JP2010235189A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Hiroyuki Wada
和田博行
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Abstract

【課題】化粧品容器に要求されるような高い気密性を経時的にも保つことが可能なヒンジキャップを提供する。
【解決手段】従来のヒンジキャップの蓋部に設けられていた筒部に代えて気密性に優れた弾性体で成型された栓で密閉することとした。栓は蓋部の孔に係止される。栓は蓋部を閉じた際、ヒンジキャップ本体の口部に挿入される。栓は開閉を容易にするためにプッシュロッドを備えることを特徴とした構造とする。栓は蓋体を閉じる際、プッシュロッドで押すことにより細長くなり、ヒンジキャップ本体口部の口径よりも小さくなることで磨耗が生じず、また栓が口部に挿入された後は、弾性体の復元力を利用し、栓の外周面がキャップ本体の口部内周面に押圧接触することで高い気密性が得られる構造とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓋部に別途弾性体で作られた栓を備えた気密性向上ヒンジキャップ関するものである。
一般的にヒンジキャップは図1に示すように蓋2とキャップ本体3がヒンジ部6で結合され開閉の際にバネ弾性が生じる弾性反転式のものが数々実用化されている。(特許文献1、特許文献2参照)
ヒンジキャップはキャップ本体3の口部5と蓋の筒部8を嵌合することで気密性を保っているが、キャップ本体3の口部5と蓋の筒部8を嵌合する際、互いがこすれあうことは避けられず、ヒンジキャップの開閉を繰り返すと磨耗が進み経時的に気密性が損なわれることは避けられない。特にヒンジキャップの材質としては単一の樹脂であるポリプロピレン樹脂(PP)が汎用されており、気密性や耐摩耗性を全てみたすことは困難であった。
とりわけ気密性の問題は化粧水、乳液、シャンプー、リンス等の化粧品用容器にヒンジキャップを使用した場合、非常に重要な問題となる。
化粧品は種々の成分を混合・溶解・乳化させて作られているため水等の溶媒が蒸発すると、溶解のバランスが崩れ、本来溶解していた成分が析出し状態の変化を引き起こす。
つまり、気密性が損なわれると成分が経時的に析出するといった経時変化を起こし、商品性に致命的な欠陥を生じることとなる。
特許文献3では気密性やヒンジ部分の強度の問題を解決するために、気密性が要求される口部には気密性に優れた樹脂を使用し、ヒンジ部分には強度に優れた樹脂を使用するヒンジキャップが開示されている。
しかし、気密性を保つ構造は従来のヒンジキャップと同様にキャップ本体3の口部と蓋の筒部8を嵌合することで気密性を保っている。そのため、材質を適切に変更したとしても、開閉を繰り返すことによってキャップ本体3の口部5と蓋の筒部8がこすれ合い磨耗が生じるため、気密性の低下は改善されていない。
実開昭59-66760号公報 実開昭60-52251号公報 特開2007-62745号公報
そこで、発明者は化粧品容器に要求されるような高い気密性を経時的にも保つことが可能なヒンジキャップを提供すべく鋭意検討を行った。
上記課題を解消するため、従来のヒンジキャップの蓋部に設けられていた筒部に代えて気密性に優れた弾性体で成型された栓で密閉することとした。栓は蓋部の孔に係止される。
栓は蓋部を閉じた際、ヒンジキャップ本体の口部に挿入される。
栓は開閉を容易にするためにプッシュロッドを備えることを特徴とした構造とする。
栓は蓋体を閉じる際、プッシュロッドで押すことにより細長くなり、ヒンジキャップ本体口部の口径よりも小さくなることで磨耗が生じず、また栓が口部に挿入された後は、弾性体の復元力を利用し、栓の外周面がキャップ本体の口部内周面に押圧接触することで高い気密性が得られる構造とした。
このような構造とすることで、化粧品容器に要求されるような高い気密性を経時的に保つヒンジキャップを提供することが可能になった。
従来のヒンジキャップの断面図である。 本発明のヒンジキャップの第一の実施形態における断面図である。 本発明のヒンジキャップの栓の断面図である。 本発明のプッシュロッドの断面図である。 本発明のヒンジキャップを閉じる様子の断面図である。 本発明のヒンジキャップの別の実施形態における断面図である。 本発明のヒンジキャップの栓を、ヒンジキャップではなく単に栓とした断面図である。 本発明を栓として実施した場合の断面図である。
添付された図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。また、本発明は下記実施形態に示されたものに限定されることのないことは言うまでもない。
先ず、図2に示すヒンジキャップの実施形態を例にして説明する。
本発明のヒンジキャップは蓋部2に栓が設けられたことを特徴とし、栓は蓋部2に設けられた孔に嵌合によって係止している。
栓は図3に示したように、押し込み部11と下部13が管部12で繋がった形状をしている。また、開閉を容易にするためプッシュロッド20を備えている。押し込み部11は略円柱状であるが、特に形状については限定されない。下部13の形状は略球状である。下部13の形状は特に限定はされないが、略球状以外に下に向かって細くなる略円錐状が好ましい。管部12の外径は蓋部2の孔とほぼ同じか、少し大きいほうがよりしっかりと固定することができ好ましい。もっとも蓋部に嵌合できれば問題はない。管部12の長さは蓋部2の厚みとほぼ同じか、少し大きいほうがよりしっかりと固定することができ好ましい。もっとも蓋部に嵌合できれば問題はない。
プッシュロッド20は図4に示したようにヘッド部21とロッド部22で構成されている。
プッシュロッド20の長さは栓の内部の高さとほぼ同じ長さであり、プッシュロッド20の下端は下部13と接しているが、下部13を押し込み、キャップ本体の口部の径より小さく細長くできれば必ずしも接している必要はない。プッシュロッド20の長さが短くなりすぎると、ヘッド部21が押し込み部11の底面に接触し、押し込み部11を押してもプッシュロッドを押し下げることができない。ヘッド部21は平面視で円形であり、その外径は押し込み部11に収納できる大きさであれば特に制限されないが、押し込み部11の内径より小さく、管部12の内径よりも大きいのが好ましい。また、ロッド部22は円柱状で、その外径は管部12の内径より小さい。もっともヘッド部21の形状はプッシュロッドを押すことができれば円形である必要はなく、三角形や四角形、或いは星型等でも良く特に制限はない。
また、ロッド部22は円柱以外にも三角柱や四角柱等でも良く、下部13を押して細長くする強度があれば特に制限はない。
本発明のヒンジキャップの栓以外の部分であるキャップ本体3、口部5、ヒンジ部6、蓋部2は弾性体を使用する必要はなく、従来のヒンジキャップのように単一の樹脂例えばポリプロピレン樹脂(PP)等で成形することができる。もちろん各部で異なる材質の樹脂を使用してもかまわない。
図5は本発明のヒンジキャップを閉じる様子であり、順を追って説明する。
先ず図5a)は蓋部2を閉じ始めた図である。栓の押し込み部11を押すことで、プッシュロッド20のヘッド部21が押される。次にロッド部22の先端が下部13の下端を押すことで、下部13は下方へ押し出され細長くなり、下部13の外径が口部5の内径よりも小さくなる。この状態で蓋部2を閉じてキャップ本体口部5に下部13を挿入する。
図5b)は蓋部2が閉じられてキャップ本体口部5へ下部13を挿入した直後の図である。下部13の外径が口部5の内径よりも小さいため、キャップ本体口部5と下部13とがこすれ合うことはない。
図5c)は蓋部2を完全に閉じ、栓によって口部5が完全に密閉されている図である。
押し込み部11は押されていないので、弾性体の復元力によって押される前の形状に戻る。
下部13も弾性体の復元力で元の形状へ戻ろうとするが、口部5の内径が下部13の外径よりも小さいことから、下部13は口部5の内面に対して押し当てる形で接触することとなり、高い気密性が得られる。
プッシュロッド20は下部13が弾性体の復元力によって上昇する。下部13はキャップ本体の口部5の内径に押し当てられているため、下部13の形状はキャップ本体の口部5によって若干横方向に押しつぶされたような形状となっている。よって、プッシュロッド20は完全には押し込み部11を押す前の位置に戻らない場合があるが、下部13を押して細長くできる位置に戻りさえすればよい。もっともプッシュロッド20のヘッド部21の天面部分を押し込み部の上部内壁に接着すればヒンジキャップを閉め終えた後、速やかにプッシュロッド20は押し込み部11を押す前の位置に戻す事ができ好ましい。
このようにキャップ本体口部5と栓は互いにこすれあうことが無く栓をすることができるため、繰り返し蓋を開閉しても磨耗を生じることがなく気密性が低下することはない。
なお、開栓は上記手順を逆に行うことで可能となる。
実施例2はプッシュロッド20を直接押すことができるヒンジキャップの事例である。
本実施例のヒンジキャップは蓋部2に弾性体でできた栓を有しており、栓は蓋部2に設けられた孔に嵌合によって係止している。
栓は上部14、管部12、下部13更にはプッシュロッド20からなる。
下部13は略球形をしている。管部12の外径は蓋部2に設けた孔とほぼ同じ大きさであり、管部12の長さは蓋部2の厚みとほぼ同じとなっている。
プッシュロッド20のヘッド部21は平面視で円形である(図示せず)が形状はプッシュロッドを押すことができれば円形である必要はなく、三角形や四角形、或いは星型等でも良く特に制限はない。また、その大きさはプッシュロッド20が押せる大きさであれば特に制限はない。ロッド部22は円柱状で、その外径は管部12の内径より小さい。ロッド部22は円柱以外にも三角柱や四角柱等でも良く、下部13を押し細長くすることができる強度があれば特に制限はない。
プッシュロッド20のロッド部22にはプッシュロッド20の脱落を防止するために係止突起23が設けられている。
係止突起23の形状は図6に記載の形状に限定されない。プッシュロッド20が脱落しない形状であれば良い。
実施例3は本発明のヒンジキャップにおける栓の部分をヒンジキャップではなく通常の栓として使用した事例である。
図7に示したように栓30は保持部31と上部14及び下部13、更にはプッシュロッド20とからなる。下部13は略球状をしている。
図8は実際に栓を容器に使用した場合の断面図である。
下部13は略球状をしているため、容器の口径が略球状の下部が挿入できる大きさであれば、口径が異なる容器にも使用可能であり、汎用性に優れる。
本発明でいう弾性体は天然ゴム、シリコン、ブチルゴム、エラストマー等が例示される。
また、本発明で使用するプッシュロッドは金属或いはプラスチック等で作ることができる。
本発明により、高い気密性を経時的にも保つことが可能なヒンジキャップを提供することが可能となる。
1 ヒンジキャップ
2 蓋部
3 キャップ本体
4 容器
5 口部
6 ヒンジ部
7 折れ曲げ部
8 筒部
11 押し込み部
12 管部
13 下部
14 上部
20 プッシュロッド
21 ヘッド部
22 ロッド部
23 係止突起
30 栓
31 保持部

Claims (3)

  1. 容器の開口部に取付けられるキャップ本体と前記キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に取付けられた蓋体を有するヒンジキャップにおいて、蓋体に弾性体で成型された栓を有し、栓は蓋体に設けられた孔に係止される。栓は開閉用のプッシュロッドを備え、蓋体を閉じた際に栓がヒンジキャップ本体口部に挿入され、栓下部の外周面がヒンジキャップ本体口部内周面に栓の弾性復元力を利用して押圧接触することを特徴とする気密性に優れたヒンジキャップ。
  2. 容器の開口部に取付けられる栓において、弾性体によって成型され、開閉用のプッシュロッドを備えることを特徴とし、容器口部内周面に栓の弾性復元力を利用して押圧接触することを特徴とする気密性に優れボトル容器の口部の口内径の違いにも対応可能な栓。
  3. 弾性体が天然ゴム、シリコン、ブチルゴム、エラストマーで作られている請求項1或いは請求項2の栓。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH078248U (ja) * 1993-07-09 1995-02-03 東洋製罐株式会社 ヒンジキャップ
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