JP2010175446A - 状態診断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】断対象の機器についての複数の監視項目が、主監視項目と該主監視項目の状態に応じて挙動が変化する従監視項目とに区分けして格納されている記憶部11と、該診断対象の各監視項目における計測データを逐次収集し、蓄積する計測データ収集部12と、各従監視項目の計測データを、該計測データが取得されたときの該主監視項目の状態に応じて区分するデータ区分部13と、各区分における該従監視項目の計測データを用いて、該区分毎に従監視項目の正常範囲を設定する正常範囲設定部14と、各区分における従監視項目の正常範囲を用いて該機器の状態を評価する評価部15とを備える。正常範囲設定部14は、計測データ収集部12に逐次蓄積される計測データのうち、現在から過去所定期間において蓄積された計測データを用いて正常範囲を随時更新する。
【選択図】図1
Description
本発明は、診断対象の機器についての複数の監視項目が、主監視項目と該主監視項目の状態に応じて挙動が変化する従監視項目とに区分けして格納されている記憶手段と、該診断対象の各監視項目における計測データを逐次収集し、蓄積する計測データ収集手段と、前記計測データ収集手段によって収集された各従監視項目の計測データを、該計測データが取得されたときの該主監視項目の状態に応じて区分するデータ区分手段と、各区分における該従監視項目の計測データを用いて、該区分毎に従監視項目の正常範囲を設定する正常範囲設定手段と、該正常判定設定手段によって設定された各区分における従監視項目の正常範囲を用いて該機器の状態を評価する評価手段とを備え、前記正常範囲設定手段は、前記計測データ収集手段に逐次蓄積される計測データのうち、現在から過去所定期間において蓄積された計測データを用いて前記正常範囲を随時更新する状態診断装置を提供する。
このように、本発明によれば、時系列で動的に変化する正常範囲を用いて機器の診断を行うので、機器の状態の変化を追うことができ、正常状態から異常状態へ変化するその途中経過を把握することができる。これにより、異常の兆候を検知することができ、異常が発生する前に的確な措置を講じることが可能となる。
また、本発明によれば、主監視項目の状態に応じて従監視項目の計測データを区分し、区分毎に正常範囲を設定するので、機器の診断をより詳細に行うことが可能となる。これにより、機器の状態をより的確に評価することが可能となる。
下限値:μ−α*σ
上限値:μ+α*σ
ここで、平均値μ、標準偏差σは、それぞれ以下の(1)式、(2)式で表される。
まず、主機または主機の周辺に取り付けられた各種センサによって検出された計測データが計測データ収集部12に収集される(図2のステップSA1)。このようにして収集された各計測データは、計測データ収集部12において、その計測データが計測された時間情報が対応付けられて監視項目毎に格納される。
例えば、主監視項目として主軸回転数を想定した場合には、20rmpから最高回転数×1.05までの回転数範囲を1rmp刻みで区分し、この区分に基づいて各従監視項目の計測データを区分する。これにより、例えば、軸受温度であれば、主軸回転数20rmpのときに計測された軸受温度の測定データ群、主軸回転数21rmpのときに計測された軸受温度の測定データ群といったように、従監視項目の計測データが区分される。
なお、計測データ収集部12に格納されている各測定データには、その測定データが測定された時刻情報が対応付けられているので、この時刻情報をキーとして、各従監視項目の測定データが取得されたときの主監視項目の状態を把握することができる。
図3に、主軸回転数に対する軸受温度の正常範囲の一例を、図4に主機出力に対する軸受温度の正常範囲の一例を示す。図3において、横軸は主軸回転数、縦軸は軸受温度を示しており、図4において、横軸は主機出力、縦軸は軸受温度を示している。図3および図4では、係数αを1.5に設定した場合を示している。また、図4では、250kW刻みで算出した正常範囲を滑らかな曲線となるように繋ぎ合わせることで、正常範囲を連続的に設定している。更に、図3及び図4において、従来から異常判定に用いられているアラーム設定値を示している。軸受温度がこのアラーム設定値を超えた場合には、異常が実際に発生していると判定される。
また、診断対象機器から実際に取得した測定データを用いて正常範囲を設定するので、その機器により適した正常範囲を設定することができる。
このように、本発明によれば、時系列で動的に変化する正常範囲を用いて機器の診断を行うので、機器の状態の変化を追うことができ、正常状態から異常状態へ変化するその途中経過を把握することができる。これにより、異常の兆候を検知することができ、異常が発生する前に的確な措置を講じることが可能となる。
更に、主監視項目の状態に応じて従監視項目の計測データを区分し、区分毎に正常範囲を設定するので、機器の診断をより詳細に行うことが可能となる。これにより、機器の状態をより的確に評価することが可能となる。
例えば、正常範囲設定部14により随時更新される正常範囲を時系列で比較していき、今まで設定されてきた正常範囲の傾向と今回設定された正常範囲の傾向とが著しく異なっていた場合に異常の兆候を検知することとしてもよい。
上記発散的な所定量以上のズレとは、例えば、回転数が上昇するにつれてズレの度合いが大きくなる場合や、主機出力が上昇するにつれてズレの度合いが大きくなるような場合をいう。
なお、複数の主監視項目(例えば、互いに関連する主監視項目)における最新の正常範囲が、過去に採取された正常範囲と比較して所定量以上ずれた場合に、異状の兆候を検知することとしてもよい。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。
11 記憶部
12 計測データ収集部
13 データ区分部
14 正常範囲設定部
15 評価部
Claims (5)
- 診断対象の機器についての複数の監視項目が、主監視項目と該主監視項目の状態に応じて挙動が変化する従監視項目とに区分けして格納されている記憶手段と、
該診断対象の各監視項目における計測データを逐次収集し、蓄積する計測データ収集手段と、
前記計測データ収集手段によって収集された各従監視項目の計測データを、該計測データが取得されたときの該主監視項目の状態に応じて区分するデータ区分手段と、
各区分における該従監視項目の計測データを用いて、該区分毎に従監視項目の正常範囲を設定する正常範囲設定手段と、
該正常判定設定手段によって設定された各区分における従監視項目の正常範囲を用いて該機器の状態を評価する評価手段と
を備え、
前記正常範囲設定手段は、前記計測データ収集手段に逐次蓄積される計測データのうち、現在から過去所定期間において蓄積された計測データを用いて前記正常範囲を随時更新する状態診断装置。 - 前記正常範囲設定手段は、各区分における計測データの平均値と標準偏差から正常範囲を設定する請求項1に記載の状態診断装置。
- 前記評価手段は、現在の従監視項目の計測データと、該計測データが該当する区分の正常範囲とを比較し、該計測データが該正常範囲外であった場合に異常の兆候ありと判定する請求項1または請求項2に記載の状態診断装置。
- 前記評価手段は、前記正常範囲設定手段によって随時更新される正常範囲の推移に基づいて該機器の状態を評価する請求項1から請求項3のいずれかに記載の状態診断装置。
- 前記診断対象は舶用の主機タービンである場合において、
前記複数の監視項目は、主軸回転数、主機出力、軸受温度、振動、蒸気温度、圧力であり、
前記主監視項目は、主軸回転数および主機出力、前記従監視項目は、軸受温度、振動、蒸気温度、圧力である請求項1から請求項4のいずれかに記載の状態診断装置。
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