JP2010250458A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010250458A
JP2010250458A JP2009097643A JP2009097643A JP2010250458A JP 2010250458 A JP2010250458 A JP 2010250458A JP 2009097643 A JP2009097643 A JP 2009097643A JP 2009097643 A JP2009097643 A JP 2009097643A JP 2010250458 A JP2010250458 A JP 2010250458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
rotation
point
axis
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009097643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010250458A5 (ja
JP5300570B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Goto
良洋 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2009097643A priority Critical patent/JP5300570B2/ja
Publication of JP2010250458A publication Critical patent/JP2010250458A/ja
Publication of JP2010250458A5 publication Critical patent/JP2010250458A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5300570B2 publication Critical patent/JP5300570B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Generation (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】 3次元画像の、点回転では表示されにくい隠れた部位を観察可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置100のCPU101は、対象領域を撮影した一連の断層像から対象領域を抽出し、抽出された対象領域に沿った線を軸線として設定すると、設定された軸線を中心として、対象領域に含まれる各点を該軸線に対して垂直な平面に沿って回転移動させた軸回転画像を生成し、表示する。また、軸回転モードと点回転モードとを設け、軸回転モードが選択された場合は、対象領域の各点を設定された軸線(芯線)に垂直な平面に沿って回転させた軸回転画像を生成し、点回転モードが選択された場合は、従来と同様に、任意点を中心として対象領域の各点を所定の方向に所定の角度だけ回転させた点回転画像を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の断層像から3次元画像を生成する画像処理装置に関する。
従来から、例えばX線CT(computed tomography)装置やMRI(magnetic resonance imaging)装置等によって撮影される複数の断層像等を用い、対象物の3次元画像を生成する手法が知られている。
特に、大腸等の管腔臓器内部を表示する手法としては、CEV(Cruising Eye View(登録商標))と呼ばれる仮想内視鏡像(特許文献1)や、管を切り開き内部表面を展開して表示するような展開表示手法(特許文献2)等が開発されている。上述の特許文献1に示す仮想内視鏡画像は、仮想的な視点から、投影対象物に対して仮想的な光線(レイ)を照射し、視線上のボクセルを投影面に投影させる表示方法であり、内視鏡で得られる画像のように臓器内部を観察できる。また、上述の特許文献2に示す展開画像では管腔臓器内部の表面全体を一望できるため、医師等が病変候補を見つけやすいといった利点がある。
また、特許文献3では、3次元の管状構造物画像に対して適合したメッシュモデルを作成し、メッシュモデルの分割されたセグメントを変形させることにより、管状の構造物画像を変形させる手法が開示されている。
一方、従来の3次元画像では、ある点を中心に画像を回転させ、医師等が観察したい角度から観察できるような操作が可能であった。
特開平8−16813号公報 特許3627066号公報 特表2006−517042号公報
しかしながら、管状構造物の屈曲部位や、複雑に交差し、重なり合うような部位を観察しようとする場合、上述の仮想内視鏡画像や展開画像では観察できなかった。また特許文献3では、画像を変形させたり、回転させたりする記述があるが、ある点を中心に画像を回転させるだけでは、やはり観察しにくい箇所があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、3次元画像の、点回転では表示されにくい隠れた部位を観察可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、対象領域を撮影した一連の断層像に基づいて3次元画像を構成し、表示する画像処理装置であって、前記3次元画像または前記断層像から対象領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された対象領域に沿った線を軸線として設定する軸線設定手段と、前記軸線設定手段によって設定された軸線を中心として、前記対象領域に含まれる各点を該軸線に対して垂直な平面に沿って回転移動させた軸回転画像を生成する第1の回転画像生成手段と、前記第1の回転画像生成手段によって生成された軸回転画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
本発明の画像処理装置により、3次元画像の、点回転では表示されにくい隠れた部位を観察できる。
画像処理装置1の概略構成を示す図 本発明に係る画像処理装置1が実行する画像処理の流れを説明するフローチャート 管腔臓器10の3次元画像の一例 操作・表示画面例(1) 操作・表示画面例(2) 軸線(芯線20)を軸として、管腔臓器領域各点を、芯線に対して垂直な平面で回転させ、投影するイメージ図 軸回転画像生成、表示後の操作・表示画面例
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の画像処理装置100を適用した画像処理システム1の構成について説明する。
図1に示すように、画像処理システム1は、表示装置107、入力装置109を有する画像処理装置100と、画像処理装置100にネットワーク110を介して接続される画像データベース111と、画像撮影装置112とを備える。
画像処理装置100は、画像生成、画像解析等の処理を行うコンピュータである。例えば、病院等に設置される医用画像処理装置を含む。画像処理装置100は、種々の表示形式の画像を生成する処理を行う。
画像処理装置100は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、主メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース(通信I/F)104、表示メモリ105、マウス108等の外部機器とのインタフェース(I/F)106を備え、各部はバス113を介して接続されている。
CPU101は、主メモリ102または記憶装置103等に格納されるプログラムを主メモリ102のRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス113を介して接続された各部を駆動制御し、画像処理装置100が行う各種処理を実現する。
また、CPU101は、後述する画像処理(図2参照)において、一連の断層像から、例えば大腸等の対象領域を抽出し、抽出した対象領域に沿った軸線を設定し、その軸線を中心に、軸線に対して垂直な平面に沿って対象領域各点を回転させた軸回転画像を生成するための演算を実行し、軸回転後の画像を表示する。
以下、軸線を中心に、該軸線に対して垂直な平面に沿って、対象領域各点を回転させた画像を軸回転画像という。
また、従来の3次元画像の表示操作で行われているような、任意点を中心に回転させた画像を点回転画像という。
主メモリ102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。また、RAMは、ROM、記憶装置103等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、CPU101が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶装置103は、HDD(ハードディスクドライブ)や他の記録媒体へのデータの読み書きを行う記憶装置であり、CPU101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、アプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、CPU101により必要に応じて読み出されて主メモリ102のRAMに移され、各種の手段として実行される。
通信I/F104は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像処理装置100とネットワーク110との通信を媒介する。また通信I/F104は、ネットワーク110を介して、画像データベース111や、他のコンピュータ、或いは、X線CT装置、MRI装置等の画像撮影装置112との通信制御を行う。
I/F106は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器とのデータの送受信を行う。例えば、マウス108やスタイラスペン等のポインティングデバイスをI/F106を介して接続させるようにしてもよい。
表示メモリ105は、CPU101から入力される表示データを一時的に蓄積するバッファである。蓄積された表示データは所定のタイミングで表示装置107に出力される。
表示装置107は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、表示メモリ105を介してCPU101に接続される。表示装置107はCPU101の制御により表示メモリ105に蓄積された表示データを表示する。
入力装置109は、例えば、キーボード等の入力装置であり、操作者によって入力される各種の指示や情報をCPU101に出力する。操作者は、表示装置107、入力装置109、及びマウス108等の外部機器を使用して対話的に画像処理装置100を操作する。
ネットワーク110は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、インターネット等の各種通信網を含み、画像データベース111やサーバ、他の情報機器等と画像処理装置100との通信接続を媒介する。
画像データベース111は、画像撮影装置112によって撮影された画像データを蓄積して記憶するものである。図1に示す画像処理システム1では、画像データベース111はネットワーク110を介して画像処理装置100に接続される構成であるが、画像処理装置100内の例えば記憶装置103に画像データベース111を設けるようにしてもよい。
次に、図2〜図7を参照して、画像処理装置100の動作について説明する。
画像処理装置100のCPU101は、主メモリ102から図2の画像処理に関するプログラム及びデータを読み出し、このプログラム及びデータに基づいて処理を実行する。
なお、以下の画像処理の実行開始に際して、画像データは画像データベース111等からネットワーク110及び通信I/F104を介して取り込まれ、画像処理装置100の記憶装置103に記憶されているものとする。
図2の画像処理において、まず画像処理装置100のCPU101は、対象領域を含む領域を撮影した一連の複数の断層像を入力画像データとして読み込む。ここで読み込む画像は、例えば大腸や血管等の管腔臓器を対象領域として撮影された断層像とする。本実施の形態では、入力画像データの好適な例として、大腸のX線CT画像を用いることとする。なお、対象領域は大腸に限定されるものではなく、他の臓器としてもよい。
CPU101は、読み込んだ画像データから、対象臓器領域を抽出する(ステップS1)。対象臓器領域の抽出は、CT値の閾値処理等、公知の手法を用いればよい。
次に、CPU101は、ステップS1において抽出した対象臓器について、3次元画像を構成し、表示装置107に表示する(ステップS2)。3次元画像としての陰影付け手法は、例えば、ボリュームレンダリング、レイキャスティング、サーフェイス、デプス等、どのような手法を用いるものとしてもよい。
ステップS2においてサーフェイス3次元画像を生成し、表示する場合には、ステップS1における臓器領域の抽出は表面部分だけでよい。
次に、CPU101は、軸回転画像の回転軸とする軸線を設定する(ステップS3)。軸線としては、対象臓器の芯線を採用するのが好適である。芯線とは、管腔の略中心線である。
CPU101は、芯線を抽出する。
芯線の抽出は、例えば、対象領域の周りから画素を順次削除し、残った数画素を芯線とする手法や、CEV(仮想内視鏡像)の視点座標を芯線座標とする等、公知の種々の手法を用いればよい。
ステップS3の軸線の設定において、芯線を軸線とした場合は、芯線を中心に軸回転させるため、臓器形状はほぼ元の形状に保たれ、観察の際、臓器全体のイメージを損なうことがないという利点がある。しかし、生成する軸回転画像の形状が、元の形状から変形してもよい場合は、対象臓器に沿った線であればどのような曲線または直線を軸線として設定してもよい。この場合、対象臓器領域の内部、外部、或いは表面に沿った線のいずれであってもよい。
ステップS1〜ステップS3の段階で、図3に示すような3次元画像10が表示装置107に表示されるものとする。3次元画像10内の一点鎖線は、芯線20である。
軸線(ここでは、芯線20を軸線とする)が設定された段階で、CPU101は、回転角度θの入力(ステップS4)、及び回転モードの選択(ステップS5)を受け付ける。
本実施の形態では、回転角度θの入力及び回転モードの選択を行うためのGUI(Graphical User Interface)として、図4に示すGUI31、33を表示装置107に表示する。
GUI31は、表示されている3次元画像を、従来と同様に任意点の周りに点回転させる際(点回転モード)に操作されるものである。点回転の方向を指示する点回転方向操作子として、上ボタン31a、右ボタン31b、下ボタン31c、左ボタン31dが設けられている。
GUI33は、表示されている3次元画像を、ステップS3で設定した軸線の周りに軸回転させる際(軸回転モード)に操作されるものである。GUI33は、円33aと、円33aの周りの任意角度(0度〜360度)を指し示す針33b(軸回転角度指示子)とを有する。
GUI33に対する操作があった場合、CPU101は、軸回転モードに移行する。CPU101は、GUI33の針33bの移動角度を、軸回転の角度θとして設定する。
一方、GUI31に対する操作があった場合は、CPU101は、点回転モードに移行する。すなわち、GUI31のいずれかのボタン31a,31b,31c,31dが押下された場合は、CPU101は押下されたボタンの方向に所定角度の回転角度が入力されたものとする。この所定角度は予め設定されているものとしてもよいし、操作者が別の操作で入力する角度としてもよい。
また、別の操作子の例としては、図5に示すGUI35を用いるようにしてもよい。
図5に示すGUI35は、軸回転の角度を指定する軸回転角度指示子51、及び点回転の方向を指示する上下左右の方向指示子52,53,54,55をともに備えている。
GUI35の軸回転角度指示子51に対する操作があった場合、CPU101は、軸回転モードに移行し、軸回転角度指示子51の移動角度を、軸回転の角度θとする。
一方、GUI35の方向指示子52,53,54,55に対する操作があった場合は、CPU101は、点回転モードに移行し、押下された方向指示子52,53,54,55の方向に所定角度の回転角度が入力されたものとする。
図2の説明に戻る。軸回転モードにおいて(ステップS5;軸線の周りの回転)、CPU101は、抽出した対象領域に含まれる各点(対象領域内部の各点または表面の各点を含む)を、入力された回転角度θだけ、軸線に対して垂直な平面に沿って回転させるための演算を行う(ステップS6)。
軸回転画像の生成について説明する図を図6に示す。
図6に示すように、複数の断層像SL1,SL2,・・・,SL10から抽出された対象領域10に含まれる各点(図6は対象領域の一部)が、2次元の投影面Qに投影される様子を示している。図6は説明のため、対象領域10の両端において、軸線である芯線20に垂直な平面が、紙面に一致しているものとする。
CPU101は、軸回転の演算において、芯線20に対して垂直な平面に沿って、対象領域10の一端にある点Aを角度θだけ回転させ、点aに移動させる。さらに、点aを投影面Qに投影するための演算を行う。同様に、点Bについても角度θだけ、芯線20に垂直な平面に沿って回転させ、点bに移動させ、点bを投影面Qに投影する。同様に、CPU101は、軸線(芯線20)の周囲の対象領域内部または表面の各点を角度θだけ回転移動させ、投影面Qに投影して、所望の陰影付けを施して3次元の軸回転画像を生成する。
CPU101は、生成した軸回転画像を表示装置107に表示する(ステップS7)。
ステップS6〜ステップS7の軸回転画像を生成・表示するステップにおいて、対象領域の屈曲した部位の内側にある点を芯線20を中心に外側に向かって軸回転させる場合、屈曲部位における管腔の内側と外側との曲率の違いから、正しく描写されない画素が部分的に生じてしまうことがある。その場合は、近傍の画素による補間処理を行うようにし、不自然な画像となることを避けるようにすればよい。
点回転モードにおいて(ステップS5;点の周りの回転)、CPU101は、対象領域の各点(対象領域内部の各点または表面の各点を含む)を、指示された方向に所定角度だけ、任意点(例えば、元の3次元画像における対象領域の重心)を中心に回転させるための演算を行い、投影面Qに投影して、3次元点回転画像を生成する(ステップS9)。この3次元点回転画像の生成は、従来の公知の手法と同様である。
CPU101は、生成した点回転画像を表示装置107に表示する(ステップS7)。
なお、ステップS6→ステップS7の2ステップの処理、及びステップS9→ステップS7の2ステップの処理は、サーフェイス3次元画像を生成する場合には、回転の数式(ステップS6またはステップS9)と3次元画像の構成式(ステップS7)とを一体とすることにより、それぞれ1ステップの処理とすることも可能である。
その後、終了指示が入力されるまで(ステップS8;No)、ユーザの操作に従ってステップS4〜S7の回転(軸回転、点回転)の処理を繰り返す。
終了指示が入力された場合は(ステップS8;Yes)、一連の画像処理を終了する。
図7は、図4に示す対象領域10について、上述の画像処理によって芯線20を軸として回転させた軸回転画像13の表示例を示している。図4に示す部位21、22、23と図7に示す部位21、22、23とは、それぞれ対応する部位である。これらの部位21、22、23は、図4では、管腔の屈曲部位の内側に位置するため、点回転させても管腔自体が表示の妨げになって隠れてしまうことがあり、観察しにくい。そこで、ステップS6〜ステップS7の処理によって芯線20の周りに部位21、22、23を回転させることにより、図4では隠れてしまっていた部位が、表示画面上に表示されるようになる。また、芯線20を軸線としているため、対象領域自体の形状は大きく変形することもなく、観察対象の配置イメージを損なうことがない。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置100は、対象領域を撮影した一連の断層像から対象領域を抽出し、抽出された対象領域に沿った線を軸線として設定すると、設定された軸線を中心として、対象領域に含まれる各点を該軸線に対して垂直な平面に沿って回転移動させた軸回転画像を生成し、表示する。
従って、屈曲または交差により隠れた部位を、容易に観察することが可能となる。
特に、本実施の形態のように、管腔臓器の芯線20を軸線として設定することにより、元の対象領域の形状を維持したまま、屈曲や交差により隠れていた部位を回転させて表示させることが可能となる。
そのため、複雑に交差、屈曲した管腔であっても、元の位置を確認しやすい。
更に、医療の分野で用いられる画像に本発明の画像処理を適用すれば、従来の回転表示等では観察できなかった部位も観察可能となり、癌等の病変部位の発見が容易となる。
また、本実施の形態では、軸回転モードと、点回転モードとを設け、軸回転モードが選択された場合は、対象領域の各点を設定された軸線(芯線)に垂直な平面に沿って回転させた軸回転画像13を生成し、点回転モードが選択された場合は、従来と同様に、任意点を中心として対象領域の各点を所定の方向に所定の角度だけ回転させた点回転画像を生成する。そのため、従来の点回転と本発明の軸回転とを組み合わせて、所望の角度から所望の部位を観察できるようになり、ユーザの利便性が向上する。また、点回転や軸回転の回転方向または回転角度等を簡単な操作で入力できるGUI31、33、35を備えているため、操作性が向上する。
なお、本実施の形態では、対象とする画像を医療の分野で用いる画像としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、チューブ、パイプ、コード等、様々な管状の構造物に適用可能である。またX線CT画像のみならず、MRI画像、超音波画像等、内部を撮影可能なあらゆる画像を入力画像に用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・画像処理システム
100・・・・・画像処理装置
101・・・・・CPU
102・・・・・主メモリ
103・・・・・記憶装置
104・・・・・通信I/F
105・・・・・表示メモリ
106・・・・・I/F
107・・・・・表示装置
108・・・・・マウス
109・・・・・入力装置
110・・・・・ネットワーク
111・・・・・画像データベース
113・・・・・画像撮影装置
10・・・・・対象領域
20・・・・・軸線(芯線)
31・・・・・点回転用のGUI
33・・・・・軸回転用のGUI
35・・・・・点回転及び軸回転の双方を操作するGUI

Claims (7)

  1. 対象領域を撮影した一連の断層像に基づいて3次元画像を構成し、表示する画像処理装置であって、
    前記3次元画像または前記断層像から対象領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された対象領域に沿った線を軸線として設定する軸線設定手段と、
    前記軸線設定手段によって設定された軸線を中心として、前記対象領域に含まれる各点を該軸線に対して垂直な平面に沿って回転移動させた軸回転画像を生成する第1の回転画像生成手段と、
    前記第1の回転画像生成手段によって生成された軸回転画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記軸線設定手段によって設定される軸線は、前記対象領域の芯線であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記対象領域は、管腔形状を示す領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記3次元画像は医療の分野で用いられる画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 画像の回転角度を指定させるための角度指定手段を更に備え、
    前記第1の回転画像生成手段は、前記角度指定手段によって指定された回転角度だけ、前記対象領域に含まれる各点を該軸線に対して垂直な平面に沿って軸線を中心に回転移動させた軸回転画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記3次元画像を任意の点を中心に回転させた点回転画像を生成する第2の回転画像生成手段と、
    前記軸回転画像、または前記点回転画像のいずれかを生成させるための選択手段と、
    前記選択手段による選択に従って、前記第1の回転画像生成手段に軸回転画像を生成させ、または前記第2の回転画像生成手段に点回転画像を生成させ、生成された軸回転画像または点回転画像を前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記3次元画像を任意の点を中心に回転させた点回転画像を生成する第2の回転画像生成手段と、
    軸回転の角度を指定する軸回転角度指示子、及び点回転の方向を指示する点回転方向指示子をともに備えた操作手段と、
    前記操作手段において、前記軸回転角度指示子に対する操作が行われた場合は、前記第1の回転画像生成手段に前記軸回転画像を生成させ、前記点回転方向指示子に対する操作が行われた場合は、前記第2の回転画像生成手段に前記点回転画像を生成させ、生成された軸回転画像または点回転画像を前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
JP2009097643A 2009-04-14 2009-04-14 画像処理装置 Expired - Fee Related JP5300570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097643A JP5300570B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097643A JP5300570B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 画像処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010250458A true JP2010250458A (ja) 2010-11-04
JP2010250458A5 JP2010250458A5 (ja) 2012-05-31
JP5300570B2 JP5300570B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=43312735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009097643A Expired - Fee Related JP5300570B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5300570B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075216A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Toshiba Corp 医用画像処理システム、医用画像処理プログラムおよび医用画像処理方法
JP2007537771A (ja) * 2003-11-03 2007-12-27 ブラッコ イメージング エス.ピー.エー. 内腔組織スクリーニングのためのシステム及び方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537771A (ja) * 2003-11-03 2007-12-27 ブラッコ イメージング エス.ピー.エー. 内腔組織スクリーニングのためのシステム及び方法
JP2006075216A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Toshiba Corp 医用画像処理システム、医用画像処理プログラムおよび医用画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5300570B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5309109B2 (ja) 医用画像処理装置および方法、並びにプログラム
US9788729B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP5384473B2 (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JP4676021B2 (ja) 診断支援装置、診断支援プログラムおよび診断支援方法
JP4958901B2 (ja) 医用画像表示システム及び医用画像表示プログラム
US8994720B2 (en) Diagnosis assisting apparatus, diagnosis assisting program, and diagnosis assisting method
JP5377153B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび医用診断システム
JP2011125567A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
JP4845566B2 (ja) 画像表示装置
JP5492024B2 (ja) 領域分割結果修正装置、方法、及びプログラム
JP5274894B2 (ja) 画像表示装置
JP5114121B2 (ja) 医用画像処理装置
JP5380231B2 (ja) 医用画像表示装置および方法ならびにプログラム
WO2016147778A1 (ja) 画像処理装置、方法、及びプログラム
JP2009165718A (ja) 医用画像表示装置
JP6299739B2 (ja) 医用画像処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2010075549A (ja) 画像処理装置
JP6392192B2 (ja) 画像位置合せ装置、画像位置合せ装置の作動方法およびプログラム
JP2011172692A (ja) 医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム
JP5631584B2 (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理プログラム及び医用画像診断装置
JP5923067B2 (ja) 診断支援装置および診断支援方法並びに診断支援プログラム
JP5300570B2 (ja) 画像処理装置
JP5405281B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP5159195B2 (ja) 医用画像処理装置
JP5592655B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5300570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees