JP2010240339A - 放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】FPDカセッテに内蔵されている電源の省電化を可能とし、同容量の電源であっても、より多くの回数の撮影を可能とした放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムを得る。
【解決手段】放射線画像検出器内各部に電力を供給す電源部と、少なくとも2種類の無線通信手段と、無線通信手段の駆動制御をおこなう制御部と、を有し、制御部は、コマンド通信には無線通信手段のうち最も消費電力の低い無線通信手段を用い、画像データの通信には無線通信手段のうち最も通信速度の速い無線通信手段を用いるよう制御する放射線画像検出器とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信を行う可搬型の放射線画像検出器と、当該放射線画像検出器を用いる放射線画像撮影システムに関するものである。
従来より、病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。
こうした医療用の放射線画像は、従来は感光体としてフィルムを用いて撮影されていたが、近年では、放射線画像のデジタル化が実現されており、例えば、被検体を透過した放射線を輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートに蓄積させた後、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光で走査し、これにより輝尽性蛍光体シートから発光される輝尽光を光電変換して画像データを得るCR(Computed Radiography)装置が普及している。
更には、CR装置に代えて、照射された放射線を検出しデジタル画像データとして取得する検出器として放射線固体撮像素子(FPD:Flat Panel Detector)を用いるものが登場しており、CR装置のカセッテ同様に可搬型に構成されたカセッテ型のFPD(以下「FPDカセッテ」と称す)も用いられるようになっている。
FPDカセッテには、可搬型のメリットを生かすため検出器内に電源供給手段として電池が、またコンソール等の外部装置との通信手段として無線通信手段が設けられているものがある。
このようなFPDカセッテを用いたX線デジタル撮影システムとして、電波による無線通信手段と光による無線通信手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−13310号公報
FPDカセッテは、可搬型のメリットを生かすためカセッテ内に電源供給手段として電池等を有している。このような内部に電源を有するFPDカセッテにおいては、頻繁な電池交換や充電を必要とするのでは、迅速な撮影及び診断を行う際の障害となる。しかし、FPDカセッテは従来の装置と互換性を持たせるため筐体のサイズを変更して大きくすることは困難であり、より大型の大容量の電源を内包させることは容易ではない。このためFPDカセッテ内の消費電力の削減が急務となっている。
上記特許文献1に記載のX線デジタル撮影システムにおけるFPDカセッテは、このような電源の問題については全く考慮されていない。
本発明は上記問題に鑑み、FPDカセッテに内蔵されている電源の省電化を可能とし、同容量の電源であっても、より多くの回数の撮影を可能とした放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムを得ることを目的とするものである。
上記の課題は、下記の構成により達成される。
(1)入射した放射線を検出して放射線画像データを生成する放射線画像検出器であって、前記放射線画像検出器内各部に電力を供給する電源部と、少なくとも2種類の無線通信手段と、前記無線通信手段の駆動制御をおこなう制御部と、を有し、前記制御部は、コマンド通信には前記無線通信手段のうち最も消費電力の低い無線通信手段を用い、画像データの通信には前記無線通信手段のうち最も通信速度の速い無線通信手段を用いるよう制御することを特徴とする放射線画像検出器。
(2)前記最も通信速度の速い無線通信手段は、前記画像データの通信時にのみ駆動されることを特徴とする前記(1)に記載の放射線画像検出器。
(3)入射した放射線を検出して放射線画像データを生成する放射線画像検出器であって、前記放射線画像検出器内各部に電力を供給する電源部と、少なくとも2種類の無線通信手段と、前記無線通信手段の駆動制御をおこなう制御部と、を有し、前記制御部は、所定値以下のデータ量の通信には前記無線通信手段のうち最も消費電力の低い無線通信手段を用い、所定値を超えるデータ量の通信には前記無線通信手段のうち最も通信速度の速い無線通信手段を用いるよう制御することを特徴とする放射線画像検出器。
(4)前記最も通信速度の速い無線通信手段は、所定値を超えるデータ量の通信時にのみ起動されることを特徴とする前記(3)に記載の放射線画像検出器。
(5)前記無線通信手段は、2種類であることを特徴とする前記(1)から前記(4)までの何れかに記載の放射線画像検出器。
(6)前記無線通信手段は、ZigBee方式又はBluetooth方式の何れか一方と、無線LAN方式又はUSB方式の何れか一方とであることを特徴とする前記(5)に記載の放射線画像検出器。
(7)放射線発生装置と、前記(1)から前記(6)までの何れかに記載の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器と通信を行うコンソールと、を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
本発明によれば、放射線画像検出器であるFPDカセッテに内蔵されている電源の更なる省電化が可能となり、同容量の電源であっても、より多くの回数の撮影が可能な放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムを得ることが可能となる。
本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの概略構成を示す図である。 FPDカセッテとコンソールの要部構成を示すブロック図である。 FPDカセッテの内部を示す斜視図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの動作概略の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの動作概略の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム1の概略構成を示す図である。
同図に示すように、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム1は、病院や医院内で行われる放射線画像の撮影を想定したシステムであり、放射線画像検出器であるFPDカセッテ6と、このFPDカセッテ6と無線通信可能な制御装置(以下、コンソールと称す)7を有している。100は撮影室であり、放射線撮影に関する操作を行う撮影操作装置4、無線通信を行うためのアクセスポイント5、放射線照射装置3、ルータ9、を備えている。
アクセスポイント5は、放射線照射装置3を備えた撮影室の所定領域内でFPDカセッテ6とコンソール7とが無線通信する際に、これらの通信を中継する機能をもつ。
本実施の形態に係る放射線画像撮影システム1は、FPDカセッテ6とコンソール7との無線通信のための手段を複数種備えているものである。なお、この通信手段としては、コマンド通信用として低消費電力であるZigBee方式やBluetooth方式が好ましく、撮影した画像の伝送用としては高速の無線LAN(例えば、IEEE801.11a/b/g/n準拠の通信方式)やUSBが好ましいが、これに限るものでない。なお、アクセスポイント5を経由せず、FPDカセッテ6とコンソール7とで、直接的に無線通信を行う通信システムであってもよい。
放射線照射装置3は、臥位撮影台11に横たわっている被検体である患者12に対して放射線(例えば、X線)を照射するようになっており、臥位撮影台11の下方には、FPDカセッテ6を装着する検出装置装着口11aが設けられている。放射線照射装置3は、撮影操作装置4により制御されて所定の撮影条件で放射線撮影を行うようになっている。
また、同図に示すように、撮影操作装置4と、アクセスポイント5と、コンソール7とは、ネットワークNWを通じて接続されて構成されている。なお、不図示であるが、放射線画像撮影システム1は、患者診断情報や会計情報を一元管理するHIS(Hospital Information System)や放射線診療の情報を管理するRIS(Radiology Information System)とネットワークNWを介して接続されている。ネットワークNWは、当該システム専用の通信回線であってもよいが、システム構成の自由度が低くなってしまう等の理由のため、イーサネット(登録商標)等の既存の回線である方が好ましい。
図2は、FPDカセッテ6とコンソール7の要部構成を示すブロック図である。
FPDカセッテ6は撮像部6A、制御部60、画像記憶部660、及び少なくとも2種の送受信部A65及び送受信部B66などからなる。撮像部6Aは放射線画像信号を取得する機能を有する。制御部60は、FPDカセッテ6の各部を統括的に制御する機能を有し、制御プログラムやデータ等を記憶するROM、制御プログラムに従って制御部60の制御を実行するCPU、CPUがワークエリアとして利用するRAM、等から構成されている。画像記憶部660は、撮像部6Aが撮像した画像信号を記憶するRAMなどからなる。送受信部A65及び送受信部B66は制御部60の制御に基づいて、コンソール7等との通信を行う。電池67は、FPDカセッテ6の各部に電力を供給する電源であり、充電式、交換式のいずれであってもよい。なお、電池に限らず、キャパシタを電源とするものであってもよい。
コンソール7は、コンソール制御部70、送受信部75、表示部77、入力操作部78、画像記憶部760を備えて構成されている。コンソール制御部70は、コンソールの各部を統括的に制御する機能を有し、制御プログラムやデータ等を記憶するROM、制御プログラムに従ってコンソール制御部70の制御を実行するCPU、CPUがワークエリアとして利用するRAM、等から構成されている。
表示部77は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、コンソール制御部70から送られる表示信号の指示に従って、FPDカセッテ6で撮影した画像信号、撮影条件の情報、患者リスト、各種のメッセージや画像等、各種画面を表示するものである。
入力操作部78は、例えば、キーボードやマウス等から構成されており、キーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を入力信号としてコンソール制御部70に対して出力するものである。なお、入力操作部78は、いわゆる、タッチパネルにより構成されていてもよい。そして入力操作部78により撮影条件の情報の入力を行う。ここでいう撮影条件の情報とは、放射線量や放射線検出感度情報等のことである。例えば、放射線照射装置3から照射する放射線量は、撮影部位や患者の条件によって異なる。また放射線検出感度情報は撮影に用いるFPDカセッテ6に対応しており、FPDカセッテ6に使用されている発光層64の種類や検出素子620の性能によって異なる放射線検出感度を有することになる。
画像記憶部760は、撮像部6Aが撮像した画像信号や画像信号に基づいて得られた画像データや、コンソール7が処理を施して得た画像信号や画像信号に基づいて得られた画像データなどを記憶するRAMなどからなる。送受信部75は、FPDカセッテ6等との通信を行う。
図3は、FPDカセッテ6の内部を示す斜視図である。
同図示すように、FPDカセッテ6は、内部を保護する筐体61を有しており、カセッテとして運搬可能に、すなわち可搬に構成されている。筐体61の内部には、照射された放射線を電気信号に変換する撮像パネル62が層を成して形成されている。この撮像パネル62における放射線の照射面側には、入射された放射線の強度に応じて発光を行う発光層64が設けられている。また撮像パネル全体の大きさは、例えば大角、半切、六切り等の撮影サイズに対応している。
発光層64は、一般にシンチレータ層と呼ばれるものであり、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力する。
撮像パネル62は、発光層64の放射線が照射される側の面と反対側の面に設けられ、発光層64から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う検出素子がマトリクス状に配列されている。撮像パネル62に蓄積された電荷は、走査駆動回路609、読出回路608により読み出され、画像信号や画像信号に基づいて得られた画像データとして画像記憶部660に記憶され、制御部60の制御により送受信部65、66の何れかから、アクセスポイント5を介してコンソール7へ送信される。電池67は、FPDカセッテ6の各部に電力を供給する電源であり、充電式、交換式のいずれであってもよい。なお、電池に限らず、キャパシタを電源とするものであってもよい。
なお、上述のように本実施の形態に係るFPDカセッテ6及びコンソール7は、相互の通信用として、少なくとも2種の通信手段を備えている。コマンド通信用として、例えばZigBee方式やBluetooth方式等の低消費電力のものと、撮影した画像の送信用として、例えば無線LAN(例えば、IEEE801.11a/b/g/n準拠の通信方式)やUSB等の上記コマンド通信用より高速通信の可能な通信手段を備えていることが好ましい。
図4及び図5は、本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの動作概略の一例を示すフローチャートである。以下、図4及び図5に示すフローに従い動作概略を説明する。
なお、図4及び図5に示すフローチャートでは、コンソール7とFPDカセッテ6の間のコマンド通信を一点鎖線で示し、FPDカセッテ6からコンソール7への画像データの送信を実線で示してある。また、この一点鎖線で示すコマンド通信の通信方式としてZigBee方式を用い、実線で示す画像データの送信には無線LANを用いるものとして説明する。
また、図4に示すフローチャートにおいては、予め、撮影に使用するFPDカセッテ6が撮影位置に配置され、このカセッテIDがコンソール7から入力されており、使用するFPDカセッテ6が特定されており、FPDカセッテ6が有するZigBee方式の通信手段はスリープモードとなっているものとする。また、FPDカセッテ6が有する無線LAN方式の通信手段及び撮像パネル62等については電力供給がなされていない状態となっている。
まず、コンソール7は、患者情報の検索(ステップS101)を行い、上述の放射線診療の情報を管理するRISからの検査情報結果を受けて、検査部位の選択(ステップS102)が行われる。次いで、FPDカセッテ6に対してコンソール7側からZigBee方式の通信手段にてFPDカセッテ6を起動させる起動信号が送信される(ステップS103)。このとき、画像データの送信先となるコンソール7のコンソールIDや撮影オーダ情報も送信される事が好ましい。なお、コンソール7が1台しかなく、コンソールIDを使用しなくても画像データの送信先が特定される場合には、コンソールIDを送信する必要はない。
FPDカセッテ6は、コンソール7からの起動信号を受信する(ステップS203)と、FPDカセッテ6を起動(ステップS204)させ、撮影準備状態へ移行させる。すなわち、コンソール7からの起動信号を受信すると、FPDカセッテ6のZigBee方式の通信手段のスリープモードを解除し、常時起動しているモードに遷移する。更に、FPDカセッテ6内の撮像パネル62を含む各部に電源が供給されて起動動作が行われる。
次いで、FPDカセッテ6から、コンソール7へZigBee方式の通信手段にて各部の起動が完了したことを通知する起動完了信号を送信する(ステップS205)。コンソール7では、起動完了信号を受信(ステップS105)すると、FPDカセッテ6が準備完了状態になったことを付随の表示部に表示する(ステップS106)。
一方、放射線照射装置3においては、撮影待機状態とするための2段スイッチの第1段目SW1がONされるのを待機(ステップS301)しており、オペレータである技師により該スイッチの第1段目SW1がONされる(ステップS301;Yes)と、該スイッチの第1段目SW1がONされたことをコンソール7に伝達する(ステップS302)。
コンソール7では、この放射線照射装置3からのスイッチSW1のONの情報を受けると、FPDカセッテ6へZigBee方式の通信手段にて撮影準備の要求を送信する(ステップS107)。FPDカセッテ6はコンソール7からの撮影準備要求を受信する(ステップS207)と、蓄積電荷のリセット(ステップS208)を行う。蓄積電荷のリセットとは、FPDカセッテ6内の撮像パネルに、暗電流ノイズ等により既に蓄積されている電荷を掃き出してクリアすることである。
FPDカセッテ6は蓄積電荷のリセット後、ZigBee方式の通信手段にて撮影準備が完了したことを送信する(ステップS209)。コンソール7では、FPDカセッテ6の撮影準備完了を受信(ステップS109)すると、放射線照射装置3のインターロックを解除する(ステップS110)。すなわち、放射線照射装置3の照射禁止ロックが解除される。また、このとき、放射線照射装置3で照射する放射線量等の撮影条件が伝達される。
放射線照射装置3では、インターロックが解除されると、放射線照射装置3に接続された2段スイッチの第2段目SW2がONされるのを待機(ステップS303)し、該スイッチの第2段目SW2がONされる(ステップS303;Yes)と、該スイッチの第2段目SW2がONされたことをコンソール7に伝達する(ステップS303)。
この後、放射線が曝射(ステップS310)され、FPDカセッテ6内の撮像パネルは発光層から出力された光を電気エネルギーに変換して蓄積する。すなわち、撮像パネルに画像情報の蓄積が行われる(ステップS210)。
放射線照射装置3は、所定の撮影条件での放射線の曝射を終了して停止し、停止したことをコンソール7に伝達する(ステップS311)。
以降は、図5に示すフローとなる。
図5に示すように、撮影が終了すると、コンソール7からFPDカセッテ6へ、ZigBee方式の通信手段にて画像読み取りの要求を送信(ステップS111)し、FPDカセッテ6がこれを受信(ステップS211)すると、画像読み取りが行われる(ステップS212)。この画像読み取りとは、撮像パネルの個々の画素に蓄積された電荷を、走査駆動回路、読出回路により読み出し、画像記憶部に記憶することであり、読み出された画像信号は、画像データとしてRAW画像データと間引き画像データを生成して記憶しておくことが好ましい。なお、画像データは、これに限らず、圧縮された画像データであってもよい。
FPDカセッテ6内での画像読み取りが終了すると、FPDカセッテ6からコンソール7へ、ZigBee方式の通信手段にて画像読み取りが完了したことを送信する(ステップS213)。コンソール7側では画像読み取りの完了を受信(ステップS113)すると、コンソール7からFPDカセッテ6へ、ZigBee方式の通信手段にて撮影された画像の送信要求が送信される(ステップS114)。FPDカセッテ6では、コンソール7からの画像送信要求を受信(ステップS214)すると、制御部60(図2参照)は画像送信用の通信手段である無線LAN方式の通信手段を起動させる(ステップS215)。
次いで、FPDカセッテ6は、無線LAN方式の通信手段を用いて画像データの送信(ステップS216)を行い、コンソール7側で、この画像データを受信(ステップS116)する。
なお、FPDカセッテ6からコンソール7への画像の送信は、間引き画像データを先に送信し、その後、RAW画像データを送信することが好ましい。
次いで、コンソール7からFPDカセッテ6へ、ZigBee方式の通信手段にて暗画像データの送信要求がなされ(ステップS117)、FPDカセッテ6側でこれを受信する(ステップS217)と、FPDカセッテ6は、暗画像データを取得する(ステップS218)。暗画像データの取得とは、撮像パネルの各画素毎のノイズレベルデータの取得を意味し、放射線の曝射を行わずに撮像パネルを所定時間駆動して、撮像パネルの個々の画素に蓄積された電荷を、走査駆動回路、読出回路により読み出し、画像記憶部に記憶することである。
暗画像データの取得後、FPDカセッテ6からコンソール7へ、無線LAN方式の通信手段にて暗画像データを送信(ステップS218)し、コンソール7では、この画像データの受信(ステップS119)が行われる。
この後、FPDカセッテ6では、制御部60が画像送信用の通信手段である無線LAN方式の通信手段の駆動を停止させる(ステップS220)。すなわち、無線LAN方式の通信手段は、画像データ及び暗画像データの送信の前後のみ駆動され、画像データ及び暗画像データの送信にのみ用いられる。
コンソール7側では、受信した画像データと暗画像データに基づいて、画像を補正し、プレビュー画像を表示部に表示する(ステップS120)。その後、オペレータが画像補正(ステップS121)、補正後の画像表示(ステップS122)、画像処理(ステップS123)を行い、得られた画像に基づき、再撮影が必要か否か判断する(ステップS124)。得られた画像が不満足で再撮影が必要な場合は(ステップS124;Yes)再撮影を行うため、ステップS106へ戻り、上記と同様の動作を行う。
得られた画像でよい場合(ステップS124;No)は、得られた画像データを保存する(ステップS125)。この保存は、例えばネットワーク上に配置されたサーバー等に保存されることが好ましいが、コンソール7内の記憶部に保存してもよい。
次いで、他の部位の画像も撮影予定であり連続撮影の要ありか否か判断(ステップS126)し、連続撮影の要あり(ステップS126;Yes)の場合には、ステップS101へ戻り、上記と同様の動作を行う。連続撮影の要なしの場合(ステップS126;No)には、コンソール7からFPDカセッテ6へ、ZigBee方式の通信手段にてスリープモードへの遷移許可を送信(ステップS127)し、FPDカセッテ6は、この送信を受信(ステップS227)すると常時起動しているモードからスリープモードへ状態遷移(ステップS228)を行う。
以上が、本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの動作概略の一例である。
なお、FPDカセッテ6からの画像データの送信については、RAW画像データと間引き画像データを、一つのステップで送信する例で説明したが、これに限るものでなく、例えば間引き画像データを先に送信して表示部に間引き画像データの画像を早期に表示させつつ、追ってRAW画像データと暗画像データを共に送信するような動作としてもよい。
また、間引き画像データとRAW画像データを送信する例で説明したが、これに限るものでなく、例えば間引き画像データと該間引き画像データで間引きされた補間データを送信し、コンソール7側で合成するようなものでもよい。また、RAW画像データから生成された詳細画像データと詳細画像データから生成された間引き画像データを圧縮して送信するようなものでもよい。
上述のように、本実施の形態に係る放射線画像検出器であるFPDカセッテは、少なくとも2種類の無線通信手段を備え、データ量は少ないが通信頻度の高いコマンド通信については、通信速度は遅いが消費電力の少ないZigBee方式を用い、膨大なデータ量の画像データである放射線画像データ及び暗画像データの送信については、やや消費電力は高いが高速の無線LANを用いて行うものである。
換言すると、データ量は少なく通信頻度の高いコマンド通信には最も低消費電力の通信手段を用い、コンソール側で早期に必要とされる膨大なデータ量の画像データの送信には、最も高速の無線通信手段を用いる、ということである。
このように、使用時間が長く通信頻度の高いコマンド通信に最も低消費電力の通信手段を用いることで、FPDカセッテに内蔵されている電池の省電化をおこなうことができ、同容量の電池であっても、より多くの回数の撮影が可能なFPDカセッテを得ることが可能となる。
更に、高速の無線通信手段は、画像データの送信時にのみ駆動するよう構成することで、コンソール側で早期に必要とされる画像データについては短時間で送信可能としつつ、高速の無線通信手段に必要とされる消費電力を最小限にとどめることができ、FPDカセッテ及び放射線画像撮影システムの使い勝手を損なうことなく、更なる省電化が可能となる。
また、上記の実施の形態においては、コマンド通信に低消費電力の通信手段、画像データの送信に通信速度の速い通信手段を用いる例で説明したが、通信するデータ量に基づいて通信手段の使い分けを行うよう構成してもよい。例えば、データ量が1メガバイト(MB)以下の通信は低消費電力の通信手段を用い、1メガバイトを超えるデータ量の通信には通信速度の速い通信手段を用いるように構成してもよい。なお、この場合には、上述の間引き画像データについては低消費電力の通信手段で送信され、RAW画像データと暗画像データが通信速度の速い通信手段により送信される。このような構成でも上記と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、ZigBee方式と無線LAN方式を備えたFPDカセッテの例で説明したが、これに限るものでなく、例えば、コマンド通信にBluetooth方式、画像データの送信に、USB等を用いてもよいし、その他の2種以上の通信手段を通信用途により組み合わせたものであってもよい。
1 放射線画像撮影システム
3 放射線照射装置
5 アクセスポイント
6 FPDカセッテ(放射線画像検出器)
6A 撮像部
7 コンソール
60 制御部
61 筐体
62 撮像パネル
64 発光層
65 送受信部A
66 送受信部B
67 電池
70 コンソール制御部
75 送受信部A
76 送受信部B
77 表示部
78 入力操作部
100 撮影室

Claims (7)

  1. 入射した放射線を検出して放射線画像データを生成する放射線画像検出器であって、
    前記放射線画像検出器内各部に電力を供給する電源部と、
    少なくとも2種類の無線通信手段と、
    前記無線通信手段の駆動制御をおこなう制御部と、を有し、
    前記制御部は、コマンド通信には前記無線通信手段のうち最も消費電力の低い無線通信手段を用い、画像データの通信には前記無線通信手段のうち最も通信速度の速い無線通信手段を用いるよう制御することを特徴とする放射線画像検出器。
  2. 前記最も通信速度の速い無線通信手段は、前記画像データの通信時にのみ駆動されることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出器。
  3. 入射した放射線を検出して放射線画像データを生成する放射線画像検出器であって、
    前記放射線画像検出器内各部に電力を供給する電源部と、
    少なくとも2種類の無線通信手段と、
    前記無線通信手段の駆動制御をおこなう制御部と、を有し、
    前記制御部は、所定値以下のデータ量の通信には前記無線通信手段のうち最も消費電力の低い無線通信手段を用い、所定値を超えるデータ量の通信には前記無線通信手段のうち最も通信速度の速い無線通信手段を用いるよう制御することを特徴とする放射線画像検出器。
  4. 前記最も通信速度の速い無線通信手段は、所定値を超えるデータ量の通信時にのみ起動されることを特徴とする請求項3に記載の放射線画像検出器。
  5. 前記無線通信手段は、2種類であることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の放射線画像検出器。
  6. 前記無線通信手段は、ZigBee方式又はBluetooth方式の何れか一方と、無線LAN方式又はUSB方式の何れか一方とであることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像検出器。
  7. 放射線発生装置と、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の放射線画像検出器と、
    前記放射線画像検出器と通信を行うコンソールと、
    を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
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