JP5492024B2 - 領域分割結果修正装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、領域分割結果修正装置、方法、及びプログラムに関し、更に詳しくは、複数の領域に分割されたデータの隣接する領域の境界部分を修正する領域分割結果修正装置、方法、及びプログラムに関する。
近年、認識技術の発展に伴い、CT(Computed Tomography)やMRI(magnetic resonance imaging)などの画像内に存在する様々な臓器のセグメンテーションが行われるようになってきている。セグメンテーションにおいては、例えばCT画像から肺領域を抽出し、抽出した肺領域から上・中・下の各肺葉領域を抽出する。CTデータなどの三次元データをコンピュータに入力し、コンピュータが三次元データを解析することでセグメンテーションを自動的に行うことができる。あるいはセグメンテーションは、人間が手動で行ってもよい。
セグメンテーションに関連して、特許文献1には、CT装置などにより得られる医用画像から臓器や腫瘍などを特定して切り出し、関心領域(ROI:Region Of Interest)として設定することが記載されている。特許文献1は、関心領域の形状を修正する方法を提供する。特許文献1においては、関心領域の形状は、画像上に設定された一群の連続する多節線分又は点列で規定されている。特許文献1では、多節線分又は点列のうちの1つを選択してドラッグし、選択された多節線分又は点列に隣接する他の多節線分又は点列の1つ又は複数を、所定の張力に応じて追随して移動させる。特許文献1では、このようにすることで、関心領域の形状修正の際にユーザが行わなければならない操作の数を減少させることができ、形状修正を短時間で容易に実施できるとしている。
特開2000−308619号公報
ここで、CTデータは、例えば複数の断面データを体軸方向に重ねた三次元データである。特許文献1に記載の方法を、CTデータなどの三次元データに適用し、三次元データ上で関心領域の形状を修正しようとすると、多節線分や点の数が増加することで表示が見にくくなり、修正作業が困難になるという問題が生じる。その上、三次元データにおいて複数の領域が隣接するなど領域の分割が複雑になると、画面表示は更に煩雑になり、修正作業はより困難になる。
本発明は、上記に鑑み、三次元データにおける領域分割の修正を簡易に行うことができる領域分割結果修正装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面付近のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面付近を見た境界付近画像を生成する境界付近可視化手段と、前記境界付近画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正する境界修正手段とを備えたことを特徴とする領域分割結果修正装置を提供する。
前記境界修正手段は、前記三次元画像データにおける前記境界面の位置を移動させることで前記セグメンテーションデータを修正してもよい。
前記境界修正手段が、前記境界面付近のボクセル位置に応じて移動量に対する重み付けを行った上で前記境界面を移動させる構成を採用することができる。
前記境界修正手段は、前記境界面において前記三次元画像データの特徴分析を行い、分析された特徴の特徴量に応じて前記重み付けの重みを決定してもよい。
前記境界修正手段は、前記特徴分析により三次元画像データのボクセル値の不連続点を特徴点として抽出し、特徴点のボクセル位置における前記境界面の移動量が、特徴点以外のボクセル位置における前記境界面の移動量よりも少なくなるように前記重み付けを行ってもよい。
前記境界修正手段は、前記三次元データにおける前記境界面の位置を平行移動させてもよい。
前記境界修正手段が、前記境界付近画像を生成する際の視点位置と視線方向とに応じて、修正対象の境界面を決定する構成としてもよい。
前記境界付近可視化手段は、三次元画像を前記境界付近画像として生成することができる。例えば前記境界付近可視化手段は、ボリュームレンダリング法により前記境界付近画像を生成してもよい。
前記境界付近可視化手段は、前記境界面で隣接する少なくとも2つの領域のうち、前記境界付近画像を生成する際の視点位置に対して視線方向の手前側に存在する領域の透明度を、視線方向の奥に存在する領域の透明度よりも高く設定して前記境界付近画像を生成してもよい。
前記境界付近可視化手段が、最大値投影法又は最小値投影法により前記三次元画像データから前記境界付近画像を生成する構成としてもよい。
前記境界付近可視化手段は、前記三次元画像データから前記境界面付近にある所定の構造物を抽出し、該抽出した構造物を前記境界付近画像中に強調して表示してもよい。
本発明の領域分割結果修正装置は、前記三次元画像データに基づいて、該三次元画像データを複数の領域に分割し、分割結果をセグメンテーションデータ記憶部に格納する領域分割手段を更に備える構成としてもよい。
本発明は、また、コンピュータが、三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面付近のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面付近を見た境界付近画像を生成するステップと、コンピュータが、前記境界付近画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正するステップとを有することを特徴とする領域分割結果修正方法を提供する。
更に本発明は、コンピュータに、三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面付近のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面付近を見た境界付近画像を生成する手順と、前記境界付近画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正する手順とを実行させるためのプログラムを提供する。
本発明の領域分割結果修正装置、方法、及びプログラムは、境界面の修正に際して、三次元画像データの境界面付近を任意の視点位置から任意の視線方向から見た境界付近画像で可視化し、その境界付近画像上で境界面の修正を受け付け、ユーザ操作にしたがってセグメンテーションデータの修正を行う。境界付近画像は、2以上の領域の境界の近傍を可視化した画像であるため、境界を多節線分や点列で表わして表示する場合に比して、画面表示を見やすくすることができ、その結果、ユーザは、三次元データを対象とした境界面の修正を、簡易に行うことができる。
本発明の一実施形態の領域分割結果修正装置を示すブロック図。 (a)は上葉部分を示す断面図で、(b)は上葉部分を示す三次元画像。 (a)は中葉部分を示す断面図で、(b)は中葉部分を示す三次元画像。 (a)は下葉部分を示す断面図で、(b)は下葉部分を示す三次元画像。 上葉・中葉・下葉の境界を示す断面図。 境界付近画像を例示する三次元画像。 境界面の移動を例示する図。 動作手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の領域分割結果修正装置を示す。領域分割結果修正装置10は、画像入力手段11、領域分割手段12、境界付近可視化手段13、及び境界修正手段14を有する。領域分割結果修正装置10内の各部の機能は、例えばコンピュータが所定のプログラムに従って処理を実行することで実現することができる。
画像入力手段11は、処理対象の三次元画像データ(以下、単に三次元データとも呼ぶ)を入力する。画像入力手段11は、例えば被検体をマルチスライスCT装置で撮影したCTデータを三次元データとして入力する。三次元データの入力元の装置は特に限定されず、マルチスライスCT装置以外であってもよい。画像入力手段11は、入力された三次元データを、三次元データ記憶部21に格納する。
領域分割手段12は、三次元データに対してセグメンテーションを行い、三次元データを複数の領域に分割する。領域分割手段12は、例えば被検体内の生体組織を、所定の属性ごとに複数の領域に分割する。領域分割手段12は、被検体から臓器を抽出し、抽出した臓器ごとに領域を分割してもよい。また領域分割手段12は、抽出した臓器を更に複数の領域に分割してもよい。領域分割手段12は、領域分割結果を示すセグメンテーションデータを、セグメンテーションデータ記憶部22に格納する。
境界付近可視化手段13は、三次元データ記憶部21とセグメンテーションデータ記憶部22とを参照し、三次元データのうちで隣接する2以上の領域の境界面付近のボクセル位置の三次元データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に境界面付近を見た境界付近画像を生成する。境界付近可視化手段13は、例えば境界面付近の三次元画像を境界付近画像として生成する。ここでの三次元画像とは、二次元平面上に三次元空間を再現した画像を指す。
境界修正手段14は、セグメンテーションデータの修正を行う。境界修正手段14は、境界付近画像上で、隣接する2以上の領域の境界面の修正操作を受け付ける。境界修正手段14は、ユーザ操作に応じて境界面の位置や形状を修正し、その修正結果を反映したセグメンテーションデータをセグメンテーションデータ記憶部22に格納する。境界修正手段14は、例えば三次元データにおける境界面の位置を移動させることでセグメンテーションデータを修正する。境界面の移動は、例えば境界面を挟んで対向する2つの領域のうちの一方を拡大又は縮小すると共に、それに合わせて他方を縮小又は拡大することで実施可能である。
以下では、主に肺葉のセグメンテーションを例に説明を行う。セグメンテーションの対象は肺葉には限定されず、肝臓や心臓などの他の臓器でも構わない。領域分割手段12は、例えば三次元データから肺葉を抽出し、抽出した肺葉を上葉・中葉・下葉の3つの領域に分割する。図2〜図4は、肺葉の分割結果を例示する。図2(a)は上葉部分を断面図で示し、(b)は上葉部分を三次元画像で示している。図3(a)は中葉部分を断面図で示し、(b)は中葉部分を三次元画像で示している。図4(a)は下葉部分を断面図で示し、(b)は下葉部分を三次元画像で示している。肺葉の各領域への分割には所望のアルゴリズムを用いることができる。
図5は、上葉・中葉・下葉の境界を断面図で示す。肺葉が図2〜図4に示すように各領域に分割されている場合、各領域の境界は図5に示すようになる。図6は、境界付近画像を例示する。境界付近可視化手段13は、図5に示される境界の位置に対応する三次元データのボクセル位置から所定距離以内のボクセル位置のデータを読み出して境界付近画像(図6)を生成する。あるいは境界付近可視化手段13は、三次元データ全体に対してボリュームレンダリング法により三次元画像を生成しておき、境界面付近のみが表示画面上に現れるように表示条件を調整してもよい。
境界付近可視化手段13は、修正対象の境界面が与えられている場合には、その修正対象の境界面から所定距離以内を境界付近画像で可視化すればよい。例えば修正対象として上葉の領域と下葉の領域との境界面が選ばれているとき、境界付近可視化手段13は上葉の領域と下葉の領域との境界面付近の境界付近画像を生成すればよく、上葉の領域と中葉の領域との境界面、及び中葉の領域と下葉の領域との境界面付近については境界付近画像を生成する必要がない。境界付近可視化手段13は、全ての境界面付近の境界付近画像を生成した後にユーザが修正対象の境界面を指定したときは、指定された境界面以外の境界面付近を境界付近画像から削除してもよい。
境界付近可視化手段は、境界面で隣接する2以上の領域のうち、境界付近画像のカメラ位置に対して視線方向の手前側に存在する領域の透明度を上げ、境界付近画像においてその領域を半透明又は透明にしてもよい。そのようにすることで、境界面の形状を見やすくすることができる。ユーザは、視線方向手前側の領域の透明度を任意に変更できるものとする。また、ユーザは、境界面付近を定める上記の所定距離を任意に変更することができ、境界付近可視化手段13が可視化する範囲は容易に変更可能であるものとする。ユーザは、例えば境界面から何mmの範囲で境界付近画像を生成するかを指定できる。
境界付近可視化手段13は、三次元データから境界面付近に存在する所定の構造物を抽出し、抽出した構造物を境界付近画像中に強調して表示してもよい。所定の構造物としては、例えば画像が肺葉部分であれば気管支や血管などが考えられる。境界付近可視化手段13は、例えば抽出した気管支部分のボリュームレンダリング画像を、境界付近画像に含める。このように所定の構造物を境界付近画像に明示することで、後に行う境界面の修正において、特定構造物を手掛かりに境界面の修正を行うことができる。
境界修正手段14は、境界付近画像を図示しない表示モニタなどに表示し、ユーザからの境界の修正操作を受け付ける。ユーザは、マウスの操作やキーボードの操作により、境界付近画像を生成する際の視点位置及び視線方向を任意に変更することができるものとする。ユーザは、境界付近画像を見ながら、修正対象の境界部分を指定する。例えばユーザは、図6に示す上葉と中葉、上葉と下葉、中葉と下葉の3つの境界部分の中から、修正対象の境界部分を指定する。ユーザは、例えば上葉とその他の部分との境界を、修正対象の境界部分として指定することもできるものとする。
ユーザが行う直接の指定に代えて、境界修正手段14が、境界付近画像を生成する際の視点位置及び視線方法に基づいて、境界付近画像で可視化される境界面の中から修正対象の境界部分を選択してもよい。境界修正手段14は、例えば境界付近画像を生成する際の視点位置から視線方向にレイを飛ばして領域が切り替わる部分を探す。境界修正手段14は、見つかった領域が切り替わる部分の境界面を修正対象の境界部分として選択してもよい。例えば図6において、視線方向に飛ばしたレイが上葉の領域と下葉の領域とを突き抜けるとき、上葉と下葉の境界面を修正対象の境界部分として選択してもよい。
ユーザは、例えば境界付近画像上でマウスをドラッグし、修正対象の境界面の位置を移動させる。境界面をどの方向に移動させるかは、境界付近画像を生成する際の視点位置と視線方向とに基づいて決めてもよく、或いはマウスのドラッグの方向に応じて決めてもよい。図7は境界面の移動を例示する。境界修正手段14は、修正前の境界面の位置から、境界面を一律に平行移動させる。境界修正手段14は、境界面の移動に伴い、例えば上葉の領域を修正前に比して下葉側に拡大すると共に、その分だけ下葉の領域を縮小する。
境界面の移動は、平行移動には限られない。境界修正手段14は、例えば境界面付近のボクセル位置に応じて移動量に対する重み付けを行った上で境界面を移動させてもよい。重み付けを行うことで、ある位置と別の位置とで、境界面の移動量に差を付けることができる。具体的には、ある位置における重みを「1」とし、別のある位置における重みを「0.5」としたとき、ある位置における境界面の移動量を「10」とし、別のある位置における境界面の移動量を「5」とすることができる。
境界修正手段14は、例えばマウスのドラッグを開始した位置の重みを最大とし、その位置からは離れるほど重みを減少させて、特定部分の境界面の移動量が、他の部分の境界面の移動量よりも多くなるようにしてもよい。あるいは、境界面の修正に先立ってユーザが移動量を多くしたい位置(地点)を設定し、その設定された位置の移動量が多くなるように重みを設定してもよい。また、境界付近画像を生成する際の視点位置と視線方向とに基づいて重みを決定してもよい。例えば、視点位置から視線方向に飛ばしたレイが通過する部分(位置)の移動量が多くなるように重みを設定してもよい。
更に、境界修正手段14が、境界面において三次元データの特徴分析を行い、分析された特徴量に応じて重み付けの重みを決定することもできる。例えば境界修正手段14は、特徴分析を行うことで、三次元データのボクセル値の不連続点を特徴点として抽出する。この場合、似たようなボクセル値が続く箇所では特徴量が低く、周囲とは異なるボクセル値が現れる箇所では特徴量が高くなる。境界修正手段14は、特徴量に応じて、特徴量が高いほど移動量が少なくなるように重みを設定する。このような重み設定を行うことで、特徴点のボクセル位置における境界面の移動量を、特徴点以外のボクセル位置における境界面の移動量よりも少なくできる。
図8は、動作手順を示している。画像入力手段11は、例えばCT装置やMR装置で撮影された三次元データを入力する(ステップS1)。画像入力手段11は、CT装置やMR装置などから三次元データを直接受け取ってもよく、或いは記憶済みの三次元データを記憶装置から読み出してもよい。画像入力手段11は、入力した三次元データを三次元データ記憶部21に格納する。
領域分割手段12は、三次元画像データのセグメンテーションを行い、三次元データを複数の領域に分割する(ステップS2)。領域分割手段12は、分割結果を示すセグメンテーションデータをセグメンテーションデータ記憶部22に格納する。領域分割は、領域分割手段12が三次元データを解析することで自動的に行ってもよい、或いは人間が手動で行ってもよい。また、領域分割は領域分割結果修正装置10で行う必要はない。画像入力手段11が、外部にて行われた領域分割結果(セグメンテーションデータ)を、三次元データと共に入力してもよい。
境界付近可視化手段13は、三次元データとセグメンテーションデータとを参照して、境界付近画像を生成する(ステップS3)。境界付近可視化手段13は、例えば領域の境界面の位置から所定距離以内のボクセル位置の三次元データを対象に、境界付近画像を生成する。境界付近可視化手段13は、例えばボリュームレンダリング法により境界付近画像を生成する。境界付近画像は、表示モニタなどに表示される。
境界修正手段14は、境界付近画像上で境界面の修正操作を受け付ける(ステップS4)。ユーザは、境界付近画像において修正したい境界面が見やすい位置に来るように、境界付近画像を生成する際の視点位置を任意に動かすことができる。ユーザは、修正対象の境界面を指定する(ステップS5)。ユーザは、境界付近画像で表示されている境界面の中から修正対象の境界面を指定する。これに代えて、境界修正手段14が、境界付近画像を生成する際の視点位置から視線方向に飛ばしたレイ上に存在する境界面を、修正対象の境界面としてもよい。
ユーザは、例えばマウスで画像中の所望の位置をドラッグすることで境界面の位置を移動させ、境界面を修正する(ステップS6)。境界修正手段14は、例えばマウスのドラッグ方向に応じて境界面を平行移動させる。あるいは表示画面上に8方向に対応したボタンを用意しておき、ユーザが8方向のうちから何れかの方向を選択したときに、その方向に境界面を移動してもよい。また、ユーザは、タッチパネルを操作して境界面の修正を行ってもよい。
境界修正手段14は、修正終了か否かを判断する(ステップS7)。修正終了でない場合はステップS4に戻り、境界面の修正を継続する。境界面の修正では、ステップS6で境界面の位置が移動するたびに境界付近画像を生成し、ユーザが修正結果を確認できるようにしておくとよい。境界修正手段14は、ユーザが修正終了を入力すると、ユーザの修正に応じたセグメンテーションデータを生成し、セグメンテーションデータ記憶部22に格納する(ステップS8)。
本実施形態では、領域分割結果修正装置10は、境界面の修正に際して、三次元データの境界面付近を任意の視点位置から任意の視線方向から見た境界付近画像で可視化しており、その境界付近画像上で境界面の修正を受け付ける。境界付近画像は、2以上の領域の境界の近傍を可視化した画像であるため、境界を多節線分や点列で表わして表示する場合に比して、画面表示を見やすくすることができる。このため、ユーザは、三次元データを対象とした境界面の修正を、簡易に行うことができる。
なお、上記実施形態では画像データとして三次元画像データを想定したが、三次元画像データに時刻の次元を加えた四次元データに対して処理を行うことも可能である。その場合、領域分割結果修正装置10は、任意の時刻の三次元データから境界付近画像を生成し、境界面の修正を受け付ければよい。データが四次元データである場合も、境界面の修正を境界付近画像上で受け付けることで、境界面から離れた位置の構造物が表示画面上には現れず、余計な構造物の動きに惑わされずに、境界面を修正することができる。
上記実施形態では、ボリュームレンダリング法により境界付近画像を生成する例を説明したが、これには限定されない。境界付近画像は、何らかの投影手法を用いて投影面に三次元データを投影した画像であればよく、ボリュームレンダリング画像には限定されない。例えば、境界付近可視化手段13が、最大値投影法又は最小値投影法により三次元画像データから境界付近画像を生成してもよい。その場合、境界付近可視化手段13は、境界面から所定の距離以内のボクセルを対象に、最大値又は最小値を取るボクセルを投影面に投影することで境界付近画像を生成すればよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の領域分割結果修正装置、方法、及びプログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
10:領域分割結果修正装置
11:画像入力手段
12:領域分割手段
13:境界付近可視化手段
14:境界修正手段
21:三次元データ記憶部
22:セグメンテーションデータ記憶部

Claims (15)

  1. 三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面から所定距離以内のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面を見た境界近傍画像を生成する境界近傍可視化手段と、
    前記境界近傍画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正する境界修正手段とを備えたことを特徴とする領域分割結果修正装置。
  2. 前記境界修正手段が、前記三次元画像データにおける前記境界面の位置を移動させることで前記セグメンテーションデータを修正するものであることを特徴とする請求項1に記載の領域分割結果修正装置。
  3. 前記境界修正手段が、前記境界面から所定距離以内のボクセル位置に応じて移動量に対する重み付けを行った上で前記境界面を移動させるものであることを特徴とする請求項2に記載の領域分割結果修正装置。
  4. 前記境界修正手段が、前記境界面において前記三次元画像データの特徴分析を行い、分析された特徴の特徴量に応じて前記重み付けの重みを決定するものである請求項3に記載の領域分割結果修正装置。
  5. 前記境界修正手段が、前記特徴分析により三次元画像データのボクセル値の不連続点を特徴点として抽出し、特徴点のボクセル位置における前記境界面の移動量が、特徴点以外のボクセル位置における前記境界面の移動量よりも少なくなるように前記重み付けを行うものであることを特徴とする請求項4に記載の領域分割結果修正装置。
  6. 前記境界修正手段が、前記三次元データにおける前記境界面の位置を平行移動させるものであることを特徴とする請求項2に記載の領域分割結果修正装置。
  7. 前記境界修正手段が、前記境界近傍画像を生成する際の視点位置と視線方向とに応じて、修正対象の境界面を決定するものであることを特徴とする請求項1から6何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  8. 前記境界近傍可視化手段が、三次元画像を前記境界近傍画像として生成するものであることを特徴とする請求項1から7何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  9. 前記境界近傍可視化手段が、ボリュームレンダリング法により前記境界近傍画像を生成するものであることを特徴とする請求項1から8何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  10. 前記境界近傍可視化手段が、前記境界面で隣接する少なくとも2つの領域のうち、前記境界近傍画像を生成する際の視点位置に対して視線方向の手前側に存在する領域の透明度を、視線方向の奥に存在する領域の透明度よりも高く設定して前記境界近傍画像を生成するものであることを特徴とする請求項9に記載の領域分割結果修正装置。
  11. 前記境界近傍可視化手段が、最大値投影法又は最小値投影法により前記三次元画像データから前記境界近傍画像を生成するものであることを特徴とする請求項1から7何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  12. 前記境界近傍可視化手段が、前記三次元画像データから前記境界面から所定距離以内にある所定の構造物を抽出し、該抽出した構造物を前記境界近傍画像中に強調して表示するものであることを特徴とする請求項1から11何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  13. 前記三次元画像データに基づいて、該三次元画像データを複数の領域に分割し、分割結果をセグメンテーションデータ記憶部に格納する領域分割手段を更に備えることを特徴とする請求項1から12何れかに記載の領域分割結果修正装置。
  14. コンピュータが、三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面から所定距離以内のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面を見た境界近傍画像を生成するステップと、
    コンピュータが、前記境界近傍画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正するステップとを有することを特徴とする領域分割結果修正方法。
  15. コンピュータに、
    三次元画像データを記憶する三次元データ記憶部と、前記三次元画像データを複数の領域に分割した分割結果を示すセグメンテーションデータを記憶するセグメンテーションデータ記憶部とを参照し、前記三次元画像データのうちで隣接する2以上の領域の境界面から所定距離以内のボクセル位置の三次元画像データに基づいて、任意の視点位置から任意の視線方向に前記境界面近傍を見た境界近傍画像を生成する手順と、
    前記境界近傍画像上で前記境界面の修正操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、前記セグメンテーションデータ記憶部に記憶されるセグメンテーションデータを修正する手順とを実行させるためのプログラム。
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