JP2010167806A - 乗員保護装置 - Google Patents

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【課題】エアバッグならびに点火によって前記エアバッグを展開させるインフレータを含んで乗員用ジャケットに設けられるエアバッグ装置と、インフレータの点火制御を行う制御ユニットとを備える乗員保護装置において、制御ユニットの保護を容易としつつ乗員用ジャケットの軽量化を可能とする。
【解決手段】制御ユニット78が車両に設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアバッグならびに点火によって前記エアバッグを展開させるインフレータを含んで乗員用ジャケットに設けられるエアバッグ装置と、前記インフレータの点火制御を行う制御ユニットとを備える乗員保護装置に関する。
エアバッグ装置が設けられる乗員用ジャケットに、エアバッグ装置の異常を報知するための異常報知器、ならびに異常報知器の作動を制御する制御ユニットとが設けられたものが、特許文献1等で知られている。
国際公開02/19850号パンフレット
ところが、上記特許文献1で開示されるように、乗員用ジャケットに制御ユニットが設けられる構成では、乗員用ジャケットが重くなるだけでなく、制御ユニットの保護も難しくなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、制御ユニットの保護を容易としつつ乗員用ジャケットの軽量化を可能とした乗員保護装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エアバッグならびに点火によって前記エアバッグを展開させるインフレータを含んで乗員用ジャケットに設けられるエアバッグ装置と、前記インフレータの点火制御を行う制御ユニットとを備える乗員保護装置において、前記制御ユニットが車両に設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記制御ユニットは、前記エアバッグ装置の異常を検知する機能を備え、該制御ユニットによる異常検知に応じて報知作動する異常報知手段が前記車両に設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置するようにして車両に設けられるメーターの周囲に、前記異常報知手段が配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記異常報知手段が、その報知作動時に光を点滅させるインジケーターランプであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記乗員用ジャケットにはバッテリが取付けられており、前記制御ユニットは、前記エアバッグ装置の異常ならびに前記バッテリの交換時期の少なくとも一方を検知して前記異常報知手段を報知作動せしめることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記制御ユニットが設けられる車両に、前記インフレータを点火するための信号を前記制御ユニットに入力する衝撃検出センサと、前記制御ユニットに接続される車両側送・受信機と、車両側送・受信機に接続される車両側アンテナとが設けられ、前記乗員用ジャケットに、前記エアバッグ装置に接続されるジャケット側送・受信機と、前記車両側アンテナとの間の無線通信を行うようにして前記ジャケット側送・受信機に接続されるジャケット側アンテナとが設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、インフレータの点火制御を行う制御ユニットが車両に設けられるので、乗員用ジャケットの軽量化を図ることが可能となるとともに、制御ユニットを保護することが容易となる。
請求項2記載の発明によれば、エアバッグ装置の異常を制御ユニットが検知したときに報知作動する異常報知手段が車両に設けられるので、乗員用ジャケットの更なる軽量化が可能となるだけでなく、車両に乗車した乗員がエアバッグ装置の異常を容易に確認することができる。
請求項3記載の発明によれば、乗車状態にある乗員の視界の範囲内で車両に設けられるメーターの周囲に異常報知手段が配置されることによって、車両に乗車した乗員がエアバッグ装置の異常をより一層容易に確認することができる。
請求項4記載の発明によれば、異常報知手段が光を点滅させるインジケーターランプから成るので、異常報知手段のコンパクトな配置が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、エアバッグ装置の異常ならびに乗員用ジャケットに設けられるバッテリの交換時期の少なくとも一方を、異常報知手段の報知作動によって確認することができ、エアバッグ装置の修理もしくはバッテリの交換を乗員に促すことができる。
さらに請求項6記載の発明によれば、車両および乗員用ジャケット間で無線通信による信号の授受を行うので、車両に対する乗員の乗り降り時に、車両および乗員用ジャケット間をケーブルで接続したり、その接続を解除したりする手間を省くことができる。
実施例1を示すものであって乗員乗車状態での自動二輪車の側面図である。

乗員用ジャケットを広げた状態で示す図である。 図2の3−3線拡大断面図である。 エアバッグ装置を乗員用ジャケットに装着する前の状態でのエアバッグ装置および乗員用ジャケットの斜視図である。 バックプロテクタおよびインフレータを示す斜視図である。 図1の6矢視図である。 実施例2の図1に図6に対応した図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図6を参照しながら本発明の実施例1について説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体Bは、下端部で前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連なる操向ハンドル12を前端部で軸支する車体フレーム(図示せず)と、その車体フレームを覆う車体カバー13とで構成されており、車体カバー13で覆われたパワーユニット(図示せず)から伝達される動力で駆動される後輪WRが上下揺動可能として前記車体フレームの中間部に支承され、車体フレームの後部および後輪WR間にはリヤクッションユニット14が設けられる。また前記車体カバー13の後部上には、車体カバー13に設けられた左右一対のステップフロア13a…に足を載せるようにして乗員が座る乗車用シート15が配設される。
前記乗車用シート15に座る乗員が着用する乗員用ジャケット16にはエアバッグ装置17が設けられ、自動二輪車の車体Bのたとえば後部には、車体カバー13の後部で覆われるようにして衝撃検出センサ18が配設される。
図2〜図4において、乗員用ジャケット16は、通気性を有するメッシュ素材で大部分が形成される内布19と、耐風性や耐水性を有する非通気性素材から成る外布20とから成るものであって、乗員の背中を覆う背部21と、該背部21の右側に連なって乗員の胸部を覆う前身ごろ部22とを有し、乗員が左右の腕を通すための左腕孔23および右腕孔24が乗員用ジャケット16に設けられる。しかも乗員用ジャケット16の左脇および前記前身ごろ部22間にはメインファスナ25が設けられる。すなわちメインファスナ25の一部を構成して対をなすエレメント列25a,25bの一方25aが乗員用ジャケット16の左脇に設けられ、他方のエレメント列25bが前身ごろ部22に設けられる。
また左側の前記エレメント列25aの近傍で前記乗員用ジャケット16の内布19には、上下に延びる左開口部26が設けられ、右側の前記エレメント列25bの近傍で前記前身ごろ部22の内布19には、上下に延びる右開口部27が設けられる。さらに乗員用ジャケット16の背部21の上部において、内布19には左右一対の上部引き出し孔28,28が設けられ、前記背部21の下部において、内布19には左右一対の下部引き出し孔29,29が設けられる。
図5を併せて参照して、エアバッグ装置17は、エアバッグ32と、点火によって前記エアバッグ32を展開させるインフレータ33と、該インフレータ33に点火するコンデンサを含む点火回路34とを備える。
エアバッグ32は、表皮材35および裏面材36が縫製または接着されて袋状に形成されるものであり、背部37と、背部37の下部両側から延出される左脇腹部38および右脇腹部39と、前記背部37の上部から延出される左肩掛け部40および右肩掛け部41と、左肩掛け部40の先端に連設される左胸当て部42と、右肩掛け部41の先端に連設される胸および腹当て部43とを有し、右脇腹部39と胸および腹当て部43とは補助ファスナ44で繋がれる。
図3に注目して、前記インフレータ33および点火回路34はインフレータ固定板46に固定されるものであり、前記インフレータ33、前記点火回路34および前記インフレータ固定板46は、エアバッグ32の背部21に収容される。而してインフレータ固定板46は、エアバッグ32の裏面材36、パッキン47および支持板48を、乗員用ジャケット16の一部を構成するバックプロテクタ49との間に介在させて該バックプロテクタ49に取付けられる。而してバックプロテクタ49は、硬質合成樹脂により形成されて上下に並ぶとともにスポンジ等の弾性材から成るクッション部材50に取付けられる複数のプロテクタ片51〜56から成り、各プロテクタ片51〜56の上部は、バックプロテクタ49全体およびクッション部材50の屈曲を可能とすべく、プロテクタ片51〜56の一部が相互に重なるように配置される。また前記インフレータ33および点火回路34が配設される部分は、後方に膨らんだ形状を有するとともに後方に動いて外れることができるパッド57によって後方から覆われる。
また前記クッション部材50の上部からは左右一対のショルダーベルト58,58が延出され、前記クッション部材50の下部からは第1ウエストバンド59,59が左右両側に延出され、バックプロテクタ49の下部からは第1ウエストバンド59…に重なる第2ウエストバンド60,60が長さを調節可能として左右両側に延出される。第1ウエストバンド59…の先端同士は面ファスナで着脱可能に連結されるものであり、第2ウエストバンド60…の先端同士は相互に着脱可能な連結される。またショルダーベルト58…の先端部は第2ウエストバンド60…の中間部に着脱可能に連結される。
このようなエアバッグ装置17は、前記クッション部材50、前記バックプロテクタ49および前記パッド57等とともに、前記乗員用ジャケット16の内布19および外布20間に挿入されるようにして乗員用ジャケット16に設けられるものであり、乗員用ジャケット16の上部引き出し孔28…からショルダーベルト58…が引き出され、乗員用ジャケット16の下部引き出し孔29…から第1および第2ウエストベルト59…,60…が引き出される。
またエアバッグ32における左脇腹部38の先端下部と、左胸当て部42の先端部と、胸および腹当て部43の先端側上部および下部とには、雄ホック61,61…が設けられ、乗員用ジャケット16において左開口部26の上部および下部内側と、右開口部27の上部および下部内側とには、前記雄ホック61,61…を係合し得る雌ホック62,62…が設けられる。
前記エアバッグ32における胸および腹当て部43の先端にはエレメント列63が設けられ、このエレメント列63とともにファスナ65を構成するエレメント列64が、その一部をエアバッグ32における左脇腹部38の上部から上方に延ばすようにして左脇腹部38の先端部に設けられる。また前記エアバッグ32における左脇腹部38の先端には、前記エレメント列64の上部に並列して上方に延びるエレメント列66が設けられ、このエレメント列66とともにファスナ68を構成するエレメント列67が左胸当て部42の先端に設けられる。
エアバッグ装置17を乗員用ジャケット16に取り付けるにあたっては、乗員用ジャケット16の上部引き出し孔28…からショルダーベルト58…を引き出すとともに、下部引き出し孔29…から第1および第2ウエストベルト59…,60…を引き出すようにして、エアバッグ32を乗員用ジャケット16の内布19および外布20間に挿入した状態で、前記雄ホック61,61…および前記雌ホック62,62…を係合してエアバッグ32を乗員用ジャケット16に仮止めする。次いでエアバッグ32の左胸当て部42の先端を乗員用ジャケット16の左開口部26に臨ませてファスナ68によって該エアバッグ32の左脇腹部38に繋げることで、エアバッグ32が乗員に着用され得る状態となり、乗員用ジャケット16の左開口部26に臨んだエレメント列64が左胸当て部42および左脇腹部38に連設された状態となる。さらに乗員用ジャケット16の右開口部27に臨ませたエアバッグ32の胸および腹当て部43を、ファスナ65によってエアバッグ32の左胸当て部42および左脇腹部38に繋げることで、乗員用ジャケット16に設けられたエアバッグ32が乗員に着用されることになる。
図1において、自動二輪車には、自動二輪車に設けられた衝撃検出センサ18が衝撃を検出するのに応じて前記インフレータ33の点火制御を行う制御ユニット78が設けられるものであり、この実施例1では、制御ユニット78が、自動二輪車の車体Bのたとえば後部に、車体カバー13の後部で覆われるようにして配設される。
ところで前記インフレータ33を点火させるための信号を授受すべく乗員用ジャケット16および自動二輪車間では、低出力の高周波信号を用いた無線通信が行われるものであり、制御ユニット78に接続される車両側送・受信機79と、車両側送・受信機79に接続される車両側アンテナ80とが自動二輪車に設けられ、乗員用ジャケット16に、前記エアバッグ装置17の点火回路34に接続されるジャケット側送・受信機81と、前記車両側アンテナ80との間の無線通信を行うようにして前記ジャケット側送・受信機81に接続されるジャケット側アンテナ82とが設けられる。
しかも車両側アンテナ80およびジャケット側アンテナ82が、乗員の自動二輪車への乗車時に相互に対面する位置で自動二輪車および前記乗員用ジャケット16にそれぞれ配設されるものであり、この実施例1では、自動二輪車の車体Bの後部に配設される車両側送・受信機79に接続される車両側アンテナ80が、乗車用シート15の後方で車体カバー13の後端から上方に突出するように配置されるのに対して、ジャケット側送・受信機81およびジャケット側アンテナ82は、ジャケット側アンテナ82を車両側アンテナ80に対面させるようにして乗員用ジャケット16の背部21に設けられる。
而して前記ジャケット側送・受信機81および前記ジャケット側アンテナ82は、乗員用ジャケット16を構成する複数の部品のうち剛性を有する部品、たとえば乗員の背面に臨んで上下に延びるバックプロテクタ49の背面に取付けられ、ジャケット側アンテナ82は、バックプロテクタ49の背面にその上下方向に沿うように配置される。
図6において、操向ハンドル12よりも前方で自動二輪車の車体Bには、乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置するようにしてインストルメントパネル83が設けられ、そのインストルメントパネル83には、速度メーター84およびタコメーター85を備えるメータユニット86が設けられる。
ところで前記制御ユニット78は、前記エアバッグ装置17における点火回路34の異常を検知する機能を備え、該制御ユニット78による異常検知に応じて報知作動する異常報知手段87Aが自動二輪車に設けられるものであり、この異常報知手段87Aは、乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置する前記タコメーター85の周囲に配置されるようにして、前記メーターユニット86に設けられる。
前記乗員用ジャケット16には、インフレータ33を点火させるための図示しないバッテリが取付けられており、前記制御ユニット78は、前記エアバッグ装置17の異常ならびに前記バッテリの交換時期の少なくとも一方、この実施例1では両方を検知して前記異常報知手段87Aを報知作動せしめるものであり、異常報知手段87Aは、エアバッグ装置17の異常検出に応じた報知作動時に光を点滅させる第1インジケーターランプ88と、バッテリの交換時期を検出したときの報知作動に応じて光を点滅させる第2インジケーターランプ89とから成る。
次にこの実施例1の作用について説明すると、乗員用ジャケット16に設けられるエアバッグ装置17のインフレータ33を点火させるようにしてインフレータ33の点火制御を行う制御ユニット78が自動二輪車に設けられるので、乗員用ジャケット16に制御ユニット78が設けられるものに比べて、乗員用ジャケット16の軽量化を図ることが可能となるとともに、制御ユニット78を保護することが容易となる。
また制御ユニット78が設けられる自動二輪車に、インフレータ33を点火するための信号を制御ユニット78に入力する衝撃検出センサ18と、制御ユニット78に接続される車両側送・受信機79と、車両側送・受信機79に接続される車両側アンテナ80とが設けられ、乗員用ジャケット16に、エアバッグ装置17に接続されるジャケット側送・受信機81と、車両側アンテナ80との間の無線通信を行うようにして前記ジャケット側送・受信機81に接続されるジャケット側アンテナ82とが設けられるようにして、自動二輪車および乗員用ジャケット16間で無線通信による信号の授受を行うので、自動二輪車に対する乗員の乗り降り時に、自動二輪車および乗員用ジャケット16間をケーブルで接続したり、その接続を解除したりする手間を省くことができる。
しかも車両側アンテナ80およびジャケット側アンテナ82が、乗員の自動二輪車への乗車時に相互に対面する位置で自動二輪車および乗員用ジャケット16にそれぞれ配設されるので、エアバッグ装置17が設けられた乗員用ジャケット16を着用した乗員が自動二輪車に乗車した際に、車両側アンテナ80およびジャケット側アンテナ82を対面させることで、低出力の高周波信号を用いて、高速度かつ確実な無線通信を行うことを可能とし、エアバッグ32を必要なときに確実に膨張させるようにことができる。
しかもジャケット側アンテナ82が乗員用ジャケット16を構成する複数の部品のうち剛性を有する部品、たとえば乗員の背面に臨んで上下に延びるバックプロテクタ49に、その上下方向に沿うようにジャケット側アンテナ82が取付けられるので、乗員の動きに追随する乗員用ジャケット16にジャケット側アンテナ82を設けるようにしても、ジャケット側アンテナ82の位置を固定的に維持することを可能とし、確実な無線通信が可能となる。
しかも前記制御ユニット78はエアバッグ装置17の異常を検知する機能を備え、該制御ユニット78による異常検知に応じて報知作動する異常報知手段87Aが自動二輪車に設けられているので、乗員用ジャケット16の更なる軽量化が可能となるだけでなく、自動二輪車に乗車した乗員がエアバッグ装置17の異常を容易に確認することができる。
しかも前記異常報知手段87Aは、乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置するようにして自動二輪車に設けられるメーターたとえばタコメーター85の周囲に配置されるので、自動二輪車に乗車した乗員がエアバッグ装置17の異常をより一層容易に確認することができる。
また異常報知手段87Aが、その報知作動時に光を点滅させる第1および第2インジケーターランプ88,89から成るものであり、異常報知手段87Aのコンパクトな配置が可能となる。
さらに乗員用ジャケット16にはバッテリが取付けられており、制御ユニット78は、前記エアバッグ装置17の異常ならびに前記バッテリの交換時期の少なくとも一方、この実施例1では両方を検知して異常報知手段87Aを報知作動せしめるので、エアバッグ装置17の異常ならびに乗員用ジャケット16に設けられるバッテリの交換時期を、異常報知手段87Aの報知作動によって確認することができ、エアバッグ装置17の修理およびバッテリの交換を乗員に促すことができる。
本発明の実施例2について図7を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
インストルメントパネル83には、速度メーター84およびタコメーター85を備えるメータユニット86が設けられ、第1および第2インジケーターランプ88,89から成る異常報知手段87Bが,乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置する前記タコメーター85の周囲に配置されるようにして、インストルメントパネル83に設けられる。
この実施例2によっても上記実施例1と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、自動二輪車に関連して説明したが、本発明は自動三輪車や、荒れ地走行用の自動四輪車等に関連して実施することも可能である。
16・・・乗員用ジャケット
17・・・エアバッグ装置
18・・・衝撃検出センサ
32・・・エアバッグ
33・・・インフレータ
78・・・制御ユニット
79・・・車両側送・受信機
80・・・車両側アンテナ
81・・・ジャケット側送・受信機
82・・・ジャケット側アンテナ
85・・・メーターであるタコメーター
87A,87B・・・異常報知手段
88,89・・・インジケーターランプ

Claims (6)

  1. エアバッグ(32)ならびに点火によって前記エアバッグ(32)を展開させるインフレータ(33)を含んで乗員用ジャケット(16)に設けられるエアバッグ装置(17)と、前記インフレータ(33)の点火制御を行う制御ユニット(78)とを備える乗員保護装置において、前記制御ユニット(78)が車両に設けられることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記制御ユニット(78)は、前記エアバッグ装置(17)の異常を検知する機能を備え、該制御ユニット(78)による異常検知に応じて報知作動する異常報知手段(87A,87B)が前記車両に設けられることを特徴とする請求項1記載の乗員保護装置。
  3. 乗車状態にある乗員の視界の範囲内に位置するようにして車両に設けられるメーター(85)の周囲に、前記異常報知手段(87A,87B)が配置されることを特徴とする請求項2記載の乗員保護装置。
  4. 前記異常報知手段(87A,87B)が、その報知作動時に光を点滅させるインジケーターランプ(88,89)から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員保護装置。
  5. 前記乗員用ジャケット(16)にはバッテリが取付けられており、前記制御ユニット(78)は、前記エアバッグ装置(17)の異常ならびに前記バッテリの交換時期の少なくとも一方を検知して前記異常報知手段(87A,87B)を報知作動せしめることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の乗員保護装置。
  6. 前記制御ユニット(78)が設けられる車両に、前記インフレータ(33)を点火するための信号を前記制御ユニット(78)に入力する衝撃検出センサ(18)と、前記制御ユニット(78)に接続される車両側送・受信機(79)と、車両側送・受信機(79)に接続される車両側アンテナ(80)とが設けられ、前記乗員用ジャケット(16)に、前記エアバッグ装置(17)に接続されるジャケット側送・受信機(81)と、前記車両側アンテナ(80)との間の無線通信を行うようにして前記ジャケット側送・受信機(81)に接続されるジャケット側アンテナ(82)とが設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乗員保護装置。
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