JP2010253450A - 吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出後に横筒内に残留する内容物を少なくすることで横筒内での内容物の固化および液だれを抑制すること。
【解決手段】上方付勢状態で下方移動可能に起立したステム11を有するポンプ12と、ステムの上端部に装着されるとともにステム内と連通する装着筒13、およびこの装着筒に外側に向けて突設されるとともに装着筒内と連通しかつ先端部に吐出孔14が形成された横筒15を有する押下ヘッド16と、を備え、容器体50の口部51に装着された状態で、押下ヘッドを押下してステムを下方に移動させポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて横筒内を通って吐出孔から吐出される吐出器であって、押下ヘッドは、装着筒および横筒を有するヘッド本体35と、ヘッド本体に対して下方移動可能でかつ上方に復元移動可能に配設された押下部材36と、を備え、押下部材は、横筒内に配設された可動板38を備える吐出器10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関する。
従来から、吐出器として、上方付勢状態で下方移動可能に起立したステムを有するポンプと、ステムの上端部に装着されるとともに該ステム内と連通する装着筒、およびこの装着筒の周壁部に外側に向けて突設されるとともに該装着筒内と連通しかつ先端部に吐出孔が形成された横筒を有する押下ヘッドと、を備える構成が知られている。この吐出器は、内容物が収容された容器体の口部に装着された状態で、押下ヘッドを押下してステムを下方に移動させポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて横筒内を通って吐出孔から吐出されるようになっている。
しかしながら、この種の吐出器では、吐出後に横筒内に内容物が残留し、この内容物が横筒内で固化してしまうという問題があった。さらに、横筒内に残留した内容物が吐出孔から不意に漏出する液だれが生じるという問題もあった。
そこで、この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるように、前記吐出孔を閉塞するノズル閉鎖部材を備え、前記押下ヘッドが、上方ヘッド部と下方ヘッド部との上下二部材に分割され、上方ヘッド部を押下することでノズル閉鎖部材による吐出孔の閉鎖が解除され、前記押下を解除することで吐出孔がノズル閉鎖部材により閉鎖される構成が知られている。
この吐出器によれば、横筒内に残留した内容物が吐出孔を通して外気に触れるのを抑えることが可能になり、横筒内で内容物が固化するのを抑制することができるとともに、吐出後に液だれが生じるのを抑制することができる。
特開2008−162671号公報
ところで、吐出器は、用途によって異なる環境下で使用されるため、吐出器の構造は、その吐出器の使用環境に応じたものであることが望まれている。そのため、前述のような横筒内での内容物の固化および液だれを抑制する構造も、吐出器の使用環境に応じたものを吐出器ごとに採用できるように多様であることが望まれている。
ここで、横筒内での内容物の固化および液だれを抑制する手段として、吐出後に横筒内に残留する内容物を少なくすることが考えられる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、吐出後に横筒内に残留する内容物を少なくすることで横筒内での内容物の固化および液だれを抑制することができる押下ヘッドを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に起立したステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に装着されるとともに該ステム内と連通する装着筒、およびこの装着筒の周壁部に外側に向けて突設されるとともに該装着筒内と連通しかつ先端部に吐出孔が形成された横筒を有する押下ヘッドと、を備え、内容物が収容された容器体の口部に装着された状態で、前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記横筒内を通って前記吐出孔から吐出される吐出器であって、前記押下ヘッドは、前記装着筒および前記横筒を有するヘッド本体と、前記ヘッド本体に対して下方移動可能でかつ上方に復元移動可能に配設された押下部材と、を備え、前記押下部材は、前記横筒内に配設された可動板を備えていることを特徴とする。
この発明においては、押下部材が、横筒内に配設された可動板を備えているので、押下部材の押下時およびこの押下の解除時に、可動板が、押下部材のヘッド本体に対する上下方向の移動に伴って横筒内で下方および上方に移動される。これにより、押下部材を押下して内容物を吐出孔から吐出した後この押下を解除したときに、前記押下により横筒内で下方に移動された可動板が上方に移動するので、吐出後に横筒内に残留した内容物が、上方に移動する可動板とこの可動板の上面に対向する横筒の内面との間に挟まれて吐出孔から排出される。したがって、吐出後に横筒内に残留する内容物を少なくすることが可能になり、横筒内での内容物の固化および液だれを抑制することができる。
また、前記可動板の上面は、前記横筒の内面に当接していても良い。
この場合、可動板の上面が、横筒の内面に当接しているので、押下部材を押下して内容物を吐出孔から吐出した後この押下を解除することで、可動板が、その上面が横筒の内面に当接するまで上方に移動する。したがって、可動板の上面と横筒の内面との間に残留する内容物を確実に少なくすることが可能になり、吐出後に横筒内に残留する内容物を確実に少なくすることができる。
また、前記ポンプは、内部を液用ピストンが摺動する液用シリンダと、内部を空気用ピストンが摺動する空気用シリンダと、前記液用シリンダからの内容物および前記空気用シリンダからの空気を混合する気液混合室と、この気液混合室で混合された内容物および空気を発泡させる発泡部材と、を備え、前記容器体の口部に装着された状態で前記ポンプを作動させることにより、前記液用シリンダ内の内容物および前記空気用シリンダ内の空気が圧縮され、これらの内容物および空気が前記気液混合室に移送されて混合され前記発泡部材により発泡された後に前記横筒内を通って前記吐出孔から吐出される構成とされていても良い。
この場合、横筒内に移送される内容物が泡状となっているため、例えば内容物が単なる液状である場合に比べて横筒内に残留し易くなっているので、前述の作用効果が顕著に奏功されることになる。
本発明に係る吐出器によれば、吐出後に横筒内に残留する内容物を少なくすることで横筒内での内容物の固化および液だれを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る吐出器の縦断面図である。 図1に示す吐出器において押下部材を押下した状態を示す図である。 図2に示す吐出器において押下部材の押下を解除した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る変形例の吐出器における要部の縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出器を説明する。
図1に示すように、吐出器10は、上方付勢状態で下方移動可能に起立したステム11を有するポンプ12と、ステム11の上端部に装着されるとともに該ステム11内と連通する装着筒13、およびこの装着筒13の周壁部に外側に向けて突設されるとともに該装着筒13内と連通しかつ先端部に吐出孔14が形成された横筒15を有する押下ヘッド16と、を備えている。さらに、本実施形態では、吐出器10は、内容物が収容された容器体50の口部51に装着される装着キャップ17と、押下ヘッド16の押下を規制する押下規制部材18と、を備えている。
そして、吐出器10は、容器体50の口部51に装着された状態で、押下ヘッド16を押下してステム11を下方に移動させポンプ12を作動させることにより、容器体50内の内容物が移送されて横筒15内を通って吐出孔14から吐出されるようになっている。さらに、本実施形態では、吐出器10は、前述のようにポンプ12を作動させることにより、内容物と空気とが混合されて発泡された後に横筒15内を通って吐出孔14から吐出されるいわゆるフォーマポンプとなっている。
ここで、ステム11および装着キャップ17それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oといい、中心軸O方向(上下方向)に沿って押下ヘッド16側を上側、容器体50の図示されない底部側を下側といい、また中心軸Oに直交する方向を径方向といい、さらに中心軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
装着キャップ17は、中央部に円形の開口が形成された天壁部21と、天壁部21の外周縁部から下方に向けて延設された周壁部22と、天壁部21に前記開口と同軸に配置されるとともに上方に向けて延設された案内筒部23と、を備えている。周壁部22の内周面には雌ねじ部が形成されており、この雌ねじ部が容器体50の口部51に形成された雄ねじ部に螺合されることにより、装着キャップ17が容器体50に装着される。
ポンプ12は、ステム11の下端部に装着された液用ピストン24と、内部を液用ピストン24が摺動する液用シリンダ25と、ステム11の周壁部に摺動可能に装着された空気用ピストン26と、内部を空気用ピストン26が摺動する空気用シリンダ27と、液用シリンダ25からの内容物および空気用シリンダ27からの空気を混合する気液混合室28と、この気液混合室28で混合された内容物および空気を発泡させる発泡部材29と、を備えている。
ステム11は、装着キャップ17の径方向の内側に配設されるとともに、上端が装着キャップ17の案内筒部23の内側に位置し、下端が装着キャップ17の下端よりも下側に位置している。
液用ピストン24は、ステム11の内側に中心軸Oと同軸に配設された筒状体であり、その上側が小径部24a、下側が大径部24bとなっていて、小径部24aがステム11内に液密状態で嵌合され、大径部24bはステム11の下端開口面から下方に突出し、かつその外周面が液用シリンダ25の内周面に摺接している。
空気用ピストン26は、多段筒状の外筒26aと、この外筒26aの内側に配置された内筒26bと、内筒26bの外周面に嵌合されて外筒26aと内筒26bとの間の隙間を開閉する弁体26cと、を備えている。内筒26b内にはステム11が上下摺動可能に挿入されている。なお、外筒26aおよび内筒26bは中心軸Oと同軸に配設されている。
液用シリンダ25および空気用シリンダ27は、一体に形成されており、空気用シリンダ27は、有底筒状に形成され、液用シリンダ25は、筒状に形成されるとともにその内部と空気用シリンダ27の内部とが連通した状態で空気用シリンダ27の底面に連結されている。なお、液用シリンダ25および空気用シリンダ27は、いずれも中心軸Oと同軸に配設されている。そして、空気用シリンダ27の上端部が、装着キャップ17内に嵌合されることで、空気用シリンダ27および液用シリンダ25が、装着キャップ17に固定されている。
ここで、液用シリンダ25の上端部内には、空気用シリンダ27の内部を中心軸O方向に貫いて延在する前記ステム11の下端部が挿入されるとともに、液用ピストン24の大径部24bが液用シリンダ25の内周面に液密状態で上下摺動可能に嵌合されている。また、液用シリンダ25の下端部には、この吐出器10が容器体50の口部51に装着されたときに容器体50の内部と連通する接続筒30が下方に向けて延設されている。
また、空気用シリンダ27内には、空気用ピストン26の外筒26aの下端部を構成する大径部26dが、空気用シリンダ27の内周面に気密状態で上下摺動可能に嵌合されている。
また、液用ピストン24および液用シリンダ25の内部には、上端部が中空逆円錐状の上部弁体31とされるとともに下端部が液用シリンダ25内の下端開口部に着座および離反可能な下部弁体32とされた柱状の弁部材33が設けられている。
押下ヘッド16を押下する前の初期状態において、弁部材33の上部弁体31は、液用ピストン24の上端開口面上に配置され、ステム11の内部においてこの上部弁体31より上方に位置する部分と液用シリンダ25の内部とを遮断している。また、弁部材33の下部弁体32は、液用シリンダ25内の下端開口部から離反しており、液用シリンダ25の内部と接続筒30の内部とは連通されている。
そして、液用ピストン24と液用シリンダ25の下端部の内周面に形成されたリブとの間には、液用ピストン24を上方に付勢する第1コイルスプリング34が配置されている。この第1コイルスプリング34は、液用ピストン24を介してステム11を上方付勢している。
発泡部材29は、筒状のケーシング29aと、ケーシング29a内に装着された2つの発泡エレメント29bと、を備えている。ケーシング29aは上側が大径部29c、下側が小径部29dになっていて、小径部29dはステム11の上端部の内側に挿入されており、大径部29cの外径はステム11の上端部の外径とほぼ等しくとなっている。さらに、ケーシング29a内において下側に配された発泡エレメント29bでは筒体の下側開口面に網が張設されており、ケーシング29a内において上側に配された発泡エレメント29bでは筒体の上側開口面に網が張設されている。
また、ステム11の内周面において、液用ピストン24と発泡部材29との間に位置する部分には、径方向の内側に向けて円環状の弁座11aが突設されており、ステム11内には、この弁座11aに着座および離反可能な球状の液吐出弁11bが設けられている。そして、ステム11の内部において、発泡部材29の小径部29dの下端と、弁座11aの上面との間の空間が前記気液混合室28となっている。
押下ヘッド16は、装着筒13および横筒15を有するヘッド本体35と、ヘッド本体35に対して下方移動可能でかつ上方に復元移動可能に配設された押下部材36と、を備えている。
装着筒13は、中心軸Oと同軸に配設されるとともに、外径が装着キャップ17の案内筒部23の内径よりも小さくかつ上端が案内筒部23の上端よりも上方に位置している。また、装着筒13には、中心軸O方向の中間部分に前記横筒15が突設されている。
装着筒13において横筒15より下側に位置する装着部分内には、ステム11の上端部および発泡部材29のケーシング29aの大径部29cが嵌合されている。また、前記装着部分においてステム11の上端部が嵌合されている部分より下側に位置する下端部は、この装着部分において下端部より上側に位置する部分よりも内径が大きくなっており、この下端部内には、空気用ピストン26の内筒26bの上端部が上下摺動可能に嵌合されている。
また、装着筒13において横筒15より上側に位置する上端部には、表面が上方を向く段部13aが形成されている。本実施形態では、前記上端部が、装着筒13においてこの上端部より下側に位置する部分よりも縮径していることで、前記段部13aが装着筒13および横筒15に跨って形成されている。
また、ヘッド本体35には、装着筒13を径方向の外側から囲繞する内囲繞筒35aと、装着筒13および内囲繞筒35aを径方向の外側から囲繞する外囲繞筒35bと、が備えられ、これらの内囲繞筒35aおよび外囲繞筒35bは、いずれも中心軸Oと同軸に配設されている。
内囲繞筒35aは、装着筒13において前記段部13aより下側に位置する部分を囲繞するように配設されている。内囲繞筒35aの内径は、装着キャップ17の案内筒部23の外径よりも若干大きくなっており、内囲繞筒35aの下端は、案内筒部23の上端よりも下側に位置している。そして、内囲繞筒35aの下端には、径方向の内側に向けて突起35cが突設されており、この突起35cの先端は、装着キャップ17の案内筒部23の上端に径方向の外側に向けて突設された突起23aの先端に当接もしくは近接している。
外囲繞筒35bは、装着筒13の上端部および内囲繞筒35aの上端部を囲繞するように配設されている。
なお、これらの内囲繞筒35aおよび外囲繞筒35bは、装着筒13の外周面に径方向の外側に向けて突設される囲繞筒連結部35dを介して装着筒13に連結されている。囲繞筒連結部35dは、周方向に間隔をあけて複数突設されている。
横筒15は、装着筒13に径方向の外側に向けて突設され、内囲繞筒35aおよび外囲繞筒35bをいずれも貫通して設けられている。
本実施形態では、横筒15の内部は、中心軸Oに直交する方向に沿った横断面視形状が、中心軸O方向の位置(上下方向の位置)によらず同形同大の形状となっている。図示の例では、横筒15の内部は、横筒15の内面により直方体形状に画成されている。また、横筒15の内面には、下方を向く上面15aおよび上方を向く下面15bが形成されている。
押下部材36は、ヘッド本体35上に配置されるとともに有頂筒状に形成され、中心軸Oと同軸に配設されている。
押下部材36の頂壁部36aと装着筒13の前記段部13aとの間には、押下部材36を上方に付勢する第2コイルスプリング37が配置されている。本実施形態では、第2コイルスプリング37は、第1コイルスプリング34よりも上方付勢力、つまりばね定数が小さくなっている。
また、押下部材36の頂壁部36aにおいて、第2コイルスプリング37の上端が当接する部分に径方向の外側から連なる部分には、中心軸Oと同軸に配置された内筒部36bが下方に向けて突設されている。この内筒部36bは、第2コイルスプリング37の径方向の外側への移動を規制している。なお、内筒部36bの下端は、押下部材36の周壁部36cの下端よりも上側に位置している。
押下部材36の周壁部36cは、下端が囲繞筒連結部35dよりも下側に位置している。そして、周壁部36cにおいて囲繞筒連結部35dと対応する部分、つまり囲繞筒連結部35dと中心軸O方向で対向する部分には、下方に向けて開口する複数の凹溝36dが形成されており、この凹溝36d内に囲繞筒連結部35dが挿入されている。これにより、押下部材36は、ヘッド本体35に対する周方向の相対的な回転が規制されている。また、凹溝36dにおいて下方を向く上面は、外囲繞筒35bの上端よりも下側に位置している。
また、押下部材36の頂壁部36aには、装着筒13の上端部内に上下摺動可能に嵌合された摺動筒部36eが下方に向けて突設されている。この摺動筒部36eは、中心軸Oと同軸に配設され、図示の例では、摺動筒部36eの下端の内周面には、径方向の内側から外側に向かうに従って漸次下方に向かう切り欠きが全周にわたって形成されている。
また、前記頂壁部36aには、中心軸Oと同軸に配置されるとともに摺動筒部36eの下端よりも下方に延びる嵌合筒部36fが突設されており、この嵌合筒部36fにおける上端部の外周面が、全周にわたって摺動筒部36eの内周面に連結されている。図示の例では、嵌合筒部36fの下端縁は、横筒15の内面の上面15aと中心軸O方向に一致している。
そして、本実施形態では、押下部材36は、横筒15内に配設された可動板38を備えている。さらに、押下部材36は、可動板38と一体に形成されるとともに嵌合筒部36fに固定された連結部材39を備えている。
可動板38の上面38aは、横筒15の内面に当接している。図示の例では、可動板38の上面38aは、横筒15の内面の上面15aに、その全域にわたって当接している。また、可動板38の下面38bは、横筒15の内面の下面15bと平行になっている。さらに、本実施形態では、可動板38は、横筒15の基端から先端まで延在し、可動板38の平面視形状は、横筒15の内部の前記横断面視形状と同形同大の平板状に形成されており、可動板38の側面は、横筒15の内面のうち中心軸O方向に沿って延在された側面に摺接している。
連結部材39は、可動板38の基端面に連結されるとともに装着筒13内に配設された連結板部39aと、連結板部39aに突設されるとともに嵌合筒部36f内に嵌合された固定筒部39bと、を備えている。
連結板部39aの上面および下面は、可動板38の上面38aおよび下面38bとそれぞれ面一になっており、連結板部39aの側面の一部は、可動板38の基端面に連結されている。また、連結板部39aの側面のうち、可動板38に連結されていない部分と装着筒13の内周面との間には、隙間があいている。
固定筒部39bは、中心軸Oと同軸に配置され、連結板部39aの上面に突設されている。
押下規制部材18は、上面視C字状に形成され、内部に装着キャップ17の案内筒部23が嵌合されている。押下規制部材18の上端縁は、ヘッド本体35の下端面(内囲繞筒35aの突起35cの下面)に当接し、かつ押下規制部材18の下端縁は、装着キャップ17の天壁部21の上面に当接しており、押下規制部材18は、ヘッド本体35と装着キャップ17との間に介在することで押下ヘッド16の押し下げを規制している。また、押下規制部材18において、中心軸O方向に延びる開口部に対して中心軸Oを挟んだ反対側には、径方向の外側に向けて把持部18aが突設されている。
また、本実施形態では、吐出器10には、空気用シリンダ27と気液混合室28を連通するとともに空気用シリンダ27内で圧縮された空気が流通して移送される空気通路40が形成されている。空気通路40は、ステム11の外周面に形成された第1溝40aと、この第1溝40aと連通するとともにヘッド本体35の装着筒13の内周面に形成された第2溝40bと、この第2溝40bおよび気液混合室28それぞれと連通するとともに発泡部材29のケーシング29aの外面に形成された第3溝40cと、によって構成されている。
第1溝40aは、ステム11の外周面において空気用ピストン26の内筒26bが上下摺動する部分に、装着筒13の下端部内に連通するように中心軸O方向に延在しかつ上方に向けて開口して形成されている。第1溝40aは、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2溝40bは、装着筒13の装着部分の内周面においてステム11の上端部が嵌合された部分に、装着筒13の下端部内に連通するように中心軸O方向に延在しかつ下方に向けて開口して形成されている。第2溝40bは、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第1溝40aおよび第2溝40bは、装着筒13の下端部内において装着筒13の内周面とステム11の外周面との間にあいている隙間を通して互いに連通している。
第3溝40cは、ケーシング29aの小径部29dの外周面において下端から上方に延びて大径部29cの底部の外表面に至り、さらに径方向の外側に向けて延在して開口するように形成されている。第3溝40cは、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2溝40bおよび第3溝40cは、ステム11の上端開口縁を跨いで互いに連通している。
また、ステム11の外周面において、複数の第1溝40aそれぞれの下端が位置する部分には、円環状の突状部11cが径方向の外側に向けて突設されており、この突状部11cの上面に、空気用ピストン26における内筒26bの下端が当接している。これにより、第1溝40aと空気用シリンダ27内との連通が遮断され、空気用シリンダ27内と気液混合室28との連通が遮断されている。
なお、この吐出器10では、押下ヘッド16を押下したときに、突状部11cの下面が、空気用シリンダ27内の底面に当接することにより、押下ヘッド16の押下が規制できるようになっている。
次に、以上のように構成された吐出器10を用いて、この吐出器10が口部51に装着された容器体50内の内容物を吐出する方法について説明する。
はじめに、この吐出器10の使用者は、押下規制部材18を、把持部18aを把持して装着キャップ17の案内筒部23から離脱させる。
次いで、使用者は、押下ヘッド16の押下部材36を押下する。ここで、本実施形態では、第2コイルスプリング37の上方付勢力が第1コイルスプリング34の上方付勢力よりも小さいので、液用ピストン24およびステム11を介して第1コイルスプリング34に上方付勢されているヘッド本体35が押下部材36とともに下方に移動するのではなく、押下部材36が、第2コイルスプリング37の上方付勢力に抗してヘッド本体35に対して下方に移動する。この際、押下部材36の周壁部36cの外周面とヘッド本体35の外囲繞筒35bの内周面とが摺接しつつ、押下部材36が下方に移動するので、押下部材36は、外囲繞筒35bによって中心軸O方向に案内されながらヘッド本体35に対して下方に移動する。また、押下部材36の下方への移動に伴って、可動板38の両側面と横筒15の内面の両側面とが摺接しつつ可動板38が横筒15内で下方に移動し、可動板38の上面38aと横筒15の内面の上面15aとが中心軸O方向に離間する。
次いで、この状態から押下部材36をさらに押下すると、図2に示すように、可動板38が横筒15内で下方に移動し続け、可動板38の下面が横筒15の内面の下面15bに、その全域にわたって当接する。これにより、横筒15の内部には、横筒15の内面のうちの上面15aおよび両側面と、可動板38の上面38aと、により画成され、吐出孔14から吐出される内容物が流通する吐出流路41が形成される。なおこの際、本実施形態では、押下部材36の周壁部36cにおける凹溝36dの上面も、ヘッド本体35の囲繞筒連結部35dの上面に当接し、また、押下部材36の頂壁部36aの下面も、ヘッド本体35の装着筒13の上端縁に当接する。
次いで、この状態から押下部材36をさらに押下すると、第1コイルスプリング34の上方付勢力に抗してヘッド本体35が押下部材36とともに下方に移動し、つまり押下ヘッド16全体が押下され、これに伴い発泡部材29、ステム11および液用ピストン24が下方に移動する。この際、本実施形態では、押下ヘッド16を押下するために使用者が押下部材36に加える力を、押下部材36からヘッド本体35に第2コイルスプリング37を介してだけではなく、可動板38の下面38b、押下部材36の周壁部36cにおける凹溝36dの上面および押下部材36の頂壁部36aの下面を介してもヘッド本体35に伝達することができるので、ヘッド本体35を安定して下方に移動させることができる。
また、ここまでの押下部材36の押下では、ステム11の外周面が空気用ピストン26の内筒26bの内周面に摺接しつつステム11が下方に移動し、空気用ピストン26が下方に移動しないので、この空気用ピストン26における内筒26bの下端と、ステム11の突状部11cとの間に隙間が形成され、第1溝40aが空気用シリンダ27内と連通する。これにより、空気通路40を通して空気用シリンダ27内と気液混合室28内とが連通する。さらにこの際、液用ピストン24の下方への移動に伴い弁部材33が下方に移動させられ、この弁部材33の下部弁体32が液用シリンダ25の下端開口部に着座してこの下端開口部を閉塞し、液用シリンダ25の内部と接続筒30の内部との連通を遮断する。
次いで、この状態から押下部材36をさらに押下すると、装着筒13によって空気用ピストン26が押し下げられ、空気用ピストン26も、ヘッド本体35の下方への移動に伴い、弁体26cが外筒26aと内筒26bとの間の隙間を閉塞した状態で下方に移動させられる。これにより、空気用シリンダ27内において空気用ピストン26の下方に位置する下室内の空気が圧縮させられ、この下室内の空気が、空気用ピストン26における内筒26bの下端とステム11の突状部11cとの間の隙間から空気通路40に流入して気液混合室28に移送される。
またこの際、液用シリンダ25内の下端開口部が下部弁体32により閉塞された状態で液用ピストン24が下方に移動させられることで、上部弁体31が液用ピストン24の上端開口部から離反される。これにより、液用シリンダ25内の液圧が、ステム11の弁座11aに着座している液吐出弁11bに作用し、この液吐出弁11bが、弁座11aから離反される。この結果、液用シリンダ25内で圧縮された内容物が、気液混合室28内に移送される。
そして、前述したように液用シリンダ25から移送された内容物、および空気用シリンダ27から移送された空気が、気液混合室28内で混合された後、発泡部材29を通過することで発泡され、内容物が泡状になる。泡状の内容物は、装着筒13内をさらに上方に移送され、連結部材39の側面および嵌合筒部36fの外周面と装着筒13の内周面との間を通過した後、前記吐出流路41に流入されて吐出孔14から吐出される。
次いで、作業者は、押下部材36の押下を解除する。これにより、図3に示すように、液用ピストン24、ステム11、空気用ピストン26および押下ヘッド16が、第1コイルスプリング34の弾性復元力により、それぞれ上方に復元移動する。さらに、押下ヘッド16の押下部材36が、第2コイルスプリング37の弾性復元力により、上方に復元移動される。そして、この押下部材36の上方への移動に伴って、可動板38が横筒15内で上方に移動する。これにより、吐出後に前記吐出流路41内に残留した内容物が、可動板38の上面38aと横筒15の内面の上面15aとの間に挟まれて吐出孔14から排出される。
ここで、本実施形態では、可動板38が横筒15の基端から先端まで延在し、可動板38の平面視形状が、横筒15の内部の前記横断面視形状と同形同大に形成されていることから、前記吐出流路41内に残留した内容物を、この吐出流路41の全域にわたって排出することができる。また、可動板38の両側面と横筒15の内面の両側面とが摺接しつつ、可動板38が横筒15内で上方に移動するので、前記吐出流路41内に残留した内容物が、可動板38の上面38a側から下面38b側に回りこんでしまうのを抑制することができる。
また、第1コイルスプリング34の弾性復元力によりステム11が復元移動する過程において、ステム11の突状部11cが空気用ピストン26の内筒26bの下端に当接することによって、空気用ピストン26も上方に移動させられる。これにより、空気用シリンダ27の前記下室内が負圧状態となり、空気用ピストン26の弁体26cによる外筒26aと内筒26bとの間の隙間の閉塞が解除され、この隙間を通して外気が前記下室内に流入する。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出器10によれば、押下部材36が、横筒15内に配設された可動板38を備えているので、押下部材36の押下時およびこの押下の解除時に、可動板38が、押下部材36のヘッド本体35に対する中心軸O方向の移動に伴って横筒15内で下方および上方に移動される。これにより、押下部材36を押下して内容物を吐出孔14から吐出した後この押下を解除したときに、前記押下により横筒15内で下方に移動された可動板38が上方に移動するので、吐出後に横筒15内に残留した内容物が、上方に移動する可動板38とこの可動板38の上面38aに対向する横筒15の内面との間に挟まれて吐出孔14から排出される。したがって、吐出後に横筒15内に残留する内容物を少なくすることが可能になり、横筒15内での内容物の固化および液だれを抑制することができる。
また、可動板38の上面38aが、横筒15の内面の上面15aに当接しているので、押下部材36を押下して内容物を吐出孔14から吐出した後この押下を解除することで、可動板38が、その上面38aが横筒15の内面の上面15aに当接するまで上方に移動する。したがって、可動板38の上面38aと横筒15の内面の上面15aとの間に残留する内容物を確実に少なくすることが可能になり、吐出後に横筒15内に残留する内容物を確実に少なくすることができる。
さらに、横筒15内に移送される内容物が泡状となっているため、例えば内容物が単なる液状である場合に比べて横筒15内に残留し易くなっているので、前述の作用効果が顕著に奏功されることになる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、押下部材36は、ヘッド本体35に対して下方移動可能でかつ上方に復元移動可能に配設されていれば、前記実施形態に示したものに限られるものではなく、図4に示す押下部材60、この押下部材60を有する押下ヘッド61、およびこの押下ヘッド61を備える吐出器62であってもよい。
図4に示す吐出器62における押下ヘッド61の押下部材60は、下方に向けて開口する半球状に形成された弾性膜部63を備えており、この弾性膜部63の外周縁部(下端部)が、押下ヘッド61のヘッド本体35の外囲繞筒35bの上端部内に嵌合されている。また、図示の例では、囲繞筒連結部64は、円環状に形成されており、弾性膜部63の下端縁は、ヘッド本体35の囲繞筒連結部64の上面に当接している。また、囲繞筒連結部64には、弾性膜部63の内面(下面)およびヘッド本体35によって画成される空間と外部とを連通する連通孔65が形成されている。そして、弾性膜部63の内面には、前記摺動筒部36eおよび前記嵌合筒部36fがそれぞれ突設されている。
以上のように構成された吐出器62によれば、押下部材60を押下することで、弾性膜部63が弾性変形してその中央部が下方に移動し、これに伴い可動板38が横筒15内で下方に移動する。そして、内容物が吐出孔14から吐出された後、押下部材60の押下を解除すると、弾性膜部63がその弾性復元力で復元変形して上方に復元移動し、これに伴い可動板38が横筒15内で上方に移動する。これにより、前記実施形態で示した吐出器10と同様の作用効果を奏功することができる。
また、前記実施形態では、押下部材36を上方に付勢する付勢部材として、第2コイルスプリング37を用いたが、これに代えて、例えば軟材質もしくは樹脂バネなどを押下部材36と一体に形成してもよいし、あるいは別体として設けても良いし、さらにはゴム部材等を設けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第2コイルスプリング37の上方付勢力を第1コイルスプリング34よりも小さくしたが、これに限られるものではなく、例えば、第1コイルスプリング34の上方付勢力を第2コイルスプリング37よりも小さくしてもよいし、両コイルスプリング34、37の上方付勢力を同等にしてもよい。
また、可動板38および押下部材36、60は、例えば合成樹脂等で一体に形成してもよいし、あるいはそれぞれを別体として形成しこれらを例えば接着してもよい。さらに、可動板38は押下部材36、60を形成する材質と同じ材質で形成してもよいし、あるいは押下部材36、60よりも柔らかい材質、例えばエラストマー等のゴム状弾性体で形成してもよい。
また、前記実施形態に代えて、横筒の内部が、横筒の内面により円柱形状に画成され、また、可動板をゴム状弾性体からなる平面視長方形状の板状体とし、かつこの長方形状をなす短辺の長さを、横筒の内部の形状における内径と同等にすることによって、可動板において前記長方形状をなす長辺を有する両側部分を、押下ヘッドを押下する前後を問わずに横筒の内面に摺接させてもよい。
この場合、押下ヘッドを押下する前には、第2コイルスプリングによる押下部材に対する上方付勢力により、可動板が上方に凸となるように湾曲させられて横筒の内面における上側部分に当接し、また、押下部材を押下すると、可動板が下方に凸となるように湾曲させられて横筒の内面における下側部分に当接する。
以上の構成においても、押下部材を押下するとき、およびこの押下を解除するときに、可動板の前記両側部分と横筒の内面とを摺接させつつ、横筒の内部を中心軸方向に可動板が移動させられ、前記実施形態と同様の作用効果が奏されることになる。
また、前記実施形態では、可動板38が横筒15の内部を中心軸O方向に移動するとき、可動板38が横筒15の内部を摺動するものとしたが、中心軸O方向に移動すれば、摺動しない構成としてもよい。さらに、可動板38および横筒15の形状は、前記実施形態に示すものに限られない。
また、前記実施形態では、押下部材36、60が押下される前に、可動板38の上面38aが、横筒15の内面(上面15a)と当接するものとしたが、これに限られるものではない。さらに、押下部材36、60が押下されることで、可動板38の下面38bが横筒15の内面(下面15b)に当接するものとしたが、これに限られるものではない。
また、前記実施形態では、吐出器10、62は、装着キャップ17および押下規制部材18を備えるものとしたが、これらはなくてもよい。
また、前記実施形態では、吐出器10、62は、吐出孔14から泡状の内容物を吐出するいわゆるフォーマポンプの構成としたが、これに限られるものではない。例えば、吐出器は、空気用ピストン26、空気用シリンダ27、気液混合室28および発泡部材29を備えず、単に液状の内容物を吐出する構成であってもよい。さらに、吐出器は、いわゆるエアゾール式の構成であってもよい。
また、前記実施形態では、液用ピストン24は、ステム11に連係し、空気用ピストン26は、押下ヘッド16の押下時には押下ヘッド16に連係し、前記押下の解除時にはステム11に連係するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、液用ピストン24は、押下ヘッド16および/またはステム11に連係し、液用シリンダ25内を摺動するものであればよく、また、空気用ピストン26は、押下ヘッド16および/またはステム11に連係し、空気用シリンダ27内を摺動するものであればよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、62 吐出器
11 ステム
12 ポンプ
13 装着筒
14 吐出孔
15 横筒
15a 横筒の内面の上面(横筒の内面)
16、61 押下ヘッド
24 液用ピストン
25 液用シリンダ
26 空気用ピストン
27 空気用シリンダ
28 気液混合室
29 発泡部材
35 ヘッド本体
36、60 押下部材
38 可動板
38a 可動板の上面
50 容器体
51 口部

Claims (3)

  1. 上方付勢状態で下方移動可能に起立したステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に装着されるとともに該ステム内と連通する装着筒、およびこの装着筒の周壁部に外側に向けて突設されるとともに該装着筒内と連通しかつ先端部に吐出孔が形成された横筒を有する押下ヘッドと、を備え、
    内容物が収容された容器体の口部に装着された状態で、前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記横筒内を通って前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
    前記押下ヘッドは、前記装着筒および前記横筒を有するヘッド本体と、前記ヘッド本体に対して下方移動可能でかつ上方に復元移動可能に配設された押下部材と、を備え、
    前記押下部材は、前記横筒内に配設された可動板を備えていることを特徴とする吐出器。
  2. 請求項1記載の吐出器であって、
    前記可動板の上面は、前記横筒の内面に当接していることを特徴とする吐出器。
  3. 請求項1又は2記載の吐出器であって、
    前記ポンプは、内部を液用ピストンが摺動する液用シリンダと、内部を空気用ピストンが摺動する空気用シリンダと、前記液用シリンダからの内容物および前記空気用シリンダからの空気を混合する気液混合室と、この気液混合室で混合された内容物および空気を発泡させる発泡部材と、を備え、
    前記容器体の口部に装着された状態で前記ポンプを作動させることにより、前記液用シリンダ内の内容物および前記空気用シリンダ内の空気が圧縮され、これらの内容物および空気が前記気液混合室に移送されて混合され前記発泡部材により発泡された後に前記横筒内を通って前記吐出孔から吐出される構成とされたことを特徴とする吐出器。
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