JP2010244452A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム、並びに印刷装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム、並びに印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に、人物の画像を補正することができるようにする。
【解決手段】人物画像検出部22は、顔画像を含む人物画像を検出する。調整部23は、人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定し、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する。スリム補正部24は、対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する。本発明は、プリンターに適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム、並びに印刷装置に関する。
デジタル画像を対象に、画像を変形する画像処理技術が知られている(特許文献1参照。)。特許文献1には、顔の画像上の一部の領域(頬の画像を表す領域)を補正領域として設定し、補正領域を所定のパターンに従い複数の小領域に分割し、小領域毎に設定された倍率で画像を拡大または圧縮することにより、顔の形状を変形する画像処理が開示されている。
特開2004‐318204号公報
ところで人物が写っている画像を、その人物の体型が好みの体型(例えば、細身の体型)に見えるように変形する技術もある。この変形処理として、画像内に圧縮領域を設定してこの領域に対して一律な圧縮処理を施し、同時に、当該圧縮領域外の拡大領域に対して一律な拡大処理を施すものがある。通常、被写体の像(例えば、人物の像)は、処理対象の全体画像の中央にあることが多いので、全体画像内の中央の領域が圧縮領域とされ、その両端が拡大領域とされている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、適切に、人物の像を、見栄えよくなるように補正できるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理装置において、対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正手段と、顔画像を含む人物画像を検出する検出手段と、人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定する判定手段と、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整手段とを有することを特徴とする。
拡大領域は、対象画像の補正方向の両端に設けられており、一方の拡大領域は人物画像を含むが、他方の拡大領域は人物画像を含まない場合、調整手段は、一方の拡大領域を、人物画像を含まないように、その拡大領域の範囲を狭め、人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさだけ他方の拡大領域を拡大することができる。
人物画像が複数検出された場合において、調整手段は、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲を狭め、人物画像の間の領域に、人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさに応じた範囲の拡大領域を設定することができる。
調整手段は、対象画像の補正方向の中心を含んで拡大範囲が設定される場合、人物画像の間の領域への拡大領域の設定を禁止することができる。
調整手段は、人物画像の間隔が所定の距離以上離れている場合、人物画像の間の領域への拡大領域の設定を禁止することができる。
本発明の一側面の画像処理方法は、補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理装置の画像処理方法において、対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正ステップと、顔画像を含む人物画像を検出する検出ステップと、人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定する判定ステップと、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の一側面のプログラムは、補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理をコンピューターに実行させるプログラムであって、対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正ステップと、顔画像を含む人物画像を検出する検出ステップと、人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定する判定ステップと、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整ステップとを含む画像処理をコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の一側面の画像処理装置、画像処理方法、またはプログラムにおいては、補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理をコンピューターに実行させるプログラムであって、補正処理の対象となる対象画像から顔画像を含む人物画像が検出され、人物画像が拡大領域に含まれているか否かが判定され、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲が調整され、圧縮領域が所定の圧縮率で圧縮され、拡大領域が所定の拡大率で拡大される。
本発明の一側面の印刷装置は、補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する印刷装置において、対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正手段と、顔画像を含む人物画像を検出する検出手段と、人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定する判定手段と、人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整手段と、画像補正手段により補正された画像を印刷媒体に印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、適切に、人物の像を補正することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンターのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図1に示すプリンターにおいてスリム補正の制御処理を実行するための機能的構成例を示すブロック図である。 対象画像TIの拡大領域Raと圧縮領域Rbの例を示す図である。 図1に示すプリンターにおいて実行されるスリム処理の制御処理の流れを示すフローチャートである。 人物画像FBの検出例を示す図である。 人物画像FBの検出例および領域の調整例を示す図である。 他の人物画像FBの検出例および領域の調整例を示す図である。 他の人物画像FBの検出例および領域の調整例を示す図である。 他の人物画像FBの検出例および領域の調整例を示す図である。 他の人物画像FBの検出例および領域の調整例を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の画像処理装置は、
補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理装置において、
対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正手段(たとえば、図2のスリム補正部24)と、
顔画像を含む人物画像を検出する検出手段(たとえば、図2の人物画像検出部22)と、
人物画像が拡大領域に含まれているか否かを判定する判定手段(たとえば、図2の調整部23)と、
人物画像が拡大領域に含まれていると判定された場合、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整手段(たとえば、図2の調整部23)と
を有することを特徴とする。
拡大領域は、対象画像の補正方向の両端に設けられており、一方の拡大領域は人物画像を含むが、他方の拡大領域は人物画像を含まない場合(たとえば、図6または図7)、
調整手段は、一方の拡大領域を、人物画像を含まないように、その拡大領域の範囲を狭め、
人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさだけ他方の拡大領域を拡大する
ことができる。
人物画像が複数検出された場合において、
調整手段は、人物画像が拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲を狭め、人物画像の間の領域に、人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさに応じた範囲の拡大領域を設定する(たとえば、図8から図10)ことができる。
調整手段は、対象画像の補正方向の中心を含んで拡大範囲が設定される場合、人物画像の間の領域への拡大領域の設定を禁止する(たとえば、図10)ことができる。
調整手段は、人物画像の間隔が所定の距離以上離れている場合、人物画像の間の領域への拡大領域の設定を禁止する(たとえば、図10)ことができる。
図1は、本発明を適用したプリンター1のハードウェアの構成例を示すブロック図である。このプリンター1は、メモリーカード18等から取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したカラーインクジェットプリンターである。なおカラー印刷だけでなく、モノクロ印刷についても、本発明を適用することができる。
プリンター1は、CPU11、内部メモリー12、操作部13、表示部14、プリンターエンジン15、およびカードインターフェース(I/F)16を備えている。
CPU(central processing unit)11は、各部を制御して、内部メモリー12に格納されているプログラムに応じて各種の処理等を実行する。
たとえばCPU11は、補正処理の対象となる画像(以下、対象画像TIとも称する)の圧縮領域を所定の方向に圧縮し、また対象画像TIの拡大領域を所定の方向に拡大する補正(以下、スリム補正とも称する)を行う。このスリム補正を実行する処理(以下、スリム補正制御処理とも称する)の詳細は、後述する。
内部メモリー12は、CPU11が実行する各種プログラムや各種データを格納しているROM(Read Only Memory)、及びCPU11が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)等を有して構成されている。
操作部13は、ボタンやタッチパネルの1つまたは複数により構成され、ユーザーによる操作内容をCPU11に通知する。
表示部14は、液晶ディスプレイ等により構成され、CPU11から供給された表示データに対応する画像を表示する。
プリンターエンジン15は、CPU11から供給された印刷データに基づき印刷を行う印刷機構である。
カードインターフェース(I/F)16は、カードスロット17に挿入されたメモリーカード18との間でデータのやり取りを行うためのインターフェースである。なお、この例では、メモリーカード18にRGBデータとしての画像データが格納されており、プリンター1は、カードインターフェース16を介してメモリーカード18に格納された画像データの取得を行う。
プリンター1の各構成要素は、バス19を介して互いに接続されている。
なおプリンター1は、さらに、他の機器(例えばデジタルスチルカメラ)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備えているとしてもよい。
図2は、スリム補正制御処理を実行するためのプリンター1の機能的構成例を示すブロック図である。この機能は、CPU11が内部メモリー12に記憶されている所定のプログラムを実行することより実現可能となる。
顔画像検出部21は、たとえばメモリーカード18から読み出されてプリンター1に入力された、補正処理の対象となる対象画像TIを解析し、対象画像TIの人物の顔部分が写っていると推定される画像を含む領域(以下、顔画像FAと称する)を検出する。
人物画像検出部22は、顔画像FAの大きさまたは位置に基づいて、人物の顔、胴体、脚等の全体が写っていると推定される画像を含む領域(以下、人物画像FBと称する)を検出する。なおこの例では、顔画像FAを含む領域を人物画像FBとするが、顔画像FAを含まない領域を人物画像FBとすることもできる。また顔画像FAに基づいて人物画像FBを検出するが、人物画像FBの検出は、これに限定するものではない。
調整部23は、対象画像TIに設定されている圧縮領域および拡大領域の範囲を、拡大領域に人物画像FBが含まれないように調整する。
図3は、初期状態の圧縮領域および拡大領域の例を示す図である。この例では、初期状態として、対象画像TIの両端が拡大領域Raに設定され、中央部分が圧縮領域Rbに設定されている。調整部23は、拡大領域Raに人物画像FBが含まれている場合、その拡大画像Raに人物画像FBが含まれないように、拡大領域Raの範囲を狭めるなどの調整を行う。
図2に戻りスリム補正部24は、スリム補正を行う。すなわち圧縮領域Rbを画像上の横方向(図3の例では、X軸方向)に、所定の圧縮率で圧縮するとともに、画サイズを維持するために、その圧縮率に応じた拡大率で、拡大領域Raを拡大する補正が行われる。なお圧縮または拡大される方向(図3の例では、X軸の方向)を、個々に区別する必要がない場合、単に補正方向と称する。
出力制御部25は、補正処理が施された対象画像TIの画像データから表示データまたは印刷データを生成する処理を実行する。表示データは表示部14に供給されて表示される。印刷データはプリンターエンジン15に供給され、印刷データに基づく画像の印刷が実行される。
図4は、プリンター1によるスリム補正制御処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照して、スリム補正処理について説明する。
ステップS1において、顔画像検出部21は、スリム補正処理の対象となる対象画像TIにおける顔画像FAの検出を行う。
この顔画像FAの検出は、たとえば人物の目、鼻、及び口等の基本的な形状を表すテンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(たとえば、特開2006−279460号公報参照)といった公知の検出方法を用いて実行することができる。
この顔画像検出処理では、顔画像FAの位置とサイズ(顔位置を基点とした矩形画素領域の縦横サイズ)からなる顔領域データ、及び顔の正立や倒立といった構図姿勢を顔角度として表している顔姿勢データが、顔情報として取得される。
次にステップS2において、人物画像検出部22は、対象画像TIにおける人物の顔、胴体や脚を含む領域を人物画像FBとして検出する。具体的には、検出された顔画像FAにはそのサイズと構図姿勢に関するデータが付随しているので、対象画像TIにおける顔の大きさと顔の姿勢から、平均的な頭身比を基準として、顔の下側に位置する胴体や脚の大きさが推定されて、顔画像FAに対応する人物領域FBが検出される。
図5は、人物画像FBの検出例を示す図である。図5には、人物像が模式的に示されているとともに、その人物像の顔画像FAおよび人物画像FBが点線で囲まれて示されている。
図4に戻りステップS3において、調整部23は、人物画像FBが拡大領域Raに含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、処理はステップS4に進む。
図6から図10は、人物画像FBと拡大領域Raの位置関係を示す図である。なお図6から図10においては、図5に示した人物画像FBの範囲を示す点線の枠は省略されている。図6の上側の例では、1個の人物画像FBが存在し、その人物画像FBの一部が左側の拡大領域Raに含まれている。図7の上側の例では、1個の人物画像FBが存在し、その人物画像FBの全部が左側の拡大領域Raに含まれている。
図8の最上段の例では、2個の人物画像FBが存在し、左側の人物画像FBの全部が左側の拡大領域Raに含まれている。図9の最上段の例では、3個の人物画像FBが存在し、最も右側の人物画像FBの全部が右側の拡大領域Raに含まれている。図10の最上段の例では、2個の人物画像FBが存在し、左側の人物画像FBの全部が左側の拡大領域Raに、右側の人物画像FBの全部が右側の拡大領域Raに、それぞれ含まれている。
図6から図10の上側または最上段に示したように、人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、処理は、ステップS4に進む。
ステップS4において、調整部23は、人物画像FBが拡大領域Raに含まれないように、拡大領域Raおよび圧縮領域Rbの範囲を調整する。その後、ステップS5において、スリム補正部24は、決定された圧縮領域Rbを補正方向に所定の圧縮率で圧縮するとともに、その圧縮率に応じた拡大率で、拡大領域Raを拡大する。
ステップS3で、人物画像FBが拡大領域Raに含まれていないと判定された場合(たとえば図5)、スリム補正部24は、ステップS5において、初期設定の拡大領域Raおよび圧縮領域Rbにおいて、圧縮領域Rbを補正方向に所定の圧縮率で圧縮するとともに、その圧縮率に応じた拡大率で、拡大領域Raを拡大する。
ステップS4における領域調整処理を、図6から図10を参照して具体的に説明する。
たとえば図6の上側に示したように人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、拡大領域Raの範囲が、図6の下側に示すように、X軸方向におけるその拡大領域の右端が人物画像FBの左端まで狭められる。そして人物画像FBを含まない右側の拡大領域Raの範囲が、狭められた分だけ広げられる。圧縮領域Rbの範囲は、拡大領域Raの範囲の変更に伴って変更される。
図7の上側に示すように人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、すなわち人物画像FBの端(図7の例では、左端)から対象画像TIの端(図7の例では、左端)までの距離が閾値XL以下である場合、人物画像FBを含む左側の拡大領域Raが、図7の下側に示したようにが削除される(すなわち拡大領域Raの範囲が、X軸方向におけるその拡大領域Raの右端が対象画像TIの左端まで狭められる)。そして人物画像FBを含まない右側の拡大領域Raの範囲が削除された分だけ広げられる。圧縮領域Rbの範囲は、拡大領域Raの範囲の変更に伴って変更される。
なお図6の例では、人物画像FBの左端から対象画像TIの左端までの距離が閾値XLより大きいので、拡大領域Raの範囲が人物画像FBを含む領域分だけ狭められている。
図8の最上段に示すように人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、左側の人物画像FBの左端から対象画像TIの左端までの距離が閾値XL以下であるので、人物画像FBを含む左側の拡大領域Raが、図8の上から第2段目に示すように削除される。この例の場合、人物画像FBを含まない右側の拡大領域Raの範囲を、図8の上から第2段目に示すように削除した分だけ広げると、広げられた右側の拡大領域Raが右側の人物画像FBを含むようになる。そこでこのような場合、図8の上から第3段目に示すように、左側の拡大領域Raは削除されるが、右側の拡大領域Raは広げられない。圧縮領域Rbは、左側の拡大領域Raが削除された分だけその範囲が変更される。
図9の最上段に示すように人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、右側の人物画像FBの左端から対象画像TIの右端までの距離は閾値XL以下であるので、人物画像FBを含む右側の拡大領域Raが、図9の上から第2段目に示すようにされる。この場合も、人物画像FBを含まない左側の拡大領域Raの範囲を、削除した分広げると、広げられた左側の拡大領域Raは左側の人物画像FBを含むようになるので、図9の上から3段目に示すように、右側の拡大領域Raが削除されるが、左側の拡大領域Raの範囲は広げられない。圧縮領域Rbは、右側の拡大領域Raが削除された分その範囲が変更される。
図10の最上段に示すように人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、左側の人物画像FBの左端から対象画像TIの左端までの距離が閾値XL以下であるので、左側の拡大領域Raが、図10の上から第2番目に示すように削除される。この場合、右側の拡大領域Raにはすでに人物画像FBが含まれているので、右側の拡大領域Raの範囲を、図10の上から第2段目に示すように削除した分だけ広げると、当然、広げられた右側の拡大領域Raには右側の人物画像FBが含まれる。
右側の人物画像FBの右端から対象画像TIの右端までの距離が閾値XL以下であるので、右側の拡大領域Raが削除される。この場合も、左側の拡大領域Raにはすでに人物画像FBが含まれているので、左側の拡大領域Raの範囲が、削除した分だけ広げると、拡大された左側の拡大領域Raには左側の人物画像FBが含まれる。
すなわちこの場合、図10の上から第3段目に示すように、左側および右側の拡大領域Raの両方が削除され、拡大領域Raは設けられない。この場合、圧縮領域Rbも設けられず、スリム補正は行われない(ステップS5の処理はスキップされる)。
以上のように、人物画像FBが拡大領域Raに含まれている場合、人物画像FBが拡大領域Raに含まれないように、拡大領域Raおよび圧縮領域Rbの範囲を調整して、スリム補正を行うようにしたので、人物画像FBが横方向に拡大されないようにすることができる。
[他の拡大領域Raと圧縮領域Rbの調整方法]
なお図8から図10に湿したように、狭められた拡大領域Raの大きさだけ他方の拡大領域Raの範囲を広げることによって人物画像FBを含むようになる場合、拡大領域Raの拡大は行われなかった。そこでこのように拡大領域Raの拡大を行うことができな場合、拡大領域Raを広げる代わりに、人物画像FBが存在しない領域に、新たな拡大領域Raを設けることができる。
たとえば図8から図10の例では、図8から図10の上から第4段目に示すように、人物画像FBの間の領域に、削除された分の大きさの拡大領域Raが設けられる。
このように拡大領域Raを設けるようにすれば、図8から図10の上から第3段目の場合に比べ圧縮率を大きくすることができる。
[他の拡大領域Raと圧縮領域Rbの調整方法]
たとえば、ある銅像を挟んで記念撮影を行うような場合、人物画像FBの間には、主となる被写体(いまの場合、銅像)の像が存在することが考えられる。そこで人物画像FBの間に新たな拡大領域Raを設けるようにする場合、人物画像FBの間の距離が一定距離以上あるとき、または対象画像TIの補正方向の中心を含んで拡大領域Raが設定されるようなとき、拡大領域Raの設定を行わないようにすることができる。
たとえば図10の例の場合、人物画像FBの間の距離が離れているので、拡大領域Raの設定を行わないようにすることができる。また図10の例の場合、対象画像TIの補正方向の中心を含んで拡大領域Raが設定されるようになるので、拡大領域Raの設定を行わないようにすることができる。
[他の拡大領域Raと圧縮領域Rbの調整方法]
なお以上においては、人物画像FBの位置に基づいて拡大領域Raおよび圧縮領域Rbの範囲が調整されたが、ユーザーが調整する範囲を設定することもできる。たとえばユーザーは、ポインタデバイスにより拡大範囲Raや圧縮領域Rbの範囲を変更させることができる。
[他のスリム補正制御処理]
またたとえば横になっている人物の人物画像FBと立っている人物の人物画像FBが混在する場合、拡大領域Raに含まれるか否かによって拡大領域Raおよび圧縮領域Rbの範囲を決定してスリム補正を行うと、適切に補正されない場合がある。したがってそのような場合にはスリム補正を行わないようにすることができる。なお横になっている人物の人物画像FBは、たとえば顔画像FAに付随する顔姿勢データに基づいて判定することができる。
[他の実施例]
また以上においては、インクジェット方式のプリンター1を例として説明したが、インクジェット方式以外のプリンターにも適用できるとともに、画像をユーザーに提示するものであれば、デジタルカメラやフォトビューアーにも適用することができる。
[他の実施例]
なお上述した機能は、コンピューターによって実現することができる。その場合、上述した機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピューターで実行することにより、処理機能がコンピューター上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピューターで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピューターの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピューターから他のコンピューターにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピューターは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピューターから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピューターは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピューターは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピューターは、サーバコンピューターからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
またフローチャートにその流れを示した処理は、各ステップが、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。また適宜処理を省略することもできる。
1 プリンター, 11 CPU, 12 内部メモリー, 13 操作部,14 表示部, 15 プリンターエンジン, 16 カードI/F, 21 顔画像検出部, 22 人物画像検出部, 23 調整部, 24 スリム補正部, 25 出力制御部

Claims (8)

  1. 補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理装置において、
    上記対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、上記対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正手段と、
    上記顔画像を含む人物画像を検出する検出手段と、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれているか否かを判定する判定手段と、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれていると判定された場合、上記人物画像が上記拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記拡大領域は、前記対象画像の前記補正方向の両端に設けられており、一方の前記拡大領域は前記人物画像を含むが、他方の前記拡大領域は前記人物画像を含まない場合、
    前記調整手段は、上記一方の拡大領域を、人物画像を含まないように、その拡大領域の範囲を狭め、
    人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさだけ上記他方の拡大領域を拡大する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記人物画像が複数検出された場合において、
    前記調整手段は、前記人物画像が上記拡大領域に含まれないように、その前記拡大領域の範囲を狭め、前記人物画像の間の領域に、前記人物画像を含まない範囲で、狭めた分の大きさに応じた範囲の拡大領域を設定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記調整手段は、前記対象画像の前記補正方向の中心を含んで前記拡大範囲が設定される場合、前記人物画像の間の領域への前記拡大領域の設定を禁止する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記調整手段は、前記人物画像の間隔が所定の距離以上離れている場合、前記人物画像の間の領域への前記拡大領域の設定を禁止する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理装置の画像処理方法において、
    上記対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、上記対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正ステップと、
    上記顔画像を含む人物画像を検出する検出ステップと、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれていると判定された場合、上記人物画像が上記拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する画像処理をコンピューターに実行させるプログラムであって、
    上記対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、上記対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正ステップと、
    上記顔画像を含む人物画像を検出する検出ステップと、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれていると判定された場合、上記人物画像が上記拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整ステップと
    を含む画像処理をコンピューターに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 補正処理の対象となる対象画像を、所定の補正方向に圧縮または拡大する印刷装置において、
    上記対象画像の圧縮領域を所定の圧縮率で圧縮し、上記対象画像の拡大領域を所定の拡大率で拡大する画像補正手段と、
    上記顔画像を含む人物画像を検出する検出手段と、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれているか否かを判定する判定手段と、
    上記人物画像が上記拡大領域に含まれていると判定された場合、上記人物画像が上記拡大領域に含まれないように、その拡大領域の範囲および圧縮領域の範囲を調整する調整手段と、
    上記画像補正手段により補正された画像を印刷媒体に印刷する印刷手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
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