JP2010217894A - ファイバ光学アダプタのための添窩修正装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、汚染、損傷または誤使用からアダプタを保護するための装置を対象としている。
【解決手段】その装置は取り外し工具を受け入れるための開放区域を備えた前側部材を含んでいる。その装置は前部および後部を備えたカバー部材も含んでいる。その装置の前側部材はカバー部材の前部を相互に接続している。各々のカバー部材の前部は、カバー部材がアダプタ内に組み付けられた場合に、アダプタ内の開口部をシールするためのシール部材を含んでいる。各々のカバー部材の後部は、アダプタ内に装置を固定するためにアダプタと係合するための、後部から上方に延在したアームを含んでいる。
【選択図】図１

Description

本発明は添窩修正装置に関し、より具体的には、ファイバ光学アダプタのための添窩修正装置に関する。

添窩修正カバーは高い頻度でジャックモジュール内に挿入され、ジャックモジュールを保護し、予測しない物体の進入を防止している。いくつかのカバーは複数の部品、または特別なラッチコネクタを含み、それらはカバーをジャックモジュールに固定している。他のカバーは平坦な工具を受け入れるために設計された比較的大きい開放区域を備え、その工具は末端ユーザがジャックモジュールからカバーを開放し、ジャックモジュールからカバーが取り外されることを可能にしている。しかしながら、大きい開放区域を備えたカバーはジャックモジュールから突発的に外れるかもしれない。ジャックモジュールの開放区域内に挿入されて、そこで回転キーによって係止されるカバーもある。これらのカバーはキーを挿入されて回転され、ジャックモジュールからカバーがロック解除または開放されることによってのみ取り外されることが可能である。

出すとカバーまたは添窩修正カバーは、光学ファイバアダプタおよびコネクタが汚染されることを防止するためにも使用されている。先行技術におけるダストカバーはしばしば適切なシールを提供せず、それによって埃または多の物体がアダプタまたはコネクタを汚染することを可能にしていた。先行技術におけるダストカバーはアダプタまたはコネクタを組み込みまたは取り外すことも一般的に困難だった。

したがって、アダプタの汚染、損傷または誤使用を防止する、ファイバ光学アダプタのための不正操作不可能な添窩修正カバーを提供することが望まれている。また、カバーが突発的にアダプタから取り外されることなく、しかし簡単な工具によってアダプタから容易に取り外されるような添窩修正カバーおよび取り外し工具の提供も望まれている。

本発明は、アダプタを汚染、損傷または誤使用から保護する装置を対象としている。その装置は取り外し工具を受け入れるための開放区域を備えた前側部材を含んでいる。その装置は前部および後部を備えたカバー部材も含んでいる。その装置の前側部材はカバー部材の前部を相互に接続している。各々のカバー部材の後部は、アダプタ内に装置を固定するために、アダプタと係合するための、後部から上方に延在したアームを含んでいる。そのアームは端部に配置されたフランジを備えた下方延伸部材を含んでいる。各々のカバー部材の前部は、カバー部材がアダプタ内に組み付けられた場合に、アダプタ内の開口部をシールするためのシール部材を含んでいる。

本発明のファイバ光学添窩修正装置の前面斜視図を示している。 図１のファイバ光学添窩修正装置の後面斜視図を示している。 ファイバ光学アダプタ内に組み付けられた図１のファイバ光学添窩修正装置の前面斜視図を示している。 図３のファイバ光学添窩修正装置およびアダプタの分解図を示している。 図３の線５−５に沿ったファイバ光学添窩修正装置およびアダプタの横断面を示した図である。 図５の線６−６に沿ったファイバ光学添窩修正装置およびアダプタの横断面を示した図である。 アダプタ内に組み付けられた図１のファイバ光学添窩修正装置と装置内に組み付けられるように配置された添窩修正装置取り外し工具との前面斜視図を示している。 図７のファイバ光学添窩修正装置内に部分的に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の前面斜視図を示している。 図８のファイバ光学添窩修正装置内に部分的に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の平面図を示している。 図９の線１０−１０に沿ったファイバ光学添窩修正装置内に部分的に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。 図９の線１１−１１に沿ったファイバ光学添窩修正装置内に部分的に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。 図７のファイバ光学添窩修正装置内に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。 図７のファイバ光学添窩修正装置内に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。 アダプタから取り外された図１２のファイバ光学添窩修正装置内に組み付けられた添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。 ファイバ光学添窩修正装置から解放された図１４の添窩修正装置取り外し工具の横断面を示した図である。

図１および２は本発明のＬＣファイバ光学添窩修正装置２０が示されている。光学添窩修正装置２０は２つの同一の添窩修正カバー３０を含んでいる。各々の添窩修正カバー３０は前部３２および後部３４ならびにそれらの間の開放区域３６を備えている。添窩修正装置２０は、添窩修正カバー３０の前部３２に相互に連結された前側部材２２またはバーを含んでいる。

添窩修正装置２０の前側部材２２は略長方形であり、それぞれの側部に取り外し工具１６０を受け入れるための開放領域２４を備えている。添窩修正装置２０の前側部材２２は取り外し工具取り付け部または取り外し工具接続部材２６も含んでいる。取り付け部材２６は取り外し工具１６０を係合するための下側に向いたフック２８を含んでいる。以下に記載されているように、取り付け部材２６は、取り外し工具１６０が添窩修正装置２０に取り付けられて、アダプタ１００から容易に取り外されることを可能にしている。

各々の添窩修正カバー３０の前部３２および後部３４は頂部４０、底部７０、側壁８０および背面９０を含んでいる。モールド成型されたスプリングラッチ、またはロックアーム４２は各々の添窩修正カバー３０の後部３４の頂部４０から延在している。図１および２に示されているように、モールド成型されたスプリングラッチ４２は第１の部分４４、第２の部分４８および第３の部分５６を含んでいる。第１の部分４４は、添窩修正カバー３０の頂部４０から上方に延在した、垂直延伸部材４６を含んでいる。第２の部分４８は水平延伸部材５０およびショルダ５４を備えた上方延伸部材５２を含んでいる。水平延伸部材５０は第１の部分４４の一端から上方延伸部材５２の一端まで延在している。上方延伸部材５２は水平延伸部材５０から添窩修正カバー３０の前部３２に向かって上方に延在している。第３の部分５６は、第２の部分４８の上方延伸部材５２の一端から下方に向かって延在している下方延伸部材５８を含んでいる。下方延伸部材５８はスプリングラッチ４２の垂直延伸部材４６に略平行である。下方延伸部材５８は、添窩修正カバー３０の前部３２と後部３４との間の開放区域３６内に配置されている。第３の部分５６は添窩修正カバー３０の外側壁８４に向かって外側に延在しているフランジ６０も含んでいる。

添窩修正カバー３０の各々の前部３２の頂部４０はシール部材６２を含んでいる。図３に示されているように、シール部材６２はＬＣファイバ光学二重アダプタ１００内の開口部１０２に一致して係合するように設計されており、そこでアダプタ１００が汚染されることを防止している。シール部材６２はスプリングラッチ４２から離間されており、それらの間に開放区域３６を備えている。シール部材６２は垂直部６４、水平部６６および垂直部６４から添窩修正装置２０の前側部材２２へと延在した弓状またはスロープ部６８を含んでいる。

添窩修正カバー３０の前部３２および後部３４は内側壁８２と該側壁８４とを含み、それらの側壁の間に開放区域３６を備えている。前部３２の外側壁８４は階段状の受容領域８６を含んでいる。以下に論じられているように、各々の階段状の受容領域８６は取り外し工具１６０の１つの突起１８０を受け入れる。

添窩修正カバー３０の背面９０は、円形開口部９４が形成された長方形断面９２を含んでいる。以下に論じられているように、円形開口部９４は、添窩修正装置２０がアダプタ１００内に組み付けられた場合に、アダプタ１００内に継ぎ手ホルダ１０８を受け入れる。

図３〜６は、ＬＣファイバ光学二重アダプタ１００を備えた本発明の添窩修正装置２０を示している。図３はＬＣファイバ光学二重アダプタ１００に組み込まれた添窩修正装置２０を示している。図４はアダプタ１００および添窩修正装置２０の分解図を示している。図５および６はアダプタ１００内の添窩修正装置２０の断面を示した図である。添窩修正装置２０はアダプタ１００に組み付けられているので、スプリングラッチ４２の上方延伸部材５２は、添窩修正装置２０がアダプタ１００の頂面１０４から延在したラッチ１０６を通過するとき、開放区域３６内において下方に湾曲される。一旦スプリングラッチ４２が、アダプタ１００の頂面１０４から延在したラッチ１０６を乗り越えると、スプリングラッチ４２の上方延伸部材５２は元の位置に復帰する。図５に示されているように、上方延伸部材５３のショルダ５４は、アダプタ１００の頂面１０４から延在したラッチ１０６の後ろ側に配置されている。結果的に、添窩修正装置２０はアダプタ１００内に係止され、これによってアダプタ１００を汚染、損傷および誤使用から保護している。

図５は、アダプタ１００内において継ぎ手ホルダ１０８を受け入れる添窩修正カバー３０の背面９０の円形開口部９４も図示している。

図７〜１５は、ファイバ光学二重アダプタ１００を備えた添窩修正装置２０と取り外し工具１６０とを示している。取り外し工具１６０は米国特許出願第１１／２０７，８５３号明細書に共通に記載された取り外し工具と類似したものであり、その内容は参照されることによってここに組み込まれている。図７は工具挿入スロット１２０内に挿入されて配置された取り外し工具１６０を示しており、そのスロットは添窩修正カバー３０の前部３２の外側壁８４とＬＣファイバ光学二重アダプタ１００とによって形成されている。

取り外し工具１６０は、取り外し工具１６０の中心に開口部１６４および傾斜前端部１６６、１６８を備えたボディ１６２を含んでいる。取り外し工具１６０は開口部１６４内に配置されたリリースレバー１７０、および取り外し工具１６０の前端部１６６から外側に延在した突出端１８０も含んでいる。リリースレバー１７０はレバー１７０の中央近傍に位置した立ち上がったノブ１７２と、レバー１７０の自由端に位置した上向きのフック１７４を備えている。突出端１８０は内側１８２、外側１８４および前端部１８６を含んでいる。突出端の内側１８２は湾曲面またはカム面１９０を含み、その面は各々の突出端１８０の前端１８６から工具１６０の全端部１６６に向かって下向きに延在している。

図８〜１１は添窩修正装置２０内に部分的に組み込まれた取り外し工具１６０を示している。取り外し工具１６０は添窩修正装置２０内に組み込まれるので、突出端１８０はスプリングラッチ４２の下方延伸部材５８から外向きに延在したフランジ６０に係合し、スプリングラッチ４２を湾曲させる。また、取り外し工具１６０が組み込まれているので、リリースレバー１７０のフック１７４は、添窩修正装置２０の前側部材２２から延在した取り付け部材２６に接触している（図１１参照）。

図１２および１３は添窩修正装置２０内に完全に組み込まれた取り外し工具１６０が示されている。取り外し工具１６０が完全に組み込まれると、取り外し工具１６０の突出端１８０は下方延伸部材５８から延在したフランジ６０に係合し、上方延伸部材５２およびショルダ５４を湾曲させて、アダプタ１００の頂部１０４から延在したラッチ１０６から下方に離れさせる。取り外し工具１６０のフック１７４は取り付け部材２６のフック２８に係合し、取り外し工具１６０を添窩修正装置２０に固定する。

図１４に示されているように、取り外し工具１６０が一旦完全に組み込まれ、スプリングラッチ４２が湾曲されると、添窩修正装置２０と組み付けられた取り外し装置１６０とはアダプタ１００から取り外される。図１５に示されているように、添窩修正装置２０が一旦アダプタ１００から取り外されると、リリースレバー１７０の立ち上がったノブ１７２が押圧されて、添窩修正装置２０の前側部材２２から延在した取り付け部材２６のフック２８から、取り外し装置１６０のフック１７４の係合が解除される。

本発明の取り外し工具と添窩修正装置とはファイバ光学アダプタを固定するための安全且つ確実な装置を提供する。添窩修正装置は、２つの突出端を備えた取り外し工具と共にのみ外すことが可能であるように設計されている。結果的に、添窩修正装置は、例えばドライバやフラットな工具のような、様々な入手可能な工具によって突発的にまたは意図することなく取り外されることはない。

さらに、本発明の特に好適な実施形態が示され且つ記載された一方で、本発明の教示から逸脱することなく当業者が変形させおよび改良することは明確である。これまでの記載と添付図内で説明された事項は、説明のみによって提案されるが、それに限定されるものではない。本発明の現実の範囲は、先行技術に基づいた固有の観点において検討される場合、以下の特許請求の範囲において定義される。

２０ ・・・光学添窩修正装置
２２ ・・・前側部材
２４ ・・・開放領域
２６ ・・・取り付け部材
２８ ・・・フック
３０ ・・・添窩修正カバー
３６ ・・・開放区域
４２ ・・・スプリングラッチ
４６ ・・・垂直延伸部材
５０ ・・・水平延伸部材
５２ ・・・上方延伸部材
５８ ・・・下方延伸部材
６０ ・・・フランジ
６２ ・・・シール部材
８２ ・・・内側壁
８４ ・・・外側壁
１００ ・・・アダプタ
１０８ ・・・継ぎ手ホルダ
１６０ ・・・取り外し工具
１７０ ・・・リリースレバー

Claims (16)

1. ファイバ光学アダプタをカバーするための装置であって、該装置は、
   頂部と底部と側壁と背面とを備えた少なくとも１つのカバーであって、該カバーの頂部は該頂部から延在したロックアームを含み、該ロックアームは第１の部分と、該第１の部分から延在した上方延伸部材を含んだ第２の部分と、該第２の部分から延在した下方延伸部材を含んだ第３の部分とを備えているカバーと、
   該カバーに一体的に接続された前側部分と、
   を具備していることを特徴とする装置。
2. 前記第３の部分の前記下方延伸部材は、前記カバーの１つの前記側壁に向かって外側に延在したフランジを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 前記頂部は前記アダプタ内の開口部を部分的にシールするためのシール部材をさらに含み、該シール部材は垂直部、水平部および前記垂直部から前記前側部分へと延在した弓状部を備えていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. 前記前側部材は取り外し工具を受け入れるための取り付け部材を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. 前記装置は前記ファイバ光学アダプタ内の開口部をカバーするための２つのカバーを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. アダプタのためのカバーであって、該カバーは、
   前部および後部ならびに該前部と該後部との間の開放区域と、
   前記後部から延在したアームであって、前記アダプタ内に前記カバーを組み付ける際に前記アダプタ内のラッチに係合するためのアームと、
   前記アームの端部に配置された、前記アダプタから前記カバーの係合を解除するためのフランジと、
   前記前部から延在したシール部材であって、前記カバーが前記アダプタ内に組み付けられた場合に、前記アダプタ内の開口部をシールするためのシール部材と、
   を具備していることを特徴とするカバー。
7. 前記アームは垂直延伸部材を備えた第１の部分と、該第１の部分から延在した第２の部分であって、水平延伸部材と上方延伸部材とを備えた第２の部分と、該第２の部分から延在した下方延伸部材を備えた第３の部分と、を含んでいることを特徴とする請求項６に記載のカバー。
8. 前記シール部材は垂直部、水平部および弓状部を含んでいることを特徴とする請求項６に記載のカバー。
9. 前記カバーは前側部材を具備し、該前側部材は取り外し工具を受け入れるための取り付け部材備えていることを特徴とする請求項６に記載のカバー。
10. アダプタのための装置であって、該装置は、
    取り外し工具を受け入れるための開口部を含んだ前側部材と、
    前部と後部とを備えたカバー部材であって、前記装置の前側部材は前記カバー部材の前記前部と相互に結合されているカバー部材と、
    を具備し、
    前記後部は前記アダプタに係合するために該後部から上方に延在して、前記アダプタ内に前記装置を固定するアームを備えていることを特徴とする装置。
11. 前記装置は前記前部と前記後部との間の開放区域を含み、前記アームは下向きに延在して、前記開放区域内に配置されていることを特徴とする請求項１０に記載の装置。
12. 前記アームは垂直延伸部材を備えた第１の部分と、該第１の部分から延在した第２の部分であって、水平延伸部材と上方延伸部材とを備えた第２の部分と、該第２の部分から延在した下方延伸部材を備えた第３の部分と、を含んでいることを特徴とする請求項１０に記載の装置。
13. 前記下方延伸部材は、前記アダプタから前記カバー部材の係合を解除するための、端部に配置されたフランジを含んでいることを特徴とする請求項１２に記載の装置。
14. 前記前部は、前記カバー部材が前記アダプタ内に組み付けられた場合に、前記アダプタ内の開口部をシールするためのシール部材をさらに具備していることを特徴とする請求項１０に記載の装置。
15. 前記シール部材は垂直部、水平部および弓状部を含んでいることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
16. 前記前側部材は取り外し工具を受け入れるための取り付け部材を含んでいることを特徴とする請求項１０に記載の装置。

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