JP2010179561A - タイヤシェーピング装置及びタイヤシェーピング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーピングユニットを用いてグリーンタイヤをシェーピングさせるに際し、タイヤ円筒部材を均等に膨張させることができるタイヤシェーピング技術を提供する。
【解決手段】左右のクランプホーマ5,6に設けたビードロック装置52,62によりグリーンタイヤ円筒部材93のビード部材95,95をロックさせる。次に第二ガス流路54からブラダー4とグリーンタイヤ円筒部材93との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材93を予め膨張させる。次に、第一ガス流路53を介してガスポート42からブラダー4の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー4を膨張させると共に、第二ガス流路54から加圧流体を排出させてブラダー4をグリーンタイヤ円筒部材93の内面に密着させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、ブラダーを有するシェーピングユニットを用いてグリーンタイヤをシェーピングさせるためのタイヤシェーピング装置及びタイヤシェーピング方法に関し、特に、ブラダーをグリーンタイヤの内面に密着させるための技術に関する。
従来、ブラダーを有するシェーピングユニットを用いたタイヤシェーピング技術が知られている(特許文献1参照)。
この従来技術は、ブラダーを有するシェーピングユニットと、このシェーピングユニットにグリーンタイヤ円筒部材(以下「タイヤ円筒部材」という)を装着させるための左右のクランプホーマと、を備え、この左右のクランプホーマにそれぞれビードロック装置が設けられると共に、前記シェーピングユニットのブラダー内部にシェーピングガスを給気させるためのガス流路が形成されたものとなっていた。
そして、シェーピングに際しての手順は、まず、左右のクランプホーマに設けたビードロック装置によりタイヤ円筒部材のビード部をロックさせる。
次に、ガス流路を介してガスポートからブラダーの内部にシェーピングガスを供給させることでブラダーを膨張させ、このブラダーの膨張によりタイヤ円筒部材を押し広げて膨らませていくものであった。
特許公開2007−98803号公報
しかしながら、上記したような従来のタイヤシェーピング技術にあっては、ブラダーの膨張を利用して間接的にタイヤ円筒部材を膨らませていくため、タイヤ円筒部材を均等に膨張させる上で問題を残していた。
即ち、ブラダーを介してタイヤ円筒部材を膨張させる場合、タイヤ円筒部材とブラダーとの接触部分の摩擦抵抗が均一とは限らず、また、ブラダー自体の伸長も均一とは限らないため、部分的に過剰な伸長力を与えてしまい、本来均等に膨張させるべきタイヤ円筒部材に膨張ムラが生じ、タイヤの品質低下を招いてしまう。
また、シェーピングユニットを用いた場合、ブラダーの両端をクランプリングに取り付けるため、構造上タイヤ円筒部材のビード部近傍にはブラダーを配置させることができず、このビード部近傍ではブラダーとの接触ができない部分が生じる。
そうなると、ブラダーと接触しているとタイヤ円筒部材の中央部分と、ブラダーとの接触ができないビード部近傍とでは均等な伸長ができない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、シェーピングユニットを用いてグリーンタイヤをシェーピングさせるに際し、タイヤ円筒部材を均等に膨張させることができるタイヤシェーピング装置及びタイヤシェーピング方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)のタイヤシェーピング装置は、
ブラダー(4)の内部にシェーピングガスを給気又は排気させるためのガスポート(42)が形成されたシェーピングユニット(B)と、前記シェーピングユニット(B)にグリーンタイヤ円筒部材(93)を装着させるための左右のクランプホーマ(5),(6)と、を備え、
前記左右のクランプホーマ(5),(6)に、それぞれグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせるためのビードロック装置(52),(62)が設けられているタイヤシェーピング装置において、
前記クランプホーマ(5),(6)に、シェーピングユニット(B)のガスポート(42)に連結してブラダー(4)の内部にシェーピングガスを給気させる第一ガス流路(53)が形成されると共に、ブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給又は排出させる第二ガス流路(54)が形成されている構成とした。
又、本発明(請求項2)のタイヤシェーピング方法は、
請求項1記載のタイヤシェーピング装置を使用したタイヤシェーピング方法であって、
左右のクランプホーマ(5),(6)に設けたビードロック装置(52),(62)によりグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせ、
次に、第二ガス流路(54)からブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材(93)を予め膨張させ、
次に、第一ガス流路(53)を介してガスポート(42)からブラダー(4)の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー(4)を膨張させると共に、前記第二ガス流路(54)から加圧流体を排出させてブラダー(4)をグリーンタイヤ円筒部材(93)の内面に密着させる構成とした。
又、本発明(請求項3)のタイヤシェーピング方法は、
請求項1記載のタイヤシェーピング装置を使用したタイヤシェーピング方法であって、
左右のクランプホーマ(5),(6)に設けたビードロック装置(52),(62)によりグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせ、
次に、第二ガス流路(54)からブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材(93)を膨張させながら、第一ガス流路(53)を介してガスポート(42)からブラダー(4)の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー(4)を膨張させると共に、前記第二ガス流路(54)から加圧流体を排出させてブラダー(4)をグリーンタイヤ円筒部材(93)の内面に密着させる構成とした。
本発明(請求項1)のタイヤシェーピング装置は、ブラダーとグリーンタイヤ円筒部材との間に加圧流体を供給又は排出させる第二ガス流路を形成させた構成に特徴がある。
そして、本発明(請求項2)のタイヤシェーピング方法は、グリーンタイヤのシェーピングに際し、前記第二ガス流路からブラダーとグリーンタイヤ円筒部材との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材を予め膨張させておき、次に、第一ガス流路を介してガスポートからブラダーの内部にシェーピングガスを供給させてブラダーを膨張させる構成に特徴がある。
このように、本発明(請求項2)はブラダーをシェーピングガスによって膨張させる前に、予めグリーンタイヤ円筒部材を膨張させておくもので、ブラダーの膨張を利用して間接的にタイヤ円筒部材を膨らませていく従来技術とは異なり、第二ガス流路からの加圧流体によって直接的にタイヤ円筒部材を膨らませていくため、ブラダーによる影響を排除し、タイヤ円筒部材を均等に膨らませていくことができる。
これによりタイヤ円筒部材に膨張ムラが生じることがなくなり、タイヤの品質を向上させることができる。
また、本発明(請求項3)のタイヤシェーピング方法は、グリーンタイヤのシェーピングに際し、前記第二ガス流路からブラダーとグリーンタイヤ円筒部材との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材を膨張させながら、第一ガス流路を介してガスポートからブラダーの内部にシェーピングガスを供給させてブラダーを膨張させる構成に特徴がある。
このように、本発明(請求項3)はグリーンタイヤ円筒部材を膨張させながら同時にブラダーをシェーピングガスによって膨張させていくため、グリーンタイヤ円筒部材を膨張させておいてからブラダーをシェーピングガスによって膨張させる前記請求項2のタイヤシェーピング方法に比べ、ブラダー(4)をグリーンタイヤ円筒部材(93)の内面に密着させるまでの時間を短縮させることができる。
本発明のタイヤシェーピング装置の1例を示す断面図。 シェーピングユニットのブラダーを伸長位置にした状態の断面図。 シェーピングユニットのブラダーをシェーピング位置にした状態の断面図。 シェーピングユニットを加硫機本体の下部コンテナにセットさせた状態の断面図。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ1)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ2)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ3)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ4)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ5)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ6)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ7)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ8)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第1例を示す工程図(ステップ9)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ1)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ2)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ3)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ4)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ5)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ6)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ7)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ8)。 本発明のタイヤシェーピング方法の第2例を示す工程図(ステップ9)。
本実施例のタイヤシェーピング装置は、図1に示すように、シェーピングユニットBと、左右のクランプホーマ5,6と、を備えている。
前記シェーピングユニットBには、図4で示す加硫機本体Aの外部でグリーンタイヤCが装着され、そのグリーンタイヤCを装着した状態で前記加硫機本体Aにセットされるものである。
シェーピングユニットBは、図1、図2及び図3に示すように、拡縮可能な筒状ゴムによるブラダー4と、このブラダー4の上端部(図1では右側端)を固定する上部クランプリング40と、ブラダー4の下端部(図1では左側端)を固定する下部クランプリング41と、ブラダー4の内部にシェーピングガスを給気又は排気させるためのガスポート42を備え、前記上部クランプリング40と下部クランプリング41がスプリング43により常時は離反方向に付勢された状態で、近接離反可能に支持されている。
上部クランプリング40と下部クランプリング41は、その対向間隔を離反させて前記ブラダー4の外径がグリーンタイヤCの内径よりも小径になるようにブラダーを伸長させた位置で(図2に示す位置)、係止部44によって係止されるように形成されている。
また、上部クランプリング40と下部クランプリング41は、その対向間隔を近接させて前記ブラダー4の外周面をグリーンタイヤCの内周面に密着させるようにしたシェーピング位置(図3に示す位置)に係止部45によって係止されるように形成されている。
前記ガスポート42は、前記下部クランプリング41(上部クランプリング40でもよい)に設けられ、内圧の漏れを防止するためのチェッキ弁が組み込まれており、外部からの解除がなければ、内部の加圧流体を排出することができない構造になっている。
タイヤシェーピングに際しては、シェーピングユニットB上でグリーンタイヤCをシェーピングさせていくもので、この際に左右のクランプホーマ5,6を用いるものである。
なお、グリーンタイヤCを成形するための中間部材としてタイヤ円筒部材93とビード部材95,95が分かれているもの(後述するタイヤシェーピング方法の第一例)、タイヤ円筒部材91にビード90,90が一体に組み立てられているもの(後述するタイヤシェーピング方法の第二例)が有り、本発明で言う「タイヤ円筒部材」には、この両者を含むものとする。
前記左側クランプホーマ5は前記シェーピングユニットBの下部クランプリング41に対して着脱可能に形成され、右側クランプホーマ6は前記上部クランプリング40に対して着脱可能に形成され、かつ左右のクランプホーマ5,6は同一の軸線E上に配置されている。
この左右のクランプホーマ5,6は、図示省略した移動装置によって対向方向に移動できると共に、図示省略した回転装置によって自転できるようになっている。
前記左右のクランプホーマ5,6には、クランプロッド51,61と、ビードロック装置52,62が設けられ、一方の左側クランプホーマ5にはシェーピングユニットBのガスポート42に連結してブラダー4の内部にシェーピングガスを給気させる第一ガス流路53が形成され、また、他方の右側クランプホーマ6にはブラダー4とタイヤ円筒部材93(又はタイヤ円筒部材91)との間に加圧流体を供給又は排出させる第二ガス流路54が形成されている。
この場合、第二ガス流路54からの加圧流体が漏れないように、必要箇所にシール構造を設ける必要がある。
前記クランプロッド51,61は、クランプホーマ5,6とシェーピングユニットBを着脱可能に連結させるためのもので、シェーピングユニットBのクランプリング41,40に形成したクランプ溝46,47に係合離脱するようになっている。
前記ビードロック装置52,62は、前記シェーピングユニットBのブラダー4の外周にセットしたタイヤ円筒部材93のビード部材95(又はタイヤ円筒部材91のビード90,90)をシェーピング位置でロックさせるためのものである。
このビードロック装置52,62は、内部に流体圧で移動するシリンダ55,65が組み込まれ、このシリンダ55,65に、円周方向に複数配置されたロック爪56,66がリンク57,67によって連結された構造に形成されている。
そして、シリンダ55,65の進出動作でロック爪56,66が外周放射方向に突出してビード部材95,95(又はビード90,90)を係合保持させ、シリンダ55,65の後退動作でロック爪56,66が後退してビード部材95,95への係合を解除させるようになっている。
前記加硫機本体Aは、図4に示すように、ボルスタプレート1にインシュレータボルスタ10及びボルスタプラテン11を介して取り付けられた上部コンテナ12と、ボトムプレート2にインシュレータボトム20及びボトムプラテン21を介して取り付けられた下部コンテナ22とを有し、前記ボルスタプレート1とボトムプレート2が垂直方向に相対移動するように支持されている。
実施例では、ボトムプレート2は固定され、ボルスタプレート1は図示省略した本体シリンダにより昇降するようになっている。
前記上部コンテナ12は、ボルスタプレート1に昇降シリンダ13が取り付けられ、この昇降シリンダ13に複数に分割されたセグメントモールド14が取り付けられ、前記昇降シリンダ13による昇降に伴い、セグメントモールド14が拡縮ガイド15に沿って放射方向に拡縮するように形成されている。
この上部コンテナ12の中央部には上部ビード支持リング16が設けられ、この上部ビード支持リング16は、シェーピングユニットBをシェーピング状態で加硫機本体Aにセットさせたときに、グリーンタイヤCの上側ビード部C1を保持する。
前記下部コンテナ22は、前記セグメントモールド14との間でシェーピングユニットBを保持するようにボトムプレート2に取り付けられ、その中央部に下部ビード支持リング23が設けられている。
この下部ビード支持リング23は、シェーピングユニットBをシェーピング状態で加硫機本体Aにセットさせたときに、グリーンタイヤCの下側ビード部C2を保持する。
前記下部コンテナ22の中心には、中心機構3が設けられ、この中心機構3には、シェーピングユニットBを固定させるためのクランプロッド32と、シェーピングユニットBのガスポート42に連通する流体流路33とが設けられている。
次に、グリーンタイヤCを構成するための中間部材としてタイヤ円筒部材93とビード部材95,95とベルト部材92を用い、タイヤ円筒部材93とビード部材95とが分かれている場合のタイヤシェーピング方法(請求項2に対応する)の第1例を図5〜図13の工程図により説明する。
(図5:STEP1)
ブラダー4を伸長状態にしたシェーピングユニットBを加硫機本体Aから図示省略した移載装置によって左右のクランプホーマ5,6の間に移動させ、左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBの下部クランプリング41にクランプロッド51をクランプ溝46に係合させることで連結させる。
(図6:STEP2)
左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBに連結させたのち、シェーピングユニットBのブラダー4の外周に、別工程で組み立てられたタイヤ円筒部材93とビード部材95,95とベルト部材94とを移動させる。
(図7:STEP3)
右側クランプホーマ6をシェーピングユニットBに連結させる。
(図8:STEP4)
左右のクランプホーマ5,6に設けたビードロック装置52,62によって、ビード部材95,95を内側からロックさせる。
(図9:STEP5)
次に、第二ガス流路54からブラダー4とタイヤ円筒部材93との間に加圧流体を供給させてタイヤ円筒部材93を予め膨張させる。
このようにして膨張したタイヤ円筒部材93は、ベルト部材94に当接する。
(図10:STEP6)
次に、第一ガス流路53から流体ポート42を通してブラダー4内にシェーピングガスを供給させると共に、前記第二ガス流路54から加圧流体を排出させる。
このように、ブラダー4をシェーピングガスによって膨張させる前に、第二ガス流路54からの加圧流体によって直接的にタイヤ円筒部材93を予め膨らませておくものである。
これによりブラダー4をタイヤ円筒部材93の内面に確実に密着させてタイヤ円筒部材91を均等に膨らませていくことができる。
(図11:STEP7)
次に左右のクランプホーマ5,6を回転装置により自転させてベルト部材94をステッチャー8(円盤状の部材押し当て装置)で押し当てることにより、膨らんでいるタイヤ円筒部材93と一体化させながら外形を整えていく。
次に、ビード部材95,95の外側のタイヤ円筒部材93をターンアップ手段(ターンアップブラダー、メカニカルターンアップ等)によりターンアップさせて側面に貼り付けた後、ステッチャー8で押し当てて成形する。
なお、先にタイヤ円筒部材93をターンアップさせてステッチさせ、次にベルト部材94を持ってきてタイヤ円筒部材93を膨らませ、内側から貼り付けてステッチする方法もある。
(図12:STEP8)
以上のようにしてタイヤ円筒部材93とベルト部材94とビード部材95,95をシェーピングユニットB上でグリーンタイヤCとして組み立てていきながら同時にシェーピングすることができる。
(図13:STEP9)
以後は、ビードロック装置52,62を解除させたのち、右側クランプホーマ6をシェーピングユニットBから分離させ、そのシェーピングユニットBを移載装置に連結させる。
次に、移載装置によりシェーピングユニットBを掴んだ状態で、左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBから分離させ、その後、図4に示すように移載装置によりシェーピングユニットBを加硫機本体Aに移動させる。
なお、グリーンタイヤCを加硫成形させた後は、シェーピングユニットBから加硫後タイヤを取り外し、そのシェーピングユニットBを再び移載装置によって左右のクランプホーマ5,6間に移動させ、前記のようにしてシェーピングユニットBにグリーンタイヤCの中間部材であるタイヤ円筒部材93とビード部材95,95とベルト部材92を装着させ、シェーピングさせるものである。
又、シェーピングユニットBから取り外した加硫後タイヤは、図示省略した冷却装置に搬送させるようになっている。
次に、グリーンタイヤCを構成するための中間部材としてタイヤ円筒部材91とベルト部材92を用い、タイヤ円筒部材91にビード90,90とが一体に組み立てられている場合のタイヤシェーピング方法(請求項2に対応する)の第2例を図14〜図22の工程図により説明する。
(図14:STEP1)
ブラダー4を伸長状態にしたシェーピングユニットBを加硫機本体Aから図示省略した移載装置によって左右のクランプホーマ5,6の間に移動させ、左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBの下部クランプリング41にクランプロッド51をクランプ溝46に係合させることで連結させる。
(図15:STEP2)
左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBに連結させたのち、シェーピングユニットBのブラダー4の外周に、別工程で組み立てられたタイヤ円筒部材91とベルト部材92を移動させる。
(図16:STEP3)
右側クランプホーマ6をシェーピングユニットBに連結させる。
(図17:STEP4)
左右のクランプホーマ5,6に設けたビードロック装置52,62によって、タイヤ円筒部材91のビード90,90を内側からロックさせる。
この際、受板7を設けてビード90,90が外方に張り出し変形するのを防止するようにしている。
(図18:STEP5)
次に、第二ガス流路54からブラダー4とタイヤ円筒部材91との間に加圧流体を供給させてタイヤ円筒部材91を予め膨張させる。
このようにして膨張したタイヤ円筒部材91は、ベルト部材92に当接する。
(図19:STEP6)
次に、第一ガス流路53から流体ポート42を通してブラダー4内にシェーピングガスを供給させると共に、前記第二ガス流路54から加圧流体を排出させる。
このように、ブラダー4をシェーピングガスによって膨張させる前に、第二ガス流路54からの加圧流体によって直接的にタイヤ円筒部材91を予め膨らませておくものである。
これによりブラダー4をタイヤ円筒部材91の内面に確実に密着させてタイヤ円筒部材91を均等に膨らませていくことができる。
(図20:STEP7)
次に左右のクランプホーマ5,6を回転装置により自転させてベルト部材92をステッチャー8(円盤状の部材押し当て装置)で押し当てることにより、膨らんだタイヤ円筒部材91と一体化させながら外形を整えていく。
(図21:STEP8)
以上のようにしてタイヤ円筒部材91とベルト部材92をシェーピングユニットB上でグリーンタイヤCとして組み立てていきながら同時にシェーピングすることができる。
(図22:STEP9)
以後は、ビードロック装置52,62を解除させたのち、右側クランプホーマ6をシェーピングユニットBから分離させ、そのシェーピングユニットBを移載装置に連結させる。
次に、移載装置によりシェーピングユニットBを掴んだ状態で、左側クランプホーマ5をシェーピングユニットBから分離させ、その後、移載装置によりシェーピングユニットBを加硫機本体Aに移動させる。
上記タイヤシェーピング方法の第1例では、STEP5(図9)で第二ガス流路54からブラダー4とタイヤ円筒部材93との間に加圧流体を供給させてタイヤ円筒部材93を予め膨張させ、次に、STEP6(図10)で第一ガス流路53から流体ポート42を通してブラダー4内にシェーピングガスを供給させると共に、前記第二ガス流路54から加圧流体を排出させるようになっている。
このように、タイヤ円筒部材93の膨張工程とブラダー4の膨張工程とに時間差を生じさせると、それだけブラダー4をタイヤ円筒部材93の内面に密着させるまでの時間が長くなる。
そこで、本発明(請求項3)に対応したタイヤシェーピング方法では、グリーンタイヤのシェーピングに際し、前記第二ガス流路54からブラダー4とタイヤ円筒部材93との間に加圧流体を供給させてタイヤ円筒部材93を膨張させながら、第一ガス流路53を介してガスポート42からブラダー4の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー4を膨張させるようにした。
即ち、前記タイヤシェーピング方法の第1例におけるSTEP5(図9)と、STEP6(図10)を同時に行わせるもので、このように、タイヤ円筒部材93を膨張させながら同時にブラダー4をシェーピングガスによって膨張させていくため、タイヤ円筒部材93を予め膨張させておいてからブラダー4を膨張させる方法に比べ、ブラダー4をタイヤ円筒部材93の内面に密着させるまでの時間を短縮させることができる。
なお、本発明(請求項3)に対応したタイヤシェーピング方法は、前記タイヤシェーピング方法の第1例(タイヤ円筒部材93とビード部材95とが分かれている場合)及び第2例(タイヤ円筒部材91にビード90,90とが一体に組み立てられている場合)の両方に適用できるのは勿論である。
A 加硫機本体
B シェーピングユニット
C グリーンタイヤ
4 ブラダー
42 流体ポート
5 左側クランプホーマ
52 ビードロック装置
53 第一ガス流路
54 第二ガス流路
6 右側クランプホーマ
62 ビードロック装置
90 ビード(グリーンタイヤ中間部品)
91 タイヤ円筒部材(グリーンタイヤ中間部品)
92 ベルト部材(グリーンタイヤ中間部品)
93 タイヤ円筒部材(グリーンタイヤ中間部品)
94 ベルト部材(グリーンタイヤ中間部品)
95 ビード部材(グリーンタイヤ中間部品)

Claims (3)

  1. ブラダー(4)の内部にシェーピングガスを給気又は排気させるためのガスポート(42)が形成されたシェーピングユニット(B)と、前記シェーピングユニット(B)にグリーンタイヤ円筒部材(93)を装着させるための左右のクランプホーマ(5),(6)と、を備え、
    前記左右のクランプホーマ(5),(6)に、それぞれグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせるためのビードロック装置(52),(62)が設けられているタイヤシェーピング装置において、
    前記クランプホーマ(5),(6)に、シェーピングユニット(B)のガスポート(42)に連結してブラダー(4)の内部にシェーピングガスを給気させる第一ガス流路(53)が形成されると共に、ブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給又は排出させる第二ガス流路(54)が形成されていることを特徴とするタイヤシェーピング装置。
  2. 請求項1記載のタイヤシェーピング装置を使用したタイヤシェーピング方法であって、
    左右のクランプホーマ(5),(6)に設けたビードロック装置(52),(62)によりグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせ、
    次に、第二ガス流路(54)からブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材(93)を予め膨張させ、
    次に、第一ガス流路(53)を介してガスポート(42)からブラダー(4)の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー(4)を膨張させると共に、前記第二ガス流路(54)から加圧流体を排出させてブラダー(4)をグリーンタイヤ円筒部材(93)の内面に密着させることを特徴とするタイヤシェーピング方法。
  3. 請求項1記載のタイヤシェーピング装置を使用したタイヤシェーピング方法であって、
    左右のクランプホーマ(5),(6)に設けたビードロック装置(52),(62)によりグリーンタイヤ円筒部材(93)のビード部材(95),(95)をロックさせ、
    次に、第二ガス流路(54)からブラダー(4)とグリーンタイヤ円筒部材(93)との間に加圧流体を供給させてグリーンタイヤ円筒部材(93)を膨張させながら、第一ガス流路(53)を介してガスポート(42)からブラダー(4)の内部にシェーピングガスを供給させてブラダー(4)を膨張させると共に、前記第二ガス流路(54)から加圧流体を排出させてブラダー(4)をグリーンタイヤ円筒部材(93)の内面に密着させることを特徴とするタイヤシェーピング方法。
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