JP2010158163A - 電池回路の制御装置、充電制御装置、これを用いた電子機器、および制御方法 - Google Patents

電池回路の制御装置、充電制御装置、これを用いた電子機器、および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保護回路を備えた二次電池を充電する場合に、検出誤差の影響を緩和し、所望の充電状態まで充電できるようにする。
【解決手段】電池電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路を制御する制御装置である。制御装置は、電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、読み出した電池電圧が保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、近接したと判定されたときに、出力インターフェースを通じて充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、電池の充電制御技術に関する。
充電電圧の上限が設けられている二次電池では、電池が過充電にならない様に電池電圧を監視するとともに、電池電圧が上限電圧を超えた場合に充電を停止させる保護回路が設けられている。
また、二次電池の充電は、充電回路によりなされる。充電回路は、定電流定電圧回路であり、充電電流と充電電圧を制御できる。その場合に、充電電圧が所定の上限電圧を超えないような制御がなされている。
特開2003−307555号公報 特開平6−233468号公報
しかし、保護回路での電池電圧の監視、および充電回路での充電電圧の監視には、誤差がともなう。したがって、本来、充電状態が満充電でないにも拘わらず、保護回路と充電回路との誤差で、充電が停止され、十分に充電できない場合もあった。
本発明の目的は、保護回路を備えた二次電池を充電する場合に、上述のような検出誤差の影響を緩和し、所望の充電状態まで充電できる二次電池の制御技術を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するために、以下の構成を採用した。ここでは、電池電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置を説明する。ここで、制御装置は、電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、読み出した電池電圧が保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、近接したと判定されたときに、出力インターフェースを通じて充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を備える。
このような構成により、電池電圧が保護電圧に近い状態では、充電電流を制限し、電池電圧が保護電圧を超えて、充電電流が停止されてしまう事態を可能な限り回避できる。
ここで、電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有してもよい。その結果、判定部は、いずれかのセルブロックの電圧が、セルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定し、電流制御部は、いずれかのセルブロックの電圧が、セルブロックの保護電圧にその限度まで近接したと判定されたときに、充電電流を制限すればよい。このような構成によって、セルブロックごとに電圧がセ
ルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定できる。すなわち、電池
全体ではなくセルブロックごとの電圧から、充電電流を制限すべきか、否かを判定できる。
また、電池電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置の他の態様は、電池保護回路の動作状態を示す信号を入力する入力インターフェースと、充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定部と、電池保護回路が充電電流を停止させた後に、電池電圧が保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定部と、電池電圧が保護電圧に達していない場合に、電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、出力インターフェースを通じて充電電流を所定の限度に制限して充電を再開する充電制御部と、を備えるものでもよい。すなわち、一旦、電池保護回路が充電電流を停止させた後に、電池電圧が保護電圧に達していない場合に、電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、出力インターフェースを通じて充電電流を所定の限度に制限して充電を再開することによっても、可能な限り電池への充電を継続できる。
また、他の態様は、上記制御装置と、電池回路とを組み合わせた充電制御装置としてもよい。また、他の態様は、電池と、充電制御装置と、負荷とを組み合わせた電子機器としてもよい。
本発明によれば、保護回路を備えた二次電池を充電する場合に、上述のような検出誤差の影響を緩和し、所望の充電状態まで充電する可能性を高めることができる。
電子機器のハードウェア構成を例示する図である。 充電回路の構成を例示するブロック図である。 充電制御装置の動作を例示する図である。 マイクロコンピュータによる従来の制御シーケンスを示す図である。 保護回路による保護がない場合の電流電圧の変化を例示する図である。 保護回路が動作した場合の電流電圧の変化を例示する図である。 第1実施形態での充電制御時の電流電圧の変化を例示する図である。 第1実施形態での充電制御処理を例示する図である。 充電電流減少制御処理の詳細を示す図である。 時間経過とともに、段階的に、充電電流を低下させた例である。 充電電圧が、規定電圧に達したとき、充電電流が0近くになるまで大きく低下させ、さらに、段階的に、充電電流を増加させた例である。 保護回路のリセット処理を例示する図である。 電子機器の詳細構成例である。 第3実施形態での充電制御処理を例示する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係る二次電池の充電回路およびその充電回路を用いた電子機器について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成には限定されない。
《第1実施形態》
以下、図1から図9の図面を参照して、本充電回路および電子機器を説明する。図1は、本電子機器のハードウェア構成を例示する図である。この電子機器は、携帯型の装置、例
えば、ノート型(あるいはラップトップ型ともいう)のパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、携帯用ゲーム機、電子辞書、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ビデオプレーヤ、携帯型テレビジョン受信機、携帯型ラジオ等である。
この電子機器は、バッテリパック1と、バッテリパック1に接続され、バッテリパック1から電力供給を受ける本体部2とを有する。バッテリパック1の形態としては、本体部2に内蔵されるものでも、本体部2に外付けされるものでもよい。なお、本体部2には、ACアダプタ3を通じて、商用交流電源からも電力供給可能となっている。
バッテリパック1(電池に相当)は、複数の電池セル11−1〜11−4を含む。この例では、電池セル11−1と11−2とが並列に結合され、電池セルブロックBLK1を構成している。また、電池セル11−3と11−4とが並列に結合され、電池セルブロックBLK2を構成している。さらに、電池セルブロックBLK1とBLK2とが直列に接続されている。
ただし、図1では、電池セル11−1〜11−4を示したが、電池セルの数が4個に限定される訳ではない。また、電池セルブロックは、2個の電池セルに限定される訳ではな
い。3個以上の電池セルを直列または並列に接続して、電池セルブロックを構成してもよい。また、3個以上の電池セルブロックを直列または並列に接続してバッテリパックを構成してもよい。以下、電池セルを総称して呼ぶ場合には、単に、電池セル11と呼ぶことにする。
このバッテリパック1の電池セル11には、外部端子からスイッチS12および電流センス抵抗15を通じて、電力が供給され、充電がなされる。スイッチ12は、例えば、トランジスタ等の半導体スイッチである。
スイッチ12は、保護回路13(電池保護回路に相当)の制御信号によってオンまたはオフの状態に切り換えられる。保護回路13には、電池セル11の電圧を検出するA/D変換器14(電圧検出部に相当)からのデジタル信号が供給される。ここでは、セルブロックBLK1、BLK2を直列に接続した電池電圧(図1のA1点の電位)が、A/D変換され、保護回路13に伝達される。
そして、保護回路13は、A/D変換器14からの電池電圧と、所定の基準値(以下、保護電圧という)とを比較し、スイッチ12をオンまたはオフにする信号を出力する。保護回路13は、マイクロコンピュータと制御プログラムで構成してもよい。ただし、単純に、図1のA1点の電圧値であるアナログ信号(A/D変換前の電圧)と、アナログの基準電圧とを比較するコンパレータと、コンパレータの出力信号によってスイッチ12をオンまたはオフにする回路で構成してもよい。いずれにしても、保護回路13は、電池セル11を直並列に組み合わせて構成されるバッテリパック1の何れかのセル(セルブロック)の電圧が、所定の保護電圧になると、スイッチ12をオフする。したがって、保護回路13は、電池セル11が、過剰に充電されることを防止する。この処理を過充電保護処理という。
なお、A/D変換器14は、A1点の他、各電池セルブロックの電圧をA/D変換し、I2Cバスを通じて、本体部2に伝達する。また、電流センス抵抗15は、充電電流に比例した電圧降下を発生させる。A/D変換器14は、電流センス抵抗15の両端の電圧もA/D変換し、I2Cバスを通じて本体部2に伝達する。I2Cバスは、シリアルインターフェースバスである。なお、本実施形態では、I2CバスをI2Cバスと表記する。また、本充電回路では、I2Cバスを用いた構成を例示するが、本体部2とA/D変換器14との間の接続は、I2Cバスに限定されるものではない。
本体部2は、負荷20と、負荷20に供給する電力およびバッテリパック1を充電する電力を制御する電源制御部4とを含む。さらに、電源制御部4は、負荷20に電力を供給する電源回路21と、バッテリパック1を充電する充電回路23と、電源回路21および充電回路23を制御するマイクロコンピュータ22を有している。
負荷20は、電子機器の機能を実現する主要部である。電源回路21は、いわゆる定電圧回路、例えば、DCDCコンバータ等である。電源回路21は、バッテリパック1からの電圧またはACアダプタ3からの電圧を負荷20の規定の電圧に変換する。
充電回路23は、定電圧定電流回路であり、マイクロコンピュータ22からの制御信号にしたがい、ACアダプタ3からの電力によって、バッテリパック1を充電する。図1の例では、マイクロコンピュータ22からの制御信号は、D/AコンバータによってD/A変換されたアナログ信号である。
マイクロコンピュータ22(制御装置に相当)は、図示しないCPU、メモリ、I2C等のインターフェース(入力インターフェースに相当)、D/A変換器とその出力端子(
出力インターフェースに相当)等を有する。マイクロコンピュータ22のCPUは、メモリ上のプログラムの実行し、電源回路21および充電回路23への制御信号を生成する。例えば、マイクロコンピュータ22は、I2Cバスに接続される回路(測定回路に相当)を通じて、電池セル11の各部(A1点、A2点等のセルブロック、電流センス抵抗15等)の電圧を監視する。そして、その監視した電圧にしたがって、充電回路23を通じてバッテリパック1を充電する電圧および電流を制御する。
さらに、マイクロコンピュータ22は、保護回路13のオン・オフ入力端子に、オン・オフ信号を入力し、スイッチ12をオフ状態に切り換え可能となっている。オン状態では、保護回路13は、上述の過充電保護処理を実行する。一方、オフ状態では、保護回路13の過充電保護処理の状態に関わらず、スイッチ12はオフしたままとなる。
ところで、保護回路13の過充電保護処理での過充電の判定には、いわゆるヒステリシスが設定されている。例えば、充電電圧が4.25ボルトになると、スイッチ12をオフとして、過充電保護処理が動作する。その場合に、充電電圧が4.20になるまでの間、過充電保護処理が停止せず、スイッチ12は、オフしたままである。そして、充電電圧が4.20ボルト以下となって、過充電保護処理が停止し、スイッチ12がオンとなる。したがって、過充電保護処理の開始判定の充電電圧4.25ボルトと、過充電保護処理の終了判定の充電電圧4.20ボルトとの間で、この例では、0.05ボルトのヒステリシスがある。
本実施形態では、マイクロコンピュータ22が、保護回路13のオン・オフ入力端子をオフにすると、保護回路13はスイッチ12をそのままオフ状態にする。このとき、保護回路13は、ヒステリシスがない状態で動作する(ただし、スイッチ12はオフに維持される)。さらに、マイクロコンピュータ22が、保護回路13をオフにした後、オンにすることによって、保護回路13は、ヒステリシスがない状態で、セルブロックの電圧に応じてスイッチ12をオンまたはオフにする動作を再開することになる。そして、一旦、スイッチ12がオンになると、上記ヒステリシスが形成される。
図2に、充電回路23のブロック図を例示する。充電回路23は、マイクロコンピュータ22からの設定を受け付け、充電電流および充電電圧を制御する充電制御装置231と、充電制御装置231によって、オン状態とオフ状態とが切り換えられるFET232、233と、FET232、233によって生成されたパルス波形によって、起電力を発生す
るコイル234と、コイル234からの出力を受けて、通過する電流に比例した電圧降下を発生する電流センス抵抗235とを含む。なお、図2では省略されているが、コイル234と電流センス抵抗235との間のノードとアースとを結ぶコンデンサを設けてもよい。
以上のような、FET232、233、コイル234が、DCDCコンバータ(同期整流回路)を形成している。このDCDCコンバータの出力電圧、あるいは、出力電流は、充電制御装置231がFET232、233をオンまたはオフにするパルス信号のデューティ比によって決定される。
充電制御装置231には、充電電流設定入力端子236と、充電電圧設定入力端子237とが設けられている。図1のマイクロコンピュータ22は、D/Aコンバータを通じて、充電電流設定入力端子236に参照電圧を供給する。また、図1のマイクロコンピュータ22は、D/Aコンバータを通じて、充電電圧設定入力端子237に参照電圧を供給する。
充電制御装置231は、電流センス抵抗235の両端の電圧と、充電電流設定入力端子
236の参照電圧とを比較し、FET232、233へのパルス信号を制御する。すなわち、充電制御装置231は、電流センス抵抗235の両端の電圧と、参照電圧との差異が小さくなる方向に、負帰還をかけて、パルス信号のデューティ比を制御する。
また、充電制御装置231は、電流センス抵抗235と電池パック1との間(C点)の電位(すなわち、C点とアースとの間の電圧)と、充電電圧設定入力端子の237参照電圧とを比較し、FET232、233へのパルス信号を制御する。すなわち、充電制御装置231は、電池パック1の入り口(C点)の電位と、参照電圧との差異が小さくなる方向に、負帰還をかけて、パルス信号を制御する。
図3に、充電制御装置231の動作を例示する。充電制御装置231は、外部から目標電圧と目標電流を指定されて電池の充電電流と充電電圧とを制御する。図3のように、充電制御装置231の制御は、時間軸上を定電流域と定電圧域とに分けて、シーケンスを実行する。まず、充電の開始時、電池パック1に十分な電荷が蓄積される前は、充電制御装置231は、電流センス抵抗235の両端の電圧降下が充電電流設定入力値となるようにFET232、233によるパルスのデューティ比を制御する。その結果、充電の初期から、電池電圧が所定の限度となるまで、定電流で充電が行われる。定電流で充電されるので、電荷の電池への蓄積とともに充電電圧が上昇する。
一方、バッテリパック1が所定の程度まで充電されると、充電制御装置231は、定電圧制御域で充電を制御する。この場合には、充電制御装置231は、電池パックの入り口であるC点の電圧が充電電圧設定値となるように、FET232、233によるパルスのデューティ比を制御する。その結果、この状態では、充電電流は、徐々に減少していく。すなわち、定電圧で電池に電荷蓄積されるので、内部抵抗に比例する電圧降下、したがって、充電電流が徐々に減少する。
<従来の問題点>
図4に、マイクロコンピュータ22による従来の制御シーケンスを示す。この処理は、マイクロコンピュータ22で実行される制御プログラムによって実現される。この処理では、マイクロコンピュータ22は、まず、充電を開始する(S501)。充電は、例えば、ACアダプタ3から電力供給されたことを契機に開始する。そして、マイクロコンピュータ22にて、以下の工程が実行される。
すなわち、マイクロコンピュータ22は、図1のB点に相当する、電池パック1の端子電圧を取得する。また、マイクロコンピュータ22は、図2の電流センス抵抗235から、充電電流を検出する(S502)。そして、マイクロコンピュータ22は、電池パック1の端子電圧と充電電流とから、電池残量を予測する(S504)。電池残量の予測は、例えば、電池パック1の端子電圧値と、充電電流値と、そのときの満充電に対する電荷量の比率との関係をテーブル化して、マイクロコンピュータ22のメモリに記憶しておけばよい。あるいは、電池パック1の端子電圧値と、充電電流値と、そのときの満充電に対する電荷量の比率との関係を示す実験式をマイクロコンピュータ22の制御プログラムに内蔵しておいてもよい。
そして、マイクロコンピュータ22は、満充電か否かを判定する(S504)。満充電でない場合には、マイクロコンピュータ22は、制御をS502に戻す。一方、満充電の場合には、マイクロコンピュータ22は、充電を停止する(S505)。
しかし、この手順では、以下のような問題がある。図2で説明したように、電流制御回路231は、図2のC点(図1のB点に相当)にて、充電電流および充電電圧を制御する。一方、電池パック1には、保護回路13が設けられ、電池セル11の電圧を監視してい
る。そして、電池セル11の電圧、例えば、図1のA1点の電圧が制限値に達すると、保護回路13は、スイッチ12を遮断する。この処理を過充電保護動作という。この場合に、C点(図1のB点)で測定され、電流制御回路231に入力される充電電圧には測定誤差がある。また、図1のA1点で測定され、保護回路13に入力される電圧にも測定誤差がある。したがって、マイクロコンピュータ22が、電流制御回路231に対して正確に充電電圧および充電電流を指定したとしても、これらの測定誤差の結果、電流制御回路231が充電状態を十分に満充電に近づける前に、保護回路13によって充電が停止される場合が生じえる。
例えば、セル電圧4.2ボルトの充電電圧に対して−0.05ボルトから0.05ボルトの誤差がある。一方、例えば、保護回路13に−0.03ボルトから0.03ボルトの誤差がある場合、充電回路23の上限電圧4.25に0.03ボルトを加えた4.28ボルト以上で過充電保護動作を実行するようにしなければ、充電が途中で停止する場合が生じえる。
逆に、保護回路13にて、4.25ボルトで充電を停止させると、実際の充電電圧4.22ボルトで、充電が停止されることが生じえる。したがって、充電回路23で、誤差を考慮してセル電圧4.25ボルトの充電電圧で充電しようとして、4.22ボルトで強制的に停止され、満充電に至らないことになる。
<充電時の電流電圧の変化例>
図5に、保護回路13による保護がない場合に、充電電圧4.25ボルトで充電する場合の充電電圧と、電荷の残量、および充電電流の時間変化の例を示す。この場合には、充電電圧が、4.25ボルトになるまでは、定電流で充電される。そして、充電電圧が、4.25ボルトになると(時刻T0)、充電回路23は定電圧制御域で動作し、充電電流は徐々に減少しつつ、満充電まで充電される。
図6に、保護回路13の保護が動作した場合の充電電圧と、電荷の残量、および充電電流の時間変化の例を示す。ここでは、例えば、保護回路13のセル電圧測定に0.03ボルトの誤差があり、充電電圧4.22で保護回路13が動作した場合を想定する(時刻T1)。
すると、保護回路13によって、スイッチ12が遮断され、充電電流は0となる。スイッ
チ12が遮断前、充電電圧が4.22であったとしても、スイッチ12の遮断によって、充電電圧、したがって、バッテリパック1の端子電圧は、ある値だけ低下する。この端子電圧の低下値は、充電電流Iと、バッテリパック1の内部抵抗R0の積I×R0で表すことができる。したがって、充電回路13が本来充電しようとした充電電圧よりも、保護回路13の測定誤差ΔVと、内部抵抗R0による電圧降下I×R0分だけ、端子電圧が低下し、充電状態は、満充電に対して不足量ΔQだけ不足する結果となる。その不足分だけ、バッテリパック1から負荷20への電力の供給可能時間が短くなってしまう。
図7に、本実施形態のマイクロコンピュータ22による充電回路23を通じた充電制御時の電流電圧の変化を例示する。図1に示したように、マイクロコンピュータ22は、I2Cバスを通じて、電池セル11の各部の電位(例えば、A1点およびA2点の電位)を監視している。そして、例えば、セルブロックBLK1の入り口(A1点)の電位が所定値、例えば、4.2ボルトに至った場合(時刻T2)、マイクロコンピュータ22は、充電回路23の充電電流設定入力端子236への設定値を変更し、充電電流を時間とともに、低下させる。
その結果、電池パック1の内部抵抗R0による電圧降下I×R0は、充電電流の低下と
ともに、低下する。したがって、図7のように、充電電圧は、4.2ボルトを超えた後に、上昇の程度を低下させる。したがって、充電電圧は、4.22ボルトに至らない。その結果、保護回路13による保護が動作することなく、充電電流が継続する。すなわち、図6の場合よりも弱い充電電流で、充電が継続することになり、充電状態は、図6のように保護回路13による保護が動作した場合より、高い充電状態まで充電できる。
図8に、マイクロコンピュータ22による充電制御処理を例示する。この手順では、まず、マイクロコンピュータ22は、充電電流設定入力端子236に、定電流値を制御する参照電圧を設定するとともに、充電電圧設定入力端子237に、定電圧値を制御する参照電圧を設定する。これによって、マイクロコンピュータ22は、充電の開始を充電制御装置231に指令する(S1)。
次に、マイクロコンピュータ22は、電流センス抵抗15(図1参照)の両端の電圧から充電電流の値を検出する。また、マイクロコンピュータ22は、I2Cバスを通じて、A/D変換器13にて検出されたセルブロックBLK1,BLK2を直列に接続した電圧(アースと、図1のA1点との間の電圧)を検出する(S2)。
そして、マイクロコンピュータ22は、電池残量を予測する(S3)。電池残量は、すでに説明したように、充電電流の値、電池パック1の充電電圧(図1のA1点の電圧)、および電池残量を組にして記憶するテーブル、または、充電電流の値と電池パック1の充電電圧とから電池残量を算出する実験式にしたがって、コンピュータプログラムにて算出すればよい。
次に、マイクロコンピュータ22は、A/D変換器13にて検出された各セルブロックBLK1、BLK2の電圧(A1点とA2点との間の電圧、およびA2点とアースとの間の電圧)を取得する(S4)。
次に、マイクロコンピュータ22は、いずれかのセルブロックBLK1、BLK2の電圧が規定以上か否かを判定する(S5)。この処理を実行するマイクロコンピュータ22が判定部に相当する。
ここで、規定電圧は、保護回路13がスイッチ12をオフにする保護電圧より、所定値だけ低くする。例えば、保護電圧は、図7のように、4.25ボルトであり、規定電圧は、
4.2ボルトである。規定電圧4.2ボルトは、保護電圧4.25ボルトに対して、電流の減少によって、保護回路13の発生を抑制するために十分な値とし、実験的に定めればよい。そして、いずれかのセルブロックが規定以上の場合、マイクロコンピュータ22は、充電電流減少制御処理を実行する(S6)。この処理を実行するマイクロコンピュータ22が電流制限部に相当する。
そして、マイクロコンピュータ22は、満充電か否かを判定する(S7)。満充電でない場合、マイクロコンピュータ22は、制御をS2に戻す。一方、満充電の場合、マイクロコンピュータ22は、充電回路23でのパルス波形の発生動作を中止する。また、図2のFET232およびFET233をオフにする。さらに、スイッチ12をオフにする。さらに、充電電流設定入力端子236と充電電圧設定入力端子237の設定をクリアする。これにより、マイクロコンピュータ22は、充電を停止する(S8)。
図9に、充電電流減少制御処理(図8のS6)の詳細を示す。この処理では、マイクロコンピュータ22は、充電電圧V1を検出する(S61)。すなわち、マイクロコンピュータ22は、図1のA/D変換器14によって電池パック1の端子電圧(図1のA1点の電位)から生成されたデジタル値を、I2Cバスを通じて取得する。
次に、マイクロコンピュータ22は、保護電圧と、検出した充電電圧V1との差分ΔVを算出する(S62)。さらに、マイクロコンピュータ22は、差分ΔVを内部抵抗値R0で除算した限界電流値(ΔV/R0)を算出する。そして、その限界電流値より小さな値の範囲で、電流値I1を決定する(S63)。この電流値I1は、例えば、上記限界電流値そのものでもよいし、所定の安全係数(例えば、0.9)を乗算した値としてもよい。そして、マイクロコンピュータ22は、充電電流をI1に制御すべき、充電電流設定入力端子236に参照電圧を設定する(S64)。その結果、充電電流は、I1に制御される。したがって、充電電流による電圧上昇によって充電電圧V1が保護電圧を超えることはない。そして、マイクロコンピュータ22は、処理を終了し、制御を図8のS7に進める。S61からS64の処理は、図8のS2−S7のループで繰り返される。その結果、電流値I1は、充電状態の進行とともに徐々に低下することになる。また、電流値I1は、保護電圧と、検出した充電電圧V1との差分ΔVに応じて、決定されることになる。
以上述べたように、本実施形態の充電回路によれば、電池パック1の端子電圧が、所定の規定値を超えた場合に、充電電圧が保護電圧に達しないように、充電流を減少させる。したがって、保護回路13によってスイッチ12がオフされることなく、充電回路23による充電を継続できる。そして、充電電圧が、保護電圧に接近するとともに、S63の処理(図9)によって、徐々に充電電流が低下する。したがって、保護回路13を作動させることなく、満充電近くまで電池パック1を充電できる。
さらに、本実施形態では、充電電圧の検出は、A/D変換器13によって検出さされる。そして、A/D変換器13によって検出された充電電圧は、保護回路13と、マイクロコンピュータ22とで、共通に使用される。したがって、保護回路13と、マイクロコンピュータ22とで、測定誤差の食い違いの発生を低減できる。
<変形例>
上記第1実施形態では、図9に示したように、充電電流I1と内部抵抗R0とによる充電電圧の増加分が、保護電圧と検出した充電電圧V1との差分ΔVを超えないように、充電電流I1を減少させた。
しかし、例えば、充電時の充電電圧上昇の時間経過が実験結果、経験値から事前に分かっている場合には、単純に、充電電流を時間とともに、減少してもよい。図10に、そのよ
うな場合の制御を示す。この例では、時刻T2において、充電電圧が、規定電圧に達したものと仮定している。その場合に、マイクロコンピュータ22は、図10のように、時間経過とともに、段階的に、充電電流を低下させる。低下させる程度は、充電電圧の上昇の時間経過よりも、大きくすればよい。充電電圧の上昇の時間経過は、事前に実験的に測定したものをマイクロコンピュータ22のメモリに記憶しておけばよい。または、そのような充電電流を低下させる単位時間当たりの変化量をマイクロコンピュータ22のメモリに記憶しておいてもよい。
逆に、図11に示すように、時刻T2において、充電電圧が、規定電圧に達したとき、充電電流が0近くになるまで大きく低下させてもよい。そして、その後、時間経過とともに、徐々に充電電流を増加してもよい。ただし、その場合に、充電電流によって、保護電圧と、検出した充電電圧V1との差分ΔVを超えない範囲で、段階的に、充電電流を増加すればよい。
上記実施形態では、充電電圧が規定電圧を超えて保護電圧に近づくと、保護回路13が動作しない範囲に充電電流を低下させて充電を継続させる処理を説明した。この場合、一旦保護回路13の過充電保護処理が機能し、スイッチ12がオフになると、ヒステリシス
特性によって、所定限度まで充電電圧が低下するまで、スイッチ12はオンとならない。そこで、一旦過充電保護処理が実行されても、マイクロコンピュータ22がセルブロックBLK1、BLK2の電圧を監視し、充電電圧が保護電圧から低下した場合には、保護回路13をリセットし、ヒステリシス特性を初期状態に戻すようにしてもよい。
図12に、マイクロコンピュータ22による保護回路13のリセット処理を示す。この処理は、保護回路13の過充電保護処理が起動した後に実行される。保護回路13の過充電保護処理が起動したか否かは、例えば、マイクロコンピュータ22が、I2Cバスを通じて、保護回路のステータスを示すレジスタ値を読み出すことで判定できる。また、例えば、電流センス抵抗15を通じて、充電電流を検知してもよい。すなわち、充電回路23を通じて、定電流・定電圧にて図6のように充電を実行しているにも拘わらず、充電電流が極めて小さい場合(例えば、スイッチ12の漏れ電流相当の値以下の場合)に、保護回路13の過充電保護処理が起動したと判定すればよい。
この処理では、マイクロコンピュータ22は、I2Cバスを通じて、セルブロックBLK1、BLK2の電圧を取得する(S11)。
そして、マイクロコンピュータ22は、いずれかのセルブロック電圧が保護電圧以上か否かを判定する(S12)。この処理を実行するマイクロコンピュータ22が、状態判定部に相当する。いずれかのセルブロック電圧が保護電圧以上である場合、マイクロコンピュータ22は、制御をS11に戻す。
一方、すべてのセルブロック電圧が、保護電圧未満となった場合、マイクロコンピュータ22は、まず、保護回路13をオフにする(S13)。これによって、保護回路13は処理を停止し、スイッチ12は、一旦導通状態となる。このとき、保護回路13は、セルブロックBLK1、BLK2等の電圧と、保護電圧との比較処理を中止し、スイッチ12をオンに設定する。
次に、マイクロコンピュータ22は、保護回路13をオンにする(S14)。これによって、保護回路13は、セルブロックBLK1、BLK2等の電圧と、保護電圧との比較処理を最初から開始する。その結果、ヒステリシスのない状態で、セルブロックBLK1、BLK2等の電圧と、保護電圧とが比較され、過充電保護処理が最初から実行される。S13とS14の処理を実行するマイクロコンピュータ22が、解除部に相当する。
このように、一旦、保護回路13をオフ状態にした後に、オン状態とすることによって、過充電保護処理のヒステリシスを初期化して再実行できる。したがって、ヒステリシスの効果によって、一旦過充電保護が作動した後、充電電圧が低下しても、充電電流が再度供給されない事態が継続することを回避できる。
《第2実施形態》
図13に、電子機器の詳細構成例を示す。電子機器は、ACアダプタ3を通じて、本体部2に電力が供給される。本体部2は、バッテリパック1と、電源制御回路4と、負荷20とを有する。
負荷20は、プログラムを実行するCPU111と、CPU111で実行されるプログラム、あるいは、CPU111が処理するデータを記憶するメモリ112と、インターフェース113を介してCPU111に接続されるキーボード114A、ポインティングデバイス114Bとを有する。ポインティングデバイス114Bは、マウス、トラックボール、タッチパネル、静電センサを有するフラットデバイス等である。
また、負荷20は、インターフェース115を通じて接続されたディスプレイ116を有する。ディスプレイ116は、キーボード114Aから入力された情報、あるいは、CPU111が処理したデータを表示する。ディスプレイ116は、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)パネルである。
また、負荷20は、インターフェース117を介して接続された通信部118を有している。通信部118は、LAN(ローカルエリアネットワーク)ボード、無線通信インターフェース(アンテナを含む)、無線受信部(アンテナを含む)等である。
また、負荷20は、インターフェース119を介して接続された外部記憶装置210を有する。外部記憶装置120は、例えば、ハードディスクドライブである。さらに、本体部101は、インターフェース121を介して接続された着脱可能記憶媒体アクセス装置22を有する。着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリカード等である。
このような電子機器としては、この電子機器は、携帯型の装置、例えば、ノート型(あるいはラップトップ型ともいう)のパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、携帯用ゲーム機、電子辞書、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ビデオプレーヤ、携帯型テレビジョン受信機、携帯型ラジオ等である。
上述のように、I2Cバスを通じて、保護回路13が参照するセルブロックの電圧がマイクロコンピュータ22に伝達される。マイクロコンピュータ22は、伝達されたセルブロックの電圧を基に、充電回路23を制御する。このような構成によって、保護電圧に極めて近い電圧にまで、バッテリパック1を充電できる。その結果、バッテリパック1を使用して電子機器を長時間利用できる。
《第3実施形態》
上記第1実施形態では、いずれかのセルブロックBLK1、BLK2の電圧が規定以上か否かを判定し、それらの電圧が規定値以上の場合に、充電電流減少処理を実行した。これによって、保護回路13が過充電保護処理を起動しない範囲に充電電流を抑制し、満充電近くまで充電を継続する充電回路および電子機器を説明した。
本実施形態では、そのような制御に代えて、保護回路13が過充電保護処理を起動したか
否かを検知し、保護回路13が過充電保護処理を起動した場合に、充電電流を低下させ、過充電保護処理が実行されないように状態に制御する。このような手順によっても、第1実施形態と同様に、満充電近くまで充電を継続できる。他の構成および作用は、第1実施形態と同様である。そこで、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じて、図1から図13の図面を参照する。なお、本実施形態の制御による過充電保護回路についても、図13に示した第2実施形態の電子機器に適用できることはいうまでもない。
図14に、マイクロコンピュータ22による保護回路13のリセット処理を示す。マイクロコンピュータ22は、通常は、I2Cバスを通じて、セルブロックBLK1、BLK2の電圧および充電電流を取得する(S102)。セルブロックBLK1、BLK2の電圧は、A/D変換器14を通じて取得する。また、充電電流も、A/D変換器14を通じて電流センス抵抗15の両端の電圧を基に取得する。
そして、マイクロコンピュータ22は、電池残量、すなわち、電池の充電状態を予測する(S103)。充電状態とは、満充電に対する現在のセルの充電状態をいう。そして、マイクロコンピュータ22は、満充電か否かを判定する(S104)。満充電と予測され
た場合、マイクロコンピュータ22は、制御をS102に戻し、電圧と電流の監視を継続する。すなわち、マイクロコンピュータ22は、その後、放電に伴うバッテリパックの充電状態の変化を監視する。
一方、S104の判定で、満充電ではない、と判定された場合、マイクロコンピュータ22は、保護回路13の過充電保護状態を取得する(S105)。保護回路13の過充電保護状態とは、保護回路13の過充電保護処理が起動され充電電流が遮断されているか、否かの状態をいう。保護回路13の過充電保護処理が起動されているか、否かは、例えば、マイクロコンピュータ22が、I2Cバスを通じて、保護回路13のステータスを示すレジスタ値を読み出すことで判定できる。また、例えば、電流センス抵抗15を通じて、充電電流を検知してもよい。すなわち、充電回路23を通じて、定電流・定電圧にて図6のように充電を実行しているにも拘わらず、充電電流が極めて小さい場合(例えば、スイッチ12の漏れ電流相当の値以下の場合)に、保護回路13の過充電保護処理が起動したと判定すればよい。
そして、マイクロコンピュータ22は、過充電保護処理により充電が停止しているか否かを判定する(S106)。この処理を実行するマイクロコンピュータ22が、保護状態判定部に相当する。そして、過充電保護処理によって充電が停止している場合に、マイクロコンピュータ22は、図12のS13およびS14と同様、過充電保護処理のリセットを実行する。
ここでは、まず、マイクロコンピュータ22は、各セルブロックの電圧をI2Cバスを通じて読み出し、いずれかのセルブロックの電圧が保護電圧以上か否かを判定する(S107)。この処理を実行するマイクロコンピュータ22が、電圧状態判定部に相当する。いずれかのセルブロックの電圧が保護電圧以上である場合(S108でNOの場合)、マイクロコンピュータ22は、制御をS102に戻す。
一方、すべてのセルブロックの電圧が保護電圧未満である場合(S108でYESの場合)、マイクロコンピュータ22は、過充電保護処理を解除し(S109)、充電電流を所定値、例えば、定電流による充電時の充電電流の1/2程度に設定する(S110)。S109とS110の処理を実行するマイクロコンピュータ22が、充電制御部に相当する。なお、定電流による充電は、図5の定電流で説明した。
一方、そして、過充電保護処理によって充電が停止していない場合に、マイクロコンピュータ22は、充電電流を最大に設定する。そして、マイクロコンピュータ22は、充電を開始する(S112)。そして、マイクロコンピュータ22は、I2Cバスを通じて、セルブロックBLK1、BLK2の電圧および充電電流を取得する(S120)。そして、マイクロコンピュータ22は、充電電流が停止されているか否かを判定する(S121)。そして、充電電流が停止されている場合に、マイクロコンピュータ22は、充電の制御を停止し(S124)、制御をS102に戻す。ここで、充電電流が停止する原因は、例えば、S106と同様の過充電の他、電池セル11の異常(例えば、加熱)の検出、電池セル11と11との間の電圧のバランスの異常等がある。例えば、加熱により、電池セル11の温度が所定の限度を超えた場合である。また、直列に接続された電池セル11のいずれかが、他の電池セル11と比較して極端に電圧が低い場合である。ここで、過充電の場合には、S110にて充電電流を制限した上での過充電保護回路13による保護であるので、マイクロコンピュータ22は、充電電流を停止してよいと判定する。さらに、電池セル11の異常の場合には、もはや充電の継続は困難であるので、マイクロコンピュータ22は、充電電流を停止する。
一方、過充電保護処理によって充電が停止していない場合に、マイクロコンピュータ2
2は、電池残量を予測する(S122)。そして、マイクロコンピュータ22は、満充電か否かを判定する(S123)。満充電と予測された場合、マイクロコンピュータ22は、充電の制御を停止し(S124)、制御をS102に戻し、電圧と電流の監視を継続する。
一方、S123の判定で、満充電ではない、と判定された場合、マイクロコンピュータ22は、制御をS120に戻し、処理を継続する。
以上述べたにように、本実施形態の充電回路、およびそのような充電回路を搭載した電子機器では、保護回路13の過充電保護処理により充電電流が遮断されているか否かを判定する。さらに、過充電保護処理により充電電流が遮断されている場合に、セルブロックの電圧が保護電圧以上か否かを判定する。そして、セルブロックの電圧が保護電圧未満の場合には、保護回路13をリセットするとともに、充電電流による電圧降下分の電圧が、セルブロックの電圧を上記保護電圧に達しないように、十分に小さい電流値(例えば、上記図14の場合には、通常の定電流による充電時の1/2の電流値)により、充電を再開する。すなわち、本実施形態の処理によれば、第1実施形態の場合と異なり、保護電圧のより低い規定電圧で充電電流減少処理を実行する代わりに、一旦、保護回路13による過充電保護処理が働いた後に、さらに、充電可能であれば、追加の充電を実行する。このような処理によっても、第1実施形態と同様に、電池セルを満充電近くまで充電することができる。
なお、上記第3実施形態では、S106の処理において、通常の定電流による充電時の1/2の電流値とした。しかし、本充電制御回路の処理は、このような値には限定されない。すなわち、一旦保護回路13による過充電保護処理が働いた後に、さらに、充電可能な範囲の十分に小さな充電電流の範囲で充電を継続すればよい。このような充電電流の範囲は、実験的に事前に決定しておいてもよい。例えば、電池セル11の内部抵抗値から事前に決定しておいてもよい。
《その他》
以下に、本回路、本装置、本機器、本方法の特徴を付記する。
(付記1)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池
保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置であり、
前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、
前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を備える電池回路の制御装置。
(付記2)
前記電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、
前記電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有し、
前記判定部は、前記いずれかのセルブロックの電圧が、前記セルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定し、
前記電流制御部は、いずれかのセルブロックの電圧が、セルブロックの保護電圧に前記限度まで近接したと判定されたときに、前記充電電流を前記限度に制限する付記1に記載の電池回路の制御装置。
(付記3)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、
前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を有する充電制御装置。
(付記4)
前記電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、
前記電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有し、
前記判定部は、いずれかのセルブロックの電圧が、セルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定し、
前記電流制御部は、いずれかのセルブロックの電圧が、前記限度まで近接したと判定されたときに、前記充電電流を前記限度に制限する付記3に記載の充電制御装置。
(付記5)
前記入力インターフェースは、シリアル通信により前記電圧検出部が検出した電圧を読み出す付記3または4に記載の充電制御装置。
(付記6)
前記出力インターフェースは、D/A変換器により充電電流を調整する付記3から5のいずれかに記載の充電制御装置。
(付記7)
前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに、時間の経過とともに段階的に充電電流を減少させる付記3、5または6に記載の充電制御装置。
(付記8)
前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに充電電流を
第1の変化量だけ減少させ、さらに、時間の経過とともに前記第1の変化量より小さな第2の変化量で段階的に充電電流を増加させる付記3、5または6に記載の充電制御装置。(付記9)
前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに、前記保護電圧と電池電圧の差に応じて充電電流を減少させる付記3、5または6に記載の充電制御装置。
(付記10)
前記電流制限部は、電池電圧と保護電圧の差が小さくなるにしたがって、充電電流を減少させる付記3、5または6に記載の充電制御装置。
(付記11)
前記電流制限部は、いずれかのセルブロックの電圧がセルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したと判定されたときに、時間の経過とともに段階的に充電電流を減少させる付記4に記載の充電制御装置。
(付記12)
前記電流制限部は、いずれかのセルブロックの電圧がセルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したと判定されたときに、充電電流を第1の変化量だけ減少させ、時間の経過とともに前記第1の変化量より小さな第2の変化量で段階的に充電電流を増加させる付
記4または11に記載の充電制御装置。
(付記13)
前記電流制限部は、いずれかのセルブロックの電圧がセルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したと判定されたときに、前記保護電圧と電池電圧の差に応じて充電電流を減少させる付記4、11、または12に記載の充電制御装置。
(付記14)
前記電流制限部は、いずれかのセルブロックの電圧とセルブロックの保護電圧の差が小さくなるにしたがって、充電電流を減少させる付記4、11、12、または13に記載の充電制御装置。
(付記15)
前記制御装置は、前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が保護電圧を超えているか否かを判定する状態判定部と、
前記電池電圧が前記保護電圧を超えていない場合に、前記電池保護回路による保護を解除する解除部と、を有する付記3、5、および6から10のいずれかに記載の充電制御装置。
(付記16)
前記制御装置は、前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記いずれかのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧を超えているか否かを判定する状態判定部と、
前記すべてのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧を超えていない場合に、前記電池保護回路による保護を解除する解除部と、を有する付記4、11から14のいずれかに記載の充電制御装置。
(付記17)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
制御装置と、
前記制御装置の制御によって前記充電回路を通じて充電される電池と、
前記充電された電池から電力の供給を受ける負荷と、を備え、
前記制御装置は、
前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と

前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を有する電子機器。
(付記18)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置が、入力インターフェースを通じて前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出すステップと、
読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定ステップと、
前記近接したと判定されたときに、出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限するステップと、を実行する電池回路の制御方法。
(付記19)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置であり、
前記電池保護回路の動作状態を示す信号を入力する入力インターフェースと、
前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定部と、
前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が前記保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定部と、
前記電池電圧が前記保護電圧に達していない場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限して充電を再開する充電制御部と、を備える電池回路の制御装置。
(付記20)
前記電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、
前記電池保護回路は、前記いずれかのセルブロックの電圧が、前記セルブロックの保護電圧に達した場合に充電電流を停止させ、
前記電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有し、
前記電圧状態判定部は、前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記いずれかのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧に達しているか否かを判定し、
前記充電制御部は、すべてのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧未満である場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記充電電流を前記限度に制限して充電を再開する付記19に記載の電池回路の制御装置。
(付記21)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧に達した場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記電池保護回路の動作状態を示す信号を入力する入力インターフェースと、
前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定部と、
前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定部と、
前記電池電圧が前記保護電圧に達していない場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限して充電を再開する充電制御部と、を備える充電制御装置。
(付記22)
前記電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、
前記電池保護回路は、前記いずれかのセルブロックの電圧が、前記セルブロックの保護電圧に達した場合に充電電流を停止させ、
前記電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有し、
前記電圧状態判定部は、前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記いずれかのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧に達しているか否かを判定し、
前記充電制御部は、すべてのセルブロックの電圧が前記セルブロックの保護電圧未満である場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記充電電流を前記限度に制限して充電を再開する付記21に記載の充電制御装置。
(付記23)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧に達した場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
制御装置と、
前記制御装置の制御によって前記充電回路を通じて充電される電池と、
前記充電された電池から電力の供給を受ける負荷と、を備え、
前記制御装置は、
前記電池保護回路の動作状態を示す信号を入力する入力インターフェースと、
前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
前記電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定部と、
前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定部と、
前記電池電圧が前記保護電圧に達していない場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限して充電を再開する充電制御部と、を有する電子機器。
(付記24)
電池電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧に達した場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置が、入力インターフェースを通じて前記電池保護回路の動作状態を示す信号を入力するステップと、
前記電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定ステップと、
前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定ステップと、
前記電池電圧が前記保護電圧に達していない場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限して充電を再開するステップと、を実行する電池回路の制御方法。
1 バッテリパック
2 本体部
3 ACアダプタ
4 電源制御部
11 電池セル
12 スイッチ
13 保護回路
14 A/D変換器
15、235 電流センス抵抗
21 電源回路
22 マイクロコンピュータ
23 充電回路
232,233 FET
234 コイル
235 電流センス抵抗
236 充電電流設定入力端子
237 充電電圧設定入力端子

Claims (10)

  1. 電池電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
    電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置であり、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
    読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、
    前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
    前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を備える電池回路の制御装置。
  2. 電池電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
    電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
    読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、
    前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
    前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を有する充電制御装置。
  3. 前記電池は、1つのセルによるセルブロックまたは複数のセルを含むセルブロックを直列に複数接続しており、
    前記電圧検出部は、それぞれのセルブロックの電圧を検出する測定回路を有し、
    前記判定部は、いずれかのセルブロックの電圧が、セルブロックの保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定し、
    前記電流制御部は、いずれかのセルブロックの電圧が、前記限度まで近接したと判定されたときに、前記充電電流を前記限度に制限する請求項2に記載の充電制御装置。
  4. 前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに、時間の経過とともに段階的に充電電流を減少させる請求項2に記載の充電制御装置。
  5. 前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに充電電流を第1の変化量だけ減少させ、さらに、時間の経過とともに前記第1の変化量より小さな第2の変化量で段階的に充電電流を増加させる請求項2に記載の充電制御装置。
  6. 前記電流制限部は、前記電池電圧が前記限度まで近接したと判定されたときに、前記保護電圧と電池電圧の差に応じて充電電流を減少させる請求項2に記載の充電制御装置。
  7. 前記電流制限部は、電池電圧と保護電圧の差が小さくなるにしたがって、充電電流を減少させる請求項2に記載の充電制御装置。
  8. 電池電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電
    池保護回路と、
    電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、
    制御装置と、
    前記制御装置の制御によって前記充電回路を通じて充電される電池と、
    前記充電された電池から電力の供給を受ける負荷と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出す入力インターフェースと、
    読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定部と、
    前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
    前記近接したと判定されたときに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限する電流制御部と、を有する電子機器。
  9. 電池電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
    電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置が、
    入力インターフェースを通じて前記電圧検出部の検出した電池電圧を読み出すステップと、
    読み出した電池電圧が前記保護電圧に所定の限度まで近接したか否かを判定する判定ステップと、
    前記近接したと判定されたときに、出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限するステップと、を実行する電池回路の制御方法。
  10. 電池電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の検出した電池電圧が保護電圧を超えた場合に充電電流を停止させる電池保護回路と、
    電池を充電するときの充電電流を変更可能な充電回路と、を含む電池回路の制御装置であり、
    前記電池保護回路の動作状態を示す信号を入力する入力インターフェースと、
    前記充電電流を制御する信号を出力する出力インターフェースと、
    前記電池保護回路が充電電流を停止させたか否かを判定する保護状態判定部と、
    前記電池保護回路が充電電流を停止させた後に、前記電池電圧が保護電圧に達しているか否かを判定する電圧状態判定部と、
    前記電池電圧が前記保護電圧に達していない場合に、前記電池保護回路による充電電流の停止を解除するとともに、前記出力インターフェースを通じて前記充電電流を所定の限度に制限して充電を再開する充電制御部と、を備える電池回路の制御装置。
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