JP2010210950A - 印刷版の製造方法及び製造装置 - Google Patents
印刷版の製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010210950A JP2010210950A JP2009057038A JP2009057038A JP2010210950A JP 2010210950 A JP2010210950 A JP 2010210950A JP 2009057038 A JP2009057038 A JP 2009057038A JP 2009057038 A JP2009057038 A JP 2009057038A JP 2010210950 A JP2010210950 A JP 2010210950A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- photosensitive resin
- photomask
- mold
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Abstract
【解決手段】フォトマスク又はモールドの上面に粘度が0.2Pa・s以上50.0Pa・s以下の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層が積層されてなる2層積層体を形成する積層工程と、該感光性樹脂組成物層の上にシート状支持体を所定速度でラミネートすることによって、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物層とシート状支持体とからなる3層積層体を形成するラミネート工程と、該3層積層体を所定速度で加圧する加圧処理工程と、フォトマスク又はモールド側から該3層積層体に紫外線を照射する露光工程と、フォトマスク又はモールドを露光後の感光性樹脂組成物層から剥離する剥離工程とを含む、シート状支持体上に凹凸形状が形成された印刷版の製造方法。
【選択図】図2
Description
該感光性樹脂組成物層の上に、シート状支持体を150mm/分以上2000mm/分以下の速度でラミネートローラーで押し付けながらラミネートすることによって、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物層とシート状支持体とからなる3層積層体を形成するラミネート工程と、
該3層積層体を、加圧ローラーによって10mm/分以上150mm/分未満の速度で加圧する加圧処理工程と、
フォトマスク又はモールド側から該3層積層体に紫外線を照射する露光工程と、
フォトマスク又はモールドを露光後の感光性樹脂組成物層から剥離する剥離工程と
を含む、シート状支持体上に凹凸形状が形成された印刷版の製造方法。
フォトマスク又はモールド上に感光性樹脂組成物を供給して感光性樹脂組成物層を形成する樹脂供給機構と、
シート状支持体の端部を保持する保持機構と、
端部が保持されたシート状支持体をラミネートするための、150mm/分以上2000mm/分以下の速度でのラミネートが少なくとも可能なラミネートローラーと、
ラミネート後のシート状支持体の上面を加圧処理するための、10mm/分以上150mm/分未満の速度での加圧処理が少なくとも可能な加圧ローラーと、
フォトマスク又はモールドの下面から紫外線を照射する照射機構と、
を備える印刷版製造装置。
本発明が提供する、シート状支持体上に凹凸形状が形成された印刷版の製造方法は、フォトマスク又はモールドの上面に粘度が0.2Pa・s以上50.0Pa・s以下の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層が積層されてなる2層積層体を形成する積層工程と、該感光性樹脂組成物層の上に、シート状支持体を150mm/分以上2000mm/分以下の速度でラミネートローラーで押し付けながらラミネートすることによって、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物層とシート状支持体とからなる3層積層体を形成するラミネート工程と、該3層積層体を、加圧ローラーによって10mm/分以上150mm/分未満の速度で加圧する加圧処理工程と、フォトマスク又はモールド側から該3層積層体に紫外線を照射する露光工程と、フォトマスク又はモールドを露光後の感光性樹脂組成物層から剥離する剥離工程とを含む。本発明においては、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物とシート状支持体との3層積層体を形成し、これを加圧処理することによって、感光性樹脂の粘度やシート状支持体の材質によらず、感光性樹脂組成物層の厚みを例えば20μm〜300μmのような薄さで任意に制御することができ、かつ、感光性樹脂組成物層の厚み分布均一性を向上させることが可能となる。
積層工程においては、フォトマスク又はモールドの上面に感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層を積層することによって2層積層体を形成する。感光性樹脂組成物の粘度は、0.2Pa・s以上50.0Pa・s以下であり、好ましくは0.5Pa・s以上30Pa・s以下である。感光性樹脂組成物としては公知のものを使用できる。また、本発明によって得られる印刷版を用いた印刷の際に使用されるインクに応じて改良されたものを使用してもよい。一般的には、例えば、ラジカル重合系、光カチオン重合系、光アニオン重合系、光二量化反応系等の重合性樹脂組成物が適用可能である。以下、汎用的な例であるラジカル重合性樹脂組成物について説明する。
ラミネート工程においては、積層工程で形成した感光性樹脂組成物層の上に、ラミネートローラーで押し付けながらシート状支持体をラミネートすることによって、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物層とシート状支持体とからなる3層積層体を形成する。ラミネート速度は150mm/分以上2000mm/分以下とする。このラミネート速度の範囲内で、実施時の速度は感光性樹脂組成物層の所望の厚みと感光性樹脂組成物の粘度との関係から決定される。一般には感光性樹脂組成物の粘度が高い程ラミネート速度を遅く設定する。上記速度範囲は、粘度が0.2Pa・s以上50.0Pa・s以下の感光性樹脂組成物に適応する。さらに、ラミネート速度はシート状支持体の曲げ弾性の強さに応じて調整することが好ましい。すなわち、シート状支持体の曲げ弾性が強い程ラミネート速度を速くして、感光性樹脂組成物層の層厚が所望の最終厚みを超えるような条件に設定することが好ましい。シート状支持体の材質や厚みにもよるが、ラミネート速度は、500mm/分以上1500mm/分以下であることがより好ましい。
加圧処理工程では、3層積層体を加圧ローラーで加圧することによって、感光性樹脂組成物層を所望の厚みに制御し、かつ厚み分布均一性を向上させる。すなわち、ラミネート工程では、感光性樹脂組成物層が所望の最終厚みより厚くなるような設定で3層積層体が形成されており、厚み分布均一性は悪い。そこで、加圧ローラーを用いた加圧処理により、感光性樹脂組成物層の厚い部分をならすことで層厚均一性が向上する。この加圧処理工程では、ラミネート工程とは異なり感光性樹脂組成物層がシート状支持体の弾性の影響を受けないため、加圧速度(すなわち加圧ローラーの駆動速度)を十分遅くすることにより、ローラーギャップに対応した感光性樹脂組成物層厚みが得られる。
露光工程では、該フォトマスク又はモールド側から3層積層体を紫外線で露光し、感光性樹脂組成物を硬化させる。紫外線の照度は特に限定されず、感光性樹脂組成物の感光特性や厚みから適宜決定すればよい。一般的には、1mW/cm2以上20mW/cm2以下で行なわれる。特に、フォトマスクを使用し、より高精細なパターン解像性が求められる場合には、平行光の紫外線で露光することが好ましい。また、シート状支持体は、表面にハレーション防止層(紫外線吸収層)が設けられたものであってもよい。
剥離工程では、フォトマスク又はモールドを露光後の感光性樹脂組成物層から剥離する。フォトマスクを用いる場合、上記剥離後、感光性樹脂組成物層の未硬化部分を現像し除去する工程をさらに行なうことが必要である。またモールドを用いる場合にも上記現像を必要に応じてさらに行なうことができる。現像方法は、感光性樹脂組成物の種類に応じて選択すればよく、特に限定されるものではないが、ディップ現像、シャワー現像、超音波現像等を使用できる。現像液も感光性樹脂組成物の種類に応じて選択すればよく、アルカリ性水溶液の他、各種有機溶媒を使用することができる。現像処理及び/又はリンスを行なった後、乾燥やエアブローを行なってもよい。また、感光性樹脂組成物の架橋反応をより良好に完了させて樹脂硬度を高めるために後露光や加熱処理を行なうことも可能である。この場合必要に応じて酸素遮断下(例えば窒素雰囲気下や水中)で処理を行なうことができる。
本発明は、高精細印刷が可能な印刷版を製造するための印刷版の製造装置をも提供する。該製造装置は上述した本発明の印刷版の製造方法の各工程を好適に実施できる。図2は、本発明の印刷版の製造装置の例について説明する模式図である。印刷版製造装置2は、硬質板201等の上にフォトマスク又はモールド202を略水平に固定する固定機構203、フォトマスク又はモールド202上に感光性樹脂組成物204を供給して感光性樹脂組成物層を形成する樹脂供給機構205,210、シート状支持体206の端部を保持する保持機構207、端部が保持されたシート状支持体206をラミネートするための、150mm/分以上2000mm/分以下の速度でのラミネートが少なくとも可能なラミネートローラー、ラミネート後のシート状支持体の上面を加圧処理するための、10mm/分以上150mm/分未満の速度での加圧処理が少なくとも可能な加圧ローラー、及びフォトマスク又はモールド202の下面から紫外線を照射する照射機構209を備える。なお図2においては上記ラミネートローラーと上記加圧ローラーとを兼ねるローラー208を示している。
固定機構としては、水平な硬質板を定盤として、減圧溝等を設けて吸引固定する機構や、端部四隅を押さえつけるような機構等が挙げられる。図2においては、フォトマスク又はモールドの端部を硬質板により前後から押さえる様式を例示している。
樹脂供給機構は、フォトマスク又はモールド上に感光性樹脂組成物を供給することによって感光性樹脂組成物層を形成できるものであればよい。図3は、ボトムオープンタイプのバケットについて説明する模式図であり、図4は、回転式のバケットについて説明する模式図である。感光性樹脂組成物を供給と同時に層状に塗布できる機能を有する機構として、図3のようなボトムオープンタイプのバケットや、図4のような回転式のバケット等が挙げられる。図3に示すボトムオープンタイプでは、ボトムオープンバケット31をフォトマスク又はモールドと略並行に移動させながら、ボトムオープンバケット31の下部をボトムオープンバケット32として示すように開放することによって、感光性樹脂組成物33をフォトマスク又はモールド34の上に供給及び層状に塗布できる。また図4に示す回転式では、回転式バケット41をフォトマスク又はモールドと略並行に移動させながら、回転式バケット41を回転式バケット42として示すように回転させることによって、感光性樹脂組成物43をフォトマスク又はモールド44の上に供給及び層状に塗布できる。バケット自体の駆動速度、及びバケットとフォトマスク又はモールド表面との間隔等を制御することにより、塗布膜厚を任意に制御することが可能である。また、図2に示すように、樹脂供給機構205として供給バケットを用い、樹脂供給機構210として駆動式のドクターブレード等による塗布機構を別途用いてもよい。勿論、カーテンコーターやスプレーコーター、バーコーター、グラビアコーター等の公知の塗布機構を設置することも可能である。
保持機構は、ラミネート工程や加圧処理工程において、シート状支持体が滑り等によりずれてしまうことを防止するための機構である。保持機構としては、シート状支持体の端部を挟み込むクリップ状物や、シート状支持体に穴空け加工を施し、ピンで固定する機構や、マグネットによる保持機構等が挙げられる。また、保持する高さを所望の感光性樹脂組成物層の厚みに応じて調整できる機構がより好ましい。
ラミネートローラーは、該ローラーが回転及び移動することによって感光性樹脂組成物層の上にシート状支持体をラミネートできるものであればよく、特に150mm/分以上2000mm/分以下の速度でシート状支持体をラミネートできるものである。ラミネートローラーは、典型的には前述の保持機構207から遠ざかる方向に移動することによってシート状支持体を感光性樹脂組成物層上にラミネートする。
照射機構としては、公知の紫外線露光装置を利用でき、感光性樹脂組成物の種類や、フォトマスク又はモールドのパターン形状に応じて、ランプの種類や平行光の制御等を用いることが可能である。
・フォトマスク
ライン(線幅100μm)/スペース(間隔200μm)形状の光透過部を有するネガパターンを描画したクロムマスクを用意した。クロムマスクは5mm厚の合成石英板製(8インチ×8インチ)で、パターンエリアは中央7インチ×7インチである。このクロムマスクの表面に離型層を形成した。形成方法としては、離型剤として旭硝子社製サイトップ(CTX−809AP2)の4wt%希釈液をスピンコーターにより、乾燥後厚みが0.5μmになるように塗布し、110℃で10分乾燥させた。
厚み0.15mmのステンレスシート(SUS304)で200mm×380mmの大きさのものを使用した。ステンレスシートの表面には、シランカップリング剤による接着処理を行なった。シランカップリング剤は信越化学工業社製KBM503を使用した。
使用した装置は、K303マルチコーター(RK Print Coat Instruments社製)を改造したものであり、前述の図2に示すような構成を有する。改造としては、モーターを交換して、ローラーの駆動速度を2mm/分〜2000mm/分で制御可能にした。仕様は、グラビアヘッドを設置し、ゴムローラーをフレキソヘッドのステンレスローラーに交換し、ドクターブレードを45°の角度に調節して使用した。ラミネーター装置の金属盤上に、上記したクロムマスクを載せ、前後にクロムマスクと同じ厚みのガラス板を配置し、粘着テープにより固定した。次にステンレスシートをガラス板上(ラミネート始点側)に粘着テープにより固定し、ローラーの下を通して図2のように設置した。ドクターブレードはクロムマスクの表面から150μmのギャップに調節した。ブレードのラミネート方向側に、真空脱泡処理をした旭化成ケミカルズ社製ネガ型液状感光性樹脂APR−G31(25℃の粘度2370mPa・s)を20g垂らし、表1に記載のローラーギャップ設定(表1中には、ローラーギャップからシート状支持体の厚みを減じた値(μm)を記載)及び駆動速度(ラミネート速度)によって、フォトマスク、感光性樹脂組成物層及びシート状支持体からなる3層積層体を形成するラミネート工程を行なった。次いで、ブレードを取り外し、ローラーを始点側に戻した後、表1に記載のローラーギャップ設定及び速度によって加圧処理工程を行なった。
得られた印刷版について、顕微鏡(オリンパス社製STM−UM)にて焦点深度測定を行ない、樹脂レリーフ厚み(ラインの高さ)を測定し、25箇所の平均値及び最大値と最小値との差(高低差)を求めた。結果を表1に示す。
実施例1〜3では、加圧処理工程でのローラーギャップにて樹脂レリーフ厚みが制御されていることが確認できる。また、厚み分布均一性も、高低差が平均厚みの10%以内であり、良好であった。比較例1では、加圧処理工程でのローラーの駆動速度が速いために、十分な加圧処理の効果が得られず、実施例2に比較して樹脂レリーフ厚が厚くなっており、高低差が大きいものとなった。比較例2では、加圧処理工程がないために、厚み分布が非常に悪いことが確認された。なお、この比較例2の厚みの結果は、実施例2におけるラミネート工程後の積層体の状態であり、実施例2においてd1(ラミネート後の感光性樹脂組成物層とシート状支持体との2層分の合計厚み)と、d2(フォトマスクの上面から加圧ローラーまでの距離)との関係が、d1>d2であることが確認される。比較例3では、駆動速度が遅いことにより、ステンレスシートの曲率変化に応じて、ラミネート始点側では膜厚が小さく、ラミネート終盤で膜厚が急に大きくなる現象がみられ、結果としては厚み分布の悪いものとなった。比較例4では、駆動速度がさらに遅いことにより、厚みが非常に薄くなってしまった。比較例2〜4の結果から、ラミネート工程の駆動速度のみで厚みを制御するのは困難であり、また、厚み分布を10%以内に抑えるのは非常に困難であることが分かる。
・モールド
厚さ2.0mmのソーダライムガラス板(8インチ×8インチ)を用意し、表面をUV洗浄装置にて処理した後、窒素雰囲気下でHMDS(1,1,1,3,3,3−Hexamethyldisilazane)の気流処理を20分間行なった。ポジ型感光性樹脂溶液(東京応化工業社製PMER P−LA300PM)をスピンコーターにより乾燥後厚みが10μmになるように上記の表面処理後のガラス板上に塗布した。風乾後、110℃、7分の加熱処理を行なった。
厚み0.10mmのステンレスシート(SUS304)であって200mm×380mmの大きさのものを使用した。ステンレスシートの表面には、シランカップリング剤による接着処理を行なった。シランカップリング剤としては信越化学工業社製KBM503を使用した。
実施例1〜3と同様の装置及び仕様でラミネート工程と加圧処理工程とを行なった。手順はクロムマスクの代わりにモールドを使用した以外は実施例1〜3と同様である。ローラーギャップ及び駆動速度は表2に記載の設定とした。
得られた印刷版について、厚み測定機(Mitutoyo社製デジマチックインジケータ)により樹脂レリーフ厚み(版の厚みからステンレスシートの厚みを差し引いた値)を測定し、25箇所の平均値及び最大値と最小値との差(高低差)を求めた。結果を表2に示す。
得られた実施例4の印刷版では、樹脂レリーフ厚み71μmで、高低差も10%以内と良好な厚み分布であった。印刷版の表面には、モールドの凹部に対応する格子形状の凹凸が確認された。光干渉を用いた顕微鏡(Vert Scan2.0/株式会社菱化システム)にて評価したところ、格子状凸部の高さは10.2μm、線幅は19.1μmであった。
12 ネガフィルム
13 カバーフィルム
14 感光性樹脂組成物層
15,31,32 ボトムオープンバケット
16 ベースフィルム
17 ラミネートローラー
18 上部透明基盤
19 スペーサー
2 印刷版製造装置
201 硬質板
202,34,44 フォトマスク又はモールド
203 固定機構
204,33,43 感光性樹脂組成物
205,210 樹脂供給機構
206 シート状支持体
207 保持機構
208 ローラー
209 照射機構
41,42 回転式バケット
Claims (9)
- フォトマスク又はモールドの上面に粘度が0.2Pa・s以上50.0Pa・s以下の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層が積層されてなる2層積層体を形成する積層工程と、
該感光性樹脂組成物層の上に、シート状支持体を150mm/分以上2000mm/分以下の速度でラミネートローラーで押し付けながらラミネートすることによって、フォトマスク又はモールドと感光性樹脂組成物層とシート状支持体とからなる3層積層体を形成するラミネート工程と、
該3層積層体を、加圧ローラーによって10mm/分以上150mm/分未満の速度で加圧する加圧処理工程と、
フォトマスク又はモールド側から該3層積層体に紫外線を照射する露光工程と、
フォトマスク又はモールドを露光後の感光性樹脂組成物層から剥離する剥離工程と
を含む、シート状支持体上に凹凸形状が形成された印刷版の製造方法。 - 前記ラミネート工程の後の感光性樹脂組成物層及びシート状支持体の合計厚みd1と、前記加圧処理工程におけるフォトマスク又はモールドの上面から前記加圧ローラーまでの距離d2との関係が、d1>d2を満たす、請求項1に記載の印刷版の製造方法。
- 前記加圧処理工程におけるフォトマスク又はモールドの上面から前記加圧ローラーまでの距離d2からシート支持体厚みを減じた値が20μm以上300μm以下である、請求項2に記載の印刷版の製造方法。
- 前記シート状支持体の曲げ弾性率が20Kgf/mm2以上20000Kgf/mm2以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷版の製造方法。
- 前記シート状支持体が、厚み0.10mm〜0.30mmのステンレスシートである、請求項4に記載の印刷版の製造方法。
- 前記フォトマスク又はモールドとして、透明硬質板上に遮光部が配置されてなるフォトマスク又は透明硬質板上に凹凸部が形成されてなるモールドを用いる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷版の製造方法。
- 前記フォトマスク又はモールドが、感光性樹脂組成物層形成側の表面に離型層を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷版の製造方法。
- 前記紫外線が平行光である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷版の製造方法。
- フォトマスク又はモールドを略水平に固定する固定機構と、
フォトマスク又はモールド上に感光性樹脂組成物を供給して感光性樹脂組成物層を形成する樹脂供給機構と、
シート状支持体の端部を保持する保持機構と、
端部が保持されたシート状支持体をラミネートするための、150mm/分以上2000mm/分以下の速度でのラミネートが少なくとも可能なラミネートローラーと、
ラミネート後のシート状支持体の上面を加圧処理するための、10mm/分以上150mm/分未満の速度での加圧処理が少なくとも可能な加圧ローラーと、
フォトマスク又はモールドの下面から紫外線を照射する照射機構と、
を備える印刷版製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057038A JP4820883B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 印刷版の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057038A JP4820883B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 印刷版の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010210950A true JP2010210950A (ja) | 2010-09-24 |
JP4820883B2 JP4820883B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=42971186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009057038A Expired - Fee Related JP4820883B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 印刷版の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4820883B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101519545B1 (ko) | 2013-08-30 | 2015-05-13 | 두두테크 주식회사 | 차량 블랙박스용 회로기판의 제조방법 |
JP2018513994A (ja) * | 2015-04-22 | 2018-05-31 | マクダーミッド グラフィックス ソリューションズ エルエルシー | レリーフ像刷版を作製する方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09174705A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-08 | Kuraray Co Ltd | レンズシートの製造方法 |
JP2000181060A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フレキソ印刷用感光性エラストマー組成物 |
JP2006184615A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 液状感光性樹脂多層化フレキソ印刷版の製造方法 |
JP2007279325A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 感光性樹脂版の製造装置及び製造方法 |
JP2008207374A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Asahi Kasei Corp | 樹脂モールドおよび樹脂モールドを利用した印刷版の製造方法 |
JP2008207464A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | フレキソ印刷版用版材及びフレキソ印刷版 |
JP2008224784A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Asahi Kasei Corp | 印刷版製造方法 |
JP2009128759A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性エレメント及びその製造方法 |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009057038A patent/JP4820883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09174705A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-08 | Kuraray Co Ltd | レンズシートの製造方法 |
JP2000181060A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フレキソ印刷用感光性エラストマー組成物 |
JP2006184615A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 液状感光性樹脂多層化フレキソ印刷版の製造方法 |
JP2007279325A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 感光性樹脂版の製造装置及び製造方法 |
JP2008207374A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Asahi Kasei Corp | 樹脂モールドおよび樹脂モールドを利用した印刷版の製造方法 |
JP2008207464A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | フレキソ印刷版用版材及びフレキソ印刷版 |
JP2008224784A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Asahi Kasei Corp | 印刷版製造方法 |
JP2009128759A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性エレメント及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101519545B1 (ko) | 2013-08-30 | 2015-05-13 | 두두테크 주식회사 | 차량 블랙박스용 회로기판의 제조방법 |
JP2018513994A (ja) * | 2015-04-22 | 2018-05-31 | マクダーミッド グラフィックス ソリューションズ エルエルシー | レリーフ像刷版を作製する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4820883B2 (ja) | 2011-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5483083B2 (ja) | 微細パターン製造方法 | |
KR20110102394A (ko) | 패턴 재료 제조 방법 | |
KR20080000297A (ko) | 광경화 타입 소수성 몰드 및 그 제조방법 | |
JP6322871B2 (ja) | フレキソ印刷版とその製造方法、ならびに液晶表示素子の製造方法 | |
TWI328715B (en) | Method of manufacturing a photocurable printing blank | |
KR20170089790A (ko) | 필름 마스크, 이의 제조방법, 이를 이용한 패턴 형성 방법 및 이를 이용하여 형성된 패턴 | |
JP2009166486A (ja) | 光吸収性を有するモールド、該モールドを利用する感光性樹脂のパターン形成方法、及び印刷版の製造方法 | |
JP6010481B2 (ja) | フィルム状モールドの製造方法 | |
JPS63500965A (ja) | 硬質基板の平滑面に浮き彫り図形を形成する方法およびこの方法において使用される装置 | |
CN107710072B (zh) | 光掩模、包括光掩模的层压体、光掩模制备方法、图案形成装置和图案形成方法 | |
JP4820883B2 (ja) | 印刷版の製造方法及び製造装置 | |
JP5763796B2 (ja) | 微細パターン製造方法 | |
CN101103441A (zh) | 用于涂层图形化的方法 | |
EP2127896B1 (en) | Method for producing photosensitive resin plate or relief printing plate having recessed and projected pattern, and plate surface treating liquid used in the production method | |
JP5292048B2 (ja) | 感光性樹脂凸版の製造方法及び感光性樹脂凸版の製造装置 | |
JP4588041B2 (ja) | 樹脂モールドを利用した印刷版の製造方法 | |
JP4887873B2 (ja) | パターン形成体の製造方法 | |
JP5891861B2 (ja) | 反転印刷方法および反転印刷装置 | |
JP6410651B2 (ja) | 印刷用版胴に形成されたパターンの歪測定方法 | |
JP4981902B2 (ja) | 液状感光性樹脂凸版の製造方法及びその製造装置 | |
JP5058093B2 (ja) | ネガ型感光性レジストのパターン形成方法および印刷版 | |
JP6402059B2 (ja) | 印刷用版胴の製造方法及び製造装置 | |
JP6387607B2 (ja) | 板状樹脂積層体の印刷版、板状樹脂積層体の印刷版を用いた印刷装置 | |
JP6503211B2 (ja) | インプリント成形モールドとその製造方法 | |
JP4813521B2 (ja) | 印刷版 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110830 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110905 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4820883 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |