JP2010202488A - 炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料 - Google Patents

炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、炭化硼素の有する高い比剛性率を持ちながら、炭化硼素とシリコンを反応させ表層部の状態を変化させることで研削性に優れた構造部材の作製を可能とした複合材料を提供する。
【解決手段】炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であって、前記炭化硼素の粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般に、炭化硼素・炭化珪素・シリコンを主成分とする複合材料に係り、特に高い比剛性率を持ち、研削性に優れた炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料に関する。
近年、半導体製造装置等の産業機械に使用する移動ステージ等を構成する部材には、軽量かつ剛性が高く、また構成部材の薄肉軽量化の要望があり高い強度が要望されている。
その詳細な例としては高精度の位置決め機能が必要な移動体装置である3次元測定器、直線度測定器、平面状物体のパターンを形成するための露光機などがあげられる。特に露光機においては半導体ウェハーや液晶パネルなどを製造するにあたり、近年デバイス等のパターンが微細化している要求に対応したさらに高精度の位置決め機能が求められるとともに、経済的にパターンを転写するために高速で被露光ワークやレチクルなどが搭載された静水圧流体軸受け装置などの移動体を高速で動かして、装置のスループットを向上させることが求められている。
しかしながら、上記のような要求を満たすためには、ステージ構成部材を薄肉軽量化、また剛性を上げステージ構成部材が持つ慣性力を小さくし、制動性を高める必要がある。
このような特性が要求される構造部材としては、従来は鉄鋼等の金属系素材が用いられてきたが、最近では金属系素材よりも高比剛性率を持つセラミックスの中のアルミナが用いられるようになってきている。しかしながら、さらなる高比剛性率が要求される場合においてはセラミックの中でもアルミナのような酸化物セラミックスではなく非酸化物セラミックスを用いる必要がある。その中でも工業材料としては最高の比剛性率を持つ炭化硼素系の材料が期待されている。
炭化硼素系素材として最も高比剛性が期待されるのは、ほぼ純粋な炭化硼素焼結体であるが、炭化硼素は難焼結材として知られている。従来の炭化硼素焼結体はホットプレスにより製造されていた。しかしながら、ホットプレス焼結法においては、大型複雑形状品は製造することが困難であり、また高温・高圧を付与するためのホットプレス装置や黒鉛型のコストが大きいために現実的に構造部材を製造する方法とはいえない。
この問題を解決するために炭化硼素の鋳込成形・常圧焼結の手法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照。)。しかしながら、この方法においては、焼成体が難研削性であるため、半導体・液晶製造装置のような高寸法精度が要求される用途においては研削コストが大きくなることと、常圧焼結温度が2200℃以上とかなり高いため焼成コストが大きくなるという問題点がある。
そこで炭化硼素を焼結させるのではなく、金属マトリックス相内に炭化硼素粉をフィラーとして分散させた材料も開示されている(例えば、特許文献7参照。)。この材料はアルミニウム中に炭化硼素を分散させたものであるが、炭化硼素とアルミニウムの濡れ性が悪いため炭化硼素とアルミニウムの混合物をホットプレスして製造しており、ホットプレスでは大型複雑形状品を作製できないし製造コストも大きいために、現実的に構造部材を製造する方法とはいえない。
そこで炭化硼素との濡れ性が比較的優れているシリコンを金属として用い、炭化硼素成形体に溶融したシリコンを含浸させた複合材料も開示されており(例えば、特許文献8、特許文献9、特許文献10参照。)、その中には原材料として少量の炭素源となりうる素材を含む例もある。しかしながら、この方法においては、シリコンが含浸されているとはいうものの炭化硼素が高充填されている複合材料となるので、炭化硼素単独のものよりやや研削性は改良されているものの、難研削性であることに変わりはない。
また、成形体の原料として炭化硼素に加えて炭化珪素をも含む材料を用い、この成形体に溶融したシリコンを含浸させた複合材料も開示されており(例えば特許文献11参照。)、その中には原材料として少量の炭素源となりうる素材を含む例もある。しかしながら、この方法においてもやはり炭化硼素・炭化珪素が高充填された複合材料となるので、炭化硼素単独で充填されているものよりやや研削性は改良されているものの、やはり難研削性であることには変わらない。また、シリコンを合金化し炭化硼素とシリコンの反応を積極的に抑制しているため、やはり難研削性であることには変わらない。
国際公開第WO01/72659A1号パンフレット(第15−16頁) 特開2001−342069号公報(第3−4頁) 特開2002−160975号公報(第4−6頁) 特開2002−167278号公報(第4−6頁) 特開2003−109892号公報(第3−5頁) 特開2003−201178号公報(第4−9頁) 米国特許第4104062号明細書(col2−5) 米国特許第3725015号明細書(col2−6) 米国特許第3796564号明細書(col2−13) 米国特許第3857744号明細書(col1−3) 特表2007−51384号公報(第20−22頁)
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、炭化硼素の有する高い比剛性率を持ちながら、炭化硼素とシリコンを反応させ表層部の状態を変化させることで研削性に優れた構造部材の作製を可能とした複合材料を提供する。
本発明の一態様によれば、炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であって、前記炭化硼素の粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料が提供される。
本発明の態様によれば、炭化硼素の有する高い比剛性を持つ複合材料でありながら、易研削性を持つ複合材料を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態における炭化硼素粒子をEDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)により線分析した結果を示す。
第1の発明の実施形態は、炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であって、前記炭化硼素の粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料である。
この炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料によれば、炭化硼素の有する高い比剛性を持つ複合材料でありながら、易研削性を持つ複合材料を提供することが可能となる。
また、第2の発明の実施形態は、第1の発明の実施形態において、前記複合材料の比剛性率が130GPa以上であることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料である。
以下に本明細書で使用する語句の説明を行う。
(比剛性率)
比剛性とはヤング率を比重で割った値であり、比重は水に対する密度比で単位はないので、比剛性率の単位はヤング率の単位と同じである。ヤング率は共振法にて測定し、比重はアルキメデス法により測定する。
(EDX)
EDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)には、堀場製作所製EMAX7000を使用した。SEM(電子顕微鏡)で取得した画像の炭化硼素粒子を線状に10から20回スキャンし組成分析を行った。1回のスキャンは10sであり、分析した線幅は0.5μmである。また、加速電圧は15kVとした。
シリコンを含んでいる層とは、図1の線分析グラフのシリコン強度が、炭化硼素粒子表面におけるシリコン強度と炭化硼素粒子内中心付近の最も低い強度の和の1/2を超える強度以上である部分とし、その層の炭化硼素粒子の表面からの厚みより算出する。
本発明の一実施形態における複合材料は炭化硼素・炭化珪素を主成分とする粉体の隙間にシリコンが充填された構造をとる。本複合材料を形成する炭化硼素は成形工程から炭化硼素粉体として原材料の主成分として加えられる。また、炭化珪素は成形工程から炭化珪素粉体として原材料の主成分として加えられるもの(以後初期投入炭化珪素と呼ぶ)と、成形体中の炭素源とシリコンが反応して生成した炭化珪素(以後、反応生成炭化珪素と呼ぶ)の両方からなる。
本発明の一実施形態における複合材料の製造方法は、炭化硼素、初期投入炭化珪素、及び炭素源を主成分とする成形体に溶融シリコンを含浸させ、炭素源とシリコンを反応させて反応生成炭化珪素を生成させ、また炭化硼素、初期投入炭化珪素、反応生成炭化珪素の隙間にシリコンを含浸させる反応焼結工程をとる。また、本発明の一実施形態における複合材料は、炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であり、その炭化硼素粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料である。
また、本発明の一実施形態における複合材料の比剛性率が130GPa以上あることが好ましい。比剛性率が130GPa未満では、構造体のたわみの影響等が大きくなり、必要な精度が得られない場合がある。
炭化硼素粒子にシリコンを含んでいることで、高比剛性率、易研削性を発現させることができる。
本発明の一実施形態における複合材料の炭化硼素、炭化珪素、シリコンの構成割合は、複合材料全体を100体積部として、炭化硼素X体積部、炭化珪素Y体積部、シリコンZ体積部を主成分とし、10<X<60、20<Y<70、5<Z<30が好ましい。炭化硼素の量が10体積部以下になると複合材料は十分な比剛性率を得られなくなり、60体積部以上になると複合材料の研削性が低下する。また、研削性を重視すれば10<X<50である方がさらに好ましい。また、炭化珪素の量が20体積部以下になると、複合材料は十分な比剛性率を得られなくなり、また70体積部以上になると複合材料の研削性が低下する。また、比剛性率を重視すれば30<Y<70である方がさらに好ましく、研削性を重視すれば20<Y<65である方がさらに好ましい。またシリコンの量が5体積部以下の複合材料は反応焼結工程においてクラックが発生したりシリコンが未含浸のポアが発生する欠点が生じやすくなり、また30体積部以上になると複合材料の比剛性率が低下する。また、厚肉大型製品などクラック発生に特に注意しなければならない製品では10<Z<30である方がさらに好ましい。
したがって、本発明の一実施形態における複合材料は、構造材料として高比剛性率が必要とされ、リブ形状等の複雑な設計の製品に好適に応用される。
以下に本発明の一実施形態における、材料及び工程の詳細について説明する。
本発明の一実施形態における複合材料は、炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であり、その炭化硼素粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料である。炭化硼素粒子にシリコンを含んでいなければ、炭化硼素粒子の高硬度の影響が出て、加工時のチッピングや炭化硼素粒子の脱落、研削抵抗の増大により研削性が悪くなる。
なお本発明の一実施形態においてシリコンを含んでいるということは、炭化硼素粒子をEDXにより組成分析したときに炭化硼素粒子内にシリコンの特性X線が検出され、炭化硼素粒子表面からのシリコンを含む層の厚みが粒径の1%以上40%未満存在することと定義する。
優れた研削性が発現するには炭化硼素粒子のシリコンを含む層の厚みが粒径の1%以上40%未満存在することが必要であり、好ましくは、炭化硼素粒子の粒径の5%以上40%未満、さらに好ましくは、炭化硼素粒子の粒径の20%以上40%未満である。シリコンを含む層の厚みが炭化硼素粒子の粒径の40%以上となると焼成体にクラック等の欠陥が発生する可能性があり、1%未満では、研削抵抗が増大し研削性が悪くなる。
本発明の一実施形態における複合材料を製造するための原料である炭化硼素粉体の平均粒径は10μmから500μmが好ましく、さらに好ましくは10μmから20μmである。なお、原料の平均粒径は、レーザー回折により測定する。平均粒径は、体積平均径を指している。炭化硼素粉体の平均粒径が10μm未満になるとシリコンと炭化硼素粒子の反応が大きくなりすぎクラック等の欠陥が発生し十分な比剛性が得られない。また、炭化硼素の平均粒径が50μm以上であるとシリコンと炭化硼素粒子の反応がほとんどなく炭化硼素粒子の硬度がそのまま生かされ複合材料の研削性が悪くなる。また、50μmを超える炭化硼素粒子は作製時にその炭化硼素粒子自体にクラックが発生し、強度低下を引き起こす。この研削性悪化や強度低下防止の意味では平均粒径50μm未満であることが望ましい。
原料として用いられる炭化硼素粉体の粒径と、複合材料中の炭化硼素粉体の粒径については、ほぼ一致している。ただし、炭化硼素は含浸されたシリコンと表面が反応して表面にはその反応生成物で覆われていると思われ、SEMで観察した炭化硼素粉体の表面はややコントラストが異なる層で覆われている。本発明における複合材料の炭化硼素粒子やその粒径に関してはこの反応性生物からなる表面層も含めて定義するものとする。また、複合材料中の粒子の粒径とは、複合材料の切断面をラップし、電子顕微鏡で0.01mm以上の大きさの視野を20視野以上観察し、200個以上の粒子を計測したときの粒径の長軸の平均値とする。
前述の微粒の炭化硼素粉体を用いると反応焼結時にクラックが発生するという理由はこの表面の反応生成物からなる層の割合が炭化硼素粉体全体に対して非常に大きくなったためであろうと推定される。
本発明の一実施形態における複合材料を製造するための原料である炭化珪素の好ましい平均粒径は、0.1μmから30μmである。また、好ましくは炭化珪素粒子の最大粒径100μm未満、さらに好ましくは65μm未満である。ただし、炭化珪素粒子は炭化硼素と異なり、シリコンを成形体に含浸したときに反応することやクラックが入らないため、炭化硼素粒子の最大粒径ほど強度に影響を及ぼさない。
本発明の一実施形態における複合材料を製造するための原料である炭素源として好ましいのはカーボン粉末であり、そのカーボンとシリコンが反応してできた反応生成炭化珪素の粒径は実質的に全部が10μm未満であることが好ましい。
カーボン粉末としては結晶度が非常に低いものから結晶度が非常に高い黒鉛まで何でも用いることができるが、一般にカーボンブラックと呼ばれる結晶度がそれほど高くないものが入手しやすい。カーボン粉末の好ましい平均粒径は10nmから1μmである。
なお、このようなカーボン粉末は反応焼結工程において実質的にその全量がシリコンとの反応により反応生成炭化珪素に転換したものと推定され、複合材料の観察の結果では未反応と思われるカーボン粉末は観察されなかった。
また、炭素源としてカーボン粉末に加えて有機物を用いることも可能である。カーボン源として有機物を用いる場合には非酸化性雰囲気における焼結工程において残炭率が高い有機物を選定する必要があり、特に好適な有機物としてはフェノール樹脂やフラン樹脂をあげることができる。なおこのような有機物を炭素源として用いる場合においては成形工程におけるバインダーとしての役割や可塑性付与剤としての役割や粉体を分散させるための溶媒としての役割を期待することもできる。
本発明の一実施形態における複合材料を製造するための原料であるシリコンは、熔融含浸されるものであるため、粉体状、顆粒状、板状など特に形状は問わず、成形体に含浸しやすいように配置できるような形状のものを使用すればよい。
また、シリコンは不純物としてシリコン以外の物質を含む場合もあるが、その不純物も含んだシリコンマトリックス層として本発明における複合材料中のシリコンの量は定義される。
なお、シリコン中の不純物としてはシリコンの製造工程上不可避的に含まれるもの以外にも、シリコンの融点を下げて反応焼結工程の温度を下げるため、炭化硼素表面における炭化硼素との反応を防止するため、反応焼結後の降温時にシリコンの反応焼結体からの吹き出しを防止するため、またシリコンの熱膨張係数をコントロールするため、複合材料に導電性を付与するためなどに意図的にB、C、Al、Ca、Mg、Cu、Ba、Sr、Sn、Ge、Pb、Ni、Co、Zn、Ag、Au、Ti、Y、Zr、V、Cr、Mn、Moなどの不純物を加えることもできる。
本発明の一実施形態における複合材料の製造方法は、炭化硼素、初期投入炭化珪素、炭素源を主成分とする原料を成形して成形体を製造する成形工程と、その成形体にシリコンを含浸させることにより炭素を炭化珪素に転換させて空隙にシリコンを埋めていく反応焼結工程を備えている。
本発明の一実施形態における成形方法としては特に制限はなく、乾式プレス成形、湿式プレス成形、CIP成形、鋳込成形、射出成形、押し出し成形、可塑性成形、振動成形などを目標とするワークの形状や生産量により選定することができる。
その中でも特に大型複雑形状品の製造に適しているのは鋳込成形である。
本発明の一実施形態における成形方法として鋳込成形を採用する場合、溶媒としては有機溶媒を用いても水を用いてもよいが、工程の簡略化や地球環境への影響を考えると水を溶媒とするのが好ましい。
水を溶媒とした鋳込成形の場合には、原料である炭化硼素粉体、初期投入炭化珪素粉体、炭素源と水を混合したスラリーをまず製造するが、その際に高濃度のスラリーを製造するための分散剤・解膠剤、バインダー、可塑性付与剤などの添加剤を加えることもできる。
好適な添加剤としてはポリカルボン酸アンモニウム、ポリカルボン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸トリエタノールアミン、スチレン・マレイン酸共重合体、ジブタルフタール、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、カルボキシルメチルセルロースアンモニウム、メチルセルロース、メチルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸ナトリウム塩、アクリル酸またはそのアンモニウム塩のオリゴマー、モノエチルアミンなどの各種アミン、ピリジン、ピペリジン、水酸化テトラメチルアンモニウム、デキストリン、ペプトン、水溶性デンプン、アクリルエマルジョンなどの各種樹脂エマルジョン、レゾルシン型フェノール樹脂などの各種水溶性樹脂、ノボラック型フェノール樹脂などの各種非水溶性樹脂、水ガラスなどをあげることができる。
なお、非水溶性の添加物を加える場合にはエマルジョンにしたり、また粉体表面にコーティングしたりするのが好適であり、またスラリー製造工程として粉砕工程を含む場合には粉砕により分解する添加剤は粉砕工程後に加えるのが好適である。
また、鋳込成形は石膏型の毛管吸引力を利用した石膏鋳込成形と、スラリーに直接圧力をかける加圧鋳込成形のどちらも利用可能である。加圧鋳込成形の場合は適切な加圧力は0.1MPaから5MPaである。
成形工程においては高い充填率の成形体を製造することが重要である。これは成形体の空隙から炭素がシリコンと化合して炭化珪素に転換することによる体積膨張分を除いた部分にシリコンが埋められていくためである。即ち高充填の成形体から製造される反応焼結体はシリコンの含有量が小さいことになり、シリコンの含有量が小さい反応焼結体は高い比剛性率を期待することができる。
好ましい成形体の充填率は60〜80%であり、さらに好ましくは65〜75%である。
なお、好ましい充填率に下限があるのは前述のように反応焼結体のシリコン含有量を小さくするためであるが、好ましい充填率に上限があるのはあまりにも高充填率の成形体はシリコンの含浸が難しいためである。ただし、実際的にはそのような高充填率の成形体を工業的に製造することは難しいので下限のみを考慮すればよい。
なお、本発明の一実施形態における複合材料の成形工程と反応焼結工程の間に、仮焼工程を設けることも可能である。
成形体が小型・単純形状である場合、この仮焼工程は必要でない場合もあるが、成形体が大型複雑形状になると成形体のハンドリング時の破損や反応焼結時のクラックの発生を防止するため、仮焼工程を設けることが好ましい。
仮焼温度として好ましい温度は1000〜2000℃であり、1000℃より低温だと仮焼の効果が期待できず、2000℃より高温にすると焼結がはじまることによりワークが収縮し、本複合材料の製造工程の特徴である焼成収縮がほぼ0であるニアネットシェイプ製造プロセスとしての利点が損なわれる恐れがある。また、仮焼工程における好ましい焼成雰囲気は非酸化性雰囲気である。
なお、この仮焼工程について通常は成形体の脱脂工程を兼ねて行われるが、炉の汚染が懸念される場合においては仮焼工程の前に脱脂工程を別に設けてもよい。
また、仮焼工程なしで脱脂工程のみを設けてもよい。その場合にはバインダー分が分解・除去されるのに必要な脱脂温度を採用すればよい。
シリコン含浸反応焼結工程での好ましい反応焼結温度はシリコンの融点から1800℃である。ワークが大きく複雑形状になるほどシリコンの含浸が難しくなるため反応焼結温度は高く、また最高温度にキープする時間は長くする必要があるが、炭素が炭化珪素に転換する反応焼結が完全に進行しシリコンが完全に含浸してポアがなくなる範囲内で、なるべく反応焼結温度は低く、最高温度キープ時間も短いことが好ましい。
なお、シリコンの融点は1414℃であるので1430℃以上の反応焼結温度が通常は必要であるが、シリコンに不純物を加えて融点を下げれば、1350℃程度までは反応焼結温度を低下させることも可能である。
なお、ここでいう炭素源は炭素に換算しての重量部であり、カーボン粉末を用いる場合は調合重量そのものであり、残炭分がある添加剤を利用する場合には調合重量にその残炭率を乗じた値である。
炭化硼素・炭化珪素の各成分が、好ましい組成範囲から外れた場合に生じる不具合については、前述の複合材料の構成成分である炭化硼素・炭化珪素の各成分が好ましい範囲から外れた場合に生じる不具合と同様である。
炭素は0重量部でもかまわないが、その場合には炭素がシリコンと反応して膨張する反応を利用できなくなるため、成形体の空隙を完全にシリコンで埋めることが困難になり、ポアが残存する可能性が高い。また、炭素分があまりにも多すぎるとその膨張反応によって反応焼結体にクラックが発生する可能性がある。
そのため、さらに好ましい炭素源の調合割合は、炭化硼素と初期投入炭化珪素の合計100重量部に対して10〜40重量部である。また反応焼結に必要な好ましいシリコン量は炭素分を炭化珪素に転換させさらに空隙を埋め尽くすのに必要なシリコン量の105〜200%、さらに好ましくは110〜150%であり、成形体の大きさ形状により適宜調整する。
本発明の一実施形態における複合材料の好ましい比剛性率は100GPa以上であり、さらに好ましくは130GPa以上である。
比剛性率に関して好ましい上限はないが、現実的には200GPa以上の比剛性率を持つ複合材料を作ることは困難であり、また優れた研削性を維持しながら高比剛性を達成するためには170GPa程度がその上限となる。
本発明の一実施形態における複合材料は高比剛性が要求され、また精密な研削が必要とされる製品や大型複雑形状のため研削コストが大きい製品に好適に応用される。特に好適な製品への応用例は半導体・液晶製造装置部材である。その中でも特に好適な製品への応用例は露光装置用部材であり、サセプタ・ステージなどのウェハー支持部材、レチクルステージなどの光学系支持部材として用いることにより、露光装置の位置決め精度を向上させまた、位置決め時間を短縮することにより装置のスループットを向上させることができる。
(実施例)
以下、本発明の一実施の形態について表、図を参照して説明する。
表1に、以下に示す実施例及び比較例の一覧を示す。
それぞれの反応焼結体は、表面の余剰シリコンを除去した後にテストピースを切り出し、表面を研磨した後に、アルキメデス法により比重、共振法によりヤング率を測定し比剛性を算出した。N数は、比重、ヤング率、それぞれ5本づつである。
それぞれの反応焼結体は、表面をラップ加工しEDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)により炭化硼素粒子の線分析を行い、シリコンを含んでいる層の厚み(以下、シリコン含有層)の測定を行った。n数は5である。評価は、シリコン含有層が炭化硼素の粒径に対して、20%以上40%未満をA、5%以上20%未満をB、1%以上5%未満をC、1%未満をD、40%以上をEとした。
また、表面加工を施したものを動力計(キスラー社製 型番9256C2)の上に設置しφ10mmのコアドリル(♯60、旭ダイヤモンド工業製)にて回転数100m/min(3200rpm)、送り速度2mm/min、ステップ量0.2mmにて深さ4mmの孔加工を行い、加工抵抗力の測定、孔周りのチッピングの状態を確認した。被削性の評価は、加工抵抗の最大値が2000N以上の場合を×、1500−2000Nの場合を△、1500N未満のものを○として評価した。
ただし、最大抵抗値が△または×であっても、加工抵抗が短時間で低下し、その低い値で安定したものはその低い値で評価した。また、加工抵抗が○または△であっても、加工時に加工が原因であると推測されるクラックが発生するものと、工具破損が発生するものは×とした。
また、チッピングの状態の評価は孔の外周の欠けが0.3mm未満で○、0.3mm以上〜0.5mm未満で△、0.5mm以上で×とした。また微構造の観察は、焼成体を適当な大きさに切り出し表面を1μmの砥粒にてラップ加工を行い、光学顕微鏡にて2800倍に設定し観察した。
図1に炭化硼素粒子をEDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)により線分析した結果を示す。粒径が約11μmの炭化硼素粒子の表面から約2.5μmの部分までシリコンを含んでいるのが確認できる。
(実施例1)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が13μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末15重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500CP未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。
(実施例2〜3)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が13μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末15もしくは20重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500CP未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。なお、実施例2〜3はカーボンブラック粉末の添加量がそれぞれ20、15重量部の場合である。
(実施例4〜5)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が23μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末15もしくは20重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500CP未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。なお、実施例4〜5はカーボンブラック粉末の添加量がそれぞれ20、15重量部の場合である。
(実施例6)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が23μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末20重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500CP未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。
(実施例7)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が28μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末20重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500CP未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。
(比較例1)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末30重量部と平均粒径が97μmの炭化硼素粉末70重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末20重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500cp未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。
(比較例2)
平均粒径が0.6μmの炭化珪素粉末80重量部と平均粒径が4μmの炭化硼素粉末20重量部、平均粒径が55nmのカーボンブラック粉末50重量部を炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して0.1〜1重量部の分散剤を添加した純水中に入れ分散させ、アンモニア水等でpHを8〜9.5に調整して500cp未満の低粘度のスラリーを作製した。このスラリーをポットミル等で数時間混合した後バインダーを炭化珪素粉末、炭化硼素粉末、カーボンブラック粉末に対して1〜2重量部添加し混合、その後脱泡し石膏板の上に内径80mmのアクリルパイプを置きスラリーを鋳込み、厚み10mm程度の成形体を作製した。成形体は自然乾燥、100〜150℃の乾燥の後、1×10−4〜1×10−3torrの減圧下において温度600℃で2h保持し脱脂を行い、温度1700℃で1h保持することで仮焼を行う。仮焼を行った後、温度1470℃に加熱し30min保持し、成形体中に溶融したシリコンを含浸させることにより反応焼結体を製造した。
実施例1、2において、いずれシリコン含有層の厚みは炭化硼素粒子の粒径の20%以上40%未満であり、比剛性率が130GPa以上発現し、研削抵抗が小さくチッピングも生じにくいために研削加工性に優れた複合材料を製造することができた。
実施例3〜6において、いずれシリコン含有層の厚みは炭化硼素粒子の粒径の5%以上20%未満であり、比剛性率が130GPa以上発現し、研削抵抗が実施例1、2に比べると研削抵抗が若干高いが、チッピングも少なく研削加工性に優れた複合材料を製造することができた。
実施例7において、いずれシリコン含有層の厚みは炭化硼素粒子の粒径の1%以上5%未満であり、比剛性率が130GPa以上発現し、研削抵抗が実施例1、2に比べると研削抵抗が若干高く、チッピングについても若干多かったが、研削加工性に優れた複合材料を製造することができた。
比較例1は、比剛性率が130GPa以上であったが、研削抵抗が大きく、チッピングが多い。比較例2は、比剛性率は130GPa未満であり、チッピングが多かった。なお、比較例2ではシリコン含有層の厚みは炭化硼素粒子の粒径の40%を超えていた。

Claims (2)

  1. 炭化硼素、炭化珪素、シリコンを主成分とする複合材料であって、前記炭化硼素の粒子にシリコンを含んでいることを特徴とする炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料。
  2. 前記複合材料の比剛性率が130GPa以上であることを特徴とする請求項1記載の炭化硼素・炭化珪素・シリコン複合材料。
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