JP2010237454A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ系全体がコンパクトで、全ズーム範囲中で高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群より構成され、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第1レンズ群は物体側より像側へ順に、負の第11レンズと正の第12レンズより構成され、負の第11レンズの材料の屈折率N11、正の第12レンズの材料のアッベ数ν12、負の第11レンズの物体側および像側のレンズ面の曲率半径R11a、R11bを各々適切に設定したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズに関し、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に好適なものである。
最近、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置(カメラ)には小型で高い光学性能を有するズームレンズが求められている。この種のカメラには、レンズ最後部と固体撮像素子との間に、ローパスフィルターや色補正フィルターなどの各種の光学部材が配置される。このため、これらのカメラに用いるズームレンズには、比較的バックフォーカスが長いことが要望されている。長いバックフォーカスを確保しやすい光学系として、負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型のズームレンズがある。
一方、カラー画像用の固体撮像素子を用いたカラーカメラの場合、色シェーディングを避けるため、像側のテレセントリック特性の良いズームレンズであることが望まれている。従来、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、および正の屈折力の第3レンズ群より成り、小型で、しかも像側がテレセントリックである3群ズームレンズが知られている(特許文献1〜7)。
特開2001−66503号公報 特開2001−281545号公報 特開2004−61675号公報 特開2005−331641号公報 特開2006−84829号公報 特開2001−296475号公報 特開2007−140359号公報
近年、ビデオカメラやデジタルカメラ等に用いるズームレンズには、広画角、高ズーム比で、しかも撮像素子の高性能化に伴い小型でかつ高い光学性能を有することが強く要望されている。前述した3群ズームレンズにおいて、全系の小型化を図りつつ、全ズーム範囲中で高い光学性能を得るには、各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。
特に第1レンズ群を構成する各レンズのレンズ形状や各レンズの材料を適切に設定してズーミングに伴う諸収差の変動を小さくすることが重要になってくる。第1レンズ群のレンズ構成が不適切であると、全系の小型化を図りつつ、ズーミングに伴う諸収差の変動を少なくして全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になってくる。
本発明は、レンズ系全体がコンパクトで、全ズーム範囲中で高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群より構成され、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第1レンズ群は物体側より像側へ順に、負の第11レンズと正の第12レンズより構成され、負の第11レンズの材料の屈折率をN11、正の第12レンズの材料のアッベ数をν12、負の第11レンズの物体側および像側のレンズ面の曲率半径を各々R11a、R11bとするとき
1.81<N11
ν12<20.0
0<(R11a+R11b)/(R11a−R11b)≦1.0
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、レンズ系全体がコンパクトで、全ズーム範囲中で高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
実施例1のズームレンズの光学断面図 実施例1のズームレンズの収差図 実施例2のズームレンズの光学断面図 実施例2のズームレンズの収差図 実施例3のズームレンズの光学断面図 実施例3のズームレンズの収差図 実施例4のズームレンズの光学断面図 実施例4のズームレンズの収差図 実施例5のズームレンズの光学断面図 実施例5のズームレンズの収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群より構成され、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズである。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比4.71、開口比2.94〜6.00程度のズームレンズである。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比4.72、開口比2.88〜6.05程度のズームレンズである。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比4.75、開口比2.73〜6.06程度のズームレンズである。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例6はズーム比4.47、開口比2.83〜6.10程度のズームレンズである。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例6はズーム比4.63、開口比2.88〜7.78程度のズームレンズである。図11は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラの要部概略図である。
各実施例のズームレンズは撮像装置に用いられる撮影レンズ系であり、レンズ断面図において、左方が被写体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側から像側への各レンズ群の順序を示し、Liは第iレンズ群である。実施例1〜5のズームレンズの特徴について説明する。図1、図3、図5、図7、図9のレンズ断面図において、L1は負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群である。
SPは開放Fナンバー(Fno)光束を決定(制限)する開口絞りの作用をするFナンバー決定部材(以下「開口絞り」ともいう。)であり、第2レンズ群L2の像側に配置されている。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。
又、銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際にはフィルム面に相当する感光面が置かれている。収差図において、FnoはFナンバー、d、gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上、光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングに際して、第1レンズ群L1が像側に凸状の軌跡で略往復移動する。又、第2レンズ群L2が物体側に移動し、第3レンズ群L3が像側に移動している。このとき広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が小さく、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が大きくなるように各レンズ群が移動してズーミングを行っている。各実施例のズームレンズは、第2レンズ群L2の移動により主な変倍を行い、第1レンズ群L1の往復移動によって変倍に伴う像点の移動を補正している。
第3レンズ群L3の移動により副変倍を行い、1つのレンズ群で変倍を行う場合に対し、各レンズ群の屈折力の増大を防いでいる。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは第3レンズ群L3を物体側へ移動させて行っている。Fナンバー決定部材SPは、光軸方向に関して、第2レンズ群L2の像側に配置している。開口絞りSPをこのような位置に配置することにより望遠端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が詰められる。
このため、ズーミングのための第2レンズ群L2の物体側への移動量を十分確保することができる。これにより高ズーム化としながら望遠端におけるレンズ全長の増大を防いでいる。なお各実施例では各ズーム位置においてFナンバー決定部材SPの開口寸法を変えて各ズーム位置の最小Fno(Fナンバー)を決定している。このようにすることで広角端と望遠端においてFナンバーを個別に設定できるため広角端と望遠端のFナンバーの変化を低減するとともに第2レンズ群L2の有効径の増大を防いでいる。
各実施例において、第1レンズ群L1は物体側より順に負の第11レンズG11、正の第12レンズG12より構成している。これにより色収差を良好に補正しながら必要最低限のレンズ枚数として第1レンズ群L1の小型化を図っている。更に第1レンズ群L1の負の第11レンズG11は低分散材料、正の第12レンズG12は高分散材料を用いることにより色収差の補正のために必要な負の第11レンズG11、正の第12レンズG12の屈折力を極力緩めて各レンズの厚みを薄型化している。更に負の第11レンズG11、正の第12レンズG12ともに高屈折率材料を用いて第1レンズ群L1の、より一層の薄型化を図っている。
各実施例において、負の第11レンズG11の材料の屈折率をN11、正の第12レンズG12の材料のアッベ数をν12、負の第11レンズの物体側および像側のレンズ面の曲率半径を各々R11a、R11bとする。このとき
1.81<N11 ‥‥(1)
ν12<20.0 ‥‥(2)
0<(R11a+R11b)/(R11a−R11b)≦1.0 ‥‥(3)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第1レンズ群L1を構成する負の第11レンズG11の材料の屈折率を規定する式である。条件式(1)の下限を超えて屈折率が小さいと所望の屈折力とするためにはレンズ外周部が厚くなり第1レンズ群L1の薄型化が困難になる。また広角側において、像面湾曲が多く発生するので良くない。条件式(2)は第1レンズ群L1を構成する正の第12レンズG12の材料のアッベ数を規定する式である。条件式(2)の上限を超えてアッベ数が大きいと色収差補正のために必要となる正の第12レンズG12の屈折力が強まり正の第12レンズG12が厚くなるため第1レンズ群L1の薄型化が困難になる。
条件式(3)は第1レンズ群L1を構成する負の第11レンズG11のシェープファクター(レンズ形状)を規定する式である。前玉径を小型化するためには入射瞳位置を極力、物体側に位置するようにするのがよい。このためには負の第11レンズG11は物体側のレンズ面が物体側に凸形状とするよりも凹形状とする方がよい。条件式(3)の上限を超えて物体側に凸面を向けたメニスカス形状となりすぎると入射瞳位置が像側に大きく位置するようになり、前玉径が増大してくる。又、下限を超えて物体側のレンズ面が物体側に凹面を向けた形状となり、その曲率が大きくなると、広角側において像面湾曲および望遠側において球面収差の発生が多くなってくるので良くない。更に好ましくは条件式(1)〜(3)の数値範囲を次の如く設定することが好ましい。
1.825<N11 ‥‥(1a)
ν12<19 ‥‥(2a)
0.3<(R11a+R11b)/(R11a−R11b)≦1.0 ‥‥(3a)
以上のように各実施例によればズーム比4倍以上の高ズーム比でかつ広角端の半画角が37°以上の広画角でありながら前玉径の小型化を図ったコンパクトなズームレンズが得られる。各実施例において、更に好ましくは次の諸条件のうち1以上を満足するのが良い。
第1レンズ群L1の正の第12レンズG12の像側のレンズ面の曲率半径をR12bとする。第1レンズ群L1の正の第12レンズG12の物体側のレンズ面の曲率半径をR12aとする。第1レンズ群L1の負の第11レンズG11の材料のアッベ数をν11、正の第12レンズG12の材料の屈折率をN12とする。第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3の焦点距離を順にf1、f2、f3とする。広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ftとする。第2レンズ群L2の広角端から望遠端に至る光軸方向の移動距離(移動量)をM2とする。第1レンズ群L1の正の第12レンズG12の焦点距離をf12とする。第2レンズ群L2は最も物体側に、物体側の面が凸形状の正の第21レンズG21を有し、正の第21レンズG21の材料の屈折率をN21とする。このとき、次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
-0.5<(R11a+R12b)/(R11a−R12b)≦1.0 ‥‥(4)
-7.0<(R11b+R12a)/(R11b−R12a)<-3.0 ‥‥(5)
30<ν11<50 ‥‥(6)
1.90<N12 ‥‥(7)
0.3<|f1|/ft<0.6 ‥‥(8)
0.3<f2/ft<0.6 ‥‥(9)
0.6<f3/ft<1.2 ‥‥(10)
3.5<M2/fw<5.0 ‥‥(11)
1.4<f12/|f1|<2.5 ‥‥(12)
1.8<N21 ‥‥(13)
条件式(4)は第1レンズ群L1を構成する最も物体側である負の第11レンズG11の物体側のレンズ面と第1レンズ群L1の最も像側である正の第12レンズG12の像側のレンズ面を規定する式である。
すなわち第1レンズ群L1の入射面と射出面の形状を規定する式である。条件式(4)の上限を超えて負の第11レンズG11の物体側のレンズ面と正の第12レンズG12の像側のレンズ面がともに物体側に凸形状となると望遠側において球面収差の高次成分が多く発生してくる。又、下限を超えて正の第12レンズG12の像側のレンズ面よりも負の第11レンズG11の物体側のレンズ面の曲率が大きくなりすぎると第1レンズ群L1の主点位置が物体側に偏りすぎる。これにより望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を十分取ることが難しくなり高ズーム比化(高変倍化)が困難になる。
条件式(5)は負の第11レンズG11と正の第12レンズG12で構成される空気レンズのシェープファクターを規定する式である。条件式(5)を満たす空気レンズの形状は物体側に凸面を向けたメニスカス形状である。上限を超えてメニスカスの度合いが弱まりすぎると広角側において像面湾曲、非点収差等の発生が多くなる。又下限を超えてメニスカスの度合いが強まりすぎると望遠側において球面収差、軸上色収差の発生が多くなってくる。
条件式(6)は第1レンズ群L1の負の第11レンズG11の材料のアッベ数を規定する式である。条件式(6)の上限を超えてアッベ数が大きすぎると、すなわち低分散すぎると一般的な光学ガラスでは屈折率が低くなるため負の第11レンズG11の薄型化が困難になる。又、下限を超えてアッベ数が小さすぎるとすなわち高分散すぎると広角端において倍率色収差、望遠端において軸上色収差の発生が多くなってくる。
条件式(7)は第1レンズ群L1の正の第12レンズG12の材料の屈折率を規定する式である。条件式(7)の下限を超えて屈折率が小さすぎると正の第12レンズG12の薄型化が困難になる。また正の第12レンズG12が厚いと望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔をとることが難しくなり高ズーム比化が困難になる。
条件式(8)は第1レンズ群L1の焦点距離を規定する式である。条件式(8)の上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が長くなりすぎると広角端においてレンズ全長(第1レンズ面から像面までの距離)が増大してくる。又、下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が短くなりすぎると第1レンズ群L1で諸収差が多く発生してくる。特に広角側において像面湾曲、倍率色収差、望遠側において球面収差、コマ収差の発生が多くなってくる。
条件式(9)は第2レンズ群L2の焦点距離を規定する式である。条件式(9)の上限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が長くなりすぎると所望のズーム比を得るために必要な第2レンズ群L2の移動量が長くなりすぎ、望遠端においてレンズ全長が増大してくる。特にレンズを保持するレンズ鏡筒が沈胴する構成の場合には沈胴長を短縮しようとすると鏡筒構造が複雑になりユニットが大型化し、複雑化してくるので良くない。下限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が短くなりすぎると第2レンズ群L2より諸収差の発生が多くなってくる。特にズーム範囲全般(変倍全域)に渡って球面収差、コマ収差、軸上色収差が多く発生してくる。
条件式(10)は第3レンズ群L3の焦点距離を規定する式である。条件式(10)の上限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が長くなりすぎると軸外光束を屈曲させる作用が弱まるため像面への入射角度が大きくなりすぎる。そうすると固体撮像素子へ光の取り込み効率が悪化しシェーディングの発生が多くなってくる。下限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が短くなりすぎると第3レンズ群L3で発生する諸収差が多くなってくる。特にズーム範囲全般(変倍全域)に渡り倍率色収差、像面湾曲が多く発生してくる。またバックフォーカスが短くなりすぎローパスフィルター、赤外カットフィルターなどの光学部材を挿入するスペースを確保するのが困難になってくる。
条件式(11)は第2レンズ群L2のズーミングに伴う移動距離(移動量、符号は正)を規定する式である。条件式(11)の上限を超えて第2レンズ群L2の移動距離が長すぎるとレンズを保持するレンズ鏡筒の光軸方向の厚みが増大する。特にレンズ鏡筒が沈胴する構成の場合は沈胴長が増大し薄い撮像装置を構成することが困難になってくる。又、下限を超えて第2レンズ群L2の移動距離が短すぎると所望のズーム比(変倍比)を得るためには第2レンズ群L2の屈折力を強めなくてはならない。この場合は少ないレンズ枚数で収差補正することが難しくなり小型化と高性能化が困難になる。
条件式(12)は第1レンズ群L1の正の第12レンズG12の焦点距離を規定する式である。条件式(12)の上限を超えて正の第12レンズG12の焦点距離が長すぎると第1レンズ群L1としての色収差の補正が不足し、ズーム範囲全域に渡り、軸上色収差、倍率色収差が補正不足となる。又、下限を超えて正の第12レンズG12の焦点距離が短すぎると望遠側において球面収差、コマ収差の発生が多くなってくる。
条件式(13)は第2レンズ群L2の最も物体側に配置された正の第21レンズG21の材料の屈折率を規定する式である。条件式(13)の下限を超えて屈折率が低いとズーム範囲全域における球面収差、コマ収差の発生が多くなる。この結果、非球面を用いても良好なる補正が困難となる。更に好ましくは条件式(4)〜(13)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
-0.4<(R11a+R12b)/(R11a−R12b)≦1.0 ‥‥(4a)
-6.0<(R11b+R12a)/(R11b−R12a)<-3.5 ‥‥(5a)
35<ν11<49 ‥‥(6a)
1.92<N12 ‥‥(7a)
0.40<|f1|/ft<0.55 ‥‥(8a)
0.4<f2/ft<0.5 ‥‥(9a)
0.7<f3/ft<1.1 ‥‥(10a)
3.7<M2/fw<4.8 ‥‥(11a)
1.45<f12/|f1|<2.3 ‥‥(12a)
1.82<N21 ‥‥(13a)
次に、各レンズ群のレンズ構成の具体的な特徴について説明する。実施例1乃至5において第1レンズ群L1は物体側より像側へ順に、像側の面が凹形状の負の屈折力の(負の)第11レンズG11、物体側の面が凸でメニスカス形状の正の屈折力の(正の)第12レンズG12で構成している。このような構成により第1レンズ群L1を2枚のレンズとしてレンズ系全体の小型化を図りながら諸収差を良好に補正している。
第2レンズ群L2は物体側より像側へ順に、実施例1では物体側が凸面でメニスカス形状の正の第21レンズG21と、物体側が凸面でメニスカス形状の負の第22レンズG22とを接合した接合レンズより成っている。更に物体側が凸面でメニスカス形状の負の第23レンズG23と両凸形状の正レンズG24とを接合した接合レンズより成っている。実施例2、3、4では物体側が凸面の正の第21レンズG21、物体側が凸面の正の第22レンズG22と像側が凹面の負の第23レンズG23とを接合した接合レンズ、正の第24レンズG24より成っている。
実施例5では物体側が凸面の正の第21レンズG21と像側が凹面の負の第22レンズG22とを接合した接合レンズ、正の第23レンズG23より成っている。第2レンズ群L2を前述の如く構成することによって、色収差や軸外収差の発生を少なくし、かつ球面収差、コマ収差等を良好に補正している。第3レンズ群L3は、テレセントリック性を確保するためのフィールドレンズとしての役割を果たしており、軸上レンズ厚の短縮のため、1枚の両凸形状の正の第31レンズG31より構成している。
次に本発明の各実施例の数値実施例を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示す。数値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径である。diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔である。ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目の材料のガラスのd線に対する屈折率、アッベ数である。又前述の各条件式と数値実施例の関係を表1に示す。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12を各々非球面係数としたとき
なる式で表している。また、[e+X]は[×10+x]を意味し、[e-X]は[×10-x]を意味している。BFはレンズ最終面から近軸像面までの距離(バックフォーカス)を空気換算したものである。レンズ全長はレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBFを加えたものである。非球面は面番号の後に*を付加して示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 1.05 1.84954 40.1
2* 5.155 1.23
3 7.963 1.70 1.94595 18.0
4 15.503 (可変)
5* 3.830 1.70 1.84954 40.1
6 35.088 0.50 1.80518 25.4
7 3.228 0.80
8 11.664 0.50 1.69895 30.1
9 5.759 2.00 1.77250 49.6
10 -22.085 0.50
11(絞り) ∞ (可変)
12 19.146 1.42 1.69680 55.5
13 -56.741 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第2面
K =-1.67969e+000 A 4= 9.52304e-004 A 6=-6.12005e-006
A 8= 1.59433e-007 A10=-1.36767e-009 A12=0
第5面
K =-1.15224e+000 A 4= 1.76183e-003 A 6= 3.52146e-005
A 8= 1.84936e-006 A10=-6.49465e-008 A12= 1.00000e-008

各種データ
ズーム比 4.71
広角 中間 望遠
焦点距離 4.43 10.97 20.85
Fナンバー 2.94 5.14 6.00
画角 37.59 19.46 10.53
像高 3.41 3.88 3.88
レンズ全長 32.07 29.88 37.59
BF 4.19 3.88 3.42

d 4 13.00 3.30 0.17
d11 3.47 11.31 22.59
d13 4.19 3.88 3.42
d15 1.02 1.02 1.02

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.37
2 5 9.19
3 12 20.70
[数値実施例2]
面データ
面番号 r d nd νd
1* -80.129 1.05 1.84954 40.1
2* 5.455 1.84
3 9.481 1.70 1.92286 18.9
4 20.781 (可変)
5* 5.694 1.56 1.84954 40.1
6 72.752 0.20
7 7.145 1.10 1.69680 55.5
8 -39.682 0.40 1.80518 25.4
9 3.743 0.82
10 55.891 0.90 1.69680 55.5
11 -17.093 0.50
12(絞り) ∞ (可変)
13* 53.691 1.70 1.69350 53.2
14 -19.657 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-6.85575e+001 A 4= 3.78622e-005 A 6= 2.02360e-006
A 8=-4.70081e-008 A10= 2.52815e-010 A12=0

第2面
K =-2.49393e+000 A 4= 1.44227e-003 A 6=-1.94554e-005
A 8= 6.60863e-007 A10=-1.17492e-008 A12=0

第5面
K =-2.51823e-001 A 4=-2.88572e-004 A 6=-6.45912e-006
A 8= 2.41205e-007 A10=-1.45631e-008 A12=0

第13面
K =-8.66414e+002 A 4= 4.57251e-004 A 6=-3.29303e-005
A 8= 1.21213e-006 A10=-1.83080e-008 A12=0

各種データ
ズーム比 4.72
広角 中間 望遠
焦点距離 4.42 7.64 20.85
Fナンバー 2.88 3.98 6.05
画角 37.00 26.88 10.53
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 32.56 29.36 38.45
BF 4.17 4.12 3.93

d 4 13.34 6.39 0.35
d12 3.28 7.07 22.40
d14 4.17 4.12 3.93
d16 1.00 1.00 1.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.07
2 5 9.22
3 13 20.95
[数値実施例3]
面データ
面番号 r d nd νd
1* -40.730 1.05 1.90000 48.0
2* 6.281 2.12
3 10.941 1.70 1.94595 18.0
4 22.988 (可変)
5* 5.891 1.56 1.90000 48.0
6 61.833 0.20
7 7.014 1.10 1.69680 55.5
8 376.377 0.40 1.80518 25.4
9 3.749 0.80
10 378.272 0.90 1.69680 55.5
11 -14.946 0.50
12(絞り) ∞ (可変)
13* 47.747 1.70 1.69350 53.2
14 -16.572 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-2.56017e+002 A 4= 9.66865e-005 A 6= 1.86470e-006
A 8=-5.59595e-008 A10= 3.31152e-010 A12=0

第2面
K =-2.50216e+000 A 4= 1.42822e-003 A 6=-2.45712e-005
A 8= 9.94260e-007 A10=-1.78646e-008 A12=0

第5面
K =-2.34319e-001 A 4=-3.16178e-004 A 6=-6.54470e-006
A 8= 7.77388e-007 A10=-4.10861e-008 A12=0

第13面
K =-6.59795e+002 A 4= 3.95186e-004 A 6=-3.30974e-005
A 8= 1.21213e-006 A10=-1.83080e-008 A12=0

各種データ
ズーム比 4.75
広角 中間 望遠
焦点距離 4.02 7.03 19.10
Fナンバー 2.73 3.81 6.06
画角 39.65 28.88 11.47
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 32.22 29.16 38.63
BF 4.00 4.02 3.92

d 4 13.05 6.19 0.42
d12 3.12 6.91 22.24
d14 4.00 4.02 3.92
d16 1.00 1.00 1.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -9.35
2 5 9.04
3 13 17.93
[数値実施例4]
面データ
面番号 r d nd νd
1* -20.005 1.05 1.83000 42.0
2* 7.031 2.02
3 11.901 1.70 1.92286 18.9
4 35.445 (可変)
5* 5.460 1.56 1.83000 42.0
6 2137.403 0.20
7 7.682 1.10 1.69680 55.5
8 -41.260 0.40 1.80518 25.4
9 3.553 0.82
10 25.890 0.90 1.69680 55.5
11 -57.751 0.50
12(絞り) ∞ (可変)
13* 45.596 1.70 1.69350 53.2
14 -15.839 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-4.91130e+001 A 4= 9.27734e-005 A 6= 2.92261e-006
A 8=-8.67939e-008 A10= 5.40258e-010 A12=0

第2面
K =-2.36588e+000 A 4= 1.34626e-003 A 6=-2.27576e-005
A 8= 9.43910e-007 A10=-1.87509e-008 A12=0

第5面
K =-2.55556e-001 A 4=-3.61259e-004 A 6=-7.91650e-006
A 8= 4.71901e-007 A10=-3.04645e-008 A12=0

第13面
K =-4.08129e+002 A 4= 4.18136e-004 A 6=-3.33793e-005
A 8= 1.21214e-006 A10=-1.83080e-008 A12=0

各種データ
ズーム比 4.47
広角 中間 望遠
焦点距離 4.44 7.43 19.85
Fナンバー 2.83 3.86 6.10
画角 36.89 27.54 11.05
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 33.63 30.45 39.13
BF 4.22 4.15 3.92

d 4 14.12 7.23 0.80
d12 3.33 7.13 22.46
d14 4.22 4.15 3.92
d16 1.00 1.00 1.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.64
2 5 9.77
3 13 17.15
[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1* -51.347 1.05 1.84954 40.1
2* 6.285 1.61
3 9.383 1.90 2.20000 17.0
4 14.794 (可変)
5* 4.321 1.70 2.00000 40.0
6 26.092 0.50 1.80809 22.8
7 3.296 0.60
8* 13.224 1.30 1.77250 49.6
9* -22.061 0.50
10(絞り) ∞ (可変)
11 17.492 1.42 1.69680 55.5
12 -66.105 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-5.52558e+002 A 4= 1.17613e-004 A 6= 1.69941e-006
A 8=-6.18420e-008 A10= 4.01512e-010 A12=0

第2面
K =-1.68185e+000 A 4= 1.17631e-003 A 6=-1.82191e-005
A 8= 9.43969e-007 A10=-1.81545e-008 A12=0

第5面
K =-1.08494e+000 A 4= 1.06827e-003 A 6= 1.19765e-005
A 8= 7.99367e-007 A10=-3.06143e-009 A12= 1.00000e-008

第8面
K = 1.23124e+001 A 4= 4.58023e-009 A 6= 4.58023e-011
A 8= 4.58023e-013 A10= 4.58023e-015 A12=0

第9面
K = 1.56985e+001 A 4= 5.15497e-004 A 6=-4.33305e-005
A 8= 6.72224e-013 A10= 6.72224e-015 A12=0

各種データ
ズーム比 4.63
広角 中間 望遠
焦点距離 4.55 13.23 21.07
Fナンバー 2.88 5.46 7.78
画角 36.88 16.32 10.42
像高 3.41 3.88 3.88
レンズ全長 32.72 31.09 37.50
BF 3.60 3.58 3.56

d 4 13.64 2.46 0.29
d10 4.91 14.48 23.08
d12 3.60 3.58 3.56
d14 1.24 1.24 1.24

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.67
2 5 9.23
3 11 19.99


前述の各条件式と数値実施例における諸数値の関係を表−1に示す
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例を図11を用いて説明する。図11において、20はカメラ本体、21は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダーである。このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
L1 第1レンズ群、 L2 第2レンズ群、 L3 第3レンズ群、 SP Fナンバー決定部材(開口絞り)、 IP 像面、 G ガラスブロック、 d d線、 g g線、 ΔS サジタル像面、 ΔM メリディオナル像面

Claims (12)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群より構成され、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第1レンズ群は物体側より像側へ順に、負の第11レンズと正の第12レンズより構成され、負の第11レンズの材料の屈折率をN11、正の第12レンズの材料のアッベ数をν12、負の第11レンズの物体側および像側のレンズ面の曲率半径を各々R11a、R11bとするとき
    1.81<N11
    ν12<20.0
    0<(R11a+R11b)/(R11a−R11b)≦1.0
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の正の第12レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR12bとするとき
    -0.5<(R11a+R12b)/(R11a−R12b)≦1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の正の第12レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR12aとするとき
    -7.0<(R11b+R12a)/(R11b−R12a)<-3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の負の第11レンズの材料のアッベ数をν11、正の第12レンズの材料の屈折率をN12とするとき
    30<ν11<50
    1.90<N12
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき
    0.3<|f1|/ft<0.6
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき
    0.3<f2/ft<0.6
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき
    0.6<f3/ft<1.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群の広角端から望遠端に至る光軸方向の移動距離をM2、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
    3.5<M2/fw<5.0

    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第1レンズ群の正の第12レンズの焦点距離をf12、第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき
    1.4<f12/|f1|<2.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第2レンズ群は最も物体側に、物体側の面が凸形状の正の第21レンズを有し、該正の第21レンズの材料の屈折率をN21とするとき
    1.8<N21
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第3レンズ群は物体側に移動して無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 請求項1から11のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
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