JP2010201767A - スクリーンチェンジャ - Google Patents

スクリーンチェンジャ Download PDF

Info

Publication number
JP2010201767A
JP2010201767A JP2009049247A JP2009049247A JP2010201767A JP 2010201767 A JP2010201767 A JP 2010201767A JP 2009049247 A JP2009049247 A JP 2009049247A JP 2009049247 A JP2009049247 A JP 2009049247A JP 2010201767 A JP2010201767 A JP 2010201767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide bar
screen
resin
housing
screen changer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009049247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4519937B1 (ja
Inventor
Hiroko Morino
弘子 森野
Kazuo Iritani
一夫 入谷
Yasuo Yoshii
康雄 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009049247A priority Critical patent/JP4519937B1/ja
Priority to PCT/JP2010/000974 priority patent/WO2010100841A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4519937B1 publication Critical patent/JP4519937B1/ja
Publication of JP2010201767A publication Critical patent/JP2010201767A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/69Filters or screens for the moulding material
    • B29C48/694Cylindrical or conical filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/69Filters or screens for the moulding material
    • B29C48/691Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use
    • B29C48/6912Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use the filters being fitted on a single rectilinearly reciprocating slide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

【課題】広い濾過面積を有していて大容量の樹脂濾過処理が可能であると共に、スクリーン交換が容易なスクリーンチェンジャを提供する。
【解決手段】発明のスクリーンチェンジャ1は、溶融樹脂が分岐せずに一系統で流通する樹脂流通部11とこの樹脂流通部11の中途部に交差する両端貫通状に形成された複数のスライドバー挿通孔18とが設けられているハウジング2と、各スライドバー挿通孔18に摺動自在に設けられた複数のスライドバー3と、各スライドバー3に着脱自在な状態で設けられ且つ溶融樹脂を濾過するスクリーン4と、複数のスライドバー3のそれぞれを独立して移動可能とすると共に、スライドバー3毎にスクリーン4がハウジング2外部に露出するスクリーン交換ポジションへ位置づけ可能とするスライドバー駆動部5と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、混練機や押出機などの出側に設置される濾過装置に好適に使用されるスクリ
ーンチェンジャに関する。
周知の如く、樹脂混練機や樹脂押出機などの出側には、混練部にて溶融・混練した溶融樹脂を濾過する濾過装置を設けるようにしている。この濾過装置では、溶融樹脂をスクリーン(濾過体)へ通し、ゴミ、不純物、気泡の除去を行っている。
濾過装置のスクリーンは、不純物等の目詰まりによる濾過能力低下を解消するために、新規なものと交換する必要があるため、この濾過装置にはスクリーン交換機構であるスクリーンチェンジャが設けられている。この種のスクリーンチェンジャとしては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示された機構が公知である。
特許文献1のスクリーンチェンジャは、溶融樹脂を通す樹脂通路が内部に設けられたハウジングと、このハウジングの樹脂通路内に空隙を設けた形で配備される濾過用のカートリッジを有している。カートリッジは筒状スクリーン部を有すると共に、スライドバーに対して円環状に複数配置されている。このスライドバーを動かすことで、複数のカートリッジをハウジングの外側に一度に取り出し可能となっている。このスクリーンチェンジャは、カートリッジを複数有しているため、濾過面積が広く大容量の処理に向いている。
特許文献2のスクリーンチェンジャは、溶融樹脂を上流から下流へ通す樹脂流通孔及びこの樹脂流通孔の中途部に交差する両端貫通状のスライドバー挿通孔が設けられているハウジングと、このスライドバー挿通孔に摺動自在に設けられたスライドバーとを有している。このスライドバーは、その外周面に樹脂を濾過するためのスクリーン(スクリーンパック)が巻きつけられた構成となっている。
特開2001−38792号公報 特許3171752号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるスクリーンチェンジャは、複数のカートリッジを1つのスライドバーに配設する構造であるため、筒状スクリーン部の交換時には一度に全てのカートリッジを外部へ露出することとなる。そのため、カートリッジの交換に時間が必要となるばかりか、交換や清掃が遅くなったカートリッジにおいては、樹脂が固着したりして清掃がやっかいなものとなっていた。そのため、交換作業に人手や時間がかかるばかりか、専用の樹脂清掃装置が必要な場合もあった。
一方、特許文献2に開示されるスクリーンチェンジャは、スライドバーを摺動させることでスクリーンをハウジングの外側に移動させ、その上で、スクリーンのみを交換することが可能であり、スクリーンの交換作業やそれに伴う清掃作業の効率化は図れるものとなっている。しかしながら、複数のカートリッジを有する特許文献1のスクリーンチェンジャに比べて濾過面積はどうしても小さくなる。特許文献2の図11に示すようなDUALBARタイプにしても、濾過面積は単純に2倍になるだけである。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、広い濾過面積を有していて大容量の樹脂濾過処理が可能であると共に、スクリーン交換が容易なスクリーンチェンジャを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるスクリーンチェンジャは、溶融樹脂が分岐せずに一系統で流通する樹脂流通部とこの樹脂流通部の中途部に交差する両端貫通状に形成された複数のスライドバー挿通孔とが設けられているハウジングと、各スライドバー挿通孔に摺動自在に設けられた複数のスライドバーと、各スライドバーに着脱自在な状態で設けられ且つ溶融樹脂を濾過するスクリーンと、前記複数のスライドバーのそれぞれを独立して移動可能とすると共に、前記スライドバー毎に前記スクリーンがハウジング外部に露出するスクリーン交換ポジションへ位置づけ可能とするスライドバー駆動部と、を備えることを特徴とする。
本スクリーンチェンジャによれば、溶融樹脂が分岐せずに一系統で流通する樹脂流通部すなわち1つの樹脂流通部に対し、それを貫通するスライドバーが複数存在するため、大きな濾過面積をとることができ大容量の樹脂濾過処理を行うことが可能となる。さらには、スライドバー駆動部により、スライドバーのそれぞれを独立してハウジング外部に露出させスクリーン交換ができるため、スクリーン交換の効率化を図ることが可能となる。
なお、前記スライドバーには、スクリーンで濾過された溶融樹脂を排出するための樹脂吐出孔が設けられており、前記ハウジングには、スライドバーがスクリーン交換ポジションへ移動する際に、前記樹脂吐出孔を閉塞する閉塞手段が設けられているとよい。
前述したスクリーンチェンジャを樹脂の濾過中に動作させ、スクリーンを交換しようとすると、図5に示すように、スライドバーの移動中にあっては樹脂導入孔を介して樹脂がスライドバー内部に浸入し、スクリーンを介してハウジング外部に漏れ出る(逆流する)不都合が生じる可能性を否めない。そこで、上記のように閉塞手段を設けることで、スライドバー移動途中に樹脂が逆流してくることはなくなり、濾過処理を中断せずにスクリーンを交換することができる。
好ましくは、前記閉塞手段は、スライドバーの外側壁に摺接するように前記樹脂流通部の内部に設けられた閉塞板材とするとよい。
また、前記閉塞手段は、スライドバーの外側壁に摺接するように前記樹脂流通部の内周壁に形成された閉塞壁部としてもよい。
こうすることで、前述した閉塞板材を設置するスペースを可及的に省略することができる。
本発明のスクリーンチェンジャは、大容量の樹脂濾過処理が可能であると共に、スクリーン交換が容易なものとなっている。
第1実施形態にかかるスクリーンチェンジャであって、(a)は側面図、(b)は平面断面図である。 第1実施形態にかかるスクリーンチェンジャの平面断面図の拡大図である。 第2実施形態にかかるスクリーンチェンジャであって、(a)は側面断面図、(b)は平面断面図である。 第3実施形態にかかるスクリーンチェンジャであって、(a)は側面断面図、(b)は平面断面図である。 第1実施形態にかかるスクリーンチェンジャにおけるスライドバーの移動を示した図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1実施形態]
図1、図2は、本発明に係るスクリーンチェンジャ1(濾過装置におけるスクリーン4交換装置)の第1実施形態を示している。
スクリーンチェンジャ1は、樹脂混練機や押出機等の出側であってペレタイザ等の成型機の入側に配備される濾過装置として設けられるものであり、ハウジング2とスライドバー3(スライダ)とスクリーン4とスライドバー駆動部5とを有している。
以下、図1の上下方向・左右方向を、装置説明における前後方向・左右方向とする。しかしながら、この方向の定義は説明の便宜上に過ぎない。
ハウジング2の内部には、溶融樹脂が流れ込む空間である樹脂流通部11及び排出流路17が形成されている。この樹脂流通部11及び排出流路17は、それぞれが側面視で略円形である。樹脂流通部11は、環状の内周壁12aと平面状の右側壁13a及び左側壁14aを有し、排出流路17は、環状の内周壁12bと平面状の右側壁13b及び左側壁14bを有している。
ハウジング2の後部には、樹脂流通部11へ溶融樹脂を導入する導入孔15が形成されており、この導入孔15は樹脂流通部11へ連通している。ハウジング2の前部には、樹脂流通部11から排出流路17へ吐出する溶融樹脂を下流側に排出する排出孔16が形成されており、この排出孔16は排出流路17と連通している。
本実施形態の場合、排出流路17は、左側面視で樹脂流通部11の奥側に設けられており、平面視で樹脂流通部11の右側に形成されている。樹脂流通部11と排出流路17とは直接的には連通しておらず、導入孔15から樹脂流通部11に導入された溶融樹脂は、後述するスライドバー3の内部を通って、排出流路17→排出孔16へと流れ出る。
ハウジング2の導入孔15は混練機、押出機又は昇圧装置(ギヤポンプなど)の出側と連通し、排出孔16は下流設備(ペレタイザや成形機など)の入側に連通している。
また、図1に示す如く、ハウジング2には、樹脂流通部11及び排出流路17を間に置いて当該ハウジング2を左右に貫通するように(平面視で樹脂流通部11及び排出流路17に略直交するように)断面円形のスライドバー挿通孔18が設けられている。スライドバー挿通孔18は、複数個(本実施例の場合は側面視で13個)形成され、樹脂流通部11に対して(本実施例の場合は排出流路17に対しても)側面視でバランスよく配置されている。
これらスライドバー挿通孔18の各々には、濾過部を有するスライドバー3が水密状態(操業時、すなわち濾過時に溶融樹脂がハウジング2外部に漏洩しない状態)を保持しつつ摺動自在に嵌められている。各スライドバー挿通孔18に嵌り込んだスライドバー3は、その軸心が略水平で且つ互いに平行となっている。
スライドバー3には、樹脂流通部11に対して全周囲で開口する連通孔21、排出流路17に対して開口する樹脂吐出孔22、及びスライドバー3内部で連通孔21と樹脂吐出孔22とを連通させる連通流路23が設けられている。この連通孔21には、連通流路23との間を仕切るように多孔円筒状のストレーナが設けられており、このストレーナでスクリーン4(スクリーンパック)を保持できるようになっている。また、スクリーン4は着脱自在になっている。スクリーン4は、溶融樹脂中から不純物を濾過するべく、複数の小孔が開けられたり網目状となっている金属部材からなる。
なお、スクリーン4やストレーナの大きさや外形状は、種々の設計変更が可能であり、特に限定されるものではない。しかしながら、大きな濾過面積を容易に得ることができるので、本実施形態のようにスクリーン4(スクリーンパック)を円筒状に備えるものが望ましい。中でも、スライドバー3の先端部を取外すことなく取り替えを容易に行うことができるので、金属網をストレーナに対して周方向から巻き付けるタイプが特に望ましい。
スライドバー3に設けられた連通孔21の幅(長手方向の長さ)は、樹脂流通部11の幅(左右方向の長さ)と同じとされている。同様に樹脂吐出孔22の径は排出流路17の幅と同じとされている。連通孔21と樹脂流通部11とが連通状態となる位置にスライドバー3が位置するときに、樹脂吐出孔22と排出流路17とが一致するように、スライドバー3における連通孔21と樹脂吐出孔22との位置関係が設定されている。
一方、ハウジング2の右外壁には、スライドバー3をスライドバー挿通孔18に沿って水平方向に摺動させるスライドバー駆動部5が設けられている。
本実施形態では、スライドバー駆動部5は油圧シリンダから構成されている。そして、スライドバー駆動部5のシリンダ24が、ハウジング2に対してタイロッド25を介して所定距離をおいた位置に、ブラケット板26を介して取り付けられている。スライドバー駆動部5のピストンロッド27の先端部はスライドバー3の基端部に連結されている。スライドバー駆動部5を作動させピストンロッド27を進退させることで、スライドバー3が右左方向へと移動する。
上述したようにハウジング2には、それを左右に貫通するスライドバー挿通孔18が複数(13個)あり、これらの孔18のそれぞれにスライドバー3が嵌められている。そのため、これら各スライドバー3に一対一対応となるようにスライドバー駆動部5も複数台(13台)設けられていて、各スライドバー駆動部5は独立作動可能となっている。
スライドバー駆動部5の駆動により、スライドバー3は、その連通孔21が樹脂流通部11と合致する状態(スクリーン作動ポジション、スライドバー駆動部5のピストンロッド27は後退)と、スクリーン4がハウジング2から露出する状態(スクリーン交換ポジション、スライドバー駆動部5のピストンロッド27は前進)とに切り換えられるようになっている。
以上の構成を有するスクリーンチェンジャ1の動作態様について述べる。
まず、スライドバー駆動部5のピストンロッド27を後退させ、スライドバー3をスクリーン作動ポジションへ位置づけする。その際には、スクリーン4が設けられた連通孔21が樹脂流通部11と合致する状態となると共に、樹脂吐出孔22が排出流路17と一致し連通状態となる。
このようなスクリーン作動ポジションにおいては、導入孔15から流入する溶融樹脂は、樹脂流通部11の内部へと流れ込み、それぞれのスライドバー3の連通孔21に嵌め込まれたスクリーン4を通ることで濾過され、それぞれのスライドバー3の樹脂吐出孔22から流れ出て、排出流路17内で合流し、排出孔16から排出される。排出孔16から吐出した溶融樹脂は、スクリーン4で濾過され、ゴミ、不純物などが除去されたものとなっている。
本実施形態の場合、スクリーン4を有するスライドバー3が複数本あるため、濾過装置全体としては、広い濾過面積を有していて大容量の濾過処理が可能なものとなっている。
一方、スクリーン4を交換する必要が生じた場合には、スライドバー駆動部5のピストンロッド27を前進させ、スライドバー3をスクリーン交換ポジションへ位置づけする。その場合、スクリーンチェンジャ1への溶融樹脂の流入を止めた上で(例えば、スクリーンチェンジャ1につながっている上流のバルブを開放して、そこから樹脂を別経路に排出する、又はスクリーンチェンジャ1上流側の装置を停止して溶融樹脂の供給を一時停止するなど)、スライドバー3をスクリーン交換ポジションへ位置づけする。
図1のCで示される位置にある「スクリーン交換ポジション」においては、スクリーン4は、ハウジング2の外側に位置するようになり、スクリーン交換を容易に行うことができる。この際、スライドバー3の樹脂吐出孔22は、ハウジング2の左側壁14内に位置しており、スライドバー挿通孔18の内周面で塞がれている。また、スライドバー3とスライドバー挿通孔18とが水密状態となっている。したがって、スクリーン交換ポジションにおいては、樹脂流通部11内から溶融樹脂が外部へ漏れ出すことはない。そのため、スライドバー3がスクリーン交換ポジションに位置しているときには、樹脂流通部11への溶融樹脂の供給を再開して濾過処理を続けることができる。
なお、スライドバー駆動部5はそれぞれが独立して動作可能であるため、スライドバー3毎にスクリーン4を交換することができる。例えば、スライドバー3のいずれか1本だけをスクリーン交換ポジションとし、スクリーン4の交換を行うことができる。そのため、特許文献1のスクリーンチェンジャ1のように、一度に全てのスライドバー3(すなわちスクリーン4)が外部へ露出する状況を回避でき、スクリーン4の交換に時間がかかったり、交換や清掃が遅くなったスクリーン4において樹脂が固着したりする不具合を回避できる。つまり、本発明のスクリーンチェンジャ1は、大容量の樹脂濾過処理が可能であると共に、スクリーン交換が容易なものとなっている。
また、本実施形態のスクリーンチェンジャ1は、一つの樹脂流通部11(溶融樹脂が分岐せずに一系統で流通する樹脂流通部11)に複数のスライドバー3の濾過部が位置する構造であるため、この構造を採用することで、先行技術文献として開示した特許文献1の如く、流路を2つに分割しそれぞれに樹脂流通部および濾過部を設けるといった構造を採用せずにすみ、より簡単な構成のスクリーンチェンジャを提供することが可能となる。また、本実施形態のスクリーンチェンジャ1は、一つの排出流路17に複数のスライドバー3の樹脂吐出孔22が位置する構造であるため、さらに簡単な構造のスクリーンチェンジャを提供することが可能となる。
[第2実施形態]
図3は、本発明に係るスクリーンチェンジャの第2実施形態を示している。
前述したように、第1実施形態のスクリーンチェンジャ1においては、スクリーン4を交換する必要が生じた場合には、スクリーンチェンジャ1への溶融樹脂の流入を止めた上でスライドバー駆動部5のピストンロッド27を前進させ、スライドバー3をスクリーン交換ポジションへ位置づけしていた。そうしなければ、図5に示すように、スライドバー3の移動中に樹脂吐出孔22からスクリーン4側へ樹脂が逆流して、溶融樹脂がスクリーンチェンジャ1の外部に漏れ出てしまう可能性が否めない。この状況下では、溶融樹脂の粘度によってはスクリーン4に大きな押圧力を与えることになりかねない。
本実施形態のスクリーンチェンジャ1は、これに対応するものであり、運転中にスクリーン4の交換を可能とするものである。そのために、本実施形態のスクリーンチェンジャ1は、スライドバー3が、「スクリーン作動ポジション」→「スクリーン交換ポジション」へと移動する際に、スライドバー3に備えられた樹脂吐出孔22を閉塞する閉塞手段30を有している。この閉塞手段30は、スライドバー3の外側壁に摺接するように樹脂流通部11の内部に設けられた閉塞板材31からなる。
他の構成に関しては、第1実施形態と略同様であるため、部材に付する番号は同じとし、その説明は省略する。
閉塞板材31は、樹脂流通部11の右側壁13と左側壁14との間に架け渡された邪魔板であり、本実施形態においてはスライドバー3に対応して13枚設けられている。閉塞板材31の断面形状(長手方向に垂直な断面形状)は、スライドバー3の外周壁に沿う円弧状となっており、樹脂吐出孔22を覆う幅(円弧長)を有している。この閉塞板材31は、それぞれのスライドバー3の樹脂吐出孔22が設けられている面に対面するように配備されている。図3(a)に示す如く、閉塞板材31は、各スライドバー3から見てハウジング2の外側を向く位置に位置づけられている。
この閉塞板材31が存在することで、スクリーンチェンジャ1への溶融樹脂の流入を止めずに、スライドバー3をスクリーン交換ポジションへ移動させたとしても、その移動中、樹脂吐出孔22は閉塞板材31で閉塞されることとなり、樹脂吐出孔22(スライドバー3の中途部)から溶融樹脂が逆流し、スクリーン4(スライドバー3の先端部)側に流れ込むことを確実に防ぐことができる。スライドバー3の移動中に未濾過の溶融樹脂が下流側や装置外部へ流れる心配がないので、濾過処理を中断することなくスクリーン4の交換作業を行うことが可能となる。
また、本実施形態のスクリーン4は、外周面がスライドバー3の外周面よりもスライドバー3の径内側に位置するように設けられている。そのため、スライドバー3がスクリーン作動ポジションに位置しているときに、閉塞板材31によってスクリーン4の濾過面積が制限されることはない。
[第3実施形態]
図4は、本発明に係るスクリーンチェンジャの第3実施形態を示している。
本実施形態が第2実施形態と異なるところは、幾つかのスライドバー3の外周壁が樹脂流通部11の内周壁12に摺接する状態に設けられており、その樹脂流通部11の内周壁12が閉塞手段30とされている点である。他の構成に関しては、第2実施形態と略同様であるため、部材に付する番号は同じとし、その説明は省略する。
詳しくは、図4に示すように、樹脂流通部11の内周壁12に沿って、複数(本実施形態においては10本)のスライドバー3が配備されていて、各スライドバー3の外周壁に沿うように、樹脂流通部11の内周壁12に切り欠き部32(三日月状の切り欠き部)が形成されている。この切り欠き部32に樹脂吐出孔22が対面するようにスライドバー3の向きが設定されており、スライドバー3の外周壁がこの切り欠き部32に摺接している。切欠き部32は、樹脂吐出孔22を覆う幅(円弧長)を有しており、かかる切り欠き部32が閉塞手段30(第2実施形態の閉塞板材31)に対応するものとなっている。
なお、本実施形態では、スライドバー挿通孔18が樹脂流通部11の内周壁12の径外側に入り込むようにその内周壁12を切り欠くことで閉塞手段30(切り欠き部32)を形成している。しかしながら、スライドバー3の外周壁と樹脂流通部11の内周壁12との間に若干の隙間があるように両者を配備した上で、内周壁12から凸状に閉塞壁部(閉塞手段30)を形成し、その凸状部にスライドバー3の外周壁が摺接するようにしても何ら問題はない。
樹脂流通部11の側面視中央に配設された3本のスライドバー3に関しては、3つのスライドバー3の側面視中央部に閉塞手段30が設けられている。この閉塞手段30は、1つの棒状部材からなり、各スライドバー3の外周壁に沿って摺接するように三方が円弧状に切り欠かれた切り欠き棒体33(柱状部材)である。この切り欠き棒体33は、樹脂流通部11の左右側壁13,14間に架け渡されている。円弧状の切り欠き部32は、樹脂吐出孔22を覆う幅(円弧長)を有しており、この切り欠き部32にスライドバー3の樹脂吐出孔22が面するように、スライドバー3が位置づけられている。切り欠き棒体33はハウジング2を延設して設けてもよいし、別部材としハウジング2間で挟み込むように設けてもよい。
本実施形態の場合も第2実施形態と同様に、閉塞手段30が存在することで、スクリーンチェンジャ1への溶融樹脂の供給を停止することなく、スライドバー3をスクリーン作動ポジションからスクリーン交換ポジションへ移動させることができる。また、樹脂流通部11の内周壁12(すなわちハウジング2の内壁)を使って、スライドバー3移動時の逆流を防ぐ構造としているため、別途、閉塞板材31などを設ける必要が無くなり、溶融樹脂の流入抵抗の減少や装置自体のコンパクト化を図ることが可能となる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スクリーンチェンジャ
2 ハウジング
3 スライドバー
4 スクリーン
5 スライドバー駆動部
11 樹脂流通部
12 内周壁
13 右側壁
14 左側壁
15 導入孔
16 排出孔
17 排出流路
18 スライドバー挿通孔
21 連通孔
22 樹脂吐出孔
23 連通流路
24 シリンダ
25 タイロッド
26 ブラケット板
27 ピストンロッド
30 閉塞手段
31 閉塞板材
32 切り欠き部
33 切り欠き棒体

Claims (4)

  1. 溶融樹脂が分岐せずに一系統で流通する樹脂流通部とこの樹脂流通部の中途部に交差する両端貫通状に形成された複数のスライドバー挿通孔とが設けられているハウジングと、
    各スライドバー挿通孔に摺動自在に設けられた複数のスライドバーと、
    各スライドバーに着脱自在な状態で設けられ且つ溶融樹脂を濾過するスクリーンと、
    前記複数のスライドバーのそれぞれを独立して移動可能とすると共に、前記スライドバー毎に前記スクリーンがハウジング外部に露出するスクリーン交換ポジションへ位置づけ可能とするスライドバー駆動部と、
    を備えることを特徴とするスクリーンチェンジャ。
  2. 前記スライドバーには、スクリーンで濾過された溶融樹脂を排出するための樹脂吐出孔が設けられており、
    前記ハウジングには、スライドバーがスクリーン交換ポジションへ移動する際に、前記樹脂吐出孔を閉塞する閉塞手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーンチェンジャ。
  3. 前記閉塞手段は、スライドバーの外側壁に摺接するように前記樹脂流通部の内部に設けられた閉塞板材であることを特徴とする請求項2に記載のスクリーンチェンジャ。
  4. 前記閉塞手段は、スライドバーの外側壁に摺接するように前記樹脂流通部の内周壁に形成された閉塞壁部であることを特徴とする請求項2に記載のスクリーンチェンジャ。
JP2009049247A 2009-03-03 2009-03-03 スクリーンチェンジャ Active JP4519937B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049247A JP4519937B1 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 スクリーンチェンジャ
PCT/JP2010/000974 WO2010100841A1 (ja) 2009-03-03 2010-02-17 スクリーンチェンジャ及びこれを備えた濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049247A JP4519937B1 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 スクリーンチェンジャ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4519937B1 JP4519937B1 (ja) 2010-08-04
JP2010201767A true JP2010201767A (ja) 2010-09-16

Family

ID=42709032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009049247A Active JP4519937B1 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 スクリーンチェンジャ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4519937B1 (ja)
WO (1) WO2010100841A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901571B1 (ko) 2017-11-24 2018-09-27 동민산업 협동조합 스크린 체인지가 가능한 합성수지 압출여과장치

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5683178B2 (ja) * 2010-09-08 2015-03-11 株式会社神戸製鋼所 スクリーンユニット及びスクリーンチェンジャ
RU2581371C1 (ru) * 2014-09-17 2016-04-20 Герман Гаджиахмедович Рамалданов Устройство для фильтрации расплава пластмассы
KR102070413B1 (ko) * 2018-03-06 2020-04-01 주식회사 건백 수지 여과 시스템
CN111497174B (zh) * 2020-04-19 2022-01-11 广西膜宝包科技发展有限公司 一种塑料吹塑自动换网结构的工作方法及其对接装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60174627A (ja) * 1984-02-22 1985-09-07 Japan Steel Works Ltd:The スクリ−ンチエンジヤ
JPS637810A (ja) * 1986-06-06 1988-01-13 エレマ エンジニアリング−リサイクリング−マシネン−アンラ−ゲン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフトウング 濾過器
JPH08281774A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Japan Steel Works Ltd:The スクリーンチェンジャの瀘過方法及びスクリーンチェンジャ
JP2004016949A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Japan Steel Works Ltd:The スクリーンチェンジャ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60174627A (ja) * 1984-02-22 1985-09-07 Japan Steel Works Ltd:The スクリ−ンチエンジヤ
JPS637810A (ja) * 1986-06-06 1988-01-13 エレマ エンジニアリング−リサイクリング−マシネン−アンラ−ゲン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフトウング 濾過器
JPH08281774A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Japan Steel Works Ltd:The スクリーンチェンジャの瀘過方法及びスクリーンチェンジャ
JP2004016949A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Japan Steel Works Ltd:The スクリーンチェンジャ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901571B1 (ko) 2017-11-24 2018-09-27 동민산업 협동조합 스크린 체인지가 가능한 합성수지 압출여과장치

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010100841A1 (ja) 2010-09-10
JP4519937B1 (ja) 2010-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4519937B1 (ja) スクリーンチェンジャ
JP6131491B2 (ja) 流体濾過装置
JP3420277B2 (ja) プラスチック溶融体用フィルタ
JP5256297B2 (ja) フィルタ装置
JP5548822B2 (ja) 流体用の濾過装置
US20130020247A1 (en) Filter unit for an extruder system and filter arrangement and associated sieve changing device for an extruder system with a filter unit of this type
CN104128032A (zh) 反冲洗过滤器
JP2016209866A (ja) 高粘度流体のためのフィルタリング装置
JPH08281774A (ja) スクリーンチェンジャの瀘過方法及びスクリーンチェンジャ
JPH0631112A (ja) 高粘性液を濾過する逆洗浄可能なフィルタ装置
US5756129A (en) Filter member and screen changer for use in resin extruder
JP3827868B2 (ja) スクリーン交換装置
JPH11505778A (ja) 合成物質処理設備のフィルタ交換装置
JPH07186242A (ja) スクリーンパック交換装置
JP2007513806A (ja) プラスチック溶融物を浄化するための溶融物フィルタ
TWI249427B (en) Backwashable filtering device
JP4318623B2 (ja) スクリーンチェンジャ
JP3626338B2 (ja) 樹脂成形機におけるスクリーン交換装置
CN215213639U (zh) 一种半自动清洗滤清器
CN213643364U (zh) 龙头***及用于龙头***的过滤装置
JP3806767B2 (ja) 流体用スクリーンチェンジャ
JP4097109B2 (ja) スクリーンチェンジャ
JP3509772B2 (ja) 濾過装置
JP3724677B2 (ja) 流体用スクリーンチェンジャー
JP2009190342A (ja) 流体用スクリーンチェンジャ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100519

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4519937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4