JP2010178424A - コネクタ保持工具およびコネクタ保持方法 - Google Patents

コネクタ保持工具およびコネクタ保持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 間接活線工法専用の工具を用いて銅製コネクタを保持できることで、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業を間接活線工法により行い、停電の回避、作業者の安全確保、および作業効率の向上が可能なコネクタ保持工具およびコネクタ保持方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明にかかるコネクタ保持工具の構成は、間接活線工法において、銅からなる芯線を備えた高圧銅電線へ接続するコネクタを保持するためのコネクタ保持工具200であって、固定部210と、移動部220と、ネジ部250と、を有するクランプ202と、ネジ部を回転させる操作部270と、クランプのケーシング260に連結された棒材取付部280と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、間接活線工法において高圧銅電線へ接続するコネクタを保持するためのコネクタ保持工具およびコネクタ保持方法に関するものである。
電気事業者の発電所で発電され変電所で変電された電気は、電柱に張架されている高圧線を通じて需要家に供給される。かかる高圧線には高圧引き下げ線が接続され、高圧カットアウトを介して変圧器(柱上変圧器とも呼ばれる)に接続される。そして、電気は、変圧器によって、送電された時の電圧(例えば6600V)を、需要家で使用する電圧(例えば100Vまたは200V)に変圧され、引込み線を通じて需要家に供給される。
上記の高圧線には、ポリエチレン絶縁電線(以下、絶縁電線と称する。)が使用されており、絶縁体にはポリエチレンの被覆が、導体には銅やアルミの芯線が用いられている。かかる芯線のうち、アルミ製の芯線は塩害による損傷が生じやすいため、海岸地域等、塩害が発生しやすい地域における高圧線には、耐食性の高い銅からなる芯線を用いた絶縁電線(高圧銅電線)が使用されている。
ところで、上述したように高圧線に高圧引き下げ線を接続するためには配電線工事をしなければならない。しかし、工事の際に電気を遮断すると、停電が発生し、需要家に不便が生じてしまう。したがって、配電線工事は、電線に電気が流れた(通電した)状態で作業する活線工法により行われる。これにより、工事中であっても停電が発生しないため、需要家における利便性を低下させることがない。
上記の活線工法は、従来では直接活線工法が主流となっていた。直接活線工法では、作業者は、通電している高圧線に直接触れて作業を行う。このため、作業者の感電災害が発生するリスクが大きい。したがって、作業者の安全を確保するために、作業員は、感電を防止するための絶縁加工が施された保護具(例えば防護手袋等)を着用し、高圧線の充電部には防護具を装着する。
しかし、保護具を着用し、防護具を装着したとしても、災害の発生を回避しきれるとは限らない。例えば、保護具や防護具が破損していた場合等には作業者のリスクが増大してしまう。このため、近年では直接活線工法に替えて間接活線工法が主流になりつつある。
間接活線工法では、作業者は、絶縁加工が施された、間接活線工法専用の操作棒を用い、絶縁電線(高圧線)の近接範囲外から高圧線に直接触れずに作業を行う。このため、作業者の感電災害のリスクを極めて少なくすることができる。またこれにより、作業者は保護具を装着する必要がなくなるため、作業者の負担を軽減することができ、且つ充電部への防護具の装着が不要となるため、作業時間を短縮することも可能となる。
上記の間接活線工法専用の操作棒として、例えば特許文献1には、被把持物を把持する開閉可能な把持具と、把持具を先端に装備して把持具を作業位置に位置決めするための絶縁操作棒と、把持具を開閉させる操作レバーを絶縁操作棒の基端側に揺動可能に装備した操作部と、を備える間接活線把持工具が開示されている。このような工具を用いることにより、高圧線の近接範囲外から作業を行うことができ、上述した利点を得ることが可能となる。
特開平11−205929号公報
上述した高圧線に高圧引き下げ線を接続する配電線工事を行う場合、高圧線の被覆を剥ぎ取り、露出した高圧線の芯線と、予め端部の被覆を剥ぎ取ることにより露出させた高圧引き下げ線の芯線とを、コネクタを用いて接続する。このとき、一般的に、使用するコネクタは、高圧線の芯線と同じ材料からなるコネクタが用いられる。したがって、コネクタは、銅製のコネクタとアルミ製のコネクタとが、接続する高圧線の芯線の材質によって使い分けられている。
特に、高圧線の芯線が銅製の場合には、コネクタは銅製のものを用いなければならない。これは、高圧線の芯線が銅製の場合にアルミ製のコネクタを用いると、水に濡れた際に電気陰性度の違いから銅によりアルミが接触腐食され、コネクタの損傷が発生するおそれが生じるからである。
上記のコネクタのうち、アルミ製のコネクタを保持するための間接活線工法専用の工具は既に開発されており、現在使用されている。しかし、銅製のコネクタを保持するための間接活線工法専用の工具は開発されていない。したがって、現状では、高圧線の芯線が銅製であったら、すなわち用いるコネクタが銅製であったら、高圧線に高圧引き下げ線を接続する作業を行うときは、高圧線を流れる電気を遮断して作業を行う、または直接活線工法にて作業を行うことで対処していた。
しかし、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業の際に、高圧線を流れる電気を遮断すると、上述したように停電が発生し、需要家に不便が生じてしまう。また、直接活線工法にて作業を行うと、上述したように、作業者の感電災害のリスクが高くなり、作業時間も増大してしまう。
ここで、間接活線工法においてアルミ製のコネクタを保持するための工具を銅製コネクタにも使用できればよいが、アルミ製のコネクタと銅製のコネクタとは形状が異なるため、アルミ製のコネクタを保持するための工具は、銅製のコネクタの保持には使用できないという問題があった。
したがって、作業者の安全を確保し、且つ需要家への不便を生じさせないために、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業の際においても間接活線工法を用いることができるよう、銅製コネクタを保持するための間接活線工法専用の工具の開発が望まれていた。また特に、銅製コネクタといっても複数の種類があるため、さまざまな寸法や形状のコネクタを保持することのできる工具であることが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑み、間接活線工法専用の工具を用いて銅製コネクタを保持できることで、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業を間接活線工法により行い、停電の回避、作業者の安全確保、および作業効率の向上が可能なコネクタ保持工具およびコネクタ保持方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるコネクタ保持工具の代表的な構成は、間接活線工法において、銅からなる芯線を備えた高圧銅電線へ接続するコネクタを保持するためのコネクタ保持工具であって、固定部と、移動部と、ネジ部と、を有するクランプと、ネジ部を回転させる操作部と、クランプのケーシングに連結された棒材取付部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、高圧銅電線へ接続するコネクタ、すなわち銅製コネクタ(以下、単にコネクタと称する。)を固定部および移動部の間に載置し、操作部によりネジ部を回転させて移動部を移動させることで、固定部と移動部によりコネクタを挟持し、当該コネクタ保持工具にかかるコネクタを保持することができる。そして、当該コネクタ保持工具が棒材取付部を備えることで、コネクタを保持した工具を間接活線工法において用いる棒材(操作棒)に取り付けることが可能となる。したがって、間接活線工法にて高圧銅電線へ銅製コネクタを接続する作業を行うことができ、直接活線工法を用いずに済むため、停電の回避、作業者の安全確保、作業効率の向上が可能となる。
当該コネクタ保持工具は、ケーシングに対して固定部と反対側に設けられた第2固定部と、ケーシングに対して移動部と反対側に設けられた第2移動部と、を更に備え、ケーシングは、棒材取付部に対して回転可能に連結されているとよい。
かかる構成によれば、第2固定部および第2移動部が、固定部および移動部が保持可能なコネクタとは異なる種類のコネクタを保持することが可能となる。したがって、当該コネクタ保持工具により複数の種類のコネクタを保持することができ、かかる工具の適用範囲が拡大される。これにより、コネクタごとに異なる保持工具を用いる必要がないため、工具に要するコスト、および作業中に工具を交換する手間の削減が図れる。
またケーシングが棒材取付部に対して回転可能であることで、固定部および移動部を用いる場合から第2固定部および第2移動部を用いる場合への、または第2固定部および第2移動部を用いる場合から固定部および移動部を用いる場合への、各部材の位置の切替を容易に行うことができる。したがって、作業者は、使用する部材が所望の位置となるようにケーシングを回転させ、かかる部材を自身が使用しやすい位置になるように切り替えて使用することが可能となる。これにより、作業効率の向上が図れる。
当該コネクタ保持工具は、ケーシングを棒材取付部に対して所定の角度で固定するロック機構を更に備えるとよい。
上記構成によれば、作業者が所望する所定の角度までケーシングを回転させた後に、かかる角度でケーシングを固定することができる。したがって、コネクタ取付作業中等、作業者が意図しない場合における不要な回転を防止し、作業性を向上することができる。
上記の移動部は、その移動方向に対する直交軸上で回転可能であり、移動部の複数の側面は、保持するコネクタの形状に応じた形状であるとよい。
かかる構成により、接続するコネクタの形状に対応した移動部の側面を選択し、かかる側面が固定部と対向するように移動部を回転させ、コネクタを移動部および固定部により保持することができる。したがって、移動部の複数の側面を用いて異なる形状のコネクタを保持することができ、上述した利点を得ることが可能となる。
上記のケーシングは、移動部の移動範囲の中途部に、移動部の回転を許容するロータリー部を有するとよい。
上記構成によれば、移動部はロータリー部のみにおいて回転可能となる。したがって、当該コネクタ保持工具にコネクタを保持した後等、作業者が意図しない場合における不要な回転を防ぎ、作業性の向上を図ることができる。また、ロータリー部が移動部の移動範囲の中途部に設けられていることで、移動部を回転させる際に、移動部を移動範囲の先端や末端まで移動させずに済むため、煩雑な手間を削減することができる。
上記のロータリー部は、種類の異なるコネクタを挟持する際のそれぞれの移動部の位置の間に設けられるとよい。
上述したように、当該コネクタ保持工具に挟持(保持)するコネクタを変更する場合、変更後のコネクタの形状に対応した移動部の側面、すなわち、変更前に使用していた側面とは異なる側面を用いることになる。このため、移動部を、変更前のコネクタを挟持していた位置からロータリー部まで移動させ、ロータリー部において回転させる。そして、次に挟持させる(変更後の)コネクタの形状に対応した移動部の側面と固定部とを対向させ、かかる移動部をそのコネクタを挟持する位置まで移動させなくてはならない。したがって、挟持するコネクタを変更する際には、移動部を複数回移動させなくてはならない。
しかし、上記構成によれば、ロータリー部が種類の異なるコネクタを挟持する際のそれぞれの移動部の位置の間に設けられているため、移動部を回転させるだけのためにロータリー部まで移動させる必要がなく、コネクタを変更する際にその中途位置にあるロータリー部を通過する際に回転させればよい。したがって、種類の異なるコネクタを挟持する際の移動部の移動範囲を最小限にすることができる。これにより、操作部によるネジ部の回転回数を最も少ない回数にすることができ、コネクタの変更を最も効率的に行うことが可能となる。
上記の移動部および第2移動部は爪を有し、爪は、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタに対して、分割ネジ部の両側且つU字部の上方に配置されているとよい。
かかる構成によれば、移動部および固定部、ならびに第2移動部および第2固定部によりボルト型コネクタを挟持する際に、かかるコネクタのU字部が爪により係止される。したがって、当該コネクタ保持工具からのボルト型コネクタの脱落を防止することができ、作業性および安全性を向上することが可能となる。
上記の固定部もしくは第2固定部または前記移動部もしくは第2移動部は、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタの分割ネジ部の下端を収容する凹部を有するとよい。
かかる構成によれば、分割ネジ部の下端が凹部に収容されるため、固定部および移動部、または第2固定部および第2移動部によりボルト型コネクタを保持(挟持)した際に、かかる分割ネジ部の下端に過剰な負荷がかかることを回避できる。したがって、過剰な負荷による分割ネジ部の変形を防止することが可能となる。
上記のケーシングは、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタのU字部の幅よりやや広く且つ周辺より窪んだ段部を有するとよい。
かかる構成によれば、ケーシング上にボルト型コネクタを載置する際に、そのU字部が段部に嵌入する。したがって、ボルト型コネクタのケーシング上での動きが制限され、載置時の安定性を向上することができる。
当該コネクタ保持工具は、ネジ部と操作部の間に設けられる自在継手を更に備えるとよい。これにより、操作部を、一定の角度ではなく任意の角度から操作することができる。したがって、操作性が向上し、作業者は操作工具の向きや自身の体勢を頻繁に変えることなく作業を行うことが可能となる。
上記の操作部は環状であるとよい。かかる構成によれば、環状の操作部をヤットコ等の操作工具を用いて把持する、または環状の操作部にフック状の操作工具を引っ掛けることが可能となる。したがって、これらの操作工具を用いて操作部を操作してネジ部を回転させることができ、操作性(作業性)の向上が図れる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるコネクタ保持方法の代表的な構成は、間接活線工法におけるコネクタ保持方法であって、固定部と、その移動方向に対する直交軸上で回転可能な移動部と、ネジ部と、を有するクランプと、ネジ部を回転させる操作部と、クランプのケーシングに連結された棒材取付部と、を備えるコネクタ保持工具を用いて、移動部を回転させることにより、異なる種類の銅製のコネクタに応じた形状の側面を固定部に対して離接させることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるコネクタ保持方法の他の構成は、間接活線工法におけるコネクタ保持方法であって、クランプのケーシングの一方側に固定部と移動部を備え、他方側に異なる種類の銅製コネクタに応じた形状の第2固定部と第2移動部を備え、保持する銅製のコネクタの種類に応じて、固定部と移動部、または第2固定部と第2移動部によって銅製のコネクタを挟持することを特徴とする。
上述したコネクタ保持工具の技術的思想に基づく構成要素やその説明は、コネクタ保持方法にも適用可能である。
本発明によれば、間接活線工法専用の工具を用いて銅製コネクタを保持できることで、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業を間接活線工法により行い、停電の回避、作業者の安全確保、および作業効率の向上が可能なコネクタ保持工具およびコネクタ保持方法を提供することができる。
配電線工事を行う現場を示す図である。 銅製コネクタを説明する図である。 接続部の詳細を示す図である。 本実施形態にかかるコネクタ保持工具を示す図である。 図4(b)のA−A断面図である。 段部へのボルト型コネクタ(小)の載置を示す図である。 棒材取付部への棒材の取付を説明する図である。 自在継手による操作部の動作を説明する図である。 第1移動部および第2移動部の移動を説明する図である。 ロータリー部における第1移動部の回転を説明する図である。 ロック機構を用いたケーシングの回転を説明する図である。 コネクタを保持した当該工具を示す図である。 当該工具を用いた間接活線工法における高圧銅電線への高圧引下げ線の接続作業を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、配電線工事を行う現場を示す図である。図1に示すように、電柱100には、高圧線として絶縁電線110が張架されており、かかる絶縁電線110(高圧線)によって発電所(図示せず)等で発電され変電所(図示せず)で変電された電気が送電されている。そして、絶縁電線110(高圧線)を流れる電気は、接続部140において高圧線に接続されて引き下げられる高圧引下用架橋ポリエチレン絶縁電線(PDC:Plane transformer Drop wire Crosslinked polyethylene、以下、PD線120と称する)によって変圧器130に送電される。変圧器130は電柱100に装柱されており、かかる変圧器130によって、送電された時の電圧、例えば6600Vを、需要家で使用する電圧、例えば100Vまたは200Vに変圧する。
上記の絶縁電線110(高圧線)が銅製である場合、銅による腐食を防ぐために、接続部140において絶縁電線110にPD線120(高圧引下げ線)を接続するコネクタは銅製コネクタを用いらなければならない。
図2は、銅製コネクタを説明する図であり、図2(a)はボルト型コネクタ(小)150を、図2(b)はボルト型コネクタ(大)160を、図2(c)はバイス型コネクタ170を示す図である。図2に示すように、絶縁電線110(高圧線)にPD線120(高圧引下げ線)を接続する際に用いられる銅製コネクタは、主に、ボルト型コネクタ(小)150、ボルト型コネクタ(大)160、バイス型コネクタ170の3種類である。
図2(a)に示すように、ボルト型コネクタ(小)150は、ボルト152とナット154から構成され、ボルト152は、複数の分割ネジ部152aと、これらを連結するU字部152bとを有する。そして、U字部152bが形成する挿入孔156に絶縁電線110の芯線とPD線120の芯線が挿入される。かかるボルト型コネクタ(小)150は、単線の芯線の直径が5mm程度の絶縁電線110へのPD線120の接続に適している。
図2(b)に示すように、ボルト型コネクタ(大)160は、ボルト162とナット164から構成され、ボルト162は、複数の複数の分割ネジ部162aと、これらを連結するU字部162bとを有する。そして、U字部162bが形成する挿入孔166に絶縁電線110の芯線とPD線120の芯線が挿入される。かかるボルト型コネクタ(大)160は、後述するように複数の導線を縒った縒線である芯線の断面積が60mm2程度の絶縁電線110へのPD線120の接続に適している。
図2(c)に示すように、バイス型コネクタ170は、ボルト172と、嵌合歯174aを有する第1部材174と、嵌合溝176aを有する第2部材176とから構成される。そして、第1部材174および第2部材176により形成される挿入孔178に絶縁電線110の芯線とPD線120の芯線が挿入される。かかるバイス型コネクタ170は、縒線である芯線の断面積が150mm2程度の絶縁電線110へのPD線120の接続に適している。
なお、以下の説明では、コネクタと称する際には、ボルト型コネクタ(小)150、ボルト型コネクタ(大)160およびバイス型コネクタ170を併せて示すこととする。
図3は、接続部140の詳細を示す図である。図3(a)に示すように、絶縁電線110(高圧線)は、導体である芯線112と、絶縁体である被覆114とから構成される。芯線112は、複数の導線を縒った縒線であり、被覆114に覆われている。かかる芯線112は銅からなり、被覆114はポリエチレンからなる。またPD線120も、絶縁電線110と同様に導体である芯線122と、絶縁体である被覆124とから構成される。なお、図3に示す絶縁電線およびPD線は芯線が縒線であるが、これに限定するものではなく、芯線が単線であってもよい。
接続部140において絶縁電線110(高圧線)とPD線120を接続する際には、まず、絶縁電線110の被覆114を剥ぎ取り、芯線112を露出させ、かかる絶縁電線110に接続するPD線120の端部の被覆124を剥ぎ取り、芯線122を露出させる(図3(a)参照)。
そして、コネクタとしてボルト型コネクタ(小)150を用いる場合には、図3(b)に示すように、ボルト型コネクタ(小)150のボルト152を絶縁電線110およびPD線120に掛着し、挿入孔156(図2(a)参照)に絶縁電線110の芯線112とPD線120の芯線122を挿入する。その後、図3(c)に示すように、ボルト152にナット154を嵌合することにより、絶縁電線110(高圧線)の芯線112とPD線120の芯線122とが接続される。
次に、ボルト型コネクタ(小)150上(接続部分)と、絶縁電線110(高圧線)およびPD線120の芯線112および122の露出している部分(接続部分周辺)にコネクタカバー142を被せ、コネクタカバー142の両端に絶縁テープ144を巻きつける。これにより、図3(d)に示すように接続部140が形成される。
なお、コネクタとしてボルト型コネクタ(大)160を用いる場合は、上述したボルト型コネクタ(小)150を用いる場合と同様の手順であるため、その説明を省略する。
コネクタとしてバイス型コネクタ170を用いる場合には、図3(e)に示すように、バイス型コネクタ170の第1部材174と第2部材176とを離隔させた状態とする。そして、かかる第1部材174と第2部材176との間に絶縁電線110の芯線112とPD線120の芯線122を配置し、挿入孔178(図2(c)参照)に絶縁電線110の芯線とPD線120の芯線を挿入する。
その後、図3(f)に示すように、ボルト172を締めて第1部材174と第2部材176とを近接させ、嵌合歯174aを嵌合溝176aに嵌入することにより、絶縁電線110の芯線112とPD線120の芯線122とが接続される。そして、上述したようにバイス型コネクタ170上およびその周辺に、バイス型コネクタ170の形状に対応したコネクタカバーを被せ、絶縁テープ144を巻きつけ、接続部140を形成する(図3(d)参照)。
しかし、上述したように芯線112が銅製の絶縁電線110(高圧線)へPD線120(高圧引下げ線)を接続する際に用いられる銅製のコネクタを保持するための間接活線工法専用の工具は現状では開発されていない。したがって、間接活線工法にて配電線工事を行う場合であっても、用いるコネクタが銅製の場合には、高圧線に高圧引き下げ線を接続する作業を行うときのみ、高圧線を流れる電気を遮断する、または直接活線工法を用いることで対処している。しかしながら、電気を遮断すると停電が発生し、需要家に不便が生じてしまう。また、直接活線工法であると作業者の感電災害のリスクが高くなり、作業時間も増大してしまう。
したがって、以下の実施形態では、間接活線工法専用の工具を用いて銅製コネクタを保持できることで、高圧線への高圧引き下げ線の接続作業を間接活線工法により行い、停電の回避、作業者の安全確保、および作業効率の向上が可能なコネクタ保持工具を提供することを目的とする。
図4は、本実施形態にかかるコネクタ保持工具を示す図である。図4(a)はコネクタ保持工具の上面斜視図であり、図4(b)はコネクタ保持工具の下面斜視図である。なお、理解を容易にするために以下の説明では、上述した固定部を第1固定部、移動部を第1移動部と称する。また、以下の説明において、固定部と称した場合、それは第1固定部および第2固定部を示すものとし、移動部と称した場合、それは第1移動部および第2移動部を示すものとする。
図4に示すように、コネクタ保持工具200は、クランプ202と、操作部270と、棒材取付部280と、自在継手290とから構成される。
クランプ202は、当該コネクタ保持工具200に、コネクタ(ボルト型コネクタ(小)150、ボルト型コネクタ(大)160、バイス型コネクタ170)を載置および保持(挟持)するための部材である。かかるクランプ202は、第1固定部210と、第1移動部220と、第2固定部230と、第2移動部240と、ネジ部250と、ケーシング260と、を有する。
第1固定部210は、ケーシング260に移動不可能に(固定的に)設けられており、後述する第1移動部220と共にボルト型コネクタ(小)150またはバイス型コネクタ170を挟持する。これにより、当該コネクタ保持工具200にボルト型コネクタ(小)150およびバイス型コネクタ170を保持することが可能となる。かかる第1固定部210は、後述する第1移動部220と対向する面に複数のビット212を有する。
ビット212は尖鋭な凸状に形成されている。これにより、第1固定部210および後述する第1移動部220を用いて、ボルト型コネクタ(小)150を挟持する場合にはその位置決めを容易に行うことができ、バイス型コネクタ170を挟持する場合にはかかるバイス型コネクタ170を確実に挟持することができる。またビット212は、一端が尖鋭な凸形状であり、他端に留具(頭)を有するネジ部材(先端が尖ったネジ部材)であって、第1固定部210を貫通して締結されることによりその先端を突出させている。このように構成することにより、ビット212の先端の凸状部分が磨耗により磨り減って変形した場合に、容易に交換することが可能となる。
第1移動部220は、ネジ部250を回転することによってケーシング260上を移動可能に設けられている。また第1移動部220は、その移動方向に対する直交軸上で回転可能に構成されており、第1固定部に対向する側面を切り替えることができる。そして、第1移動部220は、その複数の側面が、保持するコネクタ、すなわちボルト型コネクタ(小)150とバイス型コネクタ170の形状に応じた形状である。
具体的には、第1移動部220は、1の側面に爪222と、その背面(他の側面)にビット224とを有する。そして第1移動部220を回転させることにより、爪222またはビット224を選択的に第1固定部210に対向させることができる。これにより、第1固定部210と共にボルト型コネクタ(小)150またはバイス型コネクタ170を挟持し、当該コネクタ保持工具200にこれらを保持することが可能となる。
爪222は、ボルト型コネクタ(小)150を挟持するための部材である。かかる爪222は、第1移動部220および第1固定部210によりボルト型コネクタ(小)150を挟持する際に、その分割ネジ部152aの両側且つU字部152bの上方に位置するよう配置されている。これにより、第1移動部220および第1固定部210によりボルト型コネクタ(小)150を挟持する際に、そのU字部152bが爪222により係止される。したがって、当該コネクタ保持工具200からのボルト型コネクタ(小)150の脱落を防止することができ、作業性および安全性を向上することが可能となる。
ビット224は、バイス型コネクタ170を挟持するための部材である。これにより、かかるビット224と第1固定部210のビット212により、当該コネクタ保持工具200にバイス型コネクタ170を保持することが可能となる。なお、ビット224の機能および構成については、上述したビット212と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
第2固定部230は、ケーシング260に対して第1固定部210と反対側に移動不可能に(固定的に)設けられており、後述する第2移動部240と共にボルト型コネクタ(大)160を挟持する。かかる第2固定部230は、後述する第2移動部240と対抗する面に複数のビット232を有する。これにより、第2固定部230および後述する第2移動部240を用いてボルト型コネクタ(大)160を挟持する際に、その位置決めを容易に行うことができる。なお、ビット232の機能および構成については、ビット212と実質的に同一であるため、その説明を省略する。
更に、本実施形態において第2固定部230は凹部234を有する。かかる凹部234は、第2固定部230の第2移動部240と対向する面に設けられた円弧状の窪みである。図5は、図4(b)のA−A断面図である。図5(a)に示すように、ボルト型コネクタ(大)160のボルト162をケーシング260上に載置すると、図5(b)に示すように、凹部234はボルト型コネクタ(大)160の分割ネジ部162aの下端を収容する。これにより、第2固定部230および第2移動部240によりボルト型コネクタ(大)160を保持(挟持)した際の、かかる分割ネジ部162aの下端への負荷を低減することができ、分割ネジ部162aの変形を防止することが可能となる。
なお、本実施形態において凹部234は第2固定部230のみに設けられているが、これに限定するものではない。かかる凹部234は、第2固定部230ではなく、第1固定部210、第1移動部220、または後述する第2移動部240に設けられていてもよいし、これらの複数に設けられていてもよい。
第2移動部240は、ケーシング260に対して第1移動部220と反対側に、かかるケーシング260上を移動可能に設けられている。第2移動部は爪242を有する。かかる爪242は、ボルト型コネクタ(大)を挟持するための部材であり、第2移動部240および第2固定部230によりボルト型コネクタ(大)160を挟持する際に、その分割ネジ部162aの両側且つU字部162bの上方に位置するよう配置されている。これにより、上述した爪222と同様の利点を得ることができる。
このように、コネクタ保持工具200は異なる種類または異なる形状のコネクタを保持することが可能となる。このため、当該コネクタ保持工具200の適用範囲が拡大され、種類の異なるコネクタごとに異なるコネクタ保持工具200を用いる必要がないので、コネクタ保持工具200に要するコスト、および作業中に工具を交換する手間の削減が図れる。
ケーシング260は、クランプ202の本体である。かかるケーシング260には第1固定部210および第2固定部230が固設されており、ケーシング260の移動範囲266内を第1移動部220および第2移動部240が移動可能である。またケーシング260内部には、ネジ部250が水平方向に移動可能に挿設されている。
またケーシング260は、棒材取付部280に対して回転可能に連結されている。これにより、当該コネクタ保持工具200に保持するコネクタを変更する際の、第1固定部210および第1移動部220と、第2固定部230および第2移動部240との位置の切替を容易に行うことができる。したがって、作業者は、使用する固定部および移動部が所望の位置となるようにケーシング260を回転させ、かかる固定部および移動部を自身が使用しやすい位置になるように切り替えて使用することが可能となり、作業効率の向上が図れる。なお、上述したケーシング260の回転の詳細については、後述する。
更に本実施形態において、ケーシング260は、ロータリー部262と、段部264とを有する。
ロータリー部262は、第1移動部220の回転を許容する空間であり、ケーシング260における移動部の移動範囲266の中途部に設けられる。これにより、第1移動部220はロータリー部262のみにおいて回転可能となり、作業者が意図しない場合における不要な回転を防ぎ、作業性の向上を図ることが可能となる。またロータリー部262が移動範囲266の中途部に設けられていることで、第1移動部220を回転させる際に、かかる第1移動部220を移動範囲266の端部まで移動させずに済み、煩雑な手間を削減することができる。
なお、本実施形態において、ロータリー部は、上記の移動範囲266の中途部の中でも、種類の異なるコネクタを挟持する際のそれぞれの第1移動部220の位置の間に設けられる。これにより、コネクタを変更する際に第1移動部220をかかる位置の間以外の領域に移動させる必要がないため、種類の異なるコネクタを挟持する際の第1移動部220の移動距離を最小限にすることができる。したがって、操作部270によるネジ部250の回転回数を最も少ない回数とし、コネクタの変更を最も効率的に行うことが可能となる。
段部264は、ケーシング260の上に設けられ、ボルト型コネクタ(小)150のU字部152bの幅よりやや広く且つ周辺より窪んでいる。図6は、段部264へのボルト型コネクタ(小)150の載置を示す図である。ケーシング260上に段部264を有することで、図6に示すように、かかるケーシング260上にボルト型コネクタ(小)150のボルト152を載置した際に、そのU字部152bが段部264に嵌入する。これにより、ボルト152(ボルト型コネクタ(小)150)のケーシング260上での水平方向の動きが制限され、載置時の安定性が向上する。
なお、本実施形態においては、段部264を、ケーシング260のボルト型コネクタ(小)150を載置する面にのみ設けているが、これに限定するものではなく、ボルト型コネクタ(大)160を載置する面にも設けてよい。この場合、段部264の幅はボルト型コネクタ(大)160のU字部162bの幅よりもやや広くするべきである。
棒材取付部280は、当該コネクタ保持工具200に間接活線工法において用いる棒材(図示せず)を取り付けるための部材であり、クランプ202のケーシング260に連結されている。これにより、コネクタを保持した当該コネクタ保持工具200を間接活線工法において利用することが可能となり、間接活線工法にて絶縁電線へ銅製のコネクタを接続する作業を行うことができる。かかる棒材取付部280は、取付溝282と、ロック機構284、頭部286とを有する。
取付溝282は、間接活線工法において用いる棒材を取り付けるための溝であり、その形状は略T字状である(図4参照)。図7は、棒材取付部280への棒材の取付を説明する図である。図7(a)に示すように、間接活線工法に用いる棒材300(操作工具)を矢印方向に移動させ、その装着部300aを、図7(b)に示すように当該コネクタ保持工具200の取付溝282に挿入する。これにより、棒材取付部280に棒材300を取り付け、当該コネクタ保持工具200を間接活線工法において用いることが可能となる。
なお、本実施形態においては、取付溝282が2つ設けられているがこれに限定するものではない。かかる取付溝282の形状および数は、間接活線工法において用いる棒材(操作工具)の装着部(図示せず)の形状に応じて適宜変更することが可能である。
ロック機構284は、棒材取付部280に対して回転可能なケーシング260を所定の角度で固定する。これにより、作業者は、所望する所定の角度までケーシング260を回転させ、その角度でケーシング260を固定することができる。したがって、作業者が意図しない場合におけるケーシング260の不要な回転を防止し、作業性を向上することができる。
頭部286は、棒材取付部280の上端に設けられ、白抜き矢印方向(図4(a)参照)にスライド可能である。頭部286を白抜き矢印方向にスライドしてロック機構284を解除するとケーシング260を所望の角度に回転させることができ、頭部286を元に位置に戻すようスライドしてロック機構284を作動させると、ケーシング260を固定することが可能となる。
自在継手290は、一端をネジ部250に接続し、他端を操作部270に接続して、操作部270の任意の軸方向の回転力をネジ部250に伝達する。これにより、作業者が操作部270を任意の角度から回転させると、ネジ部250が回転し、移動部(第1移動部220および第2移動部240)が移動する。したがって、ネジ部250を回転させて移動部を固定部と離接させ、かかる移動部および固定部によりコネクタを挟持または開放することが可能となる。
本実施形態において操作部270は環状である。これにより、かかる操作部270をヤットコやフック状の操作工具(図示せず)を用いて容易に操作することができ、操作性の向上を図ることが可能となる。なお、上記の操作部270の形状は一例であり、これに限定するものではなく、操作部270をヤットコ等の操作工具を用いて把持可能、または操作部270にフック状の操作工具を掛合可能となる形状であれば如何なる形状であってもよい。
図8は、自在継手290による操作部270の動作を説明する図である。上述したように、操作部270に自在継手290が接続されていることより、操作部270は、図8(a)に示す矢印の方向に回転することが可能となる。
そして、例えば図8(a)に示す状態の操作部270にフック状の操作工具等(図示せず)を掛合し、かかる操作部270を矢印の時計周りの方向に回転させると、操作部270は図8(b)に示す状態となる。そして、更に同じ方向に回転させると、操作部270は、図8(c)に示す状態となり、次に図8(d)に示す状態となる。その後、更に回転させると、操作部270は図8(a)に示す状態に戻る。
したがって、本実施形態の如く操作部270に自在継手290が接続されていることで、操作部270を一定の角度だけでなく任意の角度から操作することができ、操作性が向上する。これにより、作業者は操作工具の向きや自身の体勢を頻繁に変えることなく効率的に作業を行うことが可能となる。なお、上記の説明では、操作部270を時計周りに回転させる場合について説明したが、これに限定するものではなく、かかる操作部270は半時計周りに回転することも可能である。
以下、上述したコネクタ保持工具200における、第1移動部220および第2移動部240の移動、ロータリー部262における第1移動部220の回転、並びにロック機構284を用いたケーシング260の回転について説明する。
図9は、第1移動部220および第2移動部240の移動を説明する図である。移動部(第1移動部220および第2移動部240)をケーシング260上の移動範囲266において移動させる場合、例えば移動部を、図9(a)に示す状態から固定部(第1固定部210および第2固定部230)と近接する方向に移動させる場合、上述したように操作部270にフック状の操作工具(図示せず)を掛合し、操作部270を反時計周りに回転させ(図8参照)、かかる操作部270に接続された自在継手290を介してネジ部250を回転させる。これにより、図9(b)に示すように移動部がケーシング260上の移動範囲266を、固定部と近接する方向に移動する。したがって、コネクタを固定部および移動部の間に載置し、操作部270によりネジ部250を回転させて移動部を固定部と近接する方向に移動させ、固定部と移動部によりコネクタを挟持することができ、当該コネクタ保持工具200にかかるコネクタを保持することが可能となる。
上記とは反対に、操作部270を時計周りに回転させ(図8参照)、ネジ部250を回転させると、図9(c)に示すように移動部は固定部と離隔する方向に移動する。これにより、当該コネクタ保持工具200に挟持したコネクタを、かかるコネクタ保持工具200から脱着することが可能となる。
そして、上述した操作により第1移動部を移動範囲内において移動させ、図9(d)に示すように第1移動部220をロータリー部262に位置させることにより、後述するようにロータリー部262において第1移動部220を回転させることが可能となる。
なお、本実施形態では、操作部270を、時計回りに回転させると移動部は固定部と離隔する方向に移動し、反時計周りに回転させると移動部は固定部と近接する方向に移動するとしたが、かかる構成に限定するものではない。したがって、操作部270を、時計回りに回転させると移動部と固定部は近接し、反時計回りに回転させると移動部と固定部は離隔するという構成にすることも可能である。
図10は、ロータリー部262における第1移動部220の回転を説明する図である。先に保持させていたコネクタとは異なる種類(形状)のコネクタを挟持する場合、例えば挟持するコネクタをボルト型コネクタ(小)150からバイス型コネクタ170に変更する場合には、使用する第1移動部220の側面を爪222を有する側面からビット224を有する側面に変更することとなる。この場合、まず、上述したように操作部270を操作してネジ部250を回転させ、図10(a)に示すように第1移動部220をロータリー部262に位置させる。
次に、図10(b)に示すように第1移動部220を、その移動方向に対する直交軸上で時計回りに回転させる。第1移動部220を略180度回転させると、図10(c)に示すように、第1移動部220の第1固定部210と対向する側面は、ビット224を有する側面となる。これにより、第1固定部210および第1移動部220を用いてバイス型コネクタ170を挟持することが可能となる。
そして、再度ボルト型コネクタ(小)150を使用する場合には、図10(c)に示す状態の第1移動部220を、図10(d)に示すように再度時計回りに回転させる。かかる第1移動部220を略180度回転させると、第1移動部は図10(a)に示す状態となり、再度ボルト型コネクタ(小)を挟持可能となる。
なお、上記の説明においては、第1移動部220を時計周りに回転させたが、これに限定するものではなく、かかる第1移動部220は反時計周りに回転することも可能である。
以上説明したように、本実施形態にかかるコネクタ保持工具200によれば、第1移動部220および第2移動部240を移動させ、また第1移動部220の用いる側面を変更することにより、すべての銅製コネクタ、すなわちボルト型コネクタ(小)150、ボルト型コネクタ(大)160、バイス型コネクタ170を当該コネクタ保持工具200に保持することが可能となる。
図11は、ロック機構284を用いたケーシング260の回転を説明する図である。例えば図11(a)に示す状態、すなわち第1固定部210および第1移動部220が上面に位置している状態のケーシング260を回転させる場合、まず棒材取付部280の頭部286を上方にスライドさせる(図4(a)参照)。これにより、ロック機構284が解除され、ケーシング260が回転可能となる。そして、ケーシング260を棒材取付部280に対して時計周りに90度回転させると、図11(b)に示す状態となる。ここで、上方にスライドさせた頭部286を元に位置に戻すと、図11(b)に示す位置でケーシング260が固定される。
頭部286を元の位置に戻さずに(ロック機構を解除したままで)、ケーシング260を図11(b)に示す状態から更に90度回転させると、図11(c)に示す状態となる。これにより、第2固定部230および第2移動部240がケーシング260の上面に位置している状態となる。そして、ケーシング260を、図11(c)に示す状態から更に90度回転させると、図11(d)に示す状態となる。なお、図11(c)に示す状態で、また図11(d)に示す状態で、頭部286を元の位置に戻せば、各々その状態でケーシング260は固定される。
上述した操作により、当該コネクタ保持工具200にコネクタを保持した後にかかるコネクタを絶縁電線110およびPD線120に接続する作業を行う際に、当該コネクタ保持工具200のコネクタを挟持している面、すなわちケーシング260の、第1固定部210および第1移動部220を有する面、または第2固定部230および第2移動部240を有する面が、適切な位置になるよう変更することが可能となる。
またケーシング260が上記のように回転可能であることで、第1固定部210および第1移動部220にコネクタを挟持する際には、ケーシング260の第1固定部210および第1移動部220を有する面を上面にし、第2固定部230および第2移動部240にコネクタを挟持する際には、ケーシング260の第2固定部230および第2移動部240を有する面を上面にすることができる。したがって、いずれの面を用いる場合においても、その用いる面を上面とすることができ、当該コネクタ保持工具200にコネクタを保持する作業を効率的に行うことが可能となる。
図12は、コネクタを保持した当該コネクタ保持工具200を示す図である。図12(a)はボルト型コネクタ(小)150を保持した当該コネクタ保持工具200を、図12(b)はボルト型コネクタ(大)160を保持した当該コネクタ保持工具200を、図12(c)はバイス型コネクタ170を保持した当該コネクタ保持工具200を示している。
当該コネクタ保持工具200を用いてボルト型コネクタ(小)150(ボルト152)を保持する場合、まず、第1移動部220の爪222を有する側面と第1固定部210とを対向させ、ケーシング260上の第1固定部210と第1移動部220の間にボルト152を載置する(図9(a)参照)。
次に、操作部270を操作してネジ部250を回転させ(図9参照)、第1移動部220を第1固定部210と近接させることで、これらによりかかるボルト152を挟持し、当該コネクタ保持工具200にボルト152を保持する。そして、当該コネクタ保持工具200の上方からナット154(図2(a)参照)を嵌合させることができるように、ボルト152の分割ネジ部152aの開口が上方を向くようケーシング260を回転させる。以上の操作(方法)により、当該コネクタ保持工具200は図12(a)に示す状態となる。
当該コネクタ保持工具200を用いてボルト型コネクタ(大)160(ボルト162)を保持する場合、まず、ケーシング上の第2固定部230および第2移動部240の間にボルト162を載置する(図11(c)参照)。
次に、操作部270を操作してネジ部250を回転させ(図9参照)、第2移動部240を第2固定部230と近接させることで、これらによりかかるボルト162を挟持し、当該コネクタ保持工具200にボルト162を保持する。そして、当該コネクタ保持工具200の上方からナット164(図2(b)参照)を嵌合させることができるように、ボルト162の分割ネジ部162aの開口が上方を向くようケーシング260を回転させる。以上の操作(方法)により、当該コネクタ保持工具200は図12(b)に示す状態となる。
当該工具を用いてバイス型コネクタ170を保持する場合、まず、第1移動部220のビット224を有する側面と第1固定部210とを対向させ、ケーシング260上の第1固定部210と第1移動部220の間にバイス型コネクタ170を載置する(図10(c)参照)。
次に、操作部270を操作してネジ部250を回転させ(図9参照)、第1移動部220を第1固定部210と近接させることで、これらによりかかるバイス型コネクタ170を挟持し、当該コネクタ保持工具200にバイス型コネクタ170を保持する。そして、当該工具の上方からボルト172を回転させることができるように、バイス型コネクタ170の上方にボルト172が位置するようケーシング260を回転させる。以上の操作(方法)により、当該コネクタ保持工具200は図12(c)に示す状態となる。
以上説明したように、当該コネクタ保持工具200にコネクタを保持し、コネクタを保持したケーシング260の側面が適切な位置になるように回転させることで、かかるコネクタを保持したコネクタ保持工具200を用いて、間接活線工法において、高圧銅電線(絶縁電線110)への高圧引下げ線(PD線120)の接続作業を行うことが可能となる。
以下に、本実施形態にかかるコネクタ保持工具200を用いた高圧銅電線(絶縁電線110)への高圧引下げ線(PD線120)の接続作業について説明する。図13は、当該コネクタ保持工具200を用いた間接活線工法における高圧銅電線への高圧引下げ線の接続作業を説明する図である。なお、当該コネクタ保持工具200にコネクタを保持するまでの工程(過程)についての説明は、上述した当該コネクタ保持工具200の説明と重複するため略載する。
本実施形態にかかるコネクタ保持工具200を用いて間接活線工法において高圧銅電線(絶縁電線110)へ高圧引下げ線(PD線120)を接続する場合、上述したように、ケーシング上の第1固定部210および第1移動部220の間、または第2固定部230および第2移動部240の間にコネクタを載置し、操作部270を操作してネジ部250を回転させる。これにより、第1移動部220が第1固定部210に、または第2移動部240が第2固定部230に近接し、当該コネクタ保持工具200にコネクタが挟持される。そして、ケーシング260のコネクタを挟持した面が適切な位置になるよう、かかるケーシング260を回転させる。このような作業により、例えばコネクタとしてバイス型コネクタ170を用いる場合には、かかるコネクタを挟持(保持)した工具は図12(c)に示す状態となる。
次に、図12(c)に示した状態のコネクタ保持工具200の棒材取付部280の取付溝282に棒材300の装着部300aを挿入し、当該コネクタ保持工具200に間接活線工法に用いる棒材300(操作工具)を取り付ける。これにより、当該コネクタ保持工具200は図7(b)に示す状態となる。
作業者は、図7(b)に示す状態のコネクタ保持工具200に取り付けられた棒材300を操作し、図13(a)に示すように、バイス型コネクタ170を保持したコネクタ保持工具200を絶縁電線110およびPD線120の接続部付近に近接させる。そして、バイス型コネクタ170の挿入孔(図3(c)参照)に絶縁電線110およびPD線120を挿入すると、図13(b)に示す状態となる。
コネクタ保持工具200を図13(b)に示す状態としたら、間接活線工法専用のボルト締付工具(図示せず)を用いてバイス型コネクタ170のボルト172を図13(b)の矢印方向に回転させて締結し、バイス型コネクタ170により絶縁電線110の芯線112とPD線120の芯線112と挟持し、これらを接続する。そして、操作部270を図13(b)の矢印方向(時計回り)に回転させることで第1移動部220と第2固定部230を離隔させ、コネクタ保持工具200をバイス型コネクタ170から脱着する。
なお、上記の説明ではバイス型コネクタ170を用いる場合を例示して説明したが、これに限定するものではなく、上記の説明は、ボルト型コネクタ(小)150およびボルト型コネクタ(大)160を用いる場合においても適用可能である。ただし、ボルト型コネクタ(小)150またはボルト型コネクタ(大)160を用いる場合には、かかるコネクタに絶縁電線110の芯線112およびPD線120の芯線122を挿入する際に、コネクタ保持工具200およびコネクタを図12(a)または(b)に示す状態とし、芯線112および芯線122を挟持する際には、ボルト152にナット154を、またはボルト162にナット164を嵌合するものとする。
上記説明したように、本実施形態にかかるコネクタ保持工具200およびコネクタ保持方法によれば、高圧銅電線へ接続するコネクタ、すなわち銅製コネクタを第1固定部210および第1移動部220の間、または第2固定部230および第2移動部240の間に載置し、第1移動部220または第2移動部240を移動させて、保持(挟持)することができる。また、当該コネクタ保持コネクタ保持工具200が棒材取付部280を備えることで、コネクタを保持したコネクタ保持工具200を間接活線工法において用いる棒材300(操作棒)に取り付け、間接活線工法にて高圧銅電線へ銅製コネクタを接続する作業を行うことができる。したがって、直接活線工法を用いずに済むため、停電の回避、作業者の安全確保、作業効率の向上が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、間接活線工法において高圧銅電線へ接続するコネクタを保持するためのコネクタ保持工具およびコネクタ保持方法として利用することができる。
100 …電柱、110 …絶縁電線、112 …芯線、114 …被覆、120 …PD線、122 …芯線、124 …被覆、130 …変圧器、140 …接続部、142 …コネクタカバー、144 …絶縁テープ、150 …ボルト型コネクタ(小)、152 …ボルト、152a …分割ネジ部、152b …U字部、154 …ナット、156 …挿入孔、160 …ボルト型コネクタ(大)、162 …ボルト、162a …分割ネジ部、162b …U字部、164 …ナット、166 …挿入孔、170 …バイス型コネクタ、172 …ボルト、174 …第1部材、174a …嵌合歯、176 …第2部材、176a …嵌合溝、178 …挿入孔、200 …コネクタ保持工具、202 …クランプ、210 …第1固定部、212 …ビット、220 …第1移動部、222 …爪、224 …ビット、230 …第2固定部、232 …ビット、234 …凹部、240 …第2移動部、242 …爪、250 …ネジ部、260 …ケーシング、262 …ロータリー部、264 …段部、266 …移動範囲、270 …操作部、280 …棒材取付部、282 …取付溝、284 …ロック機構、286 …頭部、290 …自在継手、300 …棒材、300a …装着部

Claims (13)

  1. 間接活線工法において、銅からなる芯線を備えた高圧銅電線へ接続するコネクタを保持するためのコネクタ保持工具であって、
    固定部と、移動部と、ネジ部と、を有するクランプと、
    前記ネジ部を回転させる操作部と、
    前記クランプのケーシングに連結された棒材取付部と、
    を備えることを特徴とするコネクタ保持工具。
  2. 当該コネクタ保持工具は、
    前記ケーシングに対して前記固定部と反対側に設けられた第2固定部と、
    前記ケーシングに対して前記移動部と反対側に設けられた第2移動部と、
    を更に備え、
    前記ケーシングは、前記棒材取付部に対して回転可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持工具。
  3. 当該コネクタ保持工具は、前記ケーシングを前記棒材取付部に対して所定の角度で固定するロック機構を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ保持工具。
  4. 前記移動部は、その移動方向に対する直交軸上で回転可能であり、
    前記移動部の複数の側面は、前記保持するコネクタの形状に応じた形状であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持工具。
  5. 前記ケーシングは、前記移動部の移動範囲の中途部に、前記移動部の回転を許容するロータリー部を有することを特徴とする請求項4に記載のコネクタ保持工具。
  6. 前記ロータリー部は、種類の異なる前記コネクタを挟持する際のそれぞれの前記移動部の位置の間に設けられることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ保持工具。
  7. 前記移動部および前記第2移動部は爪を有し、
    前記爪は、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタに対して、該分割ネジ部の両側且つ該U字部の上方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ保持工具。
  8. 前記固定部もしくは前記第2固定部または前記移動部もしくは前記第2移動部は、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタの該分割ネジ部の下端を収容する凹部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ保持工具。
  9. 前記ケーシングは、複数の分割ネジ部と、これらを連結するU字部とからなるボルト型コネクタの該U字部の幅よりやや広く且つ周辺より窪んだ段部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持工具。
  10. 当該コネクタ保持工具は、前記ネジ部と前記操作部の間に設けられる自在継手を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持工具。
  11. 前記操作部は環状であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持工具。
  12. 間接活線工法におけるコネクタ保持方法であって、
    固定部と、その移動方向に対する直交軸上で回転可能な移動部と、ネジ部と、を有するクランプと、該ネジ部を回転させる操作部と、該クランプのケーシングに連結された棒材取付部と、を備えるコネクタ保持工具を用いて、
    前記移動部を回転させることにより、異なる種類の銅製のコネクタに応じた形状の側面を前記固定部に対して離接させることを特徴とするコネクタ保持方法。
  13. 間接活線工法におけるコネクタ保持方法であって、
    クランプのケーシングの一方側に固定部と移動部を備え、他方側に異なる種類の銅製コネクタに応じた形状の第2固定部と第2移動部を備え、
    保持する銅製のコネクタの種類に応じて、前記固定部と移動部、または前記第2固定部と第2移動部によって前記銅製のコネクタを挟持することを特徴とするコネクタ保持方法。
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