JP2010207392A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010207392A
JP2010207392A JP2009056578A JP2009056578A JP2010207392A JP 2010207392 A JP2010207392 A JP 2010207392A JP 2009056578 A JP2009056578 A JP 2009056578A JP 2009056578 A JP2009056578 A JP 2009056578A JP 2010207392 A JP2010207392 A JP 2010207392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
motor
compressor
relay
electromotive force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009056578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4847552B2 (ja
Inventor
Shigeo Umetani
重雄 梅谷
Shinji Kondo
信二 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009056578A priority Critical patent/JP4847552B2/ja
Publication of JP2010207392A publication Critical patent/JP2010207392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847552B2 publication Critical patent/JP4847552B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】ヒートポンプを用いた予備乾燥運転時のドラムの惰性回転による起電力を、低コストで有効に用い、安定した運転を確保する。
【解決手段】ドラムモーター7と、ドラム3内に送風するためのファンモーター27と、ファンによる送風空気を加熱するヒートポンプのコンプレッサ28に、インバータ回路24、25、26により、整流平滑回路22、23の直流電源に基づく交流電力を供給する。交流電源21に直列にリレー34が接続される。制御部29は、予備乾燥運転時に、ドラムモーターを駆動すると脱水と同時に、ファンモータとコンプレッサとを駆動して温風を送る制御を行う。その際、所定時間の脱水を行った後にドラムモーター用インバータ回路を停止し、同時に、リレーを開状態にして整流平滑回路への電力供給を遮断する。一方、ドラムの惰性回転による起電力が所定の大きさよりも低下したときには、リレーを閉状態に戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプによる除湿乾燥方式を用いた洗濯乾燥機に関する。
ヒートポンプによる除湿乾燥方式を用いたドラム式洗濯乾燥機の構造の一例を、図4に示す。図4は、ドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示す断面図である。
この洗濯機では、洗濯機本体1内に、サスペンション構造(図示せず)によって水槽2が宙吊り状態に支持されている。水槽2内には、有底円筒形に形成されたドラム3が、その軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて支持されている。水槽2の正面側にはドラム3の開口端に通じる衣類出入口4が形成され、洗濯機本体1の正面側の上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉5を開くことにより、衣類出入口4を通じてドラム3内に対して洗濯物を出し入れすることができる。
ドラム3には、その周面に水槽2内に通じる多数の透孔6が形成され、内周面の複数位置に衣類攪拌用の攪拌突起3aが設けられている。このドラム3は、水槽2の背面側に取り付けられたドラムモータ7によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽2には、注水管路8及び排水管路9が配管接続され、図示しない注水弁及び排水弁の制御によって水槽2内への注水及び排水がなされる。
扉5を開きドラム3内に洗濯物及び洗剤を投入して、洗濯乾本体1の例えば前面上部に設けられた操作パネル10での操作により運転を開始させると、水槽2内には注水管路8から所定量の注水がなされ、ドラムモータ7によりドラム3が回転駆動されて洗濯工程が開始される。ドラム3の回転により、ドラム3内に収容された洗濯物はドラム3の内周壁に設けられた攪拌突起3aによって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路9から排出され、ドラム3を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽2内に注水管路8から注水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても、ドラム3内に収容された洗濯物は、ドラム3の回転により攪拌突起3aにより持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。
このドラム式洗濯乾燥機には、ドラム3内に収容した洗濯物を乾燥する機能が設けられ、循環送風経路11により、水槽2内の空気を排気して除湿し、加熱して乾燥させた空気を再び水槽2内に送風する。この循環送風経路11の途中には、蒸発器12などの除湿手段と凝縮器13などの加熱手段からなるヒートポンプユニット、及び送風手段である循環ファン14が設けられている。蒸発器12と凝縮器13は、循環空気との熱交換部をなして循環送風経路11の最低位部に配置されている。
この循環ファン14を回転駆動することにより、循環送風経路11に空気の流れが発生して洗濯物を収容したドラム3内の空気は透孔6を通じて水槽2から循環ファン14側への循環空気導入管路15に排気され、循環ファン14の上流に位置する蒸発器12に水分を結露させて除湿することと、凝縮器13との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。
この乾燥した高温の空気は循環ファン14から水槽2への送風管路16に送り出されて水槽2内に送風される。水槽2内に送風された高温の乾燥空気は透孔6を通じてドラム3内に入って衣類などの洗濯物に曝されながら水槽2へと抜け、再度循環空気導入管路15へと導入され、以上の循環送風経路11での空気の循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
図5は、上記構成のドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御装置の概略構成を示すブロック図である。但し、ドラムモータ7の駆動に関与する部分以外の制御部は、図示が簡略化されている。
この制御装置では、商用電源21の交流電力を、整流器22及び平滑コンデンサ23からなる整流平滑回路により平滑化し、その直流電力を、ドラムモーター用インバータ回路24、ファンモーター用インバータ回路25、およびコンプレッサ用インバータ回路26に供給する。
ドラムモーター用インバータ回路24により直流電力が3相交流電力に変換され、ドラムモータ7の駆動電力として供給される。同様に、ファンモーター用インバータ回路25により変換された3相交流電力が循環ファン14用のファンモーター27に供給され、コンプレッサ用インバータ回路により変換された3相交流電力が凝縮器13のコンプレッサ28に供給される。
マイコンにより構成された制御部29は、入力設定部30から入力される運転指示、及び各検知手段により検知される運転状態の監視情報に基づいて、各インバータ回路24、25、26を制御し、また、図示を省略するが、給水弁、排水弁等の動作を制御する。
図には、ドラムモーター用インバータ回路24についてのみ、回路を具体的に示したが、他のインバータ回路25、26も同様の構成を有する。ドラムモータ7は、3相巻線7a、7b、7cを有するステータと、2極の永久磁石を有するロータ(図示せず)とを備え、3つの位置検出素子31a、31b、31cが設けられた直流ブラシレスモータである。位置検出素子31a〜31cは、ロータ磁極位置に対応して電気角60度毎のロータ位置信号を出力する。
ドラムモータ7を回転制御するインバータ回路24は、6個のスイッチング素子24a〜24fを3相ブリッジ接続して構成され、各スイッチング素子24a〜24fに並列にフライホイールダイオードが接続されている。位置検出素子31a〜31cが検出するロータ位置検出信号は、制御部29に入力される。このロータ位置検出信号に基づいて、駆動回路32によりスイッチング素子24a〜24fのオン/オフ状態をPWM制御する。それにより、ステータの3相巻線7a、7b、7cに対する通電を制御して、ロータを所要回転数で回転させる。
制御部29はまた、3つの位置検出素子31a〜31cの検出出力が入力される回転数検知部33を有する。回転数検知部33は、3つの位置検出素子31a〜31cのいずれかの位置検出信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数Ndを算出する。回転数Ndを用いて、布量検知等の処理が行なわれる。
以上のような構成を有する洗濯乾燥機において、ドラムモータ7を駆動してドラム3を高速回転させた後、ドラムモーター用インバータ回路24を停止し、ドラム3が惰性回転を続ける場合がある。その際、ドラム3の惰性回転によりドラムモータ7は起電力を発生する。この起電力を無駄にせず有効利用することは、省エネギー化を図る上で重要である。
特許文献1には、インバータ洗濯機において、モータ制御時のモータの惰性回転により発生する起電力が、無駄に消費されることを回避する技術が記載されている。すなわち、平滑コンデンサと並列に、蓄電手段とスイッチング素子からなる充放電手段を接続し、充放電手段を介して充放電を制御する。それにより、モータの停止時直後の惰性回転による電力を蓄電手段に充電し、運転時に放電するなどして、モータの起動をよりスムーズに行ない、モータの発電電力を無駄なく使用する。
特開平11−276781号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、蓄電手段が必要であり、コストアップの原因となる。
ところで、ヒートポンプを用いた洗濯乾燥機においては、予備乾燥運転のモードが設定される場合がある。予備乾燥運転とは、ドラムモータ7を駆動してドラム3を高速回転させ、洗濯物を脱水すると同時に、ファンモータ27とコンプレッサ28とを駆動して、温風をドラム3に送ることによりドラム3内の洗濯物を温めるモードである。
この予備乾燥運転時に、脱水回転時のドラムモータ7の停止後の惰性回転によるドラム3の回転エネルギーを、コンプレッサ28やファンモーター27の駆動に利用して、省エネギー化を図ることが考えられる。しかし、ドラムモータ7からの回生電力を単純にコンプレッサ28やファンモーター27に供給するだけでなく、予備乾燥運転時の安定した運転を確保することが必要である。
そこで本発明は、ヒートポンプを用いた予備乾燥運転時のドラムの惰性回転による起電力を、低コストで有効に用い、安定した運転を確保することが可能な洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物を収容して回転運動を行うドラムと、前記ドラムを回転自在に内包し洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽と、前記ドラムを回転駆動するドラムモーターと、前記ドラム内に空気を送風するファンを回転駆動するファンモーターと、前記ファンによる送風空気を冷却除湿したのちに加熱するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットの冷媒を輸送するコンプレッサと、交流電源を直流電源に変換する整流平滑回路と、前記直流電源の電圧を検知する電圧検知回路と、前記整流平滑回路の直流電源に基づき前記ドラムモーター、ファンモーター、およびコンプレッサにそれぞれ交流電力を供給するドラムモーター用インバータ回路、ファンモーター用インバータ回路、およびコンプレッサ用インバータ回路と、前記交流電源に直列に接続されたリレーと、各々の前記インバータ回路および前記リレーの駆動制御を行う制御部とを備える。
前記制御部は、前記ドラムモーターを駆動して前記ドラムを高速回転し、洗濯物を脱水すると同時に、前記ファンモータと前記コンプレッサとを駆動して、温風を前記ドラムに送ることにより前記ドラム内の洗濯物を温める予備乾燥運転を制御する機能を有し、前記予備乾燥運転に際して前記制御部は、所定時間の脱水を行った後に前記ドラムモーター用インバータ回路を停止すると同時に、前記リレーを開状態にして前記交流電源から前記整流平滑回路への電力供給を遮断し、前記ドラムの惰性回転による起電力が所定の大きさよりも低下したときに、前記リレーを閉状態に戻すことを特徴とする。
上記構成によれば、リレーを設けるだけの低コストで、ヒートポンプを用いた予備乾燥運転時のドラムの惰性回転による起電力を有効に用い、しかも、起電力の低下に応じて交流電源による電力供給に復帰することにより、安定した運転を確保することが可能である。
本発明の洗濯乾燥機は、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。
すなわち、前記電圧検知回路が検知する直流電圧が切替閾値よりも低下したとき、前記起電力が前記所定の大きさよりも低下したものと判定する構成とすることができる。
あるいは、前記ドラムモーターの回転数を検知する回転センサを備え、前記回転センサが検知する回転数が所定値よりも低下したとき、前記起電力が前記所定の大きさよりも低下したものと判定する構成とすることができる。
また、前記制御部は、前記リレーを開状態にしている期間には、前記電圧検知回路が検知する直流電圧が所定の制御基準値より低下しないように、前記ファンモーターおよび前記コンプレッサの消費電力を制御し、前記ファンモーターおよび前記コンプレッサの消費電力の制御により前記直流電圧基準値を維持することが不能になるときの前記起電力が前記起電力の所定の大きさとして設定されることが好ましい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機のモータ駆動装置のブロック図を、図1に示す。本実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の全体構造は、図4に示したものと同様である。また、図1に示すモータ駆動装置の基本的な構成は、図5に示した従来例のものと同様である。従って、同様の要素については同一の参照符号を付して、重複する説明を簡略化する。
本実施の形態においても、図1に示すモータ駆動装置では、商用電源21の交流電力を、整流器22及び平滑コンデンサ23により平滑化し、その直流電源は、ドラムモーター用インバータ回路24、ファンモーター用インバータ回路25およびコンプレッサ用インバータ回路26に供給される。制御部29は予備乾燥運転を制御する機能を有し、ドラムモータ7を駆動してドラム3を高速回転させ、洗濯物を脱水すると同時に、ファンモータ27とコンプレッサ28とを駆動して、温風をドラム3に送ることによりドラム3内の洗濯物を温める動作が行なわれる。
このような予備乾燥運転に際しての、ドラム3の惰性回転により発生する起電力を有効利用するために、商用電源21と整流器22の間に直列に接続されたリレー34が設けられている。また、リレー34の制御のために、整流器22及び平滑コンデンサ23からなる整流平滑回路の直流電源の電圧を検知する電圧検知回路35が用いられる。電圧検知回路35は、平滑コンデンサ23と並列に接続された抵抗35a、35bからなり、抵抗35aと抵抗35bの接続ノードが、制御部29に接続されている。リレー34は、通常運転時には閉じており、予備乾燥運転のモードでは、制御部29によりオン(閉)・オフ(開)が制御される。
回生電力の有効利用のためのリレー34に対する制御は、予備乾燥運転で所定時間の脱水を行った後に、ドラムモーター用インバータ回路24が停止されて、ドラム3が惰性回転を開始した時点から行われる。その動作について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、本実施の形態のモータ駆動装置による予備乾燥運転時の動作を示すフロー図である。
図2に示すように、制御部29は、予備乾燥運転がスタートすると(ステップS10)、ドラムモーター用インバータ回路24、ファンモーター用インバータ回路25、およびコンプレッサ用インバータ回路26を制御して、ドラムモータ7、ファンモーター27及びコンプレッサ28の駆動を開始する(ステップS20)。その後、脱水を開始してから所定時間が経過したか否かが判定され(ステップS30)、所定時間の脱水が行なわれた後に、次の動作に移る。すなわち、所定時間が経過したときには、ドラムモーター用インバータ回路24を停止する(ステップS40)。それにより、ドラム3は惰性回転に移行する。
ドラムモーター用インバータ回路24を停止すると同時に、リレー34を開状態にして(ステップS50)、商用電源21から整流器22への電力供給を遮断する。この状態では、惰性回転によるドラム3の回転エネルギーにより、ドラムモータ7は起電力を発生する。その電力は、ドラムモーター用インバータ回路24を経由して、ファンモーター用インバータ回路25、およびコンプレッサ用インバータ回路26に供給される。
このように、リレー34が開状態にある間は、商用電源21を整流平滑した直流電圧に代えて、ドラムモータ7による回生電力が、ファンモーター用インバータ回路25、およびコンプレッサ用インバータ回路26に供給される。従って、惰性回転によるドラム3の回転エネルギーを、有功に利用することができる。また、図示しないが、リレー34が開状態にある間、制御部29は、電圧検知回路35が検知する直流電圧が所定の制御基準値より低下しないように、ファンモーター27およびコンプレッサ28の消費電力を制御する。それにより、予備乾燥運転を安定した状態に維持することができる。但し、そのような消費電力の制御は、本実施の形態により電力回生の効果を得るためには必須ではない。
この状態において制御部29は、電圧検知回路35の検知出力に基づき、整流器22及び平滑コンデンサ23からなる整流平滑回路の直流電源の電圧が、所定の切替閾値よりも低下したか否かを判定する(ステップS60)。直流電源の電圧が切替閾値よりも低下したときは、リレー34を閉状態に制御する(ステップS70)。これによりドラム3の惰性回転による回生電力の利用から、商用電源21からの電力供給に復帰する。そして、予備乾燥運転の状態が所定時間経過した後(ステップS80)、予備乾燥運転が終了する(ステップS90)。
図3は、上記動作による電力回生の作用を説明するための波形図である。図3において、(a)はドラム3の回転数、(b)は平滑コンデンサ23の両端電圧、すなわち整流平滑回路の直流電源の電圧を示す。(c)はリレー34のオン(閉)・オフ(開)、(d)はコンプレッサ28(ファンモーター27も同様)の消費電力を示す。
予備乾燥運転がスタートすると、ドラム回転数(a)が上昇し、所定の回転数に達した後はその回転数を維持して脱水回転を継続する。この段階では、リレー(c)はオンであり、直流電源の電圧(b)は所定の大きさを保ち、コンプレッサ28の消費電力(d)は、それに応じた一定の大きさである。
時刻t1でドラムモーター用インバータ回路24を停止すると、ドラム回転数(a)は惰性回転により降下する。この時点でリレー(c)がオフに制御され、直流電源の電圧(b)は、ドラム惰性回転の起電力により供給される電流と、ファンモーター27およびコンプレッサ28による消費電力のバランスで低下して行く。また、直流電圧が所定の制御基準値より低下しないように、コンプレッサ28の消費電力(d)は低い値に制御される。
時刻t2で直流電源の電圧(b)が切替閾地よりも低下すると、リレー(c)がオンに制御され、直流電源の電圧(b)は所定の値に復帰する。また、コンプレッサ28の消費電力(d)も、通常の大きさに制御される。
上記構成において、電圧検知回路35の検知出力に基づき、直流電源の電圧が所定の切替閾値よりも低下したか否かを判定するのは、ドラム3の惰性回転による起電力が所定の大きさよりも低下したことを検知するためである。起電力が低くなると、回生電力によりファンモーター27およびコンプレッサ28を安定して駆動することが不可能あるいは不適当となるので、リレー34をオンとして交流電源21による電力供給に復帰させるためである。
このように、電圧検知回路35の検知出力に基づき、ドラムモータ7の起電力が所定の大きさよりも低下したことを検知する構成に限らず、例えば、ドラムモーター7の回転数に基づき、起電力が所定の大きさよりも低下したことを検知する構成を用いることもできる。すなわち、回転センサとして、位置検出素子31a〜31cの出力に基づき回転数を検出する回転数検知部33を用いる。その出力する検出回転数が所定値よりも低下したとき、起電力が所定の大きさよりも低下したものと判定する。ドラムモータ7の起電力は、回転数に対応しているので、この構成によれば、コスト上昇を伴わずに電力回生を行なうことができる。
ところで、上述のとおり、リレー34が開状態にある間、制御部29は、電圧検知回路35が検知する直流電圧が所定の制御基準値より低下しないように、ファンモーター27およびコンプレッサ28の消費電力を制御する。そのような制御が不能となる程度まで起電力が低下したときには、安定運転の確保のために交流電源21による電力供給に復帰せざるを得ない。従って、リレー34をオンとする基準となるドラムモータ7の起電力の所定の大きさを、消費電力の制御による直流電圧基準値の維持が不能になるときの起電力として設定することができる。
本発明の洗濯乾燥機によれば、ドラムの惰性回転による起電力を、低コストで有効に用い、しかも安定した運転を確保することが可能であり、ヒートポンプを用いた予備乾燥運転のモードを有する洗濯乾燥機に有用である。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機のモータ駆動装置を示すブロック図 同モータ駆動装置による予備乾燥運転時の動作を示すフロー図 同モータ駆動装置よる予備乾燥運転時の電力回生の作用を説明するための波形図 従来例のヒートポンプによる除湿乾燥方式を用いたドラム式洗濯乾燥機の構造を示す断面図 同洗濯乾燥機のモータ駆動装置を示すブロック図
1 洗濯機本体
2 水槽
3 ドラム
3a 攪拌突起
4 衣類出入口
5 扉
6 透孔
7 ドラムモータ
7a、7b、7c 3相巻線
8 注水管路
9 排水管路
10 操作パネル
11 循環送風経路
12 蒸発器
13 凝縮器
14 循環ファン
15 循環空気導入管路
16 送風管路
21 商用電源
22 整流器
23 平滑コンデンサ
24 ドラムモータ用インバータ回路
24a〜24f スイッチング素子
25 ファンモータ用インバータ回路
26 コンプレッサ用インバータ回路
27 ファンモータ
28 コンプレッサ
29 制御部
30 入力設定部
31a、31b、31c ロータ位置検出素子
32 駆動回路
33 回転数検知部
34 リレー
35 電圧検知回路

Claims (4)

  1. 洗濯物を収容して回転運動を行うドラムと、
    前記ドラムを回転自在に内包し洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽と、
    前記ドラムを回転駆動するドラムモーターと、
    前記ドラム内に空気を送風するファンを回転駆動するファンモーターと、
    前記ファンによる送風空気を冷却除湿したのちに加熱するヒートポンプユニットと、
    前記ヒートポンプユニットの冷媒を輸送するコンプレッサと、
    交流電源を直流電源に変換する整流平滑回路と、
    前記直流電源の電圧を検知する電圧検知回路と、
    前記整流平滑回路の直流電源に基づき前記ドラムモーター、ファンモーター、およびコンプレッサにそれぞれ交流電力を供給するドラムモーター用インバータ回路、ファンモーター用インバータ回路、およびコンプレッサ用インバータ回路と、
    前記交流電源に直列に接続されたリレーと、
    各々の前記インバータ回路および前記リレーの駆動制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ドラムモーターを駆動して前記ドラムを高速回転し、洗濯物を脱水すると同時に、前記ファンモータと前記コンプレッサとを駆動して、温風を前記ドラムに送ることにより前記ドラム内の洗濯物を温める予備乾燥運転を制御する機能を有し、
    前記予備乾燥運転に際して前記制御部は、所定時間の脱水を行った後に前記ドラムモーター用インバータ回路を停止すると同時に、前記リレーを開状態にして前記交流電源から前記整流平滑回路への電力供給を遮断し、前記ドラムの惰性回転による起電力が所定の大きさよりも低下したときに、前記リレーを閉状態に戻すことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記電圧検知回路が検知する直流電圧が切替閾値よりも低下したとき、前記起電力が前記所定の大きさよりも低下したものと判定する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記ドラムモーターの回転数を検知する回転センサを備え、前記回転センサが検知する回転数が所定値よりも低下したとき、前記起電力が前記所定の大きさよりも低下したものと判定する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記制御部は、前記リレーを開状態にしている期間には、前記電圧検知回路が検知する直流電圧が所定の制御基準値より低下しないように、前記ファンモーターおよび前記コンプレッサの消費電力を制御し、
    前記ファンモーターおよび前記コンプレッサの消費電力の制御により前記直流電圧基準値を維持することが不能になるときの前記起電力が、前記起電力の所定の大きさとして設定された請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
JP2009056578A 2009-03-10 2009-03-10 洗濯乾燥機 Expired - Fee Related JP4847552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056578A JP4847552B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056578A JP4847552B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010207392A true JP2010207392A (ja) 2010-09-24
JP4847552B2 JP4847552B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=42968238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009056578A Expired - Fee Related JP4847552B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847552B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012147983A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Hitachi Appliances Inc 洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法
JP2014004053A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Panasonic Corp 洗濯乾燥機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11276781A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Sharp Corp インバータ洗濯機
JP2001276467A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Sharp Corp インバータ洗濯機
JP2005525202A (ja) * 2002-05-15 2005-08-25 エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド モータ駆動洗濯機の制御方法、及び制御装置
JP2006320134A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動回路、及びそれを搭載する電気洗濯機
JP2008018131A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気洗濯機
JP2008183087A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
JP2008253395A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯乾燥機
JP2009027868A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 昇降圧コンバータ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11276781A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Sharp Corp インバータ洗濯機
JP2001276467A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Sharp Corp インバータ洗濯機
JP2005525202A (ja) * 2002-05-15 2005-08-25 エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド モータ駆動洗濯機の制御方法、及び制御装置
JP2006320134A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動回路、及びそれを搭載する電気洗濯機
JP2008018131A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気洗濯機
JP2008183087A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
JP2008253395A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯乾燥機
JP2009027868A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 昇降圧コンバータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012147983A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Hitachi Appliances Inc 洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法
JP2014004053A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Panasonic Corp 洗濯乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4847552B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004008275A (ja) 洗濯乾燥機
JP2008110135A (ja) 洗濯機
JP2002166090A (ja) 洗濯乾燥機
JP5097072B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4656661B2 (ja) 洗濯機
JP4969924B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4847552B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3539382B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2008125806A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4615500B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4966326B2 (ja) 洗濯機本発明は、洗濯機に関し、特に、保守・点検の適切な実行を可能とする運転履歴を管理するための構成に関する。
JP4007161B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4442367B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2017023614A (ja) ドラム式洗濯機
JP2006136448A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4847551B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2011115428A (ja) 衣類乾燥機
JP2014045836A (ja) ドラム式洗濯機
JP2002360972A (ja) 洗濯乾燥機
JP2007082653A (ja) 洗濯機および洗濯乾燥機
JP2006061356A (ja) ドラム式洗濯機
JP4552364B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2007082653A5 (ja)
JP2012196398A (ja) ドラム式洗濯機
JP4457491B2 (ja) 洗濯乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees