JP2010193315A - 通信機及び通信制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】他の無線機との通信を簡易に行うことができるようにする。
【解決手段】各中継局の識別情報と関連付けて当該中継局の名称と、当該中継局から他の中継局への通信経路の設定に必要な情報を記憶したメモリリストと、自局の識別情報と、相手局の識別情報と、自局と相手局の属する中継局の名称とを前記メモリに入力する入力操作手段と、通信フレームの生成を指示する通信操作手段と、前記通信操作手段の操作に応答して、前記メモリに入力された中継局の名称によって、前記メモリリストを検索し、当該中継局の識別情報と、他の中継局との通信経路の設定に必要な情報とを取り出す情報取り出し手段と、前記入力された自局と相手局の識別情報と、前記取り出された、中継局の識別情報と、自局の属する中継局から相手局の属する中継局への通信経路の設定に必要な情報とを挿入して前記通信フレームを生成する通信フレーム生成手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信機及び通信制御プログラムに関する。
ネットワークにより相互に接続された複数の中継局(レピータ)とゲートウエイを介して、通信機間で通信を行うように構成された無線通信システムが存在する(特許文献1参照)。この通信システムにおいて、相手先と通信を行うためには、通信機に、自局の識別情報(コールサイン)及び送信先(相手局)の識別情報、通信経路上に設置された中継局(レピータ)やゲートウエイの識別情報、中継局と交信する周波数や電波形式など、多数の情報を入力する必要がある。このため、通信開始時の設定が煩雑である。特に、通信機に割り当てられている識別情報(コールサイン)は、ユーザにとって認識しづらいものが多く、また、通信経路の途中の中継局やゲートウェイの認識はしにくい。このため、設定は容易ではなく、誤入力が起こりやすい。
そこで、通信信号を傍受し、受信データに含まれる通信先の識別情報を表示及び記憶することにより、設定を容易化した通信機が開発されている(特許文献2参照)。
特開2006−108823号公報 特開2006−186883号公報
特許文献2に開示された通信機は、通信装置やレピータの識別情報しか記憶できず、中継局の周波数や電波形式などを設定する必要があり、依然として、設定動作は煩雑である。
さらに、特許文献2に開示された通信機は、傍受した通信データに含まれる識別情報を記憶するのであって、傍受していない情報については、ユーザ自身が設定する必要がある。
また、アマチュア無線では、相手局を不特定として通信することができるが、その際の設定はさらに煩雑である。
図17に、相手局を不特定とする設定と、相手局を特定する設定とを比較して示す。
図表81に示すように、送信先の無線局R10が不特定の相手局に対する通信であるCQを出す場合、送信先無線局の位置R11が同一のエリア内及びゾーン内の別エリアでは、L11及びL12に示すように、送信先無線局のコールサインR15は、CQCQCQであり、ゾーン外の別ゾーンへの通信では、L13に示すように、送信先中継局コールサインの先頭に「/」をつけたものとする。また、送信先中継局のコールサインR14は、同一エリア内では、L11に示すように、送信元中継局コールサイン、同一ゾーン内の別エリアでは、L12に示すように、送信先中継局コールサイン、別ゾーンでは、L13に示すように、送信元のゲートウェイのコールサインという具合に3つのケースですべて異なる。
このように、所望のエリア内の不特定の相手局と通信するためには、送信元中継局のコールサインR13のみならず、送信元中継局が属するGWのコールサイン、呼び出しをするエリアの中継局が同じゾーンに属しているか否かを正確に把握して、送信先中継局のコールサインR14、送信先無線局のコールサインR15を適切に入力する必要がある。
ユーザは、送信元中継局のコールサインR13は通常把握しているが、GWのコールサインや、相手先の中継局が同じゾーンに属しているかを把握していないことがあり、必要な情報の入力が困難である。
また、携帯型の通信機に関しては、移動により、送信元となる中継局が変わることがある。このような場合、変更後の中継局と送信しようとする中継局の通信経路を把握するのは困難であり、必要な情報の入力は困難である。
また、特定局を呼び出す場合であっても、携帯型の通信機に関しては、同様に、通信経路の全体について把握する必要があった。特定相手局と通信する場合の送信先無線局のコールサインR15は、L14乃至L16に示すように、相手局のコールサインであり、3つのケースですべて同じである。送信元に関しては、R12及びR13においてL11乃至L16に示すように、無線局は無線局のコールサイン、中継局は中継局のコールサインであり、特定か不特定かの区別なく、それぞれ3つのケースですべて同じである。このように、入力する情報が状況によって異なり、操作が煩わしい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、識別情報や設定情報を簡易に入力することができる通信機及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、識別情報や設定情報を簡易に入力することができる通信機及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る通信機は、
複数の通信機間で複数の中継局を介して互いに通信を行うことができる通信システムに用いられる通信機であって、
各中継局の識別情報と、当該中継局から他の中継局への通信経路の設定に必要な情報を記憶したメモリと、
自局の属する中継局と通信先の中継局とを特定する情報とを入力する入力操作手段と、
操作されたことによって、通信フレームの生成を指示する通信操作手段と、
前記通信操作手段の操作に応答して、前記入力された中継局を特定する情報をキーとして、当該中継局の識別情報と、他の中継局との通信経路の設定に必要な情報とを検索する情報検索手段と、
前記検索された、中継局の識別情報と、自局の属する中継局から通信先の中継局への通信経路の設定に必要な情報とを挿入して前記通信フレームを生成する通信フレーム生成手段と、
を備えることを特徴とする。
前記通信経路の設定に必要な情報は、中継局が属するゲートウェイを特定する情報を含み、
自局が属する中継局のゲートウェイを特定する情報と通信先が属する中継局のゲートウェイを特定する情報が一致するか否かを判定するゲートウェイ判定手段を、さらに備え、
前記通信フレーム生成手段は、前記判定により、自局と通信先のゲートウェイが一致する場合に通信先の中継局の識別情報を前記通信フレームに挿入し、一致しない場合に自局が属するゲートウェイの識別情報を前記通信フレームに挿入する、ことが望ましい。
前記ゲートウェイを特定する情報がゲートウェイの識別番号である、ことが望ましい。
前記メモリは、各中継局の識別情報と関連付けて当該中継局の名称を記憶し、
前記入力操作手段は、中継局の名称を、前記中継局を特定する情報として入力する、
ことが望ましい。
前記メモリに記憶される、通信経路の設定に必要な情報は、各中継局への送信用周波数情報を含み、
前記情報検索手段は、自局の属する中継局を特定する情報が入力されると、前記メモリから当該中継局への送信用周波数情報を検索して、自局の送信周波数を設定する、ことが望ましい。
前記通信フレーム生成手段は、通信先の中継局を特定する情報が入力されない場合に自局が属するゲートウェイの識別情報を前記通信フレームに挿入するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の観点に係る通信制御プログラムは、
複数の通信機間で複数の中継局を介して互いに通信を行うことができる通信システムに用いられる通信機を制御するコンピュータに、
入力された中継局を特定する情報をキーとして、メモリに記憶された、当該中継局の識別情報と、他の中継局との通信経路の設定に必要な情報とを検索する情報検索ステップと、
前記検索された、中継局の識別情報と、自局の属する中継局から相手局の属する中継局への通信経路の設定に必要な情報とを挿入して通信フレームを生成する通信フレーム生成ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によると、ユーザは中継局の名称を入力することにより、中継局間の通信経路を設定することができる。よって、煩雑な入力操作の必要がなく、通信機の操作性が向上する。
通信システム全体の構成を示すブロック図である。 図1に示す端末系中継局の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線機のブロック図である。 無線機に格納されるリストの例を説明する図である。 無線機が送信する信号の通信フレームを示す図である。 (a)は、操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、通信経路が自ゾーン内に留まる場合に生成されるヘッダ部の構成を示す図、(c)は、通信経路が他ゾーンに及ぶ場合に生成されるヘッダ部の構成例を示す図である。 無線機に通信経路情報を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 (a)は、他ゾーンに属す特定の無線機と通信するために、操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、送信元端末系中継局が属すゾーンのゲートウエイのコールサインを示す図、(c)は、生成されるヘッダ部の構成例を示す図、(d)は、通信経路が他ゾーンに及ぶ場合に生成されるデータの構成例を示す図である。 (a)は、他ゾーンに送信するために修正された送信フレームの構成例を示す図であり、(b)はインターネット上を伝送される通信パケットの構成例を示す図である。 (a)は、他ゾーンの特定のエリアに属す不特定の無線機を呼び出すために操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、生成されるヘッダ部の構成例を示す図、(c)は、生成されるフレームの構成を示す図である。 (a)は、自ゾーンに属す特定の無線機と通信するために、操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、生成されるヘッダ部の構成例を示す図、(c)は、生成されるフレームの構成を示す図である。 (a)は、自ゾーンの特定のエリアに属す不特定の無線機を呼び出すために操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、生成されるヘッダ部の構成例を示す図、(c)は、生成されるフレームの構成を示す図である。 (a)は、自ゾーンの自エリアに属す不特定の無線機を呼び出すために操作部からユーザが入力する設定情報の具体例を示す図、(b)は、生成されるヘッダ部の構成例を示す図、(c)は、生成されるフレームの構成を示す図である。 通信を行う際にユーザが想定する通信システムの構成をイメージ的に表した図である。 コールサインを設定するためにモニタに表示される画面の例を示す図である。 不特定局を相手先とする場合にコールサインを設定する処理を説明するためのフローチャートである。 コールサインを設定する例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態に係る無線機について説明する。
まず、本実施の形態に係る無線機15が使用されるインフラとしての通信システム100について図1を参照して説明する。
この通信システム100は、図示するように、複数のゾーンネットワーク(内部ネットワーク)20(20A,20B,...)がインターネットINに接続された構成を有する。
各ゾーンネットワーク20は、それぞれ、1又は複数のエリアネットワーク21(21,21,...)から構成される。
各エリアネットワーク21は、端末系中継局31(31,31,31,31,...)と、幹線系中継局32(32,32,32,32,...)と、該端末系中継局31に無線通信可能に構成された複数の無線機15と、とから構成されている。
各端末系中継局31(31,31,31,31,...)と、各幹線系中継局32(32,32,32,32,...)と、各無線機15と、には、識別情報として、コールサインが割り当てられている。また、各端末系中継局31,31,31,31,...には、名称「Nb」、「Nc」、「Nd」、「Na」が割り当てられている。
コールサインは、通信システム100において、各装置を識別するための識別情報であり、各装置は、通信システム100上で、このコールサインにより特定される。
一方、名称は、端末系中継局31を特定するための情報である。通信機器類は、この名称を直接利用することはなく、人間がわかりやすいように付されたものであり、例えば、その端末系中継局31が設置されている地域(エリア)の名称(例えば、大手町1、霞ヶ関1,品川1...など)、設置管理者の名称、愛称(にゃんこちゃん、わんこちゃん)等、人間が容易に認識・識別できるようなものが設定されている。
各端末系中継局31は、図2に示すように、同一の周波数帯で通信を行うレピータが最大4台設置されている。各レピータは、端末系中継局31に付されたコールサインに、A〜Dの添え字を付加して識別する。無線機15から該レピータへ無線送信(アップリンク)を行う周波数と、該レピータから無線機15への無線送信(ダウンリンク)を行う周波数とは、一定周波数だけオフセットしている。
各ゾーンネットワーク20(20A,20B,...)におけるいずれかのエリアネットワーク21(21,21,21,...)の端末系中継局31(31,31,...)は、ゲートウエイ(GW)41(41A,41B,...)を介してインターネットINに接続されている。各ゲートウエイ(GW)41(41A,41B,...)には、コールサインと共にグローバルIP(インターネットプロトコル)アドレスが付されている。
また、同一のゾーンネットワーク20に属す各エリアネットワーク21の幹線系中継局32(32と32,32と32,...)は幹線MLを介して相互に接続されている。
次に、上述の無線機15について説明する。
無線機15は、図3にブロック図で示すように、アンテナ1と、送受信切替部2と、送信部3と、受信部4と、音声A/D・D/A(アナログ/ディジタル・ディジタル/アナログ)変換部5と、コントローラ6と、増幅器7と、マイク8と、スピーカ9と、操作部10と、モニタ11と、を備える。
アンテナ1は、通信相手となる端末系中継局31(自エリアを管轄する端末系中継局)から送信された無線信号を受信する。また、管轄端末系中継局31に無線信号を送信する。
送受信切替部2は、送信部3から入力された送信用信号をアンテナ1に出力し、アンテナ1から入力された受信信号を受信部4に出力する。
送信部3は、GMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)変調方式に基づいて、入力された音声信号およびデータ信号を変調し、さらに、コントローラ6から指示された送信周波数に周波数を変調し、送受信切替部2に出力する。なお、音声信号は、音声A/D・D/A変換部5から供給され、データ信号は、コントローラ6から供給される。
受信部4は、コントローラ6により指示された周波数の信号を選択的に受信するチューニング機能と、受信信号をGMSK変調方式に基づいて復調する復調機能を備え、端末系中継局31からの信号を選択的に受信し、復調する。ここでは、受信部4は、復調を行う。
音声A/D・D/A変換部5は、音声信号をアナログ信号とディジタル信号間で信号変換を行うアナログ−ディジタル変換機能を備える。
コントローラ6は、この無線機15の動作の制御を行う。コントローラ6は、CPU(中央処理装置)6a、不揮発性メモリ6b、RAM(読み書き可能メモリ)6cを備える。
不揮発性メモリ6bは、フラッシュメモリ等から構成され、コントローラ6が無線機15の動作を制御するための制御プログラムを格納する。コントローラ6は、この制御プログラムに基づいて、無線機15が送信機および受信器として機能するよう制御する。
また、不揮発性メモリ6bは、図4に示す中継局のリスト71を記憶している。このリスト71には、各端末系中継局31の名称に関連付けて当該端末系中継局31から他の端末系中継局31への通信経路の設定に必要な設定情報が記憶されている。この設定情報は、無線機15の製造時にデフォルトとして不揮発性メモリ6bに記憶され、ユーザは操作部10を操作して、適宜変更を加えることができる。
図4に示すように、リスト71には、ゾーン番号R0と、端末系中継局31の名称R1と、該当端末系中継局31のコールサイン(識別情報)R2と、対応するゾーンに設置されているゲートウェイ41のコールサインR3と、該当端末系中継局31のダウンリンク周波数R4と、該当端末系中継局31のオフセット量R5とが対応付けて登録されている。
ゾーン番号R0は、図1の通信システム100で使用されるゾーンの符号である。ゾーン番号R0が同じである端末系中継局31は、同じゲートウェイ41に属する。
端末系中継局の名称R1は、端末系中継局31を特定するための情報である。上述のように、通信機器類は、この名称R1を直接利用することはなく、人間がわかりやすいように付されたものである。
端末系中継局のコールサインR2は、該当端末系中継局31に割り当てられた識別情報であり、端末系中継局31は、通信システム100上で、このコールサインにより特定される。
ゲートウェイのコールサインR3は、その端末系中継装置31が属すゾーンに設定されているゲートウェイのコールサインである。
ダウンリンク周波数R4は、該当する端末系中継局31から無線機15への通信周波数を示す。
オフセットR5は、から無線機15端末系中継局31に信号を送信するアップリンク周波数の、ダウンリンク周波数からのずれ量を示す。例えば、ダウンリンク周波数FD、オフセットFOの場合、アップリンク周波数FUはFD+FOである。
一例を示すと、図1に示す通信システム100のエリア1には、端末系中継局31が設置されており、この端末系中継装置31に、「Nb」という名称、「bbb」というコールサインが付されており、この端末系中継局31のダウンリンク周波数FD=439.4MHz、アップリンク周波数FU=(439.4−5)MHzとする。この場合、リスト71の行L1に示すように、ゾーン番号R0として「A」、端末系中継局の名R1として「Nb」、端末系中継局のコールサインR2として「bbb」、ゲートウエイのコールサインR3として、ゾーンAに設置されているゲートウエイ41Aのコールサイン「cccG」、ダウンリンク周波数「439.4」MHz、オフセット「−5」が格納される。
なお、R00にて図示するように、所望のレピータ、例えばNb、Nc、Ndをまとめて「グループ1」というグループ名をつけてグルーピングしてもよい。その際、「グループ2」のように単独のレピータを1つのグループとしてもよい。このように、ゾーンを意識せずにレピータを指定できるようにした結果、ユーザが自由にレピータをグループ分けすることができる。
また、コントローラ6は、通信フレームFに挿入するビット同期信号、フレーム同期信号、P_FCS、データフレーム等のデータを生成し、送信部3に供給する。なお、送信部3でこれらのデータを生成してもよい。
増幅器7は、マイク8から供給された音声信号を増幅し、音声A/D・D/A変換部5に供給する。また、増幅器7は、音声A/D・D/A変換部5から供給された音声信号を増幅して、スピーカ9に供給する。
マイク8は、ユーザの通話音を取得し、音声信号として増幅器7に供給する。
スピーカ9は、増幅器7から供給された音声信号に基づき、通信相手である他の無線機15のユーザの通話音を出力する。
操作部10は、無線機15に指示や情報を入力するための装置である。操作部10には各種の操作キーが設けられており、ユーザが操作キーを操作して各種の入力を行うことにより、その入力に基づく動作を無線機15に行わせることができる。
操作部10は、自局と相手局のコールサインや中継局の名称を入力するための入力部と、これら入力情報を取り込んで通信フレームFのヘッダ部Hを生成するための通信フレーム生成指示部を備える。
操作部10に対する操作の内容は、コントローラ6により検出される。即ち、コントローラ6は、操作された操作キーの種類や、操作キーに対する操作の内容を検出する。そして、コントローラ6は、操作キーによって入力された内容を判別し、入力された内容に応じた動作を行うように、無線機15を制御する。
モニタ11は、液晶ディスプレイ等からなるモニタ画面11aを備えて構成される。モニタ画面11aには、ユーザに対する無線機15の動作状態の報知や、ユーザに対する操作部10による入力を促すメッセージ等が表示される。
次に、上記構成の無線機15から特定局を呼び出す場合の動作を説明する。
無線機15は、図5に示すように、送信先端末系中継局のコールサインと、送信元端末系中継局のコールサインと、送信先無線機のコールサインと、送信元無線機のコールサインとを含むヘッダ部Hとデータ部Dを備える通信フレームFを生成し、端末系中継局31に送信する。
このヘッダ部Hを生成するため、ユーザは、図6(a)に示すように、操作部10を操作して、送信先の端末系中継局31の名称と、送信元の端末系中継局31の名称と、送信先の無線機15のコールサインと、送信元の無線機15のコールサインとを入力し、続いて、送信を指示する。
すると、コントローラ6は、図7に示す手順で、ヘッダ部Hを生成する。
まず、コントローラ6は、入力された送信元の無線機15のコールサインと送信先の無線機15のコールサインとを、ヘッダ部Hに設定する(ステップS11)。
次に、コントローラ6は、送信元の端末系中継局31の名称をキーとして、図4に示すリスト71を検索し、対応する端末系中継局31のコールサインを取得し、図6(b)又は(c)に示すように、ヘッダ部Hに設定する(ステップS12)。
さらに、コントローラ6は、リストの同一行に登録されているゲートウェイ41のコールサイン、即ち、送信元端末系中継局31が属すゾーンのゲートウエイ41のコールサインを取得する(ステップS13)。
続いて、コントローラ6は、入力された送信先端末系中継局31の名称をキーとして、リスト71を検索し、検索した送信先端末系中継局31に対応するゲートウェイのコールサインを取得する(ステップS14)。
次に、コントローラ6は、今回取り出した送信先の端末系中継局31が属すゾーンにおけるゲートウェイ41のコールサインが、ステップS13で取得した送信元の端末系中継局31が属すゾーンにおけるゲートウェイ41のコールサインと一致するか否かを判定する(ステップS15)。これは、通信経路がゾーンの外に及んでいるか、ゾーン内にとどまっているかを判断するものである。
両ゲートウェイ41のコールサインが一致する場合(ステップS15;YES)、通信経路は、同一ゾーン内にとどまっており、コントローラ6は、図6(b)に示すように、送信先中継局コールサインとして、送信先の端末系中継局31のコールサインをヘッダ部Hに設定する(ステップS16)。
一方、両ゲートウェイ41のコールサインが一致しない場合(ステップS15;NO)、通信経路は、他ゾーンに及んでおり、コントローラ6は、図6(c)に示すように、送信先中継局コールサインとして、ステップS13で判別した、自ゾーンのゲートウェイ41のコールサインをヘッダ部Hに設定する(ステップS17)。
コントローラ6は、最後に、ヘッダ部Hに同期情報等を付加して、ヘッダ部Hを完成する(ステップS18)。
続いて、コントローラ6は、リスト71に、送信元端末系中継局に対応付けて記憶されている、ダウンリンク周波数を受信部4の受信周波数として設定し、さらに、ダウンリンク周波数とオフセット値とからアップリンク周波数を求めて、送信部3に設定する(ステップS19)
コントローラ6は、生成したヘッダ部Hに、データ部Dを付加して送信フレームFを生成し、端末系中継局31に送信する。
また、所望のエリアの不特定局を呼び出す場合、ユーザは、送信元の無線局のコールサインを入力し、送信元及び送信先のレピータとして、それぞれ所望のエリアのレピータを選択する。
この操作に応じ、コントローラ6は、図16に示す処理手順で相手局コールサインを設定する。
まず、選択された送信元のレピータの名称と、送信先のレピータの名称とを用いてリスト71を調べ、不特定局を呼び出そうとするエリアが、送信元となる無線局と同じエリアであるか否かを判別する(ステップS21)。
同じエリア内の場合(ステップS21;YES)、相手局のコールサインとして不特定局の呼び出し符号「CQCQCQ」を設定する(ステップS23)。
一方、不特定局を呼び出そうとするエリアが送信元である無線局のエリア外の場合(ステップS21;NO)、続いて不特定局を呼び出そうとするエリアが、送信元となる無線局と同じゾーンにあるか否かを判別する(ステップS22)。
同じゾーン内の場合(ステップS22;YES)、相手局のコールサインとして不特定局の呼び出し符号「CQCQCQ」を設定する(ステップS24)。
同じゾーンではない場合(ステップS22;NO)、相手局のコールサインとして相手局のレピータコールサインに「/」をつけたものを設定する(ステップS25)。
次に、通信システム100全体の通信動作を具体例に基づいて説明する。
1) エリア1の無線機15から他ゾーンのエリア4の無線機15に通信する場合の動作。
この場合、図8(a)に示すように、操作部10には、送信先端末系中継局31の名称「Na」と、送信元端末系中継局31の名称「Nb」と、送信先無線機15のコールサイン「AAA」と、送信元無線機15のコールサイン「BBB」とを入力し、さらに、送信を指示する。
すると、コントローラ6は、図7のフローチャートに示すように、まず、送信元無線機コールサイン「BBB」と送信先無線機コールサイン「AAA」とを、図8(c)に示すようにヘッダ部Hに設定する(ステップS11)。
次に、コントローラ6は、入力された送信元の端末系中継局31の名称「Nb」をキーとして、図4に示すリスト71を検索する。その結果、行L1がヒットする。コントローラ6は、この行L1の情報R2として記憶されている端末系中継局のコールサイン「bbb」を取り出して図8(c)に示すようにヘッダ部Hに設定する(ステップS12)。さらに、コントローラ6は、この行L1の情報R3として記憶されているゲートウェイコールサイン「cccG」を図8(b)に示すように取り出す(ステップS13)。
続いて、コントローラ6は、入力された送信先端末系中継局の名称「Na」をキーとして、図4に示すリスト71を検索する。その結果、行L4がヒットする。コントローラ6は、この行L4の情報R3として記憶されているゲートウェイのコールサイン「dddG」を取り出す(ステップS14)。
次に、コントローラ6は、ステップS14で取り出した送信先の端末系中継局31が属すゾーンBにおけるゲートウェイ41のコールサイン「dddG」が、ステップS13で取り出した送信元の端末系中継局31が属すゾーンAにおけるゲートウェイ41のコールサイン「cccG」と一致するか否かを判定する(ステップS15)。
この例では、双方のゲートウェイコールサインが一致しないと判別し(ステップS15;NO)、ヘッダ部Hの送信先中継局コールサインに、ステップS13で取り出した、ゾーンAのゲートウェイ41のコールサイン「cccG」を、設定する(ステップS17)。
続いて、同期信号などを付加して、ヘッダ部Hを完成する(ステップS18)。
続いて、コントローラ6は、リスト71の行L1に設定されているダウンリンク周波数「439.5」MHzを、受信周波数として受信部4にセットし、アップリンク周波数434.5(=439.5−5)MHzを、送信周波数として送信部3にセットする(ステップS19)。
コントローラ6は、作成したヘッダ部Hと、音声A/D・D/A変換部5から供給される送信データから生成したデータ部Dとを結合して、図8(d)に示すように、送信フレームFを生成し、順次送信する。
端末系中継局31は、この通信フレームFを受信し、ヘッダ部Hに含まれる送信先レピータコールサイン「cccG」により、これを幹線系中継局32を介して幹線MLに送出する。
この通信フレームFは、幹線ML上を転送され、送信先レピータコールサイン「cccG」により、ゲートウエイ41に到達する。
ゲートウエイ41は、管理サーバ51に対して送信先の無線機15に関する情報を問い合わせ、管理サーバ51からの問い合わせ結果に基づいて、図9(a)に示すように、通信フレームFの送信先中継局コールサイン「cccG」を、最終送信先のエリア4の端末系中継局31のコールサイン「aaa」に変更し、送信元中継局コールサイン「bbb」を、送信先のゾーンBのゲートウエイ41のコールサイン「dddG」に書き換える。
さらに、修正した通信フレームをパケット化し、送信先IPアドレスとして、ゲートウエイ41のグローバルIPアドレス(222.15.10.6)、送信元IPアドレスとして、ゲートウエイ41のグローバルIPアドレス(12.34.56.78)を含むIPヘッダを付して、図9(b)のIPパケットを生成し、インターネットIN上に出力する。
このIPパケットは、インターネットIN上を転送され、ゾーンBのGW41に受信される。
GW41は、IPヘッダを除去し、図9(a)に示す通信パケットを再生し、これを端末系中継局31を介して、ゾーンBの幹線MLに出力する。この通信フレームFは、幹線ML上を転送され、端末系中継局31に至り、無線送信される。
無線機15は、受信した通信フレームFのヘッダ部Hの送信先無線機コールサインから自己宛であることを判別し、データ部Dを再生する。
一方、無線機15からの通信フレームFも、同様の手順により、エリア1の端末系中継局31に送信される。端末系中継局31は、受信した通信フレームFを、設定されているダウンリンク周波数439.4MHzで送信する。
無線機15の受信部4は、アンテナ1を介してこの信号を受信・復調し、音声A/D・D/A変換部5と増幅器7を介してスピーカ9から出力する。
2) 図1の通信システム100において、エリア1の無線機15からエリア4の無線機15を不特定呼び出しする場合
この場合、図10(a)に示すように、操作部10には、送信先端末系中継局であるエリア4の中継局の名称「Na」と、送信元端末系中継局の名称「Nb」と、送信元無線機コールサイン「BBB」と、送信先の無線局としてエリア4の名称「Na」を入力する。操作部10で送信が指示がされると、送信先無線機のコールサインとして、エリア4の送信先端末系中継局31のコールサイン「aaa」の先頭に「/」を付して「/aaa」を設定し、コントローラ6は、上述と同様の手順で、送信先中継局のコールサインとしてcccGを設定して図10(b)に示すヘッダ部Hを生成する。
ここで、リスト71を検索するために用いる、送信先端末系中継局名称「Na」は、図10(a)において送信先無線機コールサインとして設定された名称「Na」を用いるようにしてもよい。このようにすることで、図10(a)において送信先端末系中継局名称「Na」の入力を省略することができる。
続いて、コントローラ6は、作成したヘッダ部Hと、音声A/D・D/A変換部5から供給される送信データとを結合して、送信フレームFを図10(c)に示すように生成し、順次送信する。
この通信フレームFは、上述と同様の手順により、端末系中継局31に至る。端末系中継局31では、図10(c)に示す送信先無線機コールサイン「/aaa」を「CQCQCQ」に置き換え、この通信フレームFを無線送信する。
エリア4内の無線機15は、受信した通信フレームFのヘッダ部Hの送信先無線機コールサインが、不特定局の呼び出しであることを判別し、受信した通信フレームを復調し、データ部Dを再生する。
3) 図1の通信システム100において、エリア1の無線機15から同一ゾーンAに属すエリア2の無線機15に通信する場合。
この場合、図11(a)に示すように、操作部10には、送信先端末系中継局の名称「Nc」と、送信元中継局の名称「Nb」と、送信先無線機コールサイン「CCC」と、送信元端末系無線機コールサイン「BBB」とを入力し、送信を指示する。
すると、コントローラ6は、以下の手順で、通信フレームFを生成する。
まず、コントローラ6は、送信元無線機コールサインBBBと送信先無線機コールサインCCCを、図11(b)に示すように、ヘッダ部Hに設定する(ステップS11)。
次に、コントローラ6は、入力された送信元端末系中継局名称「Nb」をキーとして、リスト71を検索する。その結果、行L1がヒットし、コントローラ6は、この行L1の情報R2として記憶されている端末系中継局31のコールサイン「bbb」を取り出して図11(b)に示すように、ヘッダ部Hに設定する(ステップS12)。さらに、コントローラ6は、この行L1の情報R3として記憶されているゲートウェイのコールサイン「cccG」を取り出す。
続いて、コントローラ6は、入力された送信先端末系中継局31の名称「Nc」をキーとして、リスト71を検索する。その結果、行L2がヒットし、コントローラ6は、この行L2の情報R3として記憶されているゲートウェイコールサイン「cccG」を取り出し(ステップS14)、両コールサインが一致するか否かを判別する(ステップS15)。
この例では、ステップS13とS14で取り出したコールサインが共に「cccG」であり、両コールサインが一致する(ステップS15;YES)ので、ヘッダ部Hにおける送信先中継局コールサインに、リスト71の行L2の情報R2として記憶されているコールサイン、即ち、端末系中継局31のコールサイン「ccc」を設定する(ステップS17)。
また、コントローラ6は、リスト71の行L1に設定されているダウンリンク周波数「439.4」MHzを、受信周波数として受信部4に設定し、アップリンク周波数434.4MHzを、送信周波数として送信部3にセットする(ステップS19)。
コントローラ6は、作成したヘッダ部Hと、音声A/D・D/A変換部5から供給されるデータから構成されたデータ部Dとを結合して、送信フレームFを図11(c)に示すように生成し、順次送信する。
端末系中継局31は、この通信フレームFを受信し、ヘッダ部Hに含まれる送信先中継局コールサイン「ccc」により、これを幹線系中継局32を介して幹線MLに送出する。
この通信フレームFは、幹線ML上を転送され、送信先レピータコールサインにより、端末系中継局31に到達する。
端末系中継局31は、これを無線送信する。
無線機15は、受信した通信フレームFのヘッダ部Hの送信先無線機コールサインから自己宛であることを判別し、データ部Dを再生して、音声を再生する。
4) 通信システム100において、エリア1の無線機15から同じゾーンの別のエリア2の無線機15を不特定呼び出し(CQ)する場合
この場合、ユーザは、図12(a)に示すように、操作部10を操作して、送信先端末系中継局31の名称「Nc」と、送信元端末系中継局31の名称「Nb」と、送信元無線機コールサイン「BBB」と、送信先無線機のコールサインとして、エリア2の中継局である送信先端末系中継局31の名称「Nc」を設定する。
操作部10で送信が指示されると、上述と同様の手順により、図12(b)に示すヘッダ部が形成される。この場合、送信先無線機のコールサインとして、不特定局を呼び出す符号「CQCQCQ」を自動的に設定する。
ここで、図12(b)に示す送信先中継局コールサイン「ccc」は、図12(a)において送信先無線機コールサインとして設定された名称「Nc」によってリスト71を検索して自動的に設定するようにしてもよい。このようにすることで、図12(a)において送信先端末系中継局31の名称「Nc」の入力を省略することができる。
また、コントローラ6は、リスト71の行L1に設定されているダウンリンク周波数を受信部4に設定し、アップリンク周波数を送信部3にセットする。
続いて、コントローラ6は、作成したヘッダ部Hと、音声A/D・D/A変換部5から供給される送信データから構成されるデータ部Dとを結合して、送信フレームFを図12(c)に示すように生成し、順次送信する。
この通信フレームFは、端末系中継局31、幹線系中継局32、幹線ML、幹線系中継局32を介して、端末系中継局31、に到達する。
端末系中継局31は、受信した通信フレームFを無線送信する。
エリア2の無線機15は、受信した通信フレームFのヘッダ部Hの送信先無線機コールサインから不特定局の呼び出しであると判別し、データ部Dを再生して、音声を再生する。
5) 通信システム100において、エリア1の無線機15から同じエリア1の無線機15を不特定呼び出し(CQ)する場合
この場合、ユーザは、図13(a)に示すように、操作部10を操作して、送信先端末系中継局31の名称「Nb」と、送信元端末系中継局31の名称「Nb」と、送信元無線機コールサイン「BBB」と、送信先無線機のコールサインとして、不特定局を呼び出す符号「CQCQCQ」を設定する。なお、送信先端末系中継局31の名称「Nb」を設定するようにしてもよい。
操作部10で送信が指示されると、上述と同様の手順により、図13(b)に示すヘッダ部が形成される。
ここで、リスト71を検索するために用いる、送信先端末系中継局名称「Nb」は、図13(a)において送信元端末系中継局名称として設定された名称「Nb」を用いるようにしてもよい。このようにすることで、図13(a)において送信先端末系中継局31の名称「Nb」の入力を省略することができる。
また、コントローラ6は、リスト71の行L1に設定されているダウンリンク周波数を受信部4に設定し、アップリンク周波数を送信部3にセットする。
続いて、コントローラ6は、作成したヘッダ部Hと、音声A/D・D/A変換部5から供給される送信データから構成されるデータ部Dとを結合して、送信フレームFを図13(c)に示すように生成し、順次送信する。
この通信フレームFは、端末系中継局31で受信される。
端末系中継局31は、受信した通信フレームFを無線送信する。
エリア1の無線機15は、受信した通信フレームFのヘッダ部Hの送信先無線機コールサインから不特定局の呼び出しであると判別し、データ部Dを再生して、音声を再生する。
以上に説明したように、この実施の形態の無線機15によれば、図14に示すように、通信システム100において、自局15から他局15に情報J1を送る場合、自局(無線機)15のコールサインと、自局が属すエリアの端末系中継局31の名称と、通信先の無線機が属すエリアの端末系中継局31の名称と、通信先の無線機15のコールサインと、だけを意識して通信経路を設定できる。
また、ユーザの所望するエリアの不特定局を呼び出す場合、ユーザは当該エリアに配置されている中継局の名称を通信機で選択するだけでよく、通信経路を把握している必要はない。特に、移動できる通信機に関し、送信元の中継局が変わる場合であっても、その変わった中継局と、不特定局を呼び出そうとする中継局との通信経路を把握しなくてもよい。
なお、通信経路を設定するに際して、ゲートウェイを経由する必要性の有無を判定するには、ゲートウェイのコールサインを用いなくてもよい。各中継局が属するゲートウェイを特定する情報であれば、他の情報を用いることもできる。例えば、中継局が属するゾーン番号でもよい。図4において、R0で示すゾーン番号「A」、「B」で上記の判断ができる。
また、中継局を特定するために入力する情報は、端末系中継局の名称でなくてもよく、その他の情報でもよい。例えば、端末系中継局のコールサインでもよい。また、入力の方法は、表示されたものを選択する方法、キー入力により手動で入力する方法など、いずれの方法を採ってもよい。
さらに、通信経路を設定するに際して、ゲートウェイを経由する必要性の有無を容易に判定するため、送信元中継局と送信先中継局とのすべての組み合わせを挙げ、各組み合わせに対し、ゲートウェイを経由する必要性の有無を記憶したリストを設け、入力された送信元中継局と送信先中継局との組み合わせから直ちにこの必要性の有無を検索できるようにしてもよい。
また、コールサインの設定をより容易にするため、上述のコールサイン自動設定機能に付加して、コントローラ6が抽出したコールサイン(コールサインの対)をRAM6cに蓄積してデータベース化し、さらに、図15に示すように、モニタ画面11aに表示したり、検索可能として、操作部1からのコールサイン設定ボタン10aによる選択操作に応答して、コントローラ6が通信フレームFのヘッダ部Hに設定するようにしてもよい。
さらに、特定局を呼び出す場合において、送信先の無線局のコールサインだけが入力され、送信先のレピータの名称が入力されない場合に、送信先の中継局のコールサインに自局の属するゲートウェイのコールサインを設定するようにしてもよい。この設定により、送信先が自ゾーン内又は自エリア内である場合を含めてインターネットに接続された管理サーバによって送信先無線局コールサインをキーとして送信先中継局のコールサインが調べられる。さらにまた、送信先のレピータの名称が入力されるとされないとにかかわらず、送信先の無線局のコールサインが入力され場合に、送信先の中継局のコールサインに自局の属するゲートウェイのコールサインを設定するようにすることも可能である。
本実施の形態は、簡便な操作で、通信フレーム(特にヘッダ部H)を生成することを特徴とするものであり、操作指示手段の構成は任意であり、ハードウエアでも、ソフトウエアでも、ボタンでも、アイコンでも、マウスでも、パッドでも、スイッチでも、キーでも、簡単なワンタッチ、ワンアクション的な動作で指示をできる構成ならば、その構成は任意である。
なお、図3に示すコントローラ6、送信部3、受信部4等をDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)などを用いて構成してもよい。
以上の説明では、無線機が信号を送受信するための信号の変調方式としてGMSK変調方式を採用する例により説明した。本発明を実施するにあたり、他の変調方式を採用することもできる。本発明を実施するにあたり、信号の変調方式として、QPSK変調方式やその他の変調方式を採用することもできる。
1 アンテナ
2 送受信切替部
3 送信部
4 受信部
5 音声A/D・D/A変換部
6 コントローラ
6a CPU
6b 不揮発性メモリ
6c RAM
7 増幅器
8 マイク
9 スピーカ
10 操作部
11 モニタ
11a モニタ画面
15 無線機
71 リスト

Claims (7)

  1. 複数の通信機間で複数の中継局を介して互いに通信を行うことができる通信システムに用いられる通信機であって、
    各中継局の識別情報と、当該中継局から他の中継局への通信経路の設定に必要な情報を記憶したメモリと、
    自局の属する中継局と通信先の中継局とを特定する情報とを入力する入力操作手段と、
    操作されたことによって、通信フレームの生成を指示する通信操作手段と、
    前記通信操作手段の操作に応答して、前記入力された中継局を特定する情報をキーとして、当該中継局の識別情報と、他の中継局との通信経路の設定に必要な情報とを検索する情報検索手段と、
    前記検索された、中継局の識別情報と、自局の属する中継局から通信先の中継局への通信経路の設定に必要な情報とを挿入して前記通信フレームを生成する通信フレーム生成手段と、
    を備えることを特徴とする通信機。
  2. 前記通信経路の設定に必要な情報は、中継局が属するゲートウェイを特定する情報を含み、
    自局が属する中継局のゲートウェイを特定する情報と通信先が属する中継局のゲートウェイを特定する情報が一致するか否かを判定するゲートウェイ判定手段を、さらに備え、
    前記通信フレーム生成手段は、前記判定により、自局と通信先のゲートウェイが一致する場合に通信先の中継局の識別情報を前記通信フレームに挿入し、一致しない場合に自局が属するゲートウェイの識別情報を前記通信フレームに挿入する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信機。
  3. 前記ゲートウェイを特定する情報がゲートウェイの識別番号である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信機。
  4. 前記メモリは、各中継局の識別情報と関連付けて当該中継局の名称を記憶し、
    前記入力操作手段は、中継局の名称を、前記中継局を特定する情報として入力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信機。
  5. 前記メモリに記憶される、通信経路の設定に必要な情報は、各中継局への送信用周波数情報を含み、
    前記情報検索手段は、自局の属する中継局を特定する情報が入力されると、前記メモリから当該中継局への送信用周波数情報を検索して、自局の送信周波数を設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信機。
  6. 前記通信フレーム生成手段は、通信先の中継局を特定する情報が入力されない場合に自局が属するゲートウェイの識別情報を前記通信フレームに挿入する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信機。
  7. 複数の通信機間で複数の中継局を介して互いに通信を行うことができる通信システムに用いられる通信機を制御するコンピュータに、
    入力された中継局を特定する情報をキーとして、メモリに記憶された、当該中継局の識別情報と、他の中継局との通信経路の設定に必要な情報とを検索する情報検索ステップと、
    前記検索された、中継局の識別情報と、自局の属する中継局から相手局の属する中継局への通信経路の設定に必要な情報とを挿入して通信フレームを生成する通信フレーム生成ステップと、
    を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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