JP2010232848A - 半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路 - Google Patents

半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路 Download PDF

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Abstract

【課題】電源の遮断時に残留電位を速やかに放電することができる半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路を提供する。
【解決手段】放電回路40が、放電用のNMOSトランジスタN4〜N6、電位補償用のNMOSトランジスタN7、及びカップリング容量により配線Gの電位を引き下げるDMOSトランジスタD2を含んで構成されている。電源電圧VCCの遮断時に、DMOSトランジスタD2及びNMOSトランジスタN7により配線Gの電位がマイナス電位に引き下げられ、NMOSトランジスタN4〜N6が動作して、配線D、E、Fの残留電荷を引き下げ、放電する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路に関するものである。
従来、半導体集積回路やプラズマディスプレイパネル等において、電源の遮断後に、電源系等に残留する残留電荷を消去させることにより誤動作を防止する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開平9−121447号公報 特開平10−163840号公報 特開2003−263126号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、電源の遮断直後から残留電位が放電されるまでに時間がかかるため、誤動作を起こす場合がある。例えば、半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路は、電源が投入されてから徐々に供給電源を増加し、回路の動作電圧を超えた所定の時間後に制御信号を出力するが、電源を瞬断した後の再電源投入の際に、残留電位の影響で制御信号を出力しないという誤動作を起こす場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、電源の遮断時に残留電位を速やかに放電することができる半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路は、半導体メモリの内部電源回路から内部回路への電源供給を開始するか否かを示す信号を出力する、直列接続された奇数個のインバータと、奇数段目の前記インバータの出力に接続され、前記インバータを動作させるための電源から供給される供給電源の遮断後に当該奇数段目の前記インバータと次段の前記インバータとの接続点に残留した電荷を放電するための放電手段と、を備えた半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路。
請求項2に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路は、請求項1に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路において、前記放電手段は、奇数段目の前記インバータの出力にドレインが接続されると共にゲートがグランドに接続された放電用のNMOSトランジスタと、ソース及びドレインが前記NOMOSトランジスタのソースに接続されると共にゲートが前記電源に接続されたMOSトランジスタと、を備える。
請求項3に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路は、請求項2に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路において、前記放電用のNMOSトランジスタと前記MOSトランジスタとの接続点にドレイン及びゲートが接続されると共にソースがグランドに接続されたNMOSトランジスタを備える。
請求項4に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路は、請求項2または請求項3に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路において、複数の前記奇数段目の前記インバータの出力毎に前記放電用のNMOSトランジスタが接続されている。
本発明によれば、電源の遮断時に残留電位を速やかに放電することができる、という効果を奏する。
ROMの概略構成図である。 内部電源制御回路の概略構成図である。 内部電源制御回路及び内部電源回路の各部の信号の波形図である。 内部電源回路の概略構成図である。 スタートアップ回路の回路図である。 スタートアップ回路の電源VCCの供給パターンを示す図である。 スタートアップ回路の電源投入時の電源電圧と信号EVCINT及び各部の電圧との関係を示す図である。 スタートアップ回路の電源遮断〜電源瞬断〜電源再投入時の電源電圧と信号EVCINT及び各部の電圧との関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、本発明に係る半導体メモリとしてのROM10の概略構成図を示した。同図に示すように、ROM10は、メモリセルアレイ12、アドレスバッファ14、ロウデコーダセレクタ16、カラムデコーダ18、BLセレクタ20、センスアンプ22、出力バッファ24、内部電源制御回路26、及び内部電源回路28等を含んで構成されている。
メモリセルアレイ12は、複数のサブアレイから構成されており、各サブアレイは、多数のメモリセルを含んで構成される。
アドレスバッファ14には、ROM10を制御する図示しない制御回路によって指定されたアドレスが格納される。
ロウデコーダセレクタ16は、アドレスバッファ14に格納されたアドレスに含まれるロウアドレスに応じたワードラインWL及びサブアレイ選択ラインDSを選択し、選択したワードラインWLに内部電源回路28から供給された電圧VCWを印加すると共に、サブアレイ選択ラインDSに内部電源回路28から供給された電圧VCWPを印加する。
カラムデコーダ18は、アドレスバッファ14に格納されたアドレスに含まれるカラムアドレスをBL(ビットライン)セレクタ20に出力する。
BLセレクタ20は、カラムデコーダ18から出力されたカラムアドレスに応じたビットラインBLを選択し、選択したビットラインBLに内部電源回路28からセンスアンプ22を介して供給された電圧CDVを印加する。
センスアンプ22は、メモリセルアレイ12を構成する各セルのうち、ロウデコーダセレクタ16により選択されたワードラインWLと、BLセレクタ20により選択されたビットラインBLと、により選択されたメモリセルを流れる電流を検出して‘0’か‘1’かを判定した結果であるデータを出力バッファ24に出力する。
出力バッファ24は、入力されたメモリセルのデータを記憶し、ROM10を制御する図示しない制御回路から入力されたアウトプットイネーブル信号OEBが例えばローレベルになると、記憶されたデータを出力する。
内部電源制御回路26は、ROM10を制御する図示しない制御回路から入力されたチップイネーブル信号CEBが例えばローレベルになると、内部電源回路28からロウデコーダセレクタ16やカラムデコーダ18、センスアンプ22等の内部回路への電源供給を許可するために、内部電源回路イネーブル信号CEB_GENをローレベルにする。これにより、内部電源回路28から電圧CDVがセンスアンプ22に供給され、電圧VCWがロウデコーダセレクタ16に供給され、電圧VCWPがロウデコーダセレクタ16及びカラムデコーダ18に供給される。
なお、チップイネーブル信号CEBがローレベルのときは、ROM10は通常動作モードとなり、チップイネーブル信号CEBがハイレベルのときは、ROM10はスタンバイモードとなる。
内部電源制御回路26は、図2に示すように、スタートアップ回路30、タイマーコントロール回路32、周期信号発生回路34、及び内部電源イネーブル信号発生回路36を含んで構成されている。
スタートアップ回路30は、電源投入時に一定期間ローレベルを出力した後にハイレベルとなる図3(A)に示すような信号EVCINTをタイマーコントロール回路32に出力する。なお、信号EVCINTがローレベルの期間は、内部電源回路28は常時動作状態となるため、電源投入後所定期間は、内部電源回路28は常時動作状態となる。これは、電圧VCWP等の各種電圧を短時間で必要な電圧レベルまで上昇させるためである。
タイマーコントロール回路32は、チップイネーブル信号CEBがローレベルの場合、すなわち通常動作モードの場合は常にハイレベルを出力し、チップイネーブル信号CEBがハイレベルになってスタンバイモードに移行した後、スタートアップ回路30から入力された信号EVCINTがハイレベルである場合に限り、ローレベルに切り替わる図3(B)に示すような信号TIMEBを周期信号発生回路34に出力する。
なお、信号EVCINTがローレベルの場合は信号TIMEBがハイレベルとなり、周期信号発生回路34は動作しない。
周期信号発生回路34は、タイマーコントロール回路32から入力された信号TIMEBがローレベルになると、図3(C)に示すように予め定めた周期T1でハイレベルとローレベルとを繰り返す周期信号TIM2を内部電源イネーブル信号発生回路36へ出力する。
内部電源イネーブル信号発生回路36は、周期信号発生回路34から入力された周期信号TIM2の立ち上がりに同期して予め定めたデューティ比Nで所定期間T2の間ローレベルとなる内部電源イネーブル信号CEB_GENを内部電源回路28へ出力する。
なお、内部電源イネーブル信号発生回路36は、チップイネーブル信号CEBがローレベルの場合は、内部電源イネーブル信号CEB_GENを常にローレベルとする。
図4に示すように、内部電源回路28は、基準電位発生回路50、電圧VCWPを発生させる第1の電圧発生回路52A、電圧VCWを発生させる第2の電圧発生回路52B、電圧CDVを発生させる第3の電圧発生回路52Cを含んで構成されている。
基準電位発生回路50は、内部電源イネーブル信号発生回路36から出力された内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルになると、基準電圧VCWREFを発生させて、第1の電圧発生回路52A〜第3の電圧発生回路52Cへ出力する。
第1の電圧発生回路52Aは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧VCWPを発生させてロウデコーダセレクタ16及びカラムデコーダ18に出力する。
第2の電圧発生回路52Bは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧VCWを発生させてロウデコーダセレクタ16に出力する。
第3の電圧発生回路52Cは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧CDVを発生させてセンスアンプ22に出力する。
内部電源回路28は、内部電源イネーブル信号発生回路36から出力された内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルになると、ROM10内の各部へ電源を供給する。図3(E)には、スタンバイモードにおける内部電源回路28の消費電流を示した。
このように、スタンバイモードにおいて、内部電源イネーブル信号CEB_GENは、間欠的に内部電源回路28からの電源供給を許可する信号である。また、CEB_GENがハイレベルの場合は、内部電源回路28の消費電流はほぼゼロとなる。これにより、スタンバイモードでは、ROM10は間欠的に動作することになるため、内部電源回路28から出力される電圧VCWP、VCW、CDVは、図3(A)に示すように、信号TIMEBがローレベルの期間において、内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルとなるT2の期間は通常動作時と同様に設定した値を出力し、その他の期間は徐々に低下することを繰り返す。
従って、スタンバイモード中においても、ある程度の電圧レベルを維持しつつ、消費電流を抑えることができる。従って、スタンバイモードにおけるROM10の消費電流を抑制することができると共に、通常動作モードへ移行した場合には、ROM10の各部に印加する電圧を速やかに必要なレベルまで上昇させることができるため、アクセス速度の低下を抑制することができる。
次に、本実施の形態のスタートアップ回路30について詳細に説明する。図5には、本実施の形態に係るスタートアップ回路30の概略構成図を示した。なお、本実施の形態のスタートアップ回路30は、電源電圧VCCが供給されると動作するものである。
図5に示すように、スタートアップ回路30は、直列に接続された奇数個のインバータI1〜I7、放電回路40、及び初段回路42等を含んで構成されている。放電回路40は、電源VCCから供給される電源電圧(電圧VCCという)の遮断時に、インバータI1とI2との接続点、インバータI3とI4との接続点、及びインバータI5とI6との接続点に残留する残留電位を放電する。
初段回路42は、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1、N2、抵抗R1、R2、R3、及びトリミング抵抗TRを含んで構成されている。
抵抗R1、R2、R3、及びトリミング抵抗TRは直列に接続されている。トレイミング抵抗TRは、抵抗値を調整することにより電圧VCCを調整するトリミング回路である。本実施の形態では、具体的一例として、抵抗値=1.5〜40kΩの範囲で調整可能である。また、本実施の形態では、具体的一例として、抵抗R1〜R3の抵抗値を、R1=5kΩ、R2=20kΩ、及びR3=35kΩとしている。
PMOSトランジスタP1は、ソースが抵抗R1、R2の接続点に、ゲートが抵抗R3とNMOSトランジスタN1との接続点に、ドレインがグランドに、それぞれ接続されている。
NMOSトランジスタN1、N2は直列に接続されており、NMOSトランジスタN1のドレインが抵抗R3に、NMOSトランジスタN2のソースがグランドに、それぞれ接続されている。また、NMOSトランジスタN1、N2のゲートは、抵抗R1、R2の接続点に接続されている。
また、PMOSトランジスタP2は、ソースが電源VCCに、ゲートがインバータI3の出力に、ドレインが初段回路42の抵抗R1に接続されている。
インバータI1の入力側は、初段回路42のトリミング抵抗TRに接続されており、トリミング抵抗TRにより調整された電圧信号が入力される。また、インバータI1の出力側は、次段のインバータI2の入力側に接続されている。インバータI2〜インバータI6は、入力側が前段のインバータI1〜I5に接続されると共に、出力側が後段のインバータI3〜I7の入力に接続されている。さらに、インバータI7は、入力側が前段のインバータI6の出力に接続されている。また、インバータI7は出力側が、タイマーコントロール回路32及び内部電源イネーブル信号発生回路36に接続されており、信号EVCINTを出力する。
また、DMOSトランジスタD1はドレイン及びソースが接続されており、ドレイン及びソースが初段回路42のトリミング抵抗TRに接続されると共に、ゲートが電源VCCに接続されている。
放電回路40は、NMOSトランジスタN4〜N7及びDMOSトランジスタD2を含んで構成されている。
NMOSトランジスタN4〜N6は、ドレインがそれぞれ、インバータI1、I3、I5の出力に接続されると共に、ゲートがグランドに接続されている。NMOSトランジスタN4〜N6は、それぞれインバータI1、I2の接続配線(配線D)、インバータI3、I4の接続配線、インバータI5、I6の接続配線に電源VCCの遮断時に残留する残留電荷を配線Gに放電する(引き抜く)機能を有するものである。
DMOSトランジスタD2は、ドレイン及びソースが接続されており、ドレイン及びソースがNMOSトランジスタN4〜N6のソースに接続されると共に、ゲートが電源VCCに接続されている。DMOSトランジスタD2は、カップリング容量により配線Gの電位を引き下げる機能を有するものである。
NMOSトランジスタN7は、ドレイン及びゲートが、NMOSトランジスタN4〜N6とDMOSトランジスタD2とを接続する配線(配線G)に接続されると共に、ソースがグランドに接続されている。NMOSトランジスタN7は、配線Gの電位を補償する機能を有するものである。
次に、本実施の形態のスタートアップ回路30の動作について詳細に説明する。図6に示すように電源VCCを供給した場合における、電源投入時及び電源遮断〜電源瞬断〜電源再投入時について詳細に説明する。
まず、電源投入時の動作について説明する。図7には、電源VCC投入時の電圧VCC、信号EVCINT、インバータI1の入力側とトリミング抵抗TRとを接続する配線Cの電圧、インバータI1の出力側とインバータI2の入力側との接続する配線Dの電圧、PMOSトランジスタP2のゲートとNMOSトランジスタN5のドレインとを接続する配線Eの電圧、インバータI5の出力側とNMOSトランジスタN6のドレインとを接続する配線Fの電圧、及びNMOSトランジスタN4〜N6とDMOSトランジスタD2のソース及びゲートを接続する配線Gの電圧の関係を示している。
電源電圧が投入されると、電圧VCCが上昇する。初段回路42の動作電圧を超えると、初段回路42からは定電圧値が配線Cに出力される。従って、配線Cの電圧値が一定になる。なお、初段回路42中のDMOSトランジスタD1は、初段回路42が動作可能となる電源電圧に達する前において、電源電圧とのカップリングにより配線Cのレベルを上昇させる機能を有し、このことにより初段回路42が動作可能となる電源電圧に達する前に、次段インバータI1が配線Cのレベルをローレベルと判定し、誤って出力Dがハイレベルとなり信号EVCINTがハイレベルになることを防いでいる。
電圧VCCがさらに上昇すると、次段の回路(インバータI1)の閾値を越えたタイミング(タイミングT1)で、インバータI1からの出力される出力信号のレベルがローレベルからハイレベルに変化する。従って、配線Dの電圧値がハイレベルの電圧値になる。
インバータI1の出力がローレベルからハイレベルに変化したのに伴い、インバータI2〜I7から出力される出力信号のレベルが変化し、インバータI7からはハイレベルの信号EVCINTが出力される。従って、配線Dの電圧値がハイレベルに変化するのに伴い、配線E、配線F、及び信号EVCINTの電圧値がハイレベルに変化する。なおPMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN3は、配線E及び配線Fがハイレベルに変化した後、初段回路42を非動作とする機能を有しており、PMOSトランジスタP2は初段回路42を電源電圧から切り離す機能を、NMOSトランジスタN3は初段回路42の出力である配線Cのレベルをグランドにクランプさせる機能を有している。これは信号EVCINTがハイレベルになった後、初段回路42の動作電流がスタンバイ電流に加算されることを防ぐためである。
配線Gの電圧値は、電圧VCCの上昇によりカップリングによって上昇するが、NMOSトランジスタN7により、電圧Vtn(NMOSトランジスタN7の閾値)でクランプされる。すなわち、NMOSトランジスタN7により、配線Gの電圧値が電圧Vtnに補償される。なお、このときNMOSトランジスタN4〜N6は、ゲート電圧が0Vであるため、動作しない。従って、電源投入時の動作においては、放電回路40は各配線の電荷に影響を与えない。
次に電源遮断〜電源瞬断〜電源再投入時について説明する。図8には、電源遮断〜電源瞬断〜電源再投入時の電圧VCC、信号EVCINT、インバータI1の入力側とトリミング抵抗TRとを接続する配線Cの電圧、インバータI1の出力側とインバータI2の入力側との接続する配線Dの電圧、PMOSトランジスタP2のゲートとNMOSトランジスタN5のドレインとを接続する配線Eの電圧、インバータI5の出力側とNMOSトランジスタN6のドレインとを接続する配線Fの電圧、及びNMOSトランジスタN4〜N6とDMOSトランジスタD2のソース及びゲートを接続する配線Gの電圧の関係を示している。
電源電圧が遮断されると、電圧VCCが低下する。電圧VCCの低下に伴い、配線Gの電位が下がる。なお、配線Gの電位は、負領域(−電圧)まで低下した後は、NMOSトランジスタN4〜N6及びNMOSトランジスタN7の基板(P−Sub、電圧VSS)から配線Gへ電流が流れ込むため、本実施の形態では、−0.4〜−0.5V程度までしか低下しない。
電圧VCCがインバータI1〜I7を構成するPMOSトランジスタの閾値Vt以下の電圧(図8では、約0.8V)まで低下すると、インバータI1、I3、I5を構成するPMOSトランジスタが動作を停止し、インバータI1、I3、I5は信号出力を停止する。従って、配線D、E、Fへの電流供給が停止される。このとき、配線D、E、Fには、残留電荷が残留する。
配線Gの電位がマイナス電位に引き下げられたことによりNMOSトランジスタN4〜N6が動作するため、配線D、E、Fの残留電荷が、それぞれNMOSトランジスタN4、N5、N6によって引き抜かれることにより放電される。従って、図8に示したように配線D、E、Fの電位は急激に低下し、電圧VCC=0V時(タイミングT2)には、配線Gの電位とほぼ同じ電位になる。
なお、このときのNMOSトランジスタN4〜N6のゲートソース間電圧Vgsは閾値Vt近傍であり、サブスレッショルド領域(数100nAオーダー)であるが、それぞれおのゲート容量(数10fFオーダー)を放電するだけであるため、数100μSオーダーで放電することが可能である。
すなわち、NMOSトランジスタN4〜N6のディメンジョン(ゲート幅)は、放電を完了させる必要がある時間及びゲート容量から決定することができる。従って、適当なディメンジョン及びゲート容量のNMOSトランジスタN4〜N6を用いることにより、所望の時間内に放電を完了させることができる。
これにより、
電圧VCC=0VのタイミングT2から1ms間電源を瞬断した後のタイミングT3において電源再投入時に配線D、E、Fに残留電荷がないため、タイミングT4においてインバータI7から出力される信号EVCINTがローレベルからハイレベルに切り替わる。すなわち、図7に示した電源投入時と同様に動作するため、誤動作を起こさずに正常に動作する。
なお、本実施の形態では、カップリング容量により配線Gの電位を引き下げる機能を有するMOSトランジスタとしてDMOSトランジスタD2を用いているがこれに限らず、NMOSトランジスタを用いてもよい。なお、閾値Vtがマイナス電位であっても動作するため、DMOSトランジスタを用いる方が好ましい。
また、本実施の形態では、配線D、配線E、配線Fに電源VCCの遮断時に残留する残留電荷を配線Gに放電するために3個のNMOSトランジスタ(NMOSトランジスタN4〜N6)を用いているがNMOSトランジスタの個数はこれに限らず、その他の個数(1個または2個)であってもよい。個数にかかわらず、出力がハイレベルのインバータIの出力、すなわち、奇数段目のインバータIの出力と当該奇数段目のインバータIの次段目のインバータIの入力との接続点にNMOSトランジスタのドレインが接続されていればよい。なお、個数が少なくなる場合は、本実施の形態よりもNMOSトランジスタのサイズは大きくなる。
また、NMOSトランジスタN4〜N6は同じものであってもよいが、接続されるインバータのサイズやゲート容量等に基づいてそれぞれ異なるものを用いてもよい。
また、本実施の形態では、半導体メモリとしてのROMに本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えばDRAM等の内部電源を有する半導体メモリであれば、本発明を適用可能である。
以上説明したように、本実施の形態では、放電回路40が、放電用のNMOSトランジスタN4〜N6、電位補償用のNMOSトランジスタN7、及びカップリング容量により配線Gの電位を引き下げるDMOSトランジスタD2を含んで構成されている。電源電圧VCCの遮断時に、DMOSトランジスタD2及びNMOSトランジスタN7により配線Gの電位がマイナス電位に引き下げられ、NMOSトランジスタN4〜N6が動作して、配線D、E、Fの残留電荷を引き下げ、放電する。これにより、電源電圧VCCの遮断時に配線D、E、Fの残留電位を速やかに放電することができる。従って、電源を瞬断した後に再投入した場合に、誤動作を防止し、正常に信号EVCINTをローレベルからハイレベルに変化させることができる。
10 ROM
12 メモリセルアレイ
14 アドレスバッファ
16 ロウデコーダセレクタ
18 カラムデコーダ
20 BLセレクタ
22 センスアンプ
24 出力バッファ
26 内部電源制御回路
28 内部電源回路
30 スタートアップ回路
32 タイマーカウント回路
34 周期信号発生回路
36 内部電源イネーブル信号発生回路
40 放電回路

Claims (4)

  1. 半導体メモリの内部電源回路から内部回路への電源供給を開始するか否かを示す信号を出力する、直列接続された奇数個のインバータと、
    奇数段目の前記インバータの出力に接続され、前記インバータを動作させるための電源から供給される供給電源の遮断後に当該奇数段目の前記インバータと次段の前記インバータとの接続点に残留した電荷を放電するための放電手段と、
    を備えた半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路。
  2. 前記放電手段は、奇数段目の前記インバータの出力にドレインが接続されると共にゲートがグランドに接続された放電用のNMOSトランジスタと、ソース及びドレインが前記NOMOSトランジスタのソースに接続されると共にゲートが前記電源に接続されたMOSトランジスタと、を備えた、請求項1に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路。
  3. 前記放電用のNMOSトランジスタと前記MOSトランジスタとの接続点にドレイン及びゲートが接続されると共にソースがグランドに接続されたNMOSトランジスタを備えた、請求項2に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路。
  4. 複数の前記奇数段目の前記インバータの出力毎に前記放電用のNMOSトランジスタが接続されている、請求項2または請求項3に記載の半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路。
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