JP2010219713A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズと撮像素子との間の距離の変化、及びレンズ中心軸の傾きの変化を防止することで、環境変化の中において撮影したときの解像度の低下を防止できるようにする。
【解決手段】撮像装置1は、レンズ2と、レンズ2に対し所定距離に配置され中央部に受光部を有する撮像素子5と、撮像素子5が搭載された基板6と、撮像素子5の外周縁の外側位置で基板6に向かって突出する突起部15と撮像素子5の受光部より外周部の近傍で位置決めする位置決め部14とを有し、かつ、レンズ2を収納する筒状のホルダ11と、を備え、位置決め部14が第1接着剤16によって撮像素子5に対して直接的または間接的に固着され、かつ、ホルダ11側に設けられた突起部15が第2接着剤17を介して基板6に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばカメラ等に用いられる撮像装置に関する。
従来の撮像装置は、例えば、筒状のホルダに納められたレンズと、レンズに対し所定距離の位置に配置され中央部に受光部を備えた撮像素子とを有する。このような撮像装置を製造するには、例えば、撮像素子を基板上に配置し、ホルダの下部に撮像素子に向かって突出する突起部を形成し、レンズをホルダ内部に納め、ホルダの突起部の下面及び/または撮像素子の受光部より外周部に接着剤を塗布し、ホルダの突起部を、レンズの合焦状態を確認しながら接着剤を介して撮像素子の上面と近接させ、レンズが撮像素子に対し合焦した位置でホルダの位置を決めて接着剤を乾燥させるようにする(例えば特許文献1参照)。
特開2007−150428号公報
従来の撮像装置は、ホルダの突起部をレンズの合焦状態を確認しながら接着剤を介して撮像素子の上面と接近させ、レンズが撮像素子に対して合焦した位置でホルダの位置を決めて接着剤を乾燥させるものであり、それぞれの撮像素子は接着剤の厚みが異なるものであった。
近年、撮像装置の高解像度化が要望されている。しかしながら、従来の撮像装置では、特にレンズ接着剤の厚みが厚い場合には、環境が変化すると接着剤の厚み変動が大きくなることが判った。その結果、レンズと撮像素子との間の距離及びレンズ中心軸の傾きも変化するため、撮影したときに画像の解像度が落ちるという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、環境の変化があったとしても、レンズと撮像素子との間の距離の変化、及びレンズ中心軸の傾きの変化を防止することで、環境変化の中において撮影したときの解像度の低下を防止できる撮像装置を提供することを課題とする。
本発明に係る撮像装置は上記の課題を解決するためのものであって、レンズと、前記レンズに対し所定距離に配置され中央部に受光部を有する撮像素子と、前記撮像素子が搭載された基板と、前記撮像素子の外周縁の外側位置で前記基板に向かって突出する突起部と前記撮像素子の受光部より外周部の近傍で位置決めする位置決め部とを有し、かつ、前記レンズを収納する筒状のホルダと、を備え、前記位置決め部が第1接着剤によって前記撮像素子に対して直接的または間接的に固着され、かつ、前記ホルダ側に設けられた突起部が第2接着剤に食い込んだ状態で前記基板に固定されることを特徴とする。
なお、撮像素子の受光部より外周部の「近傍で位置決めする」とは、撮像素子の実質的な撮像領域に位置決め部が接触していない状態(間接的な位置決め)での固着及び直接接触している状態(直接的な位置決め)での固着の両方を含む概念である。
かかる構成によれば、第1接着剤によりホルダ側に設けられた位置決め部を撮像素子の近傍位置に固着するので、環境変化があったとしても、レンズと撮像素子との間の距離及びレンズ中心軸の傾きの変化を防止できる。また、第2接着剤にホルダ側に設けられた突起部が食い込む形で取り付けられているため、ホルダのずれを防止して安定固定でき、つまり、ホルダに収納されたレンズ中心の位置決めができる。その結果、環境変化の中で撮影したとしても、画像の解像度が落ちるのを防止することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、前記第2接着剤の厚みが前記第1接着剤の厚みより厚いことが望ましい。
かかる構成によれば、非常に薄い層の第1接着剤によりホルダ側に設けられた位置決め部を撮像素子に固着するので、環境変化があったとしても、レンズと撮像素子との間の距離及びレンズ中心軸の傾きの変化をさらに防止できる。また、厚い層の第2接着剤にホルダの突起部が食い込む形で取り付けられるため、ホルダのずれを防止してさらに安定固定できる。
また、本発明に係る撮像装置は、前記第1接着剤が熱硬化型エポキシ系接着剤であり、前記第2接着剤がシリコーン変性ポリマー系弾性接着剤であることが望ましい。
かかる構成によれば、上記材料の第1接着剤によってホルダ側に設けられた位置決め部を撮像素子に固着するので、環境変化があったとしても、レンズと撮像素子との距離及びレンズ中心軸の傾きの変化をさらに防止できる。また、上記材料の第2接着剤にホルダ側に設けられた突起部が食い込む形で取り付けられるため、ホルダのずれを防止してさらに安定固定できる。
また、本発明に係る撮像装置は、前記撮像素子の外周面が、前記第2接着剤によってその全体が覆われるか、又は前記第2接着剤の一部に隙間を有して覆われることが望ましい。
かかる構成によれば、撮像素子へのゴミ等の異物の侵入を阻止する、又は低減することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、前記基板の表面とホルダ側に設けられた突起部とが離間されることが望ましい。
かかる構成によれば、ホルダ側に設けられた位置決め部を撮像素子に確実に固着することができる。その結果、環境変化があったとしても、レンズと撮像素子との間の距離及びレンズ中心軸の傾きの変化をさらに防止できる。
本発明によれば、レンズと撮像素子との間の距離の変化、及びレンズ中心軸の傾きの変化を防止することで、環境変化の中において撮影したときの解像度の低下を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。図1〜図5は、本発明に係る撮像装置の第1実施形態を示している。
図1に示すように、撮像装置1は、レンズ2と、レンズ2を収容するレンズバレル3と、このレンズバレル3を介してレンズ2を収納する筒状のホルダ11を備えた筐体4と、レンズ2から所定距離の位置に配置されるとともにその中央部に受光部を有する撮像素子5と、撮像素子5が搭載される基板6と、撮像素子5を覆うガラス板7と、赤外線カットフィルタ8とから主構成される。
レンズバレル3には、複数(図例では3枚)のレンズ2が収容されている。レンズバレル3の上部には、開口部9が設けられている。この開口部9は、レンズ2の絞りの機能を果たすものである。また、レンズバレル3の外面には、雄ねじ10が形成されている。
筐体4は、レンズバレル3を保持するホルダ11と、ホルダ11側に設けられ、ホルダ11を支持する支持部12とを有する。ホルダ11は筒状に構成されるとともに、その内面に雌ねじ13が形成されている。このホルダ11の雌ねじ13には、レンズバレル3の雄ねじ10が螺合するようになっている。
支持部12は、その下部に、ホルダ11に保持されている、レンズバレル3及びレンズ2の主として上下方向の位置決めを行うための位置決め部14と、撮像素子5(又は基板6)に向かって(下方に)突出する突起部15とを有する。
位置決め部14は、所定の面積を有する平面状に形成されている。また、この位置決め部14の外周は、平面視四角形状に構成されている。位置決め部14は、撮像素子5の受光部よりも外周部の近傍で、撮像素子5に対するレンズ2の位置決めを行うようになっている。具体的には、位置決め部14は、撮像素子5の上側に位置するガラス板7の表面(上面)に当接するようになっている。この位置決め部14は、所定の接着剤(以下「第1接着剤」という)16を介して、ガラス板7に固定される。本実施形態では、第1接着剤16として、主成分がアクリル系樹脂又はエポキシ系樹脂の熱硬化型や紫外線硬化型の接着剤、好ましくは、熱硬化型エポキシ系接着剤が使用されている。
図2に示すように、第1接着剤16は、複数箇所(図例では計4箇所)で、ホルダ11側に設けられた支持部12を、基板6に搭載されたガラス板7に固着している。第1接着剤16は、この支持部12の下面の4つの角部寄りの位置に塗布されている。
突起部15は、撮像素子5の外周縁の外側位置で基板6に向かって突出するように構成される。また、突起部15は、撮像素子5の外周を覆うように、その下面が四角形状(四角筒状)に構成されている。具体的には、突起部15は、ガラス板7の外周縁の外側位置で基板6に向かって突出するように構成される。また、突起部15は、ガラス板7の外周を覆うように、その下面が四角形状(四角筒状)に構成されている。
突起部15は、所定の接着剤(以下「第2接着剤」という)17を介して基板6の表面(上面)に固定される。本実施形態では、第2接着剤17として、シリコーン樹脂、アリルエステル、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド、ウレタン系樹脂等の接着剤、好ましくは、シリコーン変性ポリマー系弾性接着剤が使用されている。図3に示すように、突起部15は、基板6の表面から所定の間隔Sをおいて離間されており、基板6の表面に直接接触していない。本実施形態では、突起部15の先端と基板6の表面との間隔Sは、0.1mm〜0.5mmの範囲、好ましくは0.2mm〜0.3mmの範囲に設定している。これにより、突起部15と基板6の間には、第2接着剤17が介在しており、これによって、突起部15は、基板6に固着(固定)されている。なお、間隔Sが0.5mm越えた場合には、第2接着剤17が基板6の外周面側に広がるため、基板6の外形寸法を大きくする必要があり、間隔Sが0.1mmより小さい場合には、間隔Sに第2接着剤17が介在しにくくなり、接着強度が低下しホルダ11のずれの問題が発生することがある。
また、図3に示すように、突起部15は、基板6に塗布された第2接着剤17の上側から食い込んでおり、第2接着剤17が硬化することで、基板6に固定されることとなる。具体的には、所定の厚みに塗布された接着前の第2接着剤17の厚みは、位置決め部14を撮像素子5が設けられたガラス板7に当接させたときに、突起部15と基板6の表面との離間間隔Sよりも厚くされており、したがって、位置決め部14を撮像素子5が設けられたガラス板7に当接させた状態では、突起部15が第2接着剤17の上から食い込むこととなる。
ここで、突起部15が第2接着剤17に「食い込む」とは、図3に示すように、基板6に塗布された所定厚みの第2接着剤17の頂部よりも突起部15の先端が下側(基板6側)に入り込むことをいう。図3では、突起部15の先端の全体が第2接着剤17に食い込んでいるが、図4、図5に示すように、突起部15の先端部の一部分が第2接着剤17に食い込む状態であってもよい。
より具体的に説明すると、図4では、突起部15のうち、撮像素子5が設けられたガラス板7側の部分が、第2接着剤17に食い込んだ状態となっており、図5では、突起部15の外周側(撮像素子5が設けられたガラス板7側とは反対側)の部分が第2接着剤17に食い込んだ状態となっている。
第2接着剤17の粘度は、第1接着剤16よりの高く設定されている。また、この第2接着剤17の厚みは、第1接着剤16の厚みよりも厚くされている。
具体的には、上述した範囲から、上記突起部15の先端と基板6の表面との間の間隔を0.2mmとし、この第2接着剤17の厚みは少なくとも0.2mm超えた0.3mmとし、第1接着剤16の厚みはこの0.2mmよりも小さい0.01mmとしている。なお、第2接着剤17の厚みは、撮像素子5の撮像領域に第2接着剤17が飛散して付着させないように、ガラス板17の上面より低く設定することが好ましい。
また、第2接着剤17は、図2に示すように、撮像素子5の外周面を覆う(囲む)ように、基板6上に塗布されている。すなわち、撮像素子5およびガラス板7は平面視四角形状に構成されており、第2接着剤17は、撮像素子5が設けられた四角形状のガラス板7の各辺を連続状かつ四角形状に取り囲むように基板6に塗布されている。この第2接着剤17は、撮像素子5が設けられたガラス板7を完全に取り囲むのではなく、その一部に隙間が残るように基板6に塗布されている。この隙間の部分が、第2接着剤17の内側(撮像素子5が設けられたガラス板7側の領域をいう)と外側(撮像素子5が設けられたガラス板7側とは反対側の領域をいう)とを連通する連通部18となっている。
また、図3に示すように、第2接着剤17は、その一部が、ホルダ11側に設けられた突起部15と、ガラス板7とによって挟まれた状態となっている。このように、粘度の高い第2接着剤17が突起部15とガラス板7との間に介在することで、ホルダ11の位置ずれを効果的に防止できるようになっている。
撮像素子5は、ガラス板7の下面側の固着されている。ガラス板7は、その下面が半田バンプ等その他の接続手段による接続部19を介して基板6に固定されている。
赤外線カットフィルタ8は、レンズ2とガラス板7の間の位置に設けられている。具体的には、この赤外線カットフィルタ8は、ホルダ11側に設けられた支持部12に固定されている。より具体的には、赤外線カットフィルタ8は、支持部12の位置決め部14よりも内側位置で、この支持部12に固定されている。
以下、本発明に係る撮像装置1の製造方法について説明する。
まず、レンズ2をレンズバレル3内に取り付けるとともに、このレンズバレル3の雄ねじ10を筐体4のホルダ11の雌ねじ13に螺合させて、このレンズバレル3をホルダ11内に収容する。
次に、ホルダ11側に設けられた位置決め部14に第1接着剤16を塗布し、基板6に第2接着剤17を塗布する。そして、ホルダ11側に設けられた位置決め部14をガラス板7の所定の位置に載置するとともに、ホルダ11側に設けられた突起部15を基板6に塗布された第2接着剤17に接触させる。位置決め部14を撮像素子5が設けられたガラス板7上に載置したとき、ホルダ11側に設けられた突起部15は、第2接着剤17に接触しているが、基板6の表面には接触しておらず、所定の間隔離間された状態となっている。これにより、位置決め部14と撮像素子5が設けられたガラス板7とが確実に当接するので、撮像素子5に対するレンズ2中心の位置づれ及びそのレンズ中心軸の傾きをそれぞれ防止することができ、レンズ2の位置決めを完了することができる。
このようにレンズ2の位置決めが完了すると、第1接着剤16を加熱して硬化させる。このとき、第2接着剤17には、連通部18が形成されていることから、第2接着剤17の内側の撮像素子5の近傍領域の熱及び膨張空気をこの連通部18を介して外部に排出することができる。
第1接着剤16、第2接着剤17が硬化した後に、所定の閉塞部材によって、連通部18を塞ぐようにしてもよい。また、連通部18を閉塞せずにそのまま残すようにしてもよい。このようにして、撮像素子5の外周面は、第2接着剤17によってその全体が覆われるか、又は第2接着剤17の一部に隙間を有して覆われる状態になる。
第1接着剤16及び第2接着剤17が硬化すると、ホルダ11側に設けられた位置決め部14及び突起部15が撮像素子5及び基板6に固定され、以上によって、撮像装置1が完成する。
以上説明した本発明の撮像装置1によれば、第1接着剤16によりホルダ11側に設けられた位置決め部14を、ガラス板7を介して間接的に撮像素子5に固着することで、環境変化があったとしても、レンズ2と撮像素子5との間の距離及びレンズ2中心軸の傾きの変化を防止できる。また、第2接着剤17にホルダ11側に設けられた突起部15が食い込む形で取り付けられているため、ホルダ11の位置ずれを防止して安定固定できる。これによって、環境変化の中で撮影したとしても、画像の解像度の低下を防止することができる。
また、第2接着剤17の厚みが第1接着剤16の厚みより厚いことから、非常に薄い層の第1接着剤16によりホルダ11側に設けられた位置決め部14を、ガラス板7を介して撮像素子5に固着するので、環境変化があったとしても、レンズ2と撮像素子5との間の距離及びレンズ2中心軸の傾きの変化をさらに防止できる。また、厚い層の第2接着剤17にホルダ11側に設けられた突起部15が食い込む形で取り付けられるため、ホルダ11のずれを防止してさらに安定固定できる。
また、ガラス板7の外周面は、第2接着剤17によって、その全体が覆われる場合には撮像素子5へのゴミ等の異物の侵入を可及的に阻止でき、また、一部に隙間を有して覆われる場合には、撮像素子5へのゴミ等の異物の侵入を低減でき、かつ第1接着剤16の加熱による熱等を外部に適切に排除でき、レンズ2と撮像素子5との間の距離及びレンズ2中心軸の傾きの変化を防止できる。また、前記の一部に隙間を有して覆われたものを製作した後に、その隙間を第2接着剤17で埋めてもよく、この場合には、撮像素子5へのゴミ等の異物の侵入も可及的に阻止できる。
また、基板6の表面とホルダ11側に設けられた突起部15とが離間されていることから、ホルダ11側に設けられた位置決め部14を、ガラス板7を介して撮像素子5に確実に固着することができる。その結果、環境変化があったとしても、レンズ2と撮像素子5との間の距離及びレンズ2中心軸の傾きの変化をさらに防止できる。
また、第2接着剤17の粘度が第1接着剤16の粘度よりも高くされていることから、第2接着剤17によってホルダ11の位置ずれを効果的に防止するとともに、粘度の低い第1接着剤16を介して位置決め部14による位置決めを容易に行うことができる。
また、第2接着剤17による連通部18を設けて撮像装置1を製造することによって、第1接着剤16や第2接着剤17を高温雰囲気中で硬化させる場合であっても、撮像素子5の周辺の領域の熱及び膨張空気を、連通部18を介して第2接着剤17の外側に排出することができる。これによって、空気の膨張によって第2接着剤17が変形し、レンズ2と撮像素子5との距離の変化を効果的に防止できるようになる。
図6は、本発明に係る撮像装置1の第2実施形態を示している。上述した第1実施形態では、撮像素子5が、基板6に固着されたガラス板7を介してこの基板6に搭載された例を示したが、第2実施形態では、撮像素子5の搭載の状態が第1実施形態と異なる。
本実施形態に係る撮像装置1は、撮像素子5を支持する支持台20を有し、この支持台20を基板6に固定することによって、撮像素子5を基板6に搭載するように構成される。より具体的には、支持台20は、撮像素子5を装着できる凹部21を有し、その凹部21の底面が平坦面状となっており、撮像素子5がボンディングワイヤ22を介して凹部21の前記底面に接続されている。また、支持台20は、その上部において、ガラス板7を支持するように構成されており、撮像素子5は、支持台20の凹部21の底面とガラス板7との間の空間に位置に設けられている。
本実施形態のその他の点は、第1実施形態と同様の構成であり、本実施形態と第1実施形態とが共通する要素には共通符号を付してその説明を割愛する。本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明に係る撮像装置は、上記の実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、レンズバレル3に複数のレンズ2が収容された例を示したが、これに限らず、1つのレンズを用いて撮像装置を構成してもよい。
また、上記の実施形態では、撮像素子5の上側に位置するガラス板7にホルダ11側に設けられた位置決め部14を固定した例を示したが、これに限らず、ガラス板7のない状態で、位置決め部14を撮像素子5の受光部より外周部の表面に、第1接着剤16を介して位置決め部14を直接的に固着するようにしてもよい。すなわち、本発明において、撮像素子5の受光部より外周部の「近傍で位置決めする」とは、撮像素子5の実質的な撮像領域に位置決め部14が接触していない状態(間接的な位置決め)での固着及び直接接触している状態(直接的な位置決め)での固着の両方を含む概念である。
本発明に係る撮像装置は、レンズと、前記レンズに対し所定距離に配置され中央部に受光部を有する撮像素子と、前記撮像素子が搭載された基板と、前記撮像素子の外周縁の外側位置で前記基板に向かって突出する突起部と前記撮像素子の受光部より外周部で当接して位置決めする位置決め部とを有し、かつ、前記レンズを収納する筒状のホルダと、を備え、前記位置決め部が第1接着剤によって前記撮像素子に固着され、かつ、前記ホルダ側に設けられた突起部が第2接着剤に食い込んだ状態で前記基板に固定されることを特徴とする構成を有することによって、環境の変化があったとしても、レンズと撮像素子との間の距離の変化、及びレンズ中心軸の傾きの変化を防止することが必要な用途にも適用できる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置を示す側面断面図 第1接着剤及び第2接着剤の位置を示す平面断面図 第2接着剤による接着の状態の一例を示す部分拡大図 第2接着剤による接着の状態の他の例を示す部分拡大図 第2接着剤による接着の状態の他の例を示す部分拡大図 本発明の第2実施形態に係る撮像装置を示す側面断面図
1 撮像装置
2 レンズ
5 撮像素子
6 基板
11 ホルダ
14 位置決め部
15 突起部
16 第1接着剤
17 第2接着剤
18 隙間(連通部)

Claims (5)

  1. レンズと、前記レンズに対し所定距離に配置され中央部に受光部を有する撮像素子と、
    前記撮像素子が搭載された基板と、前記撮像素子の外周縁の外側位置で前記基板に向かって突出する突起部と前記撮像素子の受光部より外周部の近傍で位置決めする位置決め部とを有し、かつ、前記レンズを収納する筒状のホルダと、を備え、前記位置決め部が第1接着剤によって前記撮像素子に対して直接的または間接的に固着され、かつ、前記ホルダ側に設けられた突起部が第2接着剤に食い込んだ状態で前記基板に固定されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2接着剤の厚みが前記第1接着剤の厚みより厚いことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1接着剤が熱硬化型エポキシ系接着剤であり、前記第2接着剤がシリコーン変性ポリマー系弾性接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子の外周面は、前記第2接着剤によってその全体が覆われるか、又は前記第2接着剤の一部に隙間を有して覆われることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記基板の表面とホルダ側に設けられた突起部とが離間されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
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