JP2010191770A - 3次元座標入力方法,コンピュータプログラム及び3次元座標入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】最初にXY平面の画像を表示装置の画面内に表示させ(ステップS2)、マウスによる操作でカーソルをXY平面内で移動させ、マウスの操作ボタンがオンされて指定操作が行われると、その時点にカーソルで指示されているXY平面内の2次元座標を指定し、YZ平面の画像を画面内に表示させる(ステップS3,S4)。その状態からマウスでドラッグ操作が行われるとカーソルをYZ平面内で移動させユーザが操作ボタンのオン操作を終了すると、その時点にカーソルで指示されているYZ平面内の2次元座標を指定する(ステップS5)。XY平面,YZ平面で重複して指定されたY軸座標はYZ平面での指定座標を優先し、3次元座標を指定する(ステップS6)。
【選択図】図1
Description
(1)座標決定を行うことを決定する入力
(2)第1軸の座標入力(テキスト)
(3)第2軸の座標入力(テキスト)
(4)第3軸の座標入力(カーソル)
という4段階の入力作業を行う必要がある。したがって、多数の3次元座標を指定してテストを行う場合などには、それらの座標の入力作業が煩雑,膨大となってしまう。
更に、前記指定操作を行った状態を維持しながらカーソル操作が行われるとカーソルを第2平面内で移動させ、指定操作を終了すると、その時点にカーソルが指示している第2平面内の2次元座標を指定する。そして、第1,第2平面について指定した2次元座標で重複して指定した軸の座標は後者の座標を優先し、3次元座標を指定する。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図12を参照して説明する。ロボット設計用の3次元CADや、ロボット動作確認用のシミュレータは、例えば図11に示すパーソナルコンピュータ(パソコン)1によって構成されている。パソコン1は、パソコン本体2に、出力装置(出力手段)として例えば3次元のグラフィック表示が可能な液晶ディスプレイからなる表示装置(表示手段)3を接続すると共に、入力装置として例えばキーボード4およびマウス(ポインティングデバイス)5を接続してなる。パソコン本体2は、図12に示すように、CPU6、ROM7、RAM8、大容量記憶装置としてのハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)9、インターフェイス10などを備えて構成され、そのインターフェイス10に前記表示装置3、キーボード4およびマウス5が接続されている。
尚、図4乃至図10に示す例では、同様の手順によりロボットの手先位置(X,Y,Z)=(50,100,50)を指定した場合となっている。ただし、ステップS6,図3(c)に対応する図は省略している。
これに対して、マウス5をドラッグ操作する場合は、ユーザは、指により操作ボタンを押圧した状態でマウス5を手中にホールドするので、クリック操作のように衝撃が発生することがなく、マウス5がユーザの意図しない動きをする可能性、つまり「手ぶれ等による誤入力」につながる可能性を低減できる。
図13乃至図18は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図13,図14は第1実施例の図11,図12相当図であり、第2実施例では、マウス5に替わるポインティングデバイスとしてタッチパネル14及びタッチペン(指示用部材)15を使用する場合を示す。すなわち、ユーザは、タッチペン15の先端をタッチパネル14に接触させた状態で移動させると、表示装置3に表示されている画面内のカーソルを移動させることができる。
図19及び図20は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分について説明する。第3実施例は、第1実施例と同様にマウス5を用いて座標を入力指定するが、座標入力指定プログラム11の処理内容が若干異なっている。図1相当図である図19では、ステップS3,S5がステップS3’,S5’に置き換わっており、ステップS6は削除されている。
第1実施例のマウス5を、ノート型のパソコンに設けられているタッチパッド(ポインティングデバイス)に替えて、同様の入力操作を行っても良い。
また、ポインティングデバイスはマウス5やタッチパッド13に限ることなく、カーソルの位置を動かすカーソル操作と、そのカーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるデバイスであれば良い。
座標入力用プログラム11を、CD−ROM,R/WやDVD−ROM/RAM,USBメモリなどの記録媒体に記録させ、パソコン1がそれらの記録媒体より座標入力用プログラム11を読み出して実行させても良い。
第2実施例において、カーソル操作でタッチペン15の先端を移動させる速度が低下すると、画面内でカーソルの位置を動かす感度を低下させるようにしても良い。斯様に構成すれば、XY平面又はYZ平面の座標を指定するため最終的な微調整を行う段階で、タッチペン15の動きに対するカーソルの動きを小さくさせて、座標位置の詳細を決定し易くできる。また、第1実施例において、マウス5によるカーソル操作の移動速度が低下した場合について同様の処理を行っても良い。
Claims (17)
- 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定する3次元座標入力方法において、
最初に3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示し、
前記第1平面の画像を表示している状態で前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第1平面内で移動させ、前記指定操作を行うと、その時点に前記カーソルが指示している前記第1平面内の2次元座標を指定すると共に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示し、
前記指定操作を行った状態を維持しながら前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させ、前記指定操作を終了すると、その時点に前記カーソルが指示している前記第2平面内の2次元座標を指定し、
前記第1平面について指定した2次元座標と前記第2平面について指定した2次元座標とで重複して指定した軸の座標は後者の座標を優先して、3次元座標を指定することを特徴とする3次元座標入力方法。 - 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定する3次元座標入力方法において、
最初に3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示し、
前記第1平面の画像を表示している状態で前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第1平面内で移動させ、前記指定操作を行うと、その時点に前記カーソルが指示している前記第1平面内の2次元座標を指定すると共に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示し、
前記指定操作を行った状態を維持しながら前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させ、前記指定操作を終了すると、その時点に前記カーソルが指示している前記第2平面内の2次元座標のうち、前記第1平面では指定されなかった軸の座標を指定することを特徴とする3次元座標入力方法。 - 前記指定操作を行った状態を維持しながら前記カーソル操作が行われる場合に、前記カーソルを前記第2平面について、前記第1平面では指定されなかった座標軸方向にだけ移動させることを特徴とする請求項2記載の3次元座標入力方法。
- 前記ポインティングデバイスにマウスを用い、前記マウスの操作ボタンをオンし続けることで前記指定操作を行い、その状態から前記マウスの操作ボタンをオフすることで、前記指定操作を終了することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の3次元座標入力方法。
- 前記ポインティングデバイスに、指示用部材の先端を位置指定領域に接触させた状態で前記先端の位置を位置指定領域内で動かすことで前記カーソル操作を行い、前記先端の位置を接触状態のまま所定時間維持することで前記指定操作を行い、前記指定操作を行った状態から前記指示用部材の先端を非接触状態にすることで、前記指定操作を終了できるタッチパネルを用いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の3次元座標入力方法。
- 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定するための3次元座標入力装置を制御するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、
最初に3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示させ、
前記第1平面の画像が表示されている状態で前記カーソル操作が行われると前記カーソルを第1平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第1平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が行われると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第1平面内の2次元座標を仮決定させ、
前記2次元座標が確定されると同時に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示させ、
前記指定操作が行われた状態のまま前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第2平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が終了すると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第2平面内の2次元座標を仮決定させ、
前記第1平面について仮決定させた2次元座標と、前記第2平面について仮決定させた2次元座標とで重複して指定された軸の座標については、後者の座標を優先することで3次元座標を確定させ、確定させた3次元座標値を前記画面に表示させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定するための3次元座標入力装置を制御するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、
最初に3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示させ、
前記第1平面の画像が表示されている状態で前記カーソル操作が行われると前記カーソルを第1平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第1平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が行われると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第1平面内の2次元座標を確定させ、
前記2次元座標が確定されると同時に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示させ、
前記指定操作が行われた状態のまま前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第2平面の座標値を前記画面に表示させ、
前記指定操作が終了すると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第2平面内の2次元座標のうち、前記第1平面では指定されなかった軸の座標を確定させて3次元座標を確定させ、確定させた3次元座標値を前記画面に表示させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記指定操作を行った状態を維持しながら前記カーソル操作が行われた場合に、前記カーソルを前記第2平面について、前記第1平面では指定されなかった座標軸方向にだけ移動させることを特徴とする請求項7記載のコンピュータプログラム。
- 前記ポインティングデバイスがマウスである場合、前記マウスの操作ボタンをオンし続けることで前記指定操作を行わせ、その状態から前記マウスの操作ボタンをオフすることで、前記指定操作を終了させることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のコンピュータプログラム。
- 前記ポインティングデバイスはタッチパネルである場合、指示用部材の先端を前記タッチパネルに接触させた状態で前記先端の位置が前記タッチパネル内で動かされると前記カーソル操作が行われ、
前記先端の位置を接触状態のまま所定時間維持されると前記指定操作が行われ、
前記指定操作が行われた状態から前記指示用部材の先端が非接触状態にされると前記指定操作を終了させることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のコンピュータプログラム。 - 前記カーソル操作において、前記指示用部材の先端を移動させる速度が低下すると、前記カーソルの位置を動かす感度を低下させることを特徴とする請求項9又は10記載のコンピュータプログラム。
- 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定するための3次元座標入力装置において、
最初に3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示する第1平面表示手段と、
前記第1平面の画像が表示されている状態で前記カーソル操作が行われると前記カーソルを第1平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第1平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が行われると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第1平面内の2次元座標を仮決定する第1座標仮決定手段と、
前記2次元座標が確定されると同時に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示する第2平面表示手段と、
前記指定操作が行われた状態のまま前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第2平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が終了すると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第2平面内の2次元座標を確定する第2座標仮決定手段と、
前記第1座標仮決定手段により仮決定された2次元座標と、前記第2座標仮決定手段により仮決定された2次元座標とで重複して指定された軸の座標については後者の座標を優先することで3次元座標を確定し、確定した3次元座標値を前記画面に表示させる3次元座標確定手段とを備えたことを特徴とする3次元座標入力装置。 - 画面内に表示されるカーソルの位置を動かすカーソル操作と、前記カーソルが指し示す画面内の位置を指定する指定操作とが可能であるポインティングデバイスを用い、前記画面内に表示される3次元空間の座標を指定するための3次元座標入力装置において、
3軸の内任意の2軸を含む第1平面の画像を前記画面内に表示する第1平面表示手段と、
前記第1平面の画像が表示されている状態で前記カーソル操作が行われると前記カーソルを第1平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第1平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が行われると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第1平面内の2次元座標を確定する第1座標確定手段と、
前記2次元座標が確定されると同時に、前記2軸以外の1軸と、前記2軸の内何れか1つの軸とを含む第2平面の画像を前記画面内に表示する第2平面表示手段と、
前記指定操作が行われた状態のまま前記カーソル操作が行われると、前記カーソルを前記第2平面内で移動させると共に、前記カーソルで指示される前記第2平面の座標値を前記画面に表示させ、前記指定操作が終了すると、その時点に前記カーソルで指示されている前記第2平面内の2次元座標のうち、前記第1座標確定手段により確定されなかった軸の座標を選択することで3次元座標を確定し、確定した3次元座標値を前記画面に表示する第2座標確定手段とを備えたことを特徴とする3次元座標入力装置。 - 前記第2座標確定手段は、前記指定操作を行った状態を維持しながら前記カーソル操作が行われた場合に、前記カーソルを前記第2平面について、前記第1平面では指定されなかった座標軸方向にだけ移動させることを特徴とする請求項13記載の3次元座標入力装置。
- 前記ポインティングデバイスはマウスであり、
前記マウスの操作ボタンをオンし続けることで前記指定操作が行われ、その状態から前記マウスの操作ボタンをオフすることで、前記指定操作を終了させることを特徴とする請求項12乃至14の何れかに記載の3次元座標入力装置。 - 前記ポインティングデバイスはタッチパネルであり、
指示用部材の先端を前記タッチパネルに接触させた状態で前記先端の位置を前記タッチパネル内で動かすと前記カーソル操作が行われ、
前記先端の位置を接触状態のまま所定時間維持すると前記指定操作が行われ、
前記指定操作を行った状態から前記指示用部材の先端を非接触状態にすると前記指定操作を終了させることを特徴とする請求項12乃至14の何れかに記載の3次元座標入力装置。 - 前記カーソル操作において、前記指示用部材の先端を移動させる速度が低下すると、前記カーソルの位置を動かす感度を低下させることを特徴とする請求項15又は16記載の3次元座標入力装置。
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