JP2010220121A - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】多機能な画像形成装置の条件設定の操作を、予め外部にて出力設定データが作成され登録されたリムーバブルな記憶媒体から読み込むことで、希望通りの複雑な設定条件によるコピー出力を簡便に実行できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】HDD120と、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込み部102と、読み込まれた設定条件をHDD120に設定する条件設定部103と、設定された設定条件で画像形成を行う画像データ生成部110と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部記憶媒体に記憶されている出力設定データに基づき画像出力の条件を設定する画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
従来より、多機能な画像形成装置が開発されており、多数の項目にわたる画像出力に関する設定条件をユーザーが選択することができる画像形成装置が普及している。例えば、画像形成装置の表示部には、両面印刷、ステープル、パンチ、集約、拡大/縮小、白黒/カラー印字選択、製本、ソート、スタック等の設定項目が表示されており、ユーザーはこれらを選択することができる。
しかし、多機能化し便利になった反面、設定処理が複雑化し、設定する機能によっては階層が深くなるものもあり、設定処理が煩雑となっている。例えば、資源保護の観点から、初期設定で両面印刷設定等の機能が設定されている場合があり、片面印刷を設定する操作が煩雑となり時間がかかってしまうケースもある。
そこで、画像形成装置に一度設定した設定条件を登録しておき、これを読み出すことで次回以降の設定操作を省略する方法がある。しかし、設定条件の登録は画像形成装置ごとに行う必要があったため、他の画像形成装置で画像を出力する場合には、最初から同じ設定条件を再度入力しなければならず設定処理が煩雑であった。
また、個々のユーザーが使いやすいように、予め各種機能の表示機能を絞った操作画面表示に切り替えることができる設定方法があるが、各種機能を絞った操作画面では、機能が絞られて表示されているため、多機能設定は不可能となる。
さらに、画像形成装置内に画像出力の設定条件を登録しておき、これを読み出すことにより複雑な設定を瞬時に行う方法がある。例えば、画像データを画像形成装置内の記憶媒体に保存し、ホストコンピュータで作成した複数の出力設定データも当該画像形成装置内の記憶媒体に保存しておき、ユーザーが画像データと出力設定データの組み合わせを選択し、出力を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、外部ホストコンピュータで作成された設定条件を画像形成装置内の記憶媒体に保存しておく方法では、画像形成装置が外部コンピュータとネットワーク接続されていなければならないことや、同じ機種の画像形成装置が複数接続されている場合には、全ての画像形成装置に登録しなければ設定条件を使用できないなど、処理が煩雑となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複雑な設定条件を簡便に設定することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、記憶部と、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込み部と、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定部と、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付けて記憶する記憶部と、前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示部と、前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御部と、選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込み部と、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定部と、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置で実行される画像形成方法であって、前記画像形成装置は記憶部を備え、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込みステップと、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定ステップと、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、記憶手段と、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込み手段と、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定手段と、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置で実行される画像形成方法であって、前記画像形成装置は外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付け記憶する記憶部を備え、前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示ステップと、前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御ステップと、選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込みステップと、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定ステップと、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付け記憶する記憶手段と、前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示手段と、前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御手段と、選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込み手段と、読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定手段と、設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、外部記憶媒体に記憶されている設定条件を読み込み、読み込んだ設定条件を画像形成装置に設定することにより、複雑な設定条件を簡便に設定することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態の画像形成装置100のブロック図である 図2は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。 図3は、USBに登録されているコピー条件設定情報を示す図である。 図4は、表示装置140に表示されている設定ファイルを示す図である。 図5は、表示画面に表示されたコピー条件設定情報を示す図である。 図6は、選択されたコピー条件設定情報に従ってコピー条件が設定された表示画面である。 図7は、設定したコピー条件設定情報をUSBに書き込む一連の処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置800の構成を示すブロック図である。 図9は、機能キー定義ファイルを示す図である。 図10は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置1100の構成を示すブロック図である。 図12は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。 図13は、画像形成装置1400がネットワークを介して複数の画像形成装置と接続されている状態を示す図である。 図14は、第4の実施の形態にかかる画像形成装置1400の構成を示すブロック図である。 図15は、設定されたコピー条件設定情報に基づいて生成した画像データを送信する一連の処理を示すフローチャートである。 図16は、定義ファイルに登録されているIPアドレスの一覧を示す図である。 図17は、第1〜第4の実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置100の構成を示すブロック図である。本図に示すように画像形成装置100は、入力制御部101と、読み込み部102と、条件設定部103と、解析部104と、USBインターフェース部105と、表示制御部106と、判断部107と、RAM(Ramdom Access Memory)108と、スキャナ部109と、画像データ生成部110と、印刷部111と、登録部112と、HDD(Hard Disk Drive)120とを主に備え、入力装置130と、表示装置140に接続されている。
USBインターフェース部105は、USBポートに接続されたUSB(Universal Serial Bus)(不図示)を検出し、USBを画像形成装置100と接続する。USBには、コピー出力に関する情報が書き込まれている設定ファイルが記憶されており、設定ファイルには、コピー条件設定情報が登録されている。ここで、コピー条件設定情報とは、両面印刷、白黒印刷、用紙サイズ、などのコピー条件を設定する情報である。
RAM108は、設定ファイル等各種データを一時的に記憶するための記憶媒体である。
HDD120は、コピー条件設定情報が登録されている設定条件111を記憶する。また、HDD110は、印刷データや自己のIPアドレス等を記憶する。
読み込み部102は、USBインターフェース部105を介してUSBに記憶されている設定ファイルからコピー条件設定情報を取得し、取得したコピー条件設定情報を読み込み、読み込んだコピー条件設定情報をRAM108に保存する。
表示制御部106は、RAM108に保存された設定ファイルに登録されているコピー条件設定情報を表示装置140に表示する。設定ファイルにコピー条件設定情報が複数登録されている場合には、全てのコピー条件設定情報をユーザーによる選択可能な形式で表示する。
入力制御部101は、表示装置140に表示されたコピー条件設定情報のユーザーによる確認を、入力装置120から受け付ける。また、表示装置140に複数のコピー条件設定情報が表示された場合には、入力装置120からユーザーによる設定対象のコピー条件設定情報の選択を受け付ける。
解析部104は、入力制御部101により確認、または、選択を受け付けたコピー条件設定情報を解析する。
判断部107は、解析部104により解析されたコピー条件設定情報が、設定可能なコピー条件設定情報であるか否かを判断する。設定不可能であると判断した場合には、その旨を表示する指示を表示制御部106に送信する。
条件設定部103は、判断部107により設定可能であると判断されたコピー条件設定情報をHDD120が記憶する設定条件121に登録することにより、コピー条件設定情報を設定する。
スキャナ部109は、スキャナー(不図示)により原稿を読み取り、画像データを取得する。
画像データ生成部109は、スキャナ部109により取得した画像データを、条件設定部103により設定されたコピー条件設定情報に従って生成する。
印刷部110は、画像データ生成部109により生成された画像データを印刷する。
登録部112は、条件設定部103により設定されたコピー条件設定情報をHDD120に記憶されている設定条件121や外部記憶媒体に登録する。
図2は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。以下、画像形成装置100が、USBを検知し、コピー条件設定情報を設定し、設定したコピー条件設定情報に従ってコピー処理を実行するまでの処理を説明する。
まず、USBインターフェース部105は、USBポートに挿入された外部記憶媒体であるUSBを検出する(ステップS601)。ここで、外部記憶媒体が、SDメモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカードであれば、USBと同様にUSBポートから検出される。一方、携帯電話やICカードについては、専用の読み取り部(不図示)から検出される。
次に、読み込み部102は、USBインターフェース部105からUSBに記憶されている設定ファイルを読み込み、読み込んだ設定ファイルからコピー条件設定情報を一時的にRAM108に保存する(ステップS602)。設定ファイルが複数記憶されている場合には、すべてのコピー条件設定情報をRAM108に保存する。
ここで、図3は、USBに登録されているコピー条件設定情報を示す図である。図3では、コピー条件設定情報が、「***0001」から「***0021」までのUSBメモリのアドレスに対応付けて登録されている。
なお、コピー条件設定情報は、外部のコンピュータ等で作成され、外部記憶媒体であるUSBに保存される。また、外部記憶媒体は、USBのほか、携帯電話、RFID(Radio Frequency Identification)を有するICカード(Integrated Circuit card)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)や、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード(Compact Flash memory card)等、リムーバブルな記憶媒体であればよい。
図4は、表示装置140に表示されている設定ファイルを示す図である。図4では、ファイル名で識別される複数の設定ファイルに、コピー条件設定情報のアドレスと、履歴データとが対応付けられている。履歴データは、設定部103により設定された最終の日時と、設定された回数が登録されている。
図4では、設定履歴の日時が最新である順番および設定回数が多い順番に設定ファイルが表示装置140に表示されている。図4の例では、最初に表示されているファイル名「資料_両面ステプラー」は、最新設定履歴が「2007年9月11日10時25分」であり、過去の設定回数が5回であって、この中で、設定日時の回数が最新であり、設定回数が最高であることを示している。
続いて、表示制御部106は、RAM108に保存されたコピー条件設定情報を、表示装置140に表示する(ステップS603)。なお、複数の設定ファイルが保存されている場合には、すべてのコピー条件設定情報を表示する。
ここで、図5は、表示画面に表示されたコピー条件設定情報を示す図である。図5の表示画面400では、設定1のIDと設定2のIDが付与された2つのコピー条件設定情報が表示されている。このように、表示画面には、読み込み部102により読み込まれた設定ファイルに登録されているコピー条件設定情報がすべて表示される。
入力制御部101は、表示装置140に表示された複数のコピー条件設定情報の中から、設定対象のコピー条件設定情報のユーザーによる選択を受け付ける(ステップS604)。なお、コピー条件設定情報が1つである場合には、確認を受け付ける。
図6は、ユーザーにより選択されたコピー条件設定情報に従ってコピー条件が設定された表示画面である。図6の表示画面500では、A4の用紙サイズ、等倍のコピー倍率で、2枚の原稿を1枚の用紙裏表に印刷するコピー条件設定情報に従ってコピー条件が設定されている。
次に、解析部104は、入力制御部101により選択されたコピー条件設定情報のIDを解析する(ステップS605)。具体的には、解析部104は、選択されたコピー条件設定情報のIDに対応するアドレスからコピー条件設定情報の具体的な機能を読み出す。
判断部107は、解析部104により解析された結果に基づいて、選択されたコピー条件設定情報が、画像形成装置100が有する機能であるか否かを判断する(ステップS606)。
判断部107は、選択されたコピー条件設定情報が、画像形成装置100が有する機能であると判断とした場合には(ステップS606:Yes)、条件設定部103にその旨を送信する。
これを受信して条件設定部103は、選択されたコピー条件設定情報に従って、コピー条件を設定する(ステップS608)。具体的には、条件設定部103は、選択されたコピー条件を、登録部107に送信するとともに、表示制御部106を介して、コピー条件設定情報に基づく設定内容を表示装置140に表示する。
登録部107は、条件設定部103から受信したコピー条件設定情報を、HDD120が記憶する設定条件121に登録する。
ここで、表示装置140にコピー条件設定情報に基づく設定内容が表示されると、入力制御部101は、設定内容を確認したユーザーにより、原稿のスキャン操作の指示を受け付け、スキャナ部109により原稿スキャンが実行される。
なお、条件設定部103は、コピー条件設定情報を設定条件121に登録するとともに、設定した日時および回数をUSBに保存されている設定ファイルの履歴データに記録する。
さらに、ここで、コピー条件設定情報の内容を変更したい場合、例えばパンチやステプラーを追加したい場合には、入力装置130から変更することも可能である。この変更内容は、新規に設定ファイルとしてUSBに保存することも、読み込んだ設定ファイルに上書き保存することもできる。
一方、判断部107が、選択されたコピー条件設定情報は、画像形成装置100が有する機能でないと判断した場合には、(ステップS606:No)、表示制御部106にその旨を送信する。表示制御部106は、これを受信して表示装置140に印刷不可を表示する(ステップS607)。
ここで、印刷不可の表示は、どの機能が設定できないかを表示し、当該機能を除外する指示をユーザーから受け付けることにより、有効な機能だけの選択を受け付けることも可能である。
ステップS608に戻り、条件設定部103によりコピー条件設定情報が設定条件121に登録されると、画像データ生成部110は、スキャナ部109によりスキャンされた原稿を、設定条件121に登録されたコピー条件設定情報に従って、画像生成する(ステップS609)。
画像データ生成部110により、画像データが生成されると、印刷部111は、生成された画像データを印刷し、すべての処理を終了する。
次に、設定したコピー条件設定情報をUSBに書き込む処理の手順を説明する。
図7は、設定したコピー条件設定情報をUSBに書き込む一連の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、登録部112は、条件設定部102から受信したコピー条件設定情報を、HDD120に記憶されている設定条件121に保存する(ステップS701)。次に、登録部112は、設定条件121に保存されたコピー条件設定情報が新規であるか否かを確認する(ステップS702)。
新規であると判断した場合には(ステップS702:Yes)、ファイル名と保存先の選択を入力制御部101により受け付ける(ステップS704)。一方、新規でないと判断した場合には(ステップS702:No)、設定条件121に上書き保存するか否かを表示制御部106を介して表示装置140に表示する(ステップS703)。
上書き保存の指示を受け付けなかった場合(ステップS703:No)、コピー条件設定情報が新規であると判断された場合と同様に、ファイル名と保存先の選択を入力制御部101により受け付ける(ステップS704)。
一方、上書き保存の指示を受け付けた場合には(ステップS703:Yes)、登録部112は、USBの書き込みを実行するか否かを表示制御部106を介して表示装置140に表示する(ステップS706)。
登録部112は、入力制御部101を介して、ユーザーからUSBの書き込みを実行する指示を受信した場合には(ステップS706:Yes)、リセットキーが押下されたか否かを確認する(ステップS708)。リセットキーが押下された場合(ステップS708)、もしくは、一定時間が経過した場合には(ステップS708:No、ステップS709)、コピー条件設定情報をリセットし(ステップS710)、全ての処理を終了する。
ステップS706に戻り、USBの書き込みを実行する指示を受信しなかった場合には(ステップS706:No)、ステップS701に戻り、書き込み実行の指示を受信するまでステップS706までの処理が繰り返される。
次に、本実施の形態についての使用例について説明する。
一般的に、頻繁に使用する画像形成装置については、ユーザーは、ユーザーインターフェースに慣れてくることもあり、ある程度機能について把握することが可能であるが、画像形成装置の機種が変われば同一メーカーであっても操作性が変わってしまう。また、メーカーが異なればキーの配置が変わる場合が多く、頻繁に利用するユーザーなければ非常に使い難いと感じることが多い。
そこで、例えば、コンビニエンスストアのホームページ等に店舗に設置してある画像形成装置のコピー条件設定情報作成用のアプリケーションソフトをアップロードしておき、ユーザーが、そのアプリケーションをダウンロードしておくことが可能である。
ユーザーは、コピー条件設定情報を予め自宅等にてコンピュータ等で作成し、作成したコピー条件設定情報データをUSBに保存し、USBを原稿と一緒にコンビニエンスストアや本屋へ持参する。コピーサービス用の画像形成装置に、持参したUSBからコピー条件設定情報を読み込ませることにより、コピー条件設定情報が自動的に画像形成装置で設定され、ユーザーは原稿をセットしてスタートボタンを押下するだけで簡単にコピーをとることができる。
アプリケーションソフトのダウンロードはパーソナルコンピュータを使用した入手だけでなく、例えば携帯電話機を利用したアプリケーションとして携帯電話機のインターネットからダウンロードしてもよい。また、実際にコンビニエンスストアや本屋に備え付けの画像形成装置から赤外線通信等を利用して携帯電話機に転送してもよい。更に、USB メモリ等のリムーバブルな外部記憶媒体に保存してもよい。
また、携帯電話機を利用したアプリケーションソフトの場合は、コピー条件設定情報を携帯電話機にて作成することが可能である。
コンビニエンスストアや本屋等に設置されるコピーサービス用の画像形成装置は、本社にて一括で導入されることが多いため、同系列の店であればコピーサービス用の画像形成装置が設置されているため、多くの場所でリムーバブルな外部記憶媒体に保存したコピー条件設定情報データを使うことができる。
このように、本実施の形態によれば、コピー条件設定情報データが複数登録されたリムーバブルな外部記憶媒体よりコピー条件設定情報を読み込み、複数の設定情報をユーザーが選択可能な形式で表示部の表示器に表示する。その表示を、ユーザーが確認し、コピー条件設定情報を選択し、コピー原稿をスキャナ部にセットしてスタートキーを押下することで簡単にコピーをとることができる。
また、パーソナルコンピュータ等により画像形成装置における最終出力形態を確認しながら出力設定情報データを作成し、それをリムーバブルな記憶媒体に保存し、画像形成装置で出力設定情報データを読み取りコピー出力設定をすることができる。このため、複雑な設定を操作部で行なうことが不要になり、設定条件を簡便に設定することができる。とりわけ、通常使用する画像形成装置が設置されている場所から遠隔な場所であっても、リムーバブルな外部記憶媒体を持ち歩くことにより同じコピー条件を簡便に設定することが可能となる。
また、煩雑な設定を画像形成装置の入力部で行なうことが不要となることから、操作を簡略化することができ、かつ、イメージ通りに出力させることができる。これは、設定ミス出力による紙及びステープルの無駄使い、時間の浪費を防ぐことにつながる。また、初めて使用する画像形成装置においても、操作部からの設定が不要となるため設定ミスを回避することが可能である。
さらに、コピー出力の設定を入力部と表示部でできれば使用上問題がないため、入力部のキーを削減したり、表示部のLCD等表示パネルの画面解像度を低いものに換えたりするなど簡素化することにより、コスト及び電力を削減することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる画像形成装置100では、設定対象のコピー条件設定情報は、USBから読み込んだコピー条件設定情報の中から選択していた。これに対し、本実施の形態では、設定対象のコピー条件設定情報は、USBではなく、コピー条件設定情報が対応付けられている機能キーから選択する。
なお、機能キーに対応付けて保存するコピー条件設定情報は、USBから読み込まれたものであってもよいし、ローカルネットワーク接続されたパーソナルコンピュータから取得したものであってもよい。
図8は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置800の構成を示すブロック図である。本図に示すように画像形成装置800は、第1の実施の形態の画像形成装置100と同様に、入力制御部101と、読み込み部802と、条件設定部103と、解析部104と、USBユーザーインターフェース部105と、表示制御部106と、判断部107と、RAM108と、スキャナ部109と、画像データ生成部110と、印刷部111と、登録部112と、HDD820とを主に備え、入力装置130と、表示装置140に接続されている。
第1の実施の形態の画像形成装置100では、HDD120は、設定条件121を記憶していた。これに対し、本実施の形態の画像形成装置800では、HDD820は、設定条件821に加えて、機能キー定義ファイル822をも記憶する。
なお、読み込み部802と、機能キー定義ファイル822以外の各部の構成および機能は第1の実施の形態にかかる画像形成装置100と同様であるので、説明を省略する。
読み込み部802は、選択を受け付けた機能キーに対応するコピー条件設定情報をHDD820に記憶されている機能キー定義ファイル822から対応するコピー条件設定情報を読み込む。また、USBインターフェース部105を介してUSBに記憶されている設定ファイルからコピー条件設定情報を取得し、取得したコピー条件設定情報を読み込み、読み込んだコピー条件設定情報を機能キーに対応付けて、機能キー定義ファイル822に保存する。
機能キー定義ファイル822は、機能キーに対応付けた設定条件が登録されており、表示装置140は、機能キーを表示する。図9は、機能キー定義ファイルを示す図である。機能キー定義ファイル812では、機能キーがF1からF4まで4つあり、それぞれに設定条件が対応付けられている。例えば、機能キーF1の設定条件は、A4の用紙サイズと、両面印刷と、80%の印刷倍率がコピー条件設定情報とされている。
図10は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。以下、機能キーの選択を受け付け、コピー条件設定情報を設定し、設定したコピー条件設定情報に従ってコピー処理を実行するまでの処理を説明する。
入力制御部101は、入力装置130から表示装置140に表示された機能キーの選択をユーザーより受け付ける(ステップS1001)。選択を受け付けると、読み込み部802は、選択された機能キーを取得部802に送信し、読み込み部802は、選択された機能キーに対応するコピー条件設定情報をHDD820に保存されている機能キー定義ファイル822より取得し、読み込む(ステップS1002)。
表示制御部106は、読み込み部802により読み込まれたコピー条件設定情報を表示装置140に表示する(ステップS1003)。
ステップS1004からステップS1008までの処理は、図2で説明した第1の実施の形態のステップS604からステップS609と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態によれば、コピー条件設定情報を画像形成装置内部のHDDに機能キーと対応付けて保存することで、外部記憶媒体を使用しなくても、ユーザーが頻繁に使用する画像形成装置で、頻繁に使用するコピー条件設定情報を簡単に呼び出すことができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の画像形成装置1100は、ローカルエリアネットワークで接続されており、ローカルエリアネットワーク内にはサーバーが接続されている。第1の実施の形態にかかる画像形成装置100では、設定対象のコピー条件設定情報は、USBから読み込んだコピー条件設定情報の中から選択していた。これに対し、設定対象のコピー条件設定情報は、USBではなく、ローカルネットワークで接続されているサーバーの記憶媒体に登録されているコピー条件設定情報の中から選択する。
なお、設定ファイルのサーバーへの登録は、画像形成装置から行ってもよいし、同じローカルエリアネットワークに接続されているパーソナルコンピュータからサーバーに登録してもよい。また、サーバー宛にあらかじめ決められたフォーマットでメールを送信することで、登録することも可能である。
図11は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置1100の構成を示すブロック図である。本図に示すように画像形成装置1100は、入力制御部101と、読み込み部1202と、条件設定部103と、解析部104と、USBユーザーインターフェース部105と、表示制御部106と、判断部107と、RAM108と、スキャナ部109と、画像データ生成部110と、印刷部111と、登録部112と、HDD120とを主に備え、入力装置130と、表示装置140に接続されており、さらに、ネットワークを介してサーバー1140と接続されている。
なお、読み込み部1202と、サーバー1140以外の各部の構成および機能は第1の実施の形態にかかる画像形成装置100と同様であるので、説明を省略する。
読み込み部1202は、入力制御部101からの読み込み指示の受信により、指定されたサーバーの記憶媒体から設定ファイルを取得し、取得した設定ファイルからコピー条件設定情報を読み込み、読み込んだコピー条件設定情報を表示制御部106に送信する。
ここで、サーバーにアクセス可能なユーザーとしては、多くのユーザーで自由に共通利用することもできるし、各ユーザーに、ユーザー毎のIDを付与し、IDに対して設定ファイルを登録することもできる。
図12は、コピー条件設定情報を設定する一連の処理を示すフローチャートである。以下、読み込み指示を受信し、コピー条件設定情報を設定し、設定したコピー条件設定情報に従ってコピー処理を実行するまでの処理を説明する。
まず、入力制御部101は、入力装置130から表示装置140に表示されたコピー条件設定ファイル呼び出しキー(不図示)のユーザーによる押下を受け付ける(ステップS1201)。押下を受け付けると、入力制御部101は、読み込み指示を読み込み部1202に送信する。
読み込み部1202は、読み込み指示を受信すると、あらかじめ指定されているサーバーの記憶媒体から設定ファイルを取得し、取得した設定ファイルに登録されているコピー条件設定情報を読み込む(ステップS1202)。
表示制御部106は、読み込み部1202により読み込まれたコピー条件設定情報を表示装置140に表示する(ステップS1203)。
ステップS1204からステップS1208までの処理は、図2で説明した第1の実施の形態のステップS604からステップS609と同様であるため、説明を省略する。
以上が、本実施の形態の画像形成装置1100のコピー条件設定情報を設定する一連の処理である。
このように、本実施の形態では、ローカルエリアネットワーク内にサーバーが接続されており、サーバーの記憶媒体にコピー条件設定情報を登録しておくことにより、リムーバブルな外部記憶媒体と同様な簡便な設定を行うことができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態の画像形成装置1400は、ローカルエリアネットワークで複数の画像形成装置と接続されており、ローカルエリアネットワーク内にはサーバーが接続されている。第1の実施の形態の画像形成装置100では、USBから読み込んだコピー条件設定情報に従って生成した画像データを、USBを読み込んだ画像形成装置で出力した。これに対し、本実施の形態の画像形成装置1400では、USBから読み込んだコピー条件設定情報で生成した画像データは、ユーザーにより指定された画像形成装置に出力する。
図13は、画像形成装置1400がネットワークを介して複数の画像形成装置と接続されている状態を示す図である。画像形成装置1400は、画像形成装置2000、2001、2002、2003と接続されており、このネットワークにはさらにサーバーが接続されている。
図14は、第4の実施の形態にかかる画像形成装置1400の構成を示すブロック図である。本図に示すように画像形成装置1400は、入力制御部101と、読み込み部1202と、条件設定部103と、解析部104と、USBユーザーインターフェース部105と、表示制御部106と、判断部107と、RAM108と、スキャナ部109と、画像データ生成部110と、印刷部111と、登録部112と、そう深部1411と、HDD120とを主に備え、入力装置130と、表示装置140に接続されている。
なお、送信部1411以外の各部の構成および機能は第1の実施の形態にかかる画像形成装置100と同様であるので、説明を省略する。
送信部141は、画像データ生成部110で生成された画像データを、USBから取得した定義ファイルに登録されているIPアドレス(Internet Protocol Address)に対応する画像形成装置に送信する。ここで、IPアドレスとは、ネットワークに接続されているMFP(Multifunction Printer)を識別するアドレスである。
図15は、設定されたコピー条件設定情報に基づいて生成した画像データを送信する一連の処理を示すフローチャートである。以下、コピー条件設定情報を設定し、設定したコピー条件設定情報に従って生成した画像データを送信するまでの処理を説明する。
まず、USBインターフェース部105は、USBポートに挿入された外部記憶媒体であるUSBを検出する(ステップS1601)。ここで、外部記憶媒体が、SDメモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカードであれば、USBと同様にUSBポートから検出される。一方、携帯電話やICカードについては、専用の読み取り部(不図示)から検出される。
次に、読み込み部102は、USBインターフェース部105からUSBに記憶されている設定ファイルを読み込む(ステップS1602)。ここで、設定ファイルには、コピー条件設定情報と、MFPのIPアドレスと、個人認証データが登録されている。
読み込み部102は、設定ファイルからコピー条件設定情報とMFPのIPアドレスを一時的にRAM108に保存する。なお、個人認証データは、印刷の際に、他の画像形成装置で印刷を実行するユーザーが確認することにより、情報を保護することができる。
図16は、定義ファイルに登録されているIPアドレスの一覧を示す図である。図16では、MFPのIPアドレスがMFP識別番号に対応付けられている。例えば、「192.168.1.XX」のIPアドレスにはMFP1の識別番号が割り当てられている。
なお、コピー条件設定情報は、外部のコンピュータ等で作成され、外部記憶媒体であるUSBに保存される。また、外部記憶媒体は、USBのほか、携帯電話、RFID(Radio Frequency Identification)を有するICカード(Integrated Circuit card)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)や、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード(Compact Flash memory card)等、リムーバブルな記憶媒体であればよい。
続いて、表示制御部106は、RAM108に保存されたコピー条件設定情報を、表示装置140に表示する(ステップS1603)。なお、複数の設定ファイルが保存されている場合には、すべてのコピー条件設定情報を表示する。
入力制御部101は、表示装置140に表示された複数のコピー条件設定情報の中から、設定対象のコピー条件設定情報のユーザーによる選択を受け付ける(ステップS1604)。なお、コピー条件設定情報が1つである場合には、確認を受け付ける。
次に、解析部104は、入力制御部101により選択されたコピー条件設定情報のIDを解析する(ステップS1605)。具体的には、解析部104は、選択されたコピー条件設定情報のIDに対応するアドレスからコピー条件設定情報の具体的な機能を読み出す。
判断部107は、解析部104により解析された結果に基づいて、選択されたコピー条件設定情報が、画像形成装置100が有する機能であるか否かを判断する(ステップS1606)。
判断部107は、選択されたコピー条件設定情報が、画像形成装置100が有する機能であると判断とした場合には(ステップS1606:Yes)、条件設定部103にその旨を送信する。
これを受信して条件設定部103は、選択されたコピー条件設定情報に従って、コピー条件を設定する(ステップS1608)。具体的には、条件設定部103は、選択されたコピー条件を、登録部107に送信するとともに、表示制御部106を介して、コピー条件設定情報に基づく設定内容を表示装置140に表示する。
登録部107は、条件設定部103から受信したコピー条件設定情報を、HDD120が記憶する設定条件121に登録する。
ここで、表示装置140にコピー条件設定情報に基づく設定内容が表示されると、入力制御部101は、設定内容を確認したユーザーにより、原稿のスキャン操作の指示を受け付け、スキャナ部109により原稿スキャンが実行される。
なお、条件設定部103は、コピー条件設定情報を設定条件121に登録するとともに、設定した日時および回数をUSBに保存されている設定ファイルの履歴データに記録する。
さらに、ここで、コピー条件設定情報の内容を変更したい場合、例えばパンチやステプラーを追加したい場合には、入力装置130から変更することも可能である。この変更内容は、新規に設定ファイルとしてUSBに保存することも、読み込んだ設定ファイルに上書き保存することもできる。
一方、判断部107が、選択されたコピー条件設定情報は、画像形成装置100が有する機能でないと判断した場合には、(ステップS1606:No)、表示制御部106にその旨を送信する。これを受信して表示制御部106は、表示装置140に印刷不可を表示する(ステップS1607)。
ここで、印刷不可の表示は、どの機能が設定できないかを表示し、当該機能を除外する指示をユーザーから受け付けることにより、有効な機能だけの選択を受け付けることも可能である。
ステップS1608に戻り、条件設定部103によりコピー条件設定情報が設定条件121に登録されると、表示制御部106は、RAM108から16に示したMFP一覧を取得し、表示装置140に表示する(ステップS1609)。
入力制御部101は、ユーザーから印刷するMFPの選択を受け付ける(ステップS1610)。ユーザーは、入力装置130からコピー出力先MFPの選択キーを押下すると、入力制御部101はこれを受け付ける。
ここで、IPアドレスは、USBに保存されていてもよいし、画像形成装置の記憶媒体に保存されていてもよいし、同じローカルネットワークに接続されているサーバーの記憶媒体に保存されていてもよいし、複数ある画像形成装置の記憶媒体を共有利用として保存してもよい。
サーバーを利用するのであれば、一つのデータを最新に保つことで、管理が非常に楽になるというメリットもある。なお、ユーザーがコピー出力させたい画像形成装置を選択または指定するMFPのアドレスを知っている場合は、直接入力指定してもよい。
画像データ生成部110は、スキャナ部109によりスキャンされた原稿を、条件設定部103により設定されたコピー条件設定情報に基づいて画像データ生成する(ステップS1611)。
送信部1411は、画像データ生成部110により生成された画像データを、選択されたMFPに送信する(ステップS1612)。
送信部1411により、画像データが送信されると、すべての処理を終了する。
画像形成装置1400から画像データが指定されたMFPに送信されると、これを受信したMFPは、画像データを受信したMFPの記憶媒体に保存する。指定されたMFPの記憶媒体への保存は、画像形成装置にメールアドレスを設定し、そのメールアドレス宛に送付し、指定された画像形成装置がそのメールを解析し記憶媒体に保存してもよい。
保存した時点では、指定されたアドレスのMFPは印刷せず、ユーザーが指定したMFPの読み取り部よりUSBを読み込ませ、個人認証を確認した後に、あらかじめそのMFPに送信しておいた画像データを印刷することができる。
このように、本実施の形態によれば、MFPを指定して印刷を行うことができるため、送信者と受信者とが、複数のフロアからなるオフィスや、工場など、遠隔な場所にいても簡便に設定したコピー条件設定情報により生成された画像データを迅速に入手することができる。
また、個人認証が確認されなければ印刷できないため、セキュリティが保たれる。また、タイマーを使うことで、取り出し忘れた場合や意図しないMFPに送信してしまった場合に、一定の時間経過後そのファイルを削除することも可能である。なお、部数が不足する際は、そのMFPにてコピー条件設定情報を読み込み印刷することができる。
図17は、第1〜第4の実施の形態にかかる画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この画像形成装置100、800、1100、1400は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機100、800、1100、1400全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU11は画像形成装置複合機100、800、1100、1400の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部20はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
100、800、1100、1400 画像形成装置
130 入力装置
140 表示装置
1140 サーバー
特開平10−83263号公報

Claims (13)

  1. 記憶部と、
    外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込み部と、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定部と、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記条件設定部により前記記憶部に設定された前記設定条件を、前記外部記憶媒体に登録する登録部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記外部記憶媒体には、前記設定条件が複数登録されており、
    前記読み込み部は、前記外部記憶媒体から複数の前記設定条件を読み込み、
    読み込まれた前記複数の設定条件を表示部に表示する表示制御部と、
    前記表示制御部により表示された前記複数の設定条件の中から、設定対象の前記設定条件の利用者による選択を受け付ける入力制御部と、
    を備え、
    前記条件設定部は、選択を受け付けた前記設定条件を前記記憶部に書き込むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の設定条件には、前記条件設定部により設定された日付を示す履歴データがそれぞれ対応付けられて保存されており、
    前記表示制御部は、前記履歴データの日付に基づく順番で 前記複数の設定条件を前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の設定条件には、前記条件設定部により設定された回数がそれぞれ対応付けて保存されており、
    前記表示制御部は、前記回数に基づいて 前記複数の設定条件を前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記読み込み部により読み込んだ前記設定条件による印刷が可能か否かを判断する判断部、
    をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記印刷判断部により前記設定条件による印刷が不可能であると判断された場合に、前記表示部にその旨を表示すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付けて記憶する記憶部と、
    前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示部と、
    前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御部と、
    選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込み部と、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定部と、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記外部記憶媒体は、ネットワークに接続されるサーバの記憶媒体であること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  9. 前記外部記憶媒体には、前記設定条件と、ネットワークを介して接続される他の複数の画像形成装置をそれぞれ識別するアドレスとが登録されており、
    前記読み込み部は、さらに、前記アドレスを読み込み、
    読み込まれた前記設定条件と前記アドレスを表示部に表示する表示制御部と、
    表示された前記アドレスから利用者による出力先の画像形成装置の選択を受け付ける入力制御部と、
    前記画像形成部により形成された画像データを前記アドレスに対応する前記画像形成装置に送信する送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    前記画像形成装置は記憶部を備え、
    外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込みステップと、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定ステップと、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  11. コンピュータを、
    記憶手段と、
    外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を読み込む読み込み手段と、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定手段と、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成手段、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    前記画像形成装置は外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付け記憶する記憶部を備え、
    前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示ステップと、
    前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御ステップと、
    選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込みステップと、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定ステップと、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  13. コンピュータを、
    外部においてあらかじめ定められた画像形成の設定条件を機能キーに対応付け記憶する記憶手段と、
    前記設定条件に対応する前記機能キーを表示する表示手段と、
    前記表示部から前記機能キーの選択を受け付ける入力制御手段と、
    選択された前記機能キーに対応付けられている前記設定条件を前記記憶部から読み込む読み込み手段と、
    読み込まれた前記設定条件を前記記憶部に設定する条件設定手段と、
    設定された前記設定条件で画像形成を行う画像形成手段、
    として機能させるためのプログラム。
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