JP2010209362A - マグネシウムジクロライド−アルコール付加物の製造方法 - Google Patents

マグネシウムジクロライド−アルコール付加物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い特定の活性を示す付加物を提供する。
【解決手段】MgCl2、アルコール(ROH)(式中、RはC1〜C10の炭化水素基である)および元素の周期表(新IUPAC版)の3〜11族またはランタニドもしくはアクチニド系列から選択される遷移金属Mを、付加物の全重量に対して2%より少ないM原子の重量を与えるような量で含有する化合物を含む付加物。
【選択図】なし

Description

本発明は、特定量の遷移金属化合物を含有するマグネシウムジクロライド/エタノール付加物に関する。本発明の付加物は、特に、オレフィンの重合用の触媒成分または触媒成分の前駆体として有用である。
MgCl2・アルコール付加物およびオレフィンの重合用触媒成分の製造におけるそれらの使用は、当該従来技術でよく知られている。
MgCl2・nEtOH付加物をハロゲン化遷移金属化合物と反応させることにより得られるオレフィンの重合用触媒成分は、例えば、米国特許第4,399,054号に記載されている。その付加物は、不混和性分散媒体中で溶融付加物を乳化し、エマルションを冷却流体中でクエンチすることにより、球状粒子の形態で付加物を回収して、製造される。
WO98/44009には、改善された特性を有し、かつ2θ回折角5°と15°の間の範囲に、3本の主要回折線が8.8°±0.2°、9.4°±0.2°および9.8°±0.2°の回折角2θに存在し、最大強度回折線が2θ=8.8±0.2°であり、その他2本の回折線の強度が最大強度回折線の強度の少なくとも0.2倍である、特定のX線回折スペクトルにより特徴付けられるMgCl・アルコール付加物が開示されている。上記付加物は、式MgCl・mEtOH・nHO(式中、mは2.2と3.8の間であり、かつnは0.01と0.6の間である)のものであり得る。
これらの付加物は、長い反応時間、不活性希釈液の不在あるいは気化アルコールの使用といった特定条件下での、MgCl2とアルコールの間の反応を包含する、特定の製造方法により得ることができる。すべての場合において、触媒成分を製造するために、遷移金属化合物は、支持体上に固定されていなければならない。これは、その支持体を多量のチタン化合物、特にアルコールの除去およびTi原子の支持を引き起こす、TiCl4と接触させることにより得られる。通常、この処理は2、3度繰り返され、これらの付加物から得られる触媒成分は、高い活性を有するが、それらの製造方法は、副生物を除去し、それを再利用するために、多量のTiCl4による処理が必要となる。
ヨーロッパ特許第522650号には、(i)スプレー乾燥法で得られるMgCl2−アルコール付加物を、液状炭化水素溶剤の存在下でチタンテトラアルコキシドと反応させ、(ii)均質な溶液が得られるまで懸濁液を加熱し、次いで固体を沈殿させるために溶液を冷却し、(iii)アルミニウムアルキルハライドと反応させることからなる触媒成分の製造が記載されている。全最終触媒中におけるTi含量は、通常10重量%より高い。触媒の特定の最高活性(kgpol/gTi・h・atmC2)は約12である。
上記の観点から、触媒成分が、高い活性と、少量の遷移金属化合物を用いて製造する性能を対にして備えることは重要である。
出願人はここに、上記要求を満たす特定の化学的および物理的性質を備える新しい付加物を見出した。
したがって、本発明は、MgCl2、式MgCl2・m(ROH)(式中、mは0.5〜6の数であり、RはC1〜C10の炭化水素基である)により定義されるMgCl2とのモル比で存在するアルコールROH、および元素の周期表(新IUPAC版)の3〜11族またはランタニドもしくはアクチニド系列から選択される遷移金属Mを、付加物の全重量に対して10重量%より少ないM原子の重量を与えるような量で含有する化合物とを含む付加物に関する。
好ましくは、本発明の付加物は、式:
MgCl2・m(ROH)n[(Cp)p(ZR1 q)r(A)sMLt]
[式中、mは0.5〜6の数であり、RはC1〜C10の炭化水素基であり、Mは元素の周期表(新IUPAC版)の3〜11族またはランタニドもしくはアクチニド系列から選択される遷移金属であり、(ZR1 q)rはCpとAを架橋する二価の基であり;ZはC、Si、Ge、NまたはPであり、かつR1基は互いに同一または異なって、水素、または線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であるか、2つのR1は脂肪族もしくは芳香族C4〜C7環を形成でき;
Cpは、任意に1以上のヘテロ原子を含み、4〜6の炭素原子を含む、1以上の置換もしくは非置換、飽和、不飽和もしくは芳香族の環に任意に縮合される、置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基であり;
Aは、O、S、NR2、PR2(式中、R2は水素、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキルである)であるか、またはAはCpと同じ意味を有し;
置換基Lは、互いに同一または異なって、水素、ハロゲン、R3、OR3、OCOR3、SR3、NR3 2およびPR3 2(式中、R3は、任意に1以上のSiまたはGe原子を含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基である)からなる群から選択されるモノアニオン性シグマリガンドであり;好ましくは、置換基Lは同一であり;
nは、付加物の全重量に対して10%より少ないM原子の重量を与えるような数であり;
pは、0または1であり;
qは、1または2、より具体的には、ZがNまたはPであるとき1であり、かつZがC、SiまたはGeであるとき2であり;
rは、0〜4の範囲の整数であり;
sは、0、1または2であり;好ましくは0か1;sが0のときrは0であり;
tは、式v−(p+s)(式中、vは金属Mの価数)に対応する整数である]
を有する。
好ましくは、nは7%より少なく、より好ましくは5%より少なく、さらに好ましくは2%より少ないM原子の重量を与えるような数である。好ましくは、mは1〜5、より好ましくは1.5〜4の範囲である。
本発明の特定の実施態様で、上式の付加物におけるpおよびsは0である。この場合、本発明の付加物は、式
MgCl2・m(ROH)n[M(OR3)ab-a]
(式中、m、n、RおよびR3は上記の意味を有し、MはTi、ZrまたはVであり、aは0とbの間であり;bはMの原子価であり、かつXはハロゲンである)
の付加物から選択されるのが好ましい。好ましくは、MはTiであり、Xは塩素であり、かつR3は線状もしくは分枝状のC1〜C10の炭化水素基から選択される。より好ましくは、R3は、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t-ブチルのようなC1〜C7アルキル、およびフェニルまたはトリルのようなC6〜C9のアリールまたはアルキルアリール基から選択される。好ましい遷移金属化合物は、Ti(OBu)4、Ti(OBu)Cl3、Ti(OBu)2Cl2およびTi(OBu)3Clである。
本発明の付加物は、種々の技術により製造できる。一般的な方法は、適量のマグネシウムクロライド、遷移金属化合物およびアルコールを接触させ、溶融付加物が形成されるまで、その系を加熱し、次いで粒子、好ましくは球状に固化させるためにその系を急速に冷却させることからなる。
マグネシウムクロライド、遷移金属化合物およびアルコール間の接触は、溶融付加物に不混和であり、かつ溶融付加物に対して化学的に不活性である、不活性液体の存在下もしくは不在下に行うことができる。不活性液体が存在するならば、所望の量のアルコールを気相で加えるのが好ましい。このことは、形成された付加物の、より良好な均質性を確保する。
付加物が分散される液体は、溶融付加物に不混和であり、かつ化学的に溶融付加物に対して不活性である、いかなる液体であってもよい。例えば、脂肪族、芳香族または脂環式の炭化水素が、シリコン油と同様に用いられる。ワセリン油のような脂肪族炭化水素が特に好ましい。MgCl粒子、アルコールおよび遷移金属化合物を液相に分散させた後、その混合物を、付加物がその溶融状態に達する温度で加熱する。この温度は、付加物の組成により決まり、一般に80〜150℃の範囲である。前述のように、温度を付加物が完全に溶解するような値に維持する。好ましくは、付加物を溶融状態で、撹拌条件下に10時間以上、好ましくは10〜150時間、より好ましくは20〜100時間維持する。
適した形態を有する付加物の固形分離粒子を得るためには、種々の方法で処理することができる。
実行可能な方法の1つは、エマルションを不活性冷却液と接触させることにより行うクエンチによって、球状で付加物の粒子の固化を得ることに引き続く、不混和でかつ化学的に不活性である液体媒体中における付加物の乳化処理である。
付加物を固化させるための好ましい方法は、スプレー冷却技術の採用にある。この選択を実行する場合、第一工程で、マグネシウムクロライド、遷移金属化合物およびアルコールを、不活性液体分散剤の不在下に互いに接触させることが好ましい。溶融後、粒子の急速な固化をもたらすような低い温度の環境で、市販の好適な装置の使用により、付加物をスプレーする。好ましい観点では、付加物を冷たい液体環境に、より好ましくは冷たい液体炭化水素中にスプレーする。
好ましくは、上で報告された一般的方法に従って得られる付加物は、付加物の全重量に対して水を最大1重量%まで含み、さらに最高溶融温度(Tm)ピークが115℃より低く、103J/gより少なく、好ましくは70〜100J/gの範囲にある、対応する溶融エンタルピー(ΔH)を有するDSC分布により特徴付けられる。
厳密には要求されないが、本発明の付加物は、2θ回析角5°と15°の間の範囲に、3本の主要回析線が8.8±0.2°、9.4±0.2°および9.8±0.2°の回析角2θに存在し、最大強度回析線が2θ=8.8±0.2°であり、その他2本の回析線の強度が最大強度回析線の強度の少なくとも0.2倍である、X線回析スペクトルにより特徴付けることもできる。さらに上記の付加物は、2θ回析角が5°と50°の間の範囲に、α−MgClの固有回析線が存在しないX線回析スペクトルを示す。
これらの付加物を得るために、水分量は慎重に調節されるべきである。反応物の水分含量に対しては、特別な注意を払うべきである。MgCl2とEtOHの両方は、実際に吸湿性が高く、水分をそれらの構造内に取り入れようとする傾向がある。結果的に、反応物の水分含量が比較的高い場合は、たとえ水分が分離成分として加えられなくても、最終のMgCl2−EtOH付加物は非常に高い水分含量を含むことがある。
固体または液体中の水分含量の調節または低減方法は、従来技術でよく知られている。
MgCl2中の水分含量は、例えば高温のオーブン中で乾燥させるか、水に反応する化合物と反応させることにより低減できる。例として、MgCl2から水分を除去するために、HClの気流を用いることができる。蒸留のような種々の技術、または分子篩のような、水分除去が可能な物質に接触させることにより、液体からの水分を除去することができる。このことに気を付ければ、本発明の付加物を製造するための、マグネシウムクロライド、エタノールおよび遷移金属化合物間の反応は、上記の方法に従って行うことができる。
上記の成分に加えて、本発明の付加物は、電子供与化合物も含むことができる。この電子供与化合物は、エステル類、エーテル類、アミン類、シラン類およびケトン類から選択することができる。例えば、安息香酸、フタル酸、マロン酸および琥珀酸のエステル類のような、モノ−またはポリカルボン酸のアルキルおよびアリールエステル類が特に好ましい。
そのようなエステル類の特定の例は、n-ブチルフタレート、ジ-イソブチルフタレート、ジ-n-オクチルフタレート、ジエチル2,2-ジイソプロピルスクシネート、ジエチル2,2-ジシクロヘキシルスクシネート、エチル-ベンゾエートおよびp-エトキシエチル-ベンゾエートである。さらに、エーテル類の中で、テトラヒドロフランのような環状エーテル類および式:
Figure 2010209362
(式中、R、RI、RII、RIII、RIVおよびRVは、互いに同一または異なって、水素または1〜18の炭素原子を有する炭化水素基であり、かつRVIとRVIIは、互いに同一または異なって、それらが水素でない場合を除き、R〜RVと同じ意味を有し;R〜RVII基の1つ以上は、結合して環を形成することができる)
の1,3-ジエーテルも有利に使用できる。RVIおよびRVIIがC1〜C4アルキル基から選択される1,3-ジエーテルが特に好ましい。
電子供与化合物は、マグネシウムに対して、一般に1:4と1:20の間のモル比で存在する。
本発明による付加物は、好適な触媒により活性化されたとき、すでにオレフィンの重合能力を有する。特に、予め付加物を化学的または物理的に行うことのできる脱アルコール化処理に付した場合、重合活性は高まる。脱アルコール化を、高温(80〜130℃)の窒素気流下で行うのが好ましい。アルコール含量が、mが0.5〜1.5の範囲にあるようなレベルに低減されるような、脱アルコール化度が好ましい。脱アルコール化された付加物を、任意に還元作用も有するハロゲン化、好ましくは塩化化合物と反応させることにより、さらに高い活性を得る。そのような化合物の特定の例は、有機酸ハライドRCOX(式中、Xはハロゲン、好ましくは塩素であり、かつRは脂肪族または芳香族基である);HCl、SOCl2、COCl2、TiCl4、BCl3などのようなハロゲン化水素を包含する。
特に満足のいく結果は、ハロゲン含有シリコン化合物、またはハロゲンおよび水素含有シリコン化合物を用いることにより得られる。後者は還元剤およびハロゲン化剤の両方として作用する。そのようなシリコン化合物の特定の例は、
−式SiX4-nn
(式中、XおよびYは、ハロゲン原子、例えばClおよびBrを表わし、nは0〜3に変動する数である)
を有する、SiCl4を含むハロゲン化シリコン類;
−式Sinn-1Cl2n+2
(式中、nは2〜7に変動する数である)
の、例えばSi2OCl6を含むクロロシロキサン類;
−式Sin2n+2
(式中、Xはハロゲンであり、かつnは2〜6に変動する数である)
を有する、例えばSi4Cl10を含むハロゲン化ポリシラン類
−式SiH4-nn
(式中、Xはハロゲンであり、かつnは1〜3に変動する数である)
を有する、例えばSiHCl3を含むハロゲンシラン類;
−式RnSiHxy
(式中、Rは脂肪族または芳香族基であり、Xはハロゲンであり、nは1〜3の数であり、xは0〜2に変動する数であり、yは1〜3に変動する数である)
を有する、例えばC25SiCl3;CH3SiCl2H;(CH3)2SiCl2を含むアルキル-ハロゲンシラン類
−式Si(OR)4-nn
(式中、Xはハロゲンであり、Rは1〜20炭素原子を有するアルキルまたはアリールである)
の、例えばSi(OC25)Cl3を含むアルコキシ-ハロゲンシラン類
を包含する。
ハロゲン化および還元活性の両方を有する化合物の例は、式AlR3-zz(式中、RはC1〜C15の炭化水素アルキル基であり、Xはハロゲン、好ましくは塩素であり、zは0<z<3の数である)のアルミニウム化合物である。好ましい化合物は、AlMe2Cl、AlEt2ClおよびAl2Et3Cl3である。
このようにして得られた触媒は、すでに高い重合活性を付与されているが、所望であれば、触媒中のMの含量を増加させるために、さらに遷移金属化合物と接触させることもできる。付加遷移金属化合物は、すでに付加物中に存在する化合物と同一または異ってもよい。
本発明の触媒成分は、Al−アルキル化合物との反応により、アルファ−オレフィンCH2=CHR(式中、Rは水素または1〜12の炭素原子を有する炭化水素基である)の重合用触媒を形成する。アルキル−Al化合物は、上記式AlR3-zz(式中、RはC1〜C15の炭化水素アルキル基であり、Xはハロゲン、好ましくは塩素であり、zは0≦z<3の数である)のものでもよい。Al−アルキル化合物は、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ-n-ブチルアルミニウム、トリ-n-ヘキシルアルミニウム、トリ-n-オクチルアルミニウムのような、トリアルキルアルミニウム化合物類の中から選択されるのが好ましい。任意に、上記トリアルキルアルミニウム化合物類との混合物中のAlEt2ClおよびAl2Et3Cl3のようなアルキルアルミニウムハライド類、アルキルアルミニウム水素化物類またはアルキルアルミニウムセスキクロライド類を用いることもできる。
Al/Ti比は1より高く、一般に20と800の間である。
重合において、上に示した内部供与体として使用できる化合物と同一または異なり得る電子供与化合物(外部供与体)を用いることができる。内部供与体がポリカルボン酸、特にフタレートである場合、外部供与体は、少なくとも1つのSi−OR結合を含み、式Ra 1b 2Si(OR3)c(式中、aとbは0〜2の整数であり、cは1〜3の整数であり、かつ和(a+b+c)は4であり;R1、R2およびR3は1〜18の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキルまたはアリール基である)を有するシラン化合物類から選択するのが好ましい。特に好ましくは、aが1であり、bが1であり、cが2であり、R1とR2の少なくとも1つが、3〜10の炭素原子を有する分枝状のアルキル、シクロアルキルまたはアリール基から選択され、かつR3がC1〜C10アルキル基であるシリコンであり、特にメチルである、シリコン化合物類が好ましい。そのような好ましいシリコン化合物の例は、メチルシクロヘキシルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル-t-ブチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシランである。
さらに、aが0であり、cが3であり、R2が分枝状のアルキルまたはシクロアルキル基であり、R3がメチルであるシリコン化合物もまた好ましい。
そのような好ましいシリコン化合物の例は、シクロヘキシルトリメトキシシラン、t-ブチルトリメトキシシランおよびテキシルトリメトキシシランである。
テトラヒドロフランのような環状エーテル類、および前述の化学式を有する1,3-ジエーテルも外部供与体として使用できる。
前述の通り、本発明の成分およびそれらから得られる触媒は、式CH2=CHR(式中、Rは水素または1〜12の炭素原子を有する炭化水素基である)のオレフィンの(共)重合方法における適用を見出している。
本発明の触媒は、従来技術で知られている、いかなるオレフィン重合方法においても用いられる。例えば、希釈液として不活性炭化水素溶剤を用いるスラリー重合、あるいは反応媒質として、液体モノマー(例えばプロピレン)を用いる塊状重合において使用できる。さらに、1つ以上の流動または機械撹拌床反応器中で操作し、気相で行う重合方法に用いることができる。
重合は、一般に20〜120℃、好ましくは40〜80℃の温度で行う。重合を気相で行うとき、操作圧は、一般に0.1と10MPa、好ましくは1と5MPaの間である。
塊状重合における操作圧は、一般に1と6MPa、好ましくは1.5と4MPaの間である。
本発明の触媒は、幅広い範囲のポリオレフィン製品の製造に非常に有用である。製造され得るオレフィンポリマーの特定の例は:エチレンホモポリマー類、およびエチレンと3〜12の炭素原子を有するアルファ−オレフィンとのコポリマーからなる高密度エチレンポリマー類(HDPE、0.940g/ccより高い密度を有する);線状低密度ポリエチレン類(LLDPE、0.940g/ccより低い密度を有する)、およびエチレンと80%より高いエチレンから誘導される単位の分子含量を有する、3〜12の炭素原子を有する1以上のアルファオレフィンとのコポリマーからなる、極低密度および超低密度(VLDPEおよびULDPE、0.920g/ccより低い、0.880g/ccまでの密度を有する);アイソタクチックポリプロピレン類、ならびにプロピレンとエチレンおよび/または85重量%より高いプロピレンから誘導される単位の含量を有するその他のアルファ−オレフィンの結晶性コポリマー類;プロピレンと、1-ブテンから誘導される単位の含量が1と40重量%の間からなる1-ブテンとのコポリマー;結晶性ポリプロピレンマトリックスからなるヘテロ相コポリマー類、ならびにプロピレンと、エチレンおよび/またはその他のアルファ−オレフィンのコポリマーからなる非晶質相である。
以下の例は、本発明そのものを多少なりとも制限することなく、説明するために示されている。
特徴づけ
以下に報告されている特性は、以下の方法により測定された:
キシレン可溶画分(XS)
25℃におけるキシレンへの可溶性を以下の方法により測定した:約2.5gのポリマーと250mlのo−キシレンを、冷却器と還流冷却器を備えた丸底フラスコに注入し、窒素下に維持した。得られた混合物を135℃に加熱し、撹拌下に約60分間維持した。最終溶液を、連続撹拌下で25℃まで冷却し、次いで、ろ過した。次いで、ろ液を一定量に到達するまで、窒素気流下、140℃で乾固させた。このキシレン可溶画分の含量を、当初の2.5gとのパーセンテージで表す。
コモノマー含量
1−ブテンを赤外分光光度法により測定した。
1−ブテンより高いα−オレフィンを赤外線分析により測定した。
有効密度:
傾斜カラムを用いたASTM−D1505による。メルトインデックス測定用に押し出されたポリマーの一部について測定を行った。
実施例
HDPE重合試験の一般的な手順
70℃でN気流下に脱気した、4.5リットルのステンレス鋼製オートクレーブ中に、1.6リットルの無水ヘキサン、報告された量の触媒成分および0.5gのトリエチルアルミニウム(TEAL)を導入した。全体を撹拌し、75℃に加熱し、その後4barのH2および7barのエチレンを供給した。エチレンが圧力一定に維持されるように供給される間に、重合が2時間続いた。終わりに、反応器を減圧し、COの注入により重合を停止させた。回収したポリマーを60℃の真空下で乾燥させた。
LLDPE重合試験(1)の手順
螺旋状の磁気撹拌機、温度および圧力計、エチレン、プロパン、水素、1−ブテン用の供給ライン、および触媒注入用の鋼製バイアルを備えた4.5リットルのステンレス鋼製オートクレーブを使用し、かつエチレンを80℃でフラッシュし、プロパンで洗浄することにより浄化した。以下の順序に、0.96gのTEALおよび50mgの固形触媒を5分間熟成させ、プロパン気流で、空の反応器に導入した。次いで、オートクレーブを密封し、1.6リットルのプロパンを導入し、その後、部分圧7barまでのエチレンと、表1に報告した量の1−ブテンの同時導入により、エチレンの温度は75℃に上昇した(10分間)。終わりに、1barの水素(部分圧)を加えた。連続撹拌下に、エチレン/1−ブテン混合物(モル比9:1)の供給により、全圧を75℃で120分間維持した。最後に、反応器を減圧し、COの注入により重合を停止した。回収したポリマーを60℃の真空下で乾燥させた。
LLDPE重合試験(2)の手順
固形触媒と共に0.6gのTMA(TEALの代わりに)と0.12gのTHFを使用すること以外は、一般的な手順(1)に記載の通りである。
参考例1
1.1付加物の製造
136.71gの無水EtOHを含有し、IKA RE166撹拌機を備えている反応容器に、室温で4.65gのTi(OBu)を加えた(MgClに対して5重量%)。
次いで、その混合物を−12.3℃まで冷却し、93.02gのMgCl(水分0.3%含有)を撹拌下に導入した。一旦MgClの追加が完了すると、温度を125.8℃まで上昇させ、この値で3時間維持した。その後、1600cmのOB55ワセリン油を導入し、温度を125℃に維持しながら、撹拌を1500rpmに上げ、この値で2分間維持した。その時間の後、最終温度が12℃を超えないように、撹拌下に維持され、かつ冷却されたヘキサンを含有する容器に混合物を排出した。12時間後、次いで回収された付加物の固形粒子をヘキサンで洗浄し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、得られた球状支持体(217g)が56.5%EtOH、1.6%BuOH、0.44%HOおよび0.3%Ti(重量%)を含有することを示した。
1.2脱アルコール化
ロータリーエバポレーターのガラスフラスコに、上記1.1に記載のように製造された、100gの球状付加物を導入した。次いで、減圧下に温度を約15分間で50℃から105℃に上昇させながら、付加物を注意深く温めた。終わりに、生成物を回収し、EtOH含量は38重量%であった。
1.3活性化
1リットルのガラス製反応器に、1.2に報告されたように製造した25gの球状付加物を、500ccの無水ヘキサンと共に装填した。
0℃の温度で、23gのDEAC(ヘキサンで100g/lに希釈したDEAC)を非常に慎重に供給し、次いで、温度を50℃まで上昇させた。その混合物を約1時間撹拌した。液相を吸い上げ、生成物を室温で新しいヘキサンで3回洗浄した。生成物を回収し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、それらが15.1重量%のMg、51.9重量%のCl、5.4重量%のAl、15.5重量%のEtOHおよび0.5重量%のTiを含有することを示した。
このようにして得られた触媒を、上で報告した方法によりHDPEおよびLLDPE重合に使用した。結果を表1に示す。
参考例2
1リットルのガラス製反応器に、参考例1.2で報告したように製造した25gの球状支持体を、500ccの無水ヘキサンと共に装填した。
0℃の温度で、11.5gのDEAC(ヘキサンで100g/lに希釈したDEAC)を非常に慎重に供給し、次いで、温度を50℃まで上昇させた。その混合物を約1時間撹拌した。液相を吸い上げ、DEACとの処理を繰り返した。終わりに、生成物を室温で新しいヘキサンで3回洗浄した。生成物を回収し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、それらが15.9重量%のMg、54.3重量%のCl、5.5重量%のAl、14.1重量%のEtOHおよび0.5重量%のTiを含有することを示した。
このようにして得られた触媒を、上で報告した方法によりHDPEおよびLLDPE重合に使用した。結果を表1に示す。
参考例3
3.1付加物の製造
MgCl2に対して8重量%のTi(OBut)4を供給すること以外は、参考例1.1に記載の通りである。
3.2脱アルコール化
最高温度が約20分間で達成されたという点を除き、参考例1.2に記載の通りである。最終生成物中のEtOH含量は、24.5重量%であった。
3.3活性化
2リットルのガラス製反応器中に、3.2で報告したように製造した35gの球状付加物を、700ccの無水ヘキサンと共に装填した。
0℃の温度で、54.4gのEASC(ヘキサンで100g/lに希釈したEASC)を非常に慎重に供給し、次いで、温度を50℃まで上昇させた。その混合物を約1時間撹拌した。液相を吸い上げ、生成物を室温で新しいヘキサンで3回洗浄した。生成物を回収し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、それらが20.2重量%のMg、66.7重量%のCl、2.5重量%のAl、1.8重量%のEtOHおよび0.9重量%のTiを含有することを示した。
このようにして得られた触媒を、上で報告した方法によりHDPE重合に使用した。結果を表1に示す。
実施例4
1.1付加物の製造
85.87gの無水EtOHを含有し、IKA RE166撹拌機を備えている反応容器に、室温で35gのTi(OBu)を加えた(MgClに対して40.8重量%)。次いで、その混合物を−11.4℃に冷却し、85.75gのMgCl(水分0.3%含有)を撹拌下に導入した。一旦MgClの追加が完了すると、温度を130℃まで上昇させ、この値に約3時間維持した。その後、1600cmのOB55ワセリン油を導入し、温度を130℃に維持しながら、撹拌を1500rpmに上げ、この値で2分間維持した。その時間の後、最終温度が12℃を超えないように、撹拌下に維持され、かつ冷却されたヘキサンを含有する容器に混合物を排出した。12時間後、次いで回収された付加物の固形粒子をヘキサンで洗浄し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、得られた球状支持体が19.4%のEtOH、13.3%のBuOH、0.14%のHO、10.5%のMgおよび1.7%のTi(重量%)を含有することを示した。
実施例5
1.1付加物の製造
124.59gの無水EtOHを含有し、IKA RE166撹拌機を備えている反応容器に、室温で6.8gのTi(OEt)を加えた(MgClに対し8重量%)。次いで、その混合物を−7.8℃に冷却し、85.04gのMgCl(水分0.3%含有)を撹拌下に導入した。一旦MgClの追加が完了すると、温度を125℃まで上昇させ、この値で約3時間維持した。その後、1600cmのOB55ワセリン油を導入し、温度を125℃に維持しながら、撹拌を1500rpmに上げ、この値に2分間維持した。その時間の後、最終温度が12℃を超えないように、撹拌下に維持され、かつ冷却されたヘキサンを含有する容器に混合物を排出した。12時間後、次いで回収された付加物の固形粒子をヘキサンで洗浄し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、得られた球状支持体(200g)が55.5%のEtOH、0.2%のHOおよび0.7%のTi(重量%)を含有することを示した。
実施例6
1.1付加物の製造
126.32gの無水EtOHを、IKA RE166撹拌機を備えた反応容器に装填し、次いで−8.2℃に冷却した。次いで、85.08gのMgClと6.8gのTiCl(OEt)の混合物を、撹拌下に加えた(MgClに対して8重量%)。一旦MgClの追加が完了すると、温度を127℃まで上昇させ、この値に約3時間維持した。その後、1600cmのOB55ワセリン油を導入し、温度を127℃に維持しながら、撹拌を1500rpmに上げ、この値に2分間維持した。その時間の後、最終温度が12℃を超えないように、撹拌下に維持され、かつ冷却されたヘキサンを含有する容器に混合物を排出した。12時間後、次いで回収された付加物の固形粒子をヘキサンで洗浄し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、得られた球状支持体(198.5g)が53%のEtOH、1.5%のHO、10.1%のMgおよび0.45%のTi(重量%)を含有することを示した。
実施例7
1.1付加物の製造
125.66gの無水EtOHを、IKA RE166撹拌機を備えた反応容器に装填し、次いで−6.7℃に冷却した。次いで、85.54gのMgClと6.8gのTiCl(OBu)(Ti(III)としてのチタン)の混合物を、撹拌下に加えた(MgClに対して8重量%)。一旦MgClの追加が完了すると、温度を125.3℃まで上昇させ、この値に約3時間維持した。その後、1600cmのOB55ワセリン油を導入し、温度を125.3℃に維持しながら、撹拌を1500rpmに上げ、この値に2分間維持した。その時間の後、最終温度が12℃を超えないように、撹拌下に維持され、かつ冷却されたヘキサンを含有する容器に混合物を排出した。12時間後、次いで回収された付加物の固形粒子をヘキサンで洗浄し、40℃の真空下で乾燥させた。組成分析は、得られた球状支持体(193.45g)が52.8%のEtOH、0.8%のBuOH、1.35%のHO、10.5%のMg、30.8%のClおよび0.6%のTi(重量%)を含有することを示した。
Figure 2010209362

Claims (1)

  1. 式:MgCl・m(ROH)n[(Cp)(ZR (A)ML
    [式中、RはC〜C10の炭化水素基であり、Mは元素の周期表(新IUPAC版)の3〜11族またはランタニドもしくはアクチニド系列から選択される遷移金属であり、mは1.5〜4の数であり、
    (ZR はCpとAを架橋する二価の基であり;ZはC、Si、Ge、NまたはPであり、かつR基は互いに同一または異なって、水素、または線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC〜C20アルキル、C〜C20シクロアルキル、C〜C20アリール、C〜C20アルキルアリールまたはC〜C20アリールアルキル基であるか、2つのRは脂肪族もしくは芳香族C〜C環を形成でき;
    Cpは、任意に1以上のヘテロ原子を含み、4〜6の炭素原子を含む、1以上の置換もしくは非置換、飽和、不飽和もしくは芳香族の環に任意に縮合される、置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基であり;
    Aは、O、S、NR、PR(式中、Rは水素、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC〜C20アルキル、C〜C20シクロアルキル、C〜C20アリール、C〜C20アルキルアリールまたはC〜C20アリールアルキルである)であるか、またはAはCpと同じ意味を有し;
    置換基Lは、互いに同一または異なって、水素、ハロゲン、R、OR、OCOR、SR、NR およびPR (式中、Rは、任意に1以上のSiまたはGe原子を含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和のC〜C20アルキル、C〜C20シクロアルキル、C〜C20アリール、C〜C20アルキルアリールまたはC〜C20アリールアルキル基である)からなる群から選択されるモノアニオン性シグマリガンドであり;
    nは、付加物の全重量に対して2重量%より少ないM原子の重量を与えるような数であり;
    pは、0または1であり;
    qは、1または2であり;
    rは、0〜4の範囲の整数であり;
    sは、0、1または2であり;sが0のときrは0であり;
    tは、式v−(p+s)(式中、vは金属Mの価数である)に対応する整数である]
    で表される付加物の製造方法であって、
    MgClとROHと遷移金属化合物とを、M原子の重量が付加物の全重量に対して2重量%より少なくなるように混合して付加物を得る工程、および
    前記工程で得た付加物を冷却された液体炭化水素中に排出して当該付加物を最終的に単離する工程、
    を含む、前記製造方法。
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