JP2010204535A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 COFテープキャリアのようなTABテープの可撓性を損なうことなく、そのTABテープ上に設けられている配線パターンの損傷を防ぐことを可能とする接続構造を備えた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネル本体1と、プリント配線板2と、それら両者の間に掛け渡すように設けられてそれら両者に電気的に接続されたTABテープ4とを含んだ液晶表示装置であって、前記TABテープ4と並行して、前記液晶表示パネル本体1と前記プリント配線板2との間に掛け渡すように設けられた可撓性の支持板5を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも液晶表示パネル本体とプリント配線板とそれら両者に電気的に接続されるTABテープとを含んだ液晶表示装置に関する。
近年、この種の液晶表示装置は一般に、図4に典型的な一例を示したように、液晶表示パネル本体101と、各種回路素子等(図示省略)が実装されたプリント配線板102と、それら両者の間に設けられ、それら両者に電気的に接続されて、プリント配線板102から入力される電気信号に対応した液晶駆動信号等を液晶表示パネル本体101へと入力するための液晶ドライバIC103が実装されたTABテープ104とから、その主要部が構成されている。
液晶表示パネル本体101とTABテープ104との接続や、プリント配線板102とTABテープ104との接続には、その接続プロセスおよび接続構造の簡易化を効果的に達成することが可能であることから、異方導電性フィルムが用いられる場合が多い。
このような液晶表示装置に用いられるTABテープ104としては、多くの場合、折り曲げ加工の必要性から、薄くて可撓性を有しているポリイミドフィルムのような絶縁性フィルムを基材として用いてなるCOF(Chip On Film)用のTABテープ、すなわちCOFテープキャリアが採用される場合が多い(以下、このようなTABテープをCOFテープキャリアとも呼ぶ)。
ところが、COFテープキャリア上に形成された配線パターンには、その外部から折り曲げや引っ張り等の機械的な負荷が掛かることに起因して、断線や剥離等の損傷が発生する虞がある。
特に近年では、液晶表示パネル本体101の大画面化・高精細化に伴って、COFテープキャリアにおける配線パターンのいわゆるファイン化(ファインピッチ化やファインライン化等)が益々進められているため、配線パターンの断線や剥離等の損傷が発生する虞は、益々高くなって行く傾向にある。
このようなCOFテープキャリアにおける配線パターンの損傷の発生を回避することを企図して、固い(剛性の高い)補強材を追加配置する、または補強材を追加配置することにさらに加えて、その補強材やCOFテープキャリアに接続されるリジッドプリント配線板自体が備えている高い剛性を利用することで、COFテープキャリアの曲がりを規制して、配線パターンの損傷の発生を回避する、という技術が提案されている(特許文献1)。
また、COFテープキャリアにおける配線パターンが形成されている面とは反対側の面に補強材を接続することで、COFテープキャリアの曲がりを規制して、配線パターンの損傷発生を回避する、という技術が提案されている(特許文献2)。
特開平4−220623号公報 特開平7−77697号公報
しかしながら、特許文献1にて提案された技術では、固い補強材を用いてCOFテープ
キャリアを機械的に固定した状態に保つようにしているため、COFテープキャリアを折り曲げることは実際上不可能であるという問題がある。
また、特許文献2にて提案された技術では、液晶表示パネル本体やプリント配線板の一方の面(配線パターン等が形成されている面)にはCOFテープキャリアが接続され、かつその他方の面(裏面、つまり配線パターン等が形成されている面とは反対側の面)には補強材が接続されているので、COFテープキャリアおよび補強材が個々には可撓性を有するものであるとしても、その構造上、COFテープキャリアや補強材を折り曲げることは極めて困難ないしは不可能であるという問題がある。
そして、特に近年では、液晶表示パネル本体全体の外形寸法のさらなる小型化や薄型化が要請されており、それに対応するために、COFテープキャリアのようなTABテープを折り曲げて配置できるようにすることが要請される場合も多い。また、折り曲げて配置されるのではなくて平らな状態で配置される場合でも、その組立の際には液晶表示装置の筐体(いわゆるアウターケーシング)内やベゼル内部における、寸法上の余裕が殆どない極めて狭隘な空間内に、プリント配線板やそれに接続されているTABテープを収容しなければならないことも多いが、そのような組立工程では、COFテープキャリアのようなTABテープに所定の折り曲げ性が必要となる場合も多い。しかし、従来提案されていた上記のような対策では、そのような要請に適応することが極めて困難ないしは不可能である。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたもので、その目的は、COFテープキャリアのようなTABテープの可撓性を損なうことなく、そのTABテープ上に設けられている配線パターンの損傷を防ぐことを可能とする接続構造を備えた液晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネル本体と、プリント配線板と、それら両者の間に掛け渡すように設けられてそれら両者に電気的に接続されたTABテープとを含んだ液晶表示装置であって、前記TABテープと並行して、前記液晶表示パネル本体と前記プリント配線板との間に掛け渡すように設けられた可撓性の支持板を備えたことを特徴としている。
また、特に、前記支持板が伸びきった状態のときでも前記TABテープが撓んだ状態となるように、前記支持板の掛け渡しの長さを前記TABテープの掛け渡しの長さよりも長くして前記TABテープに予め撓みを付与しておくようにすることは、極めて有効な態様である。
本発明によれば、液晶表示パネル本体とプリント配線板との間に掛け渡すように設けられた可撓性の支持板を、TABテープと並行して備えるようにしたので、TABテープが本来備えている可撓性を損なうことなしに、液晶表示パネル本体とプリント配線板との間に掛かる機械的な外力を支持板に負担させて、TABテープに掛かる機械的な応力を緩和させることができる。そしてその結果、液晶表示装置の全体的な構造におけるTABテープの許容範囲内での折れ曲りや撓み変形などの柔軟性を阻害することなく、そのTABテープ上に設けられている配線パターンの損傷を防ぐことが可能となる。
また、特に、支持板が伸びきった状態のときでもTABテープが撓んだ状態となるように、支持板の掛け渡しの長さをTABテープの掛け渡しの長さよりも長くして、TABテープに予め撓みを付与しておくようにすることにより、液晶表示パネル本体とプリント配線板とを引き離そうとする外力や、それら両者に折れ曲りや撓みや捩れ等を発生させようとする外力が掛かっても、基本的に(理論的に)その外力のほとんどを支持板に負担させるようにすることができるので、さらに効果的に、TABテープ上に設けられている配線
パターンの損傷を防ぐことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置に用いられるTABテープの構造の一例を示す図(図2(a))、およびそのA−A断面図(図2(b))である。 TABテープを予め撓ませた態様を示す図である。 従来の一般的な液晶表示装置の主要部の構成の一例を示す図である。
以下、本実施の形態に係るTABテープおよびその製造方法について、図面を参照して説明する。
この液晶表示装置は、図1に示したように、液晶表示パネル本体1と、プリント配線板2と、液晶ドライバIC3が表面実装されたTABテープ4と、支持板5とを、その主要部として備えている。
液晶表示パネル本体1は、例えばTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス型液晶表示パネルのような、この液晶表示パネル本体1の外部から液晶駆動信号波形電圧が入力されると、それに対応して各画素が駆動されて、表示画面部分に映像を表示するものである。液晶表示パネル本体1の周縁部の所定位置には、TABテープ4との接続のための接続端子(接続用パッド等とも呼ぶ;図示省略)が配列形成されている。この液晶表示パネル本体1は、上記のようなTFTアクティブマトリックス型液晶表示パネル以外の方式のものでも構わないことは勿論である。
プリント配線板2は、例えばガラスエポキシ基板のようなリジッドな絶縁性基板、またはポリイミドフィルム基板のようなフレキシブルな絶縁性基材の表面に(または多層板の場合にはその内層にも)、配線パターンや接続用パッド等の各種の導体パターン7が形成され、その導体パターン7を含んだ表面上の所定位置ごとに、半導体素子やその他の電子部品のような各種回路素子等(図示省略)を実装してなるもので、TABテープ4を介して液晶表示パネル本体1に電気的に接続されている。そして、この液晶表示装置の外部から入力されて来た映像信号を、タイミング(同期)信号およびその他の各種信号に基づいてTABテープ4上の液晶ドライバIC3の各入力ピン等に、所定のタイミングで振り分けるようにして入力するように設定されている。
TABテープ4は、例えばCOFテープキャリアのようなフレキシブルな配線板兼半導体実装構造本体であり、図2(a)、(b)にその主要部の構造を示したように、例えばポリイミドフィルムのような絶縁性フィルム基材6の表面に配線パターンや接続用パッドなど各種の導体パターン7が形成されている。その導体パターン7の主要部はソルダレジスト8によって被覆されている。そして、導体パターン7を含んだこのTABテープ4の表面上における、ソルダレジスト8から露出するように配列形成されているインナーリード部11に対して、電気的および機械的に接続されるように液晶ドライバIC3が実装されている。
このTABテープ4の一端と他端とには、それぞれ導体パターン7を延長してなる接続端子が配列形成された接続端子部が設けられている。そしてその一端の接続端子部は、例えば異方導電性フィルムまたは接続用バンプ(どちらも図示省略)のような電気的接続部材兼機械的接合部材を介して、プリント配線板2に接続され、かつ他端の接続端子部は、例えば前記と同様の異方導電性フィルムのような電気的接続部材兼機械的接合部材を介して、液晶表示パネル本体1に接続されている。すなわち、このTABテープ4は、液晶表
示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛け渡すように設けられて、それら両者に電気的および機械的に接続されている。ここで、図2(a)では、個片化される前の段階のTABテープ4、つまり絶縁性フィルム基材6の長手方向両縁部9に搬送孔10が配列形成された状態のTABテープ4の全体を示してある。この長尺状(テープ状)のものを、例えばプレス金型等を用いて切断加工することで個片化した後、その個片のTABテープ4が、図2(a)に示したように、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛け渡すように接続される。
支持板5は、TABテープ4と並行して(あるいは幾何学的な観点からは、例えばTABテープ4の掛け渡し方向と平行に)、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛け渡して設けられた、可撓性の機械的な支持体である。この支持板5は、液晶表示パネル本体1におけるTABテープ4が接続されている面と同じ面、およびプリント配線板2におけるTABテープ4が接続されている面と同じ面に、それぞれ例えばTABテープ4の接続に用いられたものと同様の異方導電性フィルムを機械的接合部材として用いて接続されている。
この支持板5は、例えば絶縁性フィルム基材6と同様の材質の絶縁性フィルムからなるものとしてもよく、または導体パターン7と同様の材質の金属箔からなるものとしてもよい。もしくは、それら金属箔と絶縁性フィルムとを積層した構造を有するものとしてもよい。あるいは、そのような絶縁性フィルムや金属箔とは異なった材質からなるものとしてもよい。但し、そのいずれの場合にも、後述するような可撓性(あるいは弾力性)を有するものであることが必要である。
この支持板5は、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛け渡されて、この支持板5自体が所定の折れ曲りや撓みを許容しつつ、液晶表示パネル本体1に対してプリント配線板2を所定の機械的支持力以上の力で支持することで、例えば液晶表示パネル本体1とプリント配線板2とを相対的に曲げの方向や捩りの方向、または距離を圧縮する方向もしくは離間する方向に移動させようとする外力が掛かっても、その両者の間に掛け渡すように設けられているTABテープ4の、許容範囲内の折れ曲りや撓みを許容しつつ、その折れ曲りや撓みの大きさが許容範囲を逸脱することのないように規制して、TABテープ4に剥離や損傷が発生することを防止できるように設定されている。すなわち、外力として掛かることが想定される折り曲げや撓みのモーメントの大きさに対して、TABテープ4自体やその表面上に設けられている導体パターン7に損傷や剥離が発生することのないような許容範囲内の折れ曲りや撓みを許しつつも、その許容範囲を逸脱した折れ曲りや撓みを規制できるような程度の弾力性を、この支持板5は備えている。
このような弾力性を有する可撓性の支持板5を備えたことによって、折り曲げや撓みのモーメントが過大な応力としてTABテープ4に掛かることを回避して、そのTABテープ4に設けられている導体パターン7の剥離や損傷の発生を防止することが可能となる。
また、この支持板5が上記のような適度な弾力性を有していることにより、例えば液晶表示パネル本体1とプリント配線板2とを相対的に近づけるような(両者の間の距離を縮めようとするような圧縮方向の)外力や、反対に離間させるような外力が掛かった場合も、その外力を、支持板5が主体となって受け止めて、緩衝することができる。その結果、TABテープ4に外力起因の過大な応力ストレスが掛かることに因る導体パターン7の剥離や損傷の発生を防止することが可能となる。
ここで、図3に一例を示したように、支持板5が伸びきった状態のときでもTABテープ4が適度に撓んだ状態となるように、支持板5の掛け渡しの長さをTABテープ4の掛け渡しの長さよりも長くして、TABテープ4に予め撓みを付与しておくようにすることは、極めて有効な一態様である。
図3に示した一例に即して説明すると、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との相対的な位置関係を山折り方向に折れ曲がった位置関係へと移動させようとする外力が、この液晶表示装置に掛かった場合、TABテープ4は予め撓んだ状態で(つまり掛け渡し方向に長めに余裕を以て)設けられているのであるから、TABテープ4の方が支持板5よりも緩やかに撓み曲がる(ゆるやかな円弧を描いて折れ曲がる)こととなり、その結果、そのTABテープ4の表面上に設けられている導体パターン7に掛かる機械的な応力ストレスが軽減される。また、このようにTABテープ4が緩やかに撓み曲がるので、そのときの動的な曲げモーメントは支持板5に集中して掛かることとなる。
また、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との相対的な位置関係を離間させる(両者の距離を引き離す)方向へと移動させようとする外力が掛かった場合、TABテープ4は予め掛け渡し方向に長めに余裕を以て撓んだ状態で設けられているのであるから、その長さの余裕分によって、そのときの動的および静的な引っ張り力は、基本的にはTABテープ4には全く掛からず、ほぼ全て支持板5に掛かることとなる。また逆方向の外力、つまり液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との相対的な位置関係を縮める方向に移動させようとする外力が掛かった場合にも、TABテープ4は予め撓んだ状態で設けられているのであるから、そのときの圧縮方向の外力は、TABテープ4には実質的にほとんど掛からず、専ら支持板5にほぼ全て集中して掛かることとなる。
このように、支持板5が伸びきった状態のときでもTABテープ4が撓んだ状態となるように、支持板5の掛け渡しの長さをTABテープ4の掛け渡しの長さよりも長くして、TABテープ4に予め撓みを付与しておくようにすることで、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間の位置関係を移動させようとする外力のほとんどを、基本的に(あるいは理論的に)、支持板5に集中して負担させることができ、その結果、TABテープ4に剥離や損傷が発生することを、より確実に防止することが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置によれば、TABテープ4と並行して、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛け渡すように設けられた可撓性の支持板5を備えるようにしたので、TABテープ4が本来備えている可撓性を損なうことなしに、支持板5によって液晶表示パネル本体1とプリント配線板2との間に掛かる圧縮や離間や折り曲げや撓み等の動きを生じさせようとする機械的な外力を負担させて、そのような機械的な外力が応力ストレスとしてTABテープ4に掛かること緩和ないしは解消することができる。その結果、液晶表示装置の全体的な構造におけるTABテープ4の機械的な柔軟性を阻害することなしに、そのTABテープ4上に設けられている配線パターン等の導体パターン7の損傷や剥離等を防ぐことが可能となる。
また、特に、支持板5が伸びきった状態のときでもTABテープ4が撓んだ状態となるように、支持板5の掛け渡しの長さをTABテープ4の掛け渡しの長さよりも長くして、TABテープ4に予め撓みを付与しておくようにすることにより、液晶表示パネル本体1とプリント配線板2とを引き離そうとする外力や、それら両者に捩れや折れ曲がりや撓みを発生させようとする外力等が掛かっても、その外力を支持板5に私有中して負担させることができるので、さらに効果的に、TABテープ4上に設けられている配線パターン等の導体パターン7の損傷や剥離等を防ぐことが可能となる。
なお、TABテープ4と液晶表示パネル本体1との接続やTABテープ4とプリント配線板2との接続にそれぞれ用いられている異方導電性フィルムのような接続用部材と同じ材質の接続用部材を用いて、支持板5を液晶表示パネル本体1やプリント配線板2に接続した構成とすることは、望ましい一態様である。
このようにすることにより、支持板5を、上記のように液晶表示パネル本体1やプリント配線板2におけるTABテープ4の接続された面と同じ面に、TABテープ4と並行して接続することと相まって、別段に新たな(支持板5の接続専用の)接続用部材やそのた
めの設備や工程を追加することなく、TABテープ4の接続工程で一括して簡易に、支持板5の接続を行うことが可能となる。
また、上記の実施の形態では、液晶表示装置全体を平らな状態で用いる場合について説明したが、例えばプリント配線板2を液晶表示パネル本体1に対して直角に折り曲げた姿勢で用いる場合などにも、本発明は適用可能であることは勿論である。この場合も、上記同様に可撓性の支持板5を備えた構成とすることで、有効にその支持板5の可撓性を発揮させて、TABテープが損傷することを確実に回避することができる。何故なら、従来提案されていた補強材を備えた構成の場合には、TABテープを折り曲げた状態や撓んだ状態に変形させることは実質的に不可能であったが、本発明によれば、それ自体からして可能となり、かつ上記のようにTABテープ4の損傷等を回避することが可能となるからである。
また、図3に示したようにTABテープ4を予め撓ませて設けた構成とすることにより、支持板5を、液晶表示パネル本体1やプリント配線板2におけるTABテープ4が接続された面とは反対側の面に接続させることも可能となる。
すなわち、これがもしも、本発明に係る支持板5のような可撓性や撓みを付与されたものを用いるのではなく、従来提案されていたような、固い補強材やその補強材による補強効果を確保して構造上の剛性を高めるために張りつめたように撓みなく補強材を掛け渡した構造としたものの場合には、その補強材がTABテープとは反対側の面に接続されていると、TABテープにも補強材にも撓みの余裕がほとんどないので、それら両者が山折り側にも谷折り側にも張りつめたような(あるいは互いに突っ張り合ったような)状態になり、その結果、TABテープと補強材とで構成される構造上の曲げ変形の自由度がほとんどなくなってしまう。つまり、従来提案されていた技術の場合には、表裏にそれぞれ接続されたTABテープと補強材とが、互いに曲げ変形の自由度を牽制し合って、その曲げ変形の動きがほぼ完全に阻害されてしまうこととなっていた。
しかしそれとは対照的に、本発明によれば、TABテープ4には予め撓みが付与されており、また支持板5には可撓性が付与されているので、その撓みおよび可撓性が、TABテープ4と支持板5とで形成される構造上の曲げ変形の余裕となって、TABテープ4の撓みが伸びきった状態となるまでは、そのTABテープ4および支持板5を曲げることが可能となるのである。
1 液晶表示パネル本体
2 プリント配線板
3 液晶ドライバIC
4 TABテープ
5 支持板
6 絶縁性フィルム基材
7 導体パターン
8 ソルダレジスト
10 搬送孔
11 インナーリード部

Claims (7)

  1. 液晶表示パネル本体と、プリント配線板と、それら両者の間に掛け渡すように設けられてそれら両者に電気的に接続されたTABテープとを含んだ液晶表示装置であって、
    前記TABテープと並行して、前記液晶表示パネル本体と前記プリント配線板との間に掛け渡すように設けられた可撓性の支持板を備えた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記支持板は、前記液晶表示パネル本体および/または前記プリント配線板における前記TABテープが接続されている面と同じ面に接続されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1または2記載の液晶表示装置において、
    前記支持板が伸びきった状態のときでも前記TABテープが撓んだ状態となるように、前記支持板の掛け渡しの長さを前記TABテープの掛け渡しの長さよりも長くして前記TABテープに予め撓みを付与してなる
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1ないし3のうちいずれか1つの項に記載の液晶表示装置において、
    前記支持板が、絶縁性フィルムからなるものである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1ないし3のうちいずれか1つの項に記載の液晶表示装置において、
    前記支持板が、金属箔からなるものである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1ないし3のうちいずれか1つの項に記載の液晶表示装置において、
    前記支持板が、金属箔と絶縁性フィルムとを積層した構造を有するものである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項1ないし6のうちいずれか1つの項に記載の液晶表示装置において、
    前記支持板は、前記TABテープが前記液晶表示パネル本体および前記プリント配線板の接続にそれぞれ用いられている接続用部材と同じ材質の接続用部材によって、前記液晶表示パネル本体およびプリント配線板にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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