仕切構造体
2 床部
3 壁部
31 出入り口
4 止着部材(ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ)
5 粘着テープ(蝶番)
6 連結板
2 床部
3 壁部
31 出入り口
4 止着部材(ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジ)
5 粘着テープ(蝶番)
6 連結板
Claims (5)
- プライバシー及び断熱性確保のための仕切構造体において、発泡合成樹脂製板体からなる床部と、該床部の周縁に立設される発泡合成樹脂製板体からなる壁部と、少なくとも壁部の突き合わせ部を止着する止着部材とからなり、前記床部及び壁部を形成する発泡合成樹脂製板体と止着部材とが、分別せずに再生可能な同種の合成樹脂材料からなることを特徴とする仕切構造体。
- すべての発泡合成樹脂製板体が、縦横比が1:2の同一形状の板体、又は縦横比が1:2の同一形状の板体及び当該板体を2分割した縦横比が1:1の板体からなることを特徴とする請求項1記載の仕切構造体。
- 発泡合成樹脂製板体が、ノンフロン系発泡合成樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2記載の仕切構造体。
- 発泡合成樹脂製板体が、押出法ポリスチレンフォームからなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の仕切構造体。
- 止着部材が、ハイインパクトポリスチレン系樹脂製のスクリューネジであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の仕切構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005060622A JP2006241886A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 仕切構造体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014141865A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-08-07 | Bunka Shutter Co Ltd | 収納用間仕切壁 |
JPWO2021025160A1 (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-11 |
-
2005
- 2005-03-04 JP JP2005060622A patent/JP2006241886A/ja active Pending
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JP7084490B2 (ja) | 2019-08-07 | 2022-06-14 | 古河電気工業株式会社 | 避難所区画の接続構造、避難所区画の形成方法、避難所区画の分解収納方法、及び避難所の衝撃緩衝壁面パネルの形成方法 |
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