JP2009152718A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像中から所望の一部分を簡便に選択可能とする。
【解決手段】画像データを解析して画像に写された人物の顔を検出し、検出結果に基づい
て、選択領域を設定する際の目標となる位置(目標位置)を画像中に設定する。次いで、
選択領域の基準点が、設定した目標位置に来るように選択領域の設定位置を決定する。そ
して、選択領域の基準点を目標位置に保ったままで選択領域の大きさを変更することによ
って、最終的に選択領域を画像に設定する。一般に、ユーザーは、人物の顔が好適な位置
に来るような構図を設定しようとする傾向があるので、こうして人物の顔に基づいて選択
領域を設定すれば、おおむねユーザーが設定したい構図と一致する。このため、ユーザー
は、操作ボタンを何度も操作して選択領域を設定するといった煩雑な操作をすることなく
、簡単に所望の選択領域を設定することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像データを解析し、その解析結果に基づいてその画像の一部分に選択領域
を設定する技術に関連する。
近年では、画像はデジタルデータの形態で簡単に取り扱うことが可能となっている。例
えば、デジタルカメラで画像を撮影して画像データを記録し、記録した画像データをイン
クジェットプリンタなどの印刷装置に供給すれば、高品質な印刷画像を簡単に得ることが
可能である。また、画像データでは、画像の内容がデジタルデータとして記録されている
ことから、画像の内容を解析したり、画像を加工することも容易である。そこで、この特
徴を利用して、いわゆるトリミング処理を行ってユーザーが印刷したい部分だけを画像デ
ータから抜き出し、その部分だけを印刷可能とする印刷装置が提案されている(特許文献
1)。
特開2005−80070号公報
しかし、提案されている印刷装置でトリミング処理を行おうとしても、実際には、簡単
に実行することができないという問題があった。すなわち、トリミング処理を行う度に、
印刷したい場所を指定する枠(トリミング枠)の位置やサイズを設定するための操作ボタ
ンを用いた煩雑な操作が必要となるので、印刷したい部分を手軽に選択して出力すること
ができないという問題があった。
本発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、ユ
ーザーが煩わしい操作をすることなく、出力したい部分を簡便に選択可能とする技術の提
供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の画像処理装置は次の構成を
採用した。すなわち、
画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
表す画像の中に設定する画像処理装置であって、
前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
って検出する顔領域検出手段と、
前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する目標位置決定手段と、
前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
該画像中での該選択領域の位置を決定する選択領域位置決定手段と、
前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する選択領域設定手段と
を備えることを要旨とする。
また、上記の画像処理装置に対応する本発明の画像処理方法は、
画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
表す画像の中に設定する画像処理方法であって、
前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
って検出する工程と、
前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する工程と、
前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
該画像中での該選択領域の位置を決定する工程と、
前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する工程と
を備えることを要旨とする。
かかる本発明の画像処理装置および画像処理方法では、画像データを読み込むと、画像
データを解析して画像の中で人物の顔が描かれている領域(顔領域)を検出する。次いで
、選択領域を画像に設定する際の目標となる位置(目標位置)を、顔領域の検出結果に基
づいて画像中に設定する。そして、選択領域内の基準点が、この目標位置に来るように、
選択領域の設定位置を決定する。次いで、選択領域の基準点を目標位置に保ったままで選
択領域の大きさを変更することによって最終的に画像中に設定する選択領域を決定する。
ここで、選択領域の基準点としては、選択領域を縦横に所定の比率で内分する位置(例え
ば、選択領域を左右に等分する直線と、上下に等分する直線との交点の位置)を基準点と
することができる。
一般に、ユーザーは、人物の顔が適切な位置に配置される様に画像の構図を決める傾向
がある。従って、画像に写された人物の顔に基づいて選択領域の位置を設定してやれば、
ユーザーが設定する構図とおおむね近い構図となる位置に選択領域を設定することができ
る。そのため、ユーザーは、操作ボタンを何度も操作して選択領域の位置を調整するとい
った煩雑な操作をしなくても、所望の選択領域を設定することが可能となる。また、こう
して設定した選択領域の大きさを変更する際には、基準点を目標位置に一致させたままま
選択領域の大きさを変更する為、選択領域の大きさを変更する度に選択領域の位置を調整
しなおす必要が無い。このため、ユーザーは、選択領域を簡単に好みの大きさに変更する
ことも可能となる。こうして、ユーザーは、所望の位置に所望の大きさの選択領域を簡単
に設定することが可能となる。
尚、選択領域の大きさを変更する際には、ユーザーが指定した大きさに変更してもよい
し、あるいは、画像データを解析した結果に基づいて選択領域の大きさを決定し、決定し
た大きさに変更してもよい。もちろん、予め定めておいた所定の大きさに変更することと
してもよい。また、選択領域の縦横のそれぞれの長さを別々に変更することとしてもよい
し、縦横の長さの比率を所定の比率に保ったまま相似拡大あるいは相似縮小することによ
って大きさを変更することとしてもよい。
また、上述した本発明の画像処理装置では、検出した顔領域から更に人物の目を検出し
て、検出した目の位置に基づいて目標位置を設定するものとしてもよい。
一般に、ユーザーが画像を鑑賞する場合、人物の顔の中でも特に「目」に注目する傾向
があるので、目が適切に配置された構図がより好まれる。そこで、検出した目の位置に基
づいて目標位置を設定すれば、より適切な構図が得られる選択領域を設定することが可能
となる。
また、上述した本発明の画像処理装置が選択領域を設定するに際しては、検出した顔領
域の大きさに合わせて選択領域の大きさを決定し、決定した大きさの選択領域を画像に設
定することとしてもよい。
こうすれば、選択領域全体に対して顔領域が適切な割合を占めるように選択領域の大き
さを設定することができるので、人物の顔が適切な大きさで描かれた好適な構図が得られ
る様に、選択領域を設定することが可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、検出した顔領域の大きさに加えて、何個の
顔領域が検出されたかも考慮することによって、選択領域の大きさを決定することとして
もよい。
一般に、画像に写された人数によって、顔領域と選択領域全体との最適な割合が若干異
なることが経験的に知られている。例えば、1人の人物が写された画像では、選択領域を
大きくして顔以外の部分をある程度構図に入れた方が好適な構図となるが、画像の人数が
多くなると、これとは逆に、選択領域をあまり大きくしない方が良好な構図となることが
経験的に分かっている。このことから、顔領域の大きさだけでなく、検出した顔領域の数
も考慮して選択領域の大きさを決定してやれば、より好適な構図が得られるような選択領
域を設定することが可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、読み込んだ画像データが表す画像の縦横の
長さの比率に基づいて、選択領域の縦横の長さの比率を決定することとしてもよい。そし
て、選択領域の大きさを変更する際には、縦横の長さの比率を決定した比率に保ったまま
選択領域の大きさを変更することとしてもよい。
通常、画像の縦横の長さの比率(アスペクト比)は、画像を鑑賞するのに適した比率に
なっている。そこで、選択領域の縦横の長さの比率を画像のアスペクト比に基づいて決定
すれば、画像を鑑賞するのに適したアスペクト比の選択領域を設定することが可能となり
、好適である。
また、上述した本発明の画像処理装置では、検出された複数の顔領域の中から少なくと
も一つの顔領域を選び、選んだ顔領域に基づいて目標位置を決定することとしてもよい。
ここで、顔領域を選択するに際しては、複数の顔領域の中からユーザーが所望の顔領域を
選択することとしてもよいし、あるいは、画像データを解析することによって、検出され
た顔領域の中から特定の人物の顔を検出し、その顔領域を選択するものとしてもよい。
こうすれば、所望の人物の顔領域に基づいて選択領域を設定できるので、複数の人物の
顔が写された画像であっても、ユーザーは、所望の人物に選択領域を簡単に設定すること
が可能となる。
更に本発明は、上述した画像処理方法を実現するためのプログラムをコンピュータに読
み込ませ、所定の機能を実行させることにより、コンピュータを用いて実現することも可
能である。従って、本発明は次のようなプログラムとしての態様も含んでいる。すなわち
、上述した画像処理方法に対応する本発明のプログラムは、
画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
表す画像の中に設定する画像処理方法を、コンピュータを用いて実現するためのプログラ
ムであって、
前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
って検出する機能と、
前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する機能と、
前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
該画像中での該選択領域の位置を決定する機能と、
前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する機能と
をコンピュータによって実現させることを要旨とする。
このプログラムをコンピュータに読み込んで、上記の各機能を実現させれば、ユーザー
に煩わしい操作をさせることなく、所望する部分を簡便に選択させることが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施
例を説明する。
A.装置構成:
B.トリミング枠設定処理:
B−1.第1実施例:
B−2.第2実施例:
C.変形例:
A.装置構成 :
図1は、本実施例の画像処理装置を搭載した印刷装置10を示した斜視図である。図示
されるように、印刷装置10は、スキャナ部100と、プリンタ部200と、スキャナ部
100およびプリンタ部200の動作を制御する制御部300などから構成されている。
スキャナ部100は、印刷された画像を読み込んで画像データを生成するスキャナ機能を
有しており、プリンタ部200は、画像データを受けとって印刷媒体上に画像を印刷する
プリンタ機能を有している。また、スキャナ部100で読み取った画像をプリンタ部20
0から出力すれば、コピー機能を実現することも可能である。すなわち、本実施例の印刷
装置10は、単独でスキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を実現可能な、いわゆるス
キャナ・プリンタ・コピー複合装置となっている。
制御部300には、CPUやROM、RAMなどが搭載されており、スキャナ部100
で読み取った画像データや、メモリカード等の記録媒体から読み出した画像データに所定
の画像処理を施して、プリンタ部200を用いて印刷することができる。また、例えば、
ユーザーの指示に従って画像の一部分を画像データから抜き出す処理(トリミング処理)
を行うことにより、画像の中の印刷したい部分だけを抜き出して印刷することが可能とな
っている。こうしたトリミング処理を実行する際に、抜き出す部分を指定するためにユー
ザーが操作ボタンを何度も操作しなければならないとなると、ユーザーは手軽にトリミン
グ処理を実行することができない。こうした点に鑑みて、本実施例の印刷装置10は、ユ
ーザーに煩わしい操作を強いることなく、印刷する部分を簡単に指定可能とする本実施例
の画像処理装置を搭載している。
図1には、本実施例の画像処理装置が印刷装置10に搭載されている様子が概念的に示
されている。図示されているように、画像処理装置は、制御部300に搭載されたCPU
やRAM等によって構成されており、これらのCPUやRAM等の機能を用いて各種の処
理が実現されている。本実施例の画像処理装置は、画像データ受け取ると、画像データを
解析して、好適な構図が得られるトリミング枠を予測する処理を行う。そして、予測した
トリミング枠を画像に重ねた状態でモニタ画面320に表示する。これにより、ユーザー
は、モニタ画面320でトリミング枠を確認することが可能である。ユーザーがモニタ画
面320でトリミング枠を確認し、必要に応じて修正を行った後、操作パネル310の決
定ボタンを押すと、これを受けて、制御部300は、トリミング枠内の画像を元の画像デ
ータから抽出し、抽出したデータをプリンタ部200へと供給することによって、トリミ
ング枠内の画像を印刷する。これにより、ユーザーは、操作パネル310を何度も操作し
てトリミング枠を設定するといった煩雑な操作をすることなく、トリミング処理がされた
好適な印刷画像を簡単に得ることが可能となる。以下では、制御部300が行うこうした
処理について、フローチャートに沿って詳しく説明する。
B.トリミング枠設定処理 :
B−1.第1実施例 :
図2は、第1実施例の「トリミング枠設定処理」の流れを示したフローチャートである
。かかる処理は、ユーザーが操作パネル310を操作してトリミング処理を行う画像デー
タを指定すると、その画像に対してトリミング枠を決定するために実行する処理である。
図2のフローチャートに示されている様に、処理を開始すると、まず、ユーザーが指定し
た画像データを読み込む処理を行う(ステップS100)。ここで、読み込む画像データ
は、印刷装置10に挿入された記録媒体に記録されているものであってもよいし、あるい
は、印刷装置10に接続されたコンピュータ等に記録されているものであってもよい。
画像データを読み込んだら、次いで、読み込んだ画像データを解析して、その画像に写
されている人物の顔を検出する処理を行う(ステップS102)。人物の顔を検出するの
は、次の理由によるものである。すなわち、一般に、ユーザーは、画像において人物の顔
を重視する傾向がある。例えば、画像を撮影する際には、通常、人物の顔がフレーム内の
適切な位置にくるように構図を決めて撮影する。これと同様に、画像をトリミング処理す
る際にも、やはり人物の顔が適切な位置にくるようにトリミング処理を行おうとする傾向
がある。そこで、本実施例のトリミング枠設定処理では、画像に写された人物の顔を検出
し、検出した顔の位置に基づいてトリミング枠を設定することによって、ユーザーの意図
に合致した構図となるトリミング枠を設定するのである。
ここで、画像データから人物の顔を検出する方法としては、例えば、画像の中で肌色の
部分の領域を検出する方法を初めとして、各種の方法が提案されているが、本実施例では
、次のような方法によって検出するものとする。すなわち、先ず、画像データの中から、
物体の輪郭部分を抽出する。輪郭の抽出に際しては、メディアンフィルタなどの二次元フ
ィルタを用いてノイズを除去したり、コントラストやエッジを強調した後、二値化を行い
、得られた二値化像の境界部分を物体の輪郭として抽出する。次いで、抽出した輪郭の中
で、明らかに人物の顔ではないと思われるものを除外する。例えば、抽出した輪郭の中で
直線の割合が大きい物体については、いわゆる人工物である可能性が高い。このように、
明らかに人物の顔ではないと判断できる物体を除外しておき、残った物体について、輪郭
の形状から「目」、「口」、「鼻筋」などと疑われる物体を抽出していく。もし、これら
の物体が本当に「目」、「口」、「鼻筋」などであれば、互いに所定の位置関係にあるは
ずである。例えば、「口」と思わしき物体が抽出されたとき、上方に「目」や「鼻筋」と
思われる物体(あるいは明らかに「目」または「鼻筋」であると判断できる物体)が存在
していれば、抽出された物体は「口」であると判断することができる。同様に「目」と思
わしき物体についても、本当に「目」であれば、多くの場合、近くに同じ向きの「目」ら
しき物体が存在している筈である。このようにして、輪郭から「目」、「口」、「鼻筋」
などと思われる物体を抽出し、抽出した物体の中から、互いの位置関係を考慮することに
よって「目」、「口」、「鼻筋」などを特定することができる。そして、「目」、「口」
、「鼻筋」などが特定できれば、これらを取り囲む領域を、顔の領域(顔領域)として検
出することができる。こうして、画像データの中から顔領域を検出したら、次いで、検出
した顔領域の位置に基づいて、トリミング枠を設定する処理を行う(ステップS104)
図3は、検出した顔領域の位置に基づいて、トリミング枠を設定する様子を示した説明
図である。図3において、人物の顔の部分に描かれた長方形は、先のステップS102に
おいて検出した顔領域を示している。顔領域を検出する際には、顔の輪郭の形状を検出す
ることも可能であるが、ここでは、簡単のために、図示されている様に長方形の領域が顔
領域として検出されるものとして説明する。検出された顔領域の位置に基づいてトリミン
グ枠を設定するには、いくつかの方法を用いることが可能である。例えば、簡単には、顔
領域の中心にトリミング枠の中心がくるようにトリミング枠を配置すればよい。しかし、
いわゆる三分割フレームの方法を用いると、トリミング枠をより好適に設定することが可
能となるので、本実施例では、この三分割フレームの方法を用いてトリミング枠を設定す
るものとして説明する。
図3に示されているように、三分割フレームの方法では、トリミング枠の縦の辺を3等
分するように引いた2本の分割線と、横の辺を2等分するように引いた1本の分割線との
交点のうち、上側の交点(図中「基準交点」と表示)を基準としてトリミング枠を設定す
る。すなわち、図3に示されている様に、先に検出した顔領域の中心と、トリミング枠の
基準交点とが一致するようにトリミング枠を配置する。一般に、写真画像においては、三
分割フレームの基準交点の位置に被写体を配置することによって、良好な構図が得られる
ことが経験的に知られているので、このように基準交点の位置に人物の顔がくるようにト
リミング枠を配置することによって、人物の顔が適切に配置された好適な構図を得ること
が可能となる。
尚、トリミング枠の位置を決定する際には、顔領域の中心ではなく、人物の「目」の位
置を基準にトリミング枠を設置することとしてもよい。例えば、画像データから人物の両
目を検出して、両目の中間の位置とトリミング枠の基準交点とが一致するようにトリミン
グ枠を設定する。こうすれば、人物の目が好適に配置された構図を得ることが可能である
。特に、ポートレート写真などのように人物の顔が大きく描かれた構図の場合、ユーザー
は、顔の中でも特に「目」を重視する傾向があるので、こうした画像では、目を適切な位
置に配置することで、よりユーザーの好みに合致する良好な構図を得ることが可能となる
尚、このステップ(図2のステップS104)では、トリミング枠の位置を決定するが
、トリミング枠のサイズについては決定しない点に注意しておく必要がある。すなわち、
図3に示されているトリミング枠のサイズは、実際にトリミング処理を行う際に用いられ
る最終的なサイズではなく、処理の都合上から仮に設定した暫定的なサイズにすぎない。
というのは、本実施例のトリミング枠設定処理では、トリミング枠のサイズをユーザーが
好みに応じて変更することが可能となっており、ユーザーが最終的に決定したサイズに従
ってトリミング処理がなされるからである。このトリミング枠のサイズを決定する処理に
ついては、後で詳しく説明する。尚、トリミング枠のサイズを暫定的に設定しておく際に
は、予め定めておいた所定のサイズを用いることとしてもよいし、あるいは、読み込んだ
画像データに対する所定の比率のサイズ(例えば、元の画像の4分の1のサイズ)として
もよい。本実施例では、トリミング枠の暫定的なサイズとして、読み込んだ画像データの
縦および横をそれぞれ半分にしたサイズを用いるものとする。
こうして、トリミング枠の位置および暫定的なサイズを設定したら、トリミング枠をモ
ニタ画面320に表示することによって、ユーザーにトリミング枠を確認させる(ステッ
プS106)。これを受けて、ユーザーは、モニタ画面320でトリミング枠の位置を確
認するとともに、操作パネル310を用いて、トリミング枠の最終的なサイズを設定する
操作を行う(ステップS108)。
図4は、ユーザーがモニタ画面320を確認しながらトリミング枠のサイズを設定する
様子を示した説明図である。図示されているように、モニタ画面320には、画像に重ね
た状態でトリミング枠が表示されるので、ユーザーは、画像中のどの部分がトリミング処
理によって抽出されるのかを容易に把握することが可能となっている。そこで、ユーザー
は、モニタ画面320を確認しながら、トリミング枠が所望のサイズとなるように操作パ
ネル310を操作する。
ユーザーがトリミング枠のサイズを変更するために操作パネル310を操作すると、こ
れを受けて、制御部300は、トリミング枠を設定しなおして、再びモニタ画面320に
トリミング枠を表示する。ここで、トリミング枠のサイズを変更する際には、トリミング
枠の位置を動かすことなく、サイズのみを変更する。すなわち、トリミング枠の基準交点
を顔領域の中心位置に保ったままトリミング枠を相似拡大あるいは相似縮小することによ
って、トリミング枠のサイズを変更する。
図5には、トリミング枠の位置を動かさずにトリミング枠のサイズを変更する様子が概
念的に示されている。図中「a」で示されたトリミング枠は、先のステップS104にお
いて設定した暫定的なサイズのトリミング枠である。これに対して、図中「c」で示され
たトリミング枠は、基準交点を原点として「a」のトリミング枠を相似形に拡大したもの
である。図示されている様に、拡大したトリミング枠「c」においても、基準交点は顔領
域の中心に位置している。また、図中「b」で示されたトリミング枠は、「a」のトリミ
ング枠を相似形に縮小したものである。この場合も、やはり、基準交点は顔領域の中心に
位置している。このように、基準交点の位置を変えずにサイズだけを変更すれば、拡大し
たトリミング枠あるいは縮小したトリミング枠においても、人物の顔が好適な位置に配置
されることになる。このため、ユーザーは、トリミング枠のサイズを変える度にトリミン
グ枠の位置を再度調整するといった煩雑な操作を行う必要がなく、簡単に好適な構図のト
リミング枠を設定することが可能となっている。
こうして、モニタ画面320を見ながらトリミング枠のサイズを調整し、好みのトリミ
ング枠が設定できたら、ユーザーは、操作パネル310の決定ボタンを押して、トリミン
グ枠の最終的なサイズを確定する。これを受けて、制御部300は、トリミング枠の位置
および最終的なサイズをRAM上に記憶するとともに、図2のトリミング枠設定処理を終
了する。そして、記憶したトリミング枠の位置およびサイズに従って、トリミング枠内の
画像データを元の画像データから抽出し、抽出した画像データを印刷部200に供給する
ことによって、トリミング枠内の画像を印刷する。
図6は、こうして印刷された画像を例示した説明図である。図6(a)は、図5におい
て「a」で示されたトリミング枠に従って抽出した画像データを印刷した画像である。ま
た、図6(b)は、図5において「b」で示されたトリミング枠に従って抽出した画像デ
ータを印刷したものであり、同様に、図6(c)は、図5において「c」で示されたトリ
ミング枠に従って抽出した画像データを印刷したものである。前述したように、これらの
何れのトリミング枠においても、人物の顔が適切な位置に配置されているので、図6に示
されているように、得られる印刷画像は、いずれも人物が適切な位置に配置された好適な
構図の画像となっている。
以上に説明した様に、本実施例の印刷装置10では、人物の顔を検出して、その位置に
基づいてトリミング枠の位置を決めている。このため、ユーザーは、操作パネルを何度も
操作してトリミング枠の位置を調整するといった煩雑な操作を行う必要がなく、トリミン
グ枠を簡便に設定することが可能となっている。もちろん、上述したように、ユーザーは
トリミング枠のサイズを決定するために操作パネル310を操作する必要があるが、この
場合には、トリミング枠を拡大するボタンおよび縮小するボタンを操作すればよいだけな
ので(図4参照)、操作は極めて簡単である。そして、こうして設定されたトリミング枠
は、人物の顔の位置に基づいて配置されていることから、人物の顔が適切な位置に配置さ
れた好適な構図となっている。これにより、ユーザーは、好適な構図にトリミングされた
画像を、きわめて簡単に印刷することが可能となっている。
尚、上述した説明においては、トリミング枠を設定する際に、トリミング枠を横長に設
定するものとして説明したが(図3参照)、トリミング枠を横長ではなく、縦長に設定す
るものとしてもよい。図7には、トリミング枠を縦長に設定する様子が示されている。ト
リミング枠を縦長に設定する場合であっても、上述した横長に設定する場合と同様に、ト
リミング枠の基準交点が顔領域の中心にくるように配置すればよい。これにより、人物の
顔が適切な位置に配置された良好な構図を得ることが可能である。
また、トリミング枠を横長あるいは縦長のいずれの向きに配置するのかは、ユーザーが
操作パネル310を操作して決めるものとしてもよいが、画像に写された人物の数(すな
わち、検出した顔領域の数)に基づいて決めるものとしてもよい。例えば、顔領域が1つ
だけ検出された場合には、トリミング枠を縦長に配置することとし、他方、複数の顔領域
が検出された場合には、トリミング枠を横長に配置することとしてもよい。こうすると、
人物が1人だけ写っている場合には、人物の上半身を縦長に囲うことによって、ポートレ
ート写真のような良好な構図の画像を得ることが可能となる(図7参照)。一方で、複数
の人物が写っている画像の場合には、横長にトリミング枠を配置することによって、横に
並んだ複数の人物をトリミング枠内に収めることが可能となり、好適である。
また、上述した説明では、トリミング枠の縦の長さと横の長さとの比(アスペクト比)
は、ユーザーがトリミング枠のサイズを変更しても変らないものとして説明した(図5参
照)。しかし、トリミング枠の縦の長さと横の長さとを別々にユーザーが変更できるもの
としてもよい。図8には、ユーザーがトリミング枠の縦のサイズと横のサイズとを個別に
設定する様子が示されている。図示されているように、操作パネル310上のボタンを操
作することで、ユーザーは、縦のサイズおよび横のサイズをそれぞれ拡大あるいは縮小す
ることが可能である。こうすれば、ユーザーは自分の所望のアスペクト比で画像を印刷す
ることが可能となる。例えば、履歴書などの写真枠の縦横の比率に合わせてトリミング枠
を設定すれば、その写真枠にぴったり収まる画像を印刷することが可能となる。そして、
この様に、トリミング枠の縦のサイズおよび横のサイズを個別に変更する場合でも、基準
交点が顔領域の中心にくるようにトリミング枠が配置されるので、好適な構図を得ること
が可能となっている。このため、ユーザーは、サイズを変更する度にトリミング枠の位置
を調整するといった煩雑な操作をする必要がなく、好みのアスペクト比で好適な構図の画
像を簡単に得ることが可能となっている。
尚、上述した説明では、人物が1人だけ写されている画像を例にとって説明したが(図
3参照)、複数の人物が写っている画像についても、好適にトリミング枠を設定すること
が可能である。図9は、2人の人物が写された画像にトリミング枠を設定する様子を示し
た説明図である。図示されているように、2人の人物が写されている画像では、検出した
2つの顔領域の平均の高さと、トリミング枠の基準交点の高さとが一致するようにトリミ
ング枠を配置し、なおかつ、顔領域と顔領域との真ん中に基準交点が位置するようにトリ
ミング枠を配置する。こうすれば、2人の人物の顔が好適な高さに配置されるとともに、
2人の顔がほぼ左右対称にバランスよく配置されることになるので、好適な構図の画像が
得られる。もちろん、こうした場合も、ユーザーは操作パネル310を何度も操作してト
リミング枠の位置を調整するといった煩雑な操作をする必要がないので、好適な画像を簡
便に得ることが可能となっている。
B−2.第2実施例 :
上述した第1の実施例では、検出した顔領域に基づいてトリミング枠の位置を決定した
後、ユーザーがトリミング枠のサイズを設定するものとしていた。しかし、検出した顔領
域に基づいて、トリミング枠の位置だけでなくトリミング枠のサイズをも決定することが
可能である。
図10は、顔領域に基づいてトリミング枠の位置およびサイズを決定する第2実施例の
トリミング枠設定処理の流れ示したフローチャートである。かかる処理は、第1実施例の
トリミング枠設定処理と同様に、ユーザーがトリミング処理を行う画像データを選択する
と、その画像データにトリミング枠を設定するために行われる処理である。また、図10
に示した第2実施例のトリミング枠設定処理は、図2に示した第1実施例のトリミング枠
設定処理に対して、モニタ画面320上にトリミング枠を表示する前に枠のサイズを決定
する点が大きく異なっているが、他の点では、ほぼ同様な処理である。以下では、こうし
た相違点を中心として、第2実施例のトリミング枠設定処理について説明する。
第2実施例のトリミング枠設定処理では、処理を開始すると、まず、第1実施例と同様
に、画像データを読み込み(ステップS200)、読み込んだ画像データを解析して画像
に写された人物の顔を検出する(ステップS202)。そして、検出した顔領域の位置に
基づいて、トリミング枠の位置を決定する(ステップS204)。トリミング枠の位置を
決定する際には、第1実施例と同様に、検出した顔領域の中心にトリミング枠の基準交点
がくるようにトリミング枠を配置する(図11参照)。もちろん、顔領域の中心のかわり
に、2つの目の中点にトリミング枠の基準交点を一致させてもよい。こうして、検出した
顔領域の位置に基づいてトリミング枠の位置を決定したら、次いで、トリミング枠のサイ
ズを決定する処理を行う(図10のステップS206)。
図11は、第2実施例において、トリミング枠のサイズを決定する様子を示した説明図
である。図示されているように、第2実施例では、トリミング枠の横のサイズを、検出し
た顔領域の横幅(図中「r」と表示)の3倍の長さに設定している(図中「3r」と表示
)。トリミング枠の横のサイズをこのように設定するのは、三分割フレームの考え方に基
づくものである。すなわち、画像の中央部分に被写体を配置し、その両側に被写体の幅と
ほぼ同じ幅の空間を空けて撮影すると、好適な構図の写真が撮影できることが経験的に知
られている。そこで、トリミング枠の横のサイズを顔領域の3倍の幅に調整してやれば、
人物の顔を好適な構図で捉えたトリミング枠を設定することが可能となる。
こうしてトリミング枠の横のサイズを決定したら、今度は、トリミング枠の縦のサイズ
を決定する。トリミング枠の縦のサイズについては、種々の方法で設定することが可能で
ある。例えば、元の画像の横のサイズと縦のサイズとの比率(アスペクト比)を画像デー
タから取得して、この元の画像のアスペクト比と、トリミング枠のアスペクト比とが一致
するように、トリミング枠の縦のサイズを決定すればよい。通常、デジタルカメラ等で撮
影した画像データのアスペクト比は、人間が好ましいと感じる比率に設定されていること
から、このようにトリミング枠のアスペクト比を元の画像データのアスペクト比に合わせ
てやれば、簡単に好適なアスペクト比のトリミング枠を設定することが可能となる。もち
ろん、トリミング枠のアスペクト比を予め定めておいてもよい。例えば、トリミング枠の
アスペクト比をいわゆる黄金比(1:1.61)としてやれば、黄金比を有する好適なト
リミング枠を設定することが可能である。
こうして、トリミング枠の位置およびサイズを決定したら、トリミング枠をモニタ画面
320に表示して、ユーザーにトリミング枠を確認させる(図10のステップS208)
。ユーザーは、トリミング枠が好適なサイズに設定されていることを確認したら、操作パ
ネル310(図4参照)の決定ボタンを押してトリミング枠のサイズを確定する。もちろ
ん、ユーザーがトリミング枠のサイズを調整したい場合には、操作パネル310を操作し
てサイズを調整することとしてもよい。こうして、トリミング枠を設定したら、図10の
トリミング枠設定処理を終了する。そして、設定されたトリミング枠内の画像データを元
の画像データから抽出し、抽出した画像データを印刷部200に供給することによって、
トリミング枠内の画像を印刷する。これにより、人物が好適な構図で抽出された良好な印
刷画像を得ることが可能となる。
以上に説明した様に、第2実施例のトリミング枠設定処理では、検出した顔領域の横幅
に基づいてトリミング枠のサイズを決定している。こうすれば、ユーザーは、トリミング
枠のサイズを決定するために操作パネル310を操作する必要が無いので、より簡単にト
リミング枠を設定することが可能となる。そして、設定されたトリミング枠は、顔領域の
位置に基づいて設定されていることから、人物の顔領域が好適な位置に配置されており、
また、顔領域の幅に基づいてトリミング枠の幅が設定されていることから、人物の顔を好
適な大きさでトリミングすることが可能となっている。これにより、ユーザーは、極めて
簡単に好適な構図の画像を得ることが可能となっている。もちろん、ユーザーによっては
、トリミング枠の位置やサイズを変更したいと思う場合もある。しかし、その場合でも、
トリミング枠はおおむね適切な位置およびサイズに設定されているので、ユーザーは設定
されたトリミング枠を微調整するだけで、好みの位置に好みのサイズのトリミング枠を設
定することが可能となる。
尚、上述の説明では、人物が1人だけ写されている画像を例にとって説明したが、人物
が2人以上写されている画像についても、トリミング枠の位置およびサイズを適切に設定
することが可能である。図12は、2人の人物が写された画像について、トリミング枠の
位置およびサイズを決定する様子を示した説明図である。トリミング枠の位置を決定する
には、前述の第1実施例で説明した様に、顔領域の平均の高さにトリミング枠の基準交点
が位置するようにし、なおかつ、顔領域と顔領域との真ん中に基準交点が位置するように
トリミング枠を配置すればよい。
一方、トリミング枠のサイズは、次のように決定すればよい。すなわち、図示されてい
る様に、検出した2つの顔領域の一方の顔領域からもう一方の顔領域までの幅(図中「r
」と表示)を算出し、この幅の半分の幅(r/2)を、2つの顔領域の外側にそれぞれ加
える。そして、こうして得られた幅の端から端までの長さ((図中2rと表示)をトリミ
ング枠の横のサイズとする。2人の人物を撮影する場合には、人物の間隔の半分ほどのス
ペースを両側にとると、好適な構図となることが経験的に知られているので、図示されて
いるようにトリミング枠の横のサイズを決定してやれば、2人の人物を適切な位置に適切
な大きさで配置した好適な構図を得ることが可能となる。
尚、トリミング枠の縦のサイズについては、前述した様に、元の画像のアスペクト比と
トリミング枠のアスペクト比とが一致するように設定してもよいし、あるいは、トリミン
グ枠のアスペクト比が黄金比となるように設定してもよい。これにより、適切なアスペク
ト比を有するトリミング枠を設定することが可能となる。この様に、2人の人物が写され
た画像についても、好適なトリミング枠を設定することが可能である。
また、1人の人物が写された画像あるいは2人の人物が写された画像に限られず、3人
以上の人物が写された画像についても、検出した顔領域に基づいてトリミング枠の位置お
よびサイズを好適に設定することが可能である。つまり、画像に写された人物が何人であ
っても、その人数を考慮してトリミング枠を設定することによって、それぞれの人数に適
したサイズの好適なトリミング枠を設定することが可能である。
図13は、画像に写された人数に応じて適切なサイズのトリミング枠を設定する方法を
概念的に示した説明図である。尚、図13(a)では、3人の人物が写された画像が例と
して示されているが、3人の人物の画像に限らず、どのような人数の画像であってもよい
。こうした画像に対して、まず、検出した顔領域の位置に基づいてトリミング枠の位置を
決定する。すなわち、図13(a)に示されているように、検出した顔領域の平均の高さ
と、トリミング枠の基準交点の高さとが一致するようにトリミング枠を配置し、なおかつ
、顔領域の平均の位置に基準交点が位置するようにトリミング枠を配置する。このように
顔領域の平均の高さと平均の位置とに基づいてトリミング枠の位置を決定することとすれ
ば、画像に複数の人物が写されている場合であっても、トリミング枠の位置を適切に決定
することが可能である。もちろん、1人の人物が写された画像の場合には、その人物の顔
領域の中心にトリミング枠の基準交点が位置するように設定すればよい(図11参照)。
こうしてトリミング枠の位置を決定したら、今度は、トリミング枠のサイズを決定する。
トリミング枠のサイズを決定するには、まず、検出した顔領域の中から、一番左側にあ
る顔領域と一番右側にある顔領域とを選び出し、一番左側の顔領域から一番右側の顔領域
までの幅(図中「r」と表示)を算出する。尚、図13(a)では、3人の人物が写され
た画像が例として示されているが、このように複数の人物が写された画像だけでなく、1
人の人物だけが写された画像であっても、「r」を算出することが可能である。すなわち
、1人の人物だけが写された画像では、顔領域が一つだけ検出されるので、その顔領域の
幅を「r」とすればよい(図11参照)。こうして、顔領域から顔領域までの幅(1人の
場合は、顔領域の幅)「r」を算出したら、この「r」と、画像に写された人物の数(検
出された顔領域の数)とに基づいて、トリミング枠の横のサイズ(図中「W」と表示)を
決定する。すなわち、「r」の値とトリミング枠の横のサイズ「W」との比率(r/W)
が、人物の数ごとに予め定めておいた所定の比率と一致するように、トリミング枠の横の
サイズ「W」の値を決定する。
このように、顔領域から顔領域までの幅「r」および人物の人数に応じて定めた比率(
r/W)を用いてトリミング枠のサイズを決定するのは、次のような考えによるものであ
る。すなわち、顔領域から顔領域までの幅「r」を算出し、これを所定の比率で拡大した
値をトリミング枠の横のサイズとすれば、トリミング枠の横のサイズは「r」よりも大き
くなるので、全ての顔領域をトリミング枠の内側に収めることが可能である。更に、比率
(r/W)を適切に設定してやれば、人物をトリミング枠内にバランスよく配置すること
ができるので、良好な構図を得ることが可能である。ここで、こうした良好な構図が得ら
れる際の比率(r/W)は、画像に写された人物の数によって異なると考えることができ
る。例えば、2人の人物が写された画像の場合(図12参照)、前述した様に、r/W=
1/2とした場合に、良好な構図が得られることが経験的に知られている。一方、1人の
人物が写された画像の場合には(図11参照)、前述した様に、r/W=1/3とした場
合に、良好な構図が得られることが知られている。更には、3人以上の人物が写された画
像についても同様に、それぞれの人物の数ごとに適切な比率(r/W)が存在していると
考えることができる。このように、「r/W」の値が適切な値となるようにトリミング枠
の横のサイズを設定すれば、好適な構図を得ることが可能であり、このときの比率(r/
W)は、人物の数によって異なっている。こうした理由から、「r」だけでなく、画像に
写された人物の数を考慮してトリミング枠の横のサイズ(W)を決定するのである。
図13(b)は、トリミング枠の横のサイズ「W」の値を決定する為の比率「r/W」
を例示した説明図である。図示されている様に、画像に写された人物の数によって、比率
「r/W」は異なる値が設定されている。こうした値は、経験的に決めておくことが可能
である。例えば、1人の人物が写された画像の場合(図11参照)、前述した様に、顔領
域の幅がトリミング枠のちょうど3分の1になるようにすると、好適な構図となることが
経験的に知られているので、「r/W」の値として「1/3」を設定しておくことができ
る。また、2人の人物が写された画像の場合には(図12参照)、トリミング枠の横のサ
イズを顔領域から顔領域までの幅の2倍にすると好適な構図となることが知られているの
で、「r/W」の値として「1/2」を設定しておくことができる。同様に、3人の人物
が写された画像や4人の人物が写された画像についても、経験に基づいて比率を設定して
おくことが可能である。こうして設定しておいた値に一致するように、トリミング枠の横
のサイズ「W」を決定すれば、トリミング枠の内側に人物が適切に配置されることによっ
て、好適な構図を得ることが可能となる。
尚、図13(b)に示されているように、画像に写された人物の人数が多くなるに従っ
て、トリミング枠の横のサイズ「W」に対する「r」の比率(r/W)が大きくなる。こ
れは、次の理由によるものである。すなわち、人物の数が多くなると人数が増えた分だけ
「r」の値が大きくなる傾向があるが、これに従ってトリミング枠の横のサイズ「W」を
大きな値としてしまうと、トリミング枠のサイズに対して個々の顔領域が小さくなってし
まって、好適な構図が得られない。つまり、人数が増えて「r」の値が大きくなった場合
であっても、トリミング枠のサイズ「W」はできるだけ大きくしない方が好適な構図が得
られる(すなわち、「r/W」の値としては、大きな値をとった方がよい)。このため、
図13(b)では、人数が増えるに従って、トリミング枠のサイズ「W」に対する「r」
の比率(r/W)が大きくなるように設定されている。
また、図13(b)に示されているように、トリミング枠を縦長に設定する場合(縦向
きレイアウト)と、横長に設定する場合(横向きレイアウト)とのそれぞれに応じて、異
なる比率を設定しておくものとしてもよい。縦向きレイアウトと、横向きレイアウトとで
は、好適な構図となる比率(r/W)が若干異なるので、このように縦向きレイアウトと
横向きレイアウトとで、それぞれ別々の値を設定しておけば、それぞれのレイアウトにお
いてより好適な構図を得ることが可能である。
この様に、本実施例のトリミング枠設定処理では、1人の人物が写された画像であって
も、複数の人物が写された画像であっても、それぞれの人数に応じて適切なサイズのトリ
ミング枠を設定することが可能となっている。このため、ユーザーは、トリミング処理可
能な画像のみを選び出すために、画像に写された人物の数を確認するといった作業を行う
必要がなく、単に、自分が印刷したい画像を選択すればよい。もちろん、トリミング処理
を行う際に、操作パネル310を何度も操作してトリミング枠を設置するといった煩雑な
操作をする必要もない。このため、ユーザーは簡単にトリミング処理を実行することが可
能となっており、この結果、好適な構図にトリミングされた印刷画像をきわめて簡単に得
ることが可能となっている。
C.変形例 :
上述した第1実施例および第2実施例では、複数の人物が写された画像の場合には、検
出した全ての顔領域に基づいてトリミング枠を設定するものとして説明した(図13参照
)。しかし、検出した顔領域の中から特定の人物の顔領域を探し出し、その人物の顔領域
のみを用いてトリミング枠を設定することとしてもよい。検出した顔領域の中から特定の
人物の顔領域を検出するには、次の処理を行えばよい。すなわち、画像データから抽出し
た「目」、「口」、「鼻」などの形状や、これらの互いの位置関係を、予め記憶しておい
た特定の人物の顔のデータと比較して、両者が一致するか否かを調べる。例えば、抽出し
た「目」の輪郭と、記憶しておいた特定の人物の目の輪郭とを比較して、両者が一致する
か否かを調べればよい。あるいは、抽出した両目および鼻を頂点とする三角形を作って、
その三角形の3つの角度を求める。そして、記憶しておいた特定の人物の顔についても同
様に三角形を作って3つの角度を求めて、先の三角形の3つの角度と一致するか否かを調
べればよい。これらが一致すれば、その顔は、特定の人物の顔であると判断することがで
きる。こうして、特定の人物の顔を検出したら、その人物の顔領域のみを用いて、トリミ
ング枠を設定する。
図14は、特定の人物の顔領域のみに基づいてトリミング枠を設定した様子を例示した
説明図である。図示されているように、この画像では3人の人物の顔領域が検出されてい
るが、この内の1人の人物の顔領域に対してトリミング枠が設定されている。トリミング
枠をこの様に設定するには、1人の人物だけが写された画像にトリミング枠を設定する場
合と同様の処理を行えばよい。すなわち、その人物の顔領域の中心と、トリミング枠の基
準交点とが一致するようにトリミング枠を配置すればよい(図3参照)。もちろん、顔領
域の中心の代わりに、2つの目の中点とトリミング枠の基準交点とが一致するようにトリ
ミング枠を配置してもよい。この様に、特定の人物の顔領域に基づいてトリミング枠を設
定すれば、複数の人物が写っている画像であっても、ユーザーは、所望の人物だけを好適
な構図で抜き出して印刷することが可能である。例えば、特定の人物の顔のデータとして
自分の顔を記憶させておけば、複数の人物が写された画像であっても、自分の顔領域を基
準にトリミング枠が設定されるので、自分だけを好適な構図で抜き出して印刷することが
可能となる。そして、こうした場合も、トリミング枠が適切に配置されるので、ユーザー
は、操作パネル310を何度も操作するといった煩わしい操作をすることなく、簡単に自
分だけを抜き出して印刷することが可能となっている。
あるいは、複数の人物が写っている画像の中からユーザーに1人(あるいは複数人)の
顔を指定させて、それらの顔に対して上述した処理を行うことによりトリミング枠を設定
するようにしてもよい。このようにしても、ユーザーが人物を指定するだけで指定された
人物を切り出すように適切なトリミング枠を設定することができ、所望の画像を簡単に印
刷することが可能となる。
以上、本実施例の画像処理装置について説明したが、本発明は上記すべての実施例に限
られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可
能である。
例えば、上述の実施例では、本実施例の画像処理装置を印刷装置に搭載した場合につい
て説明したが、本実施例の画像処理装置をデジタルカメラに搭載することも可能である。
デジタルカメラに搭載した場合には、ユーザーが画像を撮影した直後に、本実施例の画像
処理装置によって、デジタルカメラのモニタ画面にトリミング枠を表示する。こうすれば
、ユーザーは、その場面を撮影するのに最適な構図を知ることができるので、この構図を
参考にして再び撮影をしなおすことによって、より良好な構図の画像を簡単に撮影するこ
とが可能となる。
もちろん、デジタルカメラや印刷装置に限られず、本実施例の画像処理装置を各種の装
置に搭載することが可能である。例えば、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの
画像表示装置に搭載することも可能であるし、フォトビューワーや携帯電話端末などの携
帯型表示装置に搭載することも可能である。更には、街角や公共の場などに置かれた無人
の写真印刷端末などに搭載することも可能である。
本実施例の画像処理装置を搭載した印刷装置を示す説明図である。 本実施例のトリミング枠設定処理の流れを示したフローチャートである。 検出した顔領域の位置に基づいてトリミング枠を設定する様子を示した説明図である。 ユーザーがモニタ画面を確認しながらトリミング枠のサイズを設定する様子を例示した説明図である。 トリミング枠の基準交点を顔領域の中心に配置した状態で、トリミング枠を拡大および縮小する様子を示した説明図である。 トリミング枠によって抽出された画像データに基づいて出力された印刷画像を例示した説明図である。 トリミング枠を縦長に配置する様子を示した説明図である。 トリミング枠の縦の長さ及び横の長さをそれぞれ別個に設定する様子を示した説明図である。 2人の人物が写された画像にトリミング枠を設定する様子を示した説明図である。 第2実施例のトリミング枠設定処理の流れを示したフローチャートである。 第2実施例においてトリミング枠のサイズを決定する様子を示した説明図である。 2人の人物が写された画像に対してトリミング枠の位置およびサイズを決定する様子を示した説明図である。 人物の数に応じてトリミング枠のサイズを決定する方法を概念的に示した説明図である。 特定の人物の顔領域のみに基づいてトリミング枠を設定した様子を示した説明図である。
符号の説明
10…印刷装置、 100…スキャナ部、 200…プリンタ部
300…制御部、 310…操作パネル、 320…モニタ画面

Claims (8)

  1. 画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
    表す画像の中に設定する画像処理装置であって、
    前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
    って検出する顔領域検出手段と、
    前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
    を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する目標位置決定手段と、
    前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
    る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
    該画像中での該選択領域の位置を決定する選択領域位置決定手段と、
    前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
    を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する選択領域設定手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記目標位置決定手段は、前記検出された顔領域から前記人物の目を検出するとともに
    、該人物の目が検出された位置に基づいて前記目標位置を決定する手段である画像処理装
    置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記検出された顔領域の大きさに合わせて前記選択領域の大きさを決定する選択領域大
    きさ決定手段を備え、
    前記選択領域設定手段は、前記決定された大きさの前記選択領域を前記画像中に設定す
    る手段である画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記選択領域大きさ決定手段は、前記検出された顔領域の大きさに加えて、該検出され
    た顔領域の数も考慮して前記選択領域の大きさを決定する手段である画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載の画像処理装置であって、
    前記選択領域設定手段は、前記画像データが表す画像の縦横の長さの比率に基づいて、
    前記選択領域の縦横の長さの比率を決定するとともに、前記選択領域の縦横の長さを該決
    定した比率に保ちつつ該特別領域の大きさを変更することによって、前記画像中に該特別
    領域を設定する手段である画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れかに記載の画像処理装置であって、
    前記目標位置決定手段は、前記検出された複数の顔領域の中から選択された少なくとも
    一つの顔領域に基づいて、前記画像中の目標位置を決定する手段である画像処理装置。
  7. 画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
    表す画像の中に設定する画像処理方法であって、
    前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
    って検出する工程と、
    前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
    を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する工程と、
    前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
    る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
    該画像中での該選択領域の位置を決定する工程と、
    前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
    を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する工程と
    を備える画像処理方法。
  8. 画像データを読み込んで解析することにより、矩形形状の選択領域を、該画像データが
    表す画像の中に設定する画像処理方法を、コンピュータを用いて実現するためのプログラ
    ムであって、
    前記画像中で人物の顔が写った領域たる顔領域を、前記画像データを解析することによ
    って検出する機能と、
    前記画像中に設定された前記選択領域に少なくとも含まれるべき該画像中での目標位置
    を、前記顔領域の検出結果に基づいて決定する機能と、
    前記選択領域の内部で該選択領域を縦方向および横方向にそれぞれの所定比率で内分す
    る位置に設けられた該選択領域の基準点が、前記画像中の前記目標位置と重なるように、
    該画像中での該選択領域の位置を決定する機能と、
    前記選択領域の基準点を前記画像中の目標位置に一致させたまま、該選択領域の大きさ
    を変更することによって、該画像中に該選択領域を設定する機能と
    をコンピュータにより実現させるプログラム。
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